JPH06504035A - ヒト免疫不全ウィルス感染を阻止するペプチドとその使用法 - Google Patents

ヒト免疫不全ウィルス感染を阻止するペプチドとその使用法

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JPH06504035A JP3514399A JP51439991A JPH06504035A JP H06504035 A JPH06504035 A JP H06504035A JP 3514399 A JP3514399 A JP 3514399A JP 51439991 A JP51439991 A JP 51439991A JP H06504035 A JPH06504035 A JP H06504035A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
ヒト免疫不全ウィルス感染を 阻止工粂さブ光ヒζ丈攻俊里払 この発明は、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)の感染と細胞間における)I I  V誘発融合細胞の形成を抑止するペプチドに関する。これらのペプチドは、H I V感染の治療と予防に有用である。 解包背景 HIV−1は、ヒトの後天性免疫不全症候群(AIDS)およびAIDSに関連 した症状(ARC)の主要な病因として認められている密接に関連しあうウィル スのグループに与えられた名称である。 HIV−1は、i(TLV−m、LAV−ARVとしても知られ、世界中で健康 上の大問題となっている。 HIVは少なくとも7個の遺伝子を含む比較的複雑なレトロウィルスである。こ のウィルスの1l(l 、L9i、enとと呼ばれる構造遺伝−f−は、それぞ れウィルスの核タンパク質、逆転写酵素、ウィルス外被の糖タンパク質の連子暗 号を有する。HI Vのその他の遺伝子は、ウィルスの複製に関与する副遺伝子 である。JLLLとenv遺伝子は、重合タンパク質を暗号化する。すなわち、 これらの各遺伝子から合成されるタンパク質は、翻訳後いくつかのより小さいタ ンパク質に分裂させられる。HIVゲノムのmと特にenVの部分に暗号化され るタンパク質は免疫学的に重要であることが既往の研究により明らかにされてい る。これはmとenv遺伝子の生成物に対する抗体が、HI Vに感染した患者 の血清中に見出されるからである。 見1ヱ遺伝子は、見掛けの分子量(Mw)約160,000ダルトンの糖タンパ ク質(gp160)を、翻訳後Mw 120,000ダルトンのgP120とM w41,000ダルトンのgp41の2つの糖タンパク質に分裂させて暗号化す る。糖タンパク質gp120はウィルス外被の外部タンパク質であり、gp41 は膜内外タンパク質である。タンパク質gp120は細胞表面に露出するように 非共有結合的にgp41と結合している。gp120.gp41はともに免疫原 性があり、これらのタンパク質に対する抗体は、HI Vに感染しているが無症 候性の患者およびARCやAIDSの患者から得られる血清中に容易に見出され る。 HI Vの外被タンパク質gp120は、T細胞表面タンパク質CD4と結合す る。このCD4はII I V受容タンパク質としても知られている。タンパク 質gp120は、HIV感染においてきわめて重要である。なぜなら、gp12 0は細胞内にHI Vを侵入させるために強い親和力でCD4と結合するからで ある。II I Vに感染した細胞はgp120の細胞表面形状を呈し、またそ の表面からgp120タンパク質の可溶性組織が流出する。この細胞外の可溶性 のgp120は。 未感染細胞上でCD4と強い親和力で結合し、未知のメカニズムによって細胞の 死をひきおこすと考えられている。感染した細胞が溶解せず、その結果、gp1 20を呈する細胞の生存時間が延長され、ウィルスとgp120の貯蔵庫として 機能することは、HIV感染に特徴的なことである。 膜内外と細胞質ゾルの連鎖を欠く可溶性の組み換え型CD4が、1]IV感染お よび可溶性gp120を媒介とする細胞破壊を阻止し得ることの発見によって強 調されるように、HIV感染は、CD4に結合するgptzoに大きく依存して いる。可溶性のCD4もまた。HIVに感染した細胞と可溶性のgp 120に 結合する。(スミスら:゛″CD4″CD4抗原泌組織によるHIV−1感染の 阻止”のサイエンス、238.1704−1706.1987年)しかし、治療 薬としての可溶性CD4の使用は高価であり、かつ供給と安定性に問題がある。 さらに、CD4による治療の結果、CD4に特有な抗体が形成され、その結果自 己免疫症患をともなう可能性がある。(ウエーバー二パウイルスの出口(7)遮 断″、ネイチャー、345.573−574.1990年)HIV感染は。 細胞から細胞への伝達によっても生じると考えられている。この感染形態は、細 胞外でのHI VとCD4の結合には依存せず、可溶性CD4のような薬剤では 防止できない、細胞から細胞への伝達を生じさせるために、感染細胞は非感染細 胞ととも1こ融合細胞と呼ばれる媒介を形成して、ウィルスの直接伝達を可能に する。融合細胞は光学顕微鏡で見ることができ、HIV感染の指標である。 HI V −1はAIDSの病因物質として初めて認められたので、このウィル ス自体やこのウィルスが疾患を生じさせるメカニズムに関する研究、およびウィ ルスへの被曝や感染を発見する診断検査の開発は大きく進歩した。HIVワクチ ンと治療法は、ウィルスの多相性と適当な動物モデルの不足のため進歩が遅かっ た。(例えば、マーチン:11速効性スローウィルス″、ネイチャー、345. 572−573.1990年参照)AIDS治療に適する薬剤の製剤のために種 々のアプローチがなされてきているが、それらの薬の全てではないにせよ多くは 強烈な劇作用を生じるために、治療薬としての有用性が大幅に制限されている。 薬剤の標的の一つは、ウィルスの増殖にとってきわめて重要なHIVタンパク質 分解酵素である。HIVタンパク質分解酵素は、アスパラギンタンパク質分解酵 素であるため、H−261(tBoc−)1is−Pro−Phe−His−L euφ[C)10B−CH,]]Val−11e−Hisやアセチルペプスタチ ンのような薬剤によって抑制することができる。(リチャード:“HIV−2の アスパラギンプロテイナーゼの抑制”、 FEBS Lett、、253.21 4−216、1989年)不幸にしてアスパラギンタンパク質分解酵素の抑制剤 は非選択性であるため、生体内で中毒性を有する。また、HIVタンパク質分解 酵素を抑制するいくつかのペプチド類似化合物が発見されている6 (ミータら :″ペプチド類似化合物による感染T細胞内HI V−1タンパク質分解酵素の 抑制”、ネイチャー、 343.90−92.1990年)最近、HIVタンパ ク質分解酵素の二重対称抑制剤が発表された。 (エリクソンら:“HIV−1タンパク質分解酵素用に複合したC2対称抑制剤 の設計、効力、および2.8オングストローム結晶構造”。 サイエンス、249.527−533.1990年)コノ対称抑制剤はHIVタ ンパク質分解酵素に対して選択的に作用し、HI Vタンパク質分解酵素に対し ては、関連する細胞酵素に対する効力の約10,000倍の効力を有する。 HIVの逆転写酵素もまた実際のHI Vの感染のために必要であるため、この 酵素の活性を抑制する薬剤がめられている。いくつかのヌクレオシド派生物がH I Vの逆転写酵素を抑制することが明らかにされている。これらの薬剤の筆頭 はアジドチミジン(AZT、シトプシン■)である。しかしAZTは多くの患者 がその投薬に耐えられないほどの強烈な副作用を引き起こす。HI Vの逆転写 酵素を抑制するその他のヌクレオシド類似物は、AZTよりもさらに強烈な副作 用を引き起こすことが明らかにされている。 いくつかの薬剤は、 I−(I VのT細胞との結合を抑制することが明らかに されている0例えば、血管作動性腸内ペプチド(VIP)から得られるペンタペ プチドとオクタペプチドは、 HI V感染を抑制することが明らかにされてい る。(ムーアら:″羊の生体内におけるVIPとII I V (A I DS )に関連したペプチドによるリンパ球輸送の抑制″、免疫薬理学、16.181 −189.1988年)残念ながらこれらのペプチドは、T4細胞の増殖を抑制 することにより、ITIV!+8染の免疫抑制を擬態する副作用があるため、治 療には用いられない。 最近、ジペプチドプロリルフェニルアラニンの派生物であるN−カルボメトキシ カルボニル−プロリル−フェニルアラニルベンジルエステル(c、pF)が、試 駆管内でHIV−1の感染を抑制することが示された。CPFはgp120と相 互作用し、gP120のCD4との結合を阻止する。(フィンバーブら:”CP Fのgptzoとの結合によるITIV−1感染の防止とCD4の機能の保護″ 、サイエンス。 24Q、 287−291.1990年)はしかウィルスと/\ルベスウイルス 感染の治療に、小ペゾチドが用11られる。Z−D−Pro−D−Pheを含む 一連のカルボベンゾキシ(Z)ベプチ1〜は、はしかとヘルペスウィルスを抑制 することが示されている。 (ミラーら:″はしかウィルスに対するカルボベンゾキシジ(および11月ペプ チドの抗ウイルス効力″、応用微生物学、16.1489−1496゜1968 年;およびニコライデスら二″潜在的抗ウィルス物質。はしかとヘルペスのウィ ルスに対するカルボベンゾキシジ(およびトリ)ペプチドの効力”、医化学会誌 、 11.74−79.1968年)これらの化合物は標的の細胞と相互作用し 、ウィルスタンパク質とは相互作用しない。 AIDSの治療と予防において、できるだけ副作用の少ない特異的で選択的な抗 HIV治療薬が得られれば有用である。 見吸五皿軒 ある比較的短いペプチドが、宿主細胞のHI V感染ならびに感染細胞と非感染 細胞の間の融合細胞の形成を有効に抑制し得ることを今回明らかにした。発明し たペプチドは、アミノ酸連鎖Pro−Gly (P G )をもつカルボキシル 末端ジペプチド部を共通して在する。トリペプチドGly−Pro−Gly ( G P G )がここで提起する種である。このトリペプチドはそれ自体で使用 するか、もしくはテトラ、ペンタ、ヘキサペプチドを形成するようにアミノ末端 基を延長してもよい、このペプチドはHIVに感染したヒトを含む哺乳類の治療 とHI V感染の予防に適している。 図面の簡単な説明 図1はH9の細胞内での再現HTLV−I[IBに対するGly−Pro−Gl yとAZTの用量反応実験を示す一組のグラフである0図1については実施例5 で論じる。 図2はGly−Pro−GlyとAZTの共力効果を示す棒グラフである。 図2については、実施例5で論じる。 図3は、 Gly−Pro−Glyによって処置したマウスの成長を示すグラフ である0図3については、実施例8で論じる。 見叫夏眩綴を腹匪 ジペプチドPro−Glyとトリペプチドアミノ酸連鎖Gly−Pro−Gly をもつペプチドが、HI V感染と融合細胞形成の両方を妨げることが今回明ら かになった。こうしたペプチドは、HIVに感染した患者の治療に役立ち、HI V感染の危険がある患者のための予防薬として使用でき、HIVへの被曝の危険 が深刻な医療機関においても有用である。 表1に列挙したペプチドは本発明に至った研究の過程でテストされたものである 。これらのペプチドはエリクソン&メリフィールド著rタンパク質」第3版(1 976年、ニューヨーク、アカデミツクプレス)第2巻、第3章″固相ペプチド の合成”の方法にしたがって合成したが、技術的に知られているどんな方法によ って合成してもかまわない。 紅 Gly−Pro−Gly Gly−Pro−Gly−Arg ^rg−Gly−r’ro−Gly Arg−Gly−Pro−G]、y−ArgPro−Gly−Arg Gly−Pro−Ala Gly−Pro−Gly−Gly Gly−Gly−Gly Pro−Gly 本使用した略語 これらのペプチドについて、HIV感染細胞から非感染細胞への感染の伝播の抑 制能力をテストした。感染の伝播は、ウィルス複製の指標となるHIVタンパク 質p24の生成と、融合細胞の形成と、間接免疫蛍光法により判定されるHIV 感染細胞の数とを監視することにより判定した。 いくつかのペプチドがHI V感染を確かに抑制したのに対し、驚くべきことに 他の実質的に同一のペプチドはそれができなかった。 表3と表6に示す結果から、カルボキシル末端アミノ酸としてプロリル−グリシ ンをもつペプチドであるTyr−Arg−Gly−Pro−Gly、 Gly− Pro−Gly、 Arg−Gly−Pro−Gly、およびPro−Glyは 、p24レベルと融合細胞形成の両者により判定されるとおり、HIV感染を阻 止することがわかる。カルボキシル末端アルギニン残基をもつペプチドであるG ly−Pro−Gly−Arg、 Arg−Gly−Pro−Gly−Arg、 およびPro−Gly−Argは1分析試験により判定されるとおり、HIV感 染を阻止しなかった。アミノ末端アルギニン残基とカルボキシル末端グリシン残 基をもつペプチドは感染を阻止したことから、アルギニン残基の存在自体は、抑 制因子ではなかった。さらに予期しなかった発見として、ペプチドciy−pr o−Glyは重量に基づくとHI V感染阻止に最も効果的であった。カルボキ シル末端プロリル−グリシンジペプチドをもたないペプチド(Gly−Pro− Ala、 Gly−Pro−Gly−Gly、 Gly−Gly−Gly、 G ly−Pro)は、HI■感染を抑制しない。したがって、カルボキシル末端ジ ブペプチドプロリル−グリシンは今回の発明にとって不可欠である。 したがって、今回の発明は、I(I V感染を阻止できるペプチドで、カルボキ シル末端にジペプチドPro−Gly有するものを対象とする。 提起するペプチドは、Gly−Pro−Gly連鎖のみを有するが、アミノ酸残 基をベゾイドのアミノ末端基に付加しても重大な悪影響はない。実用上の目的の ためには、ペプチドの長さはおよび6個のアミノ酸より短くあるへきである。ペ プチドは、長いほど高価になり、効力が弱くなり、免疫応答を生じることもある ので、実用的ではなくなる。驚くべきことにカルボキシル末端カルボキシル基を もつペプチドがHI V感染抑制効果をもたないことが発見されたことから、ペ プチドはカルボキシル末端にカルボキシル基よりもアミド基をもつ方が望ましい 。カルボキシル末端基はまた抗HIV効力に妨げない成分を含むこともできる。 特記無き場合は、これらのペプチドはカルボキシル末端にアミド基をもつものと する。 したがって1本発明は下記の分子式のペプチドを対象とする。 これらの化合物は次式で一般的に表される。 ここでXは、アミド結合した1個がら4個の付加アミノ酸残基あるいはアミノ酸 残基の類似物と水素原字を含む。これらの付加アミノ酸残基は、グリシン、アル ギニル−グリシン、チロシル−アルギニル−グリシン、あるいはそれらの類似物 を含むが、これらに限られるわけではない。 発明したペプチドは、HIV6染を避けるための予防と、すてにHIVに感染し た患者の治療の両方に適している。このペプチドは予防薬として誰に対しても用 いることができるが、最も適切な対象者はI(IV感染の危険がある人々である 。そうした対象者には、同性愛者。 売春婦、静脈注射薬物使用昔、血友病患者、)I I Vに感染した母親から産 まれた子供、医療に従事し患者や生物学的標本と接触を持つ人達が含まれるが、 彼らに限定されるわけではない。 これらのペプチドは、AZTと共力して、様々なHIV分離分離感染を驚異的に 低減することが、今回明らかになった。したがって、AZTに耐えるる患者に対 しては、これらのペプチドをAZTと組み合わせて投与することが1本発明の具 体化として望ましい。これらのペプチドは、他の抗HIV薬剤と共力しても効果 を発揮すると考えられ、ペプチドとそうした薬剤との組み合わせは、本発明に含 まれる。 これらのペプチドは単体で、あるいは他のペプチドや他の抗HI V薬剤と組み 合わせて投与することができ、さらに生理的に受容できる担体と組み合わせるこ ともできる。特定の組成のペプチドの有効な投与量および投4方法は、個々の患 者と病気の段階と専門家には明らかな他の要因によって変わってくるのであろう 。特定の適用に有用な投与の経路は、専門家には明らかである。投与の経路には 5局所的、経皮、腸管外、胃腸、経気管支、経肺胞その他がある。適切な投薬量 の範囲は、血液レベルで測定して約1〜10μMの組織濃度を得るのに十分なペ プチドを供給する範囲である。個々の患者に与えられる絶対量は、生物学的利用 能、浄化率、投与経路などの薬理学的特性による。 ペプチドの毒性が低いため、比較的高い組織濃度が維持されても無害である。 投与の経路には、局所的、経皮、腸管ガ、胃腸、経気管支、経肺胞その他がある 。局所的投与は、ペプチドを含むクリーム、ゲル、リンス等を局所的に用いるこ とにより行われる。経皮投与はペプチドに皮膚を透過させて血流に入れることが できるクリーム、リンス、ゲル等を用いて行われる。腸管外投写経路には、中心 静脈への直接注入、静脈注射、筋肉注射、腹腔内注射、皮F注射などの電気的も しくは直接、1人その他が含まオしる。胃腸投写経路には、経1」摂取、直腸そ の他が含まれる。経気管支、経肺胞投グ経路には、口あるいは鼻腔を通しての吸 入その他が含まれる。 +−発明は、生理的に受容可能な移植組織、軟膏、クリーム、リンス、ゲルその 他の局所的使用に適するペプチド含有化合物の組成を与えるものである。ペプチ ドが少なくとも最少量溶解可能で、製薬が可能であれば、どんな液体、ゲル、も しくは固体の基剤でも、本発明の局所的使用に適する。局所的使用のための組成 は、特に性交中のHI V感染防止に有用である。そうした使用に適する組成に は、腟あるいは肛門用の生薬、クリーム、圧注剤その他が含まれる。 経皮投与に適する組成には、直接肌に一つけるかあるいは経皮剤(通常バッチ) のような保護担体の中に取り込ませて製薬可能な懸濁液。 オイル、クリーム、軟膏その他が含まれる。適切なりリーム、軟膏等の例は9例 えば、医師用の便覧を兄JLばわかる。適切な経皮剤の例は。 例えば、1989年・1114日にチェノらに発行された合衆国特許Nα4゜8 18.340に記述されている。 腸管外投与に適する組成には、製薬可能な無菌等脹溶液その他が含まれる。そう した溶液には、ペプチドの中心静脈への注入、静脈注射、筋肉注射、腹腔的注射 、皮下注射のための生理食塩水、リン酸緩衝生理食塩水、その他が含まれる。 本発明には、胃腸投与に適した組成が含まれ、これには、経口投与および直腸投 与全薬用に製薬可能な粉剤2錠剤、液体その他が含まれる。HIVの最も一般的 な感染経路であることと使用が容易であることから、胃腸投与、特に経口投与は 本発明の実用方法として望ましい。 他のウィルス−宿主系において、経口投与後血清中に小ペプチドの特定の抗ウイ ルス効力が認められることは既に示されている(ミラーら:応用微生物学、 1 6 : 1489.1968年)、小ペプチドは、患者の消化器系による分解を 見掛上免れるため、経口投与に理想的である。 本発明には、さらに経気管支、経肺胞投与に適した組成が含まれ、これには、さ まざまな種類の吸入用エアロゾルその他が含まれる0例えば、カリニ肺炎を防ぐ ために、ペンタミジンがエアロゾルによって鼻腔からAIDS患者に投与される 。 本発明では、さらにペプチドの経気管支、経肺胞投与に適した装置について熟考 している。そうした装置には、噴霧器、気化器、その他が含まれる。 上記の組成および投与方法は、本発明のペプチドを含む組成の投与方法その他に ついて述べたものである。さまざまな組成と装置の製造方法は、専門技術者の能 力の範囲内であり、ここでは詳しく述べない。 注射9局所的投与、噴霧器、気化器の装置の適切な製造方法は、技術的な既知で あり、詳述しない。 本発明のペプチドは、HI V感染の予防が重要な状況での使用にも適する。例 えば、医療職員は、HIV陽性で分泌液や体液がHI Vウィルスを含むかもし れない患者と常に接している。さらに、これらのペプチドは、性交中におけるH IV感染防止のために用いられる抗ウィルス化合物として処方することもできる 。こうした化合物は、技術的に知られており、また参考文献(1990年5月3 日のモダークらに対するPCT公報No、 1090104390のもとで発表 された国際出願)にも述べられている。 本発明は、さらにHI Vの伝染を防ぐ手袋、シーツ、作業着のような医療用品 の被覆物を与える。また、もうひとつの方法として、これらのペプチドをポリマ ーでできた医療用具の中に含浸させることも可能である。特に、推奨されるのは 、医療用手袋の被覆物である。さらに、HIVの性的な伝染を考慮すると、コン ドーム用の被覆物はとリオ〕け適切である。 医療用具への使用に適した被覆物は、これらのペプチドを含む粉末、あるいはこ れらのペプチドを懸濁させたポリマー被覆物として与えられる。被覆物もしくは 用具に適切なポリマー材料は、生理的に受容可能であり、治療に有効な量のペプ チドを全体的に拡散させることができるものであるが、これらに限定されるもの ではない。適切なポリマーには、ポリウレタン、ポリメタクリレート、ポリアミ ド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリテトラ フルオロエチレン、ポリビニルクロライド、セルロースアセテート、シリコンエ ラストマー、コラーゲン、絹その他が含まれる。これらの被覆物は、参考文献( フォックスらに1986年9月16日に発行された合衆国特許No、4.612 .337)に述べられている。 本発明は、さらに、これらのペプチドと機能的な等価で、ペプチドの抗ウイルス 特性に重大な影響を及ぼさない変異体を含む0例えば、いろいろな類似物や擬態 ペプチドが技術的に知られており、ペプチドの1個以上のアミノ酸と置換して用 いることができる。類似物は、本発明のペプチドと機能的な等価であるが、非自 然的に発生したか変更されたアミノ酸残基を含むペプチドと定義される。さらに 、1個ないし2個以上のこれらのペプチドの重合体も、本発明の範囲内にある。 ペプチド類似物を用いることにより、より効力の大きいペプチドが得られる。こ のペプチドは、酵素による分解に対する感受性がより小さく、中枢神経系への浸 透がより容易で、より選択的である。適切なプロリンの類似物は、天然ペプチド の20倍の効力が認められている2−アミノシクロペンタンカルボキシルa<β A c ’ c )である(ミエルケら二″プロリンの擬態ペプチドとしての2 −アミノシクロペンタンカルボキシル酸を含むモルヒセプチン類似物”、ペプチ ドタンパク質研究国際誌、 35 : 35−45.1990年;ボートギース ら″メツセージアドレス概念を用いた擬態ペプチドSオピオイドレセプター拮抗 体の設計”、医化学会誌、 33 : 1714−1720.1990年;グツ ドマンら二パ擬態ペプチド二合成9分光学、コンピューターシミュレーション” 、バイオポリマー、 26 : 525−526.1987年 参照)。 既に提案されているペプチドを基剤とするワクチンのひとつの一般的な弱点は、 HI Vゲノムの異質性によって生じるもので、ひとつの分離種に免疫性があっ たとしても、必ずしも他の分離種に免疫性があるとは限らないというものである 。本発明のペプチドは広い範囲のHIV分離種に対して防護効果を発揮し、この 弱点を克服している。今回発明したペプチドは、II I Vのu一般種” ( これは、感染した供血者から得られる)だけではなく、HIVに感染した動物モ デルの治療の研究に理想的なペプチドを与えて、サルの免疫不全ウィルスをも中 和することが今回明らかにされた。これらのペプチドの多様なHIV分離種に対 する効力は、おそらくアミノ酸連鎖Gly −Pro −Glyが広範囲のI− (I V分離種の中でよく保存されることに起因するものである(ラローサら: ”HIV−1中和決定主因子の保存連鎖と構造要素″。 サイエンス、 249 : 932−935.1990年)。 発明の範囲を制限する。意図はまったくないが、以下に特定の実施例を示すこと によって、本発明をさらにわかりやすく説明する。以下の表の中で、アミノ酸残 基は次のように略記されていることに注意されたイ6:G1y+ G;Pro、  P;Arg+ R;Tyr+ Y;Ala、 A大違■上 ペプチド合成 応用生物系ペプチド合成剤430A型が1本発明のペプチドの合成に使用された 。それぞれの合成では、P−メチルベンジルヒドリルアミン同相支持樹脂(ベプ チ1−インターナショナル、ルイスビル、KY)を使用した。ペプチド合成剤4 3OA型の利用者用便9g、(応用生物系。 1986年)に従って、ベブチI’を合成した。 合成に用いたアミノ酸はすへてα−NII2群を防護するし一ブチルカルボニル 群(t−Boc)を含み、スイスのツバ生物化学AGから得たものである0反応 性側鎖群をもつアミノ酸は、望ましくない側鎖反応を防止するための付加防護群 を含む、すべてのペプチドの合成に用いた個々の防護アミノ酸を次の表2に示す 。 紅 ペプチドの八 に いたアミノ Boc−Arg (Tos)−011 Boc−Gly−OH Boc−Pro−0)I Boa−Tyr−(2−Br−Z)−0)IBoc−Ala−OH Tos=トシルあるいはP−トルエンサルホン酸2−Br−Z =カルボベンゾ キシブロマイド特定の合成終了後、防護群は合成されたペプチドから除去され、 ペプチドは三フッ素メタルサルフオン酸(TFMSA)を用いた処理によって固 体支持樹脂から分離される。この処理は、ベルゴツトら二″固相ペプチド合成で の分離試薬としてのトリフルオロメタンサルフォン酸の利用”、応用生物系利用 者報告、ペプチド合成、発行&16゜1986年9月2日に述べられている方法 に従った。用いた実験記録の詳細を以下に示す。 1、ペプチド樹脂1グラム当たり、排除剤として3mlのチオアニソール1,2 −エタンジチオール(2:1)を加え、室温で10分間連続撹拌して混合した。 2、三フッ素酢酸(TFA)lomlを加えて、室温で10分間連続的に撹拌し た。 3、TFMSAlmlを強力に撹拌しながら滴下して加え、室温で25分間反応 させた。 4、分離後ペプチドを無水エーテルで沈殿させ、洗浄した。 5、沈殿し洗浄されたペプチドを、少量のTFAに溶解させた。 6、溶解したペプチドは上記ステップ4と同様に再度沈殿、洗浄され、沈殿物を N2の蒸気で乾燥させた。 特定の検査への使用に先立ち、必要なら逆相の高性能液体クロマトグラフィー( HPLC)によってペプチドの純度をさらに上げることも可能である。こうした 純化に特に適したカラムは、ペプチドを溶出させる水(T F A)−アセトニ トリル(T F A)勾配を用いた逆相ヴイダソク■C−18カラムである。 叉胤匠A 1束1 表1に示したペプチドとそのアミノ酸連鎖は、以下のウィルス/細胞系に対して 試験された。 (1)HTLV−111B/H9デンマーク(デンマーク、ベントフェーバー− ベスターガードによって得られた。)(2)HTLV−111B/I(9ニュー ヨークにニューヨーク、マンハセント、ノースショア病院、ウィリアム・ホール 博士によって得られた。) (3)ELT−L/HTJT (サンフランシスコ、CA、レヴイ博士によって 得られた) 50%組織組織感染供与1(rcxp、。)100のウィルスと、濃度250な いし25μg / m lのペプチドを同時に細胞に加えて、頻繁に撹拌しなが ら4℃で2時間培養した。その後、温度を37℃に上げて、混合物に第二の培養 を2時間受けさせた。第一の培養に続いて、細胞を325Xgて遠心分離し、R PMI法にニューヨーク、ギブコ研究所)で1回洗浄した。成長培養液(10% ウシ胎児血清(Fe2)、抗生物質、ポリブレン(2μg / m l )を補 ったRPMI)の最終体積が1.5mlになるように、細胞を濃度5XIO’/ mlで24の多皿滴定井プレートに加えて、さらにペプチドを250ないし25 μg / m lに希釈して加えた。対照のために、ウィルスに感染した細胞だ けのものと、アジドチミジン(AZT、ヅドブジン■) C11度20,2,0 .2μM)存在下でのウィルスを用いた。さらに対照のために、2個のHI V 感染細胞培養液(表3−5ではpos、controls Lおよび2と呼ぶ) と2個の非感染細胞培養p (ncg、 controls 1および2と呼ぶ )を用いた。 ペプチドやAZTを加えない成長培養液は、感染後6日および10[1で交換し た。感染細胞については融合細胞の形成を連続的に監視し、成長培養液の上澄み については、感染後9−12日に、HI V複製の指標であるp24抗原の分析 を行った。 p24抗原の検出には、簡単に述べると下記のような実験記録を用いた。抗体捕 捉にウサギの抗p24多りローン性抗血清を用いてHI■のp24抗原を判定し 、ビオチンで処理したウサギの抗p24多りローン性抗体を、アビジン−ホース ラディツシュペルオキシダーゼ(HRP)酵素結合免疫吸着検定法(ELISA )での検出抗体として用いた。この検定法の感度は、上澄み1ml当たり約50 pgのp24抗原を検出可能である。 結果は454nmでの吸光度で示され、吸光度が高いほどタンパク貢濃度が高く 、したがって、HIVに感染していることを示す、p24濃度を最も正確な範囲 (2,0吸収単位未満)で検出するために、L澄みは階段希釈される。 細胞系統ELIL−HUTがHI Vに感染しても融合細胞を形成しないことは 注意を要する。このため、この細胞系統については、融合細胞の形成は監視しな かった。実験の最後に細胞を集めて、Jeanssonらが細胞研究実験、16 1 : 181−188.1985年で述べている標準的な手順に従ってアセト ンでスライド上に固定した。それから、 1/100希釈ヒ1−I(IV陽性血 清と1/200希釈FITC共役抗ヒトガンマG(フランス、Bio Meri eux)を用い間接免疫蛍光検査法により、感染細胞数を決定した。得られた結 果を表3−6に示す。 表3−5の結果から、HI Vに感染して、ペプチドGly−Pro−Gly− ^rg、 Arg−Giy−Pro−Gly−Arg、 Pro−Gly−Ar gを用いるかあるいは薬剤を用いずに処理した細胞は、感染していたことがわか る。しかし、ペプチドTyr−Arg−Gly−Pro−Gly、 Gly−P ro−Gly、 Arg−Gly−Pro−Gly、あるいはA Z Tで処理 したI(I V感染細胞は、P24合成と融合細胞形成の両者による判定の結果 、感染数の低減がみられた。実験に、濃度25μg/ml(約100μMに相当 する)のペプチドGly−Pro−Glyが、p24生成と融合細胞形成の両者 を防止する効果は、最も高い濃度(20μM)で試験したAZTよりもごくわず かに小さいだけであった。 オリゴペプチドGly−Pro−Ala、 Gly −Gly−Gly、 Gly−Pro−G]、y−GlyおよびジペプチドGl y−Pro、 Pro−Glyの効力は、上述のようにHTLV−mB/H9ニ ューヨークによるウィルスと細胞の組み合わせを用いて評価した。結果を表6に 示す。p24合成と融合細胞形成の両者による判定の結果、ジペプチドPro− GlyがHI V複製を抑制する効果があることは明白である。その他のペプチ ドGly−Pro−^1a、 G]、y−Gly−Gly、 Gly−Pro− Gly−Gly、 Gly−Proは、表6に示すように、HIV複製を抑制す る効果がなかった。 表3−6で、感染細胞の上澄みのp24含有量は、感染細胞の上澄みを階段10 倍希釈(1/10.1/100.1/1000.1/10000) して、前述 したELISAで分析することにより定めた。結果はそれぞれの希釈溶液を吸光 度(454nm)で示した。 大施舅喪− 単純ヘルペスウィルス(H8V)複製とペプチドTry−Arg−Gly−Pr o−Gly、ilこ19二G、1y、−Aygニpiy二JこrO−TLGl→ tQンflイ1ら11ペプチドの特異性の毒性を決めるために、Tyr−Arg −Gly−Pro−Gly−Gly−F’ro−Gly、 Arg−Gly−P ro−Glyについて、(1)プラーク低減検査、および(2)I型単純ヘルペ スウィルス(H5V−1)マツキンタイヤ一種の生産抑制検査を行った。 H5V−1のプラーク低減は、5cmペトリ皿中で培養されたミドリザル腎1m  (GMK)AHI細胞の単層について実施した。HS V −1の株を1ml 当たり100−200プラ一ク形成単位(pfu)に希釈し、濃度250および 25μg / m lのそれぞれのペプチドの存在■;、あるいはペプチド無し く対照用)で、20℃で1時間、細胞に吸収させた。そのあと接種物をそれぞれ のペプチドを含む培養液(2%ウシ新生児血清、抗生物質、1%メチルセルロー スで補足したイーグルの最少必須培養液(MEM))に取り換えた。37℃で4 日間培養した後、プラーク数を数えた。 生産抑制検査は以下のように行った。濃度250および25μg/mlのそれぞ れのペプチドの存在下で、GMK細胞当たり0 、5 pfuの多重度で、I( SV−1を接種した。ウィルス吸収は、室温で60分間行われた。そのあと細胞 をハングの平衡塩類溶液(BSS)で5回すすぎ洗いし、37℃の5%CO2大 気中で、ペプチドあるいは参照文献に含めた″非環式物質に関するシンポジウム 論文集″(米国医学会誌、1982年7月20日)に述へられている方法に従っ た非環式物質を含むか、あるいは何も添加しない維持液とともに培養した。感染 24時間後、細胞を凍結融解し、培養液を削り取って、実施例2に概要を示した 感染検査によりウィルス生産を試験した。結果を表7に示す。 表7でプラーク低減値は2つの培養の平均であり、24時間後のl−I 5V− 1の生産は、2つの測定値の平均であり、値は百方pfu/mlで示した。 プラーク低減とウィルス生産に関しては、表7に示すとおり、ペプチドTyr− Arg−Gly−Pro−Gly、Gly−Pro−Gly、 Arg−Gly −Pro−Glyは、GMK細胞内でのH5V−1の複製能力を低減させなかっ たことが明らかである。したがって、これらのペプチドは、HIV−1への特効 性を有する。しかし、HS V −1の生産は、2μMの非環式物質により著し く低減されており、非環式物質は抗ヘルペス特効薬である。さらに、位相差顕微 鏡による形態学的検査の結果と、培養液中のペプチドの存否によってH8V−1 の生産が変わらないことから、これらのペプチドはGMK細胞に対して毒性を示 さなかったことがわかる。 前述した実験から、本発明のペプチドは、HIV感染の危険がある細胞のHI  V感染を防止する特異的な効果を有することが明らかであ異的な毒性によるもの ではない。 大施刺千− A−ZT−ζ不−ズチトゆ桂ム登ル世久勉末既知の抗I(I V薬物とベプナド の組み合わせの効果を知るために、I(9細胞内のT(TLV−IIIB、)I UT細胞内の5F−2、およびヒト末梢血リンパ球細胞培養(HPBLC)内の いくつかの一般種のHI■−を、G]、y−Pro−G]、yあるいはPro− Gly 東独で、もしくはAZTと組み合わせて処理した。 H9細胞内のHTLV−11113111tJに対する、Gly−Pro−G1 3’とAZTの、中独もしくは組み合わせによる抑制効果を1表10.11に示 す。 表j、0.11の結果は、実施例2に述べたようにして得られた。感染8[1後 に上澄みのp24を調べた。上澄みを段階希釈(115,1150,11500 ) して、実施例2で述べたELISAで分析した。結果はそれぞれの希釈溶液 の吸光度(454nm)で示した。 )I9細胞内の】(T(、v−mnltllQに対する、Gly−Pro−Gl yとAZTの抑制効果を、用量反応実験でさらに調へた。それによって、感染後 8[3および12[3の細胞培養からの感染細胞の上澄みの115希釈液中の、 454nmでの吸光度で決定されるp24抗原濃度に基づいて、近(以的な11 )、。(ウィルスの生産を50%に低減する薬物の抑制用量)を計算した。8日 日に、濃度4μMのGly−Pro−Glyと、0.4μMのA Z Tで、p 24抗原は50%に低減さhた(図1a、lb)、感染12 rJ 後での対応 する値は、Gly−1’ro−GlyとAZTでそれぞれ64μN1と3.2μ Mであった(図1c、ld)。 filo、11に示すように、AzTの濃度を固定して(0,8および1 、6  p M) Gly−Pro−Glyの濃度を変化させ(2−256μM)、G ly−Pro−GlyとAZTを20:1と2:1の比で組み合わせることによ り、明らかにHIV複製を抑制する相加的かつ共力的な効果が見られた。そのた め、3.2μM以下のAZTを含む培養液に32−64μMのGly−Pro− Glyを混合した培養液中のp24水準(感染後12日で検査)は、それぞれの 薬剤を単独で含む対照用の培養液中の224よりも著しく低かった(図2)。 大遡銭旦 ペプチド≦4擾二L」 Gly−Pro−Glyによる5種類の一膜種のHIV−1の中和実験の結果を 表1−2に示す。10”供血PBMC(末梢血単核細胞)をもつ5種類の異なる HIV−1感染ス工−デン個体から、10’PBMCとの共培養によって、5種 類のHIV−1分離種(−膜種)を回収し、2゜5μg/mlの植物性血球凝集 素(PHA:ミシガン州、デトロイト、DIFCO)を用いて、3日間刺激した 。10%ウシ胎児血清(Fe2)、インターロイキン−2(10%細胞増殖因子 、細胞生成物、バッファロー、ニューヨーク)、2μg/mlのポリブレン、抗 生物質、5μg/mlのヒドロコルチゾンアセテートを補足したRPMI 16 40培養液内で細胞培養を維持した。培養液の半分は、3日ないし4日に一度交 換し、新たにPHAで刺激した細胞を7日周期で加えた。 どの分離種にもPBMCに融合細胞は見られなかった。培養液の上澄みについて 、取扱説明M(アボット)に従って、HIV−1のp24抗原を検査し、陽性の 場合は、ウィルス分離種を一90℃で凍結貯蔵した。患者分離種の滴定終末点は 100から400TCID□の範囲にあった。これらの分離種の貯蔵ウィルスを 、100TCID、。に希釈し、G1.y−Pro−Glyの4 m Mで始ま る階段4倍希釈液およびAZTの20μMで始まる階段10倍希釈液と混合した 。そのあと、このウィルス−薬剤混合物を、実施例2に述べた方法に従って、1 0’刺激供血P B M Cに加えた。そしてウィルスを4℃と37℃でそれぞ れ吸収させたあと、PBMCを1回洗浄し、表12に示すように希釈した薬剤( Gly−Pro−GlyとAZT)を含む2mlのPBMCに培養液とともに、 24滴定井の多血プレートに配置した。感染13日後に感染細胞の上澄みを集め 、実施例2て述べたEl、ISAにより、4倍希釈液中でI(IV−1のp24 抗原の存在を検査した。 表12に示した結果は、ペプチドがHI Vの一膜種の治療に有効であることを 示している。さらに、これらのペプチドは無関係なHIVの系統の治療にも役立 ち、したがって、HIVに対する治療薬として広い適用性を有する。 失亀桝ユ ヘズLド匿灸)丈夾九及玉余フィーに不=q面療実施例6に示したように、(i ly−pro−GlyとPro−Glyは、H9細胞(7)HTLV−111B 、HUT細胞の5F−2、およびHPBLC中のHIV−1のいくつかの一膜種 に対して抗ウイルス効果を示すが、さらにそhに加えて、 Gly−Pro−G lyとPro−Glyは、2つの別々の実験で示されるように、サル免疫不全ウ ィルス(SIV)の複製も抑制する。 結果を表13.14に示す。 これらの実験では、実施例2に概要を示した手順に従い、希釈しないSIVの懸 濁液(ストックホルム大学、力ロリンス力研究所、工ヴア・マリア・フェンヨ博 士提供)で、I X 10’HpB LCを感染させた。感染の2週間後に、感 染した細胞の上澄みを集め、取扱説明書に従ってアボットHIV−1抗原検査に よりp24抗原を検査した。 」二澄みのp24量は、階段希釈した上澄みの試料(115,1150,115 00)についてELISAにより測定し、それぞれの希釈溶液の吸光度(454 nm)で示した。 表13と14に示した結果から、これらの実験では、SIVは1mMのGly− Pro−Glyと4mMのPro−Glyによって抑制され、すなわち、同一の ペプチドではH9細胞のHTLV−111Bよりも抑制の程度が小さいことがわ かる。これらの結果は、HI VとAIDSの動物実験にこれらのペプチドが役 立つことを示している。 叉亀医旦 ペグ天1法 Gly−Pro−Glyの生体内での毒性の試験では、マウスのグループに。 生後6日日からのこの物質を腹腔に注射した。与えたGly−Pro−Glyの 量と体重の増加を表15に示す。また、図3は結果をグラフで示したものである 。ニオしらのデータは、対照物と比較してGly−Pro−Glyがマウスの成 長に大きな影響を及ぼさないことを示している。それゆえペプチドは多量に与え ても毒性はない。 叉塵舅旦 Gly−Pro−Glyは正常なT細胞とB細胞機「二影響を及ぼさないことが 明らかになった。ヒトとマウスの組織について、それぞれ試験管内と生体内で物 質を調べた。生体内実験については実施例11で述べた。 健康で正常な供血者から採った末梢血単核細胞懸濁液を、非分割またはT細胞を 強化しくCD2” =正常なT細胞;CD4” =推定ヘルパー/インデューサ ーT細胞サブセット;CD8’ =推定細胞毒性/サプレッサーT細胞サブセッ ト) 、 Gly−Pro−Glyを加えることにより、正常なヒトの循環リン パ単球細胞の生育力もしくは機能にGly−Pro−Glyが影響する可能性を 調べた。 ″細胞免疫学的手法抜粋″(ミツシェル&シギ編集、フリーマン社、サンフラン シスコ、pp、205−207.191110年)に記述されている方法に従い 、はじめにヒツジの赤血球細胞を用いたロゼソティングにより強化し、次に、ジ ャノソシーとアルムロソトが11リンパ球の実用的アプローチ′°(クラウス編 、IRL出版、オツクスフオードーワシントンDc、 pP、69−70.19 87年)で記載している方法に従い、フィコール−パークの比重差遠心(スエー デン、ウプサラ、ファーマシア)によって、ヒトの血液からT細胞を取り出した 。強化したTJ4[1胞は、赤血球細胞を溶解するため、NH4Cl1−リス緩 衝溶液に4℃で5分間、簡単に再懸濁される。こうして得られたT細胞強化片を 、それぞれCD8とCD 4に対する単一クローン性抗体で被覆した均散磁気ビ ーズ(ダイナビーズ、D Y N A L社、オスロ、ノルウェー)を用いて、 参考文献に示したヴアートダルら(組織抗原、28 : 302−312.19 86年)とライベスタンドら(移植論文集、19.265−267、1987年 )が述べた方法に従い、免疫磁気細胞選別により、CD4強化T細胞とCD8強 化T細胞にさらに分離した6ダイナビーズは、対応するT細胞サブセットの選択 除去のための取扱説明書に従って使用した。 種々の濃度のGly−Pro−Glyを与えた正常な単核細胞(MNC)の生育 力を、フィントレーらによる参考文献(血液、15;75:951−957.1 990年)で述べられている方法に従って、プロピジウムヨウ化物で処理したあ と、流動血球計算法で4日間毎日監視した。この実験の結果、2mMもの用量で 4日間もGly−Pro−Glyを与えても、培養された単核細胞とリンパ球の 生育力に対して評価できるほどの影響は生じなかりたことが明らかになった。そ のため、 Gly−Pro−Glyを(2mM、40間)学えた末梢血単核細胞 の生育力は、90.67%であり、与えなかったものでは、99.66%(4実 験の平均値)であった。 非分割またはT細胞強化(DYNAL社、オス口、ノルウェーの取扱説明書に従 って、ダイナビーズM−450CD4またはダイナビーズM −450CDを用 いて強化したCD4” またはCI)8” )を並列的に曝露したあと、正常な T細胞の増殖反応を試験管内で検査した。 ヴアートダルら(1986年)とライベスタッドら(1987年)。 補助細胞組IIt2個を含む3組織のMNC懸濁液にGly−Pro−Glyと 慣用T細胞分裂促進因子を与え、第一に、参考文献(欧州免疫学会誌、21:3 19−325.1991年)で山田らが述入でいる方法に従って、植物性血球凝 集素あるいは可溶単一クローン性抗CD3抗体により、単核細胞依存刺激を与え 、第2に、非依存的に、すなわち参考文献(免疫学、68 : 45−50.1 989年)でVanLierらが述べている方法に従って、固定化固相抗CD3 単一クローン性抗体によって刺激を与えた。結果は以下のように計算される刺激 指数で示した。二分劣促進因子のみあるいは分裂促進因子プラスGly−Pro −Glyに曝露した細胞培養中に含まれる放射性チミジンを、培養基のみに曝露 した同一の細胞培養中に含まれる放射性チミジンで除した比。 これらの実験の結果は表16にまとめられており、(ily−Pro−Glyを 20μMもの高い用量で用いても、T細胞の増殖を阻害する性質はほとんど表れ ず、上記の2つの組織で存在が必要とされる補助細胞(例えば、単核細胞および 樹枝状細胞)の機能に影響しないことを示している。 大癒桝1上 マウスの へのペプチドの 体液特異抗体反応の発達に及ぼすGly−Pro−Glyの影響を、マウスで調 べた。この目的のために、成熟した(生後4週、@雄同数)スイス・アルピノ異 種交配マウスに、5日連続で毎日腹腔内にGly−Pro−Glyを注射して与 えた。対照用のグループには、Gly−Pro−Glyを与えなかったのに対し 、第2、第3のグループにはそれぞれ0 、5 m gと5 m gのGly− Pro−Glyを与えた。 前処理したマウスはその後、無関係な抗原、部分抗原トリニトロフェノール(T NP)に対する抗体反応を調べた。後者は、抗体反応を生じるためにマウスのT 細胞による認識が必要とされない″担体”分子(リポ多糖類(LPS)およびフ ィコール(Fi))あるいは必要とぎれる″担体″分子(卵白アルブミン(OV A))と結合されている。 Gly−Pro−Glyの最終投与後、ただちに、すなわち第5日に、マウスを 5匹ずつのグループに分け、参考文献(免疫学会誌、131.633−637゜ 1983年)でモンドらが述べている方法に従って、T細胞依存抗原すなわちト リニトロフェニル卵白アルブミン(OVA−TNP)、あるいはトリニトロフェ ニルリポ多糖類(LPS−TNP)やトリニトロフェニルフィコール(Fi−T NP)のようなT細胞非依存抗原のどちらかを、3週間の間隔をあけて2回腹腔 内に注射して免疫を与えた。 すべての部分抗原−担体結合は、参考文献(米国化学会誌、75:4583゜1 953年)でアイゼンが述べている方法に従って用意した。マウスに投与した用 量は以下のとおりである。 0VA−TNP ; 注射1回当たり100μg(タンパク質量)○VA−TNP(7)平均置換率= 1 : 20LPS−TNP ; 注射1回当たり25μg (LPS重量)LPS−TNPの平均置換率=1:5 フィコール−TNP ; 注射1回当たり100μg(フィコール重量)フィコール: TNPの平均置換 率=1 : 302回目の注射から2週間後に集めた血清試料について、ELI SA法によって、TNPグループにμする血清抗体反応を監視した。この目的で 、ガンマG抗体の各サブクラス、すなわちガンマG1、ガンマG2a、ガンマG 2b、ガンマG3、およびマクログロブリン抗体についてELISA分析を行っ た。 ELISA検査は以下のように行った。ポリビニルマイクロタイタブレート内の 各滴定弁を、参考文献(免疫学的手法ジャーナル、85゜87−94.1985 年)でニグレンらが述べている方法に従い、TNPと結合したイヌアルブミンで 被覆した。それから階段2倍希釈した個々のマウスの血清を、対の試料に加えて 培養した。そのあと、マウスのガンマG1.ガンマG2a、iンマG2b、ガン マG3、あるいはマクログロブリンに対する酵素標識ヤギ抗体(すべてアラバマ 州バーミングハム、南部生物工学協会から得られた)および酵素基質を段階的に 加えて、TNP反応性抗体を検出した。血清ではなく緩衝液単体を加えた対照用 試料のELISA吸光度の3倍のELISA吸光度を与える血清の最高希釈倍数 の逆数として定義される終末滴定点で結果を表した。 こうした分析の結果は表17にまとめており、Gly−Pro−Glyを高い用 量(5mg/日/匹、5日間)で用いても、Gly−Pro−Glyで前処理し なかったマウス(表17の非免疫マウス)と比較して、T細胞依存抗原(例えば 、0VA−TNPと非依存抗原(LPS−TNPあるいはFi−TNP)に対す るマウスの体液免疫反応性に評価できるほどの影響を与えないことを示している 。統計的に分析すると、非免疫マウスから得られた結果を前処理したマウスから 得られた結果と比較したときの、p(ウィルコクソンのレンジサムテスト)は0 .05であった。 PG GPG JiL/¥萄 FIG、 3 GPQで処置したマウスの体重増加 処置開始後の日数 マウス(1グループ当たり6匹)1:生後6日目かう7日間腹腔注射した補正書 の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の8)国際出願番号 PCT/5E 91100511・12、発明の名称 ヒト免疫不全ウィルス感染を阻止するペ プチドとその使用法 3、特許出願人 住 所 スウェーデン、ニス−43080フオヴオス、イゲルコッツシュチーゲ ン14ニー 氏 名(名称) ヴアルネ、アンプルシュ (ほか4名)国 籍 スウェーデン 4、代理人 住 所 〒231 横浜市中区不老町1−2−1中央第6関内ビル1001 なぎさ特許事務所 5、補正書の提出年月日 1992年12月15日(特許請求の範[1−4,1l−31)1992年12 月18日(特許請求の範囲5−10)6、添付書類の目録 補正書の写しく翻訳文) 1通 補正さjした特許請求の範囲
【請求項11 の分子式または類似の分子式のペプチドを被検者に治療有効量を投与することに より成るヒトを含む哺乳類被検者におけるヒト免疫不全ウィルス感染の治療と予 防方法において、前記分子式中のXを水素と、アミド結合した1個乃至略4個の 付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の*i物より成る群から選択することを特 徴としたヒト免疫不全ウィルス感染の治療および予防方法。 (請求項2) 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・ア ルギニル・グリシンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とする 請求項第1項に記載の方法。 【請求項3】 前記の投与方法を非経口注入、直接肺注入、胃腸2局所および経 皮投与より成る群から選択することを特徴とする請求項第1項に記載の方法。
【請求項4】 前記の投与方法が非経口注入であり、中枢静脈線への注射、直接 静脈注射、筋肉注射、皮下注射および腹腔内注射より成る群から選択することを 特徴とする請求項第3項に記載の方法。
【請求項51 前記の投与方法が直接肺注入であり、直接気管内注入および気道 系を経由した吸入より成る群から選択することを特徴とする請求項第3項に記載 の方法。 【:5求項6】 前記の投与方法が胃g投与であることを特徴とする請求項第3 項に記載の方法。
【請求項7】 前記の投与方法が局所投与であることを特徴とする請求項第3項 に記載の方法。
【請求項8】 前記の投与方法が経皮投与であることを特徴とする請求項第3項 に記載の方法。
【請求項9】 の分子式または類似の分子式のペプチドより成るヒトを含む哺乳類被検者におけ るヒト免疫不全ウィルス感染の治療と予防方法において。 前記分子式中のXを水素と、アミド結合した1個乃至略4個の付加アミノ酸残基 またはアミノ酸残基の類似物より成る群から選択し、Xがグリシンであることが 排除されることを特徴としたヒト免疫不全ウィルス感染の治療と予防方法。
【請求項10】 前記のXをアルギニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル ・グリシンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とする請求項第 9項に記載の装置。
【請求項11】 の分子式または類似の分子式のペプチドより成る組成の使用において、前記分子 式中のXが、ヒトを含む哺乳類被検者におけるヒト免疫不全ウィルス感染の治療 と予防用組成を調製するためのグリシンであることを特徴とした組成の使用方法 。
【請求項12】 の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量よりなる噴震装置にお いて、前記分子式中のXが、薬学的に摂取可能な担体に懸濁させた水素と、アミ ド結合した1個乃至4個の付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と前記 懸濁物を拡散する手段より成る群がら選択することを特徴とした噴霧装置。
【請求項13】 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・ アルギニル・グリシンより成る群から選択することを特徴とする請求項第12項 に記載の組成。
【請求項14) の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る。 ヒトを含む哺乳類被検者におけるヒト免疫不全ウィルス感染の治療と予防用の局 所投与用組成において、前記分子式中のXを、薬学的に摂取可能な担体に懸濁さ せた。水素と、アミド結合した1個乃至4個の付加アミノ酸残基またはアミノ酸 残基の類似物より成る群から選択することを特徴とした局所投与用組成。 【請求項15】 前記の担体を軟膏、乳剤、リンス、ゲルおよび経皮装置より成 る群から選択することを特徴とする請求項第14項に記載の組成。
【請求項16】 前記、のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル ・アルギニル・グリシンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴と する請求項第14項に記載の組成。
【請求項17】 の分子式または類はの分子式のペプチドの治療上有効な量より成る胃腸投与用組 成において、前記分子式中のXを、水素と、アミド結合した1個乃至4個の付加 アミノm残基またはアミノ酸残基の類似物と薬学的に摂取可能な担体とより成る 群から選択することを特徴とした胃腸投与用組成。
【請求項18】 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・ アルギニル・グリシンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とす る請求項第17項に記載の組成。
【請求項19] 前記の薬学的に摂取可能な担体を錠剤、粉末剤、液剤および膣 剤より成る群から選択することを特徴とする請求項第17項に記載の組成。 [請求項20] の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成、る、ヒトを含 む哺乳類被検者におけるヒト免疫不全ウィルス感染の治療と予防用の非経口投与 用組成において、前記分子式中のXを、水素と。 アミド結合した1個乃至4個の付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と 、薬学的に摂取可能な担体とより成る群から選択することを特徴とした非経口投 与用組成。 【請求項211 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・ アルギ4ル・グリシンまたは類似のものとより成る群から選択することを特徴と する請求項第20項に記載の組成。 【請求項22】 前記の薬学的に摂取可能な担体を等優性生理食塩水と等優性リ ン酸緩衝生理食塩水より成る群から選択することを特徴とする請求項第20項に 記載の組成。
【請求項23】 の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な凰より成る経皮投与用組 成において、前記分子式中のXを、水素と、アミド結合した1g乃至4個の付加 アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と、薬学的に摂取可能な担体とより成 る群から選択することを特徴とした経皮投与用組成。
【請求項24】 前記の薬学的に摂取可能な担体をローション剤、S濁剤、オイ ル、軟膏、クリーム、リンス、ゲルと経皮装置とより成る群から選択することを 特徴とする請求項第23項に記載の組成。
【請求項251 の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る被覆医療装置 用組成において、前記分子式中のXを、水素と、アミド結合した1個乃至4個の 付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と、薬学的に摂取可能な担体とよ り成る群から選択することを特徴とした被覆医療装置用組成。 [1求項26] 前記の薬学的に摂取可能な担体がペプチドの治療上有効な量が 通過拡散出来る重合体被覆であることを特徴とする請求項第25項に記載の組成 。 【請求項27】 前記の重合体がポリウレタン、ポリメタクリレート。 ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、4 ふっ化エチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸繊維素、シリコンエラストマー、コ ラーゲンおよびシルクより成る群から選択することを特徴とする請求項第26項 に記載の重合体被覆。
【請求項28】 の分子式または類似の分子式のペプチド。
【r!求項29】 の分子式または類1以の分子式のペプチド。
【請求項301 の分子式または、*4g、の分子式のペプチド。 【請求項31】 の式または類似の分子式のペプチドで、前記分子式中のXを、グリシン、アルギ ニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル・グリシンまたは類似のものより成 る群がら選択することを特徴としたペプチド。 国際調査報告 1.1w+teNmmApmice+M#& PCT/SE 91100544 1*11.I^−I(至)−鱒も訂/SE 911005赫国際調査報告 フロントページの続き (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。 DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、0A (BF、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、 GN、 ML、 MR,SN 、 TD、 TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 FI、 HU 、 JP、 KP、 KR。 LK、 MC,MG、 MW、 No、 PL、 RO,SD、 SU、US (71)出願人 ホラール、ペーテル スウェーデン、ニス−41266エーテボリ、オランゲリガータン 21 ビー (72)発明者 ヴアルネ、アシデルシュスウェーデン、ニス−43080フオ ヴオス、イゲルコッツシュチーゲン 14ニー(72)発明者 スヴエンネルフ ォルム、ヴオースウェーデン、ニス−41268エーテボリ、ヤコブシュダール シュガータン 48(72)発明者 リューモ、ラーシュ スウェーデン、ニス−43080フォヴオス、フェーレクラヴエーゲン 17 (72)発明者 ヤンション、スチク スウェーデン、ニス−41127エーテボ1バフェーレニンシュガータン 33 (72)発明者 ホラール、ペーテル スウェーデン、ニス−41266エーテボリ、オランゲリガータン 21 ビー

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチドを被検者に治療有効量投与することによ り成るヒトを含む補乳類被検者におけるヒト免疫不全ウイルス感染の治療と予防 方法において、前記分子式中のXを水素と、アミド結合した1個乃至略4個の付 加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物より成る群から選択することを特徴 としたヒト免疫不全ウイルス感染の治療および予防の方法。
  2. 【請求項2】 前記Xをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル・グリシ ンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とした請求項第1項に記 載の方法。
  3. 【請求項3】 前記の投与方法を非経口注入、直接肺注入、胃腸、局所および経皮投与より成る 群から選択することを特徴とした請求項第1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記の投与方法が非経口注入であり、中枢静脈線への注射、直接静脈注射、筋肉 注射、皮下注射および腹腔内注射より成る群から選択することを特徴とした請求 項第3項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記の投与方法が直接肺注入であり、直接気管内注入および気道系を経由した吸 入より成る群から選択することを特徴とした請求項第3項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記の投与方法が胃腸への投与であることを特徴とした請求項第3項に記載の方 法。
  7. 【請求項7】 前記の投与方法が局所投与であることを特徴とした請求項第3項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記の投与方法が経皮投与であることを特徴とした請求項第3項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る噴霧装置にお いて、前記分子式中のXを、薬学的に摂取可能な担体に懸濁させた水素と、アミ ド結合した1個乃至4個の付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と前記 懸濁物を投薬する手段とより成る群から選択することを特徴とした噴霧装置。
  10. 【請求項10】 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル・グリ シンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とした請求項第9項に 記載の装置。
  11. 【請求項11】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る局所投与用組 成において、前記分子式中のXを、薬学的に摂取可能な担体に懸濁させた水素と 、アミド結合した1個乃至4個の付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物 とより成る群から選択することを特徴とした局所投与用組成。
  12. 【請求項12】 前記の担体を外用薬、乳剤、リンス、ゲルおよび経皮装置より成る群から選択す ることを特徴とした請求項第11項に記載の組成。
  13. 【請求項13】 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル・グリ シンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とした請求項第11項 に記載の組成。
  14. 【請求項14】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る胃腸投与用組 成において、前記分子式中のXを、水素と、アミド結合した1個乃至4個の付加 アミ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と薬学的に摂取可能な担体とより成る群 から選択することを特徴とした胃腸投与用組成。
  15. 【請求項15】 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル・グリ シンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とした請求項第14項 に記載の組成。
  16. 【請求項16】 前記の薬学的に摂取可能な担体を錠剤、粉末剤、液剤および座剤より成る群から 選択することを特徴とした請求項第14項に記載の組成。
  17. 【請求項17】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る非経口投与用 組成において、前記分子式中のXを、水素と、アミド結合した1個乃至4個の付 加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と薬学的に摂取可能な担体とより成 る群から選択することを特徴とした非経口投与用組成。
  18. 【請求項18】 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル・グリ シンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とした請求項第17項 に記載の組成。
  19. 【請求項19】 前記の薬学的に摂取可能な担体を等張性生理食塩水と等張性リン酸緩衝生理食塩 水より成る群から選択することを特徴とした請求項第17項に記載の組成。
  20. 【請求項20】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る経皮投与用組 成において、前記分子式中のXを、水素と、アミド結合した1個乃至4個の付加 アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と薬学的に摂取可能な担体とより成る 群から選択することを特徴とした経皮投与用組成。
  21. 【請求項21】 前記の薬学的に摂取可能な担体をローション剤、懸濁剤、オイル、軟膏、クリー ム、リンス、ゲルと経皮装置より成る群から選択することを特徴とした請求項第 20項に記載の組成。
  22. 【請求項22】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチドの治療上有効な量より成る被覆医療装置 用組成において、前記分子式中のXを、水素と、アミド結合した1個乃至4個の 付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物と薬学的に摂取可能な担体とより 成る群から選択することを特徴とした被覆医療装置用組成。
  23. 【請求項23】 前記の薬学的に摂取可能な担体がペプチドの治療上有効な量が通過拡散出来る重 合被覆剤であることを特徴とした請求項第22項に記載の組成。
  24. 【請求項24】 前記の重合体がポリウレタン、ポリメタクリレート、ポリアミド、ポリエステル 、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、4ふつ化エチレン樹脂、塩化 ビニル樹脂、酢酸繊維素、シリコンエラストマー、コラーゲンおよびシルクより 成る群から選択することを特徴とした請求項第23項に記載の重合体被覆。
  25. 【請求項25】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチド。
  26. 【請求項26】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチド。
  27. 【請求項27】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチド。
  28. 【請求項28】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の分子式または類似の分子式のペプチド。
  29. 【請求項29】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の式または類似の分子式のペプチドで、前記分子式中のXを、水素と、アミド結 合した1個乃至4個の付加アミノ酸残基またはアミノ酸残基の類似物より成る群 から選択することを特徴としたペプチド。
  30. 【請求項30】 前記のXをグリシン、アルギニル・グリシンおよびチロシル・アルギニル・グリ シンまたは類似のものより成る群から選択することを特徴とした請求項第29項 に記載のペプチド。
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