JPH06505552A - 閉鎖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 閉鎖装置 背景技術 本発明は請求項１の前段部に前提した閉鎖装置から出発する。このような閉鎖装 置はドイツ連邦共和国登録実用新案第８７１６０６０号によって公知であり。

この場合、外周に少なくとも１つの凹入部が形成されている閉鎖部材が孔内に押 し込み可能である。孔は段付き孔として形成されている。閉鎖部材は１段付き孔 の両方の孔区分に相応する直径の異なる２つのピストン区分を有している。段付 き孔の小さい方の直径に対して閉鎖部材はアンダーカットされた切り欠き部を有 しており、この切り欠き部内に、押し込みの際に係合結合を生ぜしめるケーシン グ基礎材料が塑性変形によって侵入する。この閉鎖装置の欠点は、閉鎖部材が特 殊な幾何学的形状を有していなければならず、かつ閉鎖されるケーシングの基礎 材料よりも硬い材料から成っていなければならないことである。この材料の相違 は、特に熱応力が作用する場合、ケーシングと閉鎖部材との間にひずみをもたら し、係合結合に不利な影響を及ぼすことがある。

発明の効果 これに対し、請求項１の特徴を具備した本発明による閉鎖装置は、持続的かつ緊 密な係合結合を生せしめるという利点を有している。

請求項２以下に記載した手段によって、請求項１に記載した閉鎖装置を有利に改 善することが可能である。特に、拡開部を備えた孔よりも直径の小さい孔に対し て閉鎖部材をかしめると、有利である。更に、閉鎖部材をケーシングの基礎材料 と同じ材料から製作し得ることは有利である。すなわち熱膨張率が同じであるた めに、係合結合に不利な影響が及ぼされることはない。

図面 本発明の１実施例が図面に示されており、以下において詳細に説明する。図１か ら図４までは９本発明の閉鎖装置による緊密な閉鎖の実施過程を示す。

実施例の説明 ゲージング１０内に段付き孔１１が形成されている。この段付き孔は閉鎖すべき 孔１２を有し、この孔に、大きな直径を有する外側の区分１３と、小さな直径を 有する内側の区分１４とが接続している。外側の区分１３の孔はケーシング１０ の圧力媒体とは逆の側に通じており、内側の区分１４は圧力媒体の方の側に通じ ている（図１）。

閉鎖すべき孔１２内に、半径方向で一様に形成された拡開部１５が設けられる。

この拡開部１５の形成はエロージョン加工によって行うのが有利である。しかし 、切削加工によって拡開部１５を形成することも可能である。図示の実施例では 、拡開部１５は孔１２の長手方向の一部にわたって延びている。拡開部は孔１２ の圧力媒体とは逆の側の始端部から間隔をおいたところで始まり、圧力媒体の側 の孔１４の圧力媒体とは逆の側の始端部まで延びている（図２）。しかし拡開部 １５を孔１２の全長にわたって形成することも可能である。

図３から分かるように、孔１２内に閉鎖部材１６が挿入されている。この閉鎖部 材１６はケーシング１０と同じ材料１例えばアルミニュウム、から成っている。

閉鎖部材１６の直径は次のように選ばれている。すなわち、この直径が孔１２の 直径よりもほんのわずかに小さく、シかし圧力媒体の側の孔１４の直径よりも大 きいように１選ばれている。拡開部１５が圧力媒体の側の区分１４まで達してい ることによって、拡開部１５と圧力媒体の側の区分１４との間に環状の端面１７ が形成され、この端面上に閉鎖部材１６が位置せしめられる。

今や９図示していないかしめ工具によって閉鎖部材１６が拡開部１５内でかしめ られる。この場合閉鎖部材１６は塑性変形せしめられ、拡開部の形状になる。

これによって圧力媒体の側の区分１４が係合結合で緊密に閉鎖される（図４）。

国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．ケーシング内の圧力媒体を導く孔を閉鎖する装置であって，孔内に押し込ま れる閉鎖部材を有している形式のものにおいて，孔（１１）が少なくともその長 手方向の部分範囲にわたって拡開部（１５）を有しており，閉鎖部材（１６）が 拡開部（１５）内で係合結合を生じるようにかしめられていることを特徴とする 閉鎖装置。
2. ２．孔（１１）が段付き孔（１２，１４）として形成されており，この段付き孔 の，圧力媒体とは逆の側の外側の孔（１２）は，圧力媒体の側の内側の孔（１４ ）よりも大きな直径を有しており，拡開部（１５）は圧力媒体とは逆の側の孔（ １２）内に形成されていて，圧力媒体の側の孔（１４）まで達している請求項１ 記載の閉鎖装置。
3. ３．拡開部（１５）が孔（１１）の外方の始端から最低間隔を有している請求項 １記載の閉鎖装置。
4. ４．拡開部（１５）が半径方向で一様に孔（１１）内に形成されている請求項１ 又は請求項２記載の閉鎖装置。
5. ５．拡開部（１５）の直径が０．１〜０．５ｍｍ，殊に０．２ｍｍ，だけ孔（１ ２）の直径よりも大きい請求項１から請求項４までのいずれか１項に記載の閉鎖 装置。
6. ６．拡開部（１５）がエロージョン加工によって孔（１２）内に形成されている 請求項１から請求項５までのいずれか１項に記載の開鎖装置。
7. ７．閉鎖部材（１６）が塑性変形可能な金属から成っている請求項１記載の閉鎖 装置。
8. ８．閉鎖部材（１６）が回転対称形の部材として構成されている請求項１又は請 求項６記載の閉鎖装置。
9. ９．閉鎖部材（１６）がその変形可能な体積だけ孔（１２）の部分範囲よりも大 きい体積を有している請求項１又は請求項７又は請求項８記載の閉鎖装置。
10. １０．閉鎖部材（１６）がケーシング（１０）と同じ材料から成っている請求項 １又は請求項７又は請求項８又は請求項９記載の閉鎖装置。