JPH0650646Y2 - クレビス形がいし用コッタ - Google Patents

クレビス形がいし用コッタ

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JPH0650646Y2
JPH0650646Y2 JP1986203817U JP20381786U JPH0650646Y2 JP H0650646 Y2 JPH0650646 Y2 JP H0650646Y2 JP 1986203817 U JP1986203817 U JP 1986203817U JP 20381786 U JP20381786 U JP 20381786U JP H0650646 Y2 JPH0650646 Y2 JP H0650646Y2
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JP
Japan
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cotter
clevis
insulator
insertion hole
tip
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JP1986203817U
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JPS63103010U (ja
Inventor
謙二 東
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Chugoku Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、主に電気事業や鉄道事業等における、送電線
や配電線そして電車送電線等の導体の絶縁支持を目的と
して使用されるがいし、特にクレビス形がいしによるが
いし連の組立や他のクレビス形連結部材との連結に用い
て好適なコッタに関するものである。
〈従来の技術〉 クレビス形がいしとしては、クレビス形懸垂がいし、ク
レビス−クレビス形長幹がいし、クレビス−アイ形長幹
がいし、高圧耐張がいし等が知られており、これらはコ
ッタの使用によりがいし連が形成されたり、他のクレビ
ス形連結部材、例えば、アークホーン取付金具、鉄塔側
取付プレートあるいは耐張形電線クランプなどと連結さ
れている。
従来のコッタ(10)は、第4図の平面図に示すところ
で、両側方へ出張った形状の頭部(11)と、先端付近に
穿設された割りピン穴(12)を有する全長に亘って円柱
状の胴部(13)とからなる構造であった。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記のようにコッタ(10)の胴部(13)先端面が円柱体
をそのまま切断したような偏平状であるために、第5図
に示すように、がいしのクレビス部(3)のコッタ挿入
穴(1a)とアイピン部(4)のコッタ挿入穴(1b)とが
少しでもずれて完全に合致しない状態であると、これら
挿入穴(1a)(1b)にコッタ(10)を挿通させることが
できなかった。また、がいしのかさ(6)の裏面の出張
ったひだ(7)に、コッタ(10)の頭部(11)が当って
コッタ挿入穴(1a)(1b)に押込む作業の邪魔になり、
上記のようにずれた状態の場合には特にコッタ挿通作業
が困難であった。
このために、早期に補修をする必要がある場合、例えば
停電に伴う塔上の補修工事等のように一刻の時間を争う
場合には、特に上記コッタの挿通作業の手間取りが補修
工事の能率を低下させると共に危険性を増す大きな要因
となっていた。また、新規にクレビス形懸垂がいし等の
がいし連を形成するに際しても、第3図の側面図に示す
ように多くの連結部においてコッタが使用されるため
に、そのコッタ挿通作業の簡便化ができる手段の開発が
従来から強く望まれていた。
コッタ先端をテーパ状にすれば、たしかに挿通作業がし
やすくなるが(例えば特開昭54−114825号)、高圧送電
施設等で先の尖った金属棒を用いることは、局部放電の
発生等電気的特性に好ましくない影響を及ぼすとして、
ほとんど検討されていなかった。
本考案はこの点につき、あえて検討を試み、本考案のク
レビス形がいし用コッタが、電気的に予想外に安定なも
のであることが判明し、ここに完成をみたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで、上記従来技術の問題点高圧送電の際にも局部放
電を抑え、しかも作業性を改善するといった点を解決す
るために本考案の絶縁体と絶縁体用のクレビス形がいし
用コッタ、すなわち、頭部(9)と胴部(2)とその先
端付近の割ピン穴(8)を有するコッタであって、コッ
タ挿入穴へ挿通する胴部(2)の先端形状をテーパ面
(20)とし、かつ、円柱状の胴部(2)とテーパ面(2
0)との境目に割ピン穴(8)を穿設したことを特徴と
するコッタを開発したのである。
なお、胴部(2)は先端をテーパ面(20)とするため
に、従来のコッタ胴部の長さより約10mm程度長くするこ
とが望ましく、これ以上長くすると、かさ(6)裏面の
ひだ(7)に接触して挿通できなくなる。
〈作用〉 上記のように、コッタ胴部(2)の先端形状をテーパ面
(20)としたので、第2図に示すようにクレビス部
(3)のコッタ挿入穴(1a)とアイピン部(4)のコッ
タ挿入穴(1b)が完全に合致せずに多少ずれていても、
テーパ面(20)で細くなった胴部(2)の先端部は、が
いしのクレビス部(3)のコッタ挿入穴(1a)を経て次
のがいしのアイピン(4)のコッタ挿入穴(1b)の径内
に入ることができ、その状態からコッタの頭部(9)を
押すと、コッタ挿入穴(1b)は胴部(2)先端部のテー
パ面(20)により、コッタ挿入穴(1a)(1a)の位置と
合致する位置に誘導され、胴部(2)先端部が他方のコ
ッタ挿入穴(1a)に押込まれるのである。
コッタ胴部(2)に設ける割ピン穴(8)は円柱状の部
分とテーパ面(20)との境目に設けたことで、局部放電
のおそれもなく、加工性も作業性も良好となる。
〈実施例〉 以下図面によって本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案に係るクレビス形がいし用コッタの一例
を示す平面図であり、第2図はそのコッタをコッタ挿入
穴へ挿入する手前の状態を示す平面図である。第3図は
クレビス形懸垂がいしのがいし連にコッタを用いる箇所
を示す側面図である。
本考案のクレビス形がいし用コッタ(5)は、これらの
図に示すように、クレビス形がいしの連結部等に用いる
コッタであって、頭部(9)とクレビス形がいしのクレ
ビス部(3)及びアイピン部(4)のコッタ挿入穴(1
a)(1b)へ挿通する胴部(2)とからなり、この胴部
(2)の先端形状をテーパ面(20)としたことを特徴と
する。
第1図に示した一例は、頭部(9)は従来品と同じく両
側方へ出張った形状であり、胴部(2)の形状は先端を
円錐台形状としてテーパ面(20)を形成し、それ以外の
部分を円柱状としたものである。そして、胴部(2)は
この先端をテーパ面(20)にするために従来のコッタの
胴長より約10mm長くしており、円柱状の部分とテーパ面
(20)との境目に割ピン穴(8)を穿設している。
第2図のようにクレビス形懸垂がいし同士を連結してが
いし連を形成するに際して、クレビスキャップのクレビ
ス部(3)の凹部へ次のがいしのアイピン部(4)を嵌
めて、クレビス部(3)のコッタ挿入穴(1a)とアイピ
ン部(4)のコッタ挿入穴(1b)とを合致させ、その連
通したコッタ挿入穴(1a)(1b)へコッタ(5)をこの
頭部(9)を押付けて先端から挿通させるのであるが、
そのコッタ挿入穴(1a)(1b)を完全に合致させること
は困難で、図示のようにコッタ挿入穴(1a)(1b)がず
れるケースがほとんどである。このようにずれた場合に
おいても、本考案のコッタ(5)であると胴部(2)の
テーパ面(20)を有する先端から、クレビス部(3)に
あ一方のコッタ挿入穴(1a)を経てアイピン部(4)の
コッタ挿入穴(1b)へ容易に挿入でき、この状態で頭部
(9)を単に押すことにより、クレビス部(3)にある
他方のコッタ挿入穴(1a)まで挿通させることができる
のである。
第3図のようにがいし連を形成する場合、コッタは多数
の個所、すなわち、数枚、あるいは数十枚にも及ぶがい
しの連通部に使用される。この他、がいし連両端のアー
クホーン取付金具(15)(15)に対する連結部、更に
は、これらのアークホーン取付金具(15)(15)と、U
クレビス(16)(16)で連結された送電鉄塔側取付プレ
ート(17)との連結部や耐張形電線クランプ(18)との
連結部等にもコッタは使用されるものであるから、本考
案のクレビス形がいし用コッタ(5)形状のものを使用
することによりコッタ挿通の作業が容易になり、新規に
上記のようながいし連を組立てる際においても作業時間
の大幅な短縮ができる。
なお、従来では局部放電(コロナ)の虞があるために、
従来技術で述べたような胴部の先端が偏平なコッタ形状
が採用されていたのであるが、本考案者が実験を重ねた
結果、本考案品のように胴部(2)の先端をテーパ面
(20)により細くしても、これによる局部放電は起り得
ないことが判明している。
〈考案の効果〉 以上説明したような本考案に係るクレビス形がいし用コ
ッタであると、クレビス形がいしやクレビス形連結部材
等の連結部におけるコッタ挿入穴同士の位置合せが概略
でよいから、コッタ挿入穴へのコッタの挿通作業を容易
ならしめてがいし連等の組立て作業の能率を高めること
や、特に、停電時等の一刻の時間を争う補修作業の場合
などでも、従来より大幅に短縮された作業時間で完了す
ることができ、作業時間の短縮及び高所作業の安全性の
向上等をもたらし、電気事業や鉄道事業等には勿論のこ
と広く需要側の利益をももたらす有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクレビス形がいし用コッタの一例を示
す平面図であり、第2図はそのコッタをがいしのコッタ
挿入穴へ挿入する手前の状態を示す平面図である。第3
図はクレビス形懸垂がいしによりがいし連を形成する際
にコッタを用いる個所を示す側面図である。第4図は従
来のコッタの平面図であり、第5図はその従来のコッタ
をがいしのコッタ挿入穴へ挿入する手前の状態を示す平
面図である。 (1a),(1b)コッタ挿入穴、(2)胴部 (3)クレビス部、(4)アイピン部 (5)クレビス形がいし用コッタ (9)頭部、(20)テーパ面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレビス形がいし等の絶縁体と絶縁体との
    連結部に用いる頭部(9)と胴部(2)とその先端付近
    の割ピン穴(8)を有するコッタであって、コッタ挿入
    穴へ挿通する胴部(2)の先端形状をテーパ面(20)と
    し、かつ、円柱状の胴部(2)とテーパ面(20)との境
    目に割ピン穴(8)を穿設したことを特徴とするクレビ
    ス形がいし用コッタ。
JP1986203817U 1986-12-24 1986-12-24 クレビス形がいし用コッタ Expired - Lifetime JPH0650646Y2 (ja)

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JP1986203817U JPH0650646Y2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 クレビス形がいし用コッタ

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JPS63103010U JPS63103010U (ja) 1988-07-04
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JPS54114825A (en) * 1978-02-28 1979-09-07 Babcock Hitachi Kk Boiler suspending apparatus

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JPS63103010U (ja) 1988-07-04

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