JPH06505680A - ホルダーの紙押さえ具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ホルダーの紙押さえ具 この発明は、バインダーホルダーに関し、特に、ホルダーに取付けることができ 、紙の挿入及び取り外しに際して容易に開閉できるバインダーに関するものであ る。

発明の背景 紙を挿入する形式のホルダーあるいはバインダーには多くの種類が従来から知ら れている。これら公知のホルダーは、ホルダーの背骨に沿って設けられる金属あ るいはプラスチックスの堅い部材を必要とし、それに環等からなる保持部材が取 付けられる。レバーとかスプリングとかによる着脱機構を利用したものもある。

これらは、多面において満足なものではあるが、柱あるいはリングにおける協働 部分に食い違いが生じ、不完全整合のために紙が外れてしまうという問題がある 。また、三つあるいは四つのリングを持つバインダーのばね力は非常に強く、ユ ーザーは、注意を怠ると、リングの閉じる二つの部分の間で指を負傷することが ある。

公知のバインダーの中には、二つの可撓性の押さえ部材が設けられ、その端部を マニラホルダーへ差し込み、押さえ部材をそこに置いた紙の面に平行に折り曲げ る形式のものがある。好ましくは、折り曲げる前に、押さえ部材に金属のワッシ ャーが置かれるようになっている。しかし、これは、薄いマニラホルダーにだけ に適しているものであり、多（の場合、端部が尖って立ち上がっているので、ユ ーザーは指または手を負傷し易いものである。

米国特許第４８８６３９０号は、ファイルあるいはホルダーに一対のリングが脱 離可能に取付けられたバインダーを開示している。リングは、割れており、その 割れ部分が開いて、挿入される紙がそれに設けられた孔において受け止められる ような、蝶番手段を有する。割れ部分の他端にはロック手段が設けられて、リン グは周方向に回転しないようになっている。

英国特許第２１９０３３１号に開示されているものは、棒状の背骨部材と、該部 材に取付けられたリングとを育する。

各リングは、一方の端部で軸ビンによって枢着される二つの半リングで構成され 、他方の端部に、前記半リングを互いに係合させるフックとリセスが設けられた 構成になっている。

ＺＡ特許第８１０２９７４号は、基板から対になって突出するくま平伏の半リン グが取付けられたリングバインダーを開示する。各対のくま平伏半リングは、連 続リングを形成するように開位置から閉位置に互いに動くようになっている。

発明の詳細な説明 この発明の目的は、公知の紙押さえ具の欠点を克服した、紙を収容するための紙 押さえ具を提供することである。

この発明の他の目的は、カバ一体上に背骨状あるいはその他の長い補強部材を必 要とすることなく、カバ一体の一方の面に装着することができるＵ字形紙押さえ ループ部材を提供することである。

本発明の更に他の目的は、各ループ部材が二つの部分からなり、ループ部材に紙 を挿入することができるように、その内の一方の部材が他方の部材に対して軸を 中心に回動できる機構を備えたれたＵ字形紙押さえループ部材を提供することで ある。

本発明の更に他の目的は、Ｕ字形ループの一方の部分が他方の部分に対して軸を 中心に回動できると共に、Ｕ字形ループの他方の部分はカバ一体に対して軸を中 心に旋回または回動しないように構成されたＵ字形紙押さえループ部材を提供す ることである。

本発明によれば、第１の部分と第２の部分とを備え、ホルダーの一方の面に装着 されるようになったＵ字形ループを少なくとも一つ具備するホルダーの紙押さえ 具において、前記第１の部分は前記一方の面に固定的に装着されると共に、前記 第２の部分は前記一方の面に対して軸を中心に回動可能に装着されることにより 、前記第２の部分が前記第１の部分に対して軸を中心に回動し、前記Ｕ字形ルー プを閉じるように前記第１の部分と係脱可能に係合することを特徴とするホルダ ーの紙押さえ具が提供される。

Ｕ字形ループの二つの部分は、Ｕ字形ループが設けられる側の面とは反対側の面 上に、止め具をもって取付けられることが好ましい。

図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照しながら、本発明の詳細な説明する。

図１は本発明が適用されたホルダーの背面を示す図である。

図２はＵ字形ループの一つが開放された状態を示した、ホルダーを開いた状態を 示す図である。

図３はＵ字形ループの側面を示す図である。

図４は図３に於いて線４−４に沿った一部断面を示す図である。

図５は図３のＵ字形ループを下側から見た図である。

図６は止め具の側面を示す図である。

図７は図６に示す止め具の平面図である。

図１及び図２には、多数の紙を収容し得る複数のＵ字形ループ２を備えたカバ一 体１が示されている。各Ｕ字形ループ２は二つの脚部３，４を有し、そのうち脚 部３の方は、カバ一体１に固定的に取付けられている。他方、脚部４の方は、紙 を脚部３に挿通し得るように、軸を中心に旋回または回動できるようにカバ一体 １に取付けられている。脚部４は略水平に延びた部分５を有し、その端部は脚部 ３の端部と係脱自在に構成されている。図１に示されている通り、脚部はカバ一 体に対して、後に詳細を説明する止め具を用いて保持される。

カバ一体ｌの各Ｕ字形ループが設けられている側とは反対側の面にはスロット７ が設けられており、これにより、カバ一体の各面が互いに閉じられたとき、Ｕ字 形ループの水平に延びた部分５がスロットを通り抜けるようになっている。ここ で、各スロットには突片部８が設けられており、これが、カバ一体の各面が閉じ られた状態のときＵ字形ループの水平に延びた部分５の下側を係止するようにな っている。この構成により、閉じられた状態のとき、カバ一体は解除可能な状態 で保持される。カバ一体は、収容物を完全に保護すべく、相対的に堅い材料で形 成されており、そうすることにより、カバ一体の面が閉じられたとき、突片部８ がＵ字形ループの水平に延びた部分５の下側を係止する。

図３から図５には、Ｕ字形ループの詳細が示されている。

各脚部３，４の下端部分には、カバ一体の表面に当接するフランジ部９が設けら れている。該フランジ部９の下部には、カバ一体に開けられた穴に嵌入するボス 部１０が設けられており、更に該ボスの下部には、そこに止め具６が係合する径 が細くなった部分１１が設けられている。止め具６は、Ｕ字形ループの更にもう 一つのフランジ部１２によって所定の位置に止められる。図５に示されるように 、脚部４の径が細くなった部分１１は円形となっているが、脚部３の径が細くな った部分１１は平らな側面部分１３を備えている。

上記の通り、各脚部は、所定の形状を有する開口１４．１５を備えた止め具６に よって所定の状態に保持される。開口１４は脚部３の平らな側面部分１３の幅に 一致した径寸１６を有し、他方、開口１５は脚部４の径が細くなった部分１１の 直径に一致した径寸１７を有している。各開口１４．１５は、各脚部３．４の径 が細くなった部分ｌｌ上に係止しクリップとして機能する突起部１８を備えてお り、これにより、脚部をカバ一体に所定の状態で保持し得るようになっている。

従って、脚部３は、平らな側面部分１３と開口部１４の形状とにより、カバ一体 １に対して固定的に取付けられ、回動することができない。他方、脚部４は、径 が細くなった部分１１の円形形状と開口部１５の円形凹部とにより、回動可能な 状態で取付けられる。つまり、脚部４は、脚部３に紙を入れることができるよう に、脚部３から離れる方向に回動できるようになっている。

脚部３はその上端に、脚部４の端部と水平に延びた部分５の端部のところで係脱 自在に係合するための手段を備えており、これは、ちょうどループ２の曲がった 部分の所に位置する。図４に示すように、水平に延びた部分５の端部には穴２０ を備えた切欠部１９があり、他方、脚部３の端部には、穴２０に嵌合する突起２ ２を備えた段差部２１がある。従って、脚部４は、固定された脚部３に係脱自在 に係合し得るように、回動できるようになっている。穴２０に対する突起２２の 嵌合は、穴２０に対して突起２２が締まりばめするような、あるいは止め作用が 働くように行われ、これにより、脚部４は所定の状態に保持されると共に、脚部 ３への紙の挿入及び取り除きの際には、脚部４が回動できるようにその嵌合状態 から解放され得るように構成されている。二つの脚部には先に述べたような段差 部が設けられているので、二つの脚部が重なり合った部分は他の部分と同一外周 寸法となる。これにより、カバ一体に収容されている紙を読むとき、紙を一方の 脚部から他方の脚部に容易に移し変えることができる。

本発明によれば、Ｕ字形ループは、必要に応じてホルダーに容易に装着すること ができ、その数は二つ、三つ、或いは四つでも必要に応じてバインダー上に装着 することができる。相対的に堅いカバ一体材料を用いることと、カバ一体の外側 に止め具を用いることで、Ｕ字形ループが装着されるカバ一体の長さ方向に沿っ て延びる、堅い部材、背骨状部材、又はこれに類するその他の部材は必要ない。

Ｕ字形ループ部材は金属で形成できるが、目的に合った従来公知のプラスチック ス材料の一つで形成されることが好ましい。カバ一体は、前もってＵ字形ループ が装着された状態で市販することもできるが、Ｕ字形ループがカバ一体とは別途 供給され、そうすることにより輸送費、保管スペース及び製品コストを削減し、 平らな状態で供給されたカバ一体に対してユーザーが自分でＵ字形ループを装着 するのが好ましい。

Ｕ字形ループに必要とされる形状は、二つの部分が実際の使用時、係脱自在に係 合し得る限り、自由に変更することができる。従って、脚部４はその上端部分を 半円形とすることができ、そして、脚部３はその上端部分に全く曲がった部分を 持たない直線状のものとしてもよい。従って、脚部を互いに止め合うことができ 、且つ一方の脚部を他方の脚部から軸を中心に回動又は旋回できる限り、紙をそ の中に収容するためのカバ一体と保持部材が提供される。

以上、本発明の一実施例についてその詳細を説明したが、本発明は、上記の実施 例に限定されるものではなく、以下の請求の範囲に包含される種々の変形、変更 が含まれる。

平成５年９月２１日

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．第１の部分と第２の部分とを備え、ホルダーの一方の面に装着されるように なったＵ字形ループを少なくとも一つ具備するホルダーの紙押さえ具において、 前記第１の部分は前記一方の面に固定的に装着されると共に、前記第２の部分は 前記一方の面に対して軸を中心に回動可能に装着されることにより、前記第２の 部分が前記第１の部分に対して軸を中心に回動し、前記Ｕ字形ループを閉じるよ うに前記第１の部分と係脱可能に係合することを特徴とするホルダーの紙押さえ 具。
2. ２．請求項１記載のホルダーの紙押さえ具において、前記第１の部分は第１の略 垂直な脚部を有し、前記第２の部分は、横方向に延び且つ前記第１の脚部と係脱 自在に係合する部分を持つ第２の略垂直な脚部を有することを特徴とするホルダ ーの紙押さえ具。
3. ３．請求項２記載のホルダーの紙押さえ具において、止め具が両脚部をカバー体 の前記一方の面に保持するようになっていることを特徴とするホルダーの紙押さ え具。
4. ４．請求項３記載のホルダーの紙押さえ具において、該紙押さえ具は、更に、前 記第１の脚部が非円形状部分を有し、該非円形状部分が前記止め具の非円形状部 分と協働係合することにより、前記第１の脚部がカバー体の一方の側の面に対し て回転できないことを特徴とするホルダーの紙押さえ具。
5. ５．請求項３記載のホルダーの紙押さえ具において、該紙押さえ具は、更に、前 記第２の脚部が円形状部分を有し、該円形状部分が前記止め具の一部が円形状の 細径部分に係合することにより、前記第２の脚部がカバー体に対して回転できる ことを特徴とするホルダーの紙押さえ具。
6. ６．請求項２記載のホルダーの紙押さえ具において、更に、前記積方向部分の端 部には、前記第１の脚部の端部に開けられた穴と係脱可能に係合する突起部分が 設けられており、これにより、前記第２の脚部は前記第１の脚部に対して係脱自 在に構成されることを特徴とするホルダーの紙押さえ具。
7. ７．請求項２記載のホルダーの紙押さえ具において、前記カバー体は前記第２の 脚部の前記横方向部分の形状に一致したスロットを有しており、前記横方向部分 は前記スロットを通過しそこから突出し、スロットに設けられた突起部分が前記 横方向部分の下側に係合することにより前記カバー体が閉じた状態に保持される ことを特徴とするホルダーの紙押さえ具。