JPH06505944A - 絞り出し瓶用分配閉鎖蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチックの絞り出し瓶に対して特に有用な液体分配閉鎖蓋に関する 。前述のような瓶は、例えば清涼飲料水、ミネラルウォータ、洗滌液、ケチャツ プ、潤滑油等のような液状あるいは半液状物質を一般的に入れるものである。

発明の開示 本発明による分配閉鎖蓋は、一実施例においては、プラスチック製の絞り出し瓶 の首部分に嵌合するプラスチック製キャップ部材に対して、１個の開放位置と２ 個の閉鎖位置とを存し、軸線方向に摺動しうる閉鎖蓋本体を含む。２個の閉鎖位 置の中の第１の位置において、閉鎖蓋本体はキャップ部材内で栓形式の弁面と第 １の密封接続を行い、かつ閉鎖蓋本体はキャップ部材内で軸線方向に延びるポス トと密封接続している。

さらに、ポストを囲む管状スリーブにより密封接続が提供される。このようにし て提供された４個の確実な密封部により漏洩に対して極めて確実に防止する。

第２の閉鎖位置において、閉鎖蓋本体はポストとキャップ部材のスリーブとに対 して密封接続を行い、閉鎖蓋本体は栓形式の弁面から外れる。前記第２の閉鎖位 置の目的は閉鎖蓋本体とキャップ部材との間で低摩擦接続を提供することにより 、人間の極僅かの力で閉鎖蓋本体か第２の閉鎖位置と第３の開放位置との間で容 易かつ迅速に動きつるようにすることである。典型的には、例えばオートバイに 乗っているか、自動車を運転しているか、スポーツをやっているか、あるいは食 事中またはその他の機会であって絞り瓶は閉鎖しておきたいが、閉鎖蓋本体を簡 単に動かして液体を急速に間欠的に分配したい場合に絞り瓶を中味の分配のため に実際に使用するときは閉鎖蓋本体は第２の閉鎖位置に保持されている。

本発明の別の実施例においては、閉鎖蓋本体は閉鎖位置と、開放位置と、分配開 口を通して少量の液体を流出させることのできる中間位置とを有している。閉鎖 蓋本体における密封用帯が閉鎖蓋本体をその中間位置において解放可能に保持す る変形可能の停止部材として作用する。閉鎖蓋本体をその中間位置に位置させて プラスチック瓶に手で絞り作用を加えると、限定された量の液体が分配閉鎖蓋か ら排出される。

分配閉鎖蓋はその閉鎖蓋本体が限定された位置の間で直線のブツシュ・プル運動 をするよう規制されるように構成しうる。代替的に閉鎖蓋は閉鎖蓋本体が完全閉 鎖位置にあるとき回転ロック運動をするように構成してもよい。回転ロック運動 はくさび作用あるいはカム作用を含むことによって閉鎖蓋本体とキャップ部材と の間で極めて緊密な密封が発生する。例えば瓶か炭酸飲料を入れている場合飲料 水の品質を保つためにガス圧力を保つ必要があるので緊密な密封が望ましい。

背景技術 ある点において、本明細書において開示した分配閉鎖蓋はアール、ハザード（Ｒ ，Ｈａｚａｒｄ）に対する米国特許第３．７７７．９３６号に示す閉鎖手段と似 ている。しかしながらハザードの特許による閉鎖蓋は、閉鎖蓋本体か比較的容易 に摺動すること、あるいは多数の確実な密封部があること、種々の閉鎖位置があ ること、あるいはガス密の回転くさびロック作用があることを含む本発明の顕著 な特徴を開示していない。

図面の簡単な説明 第１図は本発明を実施した分配閉鎖蓋の断面図、第２図は異なる調整位置におい て運動可能の閉鎖蓋本体を示す、第１図の線２−２に沿って視た断面図、第３図 は第２図の線３−３に沿って視た横断面図、第４図は完全閉鎖位置において運動 可能の閉鎖蓋本体を示す、第１図と同じ方向から視た図、第５図は第１図から第 ４図までに示す分配閉鎖蓋の構造の詳細を示す破断断面図、 第６図は本発明の別の実施例の構造詳細を示す第５図と同様の図、 第７図は本発明を実施した別の液体分配閉鎖蓋の一部断面で示す斜視図、 第８図は異なる調整位置において閉鎖蓋本体を示す第７図と同様の図、 第９図は第７図の線９−９に沿って視た断面図、第１Ｏ図は第９図の１０−１０ において円で囲んだ構造の特徴を示す破断拡大図、 第１１図は第８図の線１１−１１に沿って視た図、第１２図は第９図の線１２− １２に沿って視た断面図、第１３図は第１２図の線１３−１３に沿って視た破断 側面図である。

発明を実施するための最良の態様 図面を参照すれば、第１図から第５図まではプラスチック製絞り出し瓶の首部分 に使用する液体分配閉鎖蓋を示す。分配閉鎖蓋は中実軸線８を有する一体のプラ スチック製キャップ部材１０を含む。キャップ部材は瓶の端壁を形成するように された半径方向の壁１２と、軸線８と同心状であり、かつ絞り出し瓶の外側にね じを付けた首部分の周りでねじ接続するようにされた環状のスカートＩ４と、口 開口１７を形成するよう壁１２から軸線方向に延びている管状スリーブ１６とを 含む。２個の内側アーム１９が壁１２から軸線８に対して平行に延びスカートＩ ４により画成される空間内で半径方向ディスク２１を支持している。短い円筒形 の栓２３がディスク２１から軸線方向に延び円筒形の弁面２４を形成する。細長 い円筒形ボスト２５か口開口１７を介して栓２３から軸線方向に延びている。

本装置の可動要素は外方にフランジの付いた端壁において一端が終る細長い管状 側壁２７を存する一体のプラスチック閉鎖蓋本体２６からなる。円筒形の分配開 口３１はボスト２５と軸線方向に整合して端壁２９を貫通している。細長い側壁 ２７は、静止スリーブ１６の内面に画成された２個の環状溝３５．３７のいずれ かへ選択的に延びる形状並びに寸法とされた環状の突出リブ３３を有する。側壁 ２７はスリーブ１６の内面と摺動可能に係合するようにされた環状の密封帯３９ も存している。

第５図から最良に判るように、各溝３５，３７の断面は長方形である。関連の突 出リブ３３は基本的に半円形断面であり、そのためスリーブ１６の内面と二点係 合する。各環状溝３５または３７の半径方向深さ寸法は突出リブ３３の半径方向 突出寸法より多少大きくそのためリブか溝の縁部と望ましい接触線のみにおいて 確実に係合するようにする。リブは軸線方向に離隔した２個所でスリーブ１６の 溝に対して密封しうる。

第５図は断面が三角形であって、頂点部分がスリーブＩ６の内面に面している状 態の密封帯３９を示す。密封帯３９がスリーブ１６の面と摺動可能に係合してい るとき（第１図に示す状態）、帯の頂点は接触圧により僅かに変形されることに よってスリーブ面に対する厚い線密封係合を提供することかできる。管状壁２７ の外径はスリーブ１６の内径より多少小さく、そのためリブ３３と帯３９の介在 するところを除いて管状壁とスリーブとの間に空隙ができ、摩擦の無い接続か得 られる。

第４図は完全閉鎖状態での諸要素を示す。管状側壁２７の端部分４０は栓の面２ ４を密封可能に囲み、一方ボスト２５は分配開口３１と密封嵌合している。突出 リブ３３は溝３７内で密封嵌合する。開口３１の縁面はボスト２５の側面に対し て平行であるため第４図に示す状態において２つの面の間には接触状態が延在し ている。開口３１の直径はボスト２５の直径より僅かに小さくして、そのため開 口の面がボストを緊密に掴持して密封作用を高めることができる。

第２図は第２の閉鎖位置における諸要素を示し、そこでは本体２６が分配開口３ １と依然として密封嵌合しており、突出リブ３３が溝３５内で密封嵌合している 位置まで外方に引張られている。

第１図は閉鎖蓋本体２６がボスト２５から外れている開放位置において該本体を 示す。壁２７にある２個の外方半径方向のフランジ４１か本体２６の運動を制限 する。

第３図に示すように、フランジ４１はアーム１９の間で円周方向に開放した空間 内で延びている。閉鎖蓋本体２６が第１図に示す位置まで引張られると、フラン ジ４１か壁１２と係合することにより閉鎖蓋本体の運動を制限する。第１図に示 す位置において、密封溝３９はスリーブ１６の内面と密封係合する。第１図と第 ２図とに示す位置の間の閉鎖蓋本体の運動は、管状側壁２７と枠面２４との間に 摩擦抵抗が無いため容易に達成される。第２図は中間閉鎖位置を示す。

第１図に示す位置あるいは第２図に示す位置において管状壁２７内部の空間へ液 体が抑制されることなく流れるようにする通路としてアームの間の円周方向の空 間が作用するように中実軸線８を通って延びる直交線にアーム１９が位置してい る。

第６図は、静止スリーブ１６の内面に環状溝３７が１個のみ画成されている本発 明の別の実施例を示す。本実施例は、前述の実施例に対して第４図に示した閉鎖 位置に全体的に対応する、第６図に示す１個の閉鎖位置即ち形態のみを提供する 。第６図には、前述の実施例に対して第１図に示した開放位置に対応する位置で ある完全開放位置に閉鎖蓋本体２６があるときの突出リブ３３の位置が点線で示 されている。

密封帯３９の軸線方向の位置は、密封帯３９と端壁１２の内面即ち下面１３との 間か係合している位置まで閉鎖蓋本体２６が引張られると、分配開口３１の面が ボスト２５の円形の端面から僅かに離隔されるようなものである。密封帯３９が 壁１２の面１３と係合したときの閉鎖蓋本体の平面を１５で示す。前記の離隔は 、開口３１の面とボスト２５の球形端面３０との間に比較的小さい環状の亀裂が 形成されるようなものである。プラスチック製絞り瓶に絞り力が加えられると、 孔３１を通して液体の限定された流れ即ちはとはしりか発生する。

環状の帯３９は、該帯が面１３に達すると、限定された量の液体が分配開口３１ を通して流れうるようにする位置に閉鎖蓋本体２６を保持するための解放可能の 突出部を形成するに十分管状壁２７から突出している。しかしながら、使用者は 、フランジ４１が壁１２の面１３と係合する完全開放状態までさらに閉鎖蓋本体 ２６を容易に引張ることができる。

第６図に示す閉鎖蓋本体２６は３個の調整位置、即ち第６図において実線で示す 閉鎖位置、面１３と帯３９が接触する僅かに開放した位置、あるいはフランジ４ １が面１３と接触している完全開放位置を有する。

第７図から第１３図までは、閉鎖蓋本体２６が第６図に示す実施例の対応する閉 鎖蓋本体と同じ形状および密封要素の離隔位置を存している本発明の別の実施例 を示す。しかしなから、第７図に示す実施例は第６図に示す構造では提供されな い回転捩りロック特性と構造を有している。キャップ部材１０ａはその軸線８を 通って延びる直交線上に離隔した２個の内側アーム１９ａを含む。

第１２図に示すように、各アーム１９ａは軸線８の周りで測定した円周方向の幅 寸法４４を有する。しかしながら、各アーム１９ａは関連のディスク２１の近傍 においては円周方向寸法は小さくなっている。このように、各アーム１９ａの下 端部分は切断されて円周方向のスロット４５を形成している。各スロット４５の 上面４７は第１３図において４９で示すように、ディスク２１の面２２に対して 僅かに傾斜がつけられている。

管状壁２７の下端における各フランジ４１は、閉鎖蓋本体２６か第７図と第９図 とに示す閉鎖位置まで下方に押されるとスロット４５中へ運動可能である。第７ 図はフランジ４１の中の１個をスロット４５中へ回転運動する位置において示し ている。第１３図は第７図に示す位置から閉鎖蓋本体２６か回転した後のフラン ジ４１を示す。

回転運動はフランジ付端壁２９を手で操作することにより達成される。第７図の 矢印はフランジ４１をスロット４５中へ運動させるに要する運動の方向と全体的 な大きさとを示す。

各スロットの上面４７が傾斜していることにより各々の関連したフランジ４１の 上面に対してカム作用を加えることによりフランジはスロット４５中へくさび作 用を受ける。くさび作用により管状壁２７の端面５１がディスクの面２２に対し てガス密密封を形成する。第７図から第１３図までに示す装置において、壁２７ は２個所密封係合、即ち栓２３の側面２４に対するものと、ディスク２２の面に 対するものとを存する。

殆んどの点において、第７図から第１３図までに示す分配閉鎖蓋は第６図に示す 閉鎖蓋と同一である。第７図に示す装置は閉鎖蓋本体２６が第７図および第１３ 図に示す閉鎖位置にあると密封作用を高める回転捩りロック特性を追加している 。回転捩りロック特性は第１図から第５図に示す多数調整位置を有する閉鎖蓋本 体と組み合わせて使用してもよい。

このように請求められてきた目的や利点を満足させる絞り出し瓶に対する新規な 分配閉鎖蓋が示され、かつ説明されてきた。しかしながら添付図面や請求の範囲 と共に本明細書を検討すれば、当該技術分野の専門家には本発明についての多く の変更、修正、変形、その他の用途が明らかになる。本発明の精神と範囲とから 逸脱しないそのような変更、修正、変形およびその他の用途の全ては以下の請求 の範囲によってのみ制限される本発明によって網羅されるものと考えられる。

ＦＩＧ、ｆＯＦＩＧ、１１ 手続補正書（睦） 特許、？８、よ　平成５年５月２０日し１１、事件の表示 絞り出し履用分配閉鎖蓋 バールマター、トム　エム ４、代理人 ６、補正により増加する請求項の数 ７−補正の対象 明細書、請求の範囲及び要約書翻訳文 国際調査報告 フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、　ＥＳ、　ＦＲ，ＧＢ、　ＧＲ，ＩＴ、　ＬＵ、　ＮＬ、　ＳＥ）、　Ａ Ｕ、　ＣＡ、ＪＰ、　ＵＳ

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. １．端壁と、絞り出し瓶の首部の周りに位置するよう瓶の端壁から軸線方向に延 びている環状スカートと、前記端壁から軸線方向に延び口開口を画成する管状ス リーブと、前記端壁から軸線方向に延び前記スカートにより空間が画成されてい る２個のアームと、前記端壁に対して軸方向離隔関係で前記アームに接続されて いる半径方向の弁ディスクと、前記ディスクから軸線方向に延び円筒形の弁面を 形成している円筒形の栓と、前記管状スリーブにより画成されている前記口開口 を通して前記栓から軸線方向に延びている円筒形ポストとを有する一体の円形の プラスチック製キャップ部材と、管状スリーブによって画成された空間内で、か つそこを通して延びる細長い管状側壁と、前記キャップ部材の外方で管状側壁を 横方向に延びる手で操作しうるフランジ付端壁とを含み、前記フランジ付端壁が 前記ポストと軸線方向に整合した液体分配開口を有することによって閉鎖蓋本体 が軸線方向に運動することにより分配開口を前記ポストの上に来たり離れたりす るようにし、前記管状側壁が前記閉鎖蓋本体の軸線方向運動の間前記円筒形栓の 上に来たり、離れたりするようにされ前記フランジ付端壁から離れた端部に位置 する自由端領域を有している一体のプラスチック製プッシュ・プル閉鎖蓋本体と を含み、 前記管状スリーブがその口開口近傍において少なくとも１個の内部環状溝を有し 、前記管状側壁が少なくとも１個の環状溝中へ延び前記スリーブと管状側壁との 間で液密シールを形成する寸法とされた環状突出リブを有し、前記管状側壁が管 状スリーブの内面と摺動可能に係合するようにされた環状の密封帯を有し、前記 管状側壁の自由端が前記ディスクと前記キャップ部材の端壁との間で運動して前 記閉鎖蓋本体の運動を制御するようにされた２個の外方半径方向のフランジを有 し、前記閉鎖蓋本体が、前記ポストが前記分配開口と密封接続され、前記環状突 出リブが前記の少なくとも１個の環状溝内で密封嵌合している閉鎖位置を有し、 前記閉鎖蓋本体が、前記分配開口が前記ポストから軸線方向に離隔され、前記密 封帯が管状スリーブの内面と密封係合している開放位置を有していることを特徴 とする絞り出し瓶用液体分配閉鎖蓋。
2. ２．前記管状側壁の自由端が、前記閉鎖蓋本体がその閉鎖位置にあるとき前記栓 を密封可能に囲むことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の分配閉鎖蓋。
3. ３．前記管状側壁の外径が管状スリーブの内径より多少小さく、そのためスリー ブは閉鎖蓋本体の軸線方向運動に対する摩擦抵抗が無いことを特徴とする請求の 範囲第１項に記載の分配閉鎖蓋。
4. ４．前記環状溝の断面が長方形であり、前記突出リブの断面が曲形であることに よって、前記リブがスリーブの内面に沿った離隔した二位置において前記溝と係 合することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の分配閉鎖蓋。
5. ５．前記環状溝の半径方向深さ寸法が突出リブの半径方向突出寸法より多少大き いことを特徴とする請求の範囲第４項に記載の分配閉鎖蓋。
6. ６．前記密封帯の断面が三角形であってその頂点が管状スリーブの内面に面して いることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の分配閉鎖蓋。
7. ７．前記アームが前記半径方向ディスクの一方の面と連通する円周方向に延びた スロットを有し、前記閉鎖蓋本体が前記外方半径方向のフランジを前記スロット 中へ運動させるよう手動で回転可能であることを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の分配閉鎖蓋。
8. ８．各スロットが半径方向ディスクの平面に対して鋭角に傾斜のつけられた上面 により部分的に画成されることによって、前記フランジは前記スロット中へ運動 する間ディスク面に対して緊密にくさび作用を受けることを特徴とする請求の範 囲第７項に記載の分配閉鎖蓋。
9. ９．端壁と、絞り出し瓶の首部の周りで位置するよう前記端壁から軸線方向に延 びている環状スカートと、前記端壁から軸線方向に延び口開口を画成する管状ス リーブと、前記スカートにより画成された空間内で前記瓶の端壁に対して軸線方 向の離隔関係で位置した半径方向弁ディスクと、前記ディスクから軸線方向に延 び円筒形弁面を形成する円筒形の栓と、前記栓から前記管状スリーブにより画成 された口開口を通して軸線方向に延びている円筒形ポストとを有している一体の プラスチック製キャップ部材と、 前記管状スリーブによって画成された空間内で、かつそこを通して延びている細 長い管状側壁と、前記キャップ部材の外方の管状側壁を横方向に延びる手動のフ ランジ付端壁とを含み、前記フランジ付端壁が前記ポストと軸線方向に整合した 液体分配開口を有することによって、閉鎖蓋本体の軸線方向運動が分配開口をポ ストの上へ、あるいはそこから運動させ、前記管状側壁が閉鎖蓋本体の軸線方向 運動の間前記円筒形栓上へ、あるいはそこから離れるように運動させるされ、フ ランジ付端壁から離れた端部に位置する自由端領域を有する一体のプラスチック 製プッシュ・プル閉鎖蓋本体とを含み、前記管状スリーブはその口開口近傍にお いて第１と第２の軸線方向に離隔した内部環状溝を有し、前記管状側壁がいずれ かの環状溝中へ選択的に延び前記スリーブと管状側壁との間で液密シールを形成 する寸法とされた環状の突出リブを有し、前記管状側壁が管状スリーブの内面と 摺動可能に係合するようにされた環状密封帯を有しており、 前記閉鎖蓋本体が、前記ポストが前記分配開口と密封接続され、前記環状突出リ ブが前記第２の溝内で密封嵌合している第１の閉鎖位置を有し、 前記閉鎖蓋本体が、前記ポストが前記分配開口内で密封嵌合しており、前記環状 突出リブが前記第１の溝内で密封嵌合している第２の閉鎖位置を有し、前記閉鎖 蓋本体が、前記分配開口が前記ポストから軸線方向に離隔され、前記密封帯が前 記管状スリーブの内面と密封係合している第３の開放位置を有することを特徴と する絞り出し瓶用液体分配閉鎖蓋。
10. １０．前記管状側壁の自由端が、前記閉鎖蓋本体がその第１の閉鎖位置にあると き前記栓を密封可能に囲んでいることを特徴とする請求の範囲第９項に記載の分 配閉鎖蓋。
11. １１．前記管状側壁の外径が管状スリーブの内径より多少小さく、そのためスリ ーブは閉鎖蓋本体の軸線方向運動に対して何ら摩擦抵抗の無いことを特徴とする 請求の範囲第９項に記載の分配閉鎖蓋。
12. １２．各環状溝の断面が長方形であり、前記突出リブの断面が曲形であることに より前記リブが前記スリーブの内面に沿って前記溝と二点係合することを特徴と する請求の範囲第９項に記載の分配閉鎖蓋。
13. １３．各環状溝の半径方向深さ寸法が突出リブの半径方向突出寸法より多少大き いことを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の分配閉鎖蓋。
14. １４．密封帯の断面が三角形であって、その頂点部分が管状スリーブの内面に面 していることを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の分配閉鎖蓋。
15. １５．軸線方向に離隔した２個の内部溝を有する管状スリーブと、円筒形栓の弁 面と、前記スリーブによって画成された空間を通して前記栓の弁面から延びてい るポストとを含む一体のプラスチック製キャップ部材と、いずれかの溝へ選択的 にはまるようにされた管状突出リブを備えた管状側壁と、前記栓の弁面上へ伸縮 するようにされた環状の端部分と、前記ポスト上に嵌合するようにされた分配開 口と、前記スリーブの内面と摺動可能に係合するようにされた密封帯とを有する 一体のプラスチック製閉鎖蓋本体とを含み、 前記閉鎖蓋本体が、前記ポストが分配開口内で密封嵌合し、前記突出リブが前記 第２の溝内で密封嵌合している第１の閉鎖位置を有しており、 前記閉鎖蓋本体が、前記ポストが分配開口内で密封嵌合し、前記突出リブが前記 第１の溝内で密封嵌合している第２の閉鎖位置を有しており、 前記閉鎖蓋本体が、前記分配開口が前記ポストから軸線方向に離隔しており、前 記密封帯が管状スリーブの内面と密封係合している第３の開放位置を有している ことを特徴とする液体分配閉鎖蓋。
16. １６．前記管状側壁が、前記閉鎖蓋本体が前記の第１の閉鎖位置にあるとき前記 栓を密封可能に囲むことを特徴とする請求の範囲第１５項に記載の分配閉鎖蓋。
17. １７．端壁と、 前記端壁から延び絞り出し瓶の首部の周りに配置され、キャップ部材の中央軸線 を画成する環状スカートと、前記端壁から、かつ前記スカートから離れる方向に 軸線方向に延びて口開口を形成する管状スリーブと、前記スカートにより画成さ れた空間内で前記端壁から軸線方向に延び、キャップ部材の中央軸線を通して延 びる直交線上に配置された２個のアームであって、前記アームの間の円周方向空 間はそこを通して液体を通すよう開放されているアームと、 前記キャップ部材の端壁から離れたところで前記アームと接続された半径方向デ ィスクと、 前記ディスクから軸線方向に延び円筒形弁面を形成する円筒形栓と、 前記管状スリーブにより画成された口開口を通して前記栓から軸線方向に延びる 円筒形ポストとを含む、一体のプラスチック製キャップ部材と、前記管状スリー ブによって画成された空間内で、かつそこを通して延びる細長い管状側壁と、前 記キャップ部材の外方の管状側壁の横方向に延びる手動操作可能のフランジ付端 壁であって、前記ポストと軸線方向に整合した液体分配開口を有することによっ て、閉鎖蓋本体が軸線方向に運動すると分配開口を前記ポスト上に、あるいはそ こから離して運動させ、前記管状側壁が閉鎖蓋本体の軸線方向運動の間前記栓上 へ、あるいはそこから離れるよう運動する、フランジ付端壁から離れた方の端部 における自由端部分を有しているフランジ付端壁と、 前記管状側壁の自由端部分から前記アームの間の円周方向空間中へ延びる２個の 外方半径方向のフランジであって、前記キャップ部材の端壁と係合し前記半径方 向ディスクから離れる方向において閉鎖蓋本体の運動を制限する停止要素を構成 する２個の外方半径方向フランジとを含む、 一体のプラスチック製プッシュ・プル閉鎖蓋本体とを含み、 前記管状スリーブがその口開口近傍で少なくとも１個の内部環状溝を有し、前記 管状側壁が少なくとも１個の環状溝中へ延び前記スリーブと管状側壁との間で液 密シールを形成する寸法とされた環状突出リブを有し、前管状側壁が管状スリー ブの内面と摺動可能に係合するようにされた環状密封帯を有しており、 前記閉鎖蓋本体が、前記ポストが前記分配開口と密封接続し、前記環状突出リブ が前記の少なくとも１個の環状溝と密封係合している閉鎖位置を有し、前記閉鎖 蓋本体が、前記分配開口が前記ポストから軸線方向に離隔し、前記密封帯が管状 スリーブの内面と密封係合しており、前記外方半径方向フランジがキャップ部材 の端壁に対して係合している開放位置を有していることを特徴とする絞り出し瓶 に使用する液体分配閉鎖蓋。
18. １８．前記管状側壁の自由端部分は、閉鎖蓋本体がその閉鎖位置にあるとき前記 栓を密封可能に囲むことを特徴とする請求の範囲第１７項に記載の分配閉鎖蓋。
19. １９．管状側壁の外径が管状スリーブの内径より多少小さいことによって、スリ ーブは閉鎖蓋本体の軸線方向の運動に対する摩擦抵抗が何ら無いことを特徴とす る請求の範囲第１７項に記載の分配閉鎖蓋。
20. ２０．前記の少なくとも１個の環状溝の断面が長方形であり、 前記突出リブの断面が曲形であることによって、前記リブは前記スリーブの内面 に沿って溝と二点係合することを特徴とする請求の範囲第１７項に記載の分配閉 鎖蓋。
21. ２１．前記の少なくとも１個の環状溝の半径方向深さ寸法が前記突出リブの半径 方向突出寸法より多少大きいことを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の分配 閉鎖蓋。
22. ２２．前記密封帯が断面が三角形であって、その頂点部分が管状スリーブの内面 に面していることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載の分配閉鎖蓋。
23. ２３．前記管状スリーブには単一の環状溝があることを特徴とする請求の範囲第 １７項に記載の分配閉鎖蓋。
24. ２４．前記アームが前記半径方向ディスクの一方の面と連通する円周方向に延び たスロットを有し、前記閉鎖蓋本体が前記外方半径方向のフランジを前記スロッ トの中へ運動させるために手動で回転可能であることを特徴とする請求の範囲第 １７項に記載の分配閉鎖蓋。
25. ２５．各スロットが前記半径方向ディスクの平面に対して鋭角で傾斜をつけた上 面によって部分的に画成されることによって、前記フランジがそのスロットヘの 運動の間ディスクの面に対して緊密にくさび作用が加えられることを特徴とする 請求の範囲第２４項に記載の分配閉鎖蓋。