JPH06506623A - 骨折部位の固定のためのモジュール型外付固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 骨折部位の固定のためのモジコール盟外付固定装置四肢の骨の接合を行う整形外 科手術のための外付は固定具には、幾つかのタイプがある。これらの固定具は、 通常、骨折部位を整復し、固定することを目的としている。例えば、軸方向の位 置調整装置と組み合わされた、／リンダ梨の本体に取り付けられた２つの固定部 材（顎）から構成される固定具について解説するＥＰＯ４２４２９２特許などを 引用することができる。そのデザイン上の問題から、この固定具は、事前に骨折 部位を整復された骨折にしか利用することができない。運動性を管理することも できず、簡単に動かすこともできない。

更に、重要点として、この固定具はモジュール型ではないので、処置する病理学 的状態によっては使用することができないこともある。とりわけ、事前にそれぞ れの固定部材を本体に固定して、このようにして組み立てた全体を骨折部位の両 側に埋め込む必要がある。

このような条件があるため、このタイプの器具の適用は著しく限定されている。

更に、対象となる骨折部位の治療によって固定具を採用することも不可能である 。

本発明は、このような不便さを、簡単で、確実で、効果的で、合理的な方法で改 善することを目的としている。

更に具体的には、本発明は、成人と青年の上肢、すなわち、上体を支えない腕の 固定具に関するものである。とりわけ、本発明が解決し得る本質的問題点の一つ は、上部及び下部の関節部の動きを維持しながらの骨折部位の固定及び機能位置 における固定である。

このような問題を解決するため、完全にモジュール型で、固定部材の役割を果た し、固定針を取り付けて、骨折部位の両側の所定の角度に固定されるエレメント から構成される、外付は固定具が設計され、開発された。この固定部材には、固 定後、角度を調整することができ、連結軸で位置を固定することができる本体を 、少なくとも１つ取り付けることができる。

そのモジュール型の特性を考慮すると、この本発明による固定具は、個別の臨床 ケースに適用できる。更に、固定具の各構成部品とその配置により、骨折部位の 経過に対応することができ、必要に応じて、分離して、或いは分離しないで、可 動化の管理を行うことができる。

本発明による固定具は、子供の下肢の外付は固定にも適用することができる。

本発明が解決しようとするもう一つの問題点は、必要に応じて、固定具の角度を 大きくし、所定の範囲における可動化を限定し、可動化範囲を大きくすることで ある。

この問題点は、本体と固定部材の間の軸で結合される、適当な可動化連結部材の 役割を果たすエレメントを、少なくとも１つ固定具に設けることで解決される。

本発明が解決しようとするもう一つの問題点は、骨折部位のタイプ及びその経過 によって、一次的に、また、様々な角度に、固定具を構成する各エレメントを所 定の位置に固定することである。

この問題点は、本体と固定部材の間の連結軸をピストンの役割を果たし、本体の 付属品であるスライディング及び走行固定機構と噛み合わせるシリンダ梨ネブク から構成することで解決される。このネックの一方の端には、固定部材の内側に 構成されるスペース内で角度固定機能と共働する球形ヘッドが設けられる。

可動化連結部材と本体の間の連結軸は、ピストンの役割を果たし、本体の付属品 であるスライディング及び走行固定機能と噛み合わせるシリンダ盟ネックから構 成され、同ネックの一方の端には、連結部材の内側に構成されるスペース内で角 度固定機能と共働する球形ヘッドが設けられ、同連結部材と固定部材の間の連結 軸は、シリンダでネットから構成され、その両端部には、連結部材の内側に構成 されるスペース内及び固定部材の内側で構成されるスペース内で、それぞれ角度 固定機能と共働する球形ヘッドが設けられる。

本体内における連結軸の走行固定に関して提起された問題点を解決するため、連 結軸のシリンダ嬰ネックは、同軸に対して垂直方向に配置されたキーと共働し、 このキーは、２つの部分から構成され、制御機構によって軸方向に２つの部分を 接近させて、同時に、各部分の配置の組み合わせによって、軸の走行固定を行う 。

固定部材及びないし連結部材に対する本体の角度固定に関して提起された問題点 を解決するため、連結軸に球形ヘッドを収納するスペースは、ほとんど細長い形 状となっており、制御機構によって制御される２つの部分から構成されるキーと 共働して、キーの２つの部分を軸方向に接近させて、同時に、各部の配置の組み 合わせによって、スペース内における球形ヘッドを移動させて、角度固定を行本 発明が解決しようとするもう一つの問題点は、固定具をあらゆるタイプの骨折に 適応させることである。

この問題点は、連結軸を取り付ける本体の配置をその各端部に対して軸方向とす る、すなわち、９０１ずらずことによって解決される。

本発明が解決しようとするもう一つの問題点は、必要に応じて、位置固定を保護 し、振動から発生する可能性がある漸進的な位置のずれを予防することである。

この問題点を解決するには、連結棒と補強部材を取り付けられるように、本体、 固定部材、および可動化連結部材（単数・複数）を配置するとよい。

更に、器具は、本体、固定部材及び連結部材（単・複）に取り付けるボルトから 構成され、同ボルトには、連結棒の取り付けと、必要に応じての固定軸の取り付 けのために、リング１式を取り付けることができる。

本発明が解決できるもう一つの問題点は、固定部材に取り付ける固定針が回転し ないようにすることである。この問題点は、固定部材を構成する各部分に固定針 を通過させるためのくぼみを設け、各くぼみの長手方向の断面は非直線形状とし て、固定部材を構成する２つの部分を締め付けることにより、固定針の変形を小 さくすることによって解決される。

本発明は、添付図を［ＱＬで、下記の詳細に解説する。

図１は、固定具の基本的組立の平面投影図である。

図２は、図１に対応する正面の透視図である。

図３は、本体の透視図である。

図３ａは、連結軸を９０°の角度に取り付けた、本体のもう一つの実現形状を示 す断面図である。

図４は、本体と固定部材の間の連結軸の異なる実現形状を示している。

図５は、連結軸の走行固定を行う装置の実現形状を示している。

図６と図７は、連結軸の走行固定を図示している。

図８は、固定部材の実現形状の透視図である。

図９は、固定部材の断面図である。

図９Ａは、固定部材の２つの部分を結合し、針を取り付けた後の図９のＡＡライ ンによる横断面図である。

図１０．１１．１２及び１３は、固定部材の位置における連結軸の角度固定の原 理を示すチャート図である。

図１４は、可動化連結部材による本体と固定部材の接続を示す正面図である。

図１５．１６及び１７は、本体へのボルトの様々な取り付は方法を示す透視図で ある。

図１８と１９は、連結棒の取り付けと、必要に応じての固定軸の取り付けのため のリング１式を示している。

図２０．２１，２２．２３及び２４は、連結棒と固定軸の取付は例を示している が、取付は例はこれに限定されるものではない。

図２５．２６．２７，２８．２９及び３０は、連結棒と補強部材の様々な利用法 を示している。

図３１．３２，３３，３４．３５及び３６は、手首の関節の位置における、本発 明による固定具の取付は例を示している。

図３７は、固定具の構成エレメントによるモジュール型の１例の透視図である。

図３８は、肘の関節の位置における、固定具の取り付けを示している。

本願発明の１実施例に係る固定装置は、本体１１固定機能を有する固定部材３、 および固定部材３と本体を連結する連結軸２を有し、該本体１および固定部材３ には連結軸２を取り付けることができるよう構成されたものである。固定部材３ は、固定装置の構成要素を骨折部位の近傍に、所定の角度で固定するための固定 針４を取り付けることができる。

本体１は、概略直方体に近い形状をしており、連結軸２を摺動可能に保持するた めの少なくとも一つの孔ｉｓを有する。連結軸２は、円筒状の柄２ａを有してお り、この柄２ａが本体ｌに設けられた単一または複数の孔１ａに保持される。

連結軸２は球形の端部２ｂを有する。

円筒状の柄２ａは、本体１の孔１ａに挿入されたのち、所定の位置で固定される 。柄２ａは、連結軸２とは垂直方向に設けられたくさび５によって本体１に固定 される。このくさび５は、例えばビス状の駆動機構６によって同軸上で互いに近 付きあるいは離れる方向に移動し、かつ固定される２つの部分５ａ、５ｂを有し ており、該部分に形成された凹部５８１．５ｂｌが連結軸２と接することによっ て連結軸２を本体ｌに対して固定することができる。例えば、この凹部５ａｌ、 ５ｂｌは、箪５図ないし第７図に示すように、５ａ、５ｂの対抗する端部に設け られるものである。

球形の端部２ｂは、固定部材３の凹部３ａによって受け止められる。より詳細に は、凹部３ａは、端部２ｂよりもわずかに細長い形状をしているため、端部２ｂ が、そのなかで回転し固定されることが可能である。端部２ｂは、連結軸の他端 ２ａを本体の凹部１８に固定するのとまったく同様に、くさび７によって固定部 材に対して固定される。

第１Ｏ図ないし第１３図は、固定部材３および連結軸２の球形の端部２ｂを示す ものである。くさび７は、凹部３８内において、前記端部２ｂを固定する。すな わち、球形の端部２ｂは、凹部３ａ内に保持され、第１３図に示すように、くさ び）の作用により凹部３ａの上部内壁面に押し付けられて固定される。

固定部材は、箪９図に示すように、２つの部分３ｂ、３ｃから構成されている。

固定部材の２つの部分３ｂ、３ｃが組み合わされた時には、両者の間に溝３ｂ１ ３ｃｌが形成され、この溝に固定針４を挿通することができる。この溝は、必要 に応じて必要な数だけ設けることができる。

本発明の他の実施態様によれば、第９８図に示すように、溝は必ずしも直線状で はなく、２つの部分３ｂ、３ｃが締め付けられた場合には、固定針４を押し曲げ ることによって固定針４が回転しないように保持する。

本発明のさらに別の実施１様によれば、病理学的あるいは解剖学的な必要に応じ て、本体ｌと固定部材３の間に連結部材８を介在させ、この連結部材８は、連結 軸９、ｌＯによって本体ｌおよび固定部材３に連結される。

この実施例の場合、連結軸９は、円筒状の柄９ａ、及び球形の端部９ｂを有する 。端部９ｂは、連結部材８に設けられた凹部によって保持され、柄９８は本体の 凹部内に保持される。

連結軸１０は、球状の両端部１０ｂ、１０ｃを有する中間継手１０ａを有する。

その端部ｔｏｂは、連結部材８に設けられた孔に、端部１０ｃは固定部材３に設 けられた凹部３ａに同様の方法で保持される。

連結部材９、ｌＯの球形の端部９ｂ％１０ｃは、前述のくさび５．７と同様の部 材によって連結部材８に対して固定される。本体ｌに設けられた、連結軸２．９ を保持するための凹部は、第３ＩＩ図に示すように、互いに同一線上、あるいは 直交する位置に設けられる。

他の実施例においては、本体ｌ、固定部材３及び連結部材８は、単数または複数 の固定及び補強のための補強棒１１を取り付けるための孔を有する。この目的の ために、第１５図ないし第１７図に示されるように、本体１１固定部材３または 連結部材８には、単数または複数の固定具１２が取り付けられている。固定具１ ２は、補強棒１１あるいは場合によっては固定棒１５を、リング１３．１４を介 して支持する軸１２ａを有する構造である（第１８図、第１９図）。

リング１３．１４は、回転可能で、かつ、補強棒１１あるいは固定棒１６を締め 付けて固定するためのねじ１６を有する。第２０図ないし第２４図は、これらの 取付方法を示す図である。

リング１３．１４は、一端はまった（同一形状であり、他端は形状が異なる。

これらによって、リングが固定される。第２５図ないし第３０図は、補強棒の興 なる使用状態を示すものである。

本願発明に基づくエレメント、及び孔の組合せを用いることによって、補強棒ｌ ｌなしで（第３６図）、あるいは複数の補強棒１１を用いて（第３６図）固定装 置を構成することができる。

以下に、補強棒を用いない場合の固定装置の使用方法について説明する。

２つの固定部材３を所定の位置に設置する。次に予め連結軸２によって互いに連 結した固定部材３／本体１／固定部材３の組を据え付ける。

あるいは、所定の位置に設置された固定部材３に対して球形の端部２ｂを介して 連結軸２を取り付ける。予めくさび５を所定の位置に固定した本体ｌを連結軸２ の円筒状の柄２ｂにかぶせ、固定部材３に触れるまで押し込む。本体！のもう一 方の孔には、他の円筒状の柄が挿入される。骨折部位の近傍において、連結軸は 所定の角度に固定される。

補強棒を使用する場合は、固定部材を所定の位置に固定したのちに、第３４図に 示すように、それらは、補強棒及び固定具を介して相互に連結される。次に、２ つの固定部材の間に、必要な連結軸２．９、ｌＯを介して、本体あるいは少なく とも１つの連動部材を押入する。連動部材は、本体及び固定部材の所定の動きと によって、必要な形状の固定装置を実現することができる。

治療の途中において、補強棒を使用すること、あるいは補強棒を削除することに よって、装置の形状を変更することができる。

球形の端部を有する補強棒を使用することによって、振動等の影響によって、本 体と固定部材との間が次第に滑り易くなるようなことを防止することができる。

本体と固定部材間の連結軸を摺動させることによって、部分的に、あるいは全整 形の前後に拘らず、骨折部位に対して、固定装置を取り付けることが可能に連動 部材を１つないしは複数用いることによって、大きな動きが可能になる。

直角に曲がる部位に対しても固定部材を取り付けることが可能になる。

ＦＩ３．１４□ 国際調青報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．固定装置を骨折部位に対して所定の位置に保持するために、固定針を保持す ると共に、少なくとも１つの本体を所定の角度に保持する固定部材を有する骨折 部位のモジュール型外付固定装置。
2. ２．本体及び固定部材の間にあって連結軸を回転可能に保持することのできる連 結部材を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の骨折部位のモジ ュール型外付固定装置。
3. ３．本体と固定部材の間に設けられた連結軸が、本体の凹部に摺動および固定可 能な状態で保持された円筒状の柄を有し、その他端は球形であって固定部材の凹 部に固定可能な状態で保持されたものであることを特徴とする特許請求の範囲第 １項に記載の骨折部位のモジュール型外付固定装置。
4. ４．連結部材と本体との間に設けられた連結軸が、本体の凹部に摺動および固定 可能な状態で保持された円筒状の柄を有し、その他端は球形であって連動部材の 凹部に固定可能な状態で保持され、また、連動部材と固定部材の間に設けられた 連結軸は、連動部材と固定部材にそれぞれ設けられた凹部に保持される球状の端 部を有する中間軸であって、両者の相対運動を許容するものであることを特徴と する特許請求の範囲第１項に記載の骨折部位のモジュール型外付固定装置。
5. ５．連結軸の円筒状の柄がその柄とは垂直に設けられたくさびと接し、該くさび は、共通の軸線上を互いに接近、離間する２つの係止手段を有しており、該係止 手段によって連結軸の相対運動を制限することを特徴とする前記特許請求の範囲 第３項または第４項に記載の骨折部位のモジュール型外付固定装置。 ６、連結軸の球形の端部を収容する凹部は、該球形の端部よりも若干大きな凹部 に保持されており、球形の端部を凹部の内壁面に向かって押圧することにより連 結軸の回転を規制するくさびを有することを特徴とする前記特許請求の範囲第３ 項または第４項に記載の骨折部位のモジュール型外付固定装置。 ７、連結軸を収容するために本体に設けられた凹部は、本体の対抗する側面に結 げられており、かつ凹部は同軸上に設けられていることを特徴とする前記特許請 求の範囲第１項ないし第６項の何れかに記載の骨折部位のモジュール型外付固定 装置。 ８、連結軸を収容するために本体に設けられた凹部は、互いに垂直な方向に設け られていることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項ないし第６項の何れかに 記載の骨折部位のモジュール型外付固定装置。 ９、本体、固定部材、あるいは連動部材の少なくともいずれかに補強棒を係止す るための係止装置が設けられていることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項 ないし第８項の何れかに記載の骨折部位のモジュール型外付固定装置。 １０、本体、固定部材あるいは連動部材に設けられた係止装置は、連結軸あるい は固定針を支持するための止め具を有することを特徴とする前記特許請求の範囲 第１項ないし第９項の何れかに記載の骨折部位のモジュール型外付固定装置。 １１、固定部材は２つの部材から成り、該２つの部材を組み合わせた状態では両 者の間に固定針を挿通するための溝が形成され、該溝には固定針を強固に固定す るための凹凸が設けられていることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項に記 載の骨折部位のモジュール型外付画定装置。