JPH0650527A - 多段減圧装置 - Google Patents

多段減圧装置

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Publication number
JPH0650527A
JPH0650527A JP20373692A JP20373692A JPH0650527A JP H0650527 A JPH0650527 A JP H0650527A JP 20373692 A JP20373692 A JP 20373692A JP 20373692 A JP20373692 A JP 20373692A JP H0650527 A JPH0650527 A JP H0650527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
noise
reduction
holes
pressure reducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20373692A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Yamamoto
一雄 山本
Tetsuo Iwanaga
鉄男 岩永
Hisao Watanabe
久男 渡辺
Sadao Miyazaki
貞夫 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP20373692A priority Critical patent/JPH0650527A/ja
Publication of JPH0650527A publication Critical patent/JPH0650527A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス燃料等の配管ラインで用いられる減圧装
置の騒音低減。 【構成】 1ないし4穴のオリフィス複数枚(8a),
(8b),(8c)と、その下流の小口径多孔板複数枚
(8d),(8d)との組合わせ。オリフィス板は主と
して減圧を、多孔板は減圧だけでなく、流れの細分,圧
力エネルギの分散による騒音低減を、それぞれ受持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス燃料等の配管ライ
ンにおいて減圧要素として用いられる低騒音の多段減圧
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスバーナ装置の一例として図6
に示す構造のものが知られている。すなわちこの構造
は、燃料ガス導入管(1)から複数のガスバーナ(2)
へそれぞれ分かれた(単数のものもある)燃料ガス分岐
管(3)の先端部に、末広がり形状のスパットノズル
(4)を取付け、このスパットノズル(4)の先端に多
数のノズル穴(5)を設けて、これ等ノズル穴(5)の
先端周囲にガスノズル(6)を設けた構造となってい
る。
【0003】天然ガスや石油精製ガス等の高カロリー・
高圧ガスをバーナで燃焼させる場合は、着火を安定させ
るために、通常バーナノズルのガス噴射圧力を1.5 kg/c
m2Gとして定格容量を発生させるように設計している。
一方、燃料ガスの供給圧力は、ヤード取入点で通常7〜
8kg/cm2G、時には数10kg/cm2Gに及ぶ場合もあり、
かつ変動することもある。したがって供給配管の途中に
は減圧弁を設け、流量制御を考慮して減圧後の圧力を3
kg/cm2G程度に設定している。これでは折角の圧力エネ
ルギが単に減圧弁で減却されているのみならず、逆に騒
音発生源となっている。
【0004】この系統の各部分の圧力分布を示したのが
図7である。図中点線Aは、減圧装置をガスバーナの前
に設けない従来のごく一般的な場合を示す。なお元圧の
変動と流量の変動が伴なう下流側の圧力損失変動は、全
て減圧弁と流量調節弁で吸収する必要があり、特に減圧
弁の制御範囲は相当広域に及ぶことを要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスバーナ装置
では、減圧弁に伴って発生する騒音の大幅な抑制がなさ
れておらず、かつガスのもつ圧力の有効活用も不十分
で、配管,弁類およびその装置全体の小口径化や軽量化
が十分になされていない問題があった。すなわち燃料ガ
スの減圧方法として、従来は減圧弁による場合やオリフ
ィスによる場合等が代表的構造であるが、この構造にあ
っては大きな騒音が発生し問題となっていた。
【0006】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、騒音を抑制するととも
に、ガスのもつ圧力を有効に活用して、配管,弁類,装
置全体を小口径化,軽量化するようにした多段減圧装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、高圧気体供給源から低圧の使用先へ気体
を減圧して供給する配管の途中に配設された1ないし4
穴の複数枚のオリフィスと、それらオリフィスの下流側
に配設された多数の小孔を有する複数枚の多孔板とを具
えたことを特徴とする多段減圧装置を提案するものであ
る。
【0008】
【作用】1〜4穴のオリフィス板は減圧要素として多用
されているが、一般的に一段の減圧幅が大きいと騒音発
生も大きくなる。本発明では、複数枚のオリフィス板で
段階的に減圧を行なうことにより騒音発生を最少限に抑
制する。またその下流側に複数枚配置した小口径多孔板
では、減圧を行なわせるとともに、騒音を抑制する。そ
れは、多数の小孔により流れが細分化されてジェットの
大きさが小さくなるため、流体のもつエネルギが音のエ
ネルギに変換される割合(音響変換効率)が小さくな
り、その結果減音効果が生じること、および渦の大きさ
が小さくなるため、音の主要周波数が高周波側に移行
し、その結果、管壁を透過してくる音が減衰することを
利用するものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の多段減圧装置が適用されたガ
スバーナ装置を示す斜視図である。図中(1)は燃料ガ
ス導入管,(2)はガスバーナ,(3)は燃料ガス分岐
管,(4)はスパットノズル,(5)はノズル穴,
(6)はガスノズルである。本発明の一実施例たる多段
減圧装置(7)は、燃料ガス導入管(1)あるいは燃料
ガス分岐管(3)に配置される。
【0010】図2は上記実施例を示す縦断面図,図3は
図2中のオリフィス板および多孔板の正面図である。本
実施例の多段減圧装置(7)は5段で構成され、管(9
a),(9b),(9c),(9d),(9e),(9
f)の間にそれぞれオリフィス板(8a),(8b),
(8c)、多孔板(8d),(8e)をはさむ構造とな
っており、管(9a),… とオリフィス板(8a),
… ,多孔板(8d),… とは溶接する形式になって
いる。各段の穴径,個数は各段の減圧配分により決定す
ることができるが、本実施例では第1段オリフィス板
(8a)は1穴、第2段オリフィス板(8b)は4穴、
第3段オリフィス板(8c)は1穴である。また第4段
と第5段は小口径多孔板(8d),(8e)で構成して
いる。
【0011】次に本発明による多段減圧装置の性能につ
いて、空気流により実験した実測データを図4および図
5に例示する。図4は騒音関係、図5は流量特性をそれ
ぞれ示す。本実験例では入口圧7atg で5段減圧装置よ
り1.5atgまで減圧した。寸法はD=L=78.1mm,d1
42.2mm,d2 =25.0mm×4,d3 =46.2mm,d4 =8.4m
m ×31,d5 =8mm×55である。
【0012】まず図4において、騒音は減圧装置より1
m離れた点で測定した。従来の3段オリフィスと本発明
の5段オリフィスを比較すると、入口圧はどちらも7at
g であるが、5段オリフィスの場合減圧幅が大きいにも
拘らず騒音も格段に低減されているのがわかる。
【0013】次に図5は、壁圧計測結果、ガス状態量等
に基づいて抵抗係数を算出した結果を示す。抵抗係数算
出値としては、7atg から1.5atgまで減圧するに必要な
抵抗係数は確保され、設計値とほぼ同じ値が得られた。
また流量変化に対しても安定した抵抗係数を得ることが
できた。
【0014】以上本発明の実施例たる5段オリフィスの
実験例からわかるように、複数枚の1〜4穴オリフィス
板とその下流側に配置された複数枚の小口径多孔オリフ
ィス板とで構成した多段減圧装置により、減圧要素とし
ての必要減圧は確保した上、低騒音を達成することがで
きる。
【0015】図7中の実線Bは、本発明の多段減圧装置
を用いた場合の、系統内各部の圧力分布を示す。従来は
高圧側安全弁と低圧側安全弁の両方を備える必要あった
が、本発明では高圧側安全弁のみを設置すればよく、安
全弁の少数化小形化ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の多段減圧装置は、1ないし4穴
の複数枚のオリフィス板とその下流側に配されて多数の
小孔を有する複数枚の多孔板で構成されている。したが
って、1ないし4穴の複数枚のオリフィス板では、主と
して減圧要素としての必要減圧が達成され、複数枚の小
径多孔板では、主として小口径による流れの細分,圧力
エネルギの分散による低騒音化が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の多段減圧装置が適用されたガス
バーナ装置を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の多段減圧装置の一実施例を示す
縦断面図である。
【図3】図3は図2中のオリフィス板および多孔板の正
面図である。
【図4】図4は本発明による多段減圧装置の空気流実験
による騒音データを示す図である。
【図5】図5は本発明による多段減圧装置の空気流実験
による抵抗係数データを示す図である。
【図6】図6は従来のガスバーナ装置の一例を示す斜視
図である。
【図7】図7は燃料ガス供給源からガスバーナまでの圧
力分布を示す図である。
【符号の説明】
(1) 燃料ガス導入管 (2) ガスバーナ (3) 燃料ガス分岐管 (4) スパットノズル (5) ノズル穴 (6) ガスノズル (7) 多段減圧装置 (8a),(8b),(8c) オリフィス板 (8d),(8e) 多孔板 (9a),(9b),……(9f) 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 貞夫 長崎市深堀町5丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧気体供給源から低圧の使用先へ気体
    を減圧して供給する配管の途中に配設された1ないし4
    穴の複数枚のオリフィスと、それらオリフィスの下流側
    に配設された多数の小孔を有する複数枚の多孔板とを具
    えたことを特徴とする多段減圧装置。
JP20373692A 1992-07-30 1992-07-30 多段減圧装置 Pending JPH0650527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20373692A JPH0650527A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 多段減圧装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP20373692A JPH0650527A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 多段減圧装置

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JPH0650527A true JPH0650527A (ja) 1994-02-22

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ID=16479009

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JP20373692A Pending JPH0650527A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 多段減圧装置

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JP (1) JPH0650527A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100682287B1 (ko) * 2006-04-10 2007-02-15 김종수 유속제어용 티형 이음관
JP2014173688A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Taiyo Nippon Sanso Corp 高圧ガス供給設備配管の昇温抑制装置
US10352339B2 (en) 2013-12-27 2019-07-16 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Low-noise decompression device and combustion device
KR102150372B1 (ko) * 2019-03-21 2020-09-01 (주)대주기계 이중 다공판을 이용한 압력 안정화 장치
CN114458500A (zh) * 2022-02-24 2022-05-10 哈尔滨工程大学 多级阻容式压力波动抑制装置

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KR100682287B1 (ko) * 2006-04-10 2007-02-15 김종수 유속제어용 티형 이음관
JP2014173688A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Taiyo Nippon Sanso Corp 高圧ガス供給設備配管の昇温抑制装置
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KR102150372B1 (ko) * 2019-03-21 2020-09-01 (주)대주기계 이중 다공판을 이용한 압력 안정화 장치
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990629