JPH06506231A - 抗真菌性組成物および抗炎症性組成物の連続投与 - Google Patents

抗真菌性組成物および抗炎症性組成物の連続投与

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JPH06506231A JP4509946A JP50994692A JPH06506231A JP H06506231 A JPH06506231 A JP H06506231A JP 4509946 A JP4509946 A JP 4509946A JP 50994692 A JP50994692 A JP 50994692A JP H06506231 A JPH06506231 A JP H06506231A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗真菌性組成物および抗炎症性組成物の連続投与発明の背景 抗真菌剤とステロイドを配合した医薬組成物は、米国特許第4,298,604 号にみられるように当該技術分野で知られている。この組成物は、例えば紅色白 磨菌、毛癒白廁菌、表皮糸状菌属フロコスム(f 1occosu11)および イヌ小胞子菌による足部口癖、股部口癖および躯幹白層、鵞口癒カンジダによる カンジダ症、並びにでん風菌を原因とする黒なまず、のような様々な皮膚および 膣の感染症に対して、局所的に使用するためのものである。
この特許第 604号の組成物は、これらの感染症が中度から重度の炎症を伴う 場合に有効であるといわれている。この組成物は感染症の発病度により、担当の 臨床医の判断に従って一日に一回以上、数日から数週間にわたり、症状か充分に 改善されるまで投与される。この組成物は、クリーム、軟膏、ローション、溶液 、エアロゾルスプレィ等の形態で局所的に投与できる。無水ワセリンビヒクルの 閉塞効果ゆえに、軟膏が最も効果的なビヒクルのように思われるが、患者にとっ てはクリームまたはローションが、美観上より受け入れやすいように思われる。
膣に投与する場合には、錠剤、座薬または被覆コンドームの使用も有利であろう 。
抗真菌剤とステロイドを配合した局所用の組成物、すなわち抗真菌剤とステロイ ドの両薬剤有効成分を含有する組成物の具体的なものとしては、Lotriso ne (商品名)というクロトリマゾールと二プロピオン酸ベタメタシンからな るクリーム(米国薬局方:USP)がある。
米国食品医薬品局(FDA)は、抗真菌治療の臨床研究の方法、そしてこれと関 連して、認可表示されるその養生法についてのガイドラインを1984年に公表 した。
股部白石のような感染症の治療においては、二週間後にも症状が残る場合には、 特定の医薬組成物による治療を中止すべきである。これは、その特定の治療法が 失敗であったこと、そして別の治療をおこなう必要があることを示すものである 。抗真菌剤/ステロイド療法の場合、このような失敗は、ステロイドが引き起こ す1)感染症と戦う身体の能力を阻止する局所的な免疫抑制、il)真菌の成長 速度の増加、および/または111)耐性のためであり、ステロイドが配合の効 果を減少させるものと考えられるo ”The Physjcians Des k Reference MedicalEconomics Company −(Oradell、 N、J、、 1991年)の第45版の2004頁に、 r Lotrisoneクリームによる治療は、症状が、股部出癖および躯幹白 層の場合には二週間後、足部口癖の場合には四週間後、に残るときには中止すべ きである。この後、抗真菌剤のみを含有する製品であるLotriminクリー ム・を用いて別の治療を開始することができる。」と述べられている。これは最 初の治療法の失敗に基づいた、一つの治療法から他の治療法への切替えである。
Postgraduate Medlcine、 Vol、 87. No、8  (1990年5月1日)の101−108頁にあるDavid M、Pari serの論文“皮膚カンジダ症”の中で、著者は、皮膚病専門医は抗真菌製剤へ のコルチコステロイドの添加を主張してきており、また三日から七日間治療した 後には抗真菌剤を単独で使用できると述べている。
本発明は、医薬製剤、特に、養生法に従って抗真菌剤/抗炎症剤、例えば抗真菌 剤/ステロイドからなる局所用製剤をまず投与し、その後自動的に抗真菌剤を単 独投与するように働く装置の提供をその目的としている。
本発明は、また、オキシコナゾールと、フルチカゾンのような抗炎症剤とを用い 、その後オキシコナゾールを単独で使用する、局所的な真菌感染症の単−的な治 療法の提供をその目的としている。
発明の概要 抗真菌剤と抗炎症剤の両方を含有する第一組成物を先ず投与し、その後有効成分 として抗真菌剤のみを含有する第二組成物を投与する、複数回投与用の局所用薬 剤。
抗真菌剤がオキシコナゾールであり、抗炎症剤がフルチカゾンであるのが好まし い。この薬剤は、単一の作動手段をもち、そしてそれにより最初の動きで第一組 成物が投与され、その後に続く動きで第二組成物が投与される投与器の形態とさ れるのが好ましい。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の第一および第二組成物用に二つの出口ノズルを有する、隔室が 二つあるチューブを示したものである。
図2および2aは、本発明の第一および第二組成物用のニシリンジ型投与器を示 したものである。
図3a、3bおよび3cは、単一のシリンダー中、隔壁で分けられた二つの組成 物用のポンプ状投与器の三つの使用段階を示したものである。
図4は、二つの組成物を同時に投与するための二袋捻り出しチューブを示したも のである。ここで、有効成分は一回に投与される二つの組成物のうち常に一方だ けに含まれる。図4aは、このチューブの断面図である。
発明の詳細な説明 本発明の局所用薬剤の複数回投与用容器には、抗真菌剤と抗炎症剤、例えばステ ロイド、とを含有する第一医薬組成物、および、これとは別の実質的に抗真菌剤 からなる第二医薬組成物が含まれる。抗真菌剤は両組酸物においても同一である のが好ましく、以下に例示される局所的に効果のある抗真菌剤であり、特にオキ シコナゾールか好ましい。
]、イミダゾール、例えばオキシコナゾール、クロトリマゾール、ミコナゾール 、スルコナゾール、ケトコナゾール。
2、アリルアミン、例えばナフチフィン、テルビナフイ ン 。
3、トリアゾール、例えばフルコナゾール、イトラコナゾール。
4、グルカンシンターゼ阻害剤、例えばシロフンギン。
5、チティンシンターゼ阻害剤、例えばニッコマイシンZ0 6、ポリエン、例えばアンフォテリシンB1ナイスクチン、フェリーフンギン。
7、グリセオフルビン。
8、モルフォリン誘導体、例えばアモロルフィン。
9、ピリドン、ピリジンまたはビリジノン、例えばシクロビロソクスオラミン。
10、トリアジン、例えばピリド[3,4−e)−1゜2.4−トリアジン。
11、ピリミジン、例えばフルシトシン。
オキシコナゾールは、1− (2−(4−クロロフェニル)−2−[(2,4− ジクロロフェニル)メトキシイミノ)エチル)−1H−イミダゾールの認可され た名称であり、米国特許第4.124.767号、第4,443.612号およ び第4,550,175号に記載されている。オキシコナゾールの生理学的に許 容される塩には、塩酸塩、硫酸塩および硝酸塩がある。オキシコナゾールは、硝 酸塩の形であるのが好ましい。
本発明に用いられる抗炎症剤は、炎症、腫れ、赤み、痒みまたは痛みを減少させ る下記に記載される一種またはそれ以上のものである。
1、グルココルチコステロイド。
2.5−リポキンゲナーゼ阻害剤、例えばロナボレン、DuP654゜ 3、リポキシゲナーゼ/シクロオキシゲナーゼ阻害剤、例えばベノキサブロフエ ン、テボキサリン、Bl−L−93BS。
4、ホスホリパーゼA2阻害剤、例えばマノアリド。
5、ホスホリパーゼC阻害剤。
6.1oテインキナーゼC阻害剤、例えばスフィンゴシン。
7、インターロイキン−1阻害剤、例えばlX−207−887゜ 8、インターロイキン−1受容体拮抗剤、例えばシナジエン(synergen )化合物0 9.12−METE阻害剤、例えばDuP53QおよびDuP983゜ 10、レチノイド、例えばCD271゜11、PAF拮抗剤、例えばBN−50 730,PCA−4248゜ 12.必須脂肪酸およびそれらの類似体、例えばCD554、CD581゜ 13、ベーター2アゴニスト薬、例えばサルメチロール。
14、かゆみ止め。
特に、コルチコステロイドまたは単にステロイドという名前でも知られているグ ルココルチコステロイドが本発明に用いられる。コルチコステロイドの効果につ いては、W、 Raab lこより Dermatologica 152 ( Suppl、 l) 87−79 (197B)に詳細に記載されている。
第二組成物中には存在させず、第一局所用医薬組成物に用いられるステロイドは 、例えばフルチカゾンのような中程度の効力をもつものであればよい。フルチカ ゾンはプロピオン酸誘導体として用いることができる。
プロピオン酸フルチカゾンは、S−フルオロメチル6a、9a−ジフルオロ−1 1b−ヒドロキシ−16a−メチル−17a−プロピオニルオキシ−3−オキサ ンドロスター1,4−ジエン17b−カルボチオエートの一般名であり、英国特 許明細書第2088877号に開示されている。プロピオン酸フルチカゾンは、 局所的な抗炎症作用をもつコルチコステロイドである。フルチカゾンの別名は、 6.9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−16−メチル−3−オキソ−17−( 1−オキソプロポキシ)−アンドロスタ−1,4−ジエン−17−カルボチオ酸 、(6a、llb、16a、17a)−S−フルオロメチル)エステルである。
本発明で用いられる組成物における抗真菌性および抗炎症性の有効成分の濃度は 、個々の薬剤の効力や治療すべき症状の発症度により異なる。抗真菌剤は、クリ ーム、軟膏またはローションのような局所用形態中に、重量/重量で0.01か ら20.0%程度、特に0.05から5.0%程度存在させることができる。オ キシコナゾールの場合は、0.01から10%の範囲が適当であり、1%が好ま しい。抗炎症剤は、0.0001から20.0%程度、特に0.001から10 .0%程度存在させることができる。フルチカゾンのようなステロイドの場合は 、0.0005から1%程度、好ましくは0.05%使用することができる。
本発明に従って治療される症状には、足部0癖、股部0癖、躯幹0癖、カンジダ 症、脂漏性皮膚炎、および黒なまず等がある。
本発明に従って治療される特定の症状の養生法は、第一組成物で約七日、その直 後、第二組成物でその特定の症状の治療効果が出現するまで一週間から四週間で ある。
第一または第二組成物の塗布は、−日に1〜4回である。
本発明による組成物は、一種またはそれ以上の薬学的に許容される担体または賦 形剤を用いて、通常の方法により簡単に製剤化することができる。このような組 成物は、例えば軟膏、ローション、クリーム、ノくウダー、点滴薬(例えば眼ま たは夏用の点滴薬)またはスプレィの形態をとることができる。本発明の組成物 は、軟膏またはクリームの形態とするのが好ましい。
軟膏は通常、軟パラフィン(白色ワセリン)を溶融し、添加剤、例えば界面活性 剤や溶剤を加えこれを最小量の液状パラフィンに薬剤を加えたスラリーに加えて 混合することにより得られる。この後、この溶融物を制御された条件下で冷却し 、固化するまで攪拌する。
クリームは通常、適当なオイルおよび水溶性界面活性剤を含む上記のように溶融 された軟膏の油性相と、薬剤と適当な抗微生物保存剤とを含有する水性相とを合 わせ、均質化してクリームを形成させ、冷えるまで静か(こ攪拌することにより 得られる。
本発明による組成物は、一般的に、付加的な賦形剤、例えば(安息香酸のような )防腐剤、(ポリソルベート、例えばポリソルベート60、のような)乳化剤、 および(セトステアリルアルコールのような)増粘剤を含有する。
本発明の第一および第二局所用医薬組成物を投与するための装置は、折り曲げ可 能なチューブ、硬質チューブ、広口ビン、ビン、アンプル、エアロゾル缶のよう なスプレィ投与器、含浸バッド、または当該技術分野で知られているその他のど のような形態であってもよい。装置は、単一、すなわちチューブ−個または成型 された一組のチューブのような分離できない単一容器からなり、それにより同一 の装置、好ましくは同一の投与機構および同一の開口が第一および第二組成物の 両方に使用されるのが好ましい。1988年11月18日に出願されたスペイン 特許P、8803996号には、薬剤のような物質を二種類入れ、それらを同時 に投与するための容器が記されている。下記の米国特許には、本発明にそのまま 使用可能か、または図面に示されている特徴に従って変更が可能であり、それに より本発明に使用可能である様々な投与装置が教示されている。
第4,830,221号、第4,821,926号、第4,793,526号、 第4,793,522号、第4,776.496号、第4,715,518号、 第4,684,044号、第4,651,904号、第4,598,843号、 第4,570,829号、第3,946,908号 本発明で使用される二つの組成物を別々に入れるために、径線に沿って設けた垂 直な壁により形成された隔室を二つ有する単一の円筒形の広口ビンを用いること ができる。また二個の別々の装置、すなわち第一組成物と第二組成物にそれぞれ 一つずつの装置を用いることもできる。しかし、両組酸物を含む単一の装置を用 いるのが好ましく、それにより、第一組成物の後に第二組成物が同一の装置から 連続的に投与される。連続投与、すなわち第一組成物から第二組成物への切替え は、手動的であっても自動的であってもよい。手動操作の場合、患者または医師 は、装置を例えばダイアルで調節して第一組成物を投与し、その後再度装置を調 節して第二組成物を投与する。あるいは、手動操作用の装置を予め調節して第一 組成物を投与し、その後手動で調節して第二組成物を投与する。
自動操作の場合には、装置により、予め決めた量の事前に充填された第一組成物 がそれが無くなるまで投与され、そして自動的に第二組成物のみが投与される。
自動的な方式の場合、患者は、切替わった後異なる薬剤が投与されていることに 気付かない。あるいは、本発明による装置により、第一組成物、すなわち抗真菌 性/抗炎症性組成物、を予め決めた量ではなく、予め決めた投与回数投与するこ とができる。その後自動的に抗真菌性組成物に切り替わるか、または単に第一組 成物をこれ以上投与することができなくなり、それにより第二組成物の使用時点 を知る。この方式では、第一組成物を7日間投与するか、14日間投与するか、 また投与は一日に四回、二回または一回かにより、装置から約7回、14回、2 8回または56回投与される。これらの条件は製造時に、または医師の処方箋に より薬剤師が装置に組み込むことができる。
図面に関して、本発明に用いられる装置には、図に示されるチューブ、シリンジ 、ポンプおよびその他の投与器が含まれる。
図1は、第一組成物8と第二組成物10.例えばクリームまたは軟膏、を入れる ための第一隔室4と第二隔室6とを有するチューブ2を示したものである。これ らの組成物は、用いた材料に適するように、隔膜、あるいは波状の、または熱封 止による閉鎖部12により分離して保たれる。これらの組成物は、それぞれキャ ップ14または16を外すことにより投与される。これらのキャップは当該技術 分野、例えば練り歯磨き用のチューブの技術分野、で知られているようにねじの ように回すが、引き抜いて取り外す。キャップ14または16を外した後、側壁 18を内側に押して組成物8または1oを排除する。
図1に示されるように、キャップ14と16の大きさは異なっており、キャップ が違う隔室に付けられて互いに汚染されるのを防いでいる。
図2は、シリンダー22と24とを有する、2aのシリンジからなる投与器2o を示したものである。別々のプランジャー26および28は、例えばゴム製の。
リングまたはその他の弁により、シリンダー中にぴったりはめ込まれている。先 端38または4oがらキャップ3゜または32を外してプランジャー26または 28を押すことにより、組成物34または36をそれぞれユニットから出して皮 膚に塗布することかできる。図2におけるキャップ30および32それぞれの代 わりに、図2aに示す装置を用いることができる。図2aにおいて、半固定キャ ップ 35はノズル37の上に取り付けられている。ノズルには、シリンダー2 2および24の画先端部38および 40の流動口がある。組成物34または3 6を出すために、キャップ35の中を単一の通路39が設けられている。また、 取り外しのできるキャップ4〕が半固定キャップ35に合うように取り付けられ ている。キャップ35は回転させることができ、そのために通路39を、どちら の組成物を投与するかにより、先端38または40に合わせることができる。通 路39がどちらの先端に合わせられているか、すなわち通路39を通って組成物 34または36のいずれが投与されるかどうかが使用者に分かるよう、キャップ 35上に印をつけてもよい。図2aの装置は、プランジャー26および28の両 方が同時に押され、組成物34および36の両組酸物がうっかり投与されるのを 防ぐ。適切に設計されている二重シリンジとしては、Bjo−Pak As5o ciates(5018Industrial Rd、、 Parmjngda le、 NJ 07727)から入手可能な”S l eeve−1ok“ シ リンジ方式のようなバッキングの技術分野で知られているものである。このよう な方式は、二液型エポキシ接着剤のような物質について市場で入手可能である。
図3a、3bおよび3cは円筒状のポンプ42を示したものである。このポンプ はプレート44を押すか、または練り歯磨き用のポンプ技術分野で知られている CalmarまたはPreHTer方式により操作できる。このような方式はC almar社(3335outh Turnbull Canyon Rd、。
C1ty oflndustry、 CA 91749)およびPfeifTe r社(12Roszel Road、 Pr1nceton、 NJ 0854 0)がら入手可能である。Calmar ポンプは米国特許第4.598,84 3号、第4,684,044号、第4,715,518号および第4,793, 522号に記載されている。ポンプ42は、本発明で用いられる第一組成物48 および第二組成物50の入った単一のシリンダー46を有している。
図3bに示されるように、ポンプ42を動がすことにより、組成物48の流れが チューブ52を経て、ノズル54から投与される。作動を繰り返して両組酸物を シリンダーの上方へ動かすと、組成物48および5oを物理的に分離するために 設けた隔膜56も押し上げられる。
隔M56とプレート44がシリンダーの上方に動くにつれ、二つの組成物が混じ らないよう、またプレート44の移動後にシリンダー46中に組成物が残らない ようにするために、隔膜56の端とプレート44の端は密閉性ある弁としてシリ ンダー46の内側の面と接している。
第一組成物48が殆ど全部投与されると、隔1156はチューブ52の鋭端58 と接触する。ユニットを動かしてさらに押すと、図30に示されるように端58 が隔膜56を突き通す。このため、引き続き作動させることにより、第二組成物 50がチューブ52とノズル54を経てユニットから出ることとなる。ポンプの メカニズム、並びにノズルおよびシリンダーの外形については、米国特許第4, 220,261号および第4.961,520号に記載されているように、当該 技術分野で詳しく記述されている。
図4は、本発明に用いられる二重袋状投与器60を示したものである。図4aは 袋状チューブ60の水平方向の断面図である。投与器60は、練り歯磨きチュー ブに用いられるような柔軟性のある樹脂または金属箔からなる材質のチューブ6 2からなる。樽状物64は、チューブ62の内容物がキャップ 68を外した後にノズル66を経て外に出るよう、チューブを折り曲げるために 備えられている。チューブ62の内部には二つの袋70および72があり、それ らの内容物は樽状物64を回した時にそれぞれノズル66から投与される。袋7 0および72の内容物は、それぞれ不活性部と有効成分含有部とからなる。従っ て、袋70には、抗真菌剤と抗炎症剤の混合物をクリームまたは軟膏不活性基剤 に入れたものを含有する組成物74が充填されている。分割線76の下において は、袋70には不活性基剤、好ましくは組成物74で用いたのと同じ基剤のみか らなる組成物78が充填されている。袋72はこれとは逆であり、ここで組成物 80は不活性基剤、好ましくは組成物78と同一の基剤である。不活性基剤組成 物80の下に分割線82があり、これより下において、袋72には、抗真菌剤を 不活性基剤に入れてなる抗真菌性組成物84が充填されている。四つの組成物7 4.78.80および84における基剤クリームまたは軟膏は、すべて同一であ るのが好ましい。樽状物64を回すにつれて、袋70および72とノズル86と を連絡する混合導管86を経て、組成物74と80が投与される。分割線76お よび82が導管86を過ぎると、投与される組成物が74と80の混合物から7 8と84の混合物に変わる。従ってチューブ60は、患者にいかなる切替わりも 気付かれず、あるいは患者に切替えの必要性を思い起こさせることなく、抗真菌 剤と抗炎症剤との混合物を含有する第一医薬組成物と、その後に上記の抗真菌剤 とを連続的に投与する手段を提供する。
本発明に用いられる投与器は、第一組成物と第二組成物とを互いに物理的に接触 させずに保てるものが好ましい。
また、本発明の一部は、オキシコナゾールと抗炎症剤を有効量含有する第一医薬 組成物を感染部に局所投与し、充分な回数塗布して抗炎症剤の効果が出現した後 、実質的に有効量のオキシコナゾールからなる第二医薬組成物を該感染部に局所 投与することからなる、局所的な真菌感染症の治療養生法である。
以下の実施例において、実施例の記述の下の点線は、特定の成分について、左側 にある初めの実施例とその量が同じであることを示す。例えば、実施例Cのセト ステアリルアルコールNFは100mgである。
実施例A オキシコナゾール/プロピオン酸フルチカゾンクリーム下記のクリームは、白色 軟パラフィン、セトステアリルアルコールおよびポリソルベート60の一部から なる脂質相を、適当な容器中で約80℃で攪拌して混合することにより得られる 。水性相は、水、安息香酸およびプロピレングリコールを合わせて、約80℃で 混合して調整する。両相が80℃の時に、攪拌しながら脂質相を水性相に添加す る。このクリーム基剤を60℃に冷却する。
ステロイドと抗真菌剤をポリソルベート60の水溶液(こ入れてスラリーとし、 クリーム基剤に入れて混合する。
クリーム基剤はこの工程中に、室温に冷却される。
斂 諭 1g中 (mg) 硝酸オキシコナゾール 1.147 11.47ブロピオン酸フルチカゾン 0 .05 0.5セトステアリルアルコールNP 10.0 100白色軟z(ラ フインUSP 10.0 10(1ポリソルベート 6ONF 2.5 25プ ロピレングリコールusp to、o to。
安息香酸USP O,22 精製水usp ee、toa eet 賦形物質は±10%変量可。
下記の実施例B−Fは、列挙した成分(mg単位)からなる薬剤クリームについ て記載したものであり、実施例Aと同じ方法で得られる。
成分 BCD E F 硝酸オキシ 11.47 1.147 22.92 114.7 0.1147 コナゾール プロピオン酸 0.5 0.05 1.0 10 0.005フルチカゾン セトステアリル100 −−− −−− −−− −−−アルコールNF 白色軟 100 −−− −−− −一−−−−パラフィンυSP ポリソルベート 25 −−− −一−−−−−−−ONF プロピレン 100 −−− −−− −−− −−−グリコールUSP 安息香酸USP 2 −−− −−− −−− −−−精製水USP Lgと  −一一一−−−−−−−−する量 賦形物質は±10%変量可。
ミリグラムで表された量の下記の成分を合わせて混合器中で混合することにより 、抗真菌剤/ステロイド配合ローションを得ることができる。このローションは 、水を多く使用すること以外は実施例Aでクリームを調製するのと同様の相の方 式で、調製する。
硝酸オキシ 11.47 1.147 22.92 114.7 0.LL47 コナゾール プロピオン酸 0.5 0.05 1.0 10.0 0.005フルチカゾン セトステアリル 50 −−− −一−−−−−−−アルコールNF 白色軟 50 −−− −−− −−− −−−パラフィンUSP ポリソルベート 12.5−−− −−− −−− −−−eONF プロピレン 50 −−− −−− −−− −−−グリコールUSP 安息香酸USP 2 −−− −−− −−− −−−精製水USP Igと  −−−−−−−−−−−−する量 賦形物質は±10%変量可。
実施例L−P オキシコナゾール/−プロピオン酸フルチカゾン軟膏ミリグラムで表さ屯た下記 の成分を混合することにより、以下の軟膏を得ることができる。鉱油と白色ワセ リンとを適当な混合容、器内で70℃以上で混合して、軟膏基剤を得る。有効成 分をプロピレングリコール中に懸濁し、攪拌しながら軟膏基剤に添加する。この 混合物を、混合を続けながら室温に冷却する。
成分 LMN OP 硝酸オキシ lL、41? 1.147 22.92 lL4.7 0.114 7コナゾール プロピオン酸 0.5 G、(151,(l lQ、Q Q、(15グリコール USP 鉱油 50 −一−−−−−−−−−−白色ワセリン 1gと一−−−−−−− −−−−する量 賦形物質は土10%変量可。
実施例Aに記載したのと同様の方法で下記の成分を合わせて混合することにより 、抗真菌性クリームを調製することができる。
成分 %w/w 1g中 (mg) 硝酸オキシコナゾール 1147 11.47ステアリルアルコールNF 12 .0 120セチルアルコールNF 4.5 45 白色ワセリンUSP 15.0 150ポリソルベート 6ONF 5.0 5 0プロピレングリコールUSP 115 115安息香酸USP O,22 精製水USP 50.[i53 50[i、53賦形物質は±10%変量可。
硝酸オキシコナゾール 1.147 11.47ステアリルアルコールNF 4 .0 40セチルアルコールNF L、5 15 白色ワセリンUSP 5.0 50 ポリソルベート eONF 1.7 17プロピレングリコールUSP 3.8  38安息香酸USP O,22 精製水USP 82.653 826.53賦形物質は±10%変量可。
FIG、 2 FIG、 2A FIG、 4 偏際調査報告 フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE。
DK、 ES、FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、LU、M G、MN、MW、NL、No、PL、RO、RU、SD、5E (72)発明者 ジョージ、ニドワード パン リアーアメリカ合衆国ノースカ ロライナ州、チャペル、ヒル、ボールダー、グラフ、208

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.抗真菌剤と抗炎症剤とを有効量含有してなる第一医薬組成物と、有効量の抗 真菌剤から実質的になる第二医薬組成物とを含んでなる、複数回投与用局所用薬 剤容器。
  2. 2.第一および第二医薬組成物中の抗真菌剤が同一である、請求項1に記載の薬 剤容器。
  3. 3.抗炎症剤がステロイドである、請求項1に記載の薬剤容器。
  4. 4.抗真菌剤がオキシコナゾールであり、抗炎症剤がステロイドである、請求項 1に記載の薬剤容器。
  5. 5.抗真菌剤がオキシコナゾールであり、抗炎症剤がフルチカゾンである、請求 項1に記載の薬剤容器。
  6. 6.第一および第二医薬組成物がクリーム、軟膏またはローションである、請求 項1に記載の薬剤容器。
  7. 7.第一医薬組成物と第二医薬組成物とを物理的に互いに接触させずに保つ手段 をさらに含んでなる、請求項1に記載の薬剤容器。
  8. 8.薬剤容器が、第一および第二医薬組成物用の単一の出口部分と医薬組成物を 投与器から除去する手段とを有する投与器の形態であり、かつ、手段の繰り返し 作動により第一医薬組成物のみを初めに投与し、それを所望量除去した後、第二 医薬組成物のみを投与する、請求項1に記載の薬剤容器。
  9. 9.オキシコナゾールと抗炎症剤とを有効量含有してなる第一医薬組成物を感染 部に局所投与し、充分な回数塗布して抗炎症剤の効果が出現した後、有効量のオ キシコナゾールから実質的になる第二医薬組成物を感染部に局所投与することを 含んでなる、局所真菌感染症の治療養生法。
  10. 10.第一および第二医薬組成物中に抗真菌剤が同一の濃度で存在する、請求項 9に記載の養生法。
  11. 11.第一医薬組成物を約一週間、毎日少なくとも一回投与し、その後第二医薬 組成物を少なくとも一週間、毎日少なくとも一回投与する、請求項9に記載の養 生法。
  12. 12.抗炎症剤がステロイドである、請求項9に記載の養生法。
  13. 13.ステロイドがフルチカゾンである、請求項12に記載の養生法。
  14. 14.第一および第二医薬組成物がクリーム、軟膏、またはローションである、 請求項9に記載の養生法。
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