JPH06505143A - マイコバクテリウム・ツベルクローシスの検出に有用な核酸プローブ - Google Patents

マイコバクテリウム・ツベルクローシスの検出に有用な核酸プローブ

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JPH06505143A JP50563991A JP50563991A JPH06505143A JP H06505143 A JPH06505143 A JP H06505143A JP 50563991 A JP50563991 A JP 50563991A JP 50563991 A JP50563991 A JP 50563991A JP H06505143 A JPH06505143 A JP H06505143A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 マイコバクテリウム・ラベルクローシスの検出に宵月な核酸プローブ本発明は一 般に医療診断の分野に関し、さらに詳しくはポリペプチド類、およびDNAまた はRNAのハイブリッド形成プローブ類を製造するのに適当なりNA配列、なら びに生物試料中のマイコバクテリ同定する方法に関する。
発明の背景 結核症は古代から人類が冒されている感染症である。結核症の病因であるマイコ バクテリウム・ラベルクローシスは100年以上も前に発見され、それ以来この 疾患を診断し治療するために多くの研究努力がなされている。それにもかかわら ず、今日でも、結核症は特に発展途上国では問題になっている。世界保険機関は 少なくとも3000万人が結核症に冒されていると推定している。その上、毎年 約1000万人の新しい患者が発生し、死亡者は年間約300万人である。
結核症の原因微生物であるマイコバクテリウム・ラベルクローシスは、細長い直 線状もしくはわずかに曲がった末端が丸い桿菌である。この桿菌は長さが1〜4 μmで幅が0.2〜0.5μmで、抗酸性、非運動性および非胞子形成性でまた 莢膜で包まれてはいない。一般にマイコバクテリア(マイコバクテリウム属の細 菌)は抗酸性が特徴であり、これは脂質の含量が高いことと細胞壁の物理的保全 性が高いことが原因である。マイコバクテリアは、チール・ネールゼン(Zie hl−Neelsen)、キニョン(Kinyoun)またはオーラミン−〇( At汀amine O)の+籾のよ・うな抗酸性の染料で染色した後顕微鏡:” ’C確認することができる。しかし、抗酸性桿菌に一ついて染色後に行う顕微鏡 検査では、M・ラベルクローシスと他の抗酸性マイコバクテリTとを識別夕る5 二とができない。この障害を克服し結核症を正確に診断するため、試料か通常、 5%〜lO%CO,インキコベーター中で35゛Cにで約4−6週間培養される 。その後培養された試料は一連の生化学試験かなされ、エム・ラベルクローシス の判別同定か行われる(Zinsser Mierohiology、 Jok likら編集、 Appleton−Century−Crafcs社、ニュー ヨーク、 1980年677頁参照)aM・ラベルクローシスを同定するのに要 する時間は、BACTECの放射測定法(Johnston Lahorato ries、 Inc、、米国、メリーランド州。
1・−ソン)で短縮することができる。BACTEC放射測定血液培養装置は、 マイコバクテリアを検出するよう構成されている。要約すると、マイクバクテリ ア以外の細菌は、2%Na0H−N−アセチレート−システィンによって試料か ら除去される。次いで試料は、+40バルミチン酸を含有するMiddlebr ook 7HI2培地で増殖させる。同時に、もうひとつの部分の臨床試料はM ・ラベルクローシスの増殖を阻害するNAP(p−ニトロ−α−アセチルアミノ −β−ヒドロキシプロピオフェノン)が入っているBACTECびん内に接種す る。試料は、BACTEC460で一週間に2回測定され、この装置は、+40 バルミチン酸の代謝による”co2の産生を検出し、かつ増殖指数(growt h 1ndex、 Gl)も計算する。G4か100に達すると、バイアルびん 内の試料がオーラミン−Oで染色されて抗酸性桿菌の存在が確認される。したか って、M・ラベルクローシスが存在することは、Glに基づいたBACTEC法 を用いて、NAP中では増殖せずしかも抗酸性桿菌が存在していることが確認さ れる。この方法は通常の培養法より速いが、M・ラベルクローシスの存在を確認 するのに3〜43日かかるのでまだ不利である。
そのj−に、丁の方法は、臨床試験室及び危険な放射性同位元素を使用する必要 かあり、またこれらの試験室は一般にこのような同位元素を扱うのに適切な設備 をもっていないので不利である。
より最近の別のM・ラベルクロ・−シス診断法は、米国、カリフォルニア州、サ ンディエゴのGen−Probe社から入手できる。この方法では、Mパソベル クローシスのリボソーA RNAをコー ドする遺伝子の配列から作った123 1標識オリゴヌクレオチドであるプローブが提供される。試料は、4週齢の培養 物から被検コロニーを取出し、次いで音波処理を行って細胞を破壊して開くこと によって調製される。放射能標識をつけたプローブを添加し、続いて連続洗浄を 行って未結合のプローブを除去する。M・ラベルクローシスの確認は捕捉された プローブが存在することによって行われるが、捕捉されたプローブはその放射能 標識で検出できる。この試験法の第一の欠点は、最初に試験室培養物を生物試料 から得なければならないことであり、そのために4週間もかかる。第二の欠点は 臨床試験室で放射性ヨウ素を使用することである。
本発明は、放射性同位元素の使用を必要とせずに、試験室培養物または臨床試料 中のM・ラベルクローシスの存在を同定する迅速試験法を提供するものである。
その上に他の関連する利点か提供される。
発明の要約 要約すれば、本発明は、図2に示す核酸番号1から323までのヌクレオチド配 列の一部分を少なくとも含有する標識付きプローブを提供するものであり、この プローブは、M・ラベルクローシス由来の核酸と特異的にハイブリッドを形成す ることができる。本発明の目的を達成するため、ヌクレオチド配列の部分は少な くとも14個のヌクレオチドを有している。本発明の一実施態様では、標識は3 2p−dCTP、ビオチン−dATP、およびジゴキシゲニンーdUTPからな る群から選択される。
本発明の他の態様では、(a)生物試料に含有されている細胞を処理して細胞性 核酸を露出させ、(b)上記細胞性核酸を、図2に示す核酸番号1から323ま でのヌクレオチドが少なくとも一部分を含有する、M・ラベルクローシスに対し て特異的な標識プローブとともに、ハイブリッド形成が起こるのに充分な条件下 と時間でインキュベートし二次いで(c)M・ラベルクローシスに特異的にハイ ブリッドを形成した標識付きプローブの存在を検出する段階を含んでなる、生物 試料中のM・ラベルクローシスの存在を検出する方法が提供される。
本発明の他の態様では、(a)生物試料に含有されている細胞を処理して細胞性 核酸を露出させ、; (b)選択された細胞性核酸配列を増幅し、(C)前記の 増幅された細胞性核酸配列を、図2に示す核酸番号1から323までのヌクレオ チド配列の少なくとも一部分を含有する、M・ラベルクローシスに対して特異的 な標識付きプローブとともに、ハイブリッド形成が起こるのに充分な条件下と時 間でインキュベートシ:次いで(d)M・ラベルクローシスに特異的でハイブリ ッドを形成した標識付プローブの存在を検出する;段階を含んでなる、生物試料 中のM・ラベルクローシスの存在を検出する方法を提供するものである。上記2 つの方法のいずれの実施態様でも、生物試料中に含有されている細胞は、固体支 持体に固定化され、これは好ましくはプリハイブリダイズ(prehybrid ize)される。
本発明の他の態様では、図1に示す核酸番号lから959までのヌクレオチドの 少なくとも一部分を含有し、M・ラベルクローシス由来の核酸と特異的にハイブ リッドを形成できる標識付きプローブが提供される。このプローブは、上記のよ うに本発明の種々の態様で利用することができる。
本発明の上記のおよびその外の態様は以下の詳細な説明と添付図面から明らかに なるであろう。
図面の簡単な説明 図1はクローンAKS−58由来の959個の塩基対の挿入断片のヌクレオチド 配列を示す。
図2はクローンAKS−58−4由来の323個の塩基対の挿入断片のヌクレオ チド配列を示す。
発明の詳細な説明 本発明は、ポリペプチド類、およびDNAもしくはRNAのハイブリッド形成プ ローブ類を製造するのに適したDNA配列と、生物試料中の2種類のような少数 のM・ラベルクローシス微生物を迅速に検出する方法を提供するものである。本 発明によれば、M・ラベルクローシスにほぼ100%相同のM・ラベルクローシ ス群の微生物〔M・ミクロティ(M、 m1croti) 、エム・アフリカヌ ム(M、 africanum)、エム・ボビス(M、 bovis)およびエ ム・ボビスBCGを含む〕を検出することかできる。さらに本発明において、生 物試料には、細胞培養物と、とりわけ痰、尿、胃液、脳を髄液、外科手術で切取 った組織および組織学的組織断片を含む臨床試料とが含まれる。
本発明の努力によって、DNA配列はM・ラベルクローシスに独得の配列から選 択された。これらのDNA配列を得るために、DNAをまずM・ラベルクローシ スの培養物から精製する。M・ラベルクローシスは、中でも、American  Type Cu1ture Co11ection (ATCCX米国、メリ ーランド州、ロックビル)を含む多くの起源からの培養物として得ることができ る。M・ラベルクローシスは、鶏卵−ジャガイモベースの培地(例えばLowe nstein−Jensen培地)または寒天ベースの培地(例えばMiddl ebrook 7H−10培地)を含むマイコバクテリアを増殖できる当該技術 分野で公知の培地で培養することができる。
これらの培地はPML Microbiologicals社(米国、オレゴン 州、Tualatin)から入手できる。その培養物は約5〜10%CO1の雰 囲気で増殖させなければならない。M・ラベルクローシスを増殖させるのに特に 好ましい条件には、オレイン酸、アルブミン、デキストロースおよびカタラーゼ (“0ADC”、 Difco社、米国、ミズーリ州、ガイサーバーグ)を補充 したMiddlebrook 7H−9ブロス内での増殖と、約5%C02の雰 囲気下約37°Cの温度でのインキュベーションが含まれる。その増殖速度が非 常に遅いために、M・ラベルクローシスの培養物を増殖させるには3〜6週間必 要である。
次に、マイコバクテリアを培養物から取出し、処理してDNAを放出させる。マ イコバクテリアをブロス中で増殖させる場合には、シクロセリンを、収穫する2 4時間前に添加する。その培養物は加熱して不活性化し次いで遠心分離してマイ コバクテリアをペレットにする。DNAを放出させるため、その細胞を再懸濁さ せ、次いで当該技術分野の当業者にはよく知られている多くの方法のいずれかで 溶解させる( Sambrookら、Mo1ecular Cloning :  A Laboratory Manual第2版、Co1d Spring  Harbor Laboratory Press、 134〜139頁、19 89年参照)。特に好ましいのは、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)とリゾチ ームを用いて細菌を溶菌し、続いてフェノールで押出し、エタノールで沈澱させ 、次にTf RNアーゼとRNNアーゼで処理してDNAを精製する方法である 。
得られたマイコバクテリアのDNAを次に分画する。特に好ましいのは、DNA を消化できる当該技術分野で公知の制限酵素例えばEco R1を使用すること である。マイコバクテリアのDNAは消化されると、アガロースゲルの電気泳動 法と続いて電気溶出法を用いることによって適当な大きさのDNAの画分を選択 することができる。マイコバクテリアのDNA画分は長さが約200〜4,00 0 bpのものが好ましく、より理想的なのは長さが約500〜3.000 b pのものである。マイコバクテリアDNAを消化するのに使用するのと同じ制限 酵素は、プラスミドDNAを消化するのにも使用され、マイコバクテリアのDN Aを、付着末端を使用することによってプラスミドに挿入および連結させること ができる。消化されたプラスミドと、適当な大きさのマイコバクテリアのDNA 画分とをT4リガーゼで連結して、次に当該技術分野で公知の方法を用いて大腸 菌(E、 coli)にトランスフェクトすることができる。当該技術分野で公 知のいずれのプラスミドでもM・ラベルクローシスの消化物のベクターとして使 用できるが、プラスミドpT7T318U(Pharmacia LKB Bi otechnology Inc、社、米国、ニューシャーシー州、ビス力タウ エイ)が特に好ましい。このプラスミドはアンピシリン耐性とβ−ガラクトシダ ーゼの遺伝子、T3とT7の転写プロモーター、および二本鎖DNAの配列決定 を可能にする普遍プライマーと逆プライマーの配列をもっている。さらにこのプ ラスミドは、バクテリオファージM13とF1起源(Pi origin)のポ リクローニング部位をもっているので、そのプラスミドから配列決定が可能な一 本鎖DNAを作ることができる。大腸菌をこのプラスミドでトランスフェクトす ると、アンピシリンを含有する培地で増殖可能なコロニーが得られる。さらにD NA挿入断片を有するプラスミドをもっている、トランスフェクトされた大腸菌 は、IPTGとBlueGalを含有する2倍の(two times)酵母ト リプトン培地(2YT)上に白色のコロニーを生成することによって同定するこ とができる。このプラスミドのポリクローニング部位に異種のDNAフラグメン トを挿入すると、α−相補ができないアミノ末端フラグメントが生成するために 、2YTのプレート上に白色コロニーが生成する( Sambrookらの上記 文献の1.85〜1.86頁参照)次に、適当な挿入断片を有するプラスミドを 含有するコロニーを通常の方法を用いてスクリーニングする。当該技術分野で公 知の方法によってハイブリッド形成を行うことが特に好ましい(例えばSamb rookらの上記文献の1.90〜i、 104頁参照)。要約すると、白色コ ロニーは、レプリカ平板法によって、陽性については切断修復によって32Pで 標識をつけたM・ラベルクロースDNAでスクリーニングし、陰性については、 M・アビウムーイントラセルラーレ(M。
のマイコバクテリア(MOTT)由来の切断修復(mick translat ed)によってxtpで標識をつけたDNAでスクリーニングする。ラベルクロ ーシス種以外のこれらマイコバクテリアは、当該技術分野で公知の培地を用いて 増殖させることができ、そのDNAはM・ラベルクローシスについて先に述べた 方法を用いて精製することができる。
M・ラベルクローシスとはハイブリッドを形成し他のマイコバクテリアとはハイ ブリッドを形成しないコロニーからのプラスミドの単離は、挿入断片の大きさを 確認しかつその特異性を保証するために行う。特にミニブレツブアルカリ法(m iniprep alkali method)が好ましい(Sambrook の前記文献1.25〜1.28頁参照)。要約すると、プラスミドを、挿入に使 用したのと同じ制限酵素で消化し次いて挿入断片の大きさを測定できるようにゲ ル上に泳動させる。そのDNAを、Vacu Gene(登録商標)装置(LK B−Pharmac ia社、スエーデン、ブロンマ)で転写アルカリ法を用い て、ナイロン膜に転写する。ナイロン膜に結合されているDNA挿入断片を、標 識付きのM・ラベルクローシスDNAとラベルクローシス種以外のマイコバクテ リア(MOTT)とのハイブリッド形成について試験する。M・ラベルクローシ スのDNAとはハイブリッドを形成しMOTTとはハイブリッドを形成しない挿 入断片は、ハイブリッド形成プローブに適したDNA配列を製造するのに使用で きる。さらに以下で考察するように、そのDNA配列の読取り枠はポリペプチド 類を製造するのに利用できる。
さらに特異性を確認するために、挿入断片を含有するクローンはさらに特性決定 がなされる。要約すると、M・ラベルクローシスとMOTTのDNAは、さきに 使用したのと同じ制限酵素、好ましくはEc。
Rrで消化される。次に、その消化されたマイコバクテリアのDNAは、アガロ ースゲルの電気泳動法で分析される。そのDNAを次にゲルかるナイロン膜に転 写し、放射能標識付き挿入断片とのハイブリッド形成について試験される。
次に陽性のクローンを、大量のプラスミドを製造するために大規模に増殖させる 。プラスミドDNAを大規模に製造する方法は当該技術分野で公知である(例え ば、Sambrookらの上記文献の1.33〜1.39頁参照)。要約すれば 、大腸菌が、この細菌の増殖を維持できるいずれかの培地を用いて増殖させる。
特に好ましいのはTerrific Brothである( Sambrookら の上記文献のA、2頁、1989年参照)。次に細胞は溶解され、DNAか上記 のようにして抽出精製される。
次にプラスミド中の挿入断片の検索が行われる。プラスミドは、M・ラベルクロ ーシスDNAを分画してプラスミドに挿入するのに最初に用いたのと同じ制限酵 素で消化される。次にその挿入断片は、アガロースゲル電気泳動法によって他の プラスミド系DNAから単離する。
単離されたDNA挿入断片は、さらに、Bam HIのような異なる制限酵素を 用いて分画し、上記のハイブリッド形成法とクローン化法によってM・ラベルク ローシスに対する特異性についてもう一度選択される。さらに挿入断片のM・ラ ベルクローシスに対する特異性は上記のようにして確認される。
DNA挿入断片は単離されると、当該技術分野で公知の方法を用いて配列を決定 することかできる。特に好ましいのは、Sangerらの酵素法(DNA Se quencing with Chain−Terminating Inhi bitors” 。
Proc、 Nat’1. Acad、 Sei、、74巻、5463頁、19 77年)とMaxamとG11bertの化学的分解法(”A New Met hod for Sequencing DNA ” 。
Proc、、 Nat’1. Acad、 Sei、、74巻、560頁、19 77年)である。
挿入断片のDNA配列は、(I)ポリペプチド類の製造:または(II)生物試 料中のM・ラベルクローシスのDNAもしくはRNAを検出するのに適したハイ ブリッド形成プローブと増幅プライマーの製造に利用できる。
■ ポリペプチドの製造 挿入断片のDNA配列は読取り枠について分析する。読取り枠は、DNA配列を 、AUGのような開始コドンについてサーチすることによって測定される。開始 コドンに続く配列は、細胞によって転写され次いで翻訳されてポリペプチドを発 現する。したがって読取り枠内に見られるDNA配列は、ポリペプチドを合成法 で構築するかまたは宿主細胞からポリペプチドを組換え法で発現することによっ て、ポリペプチドを製造するのに利用できる。得られたペプチドは、高圧液体ク ロマトグラフィー(HPLC)ような当該技術分野で公知の方法を用いて精製す ることができる。その精製されたポリペプチドはい(つもの目的に利用できる。
例えば、そのポリペプチドは、酵素結合イムノソルベント検定法(ELISA) で用いるため、当該技術分野で公知の方法で、モノクローナル抗体もしくはポリ クローナル抗体を生成する抗原の起源として使用できる。このような検定法は、 M・ラベルクローシス抗原に対する抗体の存在について個体の血清を試験するの に用いることかできる。
もう一つの用途は、M・ラベルクローシスに対する事前の免疫学的暴露について 試験するために、精製ポリペプチドを内皮注射に用いる用途である。この方法で 用いる場合、ポリペプチドは、当該技術分野で公知の方法を用いて皮肉投与用に 精製し製造される。PPD試験法と同様に、皮内注射部位の周囲の領域に発生す る紅疹がポリペプチドに対する免疫応答を示す。したかって陽性反応は、M・ラ ベルクローシスに対して事前に免疫学的に暴露されたことを示している。
■ ハイブリッド形成プローブ またM・ラベルクローシス由来のDNA配列は、増幅に用いるプライマー、およ びM・ラベルクローシスのDNAもしくはRNAを検出するのに用いるプローブ を製造するのに用いることかできる。上記のように、当該技術分野の当業者は、 M・ラベルクローシス由来の核酸配列と特異的にハイブリッドを形成できるRN AもしくはDNAのプローブを構築するのに、本発明のDNA配列を使用するこ とができる。
本発明の目的を達成するために、プローブは、約5〜6倍のSSCの条件下でか つ64°C〜68°Cの温度でハイブリッドを形成する場合、“M・ラベルクロ ーシスDNAと特異的にハイブリッドを形成できる“。
特に好ましい条件は約6 x 5SC(I M NaC1)で65°Cの条件で ある。
これらのプローブは、ハイブリッドを形成するM・ラベルクローシスの配列に対 して完全に相補的である必要はない。プローブの約30%はどは、M・ラベルク ローシスの核酸配列に比べて誤対合であってもよく、それにもかかわらずM・ラ ベルクローシスの存在を検出することができる。Qβレブリカーゼまたはポリメ ラーゼ連鎖反応(PCR)のような増幅系が用いられる場合、プローブは増幅の ために用いられる2つのプライマーの間に位置するように選択される。
そのプローブが有するヌクレオチドは、約14個はどの少数でもよいが、通常は 約24個であり、323個以上の多数でもよい。プローブは、図2に示す核酸番 号1から323までのヌクレオチドの一部分から選択するか、またはかわりに図 1に示す959 bpの挿入断片の一部分から選択される。
これらのプローブ類は、当該技術分野で公知の方法を用いて構築し標識をつける ことができる。例えば24個の塩基の短かいプローブは合成法で製造することが できる。約75〜約283個の塩基の長いプローブは、’ 2P −dCTP、 ジゴキシゲニンーdUTPまt;はビオチン−dATPのようなff識をつけた 前駆物質の存在下でQβレブリカーゼまたはPCR増幅増幅用いて製造すること が好ましい。323個以上の塩基対のプローブは、トランスフェクトされた細胞 を増殖させ、関連配列を精製し、次いでランダムプライマー法でプライマーに標 識を付けることによって直接製造することができる。
プローブは、とりわけ放射性マーカー、蛍光マーカー、酵素マーカーおよび色素 原マーカーを含む当該技術分野で公知の検出系のいずれかで標識を付けることが できる。好ましい標識としては32P−dCTP、ジゴキシゲニンーdUTPお よびビオチン−dATPがある。ジゴキシゲニンーdtJTPは、その感受性と 、標的の配列を放射性標識なしで検出できることから特に好ましい。好ましい態 様では、ジゴキシゲニンーdUTPは、ターミナルデオキシヌクレオチジルトラ ンスフエラーゼを用いて24塩基のオリゴヌクレオチドに組込まれる。
本発明のハイブリッド形成プローブは、当該技術分野の当業者にとって公知の方 法を用いて、試験室の細胞培養物中のM・ラベルクローシスのDNAまたはRN Aの存在を直接確認するのに用いることができる。一つまり、細胞は上記のよう に処理されて細胞核酸を露出させる。次にその細胞核酸は、標識を付けたM・ラ ベルクローシス特異的プローブとともに、ハイブリッド形成が起こるのに充分な 条件下と時間でインキュベートされ、次いでM・ラベルクローシスに特異的でハ イブリッドを形成した標識付きプローブか検出される。
細胞培養物以外の例えば痰のような生物試料中には、M・ラベルクローシスは比 較的少数しか存在していない。したがって、検出を強化するために、増幅系を使 用してM・ラベルクローシスのDNAもしくはRNAの量を増大することが好ま しい。当該技術分野には各種の方法が知られており、RNA増幅法(Lizar diら、Bio/Teehnology。
6巻、1197〜1202頁、1988年参照)およびPCHによるDNA増幅 法(Muilisら、米国特許第4.683.195号; Mullisら、米 国特許第4,683、202号およびMullisら米国特許第4.800.1 59号参照。これらは本願に援用するものとする)がある。
TaqポリメラーゼでDNA増幅を行うのに用いるプライマーは(ポリメラーゼ 連鎖反応すなわち“PCR″)、標的配列に対して高度に特異的でかつ標的配列 と安定な二本鎖を形成するDNA配列から選択しなければならない。またプライ マーは非相補的でなければならばならず特に3′末端でそうでなければならず、 それ自身または他のプライマーと二量体を形成してはならずおよびそのDNAの 他の領域と二次構造もしくは二本鎖を形成してはならない。一般に長さが約24 個のヌクレオチドであるプライマーが好ましく、当該技術分野で公知の方法を用 いて容易に合成することができる。選択された細胞核酸配列を増幅するために、 プライマーは配列の両端から選択され、好ましくは図2に示す核酸番号lから3 23までのヌクレオチド配列の一部分から選択される。しかしプライマーは、図 1に示す959 bpのフラグメント内の他の配列から選択することもできる。
DNAのプライマーとプローブが選択され構築されると、痰もしくは試験室の培 養物のような生物試料はM・ラベルクローシスの存在について試験することがで きる。
生物試料が例えば痰のような臨床試料の場合、第一試料は、まず液化、汚染除去 、濃縮が行われ(RatnamおよびMarch、 Journal ofCl inical Microbiology、 23(3)巻、582〜585頁 、1986年参照)、次いで多数の確立された方法のいずれかを用いてDNAの 抽出が行われる。一つの方法では、濃縮された痰はTE緩衝液で容積を300μ lまで増大して、続いて直径が200ミクロンのガラスピース(SigmaCh emical Co、社、米国、ミヅーリ州、セントルイス)を添加する。
1■のりゾチームを添加し、次いで充分なSDSを加えて試料を最終濃度1%に する。その試料を37°Cで60分間インキュベートし、次に70°Cで15分 間音波処理を行う。その試料をフェノールで抽出し、エタノールで沈澱させ、T I RNアーゼとRNNアーゼで処理する。2回目のフェノール抽出とエタノー ルによる沈澱を、純度を保証するために行ってもよい。
第二の方法では、汚染除去と濃縮を行った痰100μf、TE緩衝液22μ!お よび33%リゾチーム50μlを95℃で15分間インキュベートする。次に2 0%SDS 30μlを添加し、65℃で15分間インキュベートし、続いて5 M過塩素酸ナトリウム10oμlを加えて室温で5分間インキュベートする。そ の試料をクロロホルム/イソアミルアルコールで抽出しエタノールで沈澱させる 。
第3の方法では、汚染除去と濃縮を行った痰を0.1 M Nap!(、2MN aClおよび0.5%SDSの最終濃度の液中に懸濁させ、95℃で15分間イ ンキュベートする。フェノールで抽出した後、DNAをエタノールで沈澱させ、 水に再び溶解した。
次に、精製した試料由来の選択された細胞核酸配列を、当該技術分野で公知の方 法を用いて上記のプライマーで増幅する。要約−するE と、ポリメラーゼ連鎖 反応は、95℃で耐熱性のテルムス・アクアティカス(Thermus aqu aticus)由来のDNAポリメラーゼ(Taqポリメー ラーゼ)を使用す ることに基づいている。DNA試料は一本M DNAを生成させるために95℃ で変性される。上記のような特異的なプライマーは、プライマーのAT/GC比 率によって37°C〜70’Cでアニールさ) れる。プライマーは、反対側の ストワンドを鋳型にするため、Taqポリメラーゼを用いて72℃で伸長される 。これらの3ステツプが1サイクルを構成している。各サイクルを終ったときに 標的DNAは2倍になり、DNAは25サイクルを終ったときに少なくとも10 “倍増大している。
増幅した試料は、次にナイロン膜のような固体支持体に転写して、上記のように 特異的な標識をつけたプローブを用いて、ハイブリッj ド形成について試験す る。一つの実施態様では、試料は、Bio−Dot(商標)装置(Bio−Ra c1社、米国、カリフォルニア州、リッチセント)を用いてナイロンフィルター に転写される。次にこのフィルターは当該技術分野で公知の方法を用いて1時間 、ブリハイブリダイズを行い(Sambrookらの前記文献のA1.102頁 参照)、次にジゴキシゲニンーdUTPで標識を付けた24塩基のオリゴヌクレ オチドのプローブと一夜ハイブリッドを形成させた。上記フィルターを一夜イン キユベートし洗浄した後、陽性のドツトプロットがアルカリホスファターゼ接合 抗ジゴキシゲニン抗体で検出され、続いてフィルターを一回洗い、BCIP/N BT(5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリルボスフェート/ニトロブルーテ トラゾリウム)のような色素原基質を添加する。
上記のDNAベースのPct?増幅/ハイブリッド形成法に代わるものとして、 RNAベースの増幅法がある(Lizardi ら、Bio/Technolo gy。
6巻、1197〜1202頁、1988年; Kramerら、Nature、  339巻、401〜402頁、■989年;およびLame I iら、C1 1nical Chemistry、 35(9)巻、幅用は、いくつかのRN Aバクテリオファージ(特にQβ)がRNA依存性RNAポリメラーゼの作用で 複製するということに基づいている。
このポリメラーゼ、“Qβレプリカーゼ“は、長さが追加されてい輻する方法は 、当該技術分野の当業者にとって公知である。要約すると、生物試料内の細胞を 処理して細胞核酸を露出させる。次に、選択された細胞核酸配列をQβレプリカ ーゼで増幅させる。上記のように、その配列は、図2に示す核酸番号lから32 3までのヌクレオチド配列の一部分または図1に示す959 bpのフラグメン トの配列から選択される。次に放射能標識を付けたプローブは上記のような方法 を用いて増幅RNAの存在を検出するのに用いられる。
上記の増幅/ハイブリッド形成法に代わる方法として、Duckらが述べている ような切断可能な結合を有する核酸組成物を使用する方法がある(米国特許第4 .876、187号、この特許は本願に援用するものとする)。要約すると、図 2に示す核酸配列の一部分から選択される標的ヌクレオチド配列に相補的なプロ ーブが製造される。好ましい態様では、その標的はDNAであり、そのプローブ は、その一方の末端に標識を付けたDNAを含有し、その中央の近くに1〜4の RNAヌクレオチドを有し、他方の末端には固体支持体に結合しつるDNAを含 有している。次にそのプローブは、試料とハイブリッドを形成する条件下でイン キュベートされると、標的配列が存在すれば標的配列はプローブに結合する。次 に反応混合物は、RNAの中心を開裂するエンドヌクレアーゼHのような複合体 で処理される。プローブが標的配列とハイブリッドを形成しなかったならば、標 識を付けたDNAは、固体支持体に連結されたDNAから分離するであろう。
したがって、固体支持体を反応混合物から取出したとき、標識の喪失は検出する ことができる。
当該技術分野の当業者にとって明らかなことであるが、現在開発中の他の増幅法 も本発明に利用できる(例えばHornら、NucleicAcid Re5e arch、 17(17)巻、6959〜6967頁、1989年; C1yv eら、J。
of Bfotuminescence & Chew、、4巻、357〜36 6頁、1989年;およびIJrdenら、C11nical Chemist ry、 35(8)巻、1571〜1575頁、1989年参照)。
以下の実施例は例示を目的として提供するものであり本発明を限定するものでは ない。
DNAプライマーおよびDNAプローブとして使用するのに適したマイコバクテ リウム・ラベルクローシスのDNA配列の決定M・ラベルクローシスDNAのク ローニングマイコバクテリウム・ラベルクローシスH37Rv菌株TMC1をt heTrudeau In5titute(米国、ニューヨーク州、サラナック )から入手した。このマイコバクテリアを、0ADC強化剤を補充したMidd let+rook7)19プロス中(200−づつのバッチ)、静置培養で、5 %二酸化炭素の雰囲気下、37°Cにて約6週間増殖させた。シクロセリンを添 加しく1■/−)次いで24時間後、培養物を70″Cで15分間加熱し、So r Val 53340−ターを使用し、6000rpmで10分間遠心分離を 行った。生成したベレットを、TE緩衝液と新しく調製したリゾチーム(1■/ mj)中に再懸濁させ37℃で60分間インキュベートした。
SDSを加えて溶液の濃度を1%にし、さらに1時間インキュベートした。溶解 したマイコバクテリア由来のDNAをフェノールで2回抽出しエタノールで沈澱 させた。そのDNAをTI RNアーゼ(1単位10、D、) +RNアーゼA (100μg/−)で処理し、30分間37℃でインキュベートした。得られた DNA溶液をL5M酢酸アンモニウムとエタノールで沈澱させた。生成したDN Aを15.OOOXgで遠心分離させることによって沈澱させ、TE緩衝液中に 再懸濁させて最終濃度を1■/−とした。
上記の精製されたM・ラベルクローシスDNAをIOU/μgのEc。
RIで消化し、0.7%アガロースゲル上を泳動させた。200〜4000bl )間のフラグメントを電気溶出させ、Genec 1ean (登録商標XBi o 101゜米国、カリフォルニア州、う・ジョラ)を使って精製した。プラス ミドpT7T318U(Pharmacia社)もEco R1で消化し、細菌 アルカリホスファターゼで脱リン酸を行い、全体もしくは強化した、Eco R I消化M・ラベルクローシスと、3:lのモル比で混合した。試料を、T4リガ ーゼを用い、26°Cで4時間かけて連結し、次いで大腸菌MN522中にトラ ンスフェクトした。その細胞をIPTGとBlue Galを含有するアンピシ リンプレート上に広げた。白色コロニーを取出し、M・ラベルクローシスの挿入 断片についてスクリーニングした。
M・ラベルクローシス挿入断片のスクリーニング約io、 ooo個の組換え体 (白色コロニー)を上記クローン化試験から得た。3.000個のコロニーをひ ろい上げて、ランダムプライマーによって”P−dCTPで標識をつけた全M・ ラベルクローシスDNAとハイブリッドを形成させるために、ニトロセルロース フィルターに転写した。
コロニーハイブリッド形成フィルター装ff1MVO3210(Seblejc her& 5chue11社)を用いて、白色コロニーの7枚のレプリカプレー トをニトロセルロース上に作製した。そのニトロセルロースのブ、リハイブリダ イズ処理を、10×デンハート溶液、6 X5SPE、 1.25%SDSおよ び50Ug/−サケ精巣DNAを用い65°Cで3時間行った。マイコバクテリ アのDNAは、M・ラベルクローシスの培養物およびラベルクローシス種以外の マイコバクテリア(MOTT)の培養物から、ハイブリッド形成用に調製した。
MOTTは負の対照として機能し、エム・アビウムーイントラセルラーレ、エム ・カンサシ−、エム・ケローネ、エム・マリナム、エム・シミエ(M、 51m 1ae)およびエム・アビウムーイントラセルラーレ/エム・スクロフラセウム (MAIS)が含まれる。DNAは上記精製法で調製し次にそのDNAにランダ ムプライマー法により”P−dCTPで標識を付けた。DNAグレードの5ep hadexG−50(Pharmacia社、スエーデン、アブサラ)を用いる スパンカラム(5puneo lumn)カラムクロマトグラフィーによって、 オリゴヌクレオチド類を標識DNAから分離した(Maniatisら、Mol eeulayCloning、 Coldspring Harbor Lab oratory、 466頁、 1982年参照)。
標識付きDNAを、100°Cで10分間インキュベートすることによって変性 させて一本鎖形にした。標識付きDNAを10@CPM/miの濃度で用い、次 いで160μEづつをフィルターの各dに対して使用した。ハイブリッド形成は 、10%のデキストラン硫酸、I M NaC1,1%SDSおよびI00μI I/rdの変性サケ精巣DNAを含有する溶液中、65℃のインキュベーション 温度で16時間行った。ハイブリッド形成を行った後、フィルターは、6 X5 SPE、 0.5%SDSで室温にて15分間洗浄し、次に第2洗浄をlX5S PE、1%SDSで37℃にて30分間行い、次いで最終洗浄を0. I N5 SPE、1%SDSで65℃にて30分間行った。これらの洗浄を終ってから、 フィルターを室温で乾燥させた。次にそのフィルターは、Kodak X−Om at RP(登録商標)フィルム(EastmanKodak社、米国、ニュー ヨーク州、ロチニスター)と2枚の増感紙(Dupon Cronex (登録 商標) 、Hi−Plus Dupont、米国、プラウエア州、ウィルミント ン〕を使って一70°Cて24時間オートラジオグラフィに付した。
M・ラベルクローシスに対して陽性がMOTTに対して陰性であったコロニーを 、アンピシリン含有の2YT培地で増殖させた。次に、プラスミドをミニブレツ ブアルカリ液法を用いて単離しく Sambrookの上記文献の1.25〜1 .28頁参照)。Eco Rfで消化し、0.7%アガロースゲル中で分析して 挿入断片の存在を測定した。その挿入断片をナイロン膜に転写し、ランダムプラ イマー法により”P−dCTPで標識を付けたM・ラベルクローシスDNAとハ イブリッドを形成させた。
ハイブリッドを形成させた後、プローブを除き、フィルターをエム・アビウムー イントラセルラーレとエム・スクロフラセウムの混合物と再びハイブリッドを形 成させた。
M・ラベルクローシスDNAとハイブリッドを形成するがMOTTとはハイブリ ッドを形成しない挿入断片を有するクローナルコロニーを選択した。このクロー ン(ASK−58)の配列を決定し、図1に示す。
ASK−58はATCCに受託番号68197で寄託されている。
ASK−58の特異性を試験するため、M・ラベルクローシスとMOTT由来の DNA 10UgづつをIOU/μgのEeo RIで、37℃にて2時間消化 した。得られた試料を0.7%アガロースゲルに加え、THE緩衝液中70ボル トで泳動させた。電気泳動を終了し、ゲルを0.5μg/−の臭化エチジウムで 染色した。そのゲルを0.25N HCIで4分間処理した。得られたDNAは 、0.4 N NaOH,1,5M NaC1を用い、Vacugene装置( LKB−Pharmae ia社、スエーデン、ブロンマ)で、50ao水柱の 圧力下45分間かけて、ナイロン膜(Hybond−N (登録商標) 、Am ersham社)に転写した。その膜を室温で乾燥し、次に真空オーブンで80 °Cにて20分間乾燥した。その膜を、クローンの精製挿入断片とハイブリッド を形成させた。なおこの挿入断片はランダムプライマー法により”P−dCTP で標識を付けである。M・ラベルクローシスDNAの試料だけが、959 bp ffJi域のレベルでバンドを生成するが一方残りのMOTT試料は陰性であっ た。
短かい挿入断片の製造 上記のASK−58クローンをTerrificブロス(Focus 9 :  2)を用いIL容積で増殖させた。細胞をアルカリ法で溶解し、フェノールで押 出し、次にエタノールで沈澱させた。次にその試料をTI RNアーゼ、膵RN アーゼ、および3.5M酢酸アンモニウムで処理した。最終濃度を1μg/μl に調節した。クローンASK−58の959 bl)の挿入断片をBamHIで 消化して、長さが約120.323および460 bpの3種のフラグメントを 調製した。これらの各フラグメントにランダムプライマー法により”P−dCT Pで標識を付けて、M・ラベルクローシス、M・アビウムーイントラセルラーレ 、ならびに暗発色面(seotochromogen)および光発色歯(pho tochromogen)のグループのマイコバクテリアを含むマイコバクテリ アに対するハイブリッド形成について試験した。323 bpのフラグメントは 、M・ラベルクローシスとだけハイブリッドを形成した。
上記の323 bl)フラグメントを、pT7T318U中のEco RI、  Bam Hr部位にサブクローニングし、サブクローンASK−58−4を製造 した。M・ラベルクローシスおよびMOTTから精製したDNAをBam II IとEco R1で消化し次いで0.7%アガロースゲル中で電気泳動を行った 。サザンプロットを調製し、クローンASK−58−4(323bp)由来のラ ンダムプライマー標識挿入断片とハイブリッドを形成させたが、M・ラベルクロ ーシスだけがハイブリッドを形成し、959 lapの領域に単一のバンドを生 成した。
クローンASK−58−4の特異性を試験するために、培養物から精製した21 6個のDNA試料(表I参照)を、クローンASK−58−4の挿入断片をプロ ーブとして用いてハイブリッドを形成させることによって分* MAIS =マ イコバクテリア アビウムーイントラセルラーレースクロフラセウム群 下記の表■に示すように、M・ラベルクローシスの103個の全試料が陽性シグ ナルを示したが、残りの113の試料はハイブリッドを形成しなかった。標識試 薬として”P−dCTPまたはジゴキシゲニン−dtJTPを用いた場合も同様 の結果が得られた。
表■ M・ラベルクローシス群 MOTT DNAプローブ+ 103 0 DNAブローブー O113 特異性 100% 感受性 100% プライマーとプローブの構築 ASK−58−4(323bp)のDNA配列を、チェーンターミネーション法 と5equenase(登録商標) version 2.、 O(修飾T7  DNAポリメラーゼ)またはTaqポリメラーゼ(登録商標) (Taq Tr ack(登録商標)配列決定システム、Promega Carp、社、米国、 ウィスコンシン州、マディソン〕を用いて決定した。
クローンASK−58−4のDNA配列が決定されると、M・ラベルクローシス DNAを増幅するのに適したプライマーを合成で製造することができる。長さが 283塩基対のフラグメントを増幅するために、そのフラグメントの開始部位に 配置されるプライマー1 : 5 ’ CAAGGCTTCAATTCCGGT GATGCCと、該フラグメントの終止部に配置されるプライマー2 : 5  ’ TGGTCCGGTTCATACTCGGGCTGGを作った。プライマー 3:5 ’ TCACCGCGATAACCGTGCGCGACGを構築すると 、フラグメントをプライマー1からプライマー3へ長さを141塩基対増幅でき る。プライマー4 : 5 ’ TTCACCGGCTCTCCGCTGAAG GAAを構築すると、フラグメントをプライマー1からプライマー4へ長さを合 計76塩基対増幅できる。
クローンASK−58−4を増幅させ、その挿入断片をアガロースゲルで精製す ることによって323 bpのプローブを製造した。その挿入断片をゲルから溶 出させ、ランダムプライマー法により、ジゴキシゲニンーdUTPで標識を付け た。24塩基のオリゴヌクレオチドのプローブ(上記プライマー4の配列に対応 する)を、合成法で構築し、続いてターミナルデオキシヌクレオチジルトランス フエラーゼを用いてジゴキシゲニンーdUTPで標識をつけることによって製造 した。
実施例2 A、 323塩基対のプローブによる生物試料の分析結核症に罹っている疑いが ある患者の痰試料を入手し、既定の方法を用いて、液化、汚染除去および濃縮を 行った。要約すると、痰試料は、Ratnamら、Journal of C1 1nical Microbiology、 23巻、582〜585頁、19 86年の方法にしたがって汚染除去と濃縮を行い、続いて95°Cで10分間加 熱して熱失活させた。次に、この処理した痰100μ1STE緩衝液220μl および3.3%リゾチーム50μlをエッペンドルフ管に移し65°Cで15分 間インキュベートした。2o%5DS30μ!を添加して65°Cで15分間イ ンキュベートし、続いて5M過塩素酸ナトリウム100μlを添加し室温で5分 間インキュベートした。
得られた試料をクロロホルム/イソアミルアルコールで抽出しエタノールで沈澱 させ、TE緩衝液25μlに再懸濁させた。
200 mMのdATP、 dCTP、 dTTPおよびdGTP、2μMのM gC1* 、各々1μMの前記プライマーlと2、ならびに2.50のTaqポ リメラーゼを含有する100μlの容積中でポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を 行った。反応液を鉱油100μlで覆い、95℃で7分間変性した。プライマー は70°Cで1,5分間加熱してアニールした。伸長反応は72℃で1分間行っ た。Perkin−E1merサーモサイクラ−(thermocycler) で25サイクル行った。
PCHによる生成物の百分率を2%アガロースゲル中で分析した。
そのゲルは約283 bpのバンドが存在するのを確認するために臭化エチジウ ムで染色した。
PCR生成物の残りに、NaOHを添加して0.2Nにして室温で10分間室温 でインキュベートした。次に試料をBio−Dot装置のナイロン膜に転写し、 プリハイブリダイズ処理を1時間行った。次に323塩基対のプローブを上記の ようにして製造し、ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼを用 いてジゴキシゲニンーdUTPで標識を付けた。プローブに、−夜65°Cでハ イブリッドを形成させた。
フィルターを6XSSPEで20分間室温で洗浄し、続いて6XSSPE緩衝液 で40°Cにて3回洗浄した。フィルターをアルカリホスファターゼ接合抗ジゴ キシゲニンと30分間反応させて洗浄した。そのフィルターをBC[P/NTB と反応させた。陽性試料は紫色を呈した。
139個の庚の試料と140個の培養試料を上記のPCR法で試験し、伝統的な 培養ベースの方法で確認した。試験結果を下記の表■と■培養法によって十 培 養法によって− PCR法によって+ 50 0 PCR法によって−090 特異性 100% 表■ 痰由来M・ラベルクローシスのDNA配列の増幅培養法によって十 培養法によ って− PCR法によって+ 38 0 PCR法によって−1100 特異性 100% 痰の試料と生物培養物を、上記パート八に記載したようにして精製し増幅した。
PCR産物を、上記のようにして、ジゴキシゲニンーdUTPで標識をつけた、 24塩基のプローブ5 ’ TTCACCGGCTCTCCGCTGAAGGA Aとハイブリッドを形成させた。陽性の試料を、上記のように、アルカリホスフ ァターゼ接合抗ジコキシゲニン抗体で検出し、続いて洗浄し、BCIP/NTB を添加した。PCRと培養の分析結果は完全な相関関係にあった。被検痰試料1 4個のうち11個の試料かPCRと培養の両方で陽性であり、3個の試料はPC Rと培養の両方で陰性であった。
試験された細胞培養物16個のうち3個の培養物(M・ラベルクローシス)はP CRと培養の両方によってM・ラベルクローシスに対して陽性であり、試験され たMOTT由来の13個の細胞培養物はPCRと培養の両方で、M・ラベルクロ ーシスに対して陰性てあった。
実施例3 使い捨て精密濾過ユニットを使用するマイコバクテリウム・ラベル クローシス のハイブリット形成と検出陽性と陰性の試料を10個づつ前記のようにして製造 した。要約すると、試料をまず95°Cで10分間加熱して失活させた。処理し た試料100μA、TE緩衝液220μ!、および3.3%リゾチーム液50μ lをエッペンドルフ管に入れて65°Cて15分間インキュベートし、続いて5 M過塩素酸ナトリウム溶液を添加し、室温で5分間インキュベートした。次に試 料をクロロホルム/イソアミルアルコールで抽出しエタノールで沈澱させ、TE 緩衝液25μ!中に再懸濁させた。
200 mMのdATP、 dCTP、 dTTPおよびdGTP、2μMのM gC1、各々lμMの前記プライマー1と2、ならびに2.5UのTaqポリメ ラーゼを含有する100μβの容積中でポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行っ た。
反応液を鉱油100μlで覆い、95°Cで7分間加熱して変性させた。
プライマーは70°Cで1.5分間加熱してアニールした。伸長反応は72°C で1分間行った。Perkin−E1merサーモサイクラ−で35サイクルを 完了した。
PCR生成物の百分率を2%アガロース中で分析した。約283 bpのバンド が存在するのを確認するために臭化エチジウムで染色した。
残りのPCR生成物にNaOHを添加して0.2Nにし、室温で15分間インキ ュベー1− した。試料を精密濾過ユニット(CENTREX Disposa bleMicrofilter Unit (Schleicher & 5c huel1社、米国、ニューノ\ンブシャー=州、キーネ)またはUltrfr ee MC(登録商標)フィルターユニット0.4 μA! Durapore  (0,45μmXMillipore社、米国、マサチューセッツ州、ベッド フォード)〕中に添加し、次に10分間2000rpmで遠心分離を行った。フ ィルターユニットを減圧オーブン中80°Cで10分間乾燥した。
プリハイブリダイズ処理を行った溶液(Maniatisの前記文献参照)30 0μlを微量遠心分離管に入れ15分間65°Cでインキュベートした。
323 bpのプローブ(上記のようにして製造した)を95°Cで8分間加熱 し氷上に2分間置き、次いで精密濾過ユニットに移し65°Cで60分間インキ ュベートした。
市販の試薬(Genius (登録商標) −system、 Boehrin ger Mannheim社、米国、インディアナ州、インディアナポリス〕を 使ってプローブの検出を行った。要約すれば次のとおりである。インキュベーシ ョンを行った後、1−の緩衝液I (100mM)リス−HCl、 150mM  NaC1゜pH7,5)で1分間洗浄することによって、プローブを精密濾過 ユニットから除き、次いて緩衝液11(0,7%プロ・ンキング試薬含有緩衝液 I)とともに10分間インキュベートした。精密濾過装置・ソトを再び緩衝液■ て1分間洗浄し、その精密濾過装置に100μlの抗体(アルカリホスファター ゼに接合された抗ジゴキシゲニン抗体)を添加して25分間インキュベートした 。次に精密濾過装置を、緩衝液■で1分間づつ2回洗浄し、緩衝液I[I (1 00mMのトリス−HCl、 150dのNaC1,50mMのMgC1t p H9,5)と2分間平衡させた。プローブの存在は下記の方法のうちのひとつで 検出した。
A、ニトロブルーテトラゾリウムクロリド(NTB)による検出NTB溶液を調 製しくNTB 11.2μl 、 X−Phosphate 8.8 μj?お よび緩衝液■2.5μり、精密濾過装置中に入れ、次いて顕色させるために暗所 でインキュベートした。反応は、45分後に、10mM )リス−HClと1  mM EDTAを含有する緩衝液を添加することによって停止させた。着色して いるのは陽性の試料であることを示してし)る。
B、化学発光による検出 あるいは、プローブの存在(アルカリホスファターゼ接合抗体の検出による)は Lum1−Phos 530 (Lumigen Inc、社、米国、ミシガン 州、デトロイト)を利用して測定した。Lum1−Phos 530は、0.3 3mMの4−メトキシ−4−(3−ホスフェートフェニル)−スピロ(1゜2− ジオキセタン−3,2′−アダマンチン)ジナトリウム塩、750 mMの2− アミノ−2−メチル−1−プロパツール緩衝液(pH9、6) 、0.88mM のMgCL、 1.13 mMのセチルトリメチルアンモニウムプロミド、およ び0.035 mMのフルオレセイン界面活性剤を含有している。
要約すると、予め加温しておいたLum1−Phos 100μlを精密濾過装 置に加えて1分間インキュベートした。溶液を除去し、精密濾過ユニットを分解 してフィルター膜を取出した。そのフィルター膜を5aran(登録商標)ラッ プで包み37°Cで30分間インキュベートした。
ルミネセンスは、膜をX線フィルム(Kodak XAR)に5分間露出するか 、またはポラロイド高感度フィルム(Polaroid 612)のようなフィ ルムで写真をとることによって検出される。
C1試験結果 被検試料の10個が陽性で10個が陰性であったことから、プローブは100% の特異性と感受性をもっていた。
実施例4 ポリペプチドの選択と製造 クローンASK−58−4のDNA配列を分析して読取り枠の存在を決定した。
1つの読取り枠が図2の核酸番号45から204までに位置していた。この配列 は、52個のアミノ酸で構成された下記のポリペプチドをコードしている。なお これらのアミノ酸は通常lアルファベット文字記号で示した(表■参照)。
MPAASRGLRP TFLORRAGEL VGIGDIPORA HLS VAHGYRG DPRRHRPIPV DPG表V D=アスパラギン酸 N=アスパラギンE=グルタミン酸 P=プロリン F=フェニルアラニン Q=グルタミンG=グリシン R=アルギニン H=ヒスチジン S=セリン 本明細書には、本発明の特定の実施態様が、例示を目的として記載されているか 、上記のことから、本発明の思想と適用範囲を逸脱することなく、種々の改変を 行うことができることは理解されるであろう。したがって本発明は特許請求の範 囲によってのみ限定される。
FIG。lCQNT 手続補正書(方式) 平成 ケ年10月lr日

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.図2に示す核酸番号1から323までのヌクレオチド配列の少なくとも一部 分を含有し、M・ツベルクローシス(M.tuberculosis)由来の核 酸と特異的にハイプリッドを形成することができる標識付きプローブ。
  2. 2.前記標識が、32P−dCTP、ビオチン−dATP、およびジゴキシゲニ ン−dUTPからなる群から選択される請求項1記載の標識付きプローブ。
  3. 3.(a)生物試料に含有されている細胞を処理して細胞核酸を露出させ; (b)上記の細胞核酸を、図2に示す核酸番号1から323までのヌクレオチド 配列の少なくとも一部分を含有する、M・ツベルクローシスに対して特異的な標 識付きプローブとともに、ハイプリッド形成が起こるのに充分な条件下と時間で インキュベートし;次いで(c)M・ツベルクローシスに特異的でハイプリッド を形成した標識付きプローブの存在を検出する; ことを含んでなる、生物試料中のM・ツベルクローシスの存在を検出する方法。
  4. 4.(a)生物試料中に含有されている細胞を処理して細胞核酸を露出させ; (b)選択された細胞核酸配列を増幅し;(c)上記の増幅された核酸配列を、 図2に示す核酸番号1から323までのヌクレオチド配列の少なくとも一部分を 含有する、M・ツベルクローシスに対して特異的な標識付きプローブとともに、 ハイプリッド形成が起こるのに充分な条件下と時間でインキュベートし;次いで (d)M・ツベルクローシスに特異的でハイプリッドを形成した標識付きプロー ブの存在を検出する; ことを含んでなる、生物試料中のM・ツベルクローシスの存在を検出する方法。
  5. 5.処理するステップの前に、生物試料に含有されている細胞を固体支持体に固 定化することを含む請求項3または4に記載の方法。
  6. 6.固定化するステップの前に、固体支持体をプリハイプリダイズ処理を行うこ とを含む請求項5記載の方法。
  7. 7.標識が、32P−dCTP、ビオチン−dATPおよびジゴキシゲニン−d UTPからなる群から選択される請求項3または4に記載の方法。
  8. 8.前記生物試料が、細胞培養物、痰、外科手術で切取った標識、尿、胃液、脳 脊髄液および組織学的組織片からなる群から選択される請求項3または4に記載 の方法。
  9. 9.下記アミノ酸配列: 【配列があります】 からなるポリペプチド。
  10. 10.図1に示す核酸番号1から959までのヌクレオチド配列の少なくとも一 部分を含有し、M・ツベルクローシス由来の核酸と特異的にハイプリッドを形成 することができる標識付きプローブ。
  11. 11.(a)生物試料中に含有されている細胞を処理して細胞核酸を露出させ: (b)選択された細胞核酸配列を増幅し;(c)上記の増幅された核酸配列を、 図1に示す核酸番号1から959までのヌクレオチド配列の少なくとも一部分を 含有する、M・ツベルクローシスに対して特異的な標識付きプローブとともに、 ハイプリッド形成が起こるのに充分な条件下と時間でインキュベートし;次いで (d)M・ツベルクローシスに特異的でハイプリッドを形成した標識付きプロー ブの存在を検出する; ことを含んでなる、生物試料中のM・ツベルクローシスの存在を検出する方法。
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