JPH06505505A - ジパルミトイルホスファチジルコリン分散体の投与方法 - Google Patents
ジパルミトイルホスファチジルコリン分散体の投与方法Info
- Publication number
- JPH06505505A JPH06505505A JP50587493A JP50587493A JPH06505505A JP H06505505 A JPH06505505 A JP H06505505A JP 50587493 A JP50587493 A JP 50587493A JP 50587493 A JP50587493 A JP 50587493A JP H06505505 A JPH06505505 A JP H06505505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dispersion
- temperature
- surfactant
- dppc
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/66—Phosphorus compounds
- A61K31/683—Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols
- A61K31/685—Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols one of the hydroxy compounds having nitrogen atoms, e.g. phosphatidylserine, lecithin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/007—Pulmonary tract; Aromatherapy
- A61K9/0073—Sprays or powders for inhalation; Aerolised or nebulised preparations generated by other means than thermal energy
- A61K9/0078—Sprays or powders for inhalation; Aerolised or nebulised preparations generated by other means than thermal energy for inhalation via a nebulizer such as a jet nebulizer, ultrasonic nebulizer, e.g. in the form of aqueous drug solutions or dispersions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/007—Pulmonary tract; Aromatherapy
- A61K9/0082—Lung surfactant, artificial mucus
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ジパルミトイルホスファチジルコリン分散体の投与方法この発明は、エアロゾル
化サーファクタント製剤の患者の肺への投与方法に関する。
ヒアリン膜疾患とも称される呼吸困難症候群(RDS)は、早産幼児に見られる
死亡および不興の主要例である。米国では、毎年、230.000ないし250
.000人の幼児が早産により誕生し、40.000ないし50.000人にR
DSが発病する。そして、この疾患を発病した者のうち、5.000ないし8.
000人が死亡する。一般には、R,Petela+anおよびP、 Fatr
ell 。
?dialrics 70.570 (1982) ;D、 Vid7auga
r Sin Ba71ineMsmbran!Diseate : Patho
genesis and Palhoph7siolog7゜93 (L、5t
ern編1984)を参照。加えて、RDSは、児童、青少年および成人に肺の
外傷もしくは損傷の結果として起こり得る。毎年、60−80%の死亡率で、1
50.000事例の成人呼吸困難症候群(ARDS)が報告されている。Ame
tican LungProgram、 Re5pitator7 Dissa
ses、 Txsk Forct Report onProblems、 R
e5earch Approxches、 and Needg、 Nxtio
nalHcart and Lung In5jituje、 DHEW Pu
bln、(NIH) 73−432:165−80 (1972)参照。
RDSは、通常肺胞表面上に分泌される物質である肺サーファクタントの1次欠
損によって起こる。ARDSは、サーファクタント阻害および/または分泌の減
少による肺サーファクタントの2次欠損からなる。サーファクタントが存在しな
い場合には、呼出の間に肺胞が虚脱する傾向にある。虚脱は、肺に機械的に通気
することにより回避することができる。
しかしながら、機械的な通気に伴う問題は、高い酸素濃度と陽圧のために肺に損
傷を引き起こし得ることである。
多くのグループが、RDSおよびARDSの治療または予防に用いることができ
るサーファクタント製剤の開発を目指している。ヒトおよびウシの両者の天然サ
ーファクタントがヒトの気道内に投与されている。例えば、1. Horbar
ら、N。
Eng、l Med、320.959 (1989) : R,5ollら、P
edi*tricRcs、23.425A (1988)参照。しかしながら、
そのような天然サーファクタントに伴う問題は、微生物による潜在的な汚染およ
びそれらに含まれるタンパク質に対する患者の潜在的な感受性である。そのため
、完全な合成サーファクタントが開発されている。例えば、Clemsntgの
米国特許4.826.821 ;Clemenlsの米国特許4.312.86
0を参照。
サーファクタント製剤の開発が機械的な通気に代わる手段を提供しているにもか
かわらず、臨床医は、今や、これらの製剤を患者の肺にいかに迅速に、かつ有効
に投与するかという問題に直面している。RambeおよびLeeの米国特許4
.832.912は、薬物含有液のエアロゾルの形態での患者の肺への送達に用
いることができる噴霧装置を開示している。霧状にする前に、液体の加熱もしく
は冷却が可能であることが示唆されている(第4段、47−48行目) 。Rx
xbsおよびLeeは、患者の肺へのサーファクタント製剤の投与に含まれる問
題を扱っていない。そのような製剤は、単一相溶液というよりも、むしろ水性担
体溶液中の脂質の分散体である。
前述の観点から、この発明の目的は、患者の肺にエアロゾルの形態でサーファク
タント製剤を投与する手段を提供することにある。
この発明は、サー・ファクタント製剤の投与処置が必要な患者の肺に投与するた
めのサーファクタント製剤の調製方法を提供する。この方法は、分散体を約25
℃ないし90℃の温度に加熱することを含む。この分散体は、水性担体中に分散
するリン脂質を含む。このリン脂質は、水性担体lミリリットル当り約IOない
し90ミリグラムの量が含まれる。この分散体は霧状化されて吸入可能なサーフ
ァクタント粒子を生成し、そしてこの吸入可能なサーファクタント粒子が患者の
肺に送達される。霧状化に先立って加熱することにより、患者の肺に送達される
リン脂質の量が増加する。
また、この発明は、肺疾患の治療に用いられるサーファクタント製剤であって、
霧状化して吸引可能な粒子とするのに適合しており、水性担体中に水性担体lミ
リリットル当り約IOないし約90ミリグラムの量のリン脂質ジパルミトイルホ
スファチジルコリン(DPPC)が分散する分散体を含有するサーファクタント
製剤を提供する;前記分散体は、霧状化および患者の肺への吸引可能なサーファ
クタント粒子の送達に先立って約25°Cないし約90℃の温度に加熱される。
さらに、この発明は、肺疾患の治療方法であって、水性担体中に水性担体lミリ
リットル当り約10ないし約90ミリグラムの墓のリン脂質ジパルミトイルホス
ファチジルコリン(DPPC)が分散する分散体の投与を具備し、前記分散体が
霧状化および患者の肺への吸引可能なサーファクタント粒子の送達に先立って約
25℃ないし一約90℃の温度に加熱される治療方法を提供する。
この発明の実施に用いられるサーファクタント製剤は、天然のもの(すなわち、
ヒト、ウシ)、例えばJ、 1lorbxrら。
N、Eng、J、Med、320. 959 (1989); R,5ollら
、PediNriCbs、 23.425A (1988)参照、組換え体、ま
たは合成起源のもの、またはそれらの組み合わせであっても、RDSまたはAR
DSの治療に有用であればいかなるタイプのものでもよい。
例えば、Y、T+nakiら、J、Lipid Res、27. No、2.4
75 (1986)、T、Fujiwara ら、Lgncel 1. 55
(Januxry 12. 1980)(ジパルミトイルホスファチジルコリン
で強化されたウシ肺抽出物) ; Schillingらの米国特許4.912
.038 (肺胞サーファクタントタンパク質をコードする組換えDNA配列)
を参照。特に、Clement@の米国特許4.826.821に記載されるタ
イプの合成サーファクタントがこの発明の実施に特に好ましい(出願人は、とり
わけ、ここに引用される全ての特許文献の開示が、言及されることによってここ
に組み込まれることを意図している) 。CLem?nfsの米国特許4.31
2.860に記載されるタイプの合成サーファクタントもまた、この発明の実施
に有用である。他のサーファクタント製剤が、ロス−ラボラトリーズ(Ross
Labot++1ories )から5URVANTA”として市販されてい
る。これは、リン脂質、天然脂質、脂肪酸、およびサーファクタント関連タンパ
ク質を含み、組成を標準化し、かつ天然肺サーファクタントの表面張力低下能を
模倣するためにジパルミトイルホスファチジルコリン、パルミチン酸、およびト
リパルミチンが添加された天然ウシ肺抽出物である。
このサーファクタント製剤は、使用前に再構成する無菌凍結乾燥粉末、または即
使用可能な液体として提供される。
一般に、全てのサーファクタント製剤は、水性担体中に、リン脂質としてジパル
ミトイルホスファチジルコリン(DPPC; “コルホセリルパルミテート(C
olfotcetil Palmitmte)”とも呼ばれる)を単独で、また
はl−バルミトイル−2−オレオイル−ホスファチジルグリセロール、シミリス
トイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、シミリス
トイルホスファチジルエタノールアミン、ジラウロイルホスファチジルエタノー
ルアミン、ジメチルジパルミトイルホスファチジルコリン、メチルジパルミトイ
ルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルグリセロール、ホスフ
ァチジルコリン、ジオレオイルホスファチジルコリン、およびジベヘノイルホス
ファチジルコリンのような他のリン脂質との組み合わせで含有する。典型的には
、DPPCは、霧状化され、肺に投与されるサーファクタント製剤中に、10な
いし90mg/mLの量含まれる。
サーファクタント製剤は、典型的には、1cm当り15ダイン未満の表面張力を
有している。1cm当り約1ないし2ダイン以下までの表面張力低下をもたらす
ことが可能な、ここに記載のサーファクタント製剤を用いて、より低い表面張力
(例えば、 1cm当り約lOダイン)を得ることは好ましい傾向である。
サーファクタント製剤は、好ましくは、脂肪族アルコールもしくは肺サーファク
タントタンパク質のような展着剤を、肺胞表面−上にサーファクタント製剤を展
着させるのに有効な量含む。この発明の特に好ましい態様においては、この展着
剤はセチルアルコール(ヘキサデカノールとも呼ばれる)である。サーファクタ
ント製剤の水性相は、好ましくは、肺表面を過度に刺激することがないように、
塩溶液(例えば、塩化ナトリウム溶液)である。塩化ナトリウム溶液は、通常の
生理食塩水溶液(すなわち、約、9%NaC#)であっても、あるいはより好ま
しくは、わずかに低張のもの(例えば、約、4%ないし約、9%NaC,Q、よ
り好ましくは約、4%ないし約、8%NaC1、最も好ましくは、54%NaC
1)であってもよい。
適切なサーファクタント製剤は、上述のように、展着剤として肺サーファクタン
トタンパク質を含有するものを含む。
そのような製剤の例は、米国特許4.912.038に記載されるようなサーフ
ァクタント・アポタンパクと脂質混合物とを合わせることによって調製される。
ここで、前記脂質混合物は、DPPC,l−バルミトイル−2−オレオイルホス
ファチジルグリセロール(P OP G)およびパルミチン酸(PA)を、PO
PGに対してDPPCを50 : 50ないしt+o:to、サーファクタント
タンパク質に対して(DPPC+POPG)を50:lないし5:1、かつ(D
PPC+POPG)に対してPAを口ないし0.2の割合で含む。POPG以外
の不飽和酸性脂質をPOPGに代えることもできる。このタイプの製剤の特に好
ましい態様においては、DPPC対POPG対PAの割合は7: 3: 1であ
って、脂質の量の3倍の最終リン脂質濃度を有し、約0.01mg/mLないし
10mg/mL Ca”T’組み込まれるカルシウムを含有する。例えば、Ge
n5nleeh Inc。
およびCx1ilornia Biot!chnolog7 Inc、のPCT
出願公開W091100871 (1991年1月24日公開)を参照。
分散体は、好ましくは、約25℃ないし75℃の温度に加熱され、リン脂質は、
好ましくは、水性担体lミリリットル当り約8ないし50ミリグラムの置台まれ
るジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)である。ここで言及される
“加熱”温度は、加熱手段(すなわち、加熱ブロック)の温度である;液状サー
ファクタント製剤それ自体は、霧状化の冷却効果により、加熱手段よりも幾らか
低い温度に達する。この発明の実施においては、例証されるDPPCを用いる以
下の態様、および特に好ましい下記第7パラグラフに示される態様を含む、加熱
とリン脂質濃度の種々の組み合わせを用いることができる。
(1)分散体が約25℃ないし55℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に1mL当り約30ないし50rng (mg/mL)の量で含まれる方法。よ
り好ましくは、分散体が約35℃ないし45℃の温度に加熱され、DPPCが約
35ないし45m g / m Lの量で含まれる。最も好ましくは、分散体が
約37℃の温度に加熱され、DPPCが約40.5mg/mLの量で含まれる。
(2)分散体が約45℃ないし75℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に約70ないし90mg/mLの量で含まれる方法。より好ましくは、分−散体
が約55℃ないし65℃の温度に加熱され、DPPCが約乃ないし85mg/m
Lの量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約60℃の温度に加熱され、DP
PCが約81mg/mLの量で含まれる。
(3)分散体が約25℃ないし55℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に約70ないし90mg/mLの量で含まれる方法。より好ましくは、分散体が
約35℃ないし45℃の温度に加熱され、DPPCが約75ないし85mg/m
Lの量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約37℃の温度に加熱され、DP
PCが約81mg/mLの量で含まれる。
(4)分散体が約45℃ないし75℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に約30ないし50mg/mLの量で含まれる方法。より好ましくは、分散体が
約55℃ないし65℃の温度に加熱され、DPPCが約35ないし45mg/m
Lの量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約60’Cの温度に加熱され、D
PPCが約40.5mg/mLの量で含まれる。
(5)分散体が約25℃ないし55℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に約5ないし24mg/mLの量で含まれる方法。より好ましくは、分散体が約
35℃ないし45℃の温度に加熱され、DPPCが約8ないし20mg/mLの
量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約37℃の温度に加熱され、DPPC
が約13.5mg/mLの量で含まれる。
(6)分散体が約45℃ないし75℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に約5ないし24mg/mLの量で含まれる方法。より好ましくは、分散体が約
55℃ないし65℃の温度に加熱され、DPPCが約8ないし20mg/mLの
量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約60℃の温度に加熱され、DPPC
が約13.5mg/mLの量で含まれる。
(7)分散体が約45℃ないし75℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に1mL当り約5ないし24mg (mg/mL)の量で含まれる方法。より好
ましくは、分散体が約45℃ないし55℃の温度に加熱され、DPPCが約8な
いし20m g / m Lの量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約50
℃の温度に加熱され、DPPCが約13.5mg/mLの量で含まれる。
(8)分散体が約45℃ないし75℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に約30ないし50mg/mLの量で含まれる方法。より好ましくは、分散体が
約45℃ないし55℃の温度に加熱され、DPPCが約35ないし45mg/m
Lの量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約50℃の温度に加熱され、DP
PCが約40.5mg/mLの量で含まれる。
(9)分散体が約45℃ないし75℃の温度に加熱され、DPPCが水性担体中
に約70ないし90mg/mLの量で含まれる方法。より好ましくは、分散体が
約45℃ないし55℃の温度に加熱され、DPPCが約75ないし85mg/m
Lの量で含まれる。最も好ましくは、分散体が約50℃の温度に加熱され、DP
PCが約81mg/mLの量で含まれる。
一般に、分散体は、少なくともリン脂質の転移温度程度まで加熱される。サーフ
ァクタント製剤の霧状化がその製剤の温度の低下を引き起こし、そのため、連続
的な霧状化の間には、室温であっても、サーファクタント製剤の温度を維持する
ためにその製剤を加熱する必要があることに注意されたい。
吸引可能なサーファクタント粒子は、自発吸入および機械的通気を含む適切ない
かなる方法によっても患者の肺に送達することができる。自発吸入においては、
患者がサーファクタント粒子を吸入する。多くの異なるエアロゾル吸入器が知ら
れている。ここで、“通気”という用語は、患者が他の方法ではそれ自身で呼吸
することができない場合に、患者の呼吸を助けるか、もしくは患者に呼吸させる
ために、周期的に、少なくとも患者の1つの肺に酸素に富む空気を強制的に送り
込み、かつ肺から酸素が枯渇した空気を脱出させるプロセスを指す。通気は、い
ずれか1つの肺が閉塞しているか、虚脱しているか、または手術不可能な他のも
のであるかどうかによって、患者のいずれかもしくは両方の肺で行ない得る。多
くのタイプの通気装置が知られている。吸引可能な粒子が通気によって粒子に投
与されるものである場合には、吸引可能な粒子は、患者に対する最大限の送達の
ために、典型的には、通気装置出力と結合しているかもしくは接続している噴霧
出力を具備する噴霧器によって生成される。噴霧器は、通気装置サイクルの吸気
相または呼気相の間に通気装置にロードすることができる。
上述のサーファクタント製剤から吸入可能な粒子(例えば、サイズが1ないしl
Oミクロン体積メジアン直径(volumemediin diamejer
)の粒子)を形成することが可能な噴霧装置であればどのようなものでも、ジェ
ット噴霧器および超音波噴霧器を含んで、この発明の実施において使用可能であ
る。
エアロゾル中に目的を達成するに十分な量の吸引可能な粒子が含まれる限りにお
いて、噴霧装置によって製造されたエアロゾルが吸入可能ではないより大きい粒
子を含み得ることは当業者には認識されであろう。ジェット噴霧器の例が米国特
許4.832.012に記載されている。超音波噴霧器の例には、Dsvilt
+is@Co、、So+urscj、Penn571vanix、 USAによ
って製造されたForla−5onicTMおよびPulmo−5onic”噴
霧器が含まれる。
以下に示す例において、この発明をより詳細に説明する。
これらの例において、他に示されていなければ、“CC”は立方センチメーター
を意味し、“g”はグラムを意味し、“mg”はミリグラムを意味し、“mL“
はミリリットルを意味し、”mosm”はミリ浸透圧モルを意味し、“N”はノ
ーマルを意味し、“L”はリットルを意味し、“min”は分を意味し、“hr
”は時間を意味し、パーセンテージは重量ベースで与えられ、“Amb”は周囲
を意味し、および温度は摂氏で与えられる。
例1
サーファクタント製剤の調製
無菌のパイロジエンを含まない水25ccを無菌のディスポーザルシリンジに取
り、ジパルミトイルホスファチジルコリン(D P P C)凍結乾燥粉末2.
025g、ヘキサデカノール225m g 、チロキサボール(Iyloxap
ol ) 150mg1およびNaCρ 876、6m gを入れた無菌の排気
した50ccバイアルに注入する。この混合物は公知である。C1ea+enj
sの米国特許4、826.821参照。このバイアルを逆さにすることにより水
と粉末とを激しく混合し、シリンジ内にこの混合物を繰り返しとり、シリンジの
プランジャーを解放する。その結果、溶液というよりも懸濁液であるサーファク
タント製剤的25ccが得られる。この製剤を噴霧器のウェル内に入れ、必要に
応じて、無菌のパイロジエンを含まない水125m Lで希釈する。
得られたサーファクタント製剤は、NaC1について0.INであり、190m
Os m/ 1の浸透圧を有し、13.5m g/ c cのDPPC,1,
5mg/ccのヘキサデカノール、および1mg/ccのチロキサボールを含有
する。この製剤は、下で、1×サーフアクタント製剤と呼ばれる。3×および6
×サーフアクタント製剤は、DPPC,ヘキサデカノール、およびチロキサボー
ルが各々重量で3倍および6倍に増加していることを除いて、本質的に同じ方法
で調製される。NaCj!は3×および6×製剤において、約0.IN濃度に維
持される。
例2
試験装置
試験装置は、5ERVO900C通気装置(Siemens−EIe+u AB
。
3weden)および’JIsAN”噴霧ユニット(Vo山sn Mtdicg
lTechnolog7. Inc、、 Sactamenjo、 Calif
ornig)から組み立てた。圧縮空気(50psi)を酸素/空気混合器に供
給し、分離した噴霧器フローメーターを通過する噴霧器ガス供給を含めて、通気
装置および噴霧器の両者へのガスの供給に用いた。
噴霧制御ユニットは、通気装置の呼吸機能の吸気相の間に霧状化サーファクタン
トが断続的に送達されるように、呼吸サイクルの吸気相を制御するレスビレ−タ
ーの電気信号源に電気的に接続した。通気装置および噴霧出力は、各々、4リッ
トル・エーレンマイヤー〇フィルター争フラスコ内でコイル状になッテいるTY
GON”管系CR−3603、内径2.2cm)の区画に順に接続される患者Y
チューブに接続した。フィルター・フラスコの出力は、第2の4リツトル・エー
レンマイヤー・フィルター・フラスコ内でコイル状になっているTYGON”管
系の第2の区画に接続した。コイル状の管系は人工肺として機能し、霧状化サー
ファクタント製剤を採取する。フィルター・フラスコはラテックスやグラブで密
封し、各実験に先立ってメタノール/ドライアイス浴中に配置した。実験中は、
凍結に起因するコレクションチューブの閉塞を避けるために、浴温度を調節した
。
通気装置および噴霧ユニットは、合わせた全吸気性−回換気量(Vt)750m
L/呼吸を送達するように設定した。初期−回換気量は、患者Yチューブにゴム
“肺”を取付け、適当な通気装置のゲージを観察することにより調べた。通気装
置平均気道圧(vujilator mean tirwt7 prezsur
e )(cry水)を監視し、開始時および各サンプリング時に記録して系に対
する背圧を決定した。通気装置および噴霧ユニットの機器設定は以下の通りであ
る二通気装置は、70cm水の作動圧;20呼吸/分の呼吸率(f)、25%の
吸入分画例3
周囲温度および水浴温度での
サーファクタント製剤の霧状化
表1に列挙されるパラメータを用いて総計18の実験を行なった(後の表では、
実験の定義については表1を参照する)。
表 1− 実験パラメータ
変数には、サーフアクタン下製剤濃度(IX、3X、6X)、噴霧器−Y送達チ
ューブ長、霧状化浴温度(約2℃の氷水温度、または約22℃の周囲温度)、お
よび霧状化時間を含めた。噴霧器および採取フラスコからの試料は、霧状化開始
の2.4および6時間後に取り出した。噴霧器は開始時および実験の終了時に計
量し、霧状化されたサーファクタントの総量を重量で決定した。所定のサンプリ
ング時間に通気装置回路から採取フラスコを取り出してこれを室温と平衡にし、
取り出しの直後に次の1組の冷却流フラスコを設置した。採取された物質の総容
量を測定した後、フラスコおよび77gon管系の蒸留水すすぎ液150m L
と合わせた。採取およびすすぎ分画を合わせ、混合し、等量を4つの50mLガ
ラスバイアルにアリコートした。
噴霧器試料は、各サンプリング時間に噴霧器から10rnLの画分を取り出すこ
とにより得た。次いで、噴霧器画分の3mLずつの3の部分をlOmLガラスバ
イアルに移した。採取および噴霧器試料は、いずれも、Virfi@凍結乾燥機
を3−4日用いて凍結乾燥した。
Tygon管系およびフラスコは、各サンプリング期間の後、熱蒸留水で完全に
すすぎ、乾燥させた。噴霧器および通気装置の配管は、各実験の後取り替えた。
凍結乾燥試料をメタノールまたはクロロホルムに溶解し、それらの初期濃度に従
って適当に希釈し、(a)HPLC分析によりDPPC濃度について、(b)U
V測定によりチロキサポール濃度について、および(c)GC分析によりセチル
アルコール濃度について試験した。開始時および最終重量から決定された、霧状
化に起因する相対重量損失(これは効率に関係し得る)を表2に示す。この重量
損失の数字には、サンプリングの目的で噴霧器から取り出された30m Lの液
体が含まれることに注意されたい。この両分はエアロゾル化されてはいないが、
取り出された量は各実験について一定である。したがって、重量損失測定は実験
的な変数の比較に用いることができる。
表 2− 霧状化に起因する相対重量損失表3は各実験により回収された採取フ
ラスコ容量を列挙する。各実験は、サーファクタント製剤の再構成強度(lX、
3×、または6×)によってグループ分けされている0このデータには、送達チ
ューブ長が採取されるサーファクタント製剤の容量または質量に対して重大な影
響を与えることを示唆する傾向はない。また、2.4、および6時間の採取時間
に測定された結果にも大きな相違はない。したがって、データの検査を簡略化す
るために、氷および周囲温度での1×、3×、および6×濃度について、採取チ
ューブ長および採取された総量の平均を示す。採取画分総質量測定は表4−7に
示す。
表 3− 採取容量(mL)
表 4− 採取画分−DPPC測定
表 5− 採取画分−チロキサボール測定表 6− 採取画分−セチルアルコー
ル測定表 7− 採取画分−塩化ナトリウム測定上記表2−7の分析は、重量、
採取容積、および採取質量決定による霧状化の効率が、氷水噴霧器浴(実験A−
I)と比較して周囲噴霧器浴(実験J−R)を用いたほうが高いことを示してい
る。
例4
37℃でのサーファクタント製剤の霧状化この実験は、37℃でのサーファクタ
ントの霧状化を調べるために行なった。使用した装置は、噴霧器浴と共にBri
nkminIC−2浸漬ヒーター/サーキユレートを用いたことを除いて、本質
的に上記例2に記載したものと同じである。l×、3X、および6×サ一フアク
タント製剤濃度について、37℃で、二重実験を行なった。実験条件は、(a)
全ての実験に122cmの送達チューブ長を用い;噴霧器浴温度を37℃に維持
し;(c)最初に、噴霧器に各サーファクタント製剤を(例2における150m
Lに対して)200mL充填し; (d)3Xおよび6×実験については4時
間採取期の後にさらに50mLのサーファクタント製剤を添加し; (e)採取
容器およびT7gon管系のすすぎ容積を各フラスコおよび管系当り(前記研究
における75m Lと比較して)50mL減少させ;および(f) DPPCの
採取+すすぎ画分の試験を、凍結乾燥の後に行なうよりも試料のメタノール希釈
液に対して直接行なったことを除いて、本質的に上記例2に記載のものと同じで
ある。初期噴霧器容量の増加および4時間でのサーファクタント製剤50mLの
添加は、噴霧器中で再構成した薬剤の十分なレベルを維持するために行なった。
すすぎ容量は、すすぎおよび採取試料画分中のサーファクタント製剤成分を濃縮
するために減じた。
まとめた結果を、上記例3における氷および周囲温度での類似の実験(122c
m送達チューブ)について得られた値と共に表8に示す。実験が繰り返されてい
る場合には、データはプールされている。採取容積および総DPPC質量は、前
記の氷および周囲条件での研究で得られた値と比較して増加した。図1−3は、
回収されたDPPCの平均総質量を噴霧器浴温度の関数として示す。用いた浴温
度値は、氷(2℃)、周囲(22℃)、および加熱(37℃)であった。結果は
、噴霧器浴温度の増加に伴ってDPPC総質量が増加することを示している。
表 8− 採取画分−DPPC測定
例−5
60℃でのサーファクタント製剤の霧状化この実験は、上述の例4に記載の装置
および実験パラメータを用いて、60℃でのサーファクタント製剤の霧状化を調
べるために行なった。
まとめた結果を、上記例3および4に記載の氷、周囲および37℃の温度での類
似の実験(122cm送達チューブ)について以前に得られた値と共に、表9に
示す。実験が繰り返される場合には、データはプールされている。図4−6は、
回収されたDPPCの平均総質量を噴霧器浴温度の関数として示す。これらのデ
ータは、l×および6x再構成体の総DPPC送達が、氷、周囲、および37℃
の温度での類似の実験について得られた結果と比較して有意に増加したことを示
している。
驚くべきことに、3×サーフアクタント製剤は、60℃の霧状化温度でのDPP
C送達において、37℃での実験において見出されたものと比較して減少を示し
た。この効果を生じる機構は知られていない。
表 9− 採取画分−DPPC測定
図面の簡単な説明
図1は、2℃ないし37℃の範囲の温度に維持される霧状化l×サーファクタン
ト製剤から6時間にわたって採取されたジパルミトイルホスファチジルコリン(
DPPC)のミリグラム(mg)数を示す。
図2は、2℃ないし37℃の範囲の温度に維持される霧状化3×サーフアクタン
ト製剤から6時間にわたって採取されたDPPCのmg数を示す。
図3は、2℃ないし37℃の範囲の温度に維持される霧状化6xサーフアクタン
ト製剤から6時間にわたって採取されたDPPCのmg数を示す。
図4は、2℃ないし60℃の範囲の温度に維持される霧状化l×サーファクタン
ト製剤から採取されたDPPCの総量g数を示す。
図5は、2℃ないし60℃の範囲の温度に維持される霧状化3×サーフアクタン
ト製剤から採取されたDPPCの総量g数を示す。
図6は、2℃ないし60℃の範囲の温度に維持される霧状化6×サーフアクタン
ト製剤から採取されたDPPCの総量g数を示す。
1xサーフアクタント製斉り
温 度 (摂氏度)
3Xサーフアクタント製斉す
6Xサーフアクタント製剤
温 度 (摂氏度)
図3
1Xサーフアクタント製斉り
図4
3Xサーフアクタント製剤
6Xサーフアクタント製斉す
国際調査報告 。、T2.。。つl、、、t、LQ1wwaa+hml kg1
4km−N・ ρCT/GB 9210166B国際調査報告
Claims (10)
- 1.患者の肺に投与するためのサーフアクタント製剤の調製方法であって、水性 担体中に水性担体1mL当り約10ないし約90mgの量でリン脂質ジパルミト イルホスファチジルコリン(DPPC)が分散する分散体を、霧状化および患者 の肺への吸引可能なサーファクタント粒子の送達の前に、約25℃ないし約90 ℃の温度に加熱することを特徴とする方法。
- 2.前記分散体が、少なくとも前記リン脂質の転移温度程度の温度に加熱される 請求の範囲第1項記載の方法。
- 3.前記サーファクタント分散体がさらに展着剤を含み、かつ前記サーファクタ ント分散体が1cm当り15ダイン未満の表面張力を有する請求の範囲第1項記 載の方法。
- 4.前記展着剤がセチルアルコールである請求の範囲第3項記載の方法。
- 5.前記分散体が約25℃ないし約55℃の温度に加熱され、前記DPPCが前 記水性担体中に約5ないし24mg/mLの量含まれる請求の範囲第1項記載の 方法。
- 6.前記分散体が約45℃ないし約75℃の温度に加熱され、前記DPPCが前 記水性担体中にImL当り約70ないし90mgの量含まれる請求の範囲第3項 記載の方法。
- 7.霧状化して吸引可能な粒子とするに適した、肺疾患の治療に用いられるサー ファクタント製剤であって、水性担体中に水性担体ImL当り約10ないし約9 0mgの量のリン脂質ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)が分散 する分散体を含み、該分散体が霧状化および患者の肺への吸引可能なサーファク タント粒子の送達の前に約25℃ないし約90℃の温度に加熱されるサーファク タント製剤。
- 8.前記分散体が約45℃ないし約55℃の温度に加熱され、かつ前記DPPC が約8ないし20mg/mLの量含まれる請求の範囲第8項記載のサーファクタ ント製剤。
- 9.水性担体中に水性担体ImL当り約10ないし約90mgの量のリン脂質ジ パルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)が分散する分散体を投与するこ とを具備する肺疾患の治療法であって、該分散体が霧状化および患者の肺への吸 引可能なサーファクタント粒子の送達の前に約25℃ないし約90℃の温度に加 熱される方法。
- 10.前記分散体が約45℃ないし約55℃の温度に加熱され、かつ前記DPP Cが約8ないし20mg/mLの量含まれる請求の範囲第1項または第9項のい ずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9120005.5 | 1991-09-19 | ||
GB919120005A GB9120005D0 (en) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | Method of administering phospholipid dispersions |
PCT/GB1992/001668 WO1993005787A1 (en) | 1991-09-19 | 1992-09-11 | Method of administering dipalmitoylphosphatidylcholine dispersions |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06505505A true JPH06505505A (ja) | 1994-06-23 |
Family
ID=10701652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50587493A Pending JPH06505505A (ja) | 1991-09-19 | 1992-09-11 | ジパルミトイルホスファチジルコリン分散体の投与方法 |
Country Status (19)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5299566A (ja) |
EP (1) | EP0533410B1 (ja) |
JP (1) | JPH06505505A (ja) |
KR (1) | KR930702006A (ja) |
AT (1) | ATE150312T1 (ja) |
AU (1) | AU2554292A (ja) |
CA (1) | CA2096537C (ja) |
CZ (1) | CZ93593A3 (ja) |
DE (1) | DE69218329T2 (ja) |
DK (1) | DK0533410T3 (ja) |
ES (1) | ES2100296T3 (ja) |
FI (1) | FI932254A (ja) |
GB (1) | GB9120005D0 (ja) |
GR (1) | GR3023534T3 (ja) |
HU (1) | HUT64697A (ja) |
IL (1) | IL103216A0 (ja) |
SK (1) | SK51093A3 (ja) |
WO (1) | WO1993005787A1 (ja) |
ZA (1) | ZA927178B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013540704A (ja) * | 2010-08-23 | 2013-11-07 | タケダ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 治療学的に有効な物質を含む加湿された粒子 |
Families Citing this family (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4300880C2 (de) * | 1993-01-15 | 1996-03-21 | Draegerwerk Ag | Ultraschallvernebler mit Dosiereinheit |
AU4990696A (en) * | 1995-02-24 | 1996-09-11 | Nanosystems L.L.C. | Aerosols containing nanoparticle dispersions |
WO1997029738A1 (en) * | 1996-02-16 | 1997-08-21 | The Administrators Of The Tulane Educational Fund | Methods and compositions for treating eustachian tube dysfunction by inhalation |
US5698537A (en) * | 1996-06-18 | 1997-12-16 | Clarion Pharmaceuticals Inc. | Method of lowering the viscosity of mucus |
US20020017295A1 (en) * | 2000-07-07 | 2002-02-14 | Weers Jeffry G. | Phospholipid-based powders for inhalation |
US20060165606A1 (en) | 1997-09-29 | 2006-07-27 | Nektar Therapeutics | Pulmonary delivery particles comprising water insoluble or crystalline active agents |
US6309623B1 (en) | 1997-09-29 | 2001-10-30 | Inhale Therapeutic Systems, Inc. | Stabilized preparations for use in metered dose inhalers |
US6565885B1 (en) | 1997-09-29 | 2003-05-20 | Inhale Therapeutic Systems, Inc. | Methods of spray drying pharmaceutical compositions |
US6946117B1 (en) * | 1997-09-29 | 2005-09-20 | Nektar Therapeutics | Stabilized preparations for use in nebulizers |
US6433040B1 (en) | 1997-09-29 | 2002-08-13 | Inhale Therapeutic Systems, Inc. | Stabilized bioactive preparations and methods of use |
EP1054679B1 (en) | 1997-12-24 | 2003-02-12 | Britannia Pharmaceuticals Limited | Use of surface active agent for the manufacture of a medicament for treatment of disorders of the middle ear |
US5883084A (en) * | 1998-06-08 | 1999-03-16 | Clarion Pharmaceuticals Inc. | Treatment of respiratory diseases utilizing α-tocopheryl-phosphocholine |
US6576224B1 (en) * | 1999-07-06 | 2003-06-10 | Sinuspharma, Inc. | Aerosolized anti-infectives, anti-inflammatories, and decongestants for the treatment of sinusitis |
US20020061281A1 (en) * | 1999-07-06 | 2002-05-23 | Osbakken Robert S. | Aerosolized anti-infectives, anti-inflammatories, and decongestants for the treatment of sinusitis |
US6156294A (en) | 1999-11-28 | 2000-12-05 | Scientific Development And Research, Inc. | Composition and method for treatment of otitis media |
US6676930B2 (en) | 1999-11-28 | 2004-01-13 | Scientific Development And Research, Inc. | Composition and method for treatment of otitis media |
DE19957898A1 (de) * | 1999-12-01 | 2001-06-07 | Byk Gulden Lomberg Chem Fab | Neue Verwendung von Lungensurfactant |
AU6124601A (en) | 2000-05-10 | 2001-11-20 | Alliance Pharmaceutical Corporation | Phospholipid-based powders for drug delivery |
US7871598B1 (en) | 2000-05-10 | 2011-01-18 | Novartis Ag | Stable metal ion-lipid powdered pharmaceutical compositions for drug delivery and methods of use |
US8404217B2 (en) | 2000-05-10 | 2013-03-26 | Novartis Ag | Formulation for pulmonary administration of antifungal agents, and associated methods of manufacture and use |
WO2002006301A2 (en) * | 2000-06-30 | 2002-01-24 | University Of Cincinnati | Peptides with antioxidant and antimicrobial properties |
CA2419606A1 (en) * | 2000-09-01 | 2002-03-07 | Marcus Larsson | Lung surfactant compositions with dynamic swelling behaviour |
KR100958235B1 (ko) | 2001-12-19 | 2010-05-17 | 노바르티스 아게 | 아미노글리코시드의 폐 전달 |
US20040055595A1 (en) * | 2002-09-19 | 2004-03-25 | Noymer Peter D. | Aerosol drug delivery system employing formulation pre-heating |
CA2567334A1 (en) * | 2004-05-20 | 2005-12-08 | Discovery Laboratories, Inc. | Methods , systems and devices for noninvasive pulmonary delivery |
US8337815B2 (en) * | 2004-12-23 | 2012-12-25 | Discovery Laboratories, Inc. | Pulmonary surfactant formulations |
US8028697B2 (en) | 2005-04-28 | 2011-10-04 | Trudell Medical International | Ventilator circuit and method for the use thereof |
US20070031342A1 (en) * | 2005-06-22 | 2007-02-08 | Nektar Therapeutics | Sustained release microparticles for pulmonary delivery |
US8206687B2 (en) * | 2006-10-26 | 2012-06-26 | Next Breath, Llc | Phospholipid-based inhalation system |
DE102007025898A1 (de) * | 2007-06-01 | 2008-12-04 | Matthias W. Dr. Amrein | Behandlung von Surfactanten |
CA2718902C (en) | 2008-03-17 | 2014-05-06 | Discovery Laboratories, Inc. | Ventilation circuit adaptor and proximal aerosol delivery system |
CA2683353C (en) | 2008-10-22 | 2015-12-15 | Trudell Medical International | Modular aerosol delivery system |
KR102698051B1 (ko) | 2015-02-27 | 2024-08-26 | 더 보드 오브 리젠츠 오브 더 유니버시티 오브 텍사스 시스템 | 폴리펩타이드 치료제 및 이의 용도 |
WO2020055812A1 (en) | 2018-09-10 | 2020-03-19 | Lung Therapeutics, Inc. | Modified peptide fragments of cav-1 protein and the use thereof in the treatment of fibrosis |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3745991A (en) * | 1971-02-22 | 1973-07-17 | Champion Spark Plug Co | Environmental contamination control device |
DE2729768C3 (de) * | 1977-07-01 | 1981-02-12 | Carl Heyer Gmbh, Inhalationstechnik, 5427 Bad Ems | Verfahren zur Erzeugung von temperiertem Aerosol für Behandlung von Mensch oder Tier und Vorrichtung zu dessen Durchführung |
US4312860A (en) * | 1980-10-24 | 1982-01-26 | Regents Of The University Of California | Lung surfactant compositions |
US4564748A (en) * | 1982-10-29 | 1986-01-14 | Respiratory Care, Inc. | Variable temperature heating control system for inhalation therapy apparatus |
US5038769A (en) * | 1983-06-29 | 1991-08-13 | Krauser Robert S | Method and apparatus for treating ailments |
US4912038A (en) * | 1984-12-11 | 1990-03-27 | California Biotechnology Inc. | Recombinant DNA sequence encoding alveolar surfactant protein |
US4659805A (en) * | 1984-12-11 | 1987-04-21 | California Biotechnology, Inc. | Recombinant alveolar surfactant protein |
US4933280A (en) * | 1984-12-11 | 1990-06-12 | California Biotechnology Inc. | Recombinant DNA sequence encoding Alveolar Surfactant Protein |
US4826821A (en) * | 1985-06-26 | 1989-05-02 | The Regents Of The University Of California | Lung surfactant compositions |
CA1284517C (en) * | 1986-03-18 | 1991-05-28 | Norbert William Ellmann | Heating unit for inhalation therapy |
US5013720A (en) * | 1986-05-06 | 1991-05-07 | Abbott Laboratories | SAP-6-Val proteins and methods |
US5049388A (en) * | 1986-11-06 | 1991-09-17 | Research Development Foundation | Small particle aerosol liposome and liposome-drug combinations for medical use |
US5032585A (en) * | 1987-02-17 | 1991-07-16 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Methods and compositions employing unique mixtures of polar and neutral lipids for surfactant replacement therapy |
DE3712598A1 (de) * | 1987-04-14 | 1988-10-27 | Siemens Ag | Inhalations-anaesthesiegeraet |
US5057502A (en) * | 1987-06-02 | 1991-10-15 | Walsh William E | Composition and topical and systemic treatments of conditions caused by heavy, oily or greasy secretions |
US4832012A (en) * | 1987-07-08 | 1989-05-23 | Vortran Medical Technology, Inc. | Intermittent signal actuated nebulizer |
US5134129A (en) * | 1989-03-15 | 1992-07-28 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Methods employing unique mixtures of polar and neutral lipids for surfactant replacement therapy |
DE69033745T2 (de) * | 1989-07-11 | 2002-02-28 | Byk Gulden Lomberg Chemische Fabrik Gmbh | Oberflächenaktive zusammensetzungen und verfahren |
AU650303B2 (en) * | 1990-10-17 | 1994-06-16 | Transave, Inc. | Synthetic lung surfactant |
-
1991
- 1991-09-19 GB GB919120005A patent/GB9120005D0/en active Pending
-
1992
- 1992-09-11 CA CA002096537A patent/CA2096537C/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-09-11 AU AU25542/92A patent/AU2554292A/en not_active Abandoned
- 1992-09-11 KR KR1019930701489A patent/KR930702006A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-09-11 AT AT92308285T patent/ATE150312T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-09-11 EP EP92308285A patent/EP0533410B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-11 SK SK51093A patent/SK51093A3/sk unknown
- 1992-09-11 WO PCT/GB1992/001668 patent/WO1993005787A1/en not_active Application Discontinuation
- 1992-09-11 DE DE69218329T patent/DE69218329T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-09-11 CZ CS93935A patent/CZ93593A3/cs unknown
- 1992-09-11 HU HU9301430A patent/HUT64697A/hu unknown
- 1992-09-11 DK DK92308285.3T patent/DK0533410T3/da active
- 1992-09-11 ES ES92308285T patent/ES2100296T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-11 JP JP50587493A patent/JPH06505505A/ja active Pending
- 1992-09-18 IL IL103216A patent/IL103216A0/xx unknown
- 1992-09-18 US US07/948,144 patent/US5299566A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-18 ZA ZA927178A patent/ZA927178B/xx unknown
-
1993
- 1993-05-18 FI FI932254A patent/FI932254A/fi not_active Application Discontinuation
-
1997
- 1997-05-23 GR GR970401184T patent/GR3023534T3/el unknown
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013540704A (ja) * | 2010-08-23 | 2013-11-07 | タケダ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 治療学的に有効な物質を含む加湿された粒子 |
US9693955B2 (en) | 2010-08-23 | 2017-07-04 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Humidified particles comprising a therapeutically active substance |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HUT64697A (en) | 1994-02-28 |
SK51093A3 (en) | 1993-10-06 |
CZ93593A3 (en) | 1994-02-16 |
ZA927178B (en) | 1994-03-18 |
GR3023534T3 (en) | 1997-08-29 |
ES2100296T3 (es) | 1997-06-16 |
FI932254A (fi) | 1993-07-02 |
KR930702006A (ko) | 1993-09-08 |
CA2096537C (en) | 2003-12-30 |
CA2096537A1 (en) | 1993-03-20 |
GB9120005D0 (en) | 1991-11-06 |
AU2554292A (en) | 1993-04-27 |
DE69218329D1 (de) | 1997-04-24 |
DK0533410T3 (da) | 1997-09-08 |
DE69218329T2 (de) | 1997-07-03 |
FI932254A0 (fi) | 1993-05-18 |
WO1993005787A1 (en) | 1993-04-01 |
ATE150312T1 (de) | 1997-04-15 |
EP0533410A1 (en) | 1993-03-24 |
US5299566A (en) | 1994-04-05 |
IL103216A0 (en) | 1993-02-21 |
HU9301430D0 (en) | 1993-09-28 |
EP0533410B1 (en) | 1997-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06505505A (ja) | ジパルミトイルホスファチジルコリン分散体の投与方法 | |
AU710821B2 (en) | Fluticasone propionate formulations | |
Everard et al. | Drug delivery from jet nebulisers. | |
EP0055041B1 (en) | Composition for curing respiratory diseases | |
JP6324069B2 (ja) | 治療学的に有効な物質を含む加湿された粒子 | |
KR20010042531A (ko) | 랄록시펜의 폐 및 경비 전달 | |
WO1999044594A1 (fr) | Emulsions huileuses destinees a etre administrees par inhalation | |
CA2081474A1 (en) | Direct spray-dried drug/lipid powder composition | |
JPS63500175A (ja) | リポソ−ム吸入法および吸入システム | |
CAMERON et al. | Evaluation of nebulizers for use in neonatal ventilator circuits | |
AU2023201990A1 (en) | Surfactant Formulations for Inhalation | |
Fink et al. | Aerosol therapy in mechanically ventilated patients: recent advances and new techniques | |
JP2006199713A (ja) | 界面活性リン脂質を含む抗喘息の組合せ | |
KR20190035682A (ko) | 에어로졸화된 약제의 전달을 위한 방법 및 시스템 | |
US6824761B1 (en) | Anti-asthmatic combinations comprising surface active phospholipids | |
Chambers et al. | Inhaled powder compared with aerosol administration of fenoterol in asthmatic children. | |
CZ94693A3 (en) | Method of administering inhalable particles of pharmaceutically active substance, and apparatus for making the same | |
Everard et al. | Is tapping jet nebulisers worthwhile? | |
Jendle et al. | Delivery and retention of an insulin aerosol produced by a new jet nebulizer | |
AU4095500A (en) | Formulations for detecting asthma | |
Parrott | Metered Dose Inhaler and Nebulizer Use in Asthmatic Patients | |
NZ787752A (en) | Surfactant formulations for inhalation | |
Moore | Pulmonary delivery of surfactant by high-frequency jet ventilation and hydraulic high-pressure nebulization to treat respiratory distress syndrome |