JPH06506811A - 無線プログラミングをもつ通信ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 無線プログラミングをもつ通信ユニット発明の分野 本発明は、一般に通信装置に関する。さらに詳しくは、通信システム内で動作す る通信装置に関する。

背景 通信システム内で動作する無線機は、購入時にユーザにより設定される要件に応 じて、工場またはサービス・センターでプログラミングされるのが一般的である 。中継システム（ｔｒυｎｋｉｎｇ　ｓｙｓｔｅｍ）においては、無線機のプロ グラミングには、周波数の割当１個人回線チャンネルの割当およびフリート（ｆ ｌｅｅｔ）の定義が含まれる。従来のシステムでは１周波数と個人回線情報とが 無線機にプログラミングされる。混合システム（ｍ　＋　ｘ　ｅ　ｄ　ｓ　ｙ　 ｓ　ｔ　ｅ　ｍ　）では、無線機は上記のすべての情報をプログラミングするこ とが要求される。現在は、システムが構築される際に、周波数が中継チャンネル および従来のチャンネルに割り当てられ、そのまま恒久的に設定される。これは 、無線機の個別の変更を行わずにシステムを変更することはできないことを、す べての加入者がある程度知っているためである。そのために、中継モードの呼量 （トラフィック）が非常に少なくなったり、従来の呼量が過密になってもシステ ムのリソースはそのままになる。

また、通信システムで動作する無線機は、コード・プラグな用いており、これら は電子的消去書き込み可能な読み込み専用メモリ　（Ｅ　Ｅ　Ｐ　ＲＯＭ　：　 ＥｌｅｃｔｒｏｎｉｃａｌｌｙＥｒａｓａｂｌｅ　Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ　 Ｒｅａｄ　０ｎｌｙ　Ｍｅｍｏｒｙ）であることが多く、システム情報の一部分 を保持する。一般にこれらのＥＥＰＲＯＭは、工場で無線機内にプラグインされ るか、あるいは無線機の外にプログラミングされる。無線機のコード・プラグの プログラミングは、無線機の発注時に設定された顧客の要件に応じたものでなけ ればならない。これらの要件は、無線機が構築される場合に変更されることもあ り、プログラミングを複雑にし、誤りの起こる余地が大きくなる。状況によって は、プログラミング情報が無線機の発注時に入手できないこともある。このよう な場合は、無線機は製造されて、後でプログラミングされるために保存される。

このような条件のすべてが、局所プログラミングに関わるエラーの可能性を増加 させる。無線通信の顧客は、より質の高い製品を要求するので、このような製品 は、製品の質を落とす可能性のある段階を最小限にして製造することが必要であ る。そのため、工場で顧客の動作情報をプログラミングする必要のない無線機に 対する必要性があることは明がである。

発明の概要 簡単に言うと、本発明により通信システム内で動作する通信ユニットが開示され る。この通信システムには、複数の通信ユニットと１台の制御リソースとが含ま れる。通信ユニットには、制御リソースに信号を送信して、ブートストラップ・ モードの動作を用いてプログラミング情報をリクエストする送信機手段が含まれ る。通信ユニットには、制御リソースにより送られたプログラミング情報を受信 する受信機手段も含まれる。通信ユニットには、送信機手段と受信機手段とに結 合され、受信されたプログラミング情報を用いて通信ユニットをプログラミング するコントローラがさらに含まれる。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明による通信装置の要素のブロック図である。

第２図は、本発明による第１図の通信装置の動作の流れ図である。

第３図は本発明の原理による中央局の要素のブロック図である。

第４図は、本発明による第３図の中央局の動作の流れ図である。

第５図は、第４図の流れ図のサブルーチンの流れ図である。

第６図は、本発明による通信システムである。

好適な実施例の詳細説明 まず第６図には、本発明による通信システム６００が示される。通信システム６ ００には、アンテナ３０２に結合された中央局３００が含まれる。中央局３００ は、本発明の制御リソースを構成する。システム６００には、複数の通信ユニッ トまたは加入者ユニット１００が含まれ、それぞれが個々のアンテナ１０８に結 合されている。またシステム６００には、関連のアンテナ６０４をもつ移動ユニ ット６０２も含まれる。中継器（ｒｅｐｅａｔｅｒ）を用いてエリアのカバー範 囲を改善することができることは、当技術では周知である。これらの中継器は、 不必要に複雑にすることを避けるために図示されていない。この実施例の目的の ためには、中央局３００に中継器が含まれるものとする。通信ユニット１００は 、通信システム６００内のいくつかの携帯ユニットを代表する。以後、無線機、 装置４通信ユニットまたは加入者ユニットという用語は、通信ユニットｌＯＯを 示すために一般的に用いられる。通信システム６゜０は、中継された通信システ ム（ｔｒｕｎｋｅａｃｏｍｍｕｎｉｃａｚｉｏｎ　ｓｙｓｔｅｍ）であることも あり、その場合は、中央局３００のソフトウェアが、中継動作を行うための部分 を含む。移動無線機６０２と無線機１００の動作は、本発明の原理が適用される 限りは、全体として同じである。

反復を避けるために、無線機１００の動作を詳細に説明する。移動無線機６０２ の動作にも同様の説明が適用される。

第１図には、本発明による通信装置１００のブロック図が示される。コントロー ラ１１２が装置１００の中心にあり、大半の要素と結合されている。コントロー ラｌ　］、　２は、多くの通信装置で用いられるマイクロコンピュータであるこ とが好ましい。受信モードでは、コントローラ１１２はアンテナ・スイッチ１１ ４に対して、アンテナ１０８を受信機１０６の入力に結合させるように指示する 。アンテナ１０８で入手可能な無線周波数（ＲＦ）信号が、受信機１０６により 受信され復調される。受信機１０６は、被受信信号を復調し、その部分をコント ローラ１１２と通信する。

コントローラ１１２は、被受信信号の性質を判定して、受信機１０６に対して、 その性質に応じて経路を決定するように指示する。復調された音声信号は、増幅 器を含むスピーカ１０４に送られる。復調されたデータ信号は、コントローラ１ １２の要素により解読された後で、ディスプレイ１０２に送られ、ユーザに対し て提示される。以下に説明されるように、受信機１０６が受信した信号のうちい くつかは、装置１００により内部使用される。これらの被受信信号は、装置１０ ０によりめられたプログラミング情報であるか、あるいはシステムが起こした変 化である。

送信モードでは、コントローラ１１２は、アンテナ・スイッチ１１４に対して、 アンテナ１０８を送信機１１８の出力に結合させるように指示する。送信される 音声信号は、マイクロホン１２０を介して送信機１１８に結合される。

データ信号は、コントローラ１１２に結合されたキーボード１２２を介して入力 される。これらのデータ信号は、コントローラ１１２により処理されて、送信機 １１８による送信のために準備される。送信機の動作は、当技術では周知である 。マイクロホン１２０により生成された音声信号は、送信機１１８により用いら れて、アンテナ１０８を介した送信に適切な搬送波信号を変調する。キーボード １２２に応答してコントローラ１１２により生成されたデータ信号は、同時にあ るいは別々に送信機内で用いられて、搬送波信号を変調する。

装置１００には、２つの動作モード、すなわちブートストラップ・モード（ｂｏ ｏｔｓｒｒａｐ　ｍｏｄｅ）とレギュラー・モードとが含まれる。ブートストラ ップ・モードの動作では、無線機１００は中央局３００との通信機能が制約され ている。コントローラ１１２は、受信機１０６および送信機１１８を用いて、中 央局３００と通信を行い、無線機１００に関するプログラミング情報のリクエス トと受信とを行う。

通常モードの動作では、受信されたプログラミング情報は、後で無線機１００で 用いるために記憶されて、無線機１゜Ｏは、必要に応じて通信システム６００の 要素と通信を行う。

コントローラ１１２は、２つのメモリ・ブロック、ランダム・アクセス・メモリ 　（ＲＡＭ）ｌ　１０と、読み込み専用メモリ　（ＲＯＭ）１１６とに結合され ている。ＲＡＭ１１０は、電子的に消去書き込み可能な読み込み専用メモリ（Ｅ ＥＦＲＯＭ）などの任意の消去可能なメモリ・コンポーネントと置き換えてもよ い。希望に応じて、コントローラ１１２には、無線機１００の設計上の必要によ り両方のメモリ・コンポーネントを入れてもよい。ＲＯＭ１１６は、ブートスト ラップ・モードの動作に関する情報を含み、この情報は、コードとも呼ばれる。

本実施例では、ＲＯＭ１１６と、ＲＯＭ１１６との通信を行いそれに対して機能 するコントローラ１１２の部分とが、装置１００のブートストラップ手段を構成 する。この動作モードは、装置１００がリセットされるか、あるいはユーザによ り再プログラミングのリクエストがなされたときに起動される。ブートストラッ プ・モードでは、コントローラ１１２がＲＯＭ１１６から動作コードを取り出し 、それを実行する。このコードの一部として、コントローラ１１２は、情報リク エスト信号を、送信機１１８を介して中央局３００に送る。この信号は、中央局 ３００からの動作およびパラメータ情報のダウンロードをリクエストする。動作 およびパラメータ情報には、周波数情報、フリート情報１個人回線情報、チャン ネル周辺通話情報（ｔａｌｋ　ａｒｏｕｎｄ　ｃｈａｎｎｅｌｉｎｆｏｒｍａｔ ｉｏｎ）などが含まれる。中央局３００は、このリクエストを受信して、装置１ ００に対して適切な動作情報を送る。

受信機１０６は、中央局３００により送られた情報を受信および復調する。この 情報は、データ信号の形であることが好ましい。復調されたデータ信号は、コン トローラ１１２に送られ、さらに処理される。コントローラ１１２は、この情報 を解読し、必要なものをＲＡＭｌｌ０に記憶する。

ＲＡＭｌｌ０に記憶された情報により、無線機１００は通常の動作モードで動作 することができる。この時点で、無線機１００は、固定局でプログラミングされ た他の通信装置と同様に動作することができる状態にある。希望により、ＲＡＭ ｌｌ０を他の消去可能なメモリ・コンポーネントと置き換えてもよい。

その他の機能において、コントローラ１１２は、無線機のユーザに対して着信信 号のあることを知らせ、メツセージの種類と、無線機のユーザが動作可能にした 、あるいは動作不能にしたオプションの機能とにより、受信したメツセージをさ まざまな方法で提示する。このように、コントローラ１１２は、スピーカ１０４ に警告信号を送ることもある。警告の後で、音声メツセージが受信機】０６によ りスピーカ１０４に送られる。データ・メツセージは、コントローラｌ１２に対 する無線機のアドレス・コードノ後で送られる。このようなメツセージはその後 で、コントローラ１１２により分析され、適切な場合は、ディスプレイ１０２に 送られて表示される。

まとめると、無線機１００にはコントローラ１１２が含まれ、コントローラ１１ ２は送信機１１８を介して中央局３００に再プログラミングのリクエストを送る 。このリクエストは、ＲＯＭ１１６に記憶されているブートストラップ・ルーチ ンを用いて行われる。ブートストラップ・ルーチンは、製造されるすべての無線 機に関して共通であり、工場で無線機の個人専用機化を行う必要がなくなる。受 信機１０６は、中央局３００から戻るプログラミングの詳細を受け取る。この情 報は、コントローラ１１２に送られ、そこで解読されＲＡＭｌｌ０に記憶される 。ＲＡＭｌｌ０に記憶された情報は、無線機１００の動作コンフィギユレーショ ンであり、通信信号の送信または受信に際して無線機１００により使用される。

再プログラミングがリクエストされた場合はいつでもこの手順がとられて、遠隔 地からあるいは無線により無線機をプログラミングすることができる。

第２図には、本発明の原理による無線機１００の動作の流れ図２００が示される 。流れ図２００は、コントローラ１１２により制御および実行される。開始ブロ ック２０２から、動作はブロック２０４を介してブートストラップ・ル・−チン を実行する。ブートストランプ・ルーチン実行のブロック２０４の出力は、範囲 定義のブロック２０６に結合される。このブロック２０６で、オペレータはプロ グラミング・リクエストの範囲を定義する。このときに種々の特徴（周波数、フ リート選択または個人回線指定など）を、オペレータによりリクエストすること ができる。オペレータは、キーボード１２２を用いて一連のコマンドを入力する ことにより、これらの機能をリクエストする。動作の範囲が定義されると、中央 局３００との通信リンクが、基地局との通信のブロック２０８を介して設定され る。ブロック２０８では、送信機１１８が信号を送信し、中央局３００に登録を する。

ブロック２０８の出力は、条件ブロック２１０に結合され、ここでは登録が成功 したか否かに関する決定がなされる。この決定ブロック２１０のノー出力は、条 件ブロック２１２に結合され、そこではカウンタＹの現在値が整数３に等しいか 否かが判定される。カウンタＹは、コントローラ１１２により維持されるソフト ウェア・カウンタであり、登録試行回数を記録するためのものである。決定ブロ ック２１２でイエスの出力がなされた場合は、中央局３００に無線機１００を登 録する試みが３回なされて失敗に終ったことを示す。この登録試行回数は、完全 に動作しているシステムにおいては充分すぎると見なされる。そのためブロック ２１２のイエス出力は、オペレータへの通告のブロック２１３に結合される。ブ ロック２１３で、オペレータは失敗に終った登録試行を通告される。中央局３０ ０への登録の失敗は、無線機またはシステムの不良のためと考えられる。システ ム不良の場合は、システムによっては無線機１００に、ブートストラップ・モー ド動作の一部として緊急ルーチンが備えられており、このルーチンによってオペ レータは、中央局３００またはシステム管理者に対してシステムの不良を知らせ ることができる。この不良がある場合、オペレータは、システム管理者に対して 、システム不良が疑われる旨を通信することができる。条件ブロック２１２のノ ー出力は、カウンタＹを１増分するブロック２０９に接続される。このブロック ２０９では、カウンタＹが増分されて、実行された不成功の登録試行回数を記録 する。

ブロック２０９の出力は、ブロック２０８にフィードバックされて、そこで中央 局３００との登録がもう一度試みられる。ブロック群２０８，２１０，２１２お よび２０９により作られるループは、登録が成功するか、あるいはカウンタＹが ３回の登録失敗を登録するまで続く。

ブロック２１０のイエス出力は、自動的にＹカウンタをリセットして、その後で 情報受信のブロック２１４に結合される。ブロック２１４では、受信機１０６が プログラミング情報、または動作およびパラメータ・コンフィギユレーションを 、アンテナ１０８およびアンテナ・スイッチ１１４を介して中央局３００から受 信する。ブロック２１４の出力は、正常な無線機動作のブロック２１６に結合さ れ、ここでは無線機１００は正常に動作する。ブロック２１６では、コントロー ラ１１２が受信機１０６を介して送られたプログラミング情報を解読し、無線機 １００の動作コンフィギユレーションを再構築し、再構築された動作コンフィギ ユレーションをＲＡＭｌｌ０に記憶する。この時点で、無線機は、工場でプログ ラミングされたかのように機能する。正常な無線機動作のブロック２１６は、引 続きオペレータの命令により無線機１００を動作させる。無線機１００の動作の 一部として、オペレータによりいくつがのりクエストを行うことができる。本発 明の理解に寄与するリクエストがここに含まれ、ブロック２１６の出力として示 される。

正常な無線機動作のブロック２１６の出力は、条件ブロック２２０に結合され、 ここでは無線機がオフになったか否かに関する決定がなされる。ブロック２２０ のイエス出力は、システムとの登録抹消のブロック２２４に結合される。ブロッ ク２２４では、送信機１１８がコントローラ１１２により作成された登録抹消情 報パケットをアンテナ１０８を介して中央局３００に送る。この信号には、無線 機１００が通信をやめたのでそれ以上の通信を送るべきではないという情報が含 まれる。条件ブロック２２０のノー出力は、別の条件ブロック２１８に結合され 、ここで無線機１００により再コンフィギユレーション・コマンド信号が受信さ れたか否かの判定がなされる。状況によっては、中央局３００が通信システム６ ００内の特定の無線機に対して再コンフィギユレーション・コマンド信号を送信 することが必要になる。このような状況の起こる１つの特定の例としては、無線 機ｌＯＯにより使用されている周波数がもはや機能しない場合、あるいは無線機 １００に対して以前プログラミングされた動作コンフィギユレーションの一部が もはや有効でない場合に起こるものがあげられる。またフリートおよび／または 個人回線の変更の場合もある。これらの条件があっても、中央局３００による無 線機ｌｏ。

の再プログラミングは保証される。条件ブロック２１８のイエス出力は、情報受 信のブロック２１４に戻され、ループが継続する。条件ブロック２１８のノー出 力は、さらに別の条件ブロック２２２に接続される。ブロック２２２でなされる 決定は、ユーザが再コンフィギユレーションをリクエストしたか否かに関するも のである。条件ブロック２２２のノー出力は、正常な無線機動作のブロック２１ ６に再び接続される。ブロック群２１６，２１８および２２２により作られるル ープは、再コンフィギユレーションがユーザか中央局３００によってリクエスト されない間は続く。

ブロック２２２のイエス出力は、第２Ｂ図に示される再登録のブロック２２６に 接続される。ブロック２２６では、コントローラ１１８が、新しいユーザ・リク エストを中央局３００に再登録する。ブロック２２６の動作の一部として、新し いユーザ・リクエストは、無線機１００内で使用可能な変更されていないパラメ ータと合成されて、新しいコンフィギユレーションを形成する。次に、新しいコ ンフィギユレーションに対するリクエストが、再登録の形で中央局３００に対し てなされる。ブロック２２６の出力は、条件ブロック２２８に結合され、ここで 再登録が成功したか否かの決定が下される。条件ブロック２２８のイエス出力は 、相互接続部Ｂを介して第２Ａ図の情報受信のブロック２１４に再び結合される 。条件ブロック２２８のノー出力は、再登録失敗を示すブロック２３０に接続さ れる。ブロック２３０は、ユーザに対して、再登録が成功しなかったことを知ら せる。ユーザに対して再登録が失敗したことを知らせると、ブロック２３０の出 力は、相互接続部Ｃを介して第２Ａ図の正常な無線機動作のブロック２１６に結 合される。

まとめると、流れ図２００は、本発明による無線機１００の動作を説明するため に用いられる。開始ブロック２０２からブートストラップ・モードに入り、これ によりユーザは、１組のパラメータを定義して、無線機１００の動作システムの 再コンフィギユレーションをリクエストする。

再コンフィギユレーション・リクエストは、中央局３００に通信される。この通 信は、中央局３００による無線機１００の登録が成功したことが、条件ブロック ２１０のイエス出力で示されるように認められるまで、３回繰り返される。この 時点で無線機１００は、ブロック２１４，２１６によりそれぞれ示されるように 、動作情報を受信し、正常な無線機動作を継続する。無線機が停止してしまった 場合の状況に対処するための準備がなされている。このような場合は、動作は中 央局３００に信号を通信して、無線機１００の登録を抹消する。中央局３００ま たは無線機１００から再コンフィギユレーションのリクエストがなされた場合に 対応する準備もなされている。このような場合は、情報を受信し、正常な無線機 動作を再開するためのループが作られる。

第３図には、本発明の原理による中央局３００の内部要素のブロック図が示され る。中央局３００には、局３００の種々の要素の動作を制御するコントローラ３ ０４が含まれる。受信機３０６と送信機３１４とは、コントローラ３０４に結合 され、それぞれ、受信された信号を処理して、信号を送信する。アンテナ・スイ ッチ３１０は、送信機３１４または受信機３０６を、コントローラ３０４の指示 のもとてアンテナ３１２に結合させる。読み込み専用メモリ（ＲＯＭ）３１６と データ・ベース・ブロック３０２とは、コントローラ３０４のバス上にある。前 者は、コントローラ３０４の動作システムを含むファームウェアを保持する。

後者は、通信システム６００内で動作する無線機に関するコンフィギユレーショ ンおよびパラメータ情報を含む。中央局３００が無線機１００と通信する際の動 作を説明する。

中央局３００は、通信システム６００の他の要素とも同様の方法で通信すること を理解されたい。

アンテナ３１２で受信された無線周波数信号は、アンテナ・スイッチ３１０によ り受信機３０６に結合される。受信機３０６は、受信した無線周波数信号を復調 し、それをコントローラ３０４に結合させる。コントローラ３０４は、復調され た情報を解読して、被受信信号によりなされたリクエストを判定する。被受信信 号が通信ユニット１００による登録またはコンフィギユレーション・リクエスト 信号である場合は、コントローラ３０４は、リクエストされた情報をデータ・ベ ース３０２から検索する。この情報は、コントローラ３０４内で送信できるよう に準備され、送信ｅｌ！３１４に送られる。アンテナ・スイッチ３１０は、送信 機３１４の出力に切り替わり、送信機３１４はアンテナ３１２を介して信号を送 信する。受信機３０６．アンテナ３１０および送信機３１４は、集合的に中央局 ３００の前端部３０８を構成するように図示される。異なる周波数で動作するい くつかの無線機前端部を平行にコントローラ３０４に結合することができる。こ れらの無線機前端部は、被合成信号および制御ライン３１８を介してコントロー ラ３０４に結合される。複数の無線機前端部を用いると、通信システム６００内 の異なる周波数で動作する複数の無線機に対応する。複数の中継器が用いられて いるシステムにおいては、コントローラ３０４を中央に配置して、中継器として 機能するいくつかの前端部に結合することもできる。

実際には、これらの追加された前端部が、中央局３００と通信する際に無線機１ ００を補助する中継器を表す。

上述のように、データ・ベース３０２に含まれる情報が無線機プログラミング情 報である。この情報を用いて、中央局３００は、無線機１００を遠隔地からプロ グラミングすることができる。この遠隔プログラミングの利点は、データ・ベー ス３０２が完全に動的であり、中央の位置に配置することができる点である。無 線機１００の動作に加えられたあらゆる変更点は、データ・ベース３０２で実行 することができる。最新のコンフィギユレーションは中央局３００で常に入手す ることができ、無線機１００により請求できる状態になっている。

第４図は、本発明による中央局４００の動作の流れ図４００を示す。開始ブロッ ク４０２から、動作は条件ブロック４０４に結合され、ここで新たなプートスト ラップ・チャンネルがダウンしたか否かの判定が行われる。受信機３０６は、ブ ロック４０４の動作の一部として、すべてのブートストラップ・チャンネルを監 視して、その活動を９張る。条件ブロック４０４のイエス出力は、ブロック４０ ６に結合され、ここでシステム６００内で動作する無線機に対して、ダウンした すべてのプートストラップ・チャンネルが通告される。この通告を完了すると、 動作は正常なシステム動作のブロック４０８に結合される。条件プロ・ツク４０ ４のノー出力もまた、正常なシステム動作のブロック４０８に結合される。ブロ ック４０８の出力は、ブートストラップ・チャンネル監視のブロック４１０に結 合される。

ブロック４１０の動作には、受信機３０６のブートストラップ・チャンネル上の 空中波の活動の監視が含まれる。ブロック４１０の出力に結合された条件ブロッ ク４１２は、チャンネル活動が検出されたか否かの判定を行う。この決定ブロッ ク４１２のノー出力は、条件ブロック４０４に戻され、ここではブートストラッ プ・チャンネル上にチャンネル活動が検出されない限りループが継続する。条件 ブロック４１２のイエス出力は、信号受信のブロック４１４に結合され、その後 にサブルーチン・ブロック４１６が続く。

ブロック４１６は、リクエスト認定のサブルーチンで、これについては第５図と 共に後で説明する。プロ・ツク４１６の出力は、リクエスト対応のブロック４１ ８に結合される。

ブロック４１８では、受信機３０６により受信されたリクエストに対して、コン トローラ３０４および送信機３１４が機能する。これには、コントローラ３０４ に、データ・ベース３０２からプログラミングおよびコンフィギユレーション情 報をロードする段階が含まれる。次にロードさｈた情報が処理されで、送信機３ １４による送信のために符号化される。リクエスト対応のブロック４１８の出力 は、条件ブロック４０４に戻され、流れ図４００の動作が繰り返される。

第５図には、リクエスト認定のサブルーチンの動作の流れ図４１６を示す。開始 ブロック５０２から、動作は条件ブロック５０４に結合され、ここで受信された パスワードが評価される。ブロック５０４は、受信したパスワードをデータ・ベ ース３０２に記憶されたものと比較する。条件ブロック５０４でノー出力が出さ れると、それは受信されたパスワードが無効であることを示す。このノー出力は 、カウンタＮ増分のブロック５０６に結合される。カウンタＮは、受信された無 効なパスワードの数を数えるために用いられる。ブロック５０６の出力は、条件 ブロック５１２に結合され、ここでカウンタＮの内容が評価される。ブロック５ １２は、カウンタＮが３以下であるか否かを尋ねる。

条件ブロック５１２のイエス出力により自動的にＮカウンタがリセットされ、そ の後で誤ったパスワードをユーザに通告するブロック５２０に結合される。ブロ ック５２０では、中央局３００が通信ユニット１００に信号を送信して、ユーザ に誤ったパスワードが入力されたことを知らせる。

ブロック５２０の出力は、ブートストラップ・チャンネル監視のブロック４１０ に戻され、ユーザは正しいパスワードを入力して送信することが期待される。条 件ブロック５１２のノー出力は、カウンタＮが３より大きな値を有することを示 す。この条件は、ブロック５１８に結合され、ここでメンテナンス・グループに 対して、誤ったパスワードが４回以上無線機１００から受信されたことを知らせ る。

ブロック５１８の出力は、無線機を動作不能にするブロック５２２に結合される 。ブロック５２２では、無効なパスワードが３回受信されたことは無線機１００ が不当に使用されていることを示すとして、中央局３００が無線機１００を動作 不能にする。

条件ブロック５０４のイエス出力は、他の条件プロ・ツク５０８に結合され、こ こでリクエストされたリソースが使用可能であるか否かの決定がなされる。使用 できないリソースがあることを知らせる条件ブロック５０８のノー出力は、ブロ ック５１０に結合され、ここで受信されたリクエストされたコンフィギユレーシ ョン・リストから、被受信信号の使用不能なリソースが除かれる。ブロック５１ ０の出力は、条件ブロック５１４に結合される。このプロ・ツク５１４も、条件 ブロック５０８のイエス出力に接続される。

条件ブロック５１４では、リクエストされたリソースが無線機１００に割り当て られるべきか否かの決定がなされる。

条件ブロック５１４のノー出力は、リクエストされたリソースのうちで、故障の ためではなく、優先順位または機密上の理由から割り当てられないものがあるこ とを示す。これは、さまざまな度合の権限をもつ種々のレベルの管理が、通信シ ステム６００内で動作している用途において特に有用である。ブロック５１４０ ノー出力は、ブロック５１６に結合され、ここでリクエストされたコンフィギユ レーション・リストから適切でないリソースが排除される。ブロック５１６の出 力は、元に戻るブロック５２６に結合される。条件ブロック５１４のイエス出力 も、元に戻るブロック５２６に接続される。元に戻るブロックは、サブルーチン 動作を、第４図のリクエストに対応するブロック４１８に戻す。

まとめると、中央局３００の動作が流れ図４００を用いて説明されている。流れ 図４００は、無線ユニット１００に対して、ダウンしたブートストラップ・チャ ンネルがあることを知らせることにより開始する。無線機１００にこの情報があ ると、他の使用可能なブートストラップ・チャンネル上で、再プログラミング・ リクエストが無線機１００により送信され、中央局３００により受信される。動 作は、チャンネルの活動を監視して、使用可能な着信信号を受信する。再プログ ラミング・リクエストを含む被受信信号は、サブルーチン４１６により認定され る。サブルーチン４１６は、無線機１００によりなされる再プログラミング・リ クエストのそれぞれにおいて要求される有効パスワードのチェックを行う。無線 機１００が不当に使用された場合に対処する用意がある。これは通常、特定の試 行回数を越えて誤ったパスワードが受信されたことにより識別される。リクエス トされたリソースが使用可能であるか、またリクエストされた無線機１００がこ のようなプログラミング情報をリクエストする権限を有するか否かを確認するだ めの用意がなされている。リクエストを認定すると、動作はそのリクエストに対 して機能し、新たなプログラミング・リクエストをめる電波の監視に戻る。

当業者であれば、同様の結果を得るために他のルーチンを使用できることも理解 いただけよう。流れＵｇＪ２００および４００の提示は、本発明の動作の好適な 実施例を示すためのものである。流れ図２００および４００にいくつかの機能を 追加して、システムの機密をより良くすることもできる。流れ図２００および４ ００から、これらがそれぞれ無線機１００と中央局３００の動作を理解するため に必要な基本的な流れ図であることが理解される。これは本発明の基本であるた めである。

中央局を介して遠隔地からプログラミングすることができる無線装置が説明され た。本発明により、通信システム内で動作する無線機の遠隔プログラミングが可 能になる。

再プログラミングのために無線機を号−ビス店に持ち込むことはもう必要ない。

無線機は、オンボード・ブートストラップ・モードを用いて最小限の動作をする 。このモードの一部として、無線機は、通信システム内で動作するすべての無線 機に関する最新のプログラミング情報を有する中央局からプログラミング情報を リクエストする。中央局で受ｍされた再プログラミング・リクエストは、中央局 にあるデータ・バンクから情報を検索することにより対応される。検索された情 報は符号化され、その後で、ブートストラップ・チャンネルを用いてリクエスト した無線機に送信される。無線機の遠隔プログラミングは、製造者が多くの無線 機のコンフィギユレーションを更新しなければならない状況において重要である 。この製造者が使用することのできる経路は、これらの無線機を回収（リコール ）して、サービス店で再プログラミングすることである。これらの無線機を回収 して、再プログラミングするコストはきわめて高い。しかし他に選択の余地がな いので、なすべき決定はない。無線機は、あまり遅れずにプログラミングしなけ ればならない。無線プログラミングは、このコストのかかる手順を容易にし、固 定プログラミングに関わるコストをなくする。本発明により、無線機の再プログ ラミングは日常的な手順となるだろう。システム・オペレータは、小さな再プロ グラミングの変更で実現することができる性能」二の改良を犠牲にしなくてもよ くなる。

本発明の他の重要な利点は、製造工場に見ることができる。この手順により、無 線機はさまざまな段階で無線機に従わなければならない顧客のリクエスト・シー トに従ってプログラミングされる。誤りはよく起こり、いろいろなレベルで発生 する。本発明により、すべての無線機を顧客やシステムに関わりなく、同じよう に工場でプログラミングすることができる。顧客特有のコンフィギユレーション は、後で遠隔操作により無線機にプログラミングされる。工場やサービス・セン ターで特定の顧客に無線機を関連づける必要がなくな−〕だ。

前述の本発明の精神と範囲から逸脱することなく、上述の発明に関して種々の改 良および変更がなされること１！当業者には認識いただけよう。そのため、請求 項１よ、実施例を明らかに実現する特定の制約がなｔ、１場合、特定の実施例に 制約されるものではない。

第１図 にυ 第２Ａ図 第４図 国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．複数の加入者ユニットと、１台の制御リソースとを有する通信システム内で 動作するための加入者ユニットであって： 送信機手段； 受信機手段；および 加入者ユニットの動作を制御する制御手段であって、制御リソースに制限された 通信を提供することにより加入者ユニットが遠隔操作でプログラミングされるこ とを可能にするブートストラップ手段を含み、プログラミング情報のリクエスト および受信を行う制御手段；によって構成されることを特徴とする加入者ユニッ ト。
2. ２．プログラミング情報を記憶する記憶手段をさらに含む、請求項１記載の加入 者ユニット。
3. ３．前記加入者ユニットが携帯式無線機である請求項１記載の加入者ユニット。
4. ４．前記加入者ユニットが移動無線機である請求項１記載の加入者ユニット。
5. ５．消去可能な動作およびパラメータ情報を用いて他の無線機と通信する無線機 であって； 消去可能でないメモリ・ユニットに結合され、制御リソースに対して制限された 通信を行う無線機を提供し、動作およびパラメータ情報のダウンロードに対する リクエストを開始するブートストラップ手段； ダウンロードに対するリクエストに応答してブートストラップ手段に結合される 送信機手段； 動作およびパラメータ情報を受信する受信機手段；および 受信された動作およびパラメータ情報を消去可能メモリ・ユニット内に記憶し、 受信された動作およびパラメータ情報を用いて、他の無線機および制御リソース に対して完全な通信を行う無線機を提供する制御手段；によって構成されること を特徴とする無線機。
6. ６．送信機手段； 受信機手段； 中央局に対して制限された通信を行い、動作コンフィギュレーションをリクエス トおよび受信するブートストラップ手段； 動作コンフィギュレーションを記憶する消去可能な記憶手段；および 消去可能な記憶手段に結合され、受信された動作コンフィギュレーションを用い て無線機の動作を制御するコントローラ手段； によって構成されることを特徴とする無線機。
7. ７．複数の加入者ユニットと１台の制御リソースとを有する通信システム内で動 作する加入者ユニットであって；制御リソースに対してプログラミング・リクエ ストを開始する送信機手段； 制御リソースからプログラミング・データを受信する受信機手段：および 送信機手段と受信機手段とに結合され、受信されたプログラミング・データを用 いて加入者ユニットをプログラミングするコントローラ手段； によって構成されることを特徴とする加入者ユニット。
8. ８．送信機手段がブートストラップ手段を含む請求項７記載の加入者ユニット。
9. ９．コントローラ手段が、受信されたプログラミング・データを記憶する手段を 含む請求項７記載の加入者ユニット。
10. １０．通信システムを動的に遠隔操作でプログラミングする方法であって： プートストラップ・ルーチンを用いて、プログラミングをリクエストする信号を 制御リソースに送信する段階；中央ユニットからプログラミング情報を受信する 段階；および 受信されたプログラミング情報を用いて通信ユニットをプログラミングする段階 ； によって構成されることを特徴とする方法。