JPH06504208A - 核酸の同時塩基配列決定 - Google Patents

核酸の同時塩基配列決定

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 核酸の同時塩基配列決定 本発明は、核酸の同時塩基配列決定を行うための新規方法、およびすでに存在す る遺伝子バンクを核酸の同時塩基配列決定を行うことができる修飾遺伝子バンク に変換する方法に関するものである。
核酸の塩基配列は、通常、化学的なりNA塩基配列決定法(マクサム・ギルバー ト法)または酵素的チェインターミネーション法(サンガー法)により決定され ている。マクサム・ギルバート法では、配列を決定しようとする核酸の塩基特異 的開裂がある種の化学物質を用いて行われる。サンが一法では、配列を決定しよ うとする核酸を鋳型として用い、さらにDNAポリメラーゼ、例えば大腸菌DN Aポリメラーゼのフレノウ断片、T4DNAポリメラーゼまたはT7DNAポリ メラーゼを用いて、酵素的重合反応が行われる。通常のデオキシヌクレオシド三 リン酸(dNTP)のほかに、伸長反応停止分子としての2°、3′−ジデオキ シヌクレオシド−5°−三リン酸(ddNTP)が酵素基質として用いられる。
新たに合成されたDNA鎖にこれらのジデオキシ化合物が取り込まれると、重合 反応は停止する。
本方法の個々の工程の順序は上記方法のいずれとも本質的に同じである。すなわ ち、最初に、配列決定を行おうとする高分子DNAを複数のより小さな断片(こ れらの配列がその後決定される)に分断する。この断片化は、例えば制限酵素を 用いる特異的開裂によって、またはDNa s e Iを用いる非特異的開裂に よって、あるいはDNAの超音波処理によって達成することができる。
塩基配列の実際の決定はより小さな断片で行われ、両方の塩基配列決定法の原理 は、異なる長さの配列決定用産物(そのヌクレオチド配列は配列決定すべきDN Aから誘導される)の集団が化学的または酵素的反応によって生成されるという ことである。これら配列決定用産物の一方の末端は全集団で同一であり、他方の 末端はそれぞれの場合にDNAの4種類の可能な塩基のうちの1つを有する可変 末端である。その後、異なる長さの配列決定用産物が、大きさに基づいた分離に より、一般的には非常に薄い、高分解能変性ポリアクリルアミドゲルでのゲル電 気泳動により、互いに分離される。
塩基配列の決定はこれらの配列決定用ゲルの直接分析により行うのが一般的であ る。その場合、配列決定用産物は、例えばs2pまたは3sSのようなラジオア イソトープの取込み、ビオチニル化されたまたは蛍光標識されたヌクレオチドの 取込みにより、直接標識を有することが必要である。
配列決定用産物の直接標識化の欠点は、常に、それぞれの場合に、塩基特異的配 列決定反応においてただ1つのDNA断片が処理されるということである。この 欠点は、いわゆる多重法(例えばEP−A 0303459を参照)を用いる核 酸の同時塩基配列決定により解消できる。この技法は、それぞれの塩基特異的配 列決定反応において、複数の、一般には最高50までの異なるDNA断片の同時 プロセシングを可能にする。そのためには、配列決定すべきDNA断片を異なる クローニングベクターに組み入れる。これらのベクターは、それぞれの場合に、 用いるベクターに特異的なオリゴヌクレオチド配列がクローニング部位の左と右 に存在するという点で相違する。ベクターはすべてこれらのオリゴヌクレオチド 配列の外側に同一の制限酵素切断部位を有し、クローン化されたDNA断片をベ クターに特異的な隣接領域と共にベクターから再び切断することができる。マク サム・ギルバート配列決定反応はこの断片混合物に対して実施される。配列決定 用産物のゲル電気泳動分離後、バンドを配列決定用ゲルからナイロン膜に移し、 そこに固定化する。それぞれの場合にただ1つのベクターに特異的なハイブリダ イゼーションプローブとこの膜とをハイブリダイズさせることにより、同一の膜 上で連続して複数のDNA断片の配列を可視化することが可能である。この方法 の利点は、4種の塩基特異的配列決定反応とこれにより得られる配列決定用産物 の分離を一度に行える点である。
しかしながら、この方法の欠点は、DNA断片をクローン化するために、異なる 特異的オリゴヌクレオチド配列をそれぞれ有する多数のベクターを必要とする点 である。多重法の他の欠点は、個々のベクターへのDNAのクローニングが平滑 末端連結反応によってのみ可能となる点である。このタイプのクローン化ではク ローニング効率が比較的低いばかりでなく、コロニーの何パーセントかは低い連 結反応効率のために純粋なベクターDNAを含んでいる。この部分を配列決定前 に分離用ゲル電気泳動によって分離しなければならない。
上記欠点の結果として、多重塩基配列決定法は比較的限られた用途を有するにす ぎない。かくして、本発明の目的は、上記欠点(特に多数の基本ベクターの使用 および低いクローニング効率)を克服した核酸の同時塩基配列決定法を開発する ことであった。
本発明の目的は、 (a)配列決定すべき多数のDNA断片を用意すること:(b)配列決定すべき DNA断片の全体をいくつかのグループに分割すること; (c) (b)からの分割したDNA断片の両末端に二本鎖DNAアダプターを 連結すること、その際該アダプターは5ヌクレオチド以上の長さの二本鎖領域を 有し、かつ該DNA断片の末端に適合する第一端とベクターへのクローニングに 適する第二端を有し、そして異なるヌクレオチド配列を有する該アダプターを分 割したDNA断片のそれぞれのグループに連結させること; (d) (c)からの両末端に該アダプターを有するDNA断片を、該アダプタ ーの第二端と対合する制限部位を有する基本ベクターにクローニングすること: (e) (d)からの多数のクローンを選択すること(しかしながら、多くて1 つのクローンしか1つのグループから生じないことがある)、そして選択したク ローンに対して配列決定反応を行うこと:および (f)多数の検出可能なハイブリダイゼーションプローブ(各プローブは(e) からのただ1つのクローンに特異的である)を用いて配列決定反応の結果を解析 すること;を特徴とする、核酸の同時塩基配列決定法により達成される。
公知の多重法と比べた本発明方法の利点は、特に、公知の多重系とは対照的に、 単一の基本ベクターが必要であるにすぎない点である。その結果、最後の反応工 程でそれぞれの場合に用いられるハイブリダイゼーションプローブの固定化核酸 への結合を決定するアダプター配列は、ベクター外で、配列決定すべきDNA断 片にすでに連結させておくことができる。かくして、配列決定すべきDNA断片 の全体を希望する数のグループに分割することが可能である。なぜならば、これ らのグループの数が利用し得るベクターの数によって制限されないからである。
必要とされる異なるアダプターオリゴヌクレオチド(好ましくはlO〜40ヌク レオチドの鎖長)は簡便な方法で希望する配列へ化学合成することができる。D NA断片とアダプター分子との連結反応の効率は、過剰のアダプター分子を用い ることによってかなり向上させることができる。これはまた、公知の多重系と比 べて、用いるDNAあたりの比較的高いコロニー形成率をもたらす。
本発明方法の工程(a)により得られるDNA断片は平滑末端をもっていても、 付着末端をもっていてもよい。平滑末端を有するDNA断片は、例えばDNAを 開裂することにより、必要ならばその後任意の方法で末端を平滑化することによ り得られる。これらのDNA断片は、超音波および末端の酵素的処理(例えばT 4DNAポリメラーゼまたはフレノウ断片の使用)、平滑切断制限酵素による開 裂、DNAの機械的切断および/またはDNase処理により、DNAを分断し て作製することが好ましい。付着末端を有するDNA断片は、適当な制限酵素お よび/または他の配列特異的切断酵素を用いてDNAを開裂して作製することが 好ましい。
本発明方法の工程(b)は配列決定すべきDNA断片の全体をいくつかのグルー プに分割することから成っている。これらのグループの数は希望する数であって よく、例えばそれは配列決定すべき全DNAの大きさによる。配列決定すべきD NA断片は、例えばlO〜1ooo、好ましくは50〜500のグループまたは フラクションに分割することができる。
これら個々のグループのDNA断片は、本発明方法の工程(C)に従って、該D NA断片に適合する第一端を一方の側に有する二本鎖DNAアダプターと連結さ せる。この第一端は上述したように平滑末端でも付着末端でもよい。アダプター は他方の側にベクターへのクローニングに適する第二端を有する。この第二端は 平滑末端でもよいが、好ましくは付着末端である。なぜならば、この場合、配列 決定すべきDNA断片の基本ベクターへのクローニングが、平滑末端連結を介し てではなく、付着末端を有するDNA断片同士の連結を介して行われると、実質 的に改善されたクローニング効率が達成されるからである。 −アダプターの二 本鎖領域の長さはDNA断片へのアダプターの連結を可能にするに足る長さであ ることが好ましい。それ故に、二本鎖領域は一般には5ヌクレオチド以上でなけ ればならず、好ましくは6ヌクレオチド以上の長さである。
分割したDNA断片の各グループには、異なるヌクレオチド配列のアダプターを 連結させる。この方法では、1つのグループ内で、単一のアダプターを使うこと も、ヌクレオチド配列および/または第二端(ベクターへのクローニングに使用 )が異なる2種類のアダプターの混合物を使うこともできる。これに関して、「 異なるヌクレオチド配列」という用語は、異なるグループからのアダプターのヌ クレオチド配列が、本発明方法の工程(f)で異なる標識ハイブリダイゼーショ ンプローブを用いて配列決定反応を解析する際に、交差ハイブリダイゼーション を起こさない程度に異なっていることを意味する。アダプター配列を選択すると きに観察されることが好ましい他の基準は、できる限り高い方がよい融解温度( GC含量)、内部ヘアピン構造の非存在、そして配列決定すべきDNA断片中に 低い頻度でしか存在しない「まれな」配列の存在(例えば真核生物DNA中の5 ’−CG−3°)である。さらに、用いるアダプターの配列は、配列決定を自動 化しやすいように、できるだけ均一な融解温度をもつことが好ましい。
各グループ内の連結反応においては、単一のアダプターあるいは異なるヌクレオ チド配列および/または異なる第二端を有する2種類のアダプターを使用するこ とができ、後者の方が好ましい。
異なる第二端を有する異なるアダプターを用いる場合は、従って、アダプターを 有するDNA断片のクローニングのために、アダプターのそれぞれの末端と対合 する2つの異なる制限部位で開環された、すなわち非対称的に加水分解された基 本ベクターを使うことが必要である。DNA断片のクローニングのための制限部 位は、それぞれの酵素で開裂するときにそれらが対合する(好ましくは非適合性 の)末端を生ずるという条件で、任意に選択できる。この例はEcoRISPs t L Hindn1部位などである。さらに、クローニングに用いる制限部位 は基本ベクター上の特異な部位であることがもちろん好ましい。
基本ベクターは、好ましくは、挿入部位の両側に、少なくとも1つの、いわゆる 「まれにしか存在しない」酵素開裂部位を有する。まれにしか存在しない開裂部 位とは、その固有の性質のために、配列決定すべきDNA中にきわめて低い頻度 でしか存在しないことが期待される開裂部位として理解される。このような開裂 部位の例は、例えば少なくとも7ヌクレオチドの認識配列を有する制限部位(例 えば、NotI、5fiLRsrII、SgrAISSwaI、PacI、As cl、、PmeI、5se8387■、Srs Iまたはl−3ce1部位)お よび/または真核生物DNA中にきわめてまれにしか存在しないヌクレオチド配 列5゛−CG−3’ を認識配列内に少なくとも1度含んでいる制限部位である 。このまれにしか存在しない開裂部位は、DNAの内部を開裂することなく、ベ クターからクローン化DNAを切り出すために用いることができる。
さらに、アダプターを有するDNA断片のクローニングのために、DNA断片の 挿入に用いる制限部位の近(に転写ターミネータ−を有する基本ベクターを使用 して(しかし、必要というわけではない)、クローン化DNA配列の可能な転写 によるベクターと宿主細胞とのネガティブな相互作用が起こらないようにするこ とが好ましい。適当な基本ベクターの好ましい例は、例えばクローニングのため の対応する適当な特異的制限部位と共に「多重クローニング部位」を有するもの である。その例は、特にAu5ubelら、 Current Protoco ls in Mo1ecular Biology、補遺16(7,1,3章) の表7.1.1に示される市販のジデオキシ塩基配列決定用ベクターである。こ れらの記載から、本発明方法のベクターの使用可能性についての必要条件は、公 知の多重法でのベクターの使用可能性についての必要条件よりもかなり少ないこ とが明らかである。
本発明方法の工程(e)は、(d)からの多数の異なるクローンを選択しくしか しながら、多くて1つのクローンしか1つのグループから生じないかもしれない )、そして選択したクローンにおいて配列決定反応を行うことから成っている。
これらのクローンの作製は、例えば(d)のクローニング工程後に適当な宿主細 胞(好ましくはE、coli細胞)を連結DNAで形質転換し、このようにして 得られた遺伝子バンクを増幅し、そして公知方法(例えば、分離用ゲル電気泳動 およびプラスミドDNAの単離)を用いて挿入されたDNAベクターの存在につ いてこの遺伝子パンクからの個々のクローンを検査することにより達成できる。
選択したクローンに対する塩基配列決定反応は、原理的には、すでに知られてい る多重塩基配列決定法において化学的方法または酵素的チェインターミネーショ ン法のいずれかにより行うことができる。本方法では、個々の塩基特異的反応( サンガー法またはマクサム・ギルバート法による)を異なるDNA断片の混合物 に対して直接、すなわち同時に行うことが好ましい。
マクサム・ギルバート法による化学的方法では、最初に、アダプターを含む配列 決定すべきDNA断片をベクターから切り出す必要がある。これは例えばベクタ ーへのクローニングが行われた制限部位で達成できる。このやり方では、工程( d)でクローン化されたDNA断片が再放出される。しかしながら、クローニン グ部位の近くに、好ましくは100ヌクレオチド未満の距離で存在する「まれに しか存在しない」開裂部位をこのために使うことが好ましい。この方法を用いる と、配列決定すべきDNAの内部で開裂する可能性が極端に低くなる。その後、 切り出された断片をベクターDNAから精製する。これは好ましくは分離用アガ ロースゲル電気泳動により達成される。この方法ではDNA断片の混合物が得ら れ、それぞれのDNA断片はその両末端の領域に他のDNA断片のアダプター分 子とは異なるアダプター分子を有している。続いて、この混合物を公知のマクサ ム・ギルバート法により処理する。これは一般に混合物を4つのアリコートに分 割することを伴い、各アリコートを異なる塩基特異的化学試薬(最終的にそれぞ れの塩基でのDNA断片の統計学的開裂へ導く)で処理する。その結果、配列決 定用産物の集団が得られ、その配列を次の工程で決定することができる。
サンが−による酵素的チェインターミネーション法では、DNA断片をベクター から切り出す必要がない。初めに、異なるクローン化DNA断片を含むベクター の混合物を変性する。得られた一本鎖DNAに、多ローン化DNA断片の近くの ベクター領域および/またはアダプターと相補的で、それ故変性DNAに結合す るブライマーオリゴヌクレオチドを加える。DNA断片の配列決定を両側から行 うつもりならば、各調製物に2つの異なるプライマー分子を加えることができる 。このようにして得られた混合物を4つのアリコートに分割した後、公知のサン ガー法に従って、DNAポリメラーゼを用いた重合反応をそれぞれの場合に異な る伸長反応停止分子の存在下で行う。その後、この方法で作られた配列決定用産 物の集団を以下に記載するようにしてさらに処理する。
本発明方法の工程(f)、つまりそれぞれの場合に全クローンからただ1つのク ローンにのみ特異的で、検出可能なハイブリダイゼーションプローブを用いた配 列決定反応の解析は一般に次の工程: (fl) (e)からの配列決定反応により得られた配列決定用産物を大きさに より分離すること、その際いくつかのクローンからの特定の反応の対応する配列 決定用産物を一緒に分離すること; (f2)分離した配列決定用産物を核酸結合用の適当な担体に移行させ、所望に より、移行した配列決定用産物を該担体に固定化すること; (f3)該担体と(i)第一の検出可能なハイブリダイゼーションプローブまた は(ii) 2つまたは複数の選択的に検出可能なハイブリダイゼーションプロ ーブとを可逆的にハイブリダイズさせること、その際各プローブはそれぞれの場 合に(e)からの単一クローンに対してのみ特異的であり、各プローブの特異性 が特定のアダプターおよび所望により隣接ベクター配列から形成される特定の標 的配列への、反応条件下で実施されたハイブリダイゼーションにより規定される こと:(f4) (f3)からの結果を解析し、結合したハイブリダイゼーショ ンプローブを担体から除去すること;そして(f5)所望により、他の標的配列 に結合するという点で他のプローブと相違する別の検出可能なハイブリダイゼー ションプローブを用いて工程(f3)および(f4)を繰り返すこと;から成っ ている。
配列決定用産物の分離(fl)は、好ましくはゲル電気泳動により、特に好まし くは特殊な配列決定用ゲルでの変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動により行わ れる。ニトロセルロース、ナイロン、ポリフッ化ビニリデンまたは化学的に活性 化されたセルロース(例えばジアゾセルロース)から製造された膜を担体として 用いることが好ましく、この担体上に分離した配列決定用産物を移行させる(f 2)。担体へのDNA断片の移行およびそれらの固定化は公知のプロッティング 法を用いて行うことができる(例えば、Sambrook et al、、 A  Laboratory Manual、 Co1d Spring Harb orLaboratory Press、 1989参照)。
続いて、それぞれの場合に単一のクローンにのみ特異的な第一の検出可能なハイ ブリダイゼーションプローブを用いて担体との可逆的ハイブリダイゼーションを 行う。しかしながら、異なる標識のために同時に選択的に検出し得るという条件 で、2以上のハイブリダイゼーションプローブを同時に使用することも可能であ る。この場合、プローブの特異性は単にグループ特異的またはクローン特異的ア ダプターによって決定される。比較的短いアダプターを使う場合、プローブのハ イブリダイゼーションはアダプターで起こるだけでなく、さらに隣接ベクター配 列でも起こり得る。
プローブと標的配列との間のハイブリダイゼーション領域の長さは10〜50ヌ クレオチドが好ましく、15〜40ヌクレオチドが特に好ましい。この方法にお いて、核酸の配列決定を可能にするハイブリダイゼーションが達成される。
相補的標的配列に可逆的にハイブリダイズするプローブの担体からの除去は公知 方法に従って、例えばSDSの存在下で該ハイブリッドの融解温度以上に加熱す ることによって行われる(例えば、Sambrookら、前掲を参照)。
本発明方法の場合には、放射性標識または非放射性標識を有するハイブリダイゼ ーションプローブを使うことができる。ビオチン、蛍光体、発光体、ジゴキシゲ ニンおよび/または酵素(例えばペルオキシダーゼまたはアルカリ性ホスファタ ーゼ)で標識されたプローブのような非放射性標識プローブを用いることが好ま しい。特に、ジゴキシゲニンまたはその誘導体で標識されたプローブを用いるこ とが好適である。本発明によるプローブは、合成中に標識ヌクレオチドを組み入 れる化学合成により簡単な方法で作製することができる。一方、例えば5°−リ ン酸化によって、プローブを放射性標識することもできる。
本発明の同時塩基配列決定法の特に好ましい態様を添付した図面に模式的に示し である。出発物質として必要とされる成分はベクター(A)と、二本鎖DNAか ら構成され、それぞれが一方の側に平滑末端を、他方の側に突出末端を有する2 種類のアダプター分子(B)および(C)である。
図1は出発物質を示す。
ベクターを2つの異なる制限酵素(それぞれが突出する非適合性の末端をもたら す)で加水分解する。
図2はこの加水分解を示す。
平滑末端を有する配列決定用D N A (D)をアダプター分子に連結し、開 環したベクターにクローン化する。そのために、得られた配列決定用DNAをア ガロースゲル電気泳動により分離し、希望の大きさの領域(好ましくは800〜 tz00bp)をゲルから切り出して溶出することが好ましい。
図3はこれを模式的に示しである。
このようにして得られた挿入DNAを含むベクターは適当な細胞(一般にはE、 coli細胞)への形質転換により増幅させ、その後単離することができる。
本発明は、さらに、すでに存在する遺伝子バンクを、(上記のように)核酸の同 時塩基配列決定を行うことができる修飾遺伝子バンクに変換する方法に関するも のである。この場合、「遺伝子バンク」とは、基本ベクター中に多数の異なる( 配列決定すべき)DNAフラグメントが挿入体として存在することを意味する。
遺伝子バンクの修飾方法は二本鎖DNAアダプター分子を決定すべき挿入体の近 くでベクター中に導入することに基づいており、この方法により、複数の異なる アダプター分子を用いる場合、遺伝子バンクを同時塩基配列決定を行うことがで きる多くのグループに分割することが可能となる。
この方法は次の工程: (a)基本ベクターにクローン化された多数の異なるDNA断片から成る目的の 遺伝子バンクを用意すること、その際基本ベクターは少なくとも1つのまれにし か存在しない酵素開裂部位をクローン化DNA断片の近くに含むこと;(b)  (a)に記載のまれにしか存在しない開裂部位で開裂することにより該遺伝子バ ンクを線状化すること;(C)該遺伝子バンクをいくつかのグループに分割する こと;(d)分割した線状化遺伝子バンクを二本鎖DNAアダプターと連結させ ること、その際該アダプターの二本鎖領域は5ヌクレオチド以上の鎖長を有しか つ基本ベクターの開裂部位と対合する末端を両側に有し、これにより異なる配列 を有するアダプターを遺伝子バンクの各グループに連結させること;そして (e)所望により、目的の連結産物を副産物から分離すること:を含んでいる。
この方法では、アダプターの導入によりベクター中の開裂部位が除かれるように 、アダプター分子のヌクレオチド配列を選択することが好ましい。こうすると、 遺伝子バンクを線状化する工程(b)において用いる制限酵素で再開裂すること により、目的とする連結産物を副産物から分離することが可能となる。この方法 では、(アダプター分子が挿入されていない)再連結ベクターを再度開環して、 唯一の形質転換可能な産物としてクローン化DNAを有するベクターが得られる ようにする。この方法での「まれにしか存在しない開裂部位」は上記のように定 義され、すなわちそれは少な(とも8ヌクレオチド長の認識配列を有しかつ/ま たヌクレオチド配列5′−CG−3’ を少なくとも1度含んでおり、例えばN otI、5fil、RsrII、SgrAI、SwaI、Pac I、 As  c I、 Pme I、5se83871,5rsIまたはl−3ceI認識部 位を有する。
通常の遺伝子バンクを、同時DNA塩基配列決定が可能な遺伝子バンクに変換す るための特に好ましい態様は、以下に模式的に記載される。この方法では、挿入 体の近くにまれにしか存在しない制限部位(例えばNotI)を有する基本ベク ター(A)中の遺伝子バンクから出発する。現代の高性能ベクター(例えばpB sSKベクター)を基本ベクターとして用いることが好ましい。さらに、制限部 位に適合する末端を有する1組の特殊なアダプターオリゴヌクレオチド(B)を 出発物質として必要とする。アダプター分子は好ましくは脱リン酸化され、そし て末端の突出領域の近隣の配列がNotI認識配列と一致しないようにすべきで ある。
アダプター分子の二本鎖領域は同時DNA塩基配列決定に必要な標的配列(これ にハイブリダイゼーションプローブがあとで結合される)を含む。従って、これ に対応して非常に多くの「異なるヌクレオチド配列」 (上記定義参照)を有す るアダプター分子が必要となる。特に、個々のアダプター分子間で配列決定を妨 げる交差ハイブリダイゼーションが起こらないようにすべきである。
最初の工程では、ベクターをDNA挿入体の近く(好ましくは100ヌクレオチ ド以下の距離)のまれにしか存在しない制限部位(この場合はNotI)におい て加水分解し、いくつかのグループに分割する。次いで、各グループの加水分解 ベクターを異なる二本鎖アダプター分子と連結させる。
この方法では、目的産物(1)のほかに、希望しない副産物(2)および(3) が形成される。副産物(3)は形質転換可能でなく(それ故、特別な分離を必要 としない)、そして副産物(2)は(アダプター分子のヌクレオチド配列がNo tI部位を除くよう−に選択されるとき)NotIでの再開裂により再線状化さ れ、かくして形質転換が可能でない。これについては図4に模式的に示しである 。
このような遺伝子バンクに対する塩基配列決定反応は、すでに上述した原理に従 って行われる。
本発明による遺伝子バンクの修飾において、一方では対称的な配列を有しかつ2 つの同一の自己相補的オリゴヌクレオチドから成る二本鎖アダプター分子を用い ることができ、他方では非対称的な配列を有するアダプター分子を用いることも できる。非対称アダプター分子の使用が好ましい。この場合、塩基配列決定反応 の解析のために2つのハイブリダイゼーションプローブ(それぞれがアダプター 分子の一本の鎖に相補的であるが、自己相補的ではない)の混合物を用いなけれ ばならない。
本発明方法の出発物質として、配列決定すべきクローン化DNA断片の近くでそ の各側に少なくとも1つのまれにしか存在しない制限部位を含む基本ベクター中 の遺伝子バンクを使用する場合は、本発明方法の工程(b)〜(e)を2回行う ことができる。この方法では、クローン化DNA断片の両側に特定のアダプター 分子が存在し、各アダプター分子が上記のような同時塩基配列決定法において特 定のハイブリダイゼーションプローブと結合し、かくしてクローン化DNA断片 の両末端から出発する該DNA断片の配列決定が可能である。
さらに、以下の配列表および実施例により本発明の詳細な説明することにする。
配列番号:l アダプター(1) 配列番号:2 アダプター(2) 配列表には、用いるアダプターの5′−3° 方向の相補鎖を示しである。
配列番号:3 アダプター(3) 配列番号=4 アダプター(4) 配列表には、用いるアダプターの5’−3’ 方向の相補鎖を示しである。
配列番号=9 アダプターGBI、このアダプターDNAは5゜−3′方向で塩 基1−23および3′−5′方向で5−27に相補的な塩基から成る。
配列番号:10 アダプター〇B2、このアダプターDNAは5゛−3゛方向で 塩基1−22および3゛−5°方向で5−26に相補的な塩基から成る。
配列番号:11 オリゴヌクレオチドBCIA配列番号:12 オリゴヌクレオ チドBGIB配列番号:13 オリゴヌクレオチドBG2A配列番号:14 オ リゴヌクレオチドBG2B配列番号:15T3配列決定用プライマー(本頁以下 余白) 実施例 10μgの染色体酵母−DNA(50μlの50mmol/1トリスHCI、1 0mmol/I MgCL、10mmol/I DTT pH7,8に溶解した もの)を超音波浴(ソルックスRK255H,BANDELIN、周波数:35 kHz;出カニ l 60/320W)中で、得られた断片がアガロースゲル電 気泳動で分析して5kbpより小さくなるまで音波処理した。
末端の平滑化および大きさによる分離:末端を平滑化するために、DNA断片を 40μlの容量で30分間dNTP (0,025mmo l/l)の存在下に クレノウボリメラーゼ(0,25U/μm)およびT4DNAポリメラーゼ(0 ,15U/μl)と反応させた。これらの酵素の不活性化(70℃で10分加熱 )後、このDNAの一部をアガロースゲル(0,8%低融点アガロース、IXT BE)にかけ、電気泳動により分離した。
約1 kbpの鎖長を有する断片の単離:鎖長が0,5〜1.1kbpの断片を 含むゲルの領域をゲルから切り出した。アガロースの凍結とその後の遠心により DNA断片を溶出し、1/lO容量の酢酸ナトリウム(3mol/1 pH7) と0.8容量のインプロパツールを加えてDNAを沈殿させた。沈殿したDNA を70%E t OH(v/v)で洗い、乾燥し、TE(10mmol/1 ト リス−HCl、O,1mmol/l EDTA pH8)中に取り上げた。
多重ベクターlOまたは19への断片のクローニング約20nHの得られた断片 を、20μl (50mmol/1トリスーHCl、lOmmol/I MgC l*、lOmmol/l DTT、 pH7,8,0,5mmol/1 rAT P)の容量でT4DNAリガーゼ(0,3ワイス単位/μl)を用いて20nH の多重ベクターIOまたは19(ミリポア社からの多重キットのベクター1また は3に相当)と連結させた(16℃で22時間)。多重ベクターは予め標準条件 下にSma Iで加水分解し、次いで脱リン酸化しておいた。
DH5α細胞の形質転換および培養 購入したコンピテントDH5α細胞をBRL社の指示に従って10分の1の連結 混合物で形質転換し、テトラサイクリンに対して選別しながら培養した。用いた ベクターに関してlμgのDNAにつき5X10’の独立クローンが得られた。
得られた約1000のコロニーを有するLBプレートを、コロニーが約1〜2m mの直径に達するまで37℃で培養する。次いで、ガラス製のへらを使ってLB 培地中にコロニーを懸濁し、プレートから取り出し、そしてテトラサイクリンに 対して選別しながら3mlの容量でさらに2時間培養する。その後、遠心により 細菌を沈殿させる。標準条件下で細胞をアルカリ溶解することによりプラスミド DNAを単離し、カラムクロマトグラフィー(Qiagen、ミニ調製)により 精製する。このDNAの一部(約2μg)をアガロースゲル(0,8%低融点ア ガロース、l XTBE、0.5mg/mlエチジウムプロミド)にかけ、電気 泳動(4V/ c mで1時間)により分離する。多重ベクターIOまたは19 の「超コイル形態」と「弛緩形態」の間のゲル領域がクローン化酵母DNAを有 するプラスミドDNAを含んでいる。このゲル領域を切り出す。そこに含まれる DNAをアガロースの凍結とその後の遠心により溶出し、1/I O容量の酢酸 ナトリウム(3m。
1/1pH7)と0.8容量のイソプロパツールを加えてDNAを沈殿させる。
沈殿したDNAを70%EtOH(v/v)で洗い、乾燥し、TE(10mmo l/1 トリス−HCl、0゜1mmol/I EDTA pH8)中に取り上 げる。得られたDNAの一部を用いてコンピテントDH5α細胞を形質転換し、 テトラサイクリンに対して選別しなからLBプレートで培養する。
酵母の染色体DNAを、実施例1に記載したように超音波で処理して5kbpよ り小さい断片に分断した。これらのDNAの末端をクレノウボリメラーゼおよび T4DNAポリメラーゼで処理して平滑化した。これらの酵素の不活性化(70 ℃で10分)後、このDNAの28gを20μm (50mmol/1 トリス −HCL lOmmol/I MgC1t、lOmmol/I DTT、pH7 ,8,1mmol/l rATP)の容量で74DNAリガーゼ(50ワイス単 位/m1)および2μgずつの次のアダプター分子と反応させたニ アダブタ− (1) : 5 ’ −AATTCCATAACTGTAACC’1TTAAC −:l ’ EcoN (24−mar ) 配列番号:1(2): コI−G GTA’I’rGACATTGGAAATTG−51EcoH(20−mar)  配列番号:2()): 5’−CTATTTGTAATTCCGCTGCA− 3’PstH(20−mar) 配列番号=3(4): 3’−GATAAAC ATTAAGGCG−5’ PstN(16−mar) 配列番号:4このよう にして得られたDNA断片のプロセシングを実施例1に記載したように行う。連 結後、DNA断片を0.8%アガロースゲルにかけて分離した。0.5〜1.1 kbpの長さの断片を溶出し、精製した。その後、それらを、実施例1とは対照 的にEcoRIとPstIで予め処理して相互に非適合性の付着末端を有する多 重ベクター10または19にクローン化した。コンピテントDH5α細胞を連結 混合物で形質転換し、テトラサイクリンに対して選別しながらLBプレートで培 養した。
用いたベクターに関して1μgのDNAにつき3X10’の独立クローンが得ら れ、かくして実施例1のときよりも約6倍以上のコロニーが得られた。
クローン化酵母DNAを有するプラスミドを独占的に含む遺伝子バンクは実施例 1に記載するように構築した。
実施例 3 多重法または新規な方法を用いて構築した遺伝子バンクの同時塩基配列決定 実施例1および実施例2により得られた遺伝子バンクをストリ−りして単一コロ ニーを分離した。2つの遺伝子バンクのそれぞれからの1コロニーをl Oml のLB培地中で合わせ、懸濁した。
懸濁体が600 nmの波長で2の光学密度となるまで培地を37℃で振とうし た。標準条件下で細胞をアルカリ溶解することによりプラスミドDNAを単離し 、カラムクロマトグラフィー(Qiagen、ミニ調製)により精製した。
2つのプラスミドDNAの混合物(8μg)は、改良T7ボリメラーゼ(シーク エナーゼ)およびUSB社のプロトコールを用いて配列決定を行った。オリゴヌ クレオチドP1exEおよびPlexP(それぞれの場合に、混合物あたり40 ng)の混合物を配列決定用プライマーとして用い、これを多重法による配列決 定のための標準として使用した。得られた配列決定用産物を配列決定用ゲル(長 さ40cm、厚さ0.4mm、6%ポリアクリルアミド、7mol/1尿素;緩 衡液:1XTBE)で分離し、毛管プロットにより中性ナイロン膜へ移行させ、 そして256nmのUV光線を照射して膜上に固定化した。配列決定用産物は、 非修飾オリゴヌクレオチドをターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフエラ ーゼおよびジゴキシゲニン処理dUTP (ベーリンガーマンハイム社)と反応 させて得られたジゴキシゲニン処理オリゴヌクレオチドとのハイブリダイゼーシ ョンにより検出した。
対応する配列梯子はベーリンガーマンハイム社のジゴキシゲニン検出系(抗ジゴ キシゲニン抗体のFab断片)とその後の化学発光を用いて可視化した。配列決 定反応の検出後、膜を標準条件下で加熱して、ハイブリダイズしたオリゴヌクレ オチドを除いた。
膜はそれぞれの場合に次のジゴキシゲニン処理オリゴヌクレオチドの1つと一度 反応させた: 多重ベクター10 L諜しヨ江(5’ −TATATATAGGGTA’l’rAGGTG 3 ’  ) 配列番号:5已1Lよ圧(5’ −TGAGTATATTGATGA’I ’rAGG 3 ’ ) 配列番号:6多重ベクター19 J (51−AGAAGTTAATGTAGGGTTGG:l ’ ) 配列番 号ニアLlL記よ(5’ −GTGATAAGTAGAG’n’GGTTG−3 ’ ) 、 配列番号=8Ps tH,EcoH(実施例2参照)。
結果: 実施したハイブリダイゼーションのそれぞれにおいて、独立した明確な配列を決 定することができた。
ファージベクターラムダZAPIIのEcoRI開裂部位に構築されかつストラ タジーン社(米国サンジエゴ)から市販されているヒト心臓からのcDNAバン クを、初めに、製造者の指示に従って二本鎖ファージミド形態に変換した。
ファージミドバンクから単離した全DNAIμgを標準条件下で酵素NotIで 開裂した。2つの別個の反応において、それぞれの場合、500ngの開裂DN Aに300nHのアダプターDNA(混合物1ニアダブター〇B1.混合物2ニ アダブター〇B2)を加えた。20μm(50mM トリス−HCl、10mM MgC12、L OmM DTT、pH7,8,1mM ATP)の容量でT4 DNAリガーゼ(50ワイス単位/m1)と反応させてアダプターをDNAに連 結させた(12℃で10時間)。用いたアダプターは次の配列を有する: GBI: 5’ −GGCCACATAACrCAAATCTCAAA −3’ 配列番号 :93’−TGTA?rGAGTTTAGAGTTTCCGG−5’GB2: 51−GGCCAGCTATCTCGTAATrGCT −3’ 配列番号 : 103’−TCGATAGAGCATTAACGACCGG−5’過剰のアダプ ターの分離: 連結後、反応混合物を65℃で10分間加熱し、続いて氷上で冷やす。この反応 混合物をアガロースゲル(0,8%低融点アガロース、IXTBE、0.5mg /mlエチジウムプロミド)にかけ、電気泳動(4V/cmで1時間)で分離す る。プラスミドDNA (線状pBsSKII DNAより大きい)を含むゲル の領域を切り出す。そこに含まれるDNAをアガロースの凍結とその後の遠心に より溶出し、1/10容量の酢酸ナトリウム(3mo1/1、pH7)と0.  8容量のイソプロパツールを加えてDNAを沈殿させる。沈殿したDNAを70 %EtOH(v/v)で洗い、乾燥し、TE (10mmo 1/l トリス− HCl、0゜1mmol/l EDTA pH8)中に取り上げる。
付着末端をアニーリングすることによる両末端でのアダプター含有プラスミドD NAの環状化: 約50ngの単離DNAを、初めに65℃で20分間、次に37℃でさらに2時 間、20μm(50mM トリス−HCl、10mM MgC12,10mM  DTT、pH7,8)の容量中に貯蔵する。
遺伝子バンクの構築: 購入したコンピテントDH5α細胞をBRL社の指示に従って10分の1の連結 混合物で形質転換した。細菌をLB培地にストリークし、アンピシリンに対して 選別しながら培養する。この方法で構築された遺伝子バンクは、用いたベクター に関して、lμgのDNAにつき1〜6X10’の独立クローンを含んでいた。
それぞれの場合に、2つの遺伝子バンクの各々から1つのコロニーを取り出し、 10m1のLB培地で一緒に培養した。実施例3に記載したようにプラスミドD NAを単離し、2つのプラスミドDNAの混合物(8μg)について改良T7ポ リメラーゼ(シークエナーゼ)およびUSB社のプロトコールを用いて配列決定 を行った。配列決定用プライマーとしてT3配列決定用プライマー (5’−A TTAACCCTCACTAAAG−3°(配列番号:15)、それぞれの場合 に混合物あたり40ng)を用いた。得られた配列決定用産物を配列決定用ゲル (長さ40cm、厚さ0.4mm、6%ポリアクリルアミド、7mol/I尿素 ;緩衝液:IXTBE)て分離し、毛管プロットにより中性ナイロン膜へ移行さ せ、そして256nmのUV光線を照射して膜上に固定化した。配列決定用産物 は、非修飾オリゴヌクレオチドをターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフ エラーゼおよびジゴキシゲニン処理dUTP (ベーリンガーマンハイム社)と 反応させて得られたジゴキシゲニン処理オリゴヌクレオチドとのハイブリダイゼ ーションにより検出した。
対応する配列梯子はベーリンガーマンハイム社のジゴキシゲニン検出系(抗ジゴ キシゲニン抗体のFab断片)とその後の化学発光を用いて可視化した。配列決 定反応の検出後、膜を標準条件下で加熱して、ハイブリダイズしたオリゴヌクレ オチドを除いた。
膜はそれぞれの場合にオリゴヌクレオチドBCIAおよびBGIBの混合物と、 次にオリゴヌクレオチドBG2AおよびBG2Bの混合物と1度反応させる: BGIA: 5’−GAGTTATGTGGCCGCCACC−3’ (配列番 号;11)BGIB: 5嘗−AGACGGCCACATAACTCAAA−1 (配列番号=12)BG2A: 5’−CGAGATAGCTGGCCGCCA −3’ (配列番号:1コ)BG2B= 5’−AGAGCGGCCAGCTA TCTC−3’ (配列番号:14)結果: 実施したハイブリダイゼーションのそれぞれにおいて、独立した明確な配列を決 定することができた。
配列表 (ii)配列の数:15 (2)配列番号:lの情報: (i)配列の特徴。
(A)配列の長さ=24塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載6配列番号、1: 入ATrCCATAA CTGTMCCTI’ TAAC24(2)配列番号: 2の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ=20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (Xり配列の記載:配列番号:2: CCATAACTGT AACCTTTMC20(2)配列番号:3の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号=3= CTATITGTAA TTCCGCTGCA 20(2)配列番号:4の情報 : (i)配列の特徴: (A)配列の長さ=16塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号:4: CTATTrGTM TTCCGC16(2)配列番号=5の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ=20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号:5: τATATATAGG GTATrAGGTG 20(2)配列番号二6の情報 : (i)配列の特徴: (A)配列の長さ=20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号=6二 TGAGTATATT GATGATTAGG 20(2)配列番号=7の情報 : (i)配列の特徴: (A)配列の長さ=20塩基対 (B)配列の型・核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号ニア: AGAAGTrAAT GTAGGGTTGG 20(2)配列番号:8の情報 : (i)配列の特徴。
(A)配列の長さ=20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載 配列番号=8: GTGATAAGTA GAGTrGGTTG 20(2)配列番号=9の情報 : (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:27塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:両形態 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号ニア二 GGCCACATAA CTCAAATCTCAAAGGCC27(2)配列番 号:10の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:26塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:両形態 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号:10:GGCCAGCTAT CTCGTAA TTG CTGGCC2g(2)配列番号:11の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:19塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー末鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号:11:GAG’l’l”ATGTG GCCG CCACC19(2)配列番号:12の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:20塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー重鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号:12:入GkCGGCCkCATAACTCA AA 20(2)配列番号=13の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ=18塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー重鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号:13:CGAGATAGCT GGCCGCC A 18(2)配列番号:14の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:18塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー重鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号:14:AGAGCGGCCA GCTATCT C18(2)配列番号:15の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ二17塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数ニー重鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号=15:ATTAACCCTCACTMAG 1 7Figura 1 記号の意味 士 Figure 3 11ゴ D=====う=ミ1エエエエエエエエ。(ミ920388.dFig ur@4 副産物: フロントページの続き (72)発明者 ブルム、ヘルムート ドイツ連邦共和国 81475 ミュンヘンケニクスヴイーセルシュトラーセ  86(72)発明者 トムディ、ホルスト ドイツ連邦共和国 82061 ノーリードファサネンヴエーク 6

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.核酸の同時塩基配列決定法であって、(a)配列決定すべき多数のDNA断 片を調製すること;(b)配列決定すべきDNA断片の全体をいくつかのグルー プに分割すること; (c)(b)からの分割したDNA断片の両末端に二本鎖DNAアダプターを連 結すること、その際該アダプターは5ヌクレオチド以上の長さの二本鎖領域を有 し、かつ該DNA断片の末端に適合する第一端とベクターへのクローニングに適 する第二端を有し、そして異なるヌクレオチド配列を有する該アダプターを分割 したDNA断片のそれぞれのグループに連結させること; (d)(c)からの両末端に該アダプターを有するDNA断片を、該アダプター の第二端と対合する制限部位を有する基本ベクターにクローニングすること; (e)(d)からの多数のクローンを選択すること(しかしながら、多くて1つ のクローンしか1つのグループから生じないことがある)、そして選択したクロ ーンに対して配列決定反応を行うこと;および (f)多数の検出可能なハイブリダイゼーションプローブを用いて配列決定反応 の結果を解析すること、その際各プローブは(e)からのただ1つのクローンに 特異的であること;から成る上記方法。
  2. 2.DNA断片が平滑末端を有する、請求項1記載の方法。
  3. 3.DNA断片が付着末端を有する、請求項1記載の方法。
  4. 4.第二端が付着末端であるアダプターを用いる、請求項1〜3のいずれか1つ に記載の方法。
  5. 5.二本鎖DNAアダプターの長さが10〜40ヌクレオチドである、請求項1 〜4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 6.それぞれのグループ内で単一のアダプターを用いる、請求項1〜5のいずれ か1つに記載の方法。
  7. 7.それぞれのグループ内で2種類のアダプターを用いる、請求項1〜5のいず れか1つに記載の方法。
  8. 8.それぞれのグループ内の連結反応のために、異なるヌクレオチド配列および 付着第二端を有する2種類のアダプターを使用し、そしてアダプターを有するD NA断片をクローン化するために、アダプターのそれぞれの第二端に適合しうる 2つの制限部位を有する基本ベクターを使用する、請求項1〜5または7のいず れか1つに記載の方法。
  9. 9.2種類のアダプター分子の付着第二端が互いに適合性でない、請求項8記載 の方法。
  10. 10.DNA断片をクローン化するために用いる基本ベクターがさらに少なくと も1つのまれにしか存在しない酵素開裂部位を挿入部位の両側に有する、請求項 1〜9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 11.まれにしか存在しない酸素開裂部位が少なくとも7ヌクレオチドの認識配 列を有し、そして/またはヌクレオチド配列5′−CG−3′を少なくとも1度 含んでいる、請求項10記載の方法。
  12. 12.開裂部位がNotI、SfiI、RsrII、SgrAI、SwaI、P acI、AscI、PmeI、Sse8387I、SrsIまたは1−SceI 開裂部位である、請求項11記載の方法。
  13. 13.アダプターを有するDNA断片をクローン化するために、DNA断片挿入 用の制限部位の近くに転写ターミネーターを有する基本ベクターを使用する、請 求項1〜12のいずれか1つに記載の方法。
  14. 14.塩基配列決定反応を分析するために非放射性標識ハイブリダイゼーシヨン プローブを用いる、請求項1〜13のいずれか1つに記載の方法。
  15. 15.ビオチン、蛍光体、発光体、ジゴキシゲニンおよび/または酵素で標識さ れたハイブリダイゼーションプローブを用いる、請求項14記載の方法。
  16. 16.(f)が次の工程: (f1)(e)からの配列決定反応により得られた配列決定用産物をそれらの大 きさにより分離すること、その際いくつかのクローンからの特定の反応の対応す る配列決定用産物を一緒に分離すること; (f2)分離した配列決定用産物を核酸結合用の適当な担体に移行させ、所望に より、移行した配列決定用産物を該担体に固定化すること; (f3)該担体と(i)第一の検出可能なハイブリダイゼーションプローブまた は(ii)2つまたは複数の選択的に検出可能なハイブリダイゼーションプロー ブとを可逆的にハイブリダイズさせること、その際各プローブはそれぞれの場合 に(e)からの単一クローンに対してのみ特異的であり、各プローブの特異性が 特定のアダプターおよび所望により隣接ベクター配列から形成される特定の標的 配列への、反応条件下で実施されたハイブリダイゼーションにより規定されるこ と;(f4)(f3)からの結果を解析し、結合したハイブリダイゼーションプ ローブを担体から除去すること;そして(f5)所望により、別の検出可能なハ イブリダイゼーションプローブ(それらは他の標的配列に結合するという点で他 のプローブと相違する)を用いて工程(f3)および(f4)を繰り返すこと; から成る、請求項1記載の方法。
  17. 17.すでに存在する遺伝子バンクを、核酸の同時塩基配列決定を行うことがで きる修飾遺伝子バンクに変換する方法であって、(a)基本ベクターにクローン 化された多数の異なるDNA断片から成る目的の遺伝子バンクを作製すること、 その際基本ベクターは少なくとも1つのまれにしか存在しない酵素開裂部位をク ローン化DNA断片の近くに含むこと;(b)(a)に記載のまれにしか存在し ない開裂部位で開製することにより該遺伝子バンクを線状化すること;(c)該 遺伝子バンクをいくつかのグループに分割すること;(d)分割した線状化遺伝 子バンクを二本鎖DNAアダプターと連結させること、その際該アダプターの二 本鎖領域は5ヌクレオチド以上の鎖長を有しかつ基本ベクターの開裂部位と対合 する末端を両側に有し、これにより異なる配列を有するアダプターを遺伝子バン クの各グループに連結させること;そして (e)所望により、目的の連結産物を副産物から分離すること;から成る上記方 法。
  18. 18.アダプターの導入により開裂部位が除かれるように、アダプターのヌクレ オチド配列を選択する、請求項17記載の方法。
  19. 19.工程(e)が遺伝子バンクの線状化に用いた酵素を使って(d)からの連 結産物を再開製することを含む、請求項18記載の方法。
  20. 20.NotI、SfiI、RsrII、SgrAI、SwaI、PacI、A scI、PmeI、Sse8387I、SrsIまたはI−SceIを用いて開 裂を行う、請求項17〜19のいずれか1つに記載の方法。
  21. 21.対称配列を有するアダプター分子を用いる、請求項17〜20のいずれか 1つに記載の方法。
  22. 22.非対称配列を有するアダプター分子を用いる、請求項17〜20のいずれ か1つに記載の方法。
  23. 23.クローン化DNA断片の近くでその各側に少なくとも1つのまれにしか存 在しない酵素開裂部位を含む基本ベクター中の遺伝子バンクを使用して、請求項 17記載の工程(b)〜(e)を2度行うことができるようにする、請求項17 記載の方法。
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