JPH06504621A - 流体の乾式化学分析用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 流体の乾式化学分析用装置 発明の分野 本発明は、流体の乾式化学分析用装置に関する。

発明の背景 流体の乾式化学分析用検査装置は、代表的に、ホルダーに保持されるか、または 基板に取付けられる１つまたはそれ以上の試薬マトリックス領域を有している。

これ等の試薬マトリックス領域は、試薬が液体試料に接触するときに形成される 色反応によって試料液の化学的な成分を検出する。

流体の乾式化学分析用検査装置ないしストリップは、当該技術において良好に確 立され、農業、産業および医学において使用される。これ等の用途に対して、検 査装置が製造するのに簡単で安価であることは、望ましい。

該装置は、米国特許第４，７７４，０５４号、第３゜７９８．００４号、第４， ６４７，４３０号に記載され、これでは、多層フィルターは、基板へ接着される 。しかしながら、接着剤の使用は、装置の組立てを複雑にすると共に使用される 試薬と、それ等の貯蔵寿命とに存置な効果を有し得る。

米国特許第４，９１２，０３４号における様に検査装置におけるフィルターホル ダーの使用は、検査装置における接着剤の使用に対する必要性を排除するが、ま た、装置の複雑さを増大する。

単純化されるフィルターホルダー検査装置は、米国特許第２，７８５，０５７号 に記載されるが、この装置は、全血試料の化学分析に好適ではない吸収性層に当 接する孔明き円板のフィルター保持部材を使用する。

従って、全血試料の化学分析に使用可能である流体の乾式化学分析のための簡単 な装置に対する当該技術における必要性が存在する。本発明は、この必要性を満 足させて関連する利点を提供する。

発明の要約 従って、本発明によると、フィルターと、フィルター支持位置を限定するベース 部材を有するフィルターホルダー装置と、メツシュに対して間隔を設けられる関 係でフィルター支持位置においてフィルターを保持する様に配置されるメツシュ を存するフィルター保持装置とを備える流体の乾式化学分析用検査装置が提供さ れる。

本発明の好適実施例によると、ベース部材は、かなり剛性である。

本発明の他の好適実施例によると、フィルター支持位置は、凹所を有している。

本発明の更に他の好適実施例によると、ベース部材は、細長く、第１、第２の端 部を有し、該ベース部材の凹所は、第１端部に配置される。

本発明の更に他の好適実施例によると、フィルター保持装置は、ベース部材に当 接し、ベース部材およびフィルター保持装置は、機械的に結合される。

本発明の別の好適実施例によると、フィルター保持装置は、外側の側面を有し、 ベース部材は、フィルター保持装置の側面を包囲する内側の側面を有している。

本発明の更に別の好適実施例によると、フィルター保持装置の側面の一部は、フ ランジを形成され、ベース部材の側面の一部は、ノツチを形成され、該フランジ は、フィルター保持装置をベース部材に機械的に結合する様にノツチに係合する 。

本発明の更に別の好適実施例によると、フィルター保持装置は、メツシュを包囲 する外側中実部分を更に存している。

本発明の好適実施例によると、フィルター保持装置は、メツシュから垂直に垂下 する突起を更に有し、該突起は、凹所内にフィルターを保持して、フィルターの 表面上に試料液の均等な分布を与える様にフィルターに当接する。

本発明の他の好適実施例によると、フィルター保持装置は、メツシュに隣接する 中実部分の一部から垂直に垂下する突起を更に有し、該突起は、凹所内にフィル ターを保持する様にフィルターに当接する。

本発明の更に池の好適実施例によると、フィルター保持装置は、メツシュに隣接 する中実部分から垂直に垂下するフランジを更に有し、該フランジは、フィルタ ーへの試料液の流量を増大して、ベース部材とフィルター保持装置の中実部分と の間の界面に沿う凹所からの試料液の浸出を低減する様にフィルターからｗＩｉ 隔を設けられる。

本発明の更に他の好適実施例によると、フィルターホルダー装置は、親水性材料 から作られる。

本発明の別の好適実施例によると、ベース部材の少くとも１つの面は、親水性を 生じる様に処理される。

本発明の更に別の好適実施例によると、フィルター保持装置の少くとも１つの面 は、親水性を生じる様に処理される。

本発明の更に別の好適実施例によると、フィルター保持装置は、射出成形可能な 樹脂から形成される。

本発明の他の好適実施例によると、ベース部材は、射出成形可能な樹脂から形成 される。

本発明の更に他の好適実施例によると、フィルターホルダー装置は、長さにおけ る５ｃｍと、巾における２ｃｍと、深さにおける０、５ｃｍとを越えない。

本発明の更に他の好適実施例によると、ベース部材は、凹所とベース部材の底面 との間の流体の連通を可能にする様に凹所とベース部材の底面との間に配置され る孔を有している。

本発明の別の好適実施例によると、フィルターは、多層フィルターである。

本発明の更に別の好適実施例によると、多層フィルターの１つの層は、試薬含浸 材料を含む。

図面の簡単な説明 本発明は、図面に関連して行われる次の詳細な説明によって一層完全に理解され て認められ、ここに、第１Ａ図は、本発明の好適実施例によって構成されて作用 可能な流体の乾式化学分析用装置の概路上面図であり、 第１Ｂ図は、第１Ａ図の組立てられない装置の概略図であり、 第１Ｃ図は、第１Ａ図の装置の概略底面図であり、第２Ａ図は、第１Ａ図の装置 の代りの実施例におけるフィルター保持装置の概路上面図であり、第２Ｂ図は、 第１Ｂ図の装置の代りの実施例におけるベース部材の上面の概路上面図であり、 第２Ｃ図は、第１Ｃ図の装置の代りの実施例におけるベース部材の底面の概略底 面図であり、第３図は、第１図の装置の概略の側部断面図であり、第４Ａ図は、 第１図の装置の分解された概略の側部断面図であり、 第４Ｂ図は、第４Ａ図の装置の代りの実施例の分解さ好適実施例の詳細な説明 次に、参照は、第１Ａ図、第１Ｂ図、第１Ｃ図、第３図、第４Ａ図に対してなさ れ、これ等の図は、上面２０と、底面２２とを持ち、約５ｃｍの長さ、２ｃｍの 巾、および０．５ｃｍの厚さのベース部材１２を有するほぼ細長い形状のフィル ターホルダー１０を備え、本発明の好適実施例によって構成されて作用可能な流 体の乾式化学分析用装置を示す。

ベース部材１２の一端は、上面２ｏがら底面２２に向って延びる代表的に円形の 凹所１４を有している。凹所１４の直径は、２ｏの上面のレベルで約１．２ｃｍ である。

０．１Ｃｍの深さにおいて、凹所Ｉ４は、棚２４を形成する様に０．７０ｃｍの 直径に急に狭くなる。棚２４は、凹所１４の上側部分２５を下側部分２６から分 離する。棚２４のレベルにおいて、凹所１４は、ノツチ４ｏが形成される壁を有 している。下側部分２６は、上面２ｏがら約０．２ｃｍで棚２４からＯ，１ｃｍ にあるベース４４を有し、該ベースから、ボア４６は、ベース部材１２の底面２ ２まて延びる。

フィルター１６は、凹所１４の下ｍ部分２６に配置される。フィルター１６は、 代表的に０．１ｍｍがら１．　Ｏｍｍまでの厚さであり、凹所１４の下側部分２ ６とほぼ同一の直径を有している。

フィルター１６は、フィルター保持装置１８によって凹所１４内に保持される。

フィルター保持装置Ｉ８は、不規則なメツシュ面部分３２を包囲する中実部分３ ４を存している。不規則なメツシュ面部分３２は、約２ｍｍから４ｍｍまでの平 均メツシュ開口部を育している。

フィルター保持装置１８は、上側部分２８と、下側部分３０とを更に育している 。フィルター保持装置１８の中実部分３４は、フランジ３８がそれから横方向へ 延びる側面を有している。フィルター保持装置１８の下側部分３０は、メツシュ 面部分３２と、フィルター保持装置１８の中実部分３４の一部とから垂直に垂下 する突起４２を有している。

フィルター保持装置Ｉ８の下側部分３０は、フィルター１６に当接する突起４２ を伴い凹所１４の下側部分２６内に密に嵌合する様に寸法を定められる。フィル ター保持装置１８の上側部分２８は、凹所１４の上側部分２５内に密に嵌合する 様に寸法を定められる。フィルター保持装置１８の中実部分３４は、棚２４上に 休止し、フランジ３８は、フィルター保持袋！１８をベース部材１２に機械的に 結合する様にノツチ４０に保合する。匠って、フィルター１６は、凹所１４内に 強固に保持される。

フィルター１６は、代表的に、上層がガラス繊維フィルターであって底層が試薬 含浸ナイロン薄膜である多層フィルターである。

フィルター保持装置１８およびベース部材１２は、代表的に、かなり剛性である か装置ｌＯの組立ての際に撓むのをフランジ３８に許容するのに充分に可撓性で ある樹脂材料から構成れる装置ＩＯの組立ての際、フィルター１６は、凹所Ｉ４ 内に最初に置かれる。次に、保持装置２１８は、凹所１４に挿入されて、ベース 部材１２の底面２２に向って静かに押される。フランジ３８は、フランジ３８に おける圧力を開放する様に、中実部分３４が棚２４に当接するまで変形される。

次に、フランジ３８は、その本来の形状に戻り、ノツチ４ｏに係合する。

フィルター保持装置Ｉ８およびベース部材１２は、代表的にＡＢＳ樹脂から射出 成形によって作られる。しかしながら、ポリスチレンまたはポリプロピレンの様 なその他の樹脂は、ブロー成形の様なその他の製造方法と同様に代りに使用され てもよい。

代表的に、フィルター保持装置１８およびベース部材１２は、それ等の表面を親 水性にする様に処理される。

この処理は、代表的に、電極から１ｍｍの距離で約１秒から５秒にわたりフィル ター保持装置１８およびベース部材１２をコロナ放電に最初に露出することを含 む。フィルター保持装置１８に対Ｔる付加的な処理は、代表的に、４：６のアル コールと水の混合液に溶解されるスルフオスシアネート　ジオクチル　ナトリウ ム塩のＯ，ＯＩＭから０．５Ｍの溶液の様な表面活性剤溶液中の短時間の完全な 浸漬を含む。代りに、フィルター保持袋！＋８およびベース部材１２は、親水性 材料から作られてもよい。

第１Ａ図、第１Ｂ図、第１Ｃ図、第３図、第４図に示される装置１０を使用する 際、試料液、代表的に全血は、フィルター保持装置１１１８のメツシュ面部分３ ２に置かれる。該血液は、メツシュ面部分３２および突起４２によってガラス繊 維フィルター層上の空間にほぼ均等に分配される。

次に、該血液は、重力および毛管作用によってガラス繊維フィルターを通して吸 い込まれる。ガラス繊維フィルターは、試薬含浸ナイロン薄膜へ渡される液体部 分から赤血球の様な血液の有形部分を分離する。

血液の液体部分がナイロン薄膜に接触するとき、血液の化学的な成分は、試薬に 色の変化を生じさせ従ってこれ等の化学的な成分の存在および／または濃度を検 出する様にナイロン薄膜中の試薬に反応する。この色の変化は、ボア４６を経て ベース部材１２の底面２２から見ることが出来る。また、ボア４６は、フィルタ ーを通る試料液の流れを阻害する逆流圧力を防止する様にベース部材１２の下側 部分の外へ通過するのを過剰な液体に許容する。

次に、参照は、本発明の代りの好適実施例を示す第２Ａ図、第２Ｂ図、第２Ｃ図 、第５図になされる。流体の乾式化学分析用装置のこの実施例（図面において１ ００を付す）は、フィルター保持装置１１８およびベース部材１１２か凹所１１ ４を除いて総ての点て一致する夫々の底面１１９および上面１１３を有すること においてのみ第１Δ図、第１Ｂ図、第１Ｃ図、第４Ａ図の実施例とは異なる。保 持部材＋１８およびベース部材＋１２は、第１Ａ図、第１Ｂ図、第１Ｃ図、第３ 図、第５図の実施例に示されるものと同様な装置で機械的に結合される。

ベース部材１１２は、ノツチ１４２を形成される周辺面＋２１を存している。保 持部材＋１８は、フランジ１３８を形成される周辺面１２３を有している。フィ ルター保持装置１１８の底面１１９がベース部材１１２の上面１１３に当接する とき、フランジ１３８は、フィルター保持装置１１８をベース部材１１２に機械 的に結合する様にノツチ１４２に係合する。

次に、参照は、本発明の代りの実施例を示す第４Ｂ図になされ、このとき、フラ ンジ４３は、フィルター保持装置１８の中実部分から垂直に垂下してフィルター １６から間隔を設けられる。メツシュ面部分３２に隣接して包囲するフランジ４ ３は、フィルター１６への試料液の流量を増大して、ベース部材１２とフィルタ ー保持装置１８の中実部分３４との間の界面に沿う凹所１４からの試料液の浸出 を低減する様にフィルター１６から間隔を設けられる。

本発明が特に上述において図示説明されたものに制限されないことは、当該技術 の熟達者によって認められる。

従って、本発明の範囲は、下記の請求の範囲によってのみ限定されることか意図 される。

国際調査報告　ｏ、、Ｔｉｕ＋　０１／ｎｎｎｎｌ

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．フィルターと、フィルター支持位置を限定するベース部材を有するフィルタ ーホルダー装置と、メッシュに対して間隔を設けられる関係で該フィルター支持 位置に前記フィルターを保持する様に配置されるメッシュを有するフィルター保 持装置とを備える流体の乾式化学分析用装置。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の装置において、前記ベース部材が、剛性である装 置。
3. ３．請求の範囲第１項に記載の装置において、前記フィルター支持位置が、凹所 を有する装置。
4. ４．請求の範囲第３項に記載の装置において、前記ベース部材が、細長く、第１ 、第２の端部を有し、該ベース部材の前記凹所が、該第１端部に配置される装置 。
5. ５．請求の範囲第１項から第４項のいづれか１つの項に記載の装置において、前 記フィルター保持装置の一部が、前記ベース部材に当接し、該ベース部材および 該フィルター保持装置が、機械的に結合される装置。
6. ６．請求の範囲第１項から第５項のいづれか１つの項に記載の装置において、前 記フィルター保持装置が、外側の側面を有し、前記ベース部材が、該フィルター 保持装置の該側面を包囲する内側の側面を有する装置。
7. ７．請求の範囲第１項から第６項のいづれか１つの項に記載の装置において、前 記フィルター保持装置の前記側面の一部が、フランジを形成され、前記ベース部 材の前記側面の一部が、ノッチを形成され、前記フランジが、前記フィルター保 持装置を該ベース部材へ機械的に結合する様に該ノッチに係合する装置。
8. ８．請求の範囲第１項から第６項のいづれか１つの項に記載の装置において、前 記フィルター保持装置が、前記メッシュを包囲する外側中実部分を更に有する装 置。
9. ９．請求の範囲第３項から第８項のいづれか１つの項に記載の装置において、前 記フィルター保持装置が、前記メッシュから垂直に垂下する突起を更に有し、該 突起が、前記フィルターを前記凹所内に保持して該フィルターの表面に試料液の 均等な分布を与える様に該フィルターに当接する装置。
10. １０．請求の範囲第８項および第９項に記載の装置において、前記フィルター保 持装置が、前記メッシュに隣接する前記中実部分の一部から垂直に垂下する突起 を更に有し、該突起が、前記フィルターを前記凹所内に保持する様にフィルター に当接する装置。
11. １１．請求の範囲第８項および第９項に記載の装置において、前記フィルター保 持装置が、前記メッシュに隣接する前記中実部分から垂直に垂下するフランジを 更に有し、該フランジが、前記フィルターへの前記試料液の流量を増大して、前 記ベース部材と該フィルター保持装置の該中実部分との間の界面に沿う前記凹所 からの該試料液の浸出を低減する様に該フィルターから間隔を設けられる装置。
12. １２．請求の範囲第１項から第１１項のいづれか１つの項に記載の装置において 、前記フィルターホルダー装置が、親水性材料から作られる装置。
13. １３．請求の範囲第１項から第７項のいづれか１つの項または第１２項に記載の 装置において、前記ベース部材の少くとも１つの面が、親水性を生じる様に処理 される装置。
14. １４．請求の範囲第１項または第４項から第１２項のいづれか１つの項に記載の 装置において、前記フィルター保持装置の少くとも１つの面が、親水性を生じる 様に処理される装置。
15. １５．請求の範囲第１項または第４項から第１２項のいづれか１つの項または第 １４項に記載の装置において、前記フィルター保持装置が、射出成形可能な樹脂 から形成される装置。
16. １６．請求の範囲第１項から第７項のいづれか１つの項、第１２項または第１３ 項に記載の装置において、前記ベース部材が、射出成形可能な樹脂から形成され る装置。
17. １７．請求の範囲第１項に記載の装置において、前記フィルターホルダー装置が 、長さにおける５ｃｍと、巾における２ｃｍと、深さにおける０．５ｃｍとを越 えない装置。
18. １８．請求の範囲第３項から第７項のいづれか１つの項、第１２項または第１３ 項に記載の装置において、前記ベース部材が、前記凹所と該ベース部材の底面と の間の流体の連通を可能にする様に該凹所と該ベース部材の該底面との間に配置 される孔を有する装置。
19. １９．請求の範囲第１項に記載の装置において、前記フィルターが、多層フィル ターである装置。
20. ２０．請求の範囲第１９項に記載の装置において、前記多層フィルターの１つの 層が、試薬含浸材料を有する装置。