JPH06504253A - ウィンドシールド用曲げ成型炉に於けるウィンドシールドの縁部応力を発生させる方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ウィンドシールド用曲げ成型炉に於けるウィンドシールドの縁部応力を発生させ る方法及び装置本発明はウィンドシールド用曲げ成型炉でウィンドシールドに縁 部応力を発生させる方法に関するもので、この方法では仮ガラスはリング状金型 に支持され軟化温度に近い温度に加熱され曲げステーションへと移動し、前記板 ガラスは少なくともその縁部に圧縮応力か得られる冷却速度で冷却される。

本発明はまたウィンドシールド用曲げ成型炉でウィンドシールドの縁部応力を発 生させる装置に関するもので、前記装置は加熱され曲げられそして冷却される板 ガラスを支持するリング状金型からなる。

ウィンドシールドの縁部の圧縮応力を向上させるのが望ましく、これによりロボ ント作業による取り付けのような機械的応力及び温度の高低差による熱応力に対 するガラスの抵抗力を増すことになる。　長く連続した同型のガラスを製する際 、縁部応力は曲げ作業の後縁部に冷空気を噴射することによって得られる。二の 場合の問題点は特定の型のガラス用に装置が設計されており、ガラスの種類か変 更になった場合新しい噴射装置か必要となり、その装置の取り付けには時間かか かり生産を一時中断しなければならない。従って、この方法はガラス種類がしば しば変更される場合生産の柔軟性に欠けている。この問題の１つの可能な解決策 は例えば米国特許公告節４８７１３８５号に開示されており、生産の柔軟性とい う点では適しているかこの公知の装置は複雑且つ高価なものである。

本発明の目的は種々の生産に対応でき、縁部応力を発生させる簡単な方法及び装 置を提供することである。

この目的は請求項１に記載の方法及び請求項４記載の装置によって達成される。

本発明を添付図面を参照し詳述する。

第１図は本発明の装置の縁部の断面図を示す。

第２図は本発明の装置の平面図を示す。

本発明は例えばフィンランド特許公告第６８３９０号に開示されている炉に適応 され、前記特許は炉の構造及び作動原理が記載されている。勿論、本発明はリン グ状金型のウィンドシールドを曲げるためのあらゆる種類の炉に適応する。

リング状金型（２）の支持枠の内側または外側に金属性の補助枠（３）を設置し 、曲げられるウィンドシールド（１）か二の補助枠（３）に接触しない位置に取 り付けられる。枠（３）によって、曲げ行程中約６００乃至６２０°Ｃガラスの 形状にかかわらずガラスの縁部の温度は一定に保たれ、前記約６００乃至６２０ ’Ｃの温度は最終の曲げの形状に影響を与えずに縁部応力を発生させるために必 要である。急冷却はフィンランド特許公告第６８３９０号に開示されている炉で 曲げステーションから予備冷却ステーションへガラスとその型を搬送するホイス トを用いることにより効果的になり、この搬送の間ガラスの縁部に冷却流によっ て縁部応力が向上する。他の公知及び可能な冷却方法も勿論同様に利用できる。

縁部応力の範囲、即ち縁部応力領域の幅は前記枠（３）の幅及び距離を変更する ことによって調節される。この幅の変更はもう１つ別の枠（３）を設置するかま たは前記枠を適応させるかまたは適する方法て回動自在に上記のものを組み合わ せることによ−）で行われる。補助枠（３）は互いにヒンジ手段によって連結さ れる枠構成部材からなり、それによって１つ及び同し補助枠が複雑な曲率半径を 有するウィンドシールドを曲げるために用いられる。ウィンドシールド（１）の 下方面から補助枠（３）の距離の調節は枠部材（２）（３）の間の連結手段例え ばレバーによって容易におこなわれる。補助枠（３）はリング状金型の支持枠（ ２）の内側または外側にあるいは必要に応して両側に設けてもよい。

縁部応力の度合も冷却速度を規制することによって調節可能であり、例えばフィ ンランド特許６８３９０号の場合前記ホイスト下方に位置するステーションの温 度及びリング状金型を搬送する速度によって調節される。ホイストの下方に位置 するステーションには炉の外側に位置し且つ可能であれば電子冷凍素子手段によ って制御される小型のファンまたはブロアーによって冷却空気が供給される。

リング状金型（２）に締結された予備枠（３）は各異なるガラスに縁部応力を与 えるために用いられる。本発明により各特定の型のための複雑な外部制御装置か 必要なくなった。本発明は種々の生産形態及び長い連続したガラスに適応され型 を変えるための余分な時間を必要としない。本発明の装置はその構造に於いて簡 単且つ低価格である。また本発明の手段によって湾曲部全体に均一に縁部応力を 与えることが可能になった。

補助枠は断面面積の大部分が板ガラスの方向に延び、残りのわずかな面積が板ガ ラスの垂直方向に延びるように形状寸法がとられている。本願の場合、補助枠（ ３）は平坦な長方形の形状の断面になっている。補助枠（３）の厚さは１乃至５ ｃｍの範囲内にあり通常は約３ｃｍである。補助枠（３）の位置はウィンドシー ルドの下方面からの距離が１乃至８ｍｍ通常は約３ｍｍの範囲で選択される。本 発明は上述の設計または寸法に限定されるものではなく本発明を例示するために 用いたに過ぎない。他の多くの態様例も添付の請求項の範囲内に於いて可能であ る。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．板ガラスがリング状金型（２）に支持され軟化温度に近い温度に迄熱せられ 曲げ作業の後、前記板ガラスは少なくともその縁部に圧縮応力が与えられる冷却 速度で冷却されるウィンドシールド用曲げ成型炉でウインドシールドに縁部応力 を発生させる方法に於いて、少なくとも加熱作業中、ガラスの縁部の温度は金属 性の枠（３）によって影響し、この枠（３）はリング状金型（２）に隣接して圧 縮応力が与えられる縁部の範囲内に位置しガラスと接触しないことを特徴とする 方法２．ガラスの縁部の圧縮応力はガラス（１）からの金属性枠（３）の距離を 変えること及びまたは金属性枠（３）のガラス方向の寸法を変えることによって 調節されることを特徴とする請求項１記載の方法。 ３．ガラスから金属性枠までの距離は実質的に前記金属性枠のガラスに対する寸 法より小さくなるように設定されることを特徴とする請求項１または２記載の方 法。 ４．加熱され曲げられそして冷却される板ガラス（１）を支持するリング状金型 からなるウィンドシールド用曲げ成型炉でウインドシールドの縁部応力を向上さ せる装置に於いて、輪状枠（２）の支持枠に隣接して前記金属性の補助枠（３） が取り付けられ、この枠は曲げられるウィンドシールドの下方面から僅かな距離 に位置し実質的に圧縮応力を与えられる縁部を覆うことを特徴とする装置。 ５．前記補助枠は断面面積の大部分が板ガラスの方向に延び、残りの僅かな面積 が板ガラスの垂直方向に延びていることを特徴とする請求項４記載の装置。 ６．前記補助枠（３）は平坦な形状の断面を有することを特徴とする請求項５記 載の装置。 ７．前記補助枠（３）はリング状金型に交換可能に締結されていることを特徴と する請求項４乃至６いずれか１項記載の装置。 ８．前記補助枠（３）はヒンジ手段（４）によって互いに連結される枠部材から なることを特徴とする請求項４乃至７いずれか１項記載の装置。 ９．前記補助枠（３）のガラスに対する寸法は１乃至５ｃｍの範囲内にあり曲げ られる板ガラス（１）の下方面からの距離は１乃至８ｍｍで好ましくは約３ｍｍ であることを特徴とする請求項５または６記載の装置。