JPH06507588A - ボートのプロペラ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ボートのプロペラ駆動装置 本発明は、プロペラを備えた少なくとも一つのプロペラシャフトが回転可能に取 り付けられているギヤ収容体から成っているボートのプロペラ駆動装置に関して おり、ギヤ収容体からプロペラの上方に伸長している対キャビテーションプレー トが、プロペラ羽根先端の回転範囲の船尾の方に配置された末端を有し、かつ駆 動装置へ接続したエンジンのからの排気用噴出口を有する排気導管を内蔵してい る。

一般に既知のこのタイプのボートプロペラ駆動装置、排気が対キャビテーション プレートへ誘導される、いわゆる船内／船外駆動装置において、対キャビテーシ ョンプレートの末端は、船尾の方へ開いており、後方へ指向した排気エジェクタ を形成している。滑走速度でこのような駆動装置を備えた滑走モーターボートな 操縦する場合、排気は直接に大気へ噴出され、これは低い排気逆圧の利点がある 。しかし、比較的に大きい表面と大きい上部構造とを有する垂直な船尾梁を備え たボートにおいて、逆吸い込みがある速度において発生し、この結果、もうもう とした煙が船尾梁の後方に残り、ボートにまつわる。船尾に操縦室のあるボート では、排気は、操縦室へ一層吸い込まれて乗員に不快感を起こさせる。船内／船 外駆動装置付きモーターボートから排気を誘導して遠ざけるほかの一般的方法は 、排気を排気導管を通りプロペラハブへ排出することである。このようにして、 排気は滑走速度においてさえも水中に噴出され、逆吸い込みによる操縦室へ吸い 込まれる排気の恐れは、なくなる、しかし、水面下のプロペラハブを通る排気の 噴出は、対キャビテーションプレートを通り直接に大気への噴出よりも高い排気 の逆圧を発生する。

本発明の目的は、一方で低い排気の逆圧を維持し、逆吸い込みによるボートの操 縦室へ吸い込まれる排気の危険を皆無とする対キャビテーションプレートへの排 気導管を有するプロペラ駆動装置を提供することである。

これは、排気導管の排出口が、キャビテーションプレートの下側で開いており、 キャビテーションプレートの末端へ指向し、かつ前記末端から間隔を置いて離れ ており、前記間隔が前記末端からプロペラ羽根の先端の範囲への距離に少なくと も等しいと言う事実による本発明により達成される。

既知の設計と比較して排気排出口を僅かに下方と後方へ移動し、同時に前記排出 口の背後と上方に比較的短い“スクリーン“を配置することにより、排気の逆圧 を増加することな（、逆吸い込みによる排気の危険を完全に解消することが可能 であることが、驚くほど完全に決定された。

本発明によるプロペラ駆動装置の好適な実施態様により、排気導管が円弧状のフ ードにより形成されており、このフードは、対キャビテーションプレートの全長 の主要部分に伸長し、ギヤ収容体から対キャビテーションプレートの下側の周囲 の平面部へ傾斜し、水平な突起部において、ギヤ収容体へ指向した三角形の先端 を有する本質的三角形をなしている。

このような実施態様では、排気の偏向の可能性が最も低く、装置に流れる水が、 対キャビテーションプレートにより駆動装置に望ましくない揚力を加える危険が 無（なる。

本発明は、以降に、付属図面に示された実施例を引用して、詳細に説明されてお り、図１は本発明によるプロペラ駆動装置の下部のギヤ収容体の縦断面を示し、 図２は図１の線■−■を通る横断面を示し、図３は対キャビテーションプレート の下から見た図である。

図１において、１は操舵可能な船外駆動装置の下部のギヤ収容体を示し、一般的 な設計として、５Ｅ−Ａ−８５０４３１０に図示説明されているタイプである。

ギヤ収容体１には、−組のプロペラシャフト２と３が共中心的に取り付けられて おり、この　−シャフトは、それぞれプロペラ４と５を支持している。プロペラ の上方には、従来のように、キャビテーションプレート６がプロペラの上方に船 尾の方へ伸長し、かつ後部プロペラ５の僅か後ろで終端している状態で、ギヤ収 容体１が設計されている。対キャビテーションプレート６は排気導管７を形成し ている。

示されたギヤ収容体１は、キャビテーションプレート６の修正により、問題のタ イプの既知の駆動装置、例えば、５Ｅ−Ａ−８５０４３１０の駆動装置と異なる 。このようにして、排気導管７は既知の設計に対してより低く、プレート６は排 気導管の下半分を形成しかつ前記プレートの下側の平面部分９により囲まれた円 弧状フードを形成している。フード８は、後部プロペラ５の羽根の先端が掃引し ている平面”ａ”において終端し、プレート６の周囲部と一体となり排気導管１ １を形成している。

フード８はギヤ収容体１の後端１２から始まり、対キャビテーションプレートの 平面部分９に対し約１０″から１５″の範囲で変えられ、図１に示された実施例 では、その後部が平面部分９に対し１２″の角αで傾斜している。フード８は、 図３に示されているように、突起部において三角形をなしている。フード８の説 明された形状は、排気の逆圧は影響されず、対キャビテーションプレートの後端 の排出口のこれまで知られたデザインに関しては正規であるもの以外に、流水に よる揚力により作動されないことを意味している。排気の流れが完全にプロペラ の円筒状の流れの外側にあるので、排出口１１の形状と配置は、排気は水面に誘 導され、プロペラの揚力に影響せずにプロペラの水流から離れて運びさられるこ とを意味する。

船尾にあって排出口１１の真上の対キャビテーションプレートの壁の部分１３は 、図１の実施例において、排出口１１の高さの寸法“ｈ”の２倍よりいくらか大 きい縦軸方向の寸法“Ｓ”を有する。実際には、この機能は４０〜５０ｍｍの” スクリーン部分”である。

エンジンが停止して、ボートが静止しているとき、水が排出口１１内へ押し込ま れるのを防止するために、逆止弁が、排出口１１を密閉するために並んで設けら れた一組のゴム製フラップ１４の形で配置されている。エンジンが動作中に、排 出口１１を閉じるフラップの部分１１が排気の流れにより凹部１５へ押し込まれ るように、フラップ１４はＬ字形状をしており、壁の部分１３に固定されている 。流れる水が弁のフラップを開いているように、部分１６は排出口１１の外側に 伸長させることが可能である。

本発明は、二重反転プロペラを有する実施態様に関して説明されているが、この 場合、排出口１１は、後部プロペラ５の範囲“ａ”と同一平面にある。言うまで もないが、本発明は、単一プロペラ駆動装置にも使用することが出来、この場合 、後部プロペラに対する排出口の配置に関する上述の変数は、単一プロペラに適 用される。一般に、排気がプロペラの流れと共に運び去られ、がっ、排気がプロ ペラの吸引側のプロペラの範囲内に吸い込まれないように、排気の流れは放出さ れなければならない。

特表千６−５０７５８８　（４） ＦＩＧ、　２ ＦＩＧ、３ フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、　ＳＥ）、０Ａ（Ｂ Ｆ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、Ｔ Ｇ）、ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　Ｃ３，ＦＩ、　ＨＵ、ＪＰ。

ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＭＧ、　ＭＮ、　ＭＷ、　Ｎｏ、　ＰＬ、　ＲＯ，ＲＵ 、ＳＤ、ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．プロペラを備えた少なくとも一つのプロペラシャフトが回転可能に取り付け られているギヤ収容体から成っているボートのプロペラ駆動装置にして、ギヤ収 容体からプロペラの上方に伸長している対キャビテーションプレートが、プロペ ラ羽根先端の回転範囲の船尾の方に配置された末端を有し、かつ駆動装置へ接続 したエンジンのからの排気用噴出口を有する排気導管を内蔵しており：排気導管 （７）の排出口（１０）がキャビテーションプレート（６）の下側に開口し、か つ前記キャビテーションプレートの末端へ指向し、前記末端から間隔（５）を置 いて離れており、前記間隔（５）が前記末端からプロペラ羽根先端の範囲への距 離に少なくとも等しいことを特徴とするボートのプロペラ駆動装置。 ２．キャビテーションプレート（６）がその下側に円弧状のフード（８）を備え ており、前記フード（８）が排気導管（７）を形成しかつ対キャビテーションプ レート（６）の主要な連結部分へ伸長していることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載のプロペラ駆動装置。 ３．前記フード（８）がギヤ収容体（１）から対キャビテーションプレート（６ ）下側の周囲の平面部分（９）に対する方向に傾斜していることを特徴とする請 求の範囲第２項に記載のプロペラ駆動装置。 ４．フード（８）の下部の範囲が対キャビテーションプレート（６）の平面部分 （９）と１０°〜１５°の角度を形成していることを特徴とする請求の範囲第３ 項に記載のプロペラ駆動装置。 ５．水平な突起部分のフード（８）が本質的に三角形をなしており、その先端が ギヤ収容体へ指向していることを特徴とする請求の範囲第１項から第４項の１つ に記載のプロペラ駆動装置。 ６．キャビテーションプレートを横断する排気口（１１）の寸法がその上下寸法 より実質的に大きく、排気口（１１）から前記排気口の真上に位置しているキャ ビテーションプレートの表面部分（１３）の後端への距離が前記排気口の上下寸 法の２倍に少なくとも等しいことを特徴とする請求の範囲第１項から第５項の１ つに記載のプロペラ駆動装置。 ７．エンジンが停止しているとき、水が排気導管（７）へ流入するのを防止する ために、安全弁手段（１４）が排気口（１１）と調和して働くことを特徴とする 請求の範囲第１項から第６項の１つに記載のプロペラ駆動装置。 ８．前記表面部分（１３）が、エンジンが停止しているときに排気口を密閉する 弁フラップ手段がエンジンが動作しているときに排気圧により折り返される凹部 （１５）を有することを特徴とする請求の範囲第６項と第７項に記載のプロペラ 駆動装置。 ９．共中心的に取り付けられた二重反転駆動可能なプロペラシャフト（２，３） を有するギヤ収容体（１）から成り、各シャフトが個々のプロペラ（４，５）を 支持しており：排気導管の排出口（１１）が後部プロペラ（５）の羽根先端の範 囲“ａ”と少なくともほぼ同一平面にあることを特徴とする請求の範囲第１項か ら第８項の１つに記載のプロペラ駆動装置。