JPH06503223A - 昇圧パワースイッチングコンバータ - Google Patents

昇圧パワースイッチングコンバータ

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JPH06503223A JP4508314A JP50831492A JPH06503223A JP H06503223 A JPH06503223 A JP H06503223A JP 4508314 A JP4508314 A JP 4508314A JP 50831492 A JP50831492 A JP 50831492A JP H06503223 A JPH06503223 A JP H06503223A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、昇圧(ブースト: Boost )パワースイッチングコンバータに 関する。
昇圧パワースイッチングコンバータは入力電圧源から電力を受け入れて、入力電 源の電圧より高い負荷電圧を負荷に供給する。かかるコンバータは、入手出来る 電源電圧より高い電圧を負荷に供給しなければならない場合や、入力電源電圧が 負荷に必要な動作電圧の最低値よりも下回ることが安定状態あるいは過渡状態に おいて生じ得る場合に用いて有用である。益々重要になって来た用途として、昇 圧パワースイッチングコンバータは、AC−DCブリレギュレータを補償する電 力要素としての重要な役割をなす。かかるブリレギュレータにおいては、AC電 源電圧は、先ず、整流せしめられてブーストパワースイッチングコンバータの入 力に供給される。昇圧パワースイッチングコンバータは、AC電源の周期的時間 変化波形に従ってコンバータ入力電流を流しつつAC電源のピーク値及び負荷の 最低動作電圧の双方以上に負荷電圧を維持するように制御される。
このようにして、昇圧スイッチングコンバータによって供給される電圧が負荷の 動作電圧範囲内にあるように制御される一方AC電源に示されるパワーファクタ (Power faetor)はほぼ一定に維持される。このようなタイプのプ リレギュレータの例が米国特許第4.11i77.366号(Wilkerso n )、米国特許第4.940.929号(Wllllams)及び米国特許出 願第07/842.232号(1991年1月16日出願、Vlnciarel li )に開示されている。かかる昇圧パワースイッチングコンバータが本願図 1に示されている。この図において、入力インダクタ12が電圧Vinの入力電 圧源14及びスイッチ16に直列に接続されている。入力インダクタ及びスイッ チの接続点に接続されたダイオード18は、出力キャパシタ20及び負荷22に 向って電流が流れる極性となるように配置されている。動作において、コンバー タ動作サイクル中にスイッチ16がオンオフする周波数は固定されており、スイ ッチのデユーティサイクル(すなわち、動作サイクルの間においてスイッチがオ ンとなる時間長D)がコンバータ出力電圧VOを制御する手段として変化せしめ られる。
インダクタは入力電流11を平滑して動作サイクルの間一定に維持し、出力キャ パシタは電流1oの変化を平滑して、コンバータは、はぼ直流の出力電圧を送出 する。スイッチがオンのとき、スイッチ両端電圧はゼロであり(理想的な回路素 子であるとして)、入力電流の全てがスイッチをロスなく流れる。一方、スイッ チがオフのときは、入力電流の全てがダイオードを通ってキャパシタ及び負荷に 向って流れ、スイッチ両端電圧が出力電圧VOに等しい。安定状態において、入 力インダクタの両端の平均電圧はゼロであるが、入力電流11の平均値I In は変化する。よって、スイッチ両端電圧の平均値(1−D)VoはViaに等し く、従ッテ、V o −V l−/ (L D ) テアル。Di;!ゼo、! −1との間の値をとるので、Vo>V、、となる。図1に示した種類の従来の昇 圧パワースイッチングコンバータにおいては、スイッチやダイオードが理想的な 回路素子でなければコンバータロスを生じてしまう。スイッチがターンオンした とき、このスイッチには入力インダクタに流れる電流及びダイオード逆リカバリ 時間内にダイオード内に出力キャパシタから還流する逆電流の双方が流れる。ス イッチのターンオフはこのスイッチが全コンバータ電流を流しているときに生ず る。スイッチの立ち上り及び立下り時間が有限である故、スイッチの過渡時間の 間におけるスイッチ電圧及び電流の存在によってスイッチ内で電力が消費され、 他の条件が同じならばこれらのスイッチングロスはコンバータ動作周波数に応じ て増加する。よって、入力インダクタ及び出力キャパシタのサイズに従ってコン バータのサイズを減少させるためには動作周波数が高い方が望ましいのであるが 、従来のコンバータは、本質的に、動作効率に対する電力密度を見合にしなけれ ばならない。実際問題として、従来の昇圧パワースイッチングコンバータの動作 周波数が100K)Izを大きく越えると、効率が急激に低下し、スイッチに対 する熱的及び電気的ストレスが制御出来なくなる。従来の昇圧パワースイッチン グコンバータの他の特性は、複数のコンバータを共通の入力電源及び負荷に接続 して並列動作させたとしても、負荷電力を平等に分担しないのである。
これらの複数のコンバータユニット間の電流分担は二次的な効果(例えばダイオ ード電圧ドロップ、スイッチインピーダンス等)に対して一次的に依存している 。
発明の概要 本発明による昇圧ゼロ電流スイッチングコンバータは従来のコンバータ対してよ り改善された効率を有する。すなわち本発明によるスイッチングコンバータにお いては、スイッチングロスを取り除くことにより、コンバータ内のスイッチング 素子におけるロス及びこれに加わるストレスを減少せしめて従来のコンバータに おいて存在する動作周波数の限界を克服したものである。その結果、本発明によ るスイッチングコンバータは従来のコンバータより高い動作周波数にて動作し、 さらにこれに対応して電力密度も改善されるのである。また、本発明によるスイ ッチングコンノく一夕は米国特許第4.648.020号に開示された量子化/ (ワーコンバータに特有の自然な電力分配メカニズムを有し、本発明によるコン バータユニットの複数を用いて共通の負荷に同時に電力を供給する場合、全負荷 電力を一定の割合で分担をする。
よって、本発明は入力電流源から出力電圧シンクへの電力転送を制御する装置を も提供する。本発明による装置は、オンオフすることにより、電源から出力シン クへの電流供給を許容したり禁止したりするスイッチを含んでいる。さらに、ス イッチのターンオン後におけるスイッチ電流の時間変化の為の特性時間スケール を定める回路素子と、スイッチ電流がゼロのときにスイッチをターンオン又はタ ーンオフさせてターンオン時間を制御して出力電圧シンクの両端電圧の入力電源 の両端電圧の平均値に対する比を調整してその比が1以上となるようにするスイ ッチコントローラ、スイッチがターンオフしたのちに出力電圧シンクに電流を流 し込むような方向に配置されかつ入力電源に出力電圧シンクから電流が逆流する ことを防止する単方向導電素子とを有する。
本発明は以下の好ましい実施例を包含している。
すなわち、上記した特性時間スケールを定める回路素子はインダクタ及びキャパ シタである。いくつかの実施例においてはこのインダクタと上記したスイッチは 互いに直列接続され上記キャパシタはこの直列回路に並列接続されている。他の 実施例においては、上記インダクタ及びキャパシタが直列接続され、この直列回 路がスイッチに並列接続されている。第1インダクタンス及び第1キヤパシタは スイッチのターンオン後に流れるスイッチ電流の正弦波成分に対してTc−pi −sqrt (Ll・C)によって表される特性時間スケールを定める。
いくつかの実施例においては、上記したスイッチコントローラはスイッチが一部 ターンオンしたのちにスイッチ電流がゼロに最初に戻った時にスイッチをターン オフさせるようになっている。また、他の実施例においては、スイッチがターン オンしたのちにスイッチ電流が2度目にゼロになったときにターンオフするよう になっている。
本発明による昇圧パワースイッチングコンバータにおいては、スイッチが入力電 源及び磁気的回路の一部に直列に接続され、第1キヤパンダがこの磁気的回路及 び上記スイッチと入力電源の接続点の間に接続され、該磁気的回路の一部が該キ ャパシタ及び該スイッチに直列に接続されている。該キャパシタ及び該磁気的回 路は協働してスイッチが閉成したのちに生ずるスイッチ電流の正弦波成分の時間 的変化の特性時間スケール又は時定数を定めている。
本発明による好ましい実施例は次の特徴を有する。すなわち、上記した磁気的回 路は、入力端子、出力端子及びシャント端子を有し、入力電源は該入力端子に接 続し、該スイッチは該シャント端子及び該第1キヤパシタに接続し、該第1単方 向導電素子は該出力端子に接続している。いくつかの実施例においては、該磁気 的回路は、該入力端子及び該シャント端子の間に接続した第1デイスクリート( 集中)インダクタ及び該シャント端子及び該出力端子の間に接続した第2デイス クリートインダクタを有する。他の実施例においては該磁気的回路は、該入力端 子及び該出力端子の間に接続した第1デイスクリートインダクタ、及び該シャン ト端子及び該出力端子の間に接続した第2デイスクリートインダクタを有する。
いくつかの実施例においては、該磁気的回路は、第1巻線及び第2巻線を有する 結合インダクタを有し、該第1巻線は該入力端子及び該シャント端子の間に接続 され、該第2巻線は該シャント端子及び該出力端子の間に接続され、該第1及び 第2巻線の巻方向は該入力端子及び該シャント端子の間に正の電圧印加が該出力 端子及び該シャント端子の間に正の電圧を誘導するようになされている。他の実 施例においては、該磁気的回路は第1及び第2巻線を有する結合インダクタから なり、該第1巻線は該入力端子及び該出力端子の間に接続され、該第2巻線は該 シャント端子及び該出力端子の間に接続され、該第1及び第2巻線の巻方向は、 該入力端子及び該出力端子の間に正の電圧が印加されたとき該出力端子及びシャ ント端子の間に正の電圧が誘導されるようになされている。該磁気的回路は、さ らに該第1巻線に直列なディスクリートインダクタを含むこともあり、このディ スクリートインダクタは該第2巻線に直列であってもよい。該磁気的回路は第3 及び第4巻線を有する第2結合インダクタを含み該第3巻線は該入力端子に該′ !81巻線に直列に接続され、該第44!線は該第1及びW42巻線の接続点と 該出力端子との間に接続されている。1つのディスクリートインダクタが該第3 巻線又は第4巻線1こ直列に接続されてもよい。
いくつかの実施例においては、該スイッチはターンオン状態において両方向電流 を通過させることができ、かつターンオフ状態においては所定方向の電圧に対抗 し得る両方向2端子スイツチからなり、該両方向2端子スイツチはターンオフ状 態においては所定方向の電圧に対抗することができ、この所定方向の電圧の極性 はスイッチの正及び負の極性を定め、ターンオン状態においては所定方向の電流 を流し得る単極性スイッチと、この単極性スイッチに並列接続して該単極性スイ ッチによって運ばれる電流の逆極性の電流を流し得る方向に配置された第1単方 向導電素子とからなる。
該両方向2端子スイツチの他の実施例としては該単極性スイッチに直列に第1単 方向導電素子が接続され、該第1単方向導電素子は該単極性スイッチと同一の方 向に電流を運ぶような極性に配置されている。
該単方向スイッチはバイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ、絶縁ゲー トバイポーラトランジスタ、又は(該単方向導電素子と該単極性スイッチとの間 の並列接続の場合)第2単方向導電素子に直列な電界効果トランジスタからなる 。該第2単方向導電素子は該電界効果トランジスタと同一の方向に電流を流すよ うに極性が定められる。
本発明の他の特徴によれば、入力電圧源からその入力電圧よりも高い負荷電圧に て負荷に電力を転送する昇圧パワーコンバータが提供される。この装置において は、入力インダクタンス及び(上記したような種類の)スイッチング回路が該入 力電圧源に直列接続さ−れる。
いくつかの実施例においては、本発明による昇圧パワースイッチングコンバータ はインダクタンス値L2の入力インダクタンス及び該入力電圧源に直列接続した スイッチング回路を含み、該第1インダクタンス、該入力インダクタンス及び該 第2キヤパシタは該スイッチがターンオン後に流れるスイッチ電流の正弦波成分 に対する特性時間スケールTc−pi−sqrt (Lp−C)を画定し、ここ で、Lp=(Ll・L2)/ (L1+L2)である。
いくつかの実施例において、該第1インダクタンス及び該第1キヤパシタはスイ ッチがターンオンした後に流れるスイッチ電流の正弦波成分に対して特性時間ス ケールTc−pi・5qrt (Ll・C)を画定する。
好ましい実施例においては、単方向導電素子が電源に接続される。すなわち全波 整流器がAC入力電源とスイッチング回路との間に接続されてもよい。出力キャ パシタは負荷に並列に接続されてもよく、該出力キャパシタの容量は負荷に供給 される出力電流の時間変化を平滑化してコンノく一部の出力電圧がほぼDCの値 となるほど十分に大きい。
出力電圧制御回路が用いられて、負荷の出力電圧に応じてスイッチのターンオン 時間の周波数を制御することも出来る。出力電圧制御回路はコンバータ装置の出 力電圧の好ましい値を示す基準電圧発生手段と、コンバータ装置の実際の出力電 圧を示す第2信号を送出する分圧器と、該基準信号を第2信号と比較してコンバ ータ出力電圧の好ましい値と実際のコンバータ出力電圧の差を示す出力を発生す るエラー増幅器と、該エラー増幅器の出力を受け入れて当該スイッチコントロー ラに第3信号を供給する可変周波数制御回路とからなり、該第3信号はスイッチ ターンオン時間が始まる頻度を示すものであり、実際のコンバータ出力電圧をコ ンバータ出力電圧の所望値に等しくなるように維持する。
いくつかの実施例において、出力電圧制御回路はAC電源から供給される電圧の ピーク値及び負荷の最低動作電圧の双方に等しいかこれより大なる出力電圧を維 持しパワーコンバータによって消費される入力電流が該AC電源の時間変化波形 に追従するように同時になすパワーファクタブリレギュレーティング制御回路で ある。
本発明による他の特徴によれば、電力転送制御方法が提供される。
他の有利な点及び特徴は以下の好ましい実施例についての記載及び特許請求の範 囲の記載から明らかである。
図面の簡単な説明 以下に図面について簡単に説明する。
図1は従来の昇圧パワースイッチングコンバータを示している。
図2は従来の電流オンオフスイッチを示している。
図3は図2の電流オンオフスイッチの動作波形を示している。
図4 A及び4Bはゼロ電流スイッチング電流転換スイッチの2つの実施例を示 している。
図5は図4A又は図4Bのいずれかのスイッチの短サイクルモードと呼ばれる動 作モードにおける動作波形を示している。
図6は図4A又は図4Bのスイッチのいずれか一方の長サイクルモードと呼ばれ る動作モードにおける動作波形を示している。
図7は図4Aにおいて示されるタイプのゼロ電流スイッチング電流転換スイッチ を含む昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータを示している。
図8は図4Bに示すタイプのゼロ電流スイッチング電流転換スイッチを含む昇圧 ゼロ電流スイッチングパワーコンバータを示す。
図9は昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータの組合せ回路を示す。
図10は図7に示す如きコンバータであって、そのインダクタンスの値はLl及 びL2の比が有限であり短サイクル動作モードにて動作するコンバータの動作波 形を示している。
図11は図7に示す如きコンバータであって、そのインダクタンスの値L1及び L2の比が有限であって長サイクル動作モードにて動作するコンバータの動作波 形を示している。
図12は図8に示す如きコンバータであって、そのインダクタンスの値L1及び L2の比が有限であって短サイクル動作モードにて動作するコンバータの動作波 形を示している。
図13は図8に示す如きコンバータであって、そのインダクタンスの値L1及び L2の比が有限であって長サイクル動作モードにて動作するコンバータの動作波 形を示している。
図14は昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータに用いられる磁気的回路構 成を示す回路モデルを示している。
図15は結合インダクタを含む昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータの実 施例を示している。
図16は結合インダクタの回路モデルを示している。
図17は図15Aに示されたコンバータであって図16に示される回路モデルの 結合インダクタに置換されたものを示している。
図18は図15Bに示されるコンバータであって図16に示される回路モデルの 結合インダクタに置換されたものを示している。
図19は図17のつンバータにおいて種々の磁気結合条件下におけるスイッチの 閉成直前のスイッチ電圧を示す等式のテーブルである。
図20は図18のコンバータにおけるスイッチの閉成直前における種々の磁気結 合条件下でのスイッチ電圧を示す等式のテーブルである。
図21は図17のコンバータにおいてスイッチの閉成状態の下での入力電源及び 結合インダクタの回路効果の組合せを示すテブナンの等価回路モデル及びこれに 対応する等式を示す図である。
図22は図18のコンバータにおけるスイッチの閉成状態下での入力電源及び結 合インダクタの回路効果を組合せるテブナンの等価回路モデル及びこれに対応す る等式を示す図である。
図23は図17のコンバータにおけるエネルギ転送位相中のスイッチ電流を示す 等式のテーブルである。
図24は図18のコンバータにおけるエネルギ転送位相内でのスイッチ電流を示 す等式のテーブルである。
図25A及び25Bは昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータの入力におい て単方向導電素子の用い方を示している。
図26は動作サイクルの活性化領域内における入力電流の不連続流に対応して特 性時間定数における変化を示す動作波形を示している。
図27はフォワード方向ダイオードを含む昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコン バータの実施例を示している。
図28は図27Bのコンバータの動作波形を示している。
図29は昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータの他の実施例を示している 。
図30は長サイクル動作モードにて動作する昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコ ンバータにおいて用いられる二端子スイッチの実施例を示している。
図31は短サイクル動作モードにて動作する昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコ ンバータに用いられる二端子スイッチの実施例を示している。
図32は昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータ及びそのコンバータ入力電 圧及び負荷が変化したときの所望の値におけるコンバータの出力電圧を維持する コントローラを示している。
図33は短サイクルモードにおいてZCBコンバータを動作させるのに相応しい スイッチコントローラの例を示している。
図34は長サイクルモードにおいてZCBコンバータを動作させるスイッチコン トローラの他の例を示している。
構造及び動作 図1は従来例の昇圧パワースイッチングコンバータ1゜の回路例を示しており、 このコンバータ1oは入力電圧Vinを供給する入力電圧源14がらVinより 大なる負荷電圧VOにて負荷22に電力を供給する。コンバータ1゜は電流転換 スイッチ17、入力インダクタ12及び出力キャパシタ20を含んでいる。電流 転換スイッチ17は2端子スイツチ16及びダイオード18からなる。電流転換 スイッチのスイッチ制御入力端に供給されるスイッチ制御信号19は2端子スイ ツチ16をターンオン及びターンオフさせる。2端子スイツチ16がオンの時、 電流転換スイッチ17の入力端子24に流れ込む電流11はシャント端子21か ら流れ出て(すなわちI s = 11 ) 、スイッチ電圧Vsはゼロである 。2端子スイツチ16がターンオフしているときは電流転換スイッチ17の入力 端子に流れ込む電流11はダイオード18を通って出力端子25から流れ出て( すなわちI o = I 1 ) 、スイッチ電圧Vsは出力電圧VOに等しい 。回路素子が理想的な素子であると仮定すれば、電流Is及びIoによるスイッ チロスは生じない。ここで、従来例のコンバータにおける基本的動作原理及び効 率の限界についてロスがないものとして以下に説明する。
そこで、次のことを仮定する。すなわち、2端子スイツチのターンオン及びター ンオフの周波数すなわちコンバータ動作周波数は固定されていること。該スイッ チが固定のデユーティ比りにて動作すること(ここでDはコンバータ動作サイク ル期間においてスイッチがオンとなっている時間の割合である)。又、入力イン ダクタを流れる電流11の平均値をIinとする。さらに、入力インダクタの値 L1が十分大きく、電流11が動作サイクルに亘って図に示す方向に維持される ものとしている。さらに、出力キャパシタの値Coは十分大きくて動作サイクル において電流変化を平滑して、コンバータはほぼ直流の出力電圧Voを出力する こととする。ここで、入力インダクタ及び出力キャパシタの大きさ、従ってコン バータの大きさはコンバータ動作周波数が増大するにつれて減少することが明ら かである。
上記した条件のもとて、電流IOの平均値は(1−D) ・Iinであり、電流 Isの平均値はD−1inであり、スイッチ電圧VSの平均値は(1−D) ・ Voである。安定状態においては、入力インダクタの両端の平均電圧Vin−( 1−D) ・Voはゼロであり、入力電流Iinの平均値はこの条件か成立する まで増加又は減少する。よって、安定状態の直流出力電圧はV’o−Vi n/  (1−D) =Lv−Vinてあり、コンバータ出力電圧のコンバータ入力電 圧に対する比Rvはコンバータの負荷に無関係に維持される。コンバータのかか る特性すなわち入力インダクタの両端電圧の平均値がセロでない場合出力電圧の 入力電圧に対する比がこの入力インダクタの平均電圧をゼロにするような比にな るように自己調整する特性は“ボルドーセカンド(νoft −5econd)  ”調整(電圧・時間調整)と称される。
よって、安定状態の下においては、Pin−Vinln−Pout =Vo−1 1oadであり、各電流及び電圧の平均値は次のとおりである。I 1n−Pi n/Vin、lo−1in/Rv、l5−1:11 in、Vs−Vin、Vo −Rv−Vinである。ここで、1>D>0である故、VoはVinより大であ る。また、図1のコンバータの2つを並列接続しこれらを同一の周波数及び同一 のデユーティ比のもとで同期して動作せしめられた場合各コンバータによって負 荷に運ばれる電力の割合は予測できない。換言すれば、ボルドーセカンド調整機 構はコンバータ出力電圧が出力電圧Vo−Rv−Vinにて負荷に供給される点 で一致し、各出力電流がどのような割合になるか定まらない。
物理的に実現できるコンバータにおいては、2端子スイツチあるいはダイオード は共に理想的ではあり得す、これらの素子の各々はコンバータロスに寄与する。
従来の電流転換スイッチに生ずるロスの主要なファクタは図2及び3を参照して 示される。図2は、従来の電流転換スイッチ28に電流Iinを供給する電流源 27を示している。電流転換スイッチの出力端子30は電圧シンク31に接続さ れている。(この電圧シンクは、例えば電圧VOにまで充電された大なるキャパ シタである。)さらに、理想的ではない2端子スイツチ32、例えば電界効果ト ランジスタ又はバイポーラトランジスタは有限の立上り及び立下り時間tr及び tfを各々有する。また、理想的ではないダイオード34は有限の逆方向リカバ リ時間trrによって特徴づけられる。(逆方向リカバリ時間は、ダイオードが 順方向導通状態から逆方向素子状態に状態変化するときにダイオードに逆電流が 流れる時間長を言う。)図3は図2の電流転換スイッチの2つの動作サイクルに おける電圧及び電流波形を示している。スイッチか図3Aにおける時刻toから to+Tの間においてターンオンした時、trrの間にダイオードを経て出力キ ャパシタに戻る逆方向1i1rr(図3C)の双方を直ちに該スイッチが通し始 める。この逆方向電流はその大きさを抑制するインピーダンスが小さい故非常に 犬となる。tO+tl及びtl+T+tlのタイミングにおいてスイッチが全コ ンバータ入力電流を通過せしめているときにスイッチターンオフが生ずる(図3 A及び3B)。スイッチの立上り時間tr及び立下り時間tfの双方は共に有限 であり、スイッチの過渡状態の間においてスイッチ電圧及びスイッチ電流の同時 の存在はスイッチにおける電力消費を招来し、他の条件が等しい場合に、これら のスイッチングロスはコンバータ動作周波数を増大せしめることになる。よって 、入力インダクタ及び出力キャパシタのサイズを小さくシ、従ってコンバータの サイズも小さくする大なる動作周波数が望ましいのではあるものの、従来のコン バータは、本質的に動作効率に対して電力密度を見合にしなければならない。実 際問題として従来の昇圧パワースイッチングコンバータの動作周波数が100K Hzを大きく越えた時、スイッチロスはロス要素の主要なものとなり、効率が急 激に悪化しスイッチに対する熱的及び電気的ストレスは制御できない状態となる 。
図4A及び4Bはゼロ電流スイッチング電流転換スイッチ(以下ZCスイッチと 称する)2つの実施例36.38を示しており、このスイッチはスイッチングロ スを有効に除去している故、昇圧ゼロ電流スイッチングパワーコンバータに用い られて従来の昇圧パワースイッチングコンバータにあった欠点及び効率の限界を 克服できるのである。これらの図において双方のZCスイッチは2端子スイツチ 40、42.値L2の第1インダクタ44.46、値Cの第1キャパシタ48, 50、ダイオード52,54、及びスイッチコントローラ41.43からなる。
各ZCスイッチは入力端子56.58、出力端子60,62、及びシャント端子 64.66を有する。図1及び2に示す従来の電流転換スイッチと比較するため に、図4の各スイッチの入力端子は値Iinの電流源68.70に接続され、各 出力端子は値VOの電圧シンクに接続されている。スイッチ制御入力端子45. 47にて各ZCスイッチのスイッチコントローラに供給されるスイッチ制御信号 は2端子スイツチをゼロ電流においてターンオンせしめることによってZCスイ ッチサイクルの開始をなすのである。スイッチコントローラは2端子スイツチを 流れるスイッチ電流1swがゼロに戻ったときこの2端子スイツチをターンオフ させる。2つの動作モードの各々における各スイッチの動作について以下に述べ る。
図5は短サイクルモードと称される動作モードにおける図4AのZCスイッチの 動作を示している。この動作モードにおいて、動作サイクルは時刻t−0(図5 )において2端子スイツチを閉成することによって開始され、この2子スイツチ はスイッチコントローラによってスイッチ電流Isw(t)(図5B)が最初に ゼロに戻った時点において開放せしめられる。2端子スイツチの開成の直前(時 刻t−0−)において電流1inはダイオード52を介して電圧シンクに流れよ うとしている。よってIsw(0)−Ic (0−) =Is (0−)−0で あり、Vsw(0)−Vs (0−) −Vc (0−) =Voである。時刻 1−0の時スイッチが閉成し、その時のスイッチ電流Isw(0)は0であり( 図5B)、この電流は第1インダクタ44の存在によって瞬間的には変化出来な い。第1インダクタの両端電圧はVoにまで上昇し、スイッチ電流1sw(t) はV o / L 2アンペア/秒の割合にて直線的に上昇を開始し、 tl−1in−L2/Vo (]) の時点において電流1sw(tl)=Is (tl)=Iin(図5B及び5E )となり、電流1o(tl)が0に達しく図5F)、ダイオードは導通を停止す る。時点t1及びt4の間において第1インダクタ44及び第1キヤパシタ48 に関する電圧及び電流はエネルギ転送位相の間において正弦波的に変化し、次の 特性時定数(時間スケール)を有する。すなわち、 Tc−πシロ1111丁−π/ωO(2)時刻t2−tl+Te/2において、 キャパシタ電圧Vc (t2) =0 (図5C)であり、ピークスイッチ電流 は最大値1sw (t2)−1in+ipとなる。ここで、Ip−Vo+(3) 時刻t 3= t l +7(において、キャパシタ電圧はVc(t 3)−− Voの値に達しスイッチ電流15w(t3)はIinに等しくなる。時刻t4に おいてスイ・ソチ電流は0に戻り、スイッチはスイッチコントローラによってタ ーンオフせしめられる。よって、エネルギ転送サイクルの長さは次式によって表 わされる。すなわち、また、時刻t4においてスイッチがターンオフしたときに は、スイッチ電圧Vsw(t4)は負のキャパシタ電圧−VXに等しくなる。こ こで、 t >t4においては全入力電流1inが第1キヤパシタを流れて、Vc (t )かlin/Cボルト/秒に等しい割合にてVoに直線的に上昇する。時刻t− t5においてキャパシタ電圧は再び■0に等しくなる。時刻t5の後においてキ ャパシタ電圧はダイオードによって■0にクランプされ、入力電流finはダイ オードを介して電圧シンクに流れ(故にIo=Iins図5F)、キャパシタ電 流はOに低下し、時刻t−0の時の状態に等しくなる。時刻1−t6において次 のサイクルか開始する。
図6は図4AのZCスイッチの長サイクルモートと称される動作モードにおける 動作を示している。図5におけると同様な初期条件であるとすれば、長サイクル モードにおける時刻t−Q及び時刻t−t3の間におけるスイッチの動作(図6 )は単サイクルモードによって示した動作と同じである。しかしながら、スイッ チ電流1sw(t)の第1ゼロクロス点(図5の時刻t4)においてスイッチを ターンオフするかわりに、エネルギ転送期間が第2ゼロクロス点にまで継続せし められる(図6Bの時刻t−t4)。
式1. 2. 3及び5が長サイクルモードにも適用されるが、Vxは、この場 合エネルギ転送サイクルの終端の時点においてキャパシタが充電される正の電圧 である(図6C)。
また、エネルギ転送サイクルの長さは以下の如く異なる。
2つの異なる動作モードについて次の如き点が明らかとなる。すなわち、 (a) 短及び長サイクルモードの双方において、2端子スイツチの両端の電圧 変化がゼロ電流の時点において生じ、スイッチ及びダイオード電流における時点 的変化は円滑でありかつ鋭い変化はない。このようにして、ZCスイッチの有限 の立上り及び立下り時間に伴うスイッチロス及びダイオード逆リカバリ時間の効 果に伴うスイッチングロスが実質的に除去される。
(b) 双方のモードに対して、IpはIinの上限を示している。Ipより大 なるfinの値に対してはスイッチ電流はゼロに戻ることはなく、スイッチの利 点が損われる。
(C) これらの動作モードはエネルギ転送位相の長さくT14、式4及び5) 、finに対するT14の依存性及びサイクルの活性期間(t5)の全体長さに ついて互いに異なる。短サイクルモードについてはIinがゼロからIpに増大 するにつれて、T14が最小値Tcから最大値3・Tc/2に増大する。反対に 長サイクルモードにおいては、IinがOからIpに増大したとき最小値2・T cから最小値3・Tc/2にまで減少する。更に、短サイクルモードについては 、t−t4からt−t5までの時間長が入力電流finに逆比例して増大する。
このことはこの動作モードの特徴である。なんとなれば、ZCスイッチが開放さ れたときのキャパシタの両端電圧−VXはfinのより小なる値に対してより負 になるからである。Iinがゼロに向わんとすると、−Vxは−VOに近づき、 キャパシタを+Voにまで充電するに要する時間が増大して長くなる。よって、 動作サイクルにおける活性期間t5の長さはfinがゼロとIpとの間を変化す るにつれて非常に広い範囲で変化する(理論的には無限大)。しかしながら、長 サイクルモードについては、t−t4からt−t5までの時間長は、Iinの減 少につれて減少する。なんとなれば、Iinかゼロに接近すると、エネルギ転送 サイクルの終端におけるキャパシタの両端の正の電圧+VXがVoに接近するか らである。よって、長サイクルの活性期間t5(図6)の長さは比較的狭く、長 サイクルモードにおける変化(t5、図5)よりも非常に短い。
(d) エネルギ転送サイクル(時刻t−tl乃至t−t4)は入力電源から負 荷へエネルギが転送されるメカニズムではない。むしろ、それはスイッチ電圧及 び電流の制御された状態のもとての電流の転換をなすプロセスである。
適当な回路素子(例えば、図4A及び4Bにおける第1インダクタ44.46及 び第1キャパシタ48.50)のスイッチ40.42への適切な接続によって、 特性時間スケールか、スイッチのターンオンからスイッチに流れる電流の時間的 変化の為に定められる。このようにして、ターンオン後のスイッチ電流の変化率 及びスイッチ電流の時間変化の態様及びスイッチ電流がゼロに戻るタイミングか 選ばれた回路素子の値及び入力電源68.70の値及び電圧シンクの大きさに一 時的に依存するようになる。よってエネルギ転送サイクルはIs及びIoの相対 的平均値を同時に制御しつつスイッチロスを回避するメカニズムとなる。
図48のZCスイッチの短及び長サイクル動作の波形は、各々、図4AのZCス イッチの図5及び6に示された波形と同しである、動作において、図4A及び4 Bのスイッチの間の相違は以下の通りである。すなわち、(a) 図4AのZC スイッチの一第1インダクタ44に流れる平均電流はシャント通路電流Isの平 均値に等しい。
図4BのZCスイッチに関しては、第1インダクタ46を流れる平均電流がIo の平均値に等しい。
(b) 図4AのZCスイッチに電流を供給する電流源の両端電圧Vs (t) はキャパシタ電圧Vc (t)に等しい。図4BのZCスイッチに関して、電源 側から見た電圧Vs (t)はスイッチ電圧Vsw(t)に等しい。これらの波 形の時間的変化は異なるものの、等価な動作条件(Ii n、Vout 、t  6.L2.C及び動作モードが等しい。)のもとでは、動作サイクルに亘ってV s (t)の平均値は双方のスイッチについて互いに等しいことを示す事が出来 る。
図7及び8は図4A及び4BのZCスイッチを利用したゼロ電流スイッチング昇 圧パワースイッチングコンバータ(以下ZCBコンバータと称する。)の実施例 を示している。双方の図面において、ZCBコンバータ72,74は電圧Vin の入力電源に接続され出力電圧Voにて負荷76.78に電力を供給する。図7 において、コンバータ72は値L1の入力インダクタ801図4Aに示されるタ イプのZCスイッチ82.値Coの出力キャパシタ84からなる。
図8において、コンバータ74は値L1の入力インダクタ867図4Bに示した タイプのZCスイッチ88及び値Coの出力キャパシタ90からなる。双方のコ ンバータにおいて出力キャパシタの値Coは十分大きいとされ、動作サイクルに おlプる電流1oの変化は平滑化されコンバータは殆ど直流の出力電圧Voを送 出する。
図7及び8のZCBコンバータの動作原理は、電流11(1)の平均値かIin であってコンバータへの入力電力はVinlinであり、入力インダクタの値L 1は各ZCスイッチに含まれる第1インダクタ102,100の値L2より非常 に大であると仮定することによって説明される。これらの条件下において、電流 11 (t)はいくつかのコンバータ動作サイクルにわたってほぼ一定であると 考えられ(11(t) =I in) 、コンバータ内の電圧及び電流の波形は 図5及び6において示された波形とほぼ同じである。
よって、図7又は8のコンバータのいずれかの波形はzCスイッチか短サイクル モードにて動作したとすれば、図5の波形に対応し、ZCスイッチが長サイクル モードにて動作したとすればコンバータの波形は図6に示された波形に対応する 。従来例のコンバータに関して、ボルドーセカンド調整プロセスは、安定状態に おいて、電圧Vs(t)(図7及び8)の平均値が入力電圧Vinに等しい事が 望まれる。このことに関17て、負荷電力Po及び入力電圧Vinが共に変化す る中で、コンバータ出力電圧をVinより大なるVoの値に維持するために動作 サイクル(図5及び6におけるt6)のトータルの長さがいかに変化すべきかを 検証することが最も有効である。そこで、負荷電圧がPOてあって、入力電圧か Vinであるならばロスを無視することができ、Vin−1in−Vo−Io、 fin−Pa/Vinとなる。
長サイクルモードについては、動作サイクルに亘って電圧Vs (t)(既に述 べた如く、このVB (t)は図7のコンバータにおいてはVc(t)(図6C )に等しく、図8のコンバータにおいてはVsw (t)(図6D)に等しくこ れらは同じ平均値を有する。)の平均値を取ることによって全負荷状態(Iin −1p)においては、動作サイクルの長さがVs (t)の平均値をVinに等 しくなるように維持するために次式で表わされる最小値t 6m1nlcになさ れることが示される。
一方、無負荷状態(Iin−0)においては動作サイクルの長さが次式で示され る最大値になされる。すなわち、長サイクルモードにおいては、最大コンバータ 動作周波数rmaXlcの最小コンバータ動作周波数rffiinlcに対する 比は次式で表わされる。すなわち、 fmaxlc 4 ・ π □= = 1 、 01 (9’) 丁m+nlc 3・ (1+π) よって、長サイクルモードにおいては、動作周波数の変動範囲が負荷に大きく依 存せず(式9)、一方式7及び8に示した如く、とのような負荷のもとても動作 周波数の絶対値はVinがVoに接近するにつれて減少する。このことは固定し たスイッチオン時間及び変動動作周波数を有する従来例のコンバータの動作すな わち動作周波数が負荷にほぼ無関係であり、VinかVOに接近するにつれて減 少することについて示唆的である。
既に述べた如く、動作サイクルの活性部分(図5、t5)の時間長はIinの関 数とし、て非常に広範囲に亘って変化する。全負荷状態(Iir+−1p)の時 、短サイクルモードにて動作する図7又は8のコンバータについての動作サイク ルの最小長さt 6m1nscは長サイクルモードにおける式7によって与えら れる最小長さと同じである。(図5及び6及び式1乃至6を参照すれば、Kln −1pの時両方のモードの波形か同しになるとを示12ている。)しかしながら 、finがゼロに接近すると、入力インダクタの比較的大であるものの有限の値 L1がいくつかの動作サイクルに亘ってIinを実質的に一定に維持することが できるという仮定かくずれる。なんとなれば、この仮定は最大動作サイクル時間 t 6iaxscを無限であると想定しているからである。しかしなから、fi nの小なる値(例えば0.1・Ipより小)について、Vs (t)の平均値を Vinに維持するに必要な動作サイクルの長さはほぼ次式によって近似され得る 。すなわち、 よって、Iinが値1pから0,1・Ipより小なるIinの値に減少するとき 、コンバータ動作周波数の変動範囲はほぼ次式によって近似され得る。すなわち 、軽負荷においては、コンバータ動作周波数はIinに比例して減少し負荷の関 数としてのコンバータ動作周波数の変動の範囲は非常に広い。
既に述べたごとく、従来例のスイッチングコンバータの複数が同一の電源及び負 荷に接続されて並列構成として同一のデユーティ比で動作する場合全負荷電力を 均等な割合で分担しない。ところか、図7又は8に示したコンバータであって同 一の特性時定数Tcを有し等しい値L1の入力インダクタか図7に示されたタイ プのコンバータを示す図9に示す如く並列接続されてコンバータ92,94.9 6が同一の動作周波数にて動作する(共通のスイッチ制御信号か全てのコンバー タに供給されている。)場合、これらのコンバータは負荷98に供給される電力 を分担しようとする(米国特許第4.[1411,020号を参照)。短サイク ルモ−ドにおいて、t5(図5)のfinへの強い依存性の故に−コンバータ間 の電力分担が実質的に等しくなり、ダイオード及びスイッチの電圧ドロップ及び インダクタの内部抵抗等の物理的に信頼性の高いコンバータにおける二次的な効 果は重要でなくならしめられる。長サイクルモードにおいてはIinへのt5の 依存性が非常に弱いので、これらの効果はより重要であり、物理的に信頼性の高 いコンバータの負荷電圧の分担の度合が低減せしめられる。
入力インダクタのインダクタンスL1が小さくなされたので、Iinが動作サイ クルに亘ってほぼ一定であるという仮定はもはや有効ではないが、コンバータの 動作原理は同じである。図10及び11は短サイクル及び長サイクルモードにお いて動作する図7のZCBコンバータの波形に対するLlのL2に対する有限な 比の効果を示している。
図12及び13は各々短及び長サイクルモードにて動作する図8のZCBコンバ ータの波形に対するLlのL2に対する比の影響を示している。全ての図におい て、スイッチが閉成した時点(t−0)の入力電流はIinであり、コンバータ 出力電圧はVOである。LlのL2に対する比の重要な影響は次の通りである。
ここでダッシュを付した符号(例えばIp’)は有限のインダクタンス比を有す る図7のZCBコンバータの値を示し、例えばIp′の如くダブルダッシュを付 した参照符は有限なインダクタンス比を有する図8のZCBコンバータについて の値を示す。又ダッシュを付さない参照符(例えばIp)はインダクタンス比が 非常に大のZCBコンバータについて既に述べた結果について示すこととする。
(a) t=0−の時点:図8のZCB:+ンノく一部において、短サイクル動 作モード又は長サイクル動作モードに拘らず最大スイッチ電圧Vsw’(0−) (図12D及び13D)は2つのインダクタの分圧動作によって低減されいて、 短サイクル又は長サイクル動作モードのいずれにおいても、入力インダクタを流 れる電流II’ (t)は入力インダクタL1の両端の逆電圧Vo−Vinの存 在の故に減少する(図10A及び11A)。このことはtl及びtlの時点にお いて入力インダクタを流れる電流11’(tl)−1alの双方を減少せしめる 。図8のZCBコンノく−タにおいては、入力インダクタを流れる電流はインダ クタの両端に印加される入力電圧源の故に電流値11’(tl)−Ia2に向っ て増加する(図12A及び13A)が、tlは変化しない。
(c) tl<t<t4+図7のZCBコンバータにおいて、両方の動作モード において、特性時定数は入力インダクタ及び第1インダクタの並列の値に依存し 、従っていくらか減少する。すなわち、 更にエネルギ転送は第1キヤ、<シタと両インダクタの間に生じかつ入力インダ クタか入力電源に接続して(する故、電流電圧の正弦波変化のピークは次式によ って近似される値に低減する。すなわち、 ココテ、ΔVin−Lp/Llであり、Ialは時刻t1における第1インダク タを流れる電流値である。よって、入力電113X電圧が増大するにつれてキヤ 、<シタの両端電圧の負の変化のピーク及びスイッチ及びキヤ、(シタ内の電流 のピーク変化が低減される。また、図10A及び11A1こ示すように、この期 間において第1キヤノ々シタ電流の一部力曵入力インダクタの正弦波電流として 流れる。図8のZCBコンバータは、スイッチが入力インダクタを入力電源リタ ーンに接続する故このような影響を示さない。よって、こノコンバータニツイテ ノ値Tc’ 、Vc’ (t 3) 、Vx′及びIp′はLl>>L2とした 場合に与えられるT c sVc (t 3) 、Vx及びIpの値に等い1゜ これらの両インバータにおいて、入力電?fi、電圧が1又は2つのインダクタ に印加されることによって生ずる直線的増加電流成分(図10B乃至13Bにお いてI sw (t)の波形中に点線によって示される)もスイッチの中を流れ る。このスイッチ電流の増分はエネルギ転送期間の長さを増大せしめ平均入力電 流の許容最大値を値!p’、Ip’以下の値に低減させる。よってLlのL2に 対する比が減少するにつれてコンバータの最大電力定格が低減する。
図7のコンバータにおいて、キャパシタ電圧Vc’ (t)(図10C及び11 C)の値がVinO値にまで減少しLlの両端電圧がゼロに等しい時、電流11 ’ (t)が最小値I’m1n(図10A及び11A)に達し、当該電流はキャ パシタ電圧が減少しつづける間増大する。短サイクル動作モードにおいて、キャ パシタ電圧がVin以下にとどまる故、電流はこの期間中増大を続ける。長サイ クルモードにおいては、この期間においてキャパシタ電圧は再びv1n以上にな り(軽負荷の場合)、電流はそのピーク値ビリax (図11人)に達する。
(d) t4<t<t5:スイッチが開放された時、図8のコンバータのスイッ チの両端電圧Vsw’ (t4)(図12D及び13D)は、2つのインダクタ ンスによる電圧分圧効果の故に、第1キヤパシタの両端電圧Vc’(t4)に等 しくない。むしろこの電圧は、Vsw’(t4)−Vc (t4) ・Ll/  (L1+L2))+ (Vin・L2/ (L1+L2))に等しい。ここでL c (t4)は長サイクル動作モードにおいては+VXに等しく、短サイクル動 作モードにおいては−VXに等しい。Lsw’(t4)の絶対値はVoより小さ い。t4の時点でスイッチか開放した後に、図7及び8のZCBコンバータ内の 電流及び電圧はLlのL2に対する有限な比に関して正弦波変化を示し次の式で 表わされる特性時間スケールを各々存する。
すなわち、負荷が減少すると、キャパシタが再度VC’(t 5)=Vc’ ( t 5)−+vQにまで再充電するt−14乃至t−t5の期間は、Vin及び VOの相対的な値及びLlのL2に対する比に依存してTI’ /2 (Tl’ /2)及びTコ’(Tl’)の間を変化する。比Ll/L2が増大すると、この 期間は増大し、既に述べた如く非常に大なるインダクタンス比においてはこの変 化は殆ど直線的になり、当該期間はIinが減少すると非常に大きくなる。実際 問題、LlのL2に対する比は非常に小さくはなされない(例えば10:1以下 )のであり、t−0ないしt−t4の期間における入力電源によって誘導される Ll内の電流の直線的傾斜は大きくなる。大なるL 1 / L 2比が並列動 作の観点からは望ましい。なんとなれば、負荷の関数としてのt5のより広い変 化はコンバータ間の電力分担についての二次効果(すなわち物理的に実現可能な コンバータ内のダイオード及びスイッチの電圧ドロップ)の重大さを減少させる からである。有限のインダクタンス比は長サイクル動作モードに対しても同様な 影響を有する。しかしながら、負荷に対するt5の依存度は弱いので、LlがL 2よりきわめて大である時でも動作サイクルのこの部分の期間の減少はあまり重 大ではない。入力インダクタを流れる電流は、キャパシタ電圧がVin以上に上 昇する結果、時刻t5に先立ってその最大値(図7のコンバータについてはI’ max(図10A及び11A)また図8のコンバータについてはI’max(図 12A及び13A))に達しており、時刻t5においては、この電流は減少を始 めんとしている。時刻t5において、入力電流は、図7のコンバータについては Ibl<I’max(図10A及び11A)であり、図8のコンバータについて はIb2<I’max(図12A及び13A)である。
(e) t 5< t < t 6 :時刻t5において、図7及び8の各コン バータの入力インダクタンスに流れる電流rb1及びIb2は動作サイクルの先 行する期間において入力電源電圧によって入力インダクタに生起せしめられた入 力電流における直線的増加の故にIinより大である。従って、出力電流1o’  (t5)=Ibl及び1 o’ (t 5)−Ib2はt−t5の時点におい てIinより大である。
既に述べた如く、図8のコンバータのスイッチ電圧はVOよりも小さい値をとる 。
バランスの期間に亘って電流1o′ (t)及びIO2(1)は1又は双方のイ ンダクタに印加される逆電圧VO−Vinの故にfinに向って直線的に減少す る。
図4A及び4Bの電流転換スイッチによる利点はスイッチの以下の如き構成の特 徴に起因する。すなわち、(a) 双方向スイッチ、出力ダイオード及び電圧シ ンク(すなわち出力キャパシタ及び負荷)の直列ループ内にインダクタンス素子 を配置したこと。なおこのインダクタンス素子の一端は双方向スイッチに接続し ている。
(b) 該インダクタンス素子の該双方向スイッチに接続していない端部と電圧 シンクとの間に出力ダイオードを配置したこと。
(C) 出力ダイオードと・rンダクタンス素子の接続点にキャパシタを配置し たこと。このキャパシタはインダクタンス素子と協働して双方向スイッチを流れ る電流の正弦波成分の上昇及び下降の特性時間スケールを確定する。
上記した(a)において述べたように、インダクタンスを配置することにより、 スイッチがターンオンしたときのスイッチ電流かゼロであること、ターンオン時 の電流の変化率が有限であること、及び出力ダイオードにおける逆リカバリ効果 が実質的に除去されることを確実にする。上記(b)において述べたように出力 ダイオードの配置は、双方向スイッチがターンオフしたときすなわちIswがゼ ロのとき電流転換スイッチの入力端子に流れ込む電流11(1)が電圧シンクに 流れることを確実にする。上記した(C)に述べた如くキャパシタの配置は、ス イッチの閉成に続くスイッチ電流の上昇及び下降及びスイッチ電流のゼロへの復 帰の滑かな変化を提供する。図7及び8のZCBコンバータにおける入力電圧源 及びZCスイッチの入力端子の間へのインダクタンスの挿入は低電圧源からより 高い電圧シンクへのエネルギの転送を許容する基本的な回路構造を提供する。
図14に示す如く本発明によるZCBコンバータは磁気的回路200.2端子ス イツチ202、第1キヤパシタ204及び出力ダイオード206からなることが 明らかである。この磁気的回路は3つの端子すなわち入力端子208、出力端子 210及びシャント端子212を有し、かつ、入力端子208及び出力端子21 00間に表れるインダクタンスLio及びシャント端子212及び出力端子21 0の間に表れるインダクタンスLsoによって特徴づけられている。実際上、入 力端子及びシャント端子のインダクタンスはシャント端子及び出力端子間のイン ダクタンスに等しいかより大である。もし、これらの条件を満たす磁気的回路か 図】4のZCBコンバータに用いられた場合、ゼロ電流スイッチング及び低電圧 源から高電圧シンクへのエネルギ転送の基本的条件が達成される。キャパシタ及 び2端子スイツチの間のインダクタンスの配置(磁気的回路の出力端子及びシャ ント端子の間のインダクタンス)はスイッチ電流の上昇及び下降は滑らか(正弦 波であることを確実にし、従って、ゼロ電流におけるスイッチングの基本を提供 する。入力電源に直列なインダクタンスの存在(磁気的回路の入力端子における 等値入力インダクタンス)は低電圧源から高電圧シンクへのエネルギの転送を許 容する基本的な回路構成を提供する。
よって、図7及び8のZCBコンバータは2つの集中インダクタからなる磁気的 構成を用いているものの、本発明によるZCBコンバータは多くの他の磁気的回 路構成によって実現できる。例えば図15は結合インダクタを用いたZCBコン バータの5つの可能な実施例を示している。図15A及び15Bにおいて、磁気 的回路200は単一の結合インダクタからなっている。図15C及び15Dにお いて磁気的回路200は結合インダクタ及び集中インダクタの組合せからなって いる。図15Hにおいては、ZCBコンバータにおける磁気的回路200は一対 の結合インダクタ及び3個以下の集中インダクタを含んでいる。
図15のコンバータにおいては、結合インダクタは2つの巻線が不完全結合して いるタイプのよく知られたインダクタである。よって、各巻線は“漏洩インダク タンス゛(巻線の磁束のうち他の巻線に鎖交しない部分に対応する集中インダク タンスに等価である。)及び“磁化インダクタンス“ (双方の巻線に鎖交する 磁束に対応するインダクタンスを表している。)の組合せのインダクタンス値を 有する。回路素子としては、かかる構造は漏洩インダクタンスの影響によって和 げられた変圧器動作を示す。かかる素子の古典的な回路モデルが図16に示され ている。図において、結合インダクタは巻数N1を有する一次巻線と巻数N2を 有する二次巻線からなる。これらの2つの巻線の結合計数は各々に1及びに2で ある。(0<kl、に2<1)。これらの両巻線の間の磁束の鎖交効果は巻数比 amN1/N2を有しさらに値Lmの集中磁化インダクタンスを有する理想的な トランスによって表現される。−次及び2次巻線の漏洩インダクタンスは値Ll l及びL12の集中インダクタによって各々表される。これらの集中インダクタ 相対的値Lll、L12及び磁化インダクタンスLmは巻線を保持する媒体の磁 気的特性例えば用いられる磁性材料の導磁率)及び結合インダクタの構造(例え ばNl、 N2゜kl及びに2)に依存している。−次巻線単独の会規インダク タンスLpriはL11+Lmであり、二次巻線単独の全インダクタンスLse cはL12+Lm/a2である。
図16において、一般的な場合(klかに2に等しくない場合)及びkl−に2 の場合についてLll、L12及びLmの相互関係が示されている。結合インダ クタのZCBコンバータの動作に対する影響が図17及び18に示されており、 これらの図は、各々、図16の回路モデルにその結合インダクタか置き換えられ た図15A及び15BのZCBコンバータを示している。これらのコンバータの 動作原理は図15B及び15Dのコンバータに直接適用できる。
なんとなれば、結合インダクタ及び集中インダクタンスのいかなる組合せについ てもに1、k2、a、Nl及びN2の適当な値を有する等価な単一の結合インダ クタか存在するからである。
図17及び18のコンバータにおける磁気的回路内の磁気的結合の一次的効果は これらの“磁気結合”コンバータの動作を既に説明した図7及び8の“ディスク リートな”均等物の動作に比較することによって説明できる。この点において、 図7及び8のコンバータは図17及び18の“磁気結合゛コンバータの特例であ るということである。
もしLpri(又はLsec)が固定値であると仮定すると、kが0になると結 合インダクタは2つの集中インダクタになるのである。便宜上、ここで、図7及 び17のZCBコンバータの回路構成を“L゛構成呼ぶことにする(回路モデル におけるインダクタの向きによって)。また図8及び18のコンバータを“T“ 構成と呼ぶことにする。よって、図7.8. 17及び18のコンバータは各々 以下の如く称する。すなわち、ディスクリート−しいディスクリート−T5結合 −L及び結合−T構成である。さらに、動作サイクルが双方向スイッチのt − 0の時点の閉成によって開始し、この時点におけるZCBコンバータの入力に流 れ込む電流I+ (0−)はfinに等しいと仮定する。更に入力電源電圧をV inとしミコンバータはVinより大なる出力電圧vOを供給することとする。
さらに、図4.5゜10.11.12及び13において各相の始まり及び終りを 定義するための取り決めを用いることとする。すなわち、時刻t1において電流 1o(t)が0になり、エネルギ転送位相が時刻t1において始まり、時刻t4 において終る(双方向スイッチがゼロ電流の時に開放されたとき)。又、Vc  (t)がVOに復帰したときすなわち時刻t5において動作サイクルの活性化部 分が終る。又、動作サイクルは双方向スイッチの閉成によって時刻t6において 終了し新たなサイクルが始まる。電圧、電流及び時間間隔の相対的な値はディス クリートコンバータ及び結合コンバータについて異なるものの与えられる動作モ ードの波形の形は図10乃至13に示されるものと類似しており、これらの回路 を参考として用いる。
図17及び18において、磁気結合の効果は次のように要約される。すなわち、 スイッチがオフしたときの双方向スイッチの両端電圧が大となる。エネルギ転送 位相期間におけるキャパシタの両端のピーク電圧の変動が減少する。
さらに、双方向スイッチにおけるピーク電流が減少する。
(a) スイッチ電圧ニス17のコンバータにおいて、時刻1−0−<双方向ス イッチの閉成の直前)において、電圧Vpriは負であって、−(Vo−Vin )に等しい。
磁気結合の故に、この電圧も一部が二次巻線の両端に表われ、図17に示す巻線 の極性のもとで1−0−におけるスイッチ電圧はVoより大である。図19はV sw(0−)のための一般式及び3つの特殊なケースのための式を示している。
すなわち、 (1) 均等な磁気結合の場合コニの場合、kl−に2−にと仮定する。これら の条件の下で、Lpri −a2 ・Lsec、Lll−a2−L12− (1 −k) ・Lpri =a2 ・ (1−k) ・Lsecであり、Lm−に− Lpriである。この場合は、磁気結合コンバータの基本的動作原理及び回路効 率に対するk及びaの一般的効果を示すことを容易にする。
(2) 緊密な磁気結合の場合コニの場合は、kl−に2−にとし、kが単位値 に接近すること(ただ等しくはならない)とする。これらの条件下において、L pri−a2 ・Lsecてあり、Lll−a’−L12であり、Lm〉〉Ll l、L12である。暗黙の了解として、結合インダクタは比較的大なる巻数を有 することとし、従って漏洩インダクタンスがそれほど小さくはないとする。比較 的大なる値Lmは磁化インダクタンスを流れる電流1mか動作サイクルの間にお いて大きく変動せずこの時間にインダクタンスに蓄積されるエネルギがほぼ一定 であってかつ比較的大であることを示唆する。
−にとしかつkは0に近づくとする。この特殊な場合においては、変圧器効果は なくなり結合インダクタは−2つの集中インダクタになる。よってLmmOであ り、Lpri−Lll−a2・Lsecma2・L12である。以上から明らか なように、この場合は、図17及び18の磁気結合コンバータは図7及び8のデ ィスクリートコンバータに均等になる。
一般に、磁気結合のある場合は、スイッチ電圧は(V。
−V i n)及びkの関数として増大し巻数比aの増大につれて減少する。結 合インダクタが緊密結合しているか又は入力電圧が0に近づく場合(これはAC ラインのクロスオーバー毎にパワーファクタを訂正するブリレギュレータにおい て生じ得る)スイッチ電圧は最大となる。磁気結合が0に近づく (ディスクリ ートな構成)場合スイッチ電圧はVoに近づく。図18のコンバータにおけるt −0−の時点のスイッチ電圧の式は図20に示されている。これらの式を参照す れば、磁気結合が0のときは2つのディスクリートなインダクタの電圧分圧効果 の故にVsw(0−)は常にVOより小となることが解る。一方、他の場合は、 Vsw(0−)はvOより大か又は小である。均等結合及び緊密結合の式を考慮 すれば、次のことがわかる。Vsw(0−)が正の時、k<aであり、(b)V sw (0−)がVOより小である時、a < l / kである。よって、V sw (0−)が正であって、かつVOより小であるならば、1 / k >  a > kとなる。kがOに近づくとaのいかなる値もこの条件を満しVsw( 0)は常にVoより小である。
しかしながら、有限の結合状態(0<k<1)の場合条件を満たすaの値の範囲 かある。例えば、k−0,5については、aは0.5と2の間にある。この範囲 はkか1に近づくにつれて0に減少する。よって、緊密磁気結合の場合には、V sw(0)は常にVoより大である。
の時点においてスイッチを流れる電流が0に戻るまで閉成状態を継続する。時刻 t−0及びt−tlの間において、出力電流1o(t)は漸減し、かつキャパシ タ電圧Vc(1)は一定でありVOに等しい。時刻t1において、出力電流はO になり、出力ダイオードはブロックしエネルギ転送位相か始まる。既に述べた如 く、時刻t4は電流Isw(t)の第1ゼロクロス点(短サイクルモード)又は 第2ゼロクロス点(長サイクルモード)に対応する。ところで、ディスクリート な構成においてはインダクタの電流はインダクタの両端電圧にのみ依存していた が、磁気結合構成においては、巻線の電圧及び電流は他の巻線の電圧及び電流に 依存する。kが単位の値に近づくと、結合インダクタはより“変圧器らしく゛な り巻線の電圧及び電流の関係はVpri−aoVsec及びIpri−1sec /aの状態に近づく。磁気結合の効果についてはT−構成コンバータ(図18) であって双方向スイッチが閉成した状態を考えることによって検討することがで きる。もしに−0ならば、入力電源電圧が全て入力インダクタの両端に印加され 、入力電源電圧は出力インダクタの電圧又は電流に対してはなんらの影響を及ぼ さない。しかしながら、もし結合インダクタが緊密に磁気結合している場合、入 力電圧の一部(kが単位の値に近づくにつれてV i n / aに近づく)が 2次巻線に反映される。時刻t−0及びtlの間における出力電流の減少割合及 び時刻t1及びt4の間におけるキャパシタの変位ピークがこの反映された電圧 に依存する故、より大なる磁気結合(より大きな反映電圧)がtlの増大を招来 しかつキャパシタ両端の正弦波電圧変化のピークを減少を招来し、さらにこれら の効果は巻数比aが増大する(より小さい反映電圧)場合減少することが予測で きる。同様な分析が図17のし一構成コンバータにも適用できる。t−Qの時点 からt4の時点に至る間のコンバータの振舞いを予測するためには、入力電源と キャパシタの間の回路素子(例えば結合インダクタ、閉成スイッチ及び入力電圧 源)の全ての効果をテブナンの等価回路に集約することが有効である。よって、 図21は双方向スイッチを閉成させかつ関連する回路素子をテブナンの等価回路 モデルによって置換して1尋られる図17のし構成コンバータ(“L−等価回路 )の回路モデルを示している。また図22は双方向スイッチを閉成し関連する回 路素子をテブナンの等価回路モデルによって置換して得られる図18のT−構成 コンバータ(“T−等価°回路)の回路モデルを示している。これらの図におい て、結合インダクタ、入力電源、及び閉成したスイッチの効果は値VOCの等価 開放回路入力電源及び値Leqの等価インダクタンスに集約される。
これらの図においては、上記したVoc及びLeqの種々の場合における値を示 している。Leq及びCの値はエネルギ転送期間(tlないしt4の期間)の特 性時定数を画定し、VOC%VO及びLeqの値はt−0乃至t−tlの期間の 間の電1m1o(t)の減少割合を定める。これらの式を検証すれば、全ての場 合においてLeqの大きさは漏洩インダクタンスの値(ディスクリートなコンバ ータの場合集中インダクタンスの値)及びk及びaの値に一次の関係にて依存し ている。−次及び二次インダクタンスLpri及びLsecか漏洩インダクタン スの値に比較して非常に大きい場合(すなわちkが単位の値に近い緊密磁気結合 の場合)は、Leqは2・L12を越えることはできない。
t−0の時点でスイッチか閉成した時、出力電流l0(1)は減少を始める。も し、11 (0) = 1 o、(0) −1inであるならば、図21及び2 2を参照して、ここでIo(tl)=Oであり、 Leqの値か同しであるコンバータについては、VOCが増大するにつれてtl が増大する傾向にある。図21及び22を検証すれば、一般に結合が増大すれば Voeが増大し巻数比aの増大につれてVocは減少する。よってtlはkの増 大に伴って増大し、この効果はaの増大によって減少する。この期間におけるコ ンバータ入力電流11(1)の振舞いについては、t−0乃至t−tlの期間に おいてはディスクリート−し構成コンバータについては入力電流が減少し一方デ イスクリートーT構成においてはこの電流は増大することが明らかである。結合 −Lコンバータにおいて、入力電流もこの期間において減少する。しかしながら 、結合−Tコンバータにおいては、出力電圧が一次巻線に反映される度合が入力 電流の増加又は減少によって定まり、これはVOs V l nSa及びkの値 に依存している。図18において、結合−Tコンバータ入力電流は、k−a<V in/Voの場合、t−0及びt−tlの間において増大し一方で電流は減少す ることがわかる。
時刻t1においてエネルギ転送位相が始まる。時刻t1におけるキャパシタ電圧 Vc(tl)がVoに等しい故、図21及び22から明らかなように、エネルギ 転送期間(tllt<t4)におけるキャパシタ電圧は次式で表わされる。すな わち、 Vc(t)=\10(シ+(\: o−V ro・)・CO8(bア(、q・( +−tl)) (14)ここて、 よって、キャパシタ電圧はVOから始まってVOから2・ (Vo−Voc)た け低い値にまで変動する。Vocか増大する(kが増大し巻数比aが減少しVi nが増大する)場合には、変動ピーク値が減少する。磁気結合効果及び巻数比の 双方向スイッチを流れるtIi流についての影響に間し、図18のT−構成コン バータを検討することによって解析することができる。k−0について、キャパ シタ電流の全てがスイッチを流れる。しか17ながら、kが増大するとトランス 動作が生してキャパシタt?aの一部が結合インダクタの一次巻線を流れるia として反映される。kが単位の値に近づくと正弦波キャパシタ電流の一部1/a が入力f4Rに戻り、(a−1)/aが二次巻線及び双方向スイッチ内を流れる 。図17のコンバータについては、各々の分数が1/ (1+a)及びa/(1 +a)である。よって磁気結合度の増大はスイッチ1@流の正弦波成分のピーク 値の減少を招来し、巻数比の増大とともにその影響が減少する。図17ないし2 2を参照しかつ図10ないし13に用いられたパラメトリックな関係を用いてエ ネルギ転送期間におけるスイッチ電流の時間的変化を記述する等式が、均等結合 、緊密結合及びディスクリートな場合について、L及びT構成のコンバータにつ いて、図23及び24において与えられる。結合−Lコンバータについて、時刻 t −0及びt−t4の間における波形はディスクリート−し構成の図10及び 11に示されたものに近似している。しかしながう、結合−T構成のコンバータ については、入力電流11(t)の波形かこの期間において図12及び13に示 されたものとは異なる。なんとなれば、エネルギ転送位相の間に流れる正弦波キ ャパシタ電流の一部が結合インダクタの一次巻線に反映されるからである。よっ て、tl及びt4の間におけるディスクリ−17入力電流は直線的に増加する電 流であるが、結合−T入力電流の波形は直線的に増加する成分及び正弦波状の落 ち込みからなる。
ZCBコンバータの入力インダクタンスを流れる電流はサイクルの間中連続して いる(すなわちゼロに戻らない)と仮定している。ところが、入力電圧源及びコ ン/く一次出力電圧の値によればまた入力インダクタンスの有限値についてはこ の仮定かもはや意味をなさないような低い負荷が存在する。例えば、長サイクル モードにて動作する図7のディスクリ−1Lコンバータを考える(図11Bの波 形)入力インダクタ80を流れる電流は2つの値I wax及びll1inの間 を(はぼ)直線的(リニア)に変化する一方、Imax −1akinのピーク からピークへの変動は入力電源電圧V l n sコンバータ出力電圧■0及び 入力インダクタの値Llに依存している。もし、平均入力電流が(Imax−1 sin)/2より小となった場合入力電流は動作サイクルの一部に期間において 逆転しようする。この電流は出力ダイオードの中を逆に流れることはできない故 、第1キヤパシタ84(図7)は逆電流を供給し、このことは第1キヤパシタ及 び入力インダクタ及び入力電源の間を往復する共振エネルギ転送を招来する。同 様なシナリオが既に述べたディスクリート又は結合ZCBコンバータのいずれの 動作モードにおいても適用される。この状態は入力電源とZCBコンバータの入 力との間に入力単方向導電素子を配置することによって回避できる。例えば、図 25Aに示す如く、負荷に向う方向に電流を通過せしめる方向に配置された第2 ダイオード12がコンバータ入力に直列に配置できる。重要な応用において、Z CBコンバータへの入力電圧がAC電源を整流することによって得られる場合( 例えば、電力ファクタ補償プリレギュレータの場合)入力整流器(例えば図25 Bの114)はそれ自身が機能を達成できる。ディスクリートなコンバータ構成 において、入力単方向素子が対向しなければならない最悪の逆電圧はコンバータ 出力電圧Voに等しい。しかしながら、磁気結合構成においては、トランス作用 がより高い逆電圧を招来する。例えば、均等結合のし又はT−構成コンバータ( 図17.18)における双方向スイッチが、I 1 (0) −0のときターン オンしたとする。出力電圧Voは結合インダクタの二次巻線の両端に印加され値 a−に−voの電圧が一次巻線の両端に表れる。L−構成コンバータにおいては 、この電圧が出力電圧に加わって最悪の場合(V 1 n−0) 、入力単方向 導電素子の両端にVrev−Voe (1+a−k)に等しい逆電圧を招来する 。T−構成コンバータに関しては、Vrev−a−に−VOである。双方の場合 において、入力単方向導電素子の両端の逆電圧はキャパシタ電圧の減少(Lse cに等しい等価インダクタンスに向う)するとき正弦波的に減少し、入力単方向 導電素子はVrevがVin以下に減少したときに導通を始める。
入力単方向導電素子が用いられる場合入力電流は、動作サイクルの活性化期間に おいて不連続になる(0になる)。
例えば、図10及び11(ディスクリート−し構成)において、(例えばVin の増加及び/又は負荷の減少により)Iinが減少した場合、ある値以下のとき 入力電流がt−t2に先立って0に達する値が存在する。このことは結合〜L及 び結合−Tコンバータについても真実である。なんとなれば、記述した如く、磁 気結合がエネルギ転送サイクルの間に流れる正弦波電流の一部をして入力電源に 戻すように作用するからである。もし、11(t)がゼロになると、入力単方向 導電素子は導通を停止し、ZCBコンバータの特性時定数が値πfr丁Tττて にまで増大する。ディスクリート−しコンバータにおいてはLsec−Lに(図 7)であり、結合コンバータにおいてはLsecは結合インダクタの二次インダ クタンスである。図26に示した如く全体としての効果はエネルギ転送位相の期 間を増大させるものであり、従って動作サイクルの全体の長さを増大させる。図 26において、動作サイクルは11(0)−1inの状態で開始する。tlの時 刻においてエネルギ転送位相は始まるが、時刻tcにおける電流11(tc)は ゼロになる。時刻tc及びtdの間において入力電流はゼロにとどまり、従って 特性時定数の増大の故にISW及びVcの時間的変化は緩かになる。時刻t−t dにおいて、キャパシタ電圧はVconに減少し、その時点において単方向導電 素子の中を入力電流が順方向に流れることが再び可能となる。ディスクリート− しコンバータにおいては、Vcon−Vinであるが、均等結合−L及び均等結 合−丁コンバータにおいてはVc onはVin/(1+k)及びV i n  / kに各々等しい。ここで注意すべきは、動作サイクルの活性期間においては II(t)の不連続流は生じないということである。なんとなれば、入力電流は 双方向スイッチが閉成しているときは連続的に増大するからである。
従って、全体として、入力単方向導電素子を有するZCBコンバータは負荷(例 えば11 (0)Iin)が減少するにつれて以下のような振舞いを示す。すな わち、(a) 負荷がある値以下の時(Iinがある値の時)、入力電流か動作 サイクルの活性期間において不連続になる(図26に示している)。時刻t−t c及びt−tdの間においては入力インダクタンスにボルドーセカンド(電圧一 時間)プロセスか生じない故、しかも動作サイクルの活性期間の長さか増大して いる故、この効果はコンIく一部の動作周波数を更に減少させる(一定のVOの 場合)。
(b) 負荷がさらに減少すると、11及び工0は次の動作サイクルの始まる前 に一時的にゼロに減少する。動作サイクルは常にl1n=Oのときに開始し、時 刻t4及びt5は実質的に変化しない。入力及び出力電流は各サイクルにおいて ゼロから始まり、次の動作サイクルの前にゼロに戻るので、インダクタンスに伴 うボルドーセカンド動作はゼロである。出力電流は時刻t−t5に始まり、t6 において0になるほぼ台形状パルスの列である。よって出力電流の平均値は動作 周波数のみについての関数になり負荷が減少すれば、動作周波数が減少するので ある。
不連続動作の効果は長サイクルモードにおいて動作するときに最も明らかとなる 。既に示した如く、この動作モードにおいてはコンバータ入力電流が連続的であ るとき負荷に伴う動作周波数の変動は非常に小さい。しかし乍ら、コンバータの 負荷が減少するにつれて、不連続動作が動作サイクルの間に生ずることが始まり 、動作周波数の負荷に対する依存度がより強くなることが明らかである。負荷が さらに減少すると、Iinの値がゼロに減少し、動作周波数は負荷にほぼリニア に減少する。
他の実施例においては、本発明による結合ZCBコンバー・夕は既に述べた結合 ZCBコンバータの利点を示すように構成され得るが、更に、動作サイクルの活 性期間内におけるフォワード電力流特性を示すのである。これはコンバータの動 作周波数範囲を減少させるのみならず、入力単方向導電素子にかかる逆電圧の最 大値に制限を加える有利な効果を生ずる。いくつかのかかる実施例を図27Aな いし27Dに示している。図において、種々の実施例は図15Aないし15Dに おける対応部分と同じ構成を有するものの、図27の各コンバータは既に述べた 如き種類の入力単方向導電素子210とさらに追加的な順方向ダイオード212 を含む点において図15A乃至15Dの実施例とは異なる。
順方向ダイオード212の効果については、低負荷の図27Bの結合−Tコンバ ータの動作を考えることにより説明が出来る。上述した如く入力電流11(t) は動作サイクルの活性期間においてゼロになると仮定される。順方向ダイオード かない場合、入力単方向導電素子210は電流IfIt)における逆流を防止し 特性時定数は11(t)が再び順方向流れとなるまで増大することが示された。
ところが、このフォワードダイオードを配置することにより電流+1(t)の逆 流は阻止されず、コンバータ出力に導かれる。図28は図27Bのコンバータが 軽負荷にて動作するときの波形を示している。時刻t−0からt−treVの間 においては、電圧及び電流は図15Bのコンバータについて既に述べたのと同じ であり、入力単方向導電素子及び順方向ダイオードの接続点における電圧Vj  (t)はほぼVinに等しい。図22のテブナンの等価回路をこの時間において 適用する。t revの時刻において、入力電流工1 (t)はゼロになり、も し、k−a・Vc (t rev)>VOの場合、−次側に反映される電圧はV oより大であり、順方向ダイオードは電流を運ぶのである。よって、11 (t )はこの順方向ダイオードを通ってコンバータ出力に逆流するのである(図27 B及び28において、順方向ダイオード内を流れる電流がIf(t)として示さ れている)。電圧Vj (t)はVoに等しくなるまで増大し、コンバータはV Oに等しい“入力源°の動作を有効になす。
図22において、テブナンのオーブン回路の電圧は上昇する。なんとなればVO Cの式におけるVinO値が電圧VOによって置換されるからである。このこと は、キャパシタにおける負電圧の変動ピークを減少させ、入力単方向導電素子2 10にかかる最大逆電圧を(Vo−Vin)以下に制限する。均等結合の場合、 軽負荷においては、このキャパシタ電圧における変動ピークは略2・ (Vo− Vo・k/a)である。もし、a / kが2であるならば(例えばaが2より 大であればそうなる)、変動ピークはほぼ■0であり、キャパシタ電圧はゼロV に減少せんとする(結合−Lコンバータ(図27A)においてはaが1より大で あるならば、同様なことが言える)。−次巻線電流11(t)の逆流か生ずる故 、コンバータの特性時定数においてはなんらの変化はない。順方向ダイオードの 電流が、時刻tpにおいてセロになり順方向電流XI(t)が再び入力単方向導 電素子内を流れる。電圧Vj(tp)は再びVinに等しくなる。コンバータ負 荷が減少するとIinが減少し、順方向ダイオードを流れる電流パルスの幅(t p−treV)は増大する。完全な不連続状態の下(Iin−0)では、このパ ルス幅は特性時定数に近づく。負荷か増大するとこのパルス幅は減少し、負荷が ある値より大きい時ゼロになる。なんとなれば電流11(t)が入力単方向導電 素子210の中を連続的に流れるからである。順方向ダイオード212か不活性 状態にあるとき、同じ素子の値であるとすれば、図27のコンバータの動作は図 15の対応する動作に等しくなる。
図27に示した如く、ZCBコンバータに順方向ダイオードを設けて動作サイク ルの活性期間内にフォワード方向の工冬ルギ転送をなす構成を設けることにより 、以下の効果を得ることができる。
(a) 軽負荷時の動作周波数が増大する。順方向ダイオードを含まないZCB コンバータにおいては、コンバータ出力へのエネルギ転送は動作サイクルの活性 期間か終了(7キヤパシタ電圧か再びVOに増大した後にのみ生ずる。
さらに、負荷が減少するにつれて特性時定数の変動か動作サイクルの活性期間の 長さを増大させる。この2つの効果により所望の大きさのエネルギの転送に必要 とされる期間の長さが増大する故、順方向ダイオードを含まないZCBコンバー タの軽負荷時の動作周波数は等価なコンバータの動作周波数より低くなる。
(b) 入力単方向導電素子210及び順方向ダイオード212の接続点におけ る電圧はコンバータ出力電圧Voを越えることができない故、単方向導電素子の 逆電圧定格が制限される。例えば、巻数比a〉1を有し緊密結合したインダクタ を有する図15Aの結合−Lコンバータを考える。
不連続動作中(すなわち無負荷あるいは軽負荷のとき)、入力単方向導電素子及 び結合インダクタの一次巻線の接続点における電圧は(1+a) ・■0のピー クに上昇する。
ところが、順方向ダイオード(図27A)を備えた場合この電圧はVOを越える ことはできない。
上記した動作原理によって動作する本発明による昇圧ゼロ電流スイッチングパワ ーコンバータの可能な実施例は多数存在する。全体として、本発明によるZCB コンバータは以下の如き特徴を有する。すなわち、(a) 磁気的回路、スイッ チ、キャパシタ、スイッチコントローラ及び出力単方向導電素子を有すること。
(b) 該スイッチは入力電源及び磁気的回路の一部の双方に直列接続されてい ること。
(C) 該キャパシタは磁気的回路の一部及び該スイッチに直列に接続され、キ ャパシタと該磁気的回路はスイツチが閉成した後にスイッチを流れる正弦波電流 の上昇及び下降の特性時定数を定める。
(d) 出力単方向導電素子は磁気的回路及び電圧シンク負荷(充電キャパシタ が並列接続した負荷)の間を接続し、負荷に向う方向にのみ電流を流す極性を有 する。
(e) スイッチはゼロ電流においてターンオン及びターンオフし、ターンオン 時間は負荷の両端電圧の入力電圧に対する比を1より大とするように制御される 。
スイッチが閉成した後、キャパシタ電圧はコンバータ入力電圧より大なる第1の 値からコンバータ入力電圧より小なる第2の値に正弦波的に減少する(スイッチ 電流と同じ特性時定数によって)。そして、このキャパシタ電圧がスイッチが開 放した後に第1の値に戻る。よって、例えば、図15Hの2つの結合インダクタ 及び3つのディスクリートなインダクタを含むコンバータ(スイッチコントロー ラ ゛は存在するが図示していない)が、ZCBコンバータの他の可能な実施例 である。図29A及び29Bは2つの他の可能な実施例を示している。図29A において、出力ダイオード262は結合インダクタ252の二次側のタップ及び 負荷の間に接続されている。
図示したコンバータにおいては、変圧器動作が、スイッチのオフ及びダイオード の導通状態の時、キャパシタ電圧をしてVOより大なる値に上昇せしめる。図2 9Aのコンバータの変形実施例においては、入力電源とスイッチとの間に接続さ れた結合インダクタの部分がディスクリートなインダクタに置換され、図示した 如く、スイッチとキャバーシタとの間に接続されたインダクタンスはタップを有 するインダクタであり、ダイオード及びキャパシタが図示した如く接続している 。図29Bの実施例においては、出力ダイオードが結合インダクタのタップに接 続されている。結合インダクタ、ディスクリートなインダクタ及びタップを有す る結合インダクタの組み合わせを含み上記した動作原理に従って動作するような 他の多くの実施例が考えられる。
図4A及び4Bの電流転換スイッチ及び図7乃至29の種々のZCBコンバータ に含まれる2端子スイツチの動作条件は動作モードによって異なる。短サイクル モードにおいては、スイッチ電流は常に一方向であるが、このスイッチはそれが ターンオフしたとき(図5D、10D及び12Dにおける時刻t4)の負の電圧 に耐えなければならない。
長サイクルモードにおいては、スイッチは負の電圧に対抗する必要はないが、動 作サイクルの部分(例えば図6B。
11B及び13B)の間において負の電流を運ばなければならない。実際上、半 導体スイッチは、通常、双方向電圧には耐えられずあるいは双方向電流を効率的 に運ぶことはできない。図30Aは長サイクルモードにおいて動作するZCBコ ンバータに用いられうる2端子スイツチ118の実施例を示している。図におい て、単極性スイッチ120はこれかオフのとき、ある動作においてスイッチの両 端に現れるピーク電圧に等しいか又はそれ以上の正の電圧Vswに対抗できかつ 、スイッチがオンのとき、矢印で示した方向の単方向電流1swを運ぶことがで きる単極性素子である。
電aI sの負の値は第1ダイオード+20によって運ばれ、この第1ダイオー ドは単極性スイッチの能力に耐え得る電圧以上の電圧定格を有する。図31Aは 短サイクルモードにおいて動作するZCBコンバータに用いられる2端子スイツ チ124の実施例を示している。図においてこの単極性スイッチはスイッチがオ フのとき、与えられた動作の中でスイッチの両端に現れる電圧以上の正の電圧V swに対抗することができ、且、スイッチがオンのとき矢印で示した方向の単方 向電流1swを運ぶことができる単極性素子である。ゼロ電流において単極性ス イッチ126がターンオフしたとき、電圧V5wの負の値はダイオード128に よって阻止される。通常、ダイオード122及び128は早いリカバリーができ る素子である。双方の実施例において単極性スイッチは、例えば電界効果トラン ジスタ(FET)、バイポーラトランジスタ、又は絶縁ゲートバイポーラトラン ジスタ(IGBT)であり、これ等の素子はそれらのロス及び駆動条件(例えば 、回路の複雑さ及び素子をターンオンオフさせることに伴うロス)において比較 される。バイポーラトランジスタにおける導電ロス(スイッチがオンのときの期 間におけるVsw−Isロス)はIswの平均値にほぼ比例しく素子かオンのと き“定電圧°スイッチであるとする)、シかしながら、この素子は複雑な駆動回 路を必要とする。なんとなればこの素子をターンオン及びオフさせるためにはか なりの大きさのベース電流の流れを制御する必要があるからである。一般に、駆 動条件はバイポーラトランジスタをスイッチの選択としては良くない選択である とする。FETをオンオフ駆動することはより単純である。なんとなればFET をターンオン・オフすることはこの素子のゲート容量を二つの電圧レベルの間に おいて充放電するからである。しかしながらFETにおける導通ロスはFETに おけるrms電流の平方に比例する(この場合、素子のオンのときの抵抗はほぼ 一定とする)。従来例のコンバータにおいては、スイッチ遷移時間を最少にする ことがスイッチングロスを最少とする重大な要素である。この条件はZCBコン バータにおいてはより緩和されている。
よって、ZCBコンバータにおけるFETの駆動回路は従来例のコンバータにお けるより単純である。なんとなれば、ゲート容量の急速な充放電に伴う電流のピ ーク値が低減されているからである。バイポーラトランジスタと同様な導電ロス を育しかつFETと同様な駆動条件を有するIGBTは従来のコンバータにおい ては低い動作周波数の場合(すなわち低い電力密度)を除いて殆ど用いることが できなかった。なんとなればIGBTはFETに比較してより遷移時間が遅いか らである。しかしながらZCBコンバータにおいてはIGBTの緩やかな遷移時 間はあまり重要ではなく、低い導電ロスの利点及び駆動回路の簡単さがより有利 となる。図30Bは図3OAの2端子スイツチl18の実施例130を示してい る。図30Bにおいては、FET 132が単極性スイッチとして用いられてい る。この図においては、第2ダイオード134がFETに直列に接続されて、負 の電流Isか第1ダイオード136によって運ばれることを確実にしかつFET に本来的に含まれるダイオードにこの負電流か流れないようにしている(FET に含まれるダイオード(ボディーダイオード)は本質的に緩やかな逆リカバリー 特性を有している)。図30Cは図30Aのスイッチの実施例を示し、ここでは 、IGBTが単極性スイッチ140として用いられている。図31B及び31C は図31Aの2端子スイツチの実施例であり、各々FET及びIGBTを用いて いる。
実際の用途において、入力電源電圧及びコンバータ負荷が変化しても、ZCBコ ンバータの出力電圧をある所定位置に維持することが望まれる。VoO値は固定 にされるか又は所定の方法によって変化せしめられる(米国特許出願第07/6 42.232号、1991年1月16日出願を参照)。ZCBコンバータの出力 電圧を制御する方法が図32に示されている。この図において、ZCBコンバー タ142は図7または8に示されたタイプのものであり、長又は短サイクル動作 モードで動作し、電圧Vinの入力電源から電力を受けとって、Vinより大な るVOの出力電圧にて負荷47に電力を供給する。出力電圧Voの所望の値を示 す第1信号Vrefかエラー増幅器144に供給され、このエラー増幅器はコン バータ出力電圧VOに比例する第2信号V−K・Voutを受けとる。信号V1 が分圧回路146によってエラー増幅器に供給される。もし信号■1がVref より大であるならば、エラー増幅器の出力は減少し、もし信号V1がVrefよ り小ならばエラー増幅器の出力は増大する。
エラー増幅器の出力は可変周波数コントローラ148に供給される。エラー増幅 器の出力が増大すると、スイッチコントローラ152に供給されるVfがコンバ ータ動作サイクルが始まる頻度を増大させる。すなわちコンバータ動作周波数を 増大させる。このようにして、コンバータ動作周波数は自動的に調整されて、負 荷及び入力電圧が変化してもVout−Vref/Kが維持される。
スイッチコントローラ(図4A及びBの41.43;図32の150)を実現す る種々の方法がある。斯かるスイッチコトローラの詳細が図33に示されており 、この図はスイッチコトローラ41、スイッチ40及びスイッチ401;直列接 続した電流トランス200からなるZCスイッチの一部を示している。図示した ごとく、信号INITは時刻を一部においてハイとなってセット−リセットフリ ップフロップ270の出力VQをハイとする。このフリップフロップの出力VQ はS入力にハイレベル信号が供給されたときハイとなりR入力端子にハイレベル 信号か供給されたときにローとなる。信号VQはスイッチドライバ210に供給 されて、スイッチドライバ21OはVQがハイの時スイッチ40を閉成せしめる 。スイッチの開成によってスイッチ電流I5wか流れ始め、トランス作用よりこ の電流の一部が電流トランス200の右側に接続された信号ダイオード230の 中を流れる。電流トランス200は巻数比N2/Nlでありこれは1より大であ る。ダイオード電圧Vlが比較回路240の一方の入力に供給される。例えば0 .IVの式1電圧■tが比較回路240の他の入力に供給される。VlがVt以 上になると、比較回路の出力はローの状態になる。スイッチ電流1swか、時刻 tにおいて0に戻ると、ダイオードを流れる電流が減少して電圧VlはVt以下 になる。このことが比較回路240の出力をハイ状態に反転させてキヤパシタ2 50及び抵抗260を介して高電圧パルスVRがフリップフロップ270のR入 力に供給される。このパルスはフリップフロップをリセットしてVQがローとな ってスイッチ40かターンオフする。既に述べたごとく図33のスイッチコトロ ーラはスイッチがターンオンした後に電流か0に戻る最初の時点でスイッチを解 放するようになっている。
よって図33の回路構成は短サイクル動作モードに適している。スイッチコトロ ーラは単に電流トランスの巻方向を逆転させることによって長サイクルモードに 適用せしめられ得る(図34に示すごとく)。図34に示した巻方向によってス イッチはスイッチが一部ターンオンした後に2度目に電流が0となる時に解放せ しめられる。
他の実施例は以下の特許請求の範囲の中にある。
N (従来例) 図3A 図3B 図3C 図4A 図4B スイッチ制御l信号 図9 < CQ (1) ロ 1.、 f!。
図14 図15A 図15B 図15C図15I) □ 1次巻線 □ 2次巻線 均等結合 図17 図工8 図19 図20 図25A 図258 図26B 図27 A。
図278 図27C 図27 I) 図28E 図29 、A 図298 O○ 図33 図34 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.入力電流源から出力電圧シンクへの電力転送を制御するスイッチング装置で あって、 オン又はオフして前記入力電源から前記出力電圧シンクへの電流供給を許容又は 禁止するスイッチと,前記スイッチに前記スイッチがターンオンした後に前記ス イッチの中を流れる時間的変化の特性時間スケールを画定する回路素子と、 前記スイッチを流れる電流が0になる毎に前記スイッチをターンオン及びターン オフさせて、前記出力電圧シンクの両端電圧の前記入力電源の両端電圧の平均値 に対する比を制御して前記比が1以上となるように前記ターンオン時間を制御す るスイッチコントローラと、前記スイッチが解放された後に前記出力電圧シンク への電流を許容し且つ前記出力電圧シンクから前記入力電源に向けて逆電流が流 れるのを防止する単方向導電素子と、からなることを特徴とするスイッチング装 置。 2.請求項1記載の装置であって、前記回路素子がインダクタ及びキャパシタを 含むことを特徴とする装置。 3.請求項2記載の装置であって、前記インダクタ及び前記スイッチは直列回路 を形成し、前記入力電源及び前記キャパシタは前記直列回路に並列に接続されて いることを特徴とする装置。 4.請求項2記載の装置であって、前記スイッチは前記電流源に直列に接続され 、前記インダクタ及びキャパシタは前記スイッチに並列な直列回路を形成してい ることを特徴としている装置。 5.入力電流源から出力電圧シンクへの電力転送を制御するスイッチング装置で あって、 スイッチと、前記スイッチに直列に接続されて前記入力電流源に並列な直列回路 を形成する値L1の第1インダクタンスと、 前記入力電流源に並列接続されて値Cの第1キャパシタと、 前記入力電流源及び前記出力電圧シンクの間に接続されて前記スイッチの解放の 後前記入力電流源から前記電圧シンクへ電流を通過させる極性を有する第1単方 向導電素子と、前記スイッチを流れる電流が0のとき前記スイッチをターンオン 及びターンオフさせるスイッチコトローラと、からなり、 前記第1インダクタンス及び前記第1キャパシタは前記スイッチのターンオンの 後に流れるスイッチ電流の正弦波成分の特性時間スケールTc=pi・sqrt (L1・C)を画定し、前記電圧シンクの両端の電圧の前記入力電流源の両端電 圧の平均値に対する比が前記ターンオン時間の開始の割合を調整することによっ て1以上になるように変化せしめられることを特徴とする装置。 6.入力電流源から電圧シンクへの電力転送を制御するスイッチング装置であっ て、 スイッチと、 値L1を有し値Cを有する第1キャパシタに直列接続し前記入力電流源に並列な 直列回路を形成する第1インダクタンスと、前記負荷に直列接続して前記第1キ ャパシタに並列な直列回路を形成し、前記スイッチが解放した後に前記入力電流 源から前記負荷への電流を通過させる極性の第1単方向導電素子と、 前記スイッチを流れる電流が0のとき前記スイッチをターンオン及びターンオフ させるスイッチコントローラと、からなり、 前記第1インダクタンス及び前記第1キャパシタは前記スイッチがターンオンし た後に流れるスイッチ電流の正弦波成分の特性時間スケールTc=pi・sqr t(L1・C)を画定し、前記入力電流源の両端電圧の平均値に対する前記電圧 シンクの両端電圧の比が前記ターンオン時間の開始時点の頻度を調整することに より1以上となっていることを特徴とする装置。 7.請求項1、5又は6記載の装置であって、前記スイッチコントローラは前記 スイッチがターンオンした後に前記スイッチを流れる電流が最初に0になったと きに前記スイッチをターンオフさせるようになされていることを特徴とする装置 。 8.請求項1、5又は6記載の装置であって、前記スイッチコントローラは前記 スイッチがターンオンした後に前記スイッチを流れる電流が2度目に0になった ときに前記スイッチをターンオフさせるようになされていることを特徴とする装 置。 9.入力電圧源から負荷に前記入力電圧源の電圧より大なる負荷電圧にて電力を 転送をする昇圧パワーコンバータ装置であって、 入力インダクタンスと前記電圧源に直列接続したスイッチング回路とからなり、 前記スイッチング回路は、前記スイッチがオフ又はオンの時前記入力電圧源から 前記負荷への電流供給を許容又は禁止するスイッチと、前記スイッチに接続され て、前記スイッチがターンオンした後に前記スイッチに流れる電流の時間的変化 の特性時間スケールを画定する回路素子と、 前記スイッチを流れる電流が0のとき前記スイッチをターンオン及びターンオフ させて、前記負荷の両端電圧の前記入力電圧源の両端電圧の平均値に対する比を 1以上とするように前記ターンオン時間を制御するスイッチコントローラと、 前記スイッチが解放された後に前記負荷に電流が供給されることを許容し且つ前 記負荷から前記入力電圧源に向って逆電流が流れることを禁止する極性を有する 単方向導電素子と、からなることを特徴とする装置。 10.請求項9記載の装置であって、前記回路素子はインダクタ及びキャパシタ からなることを特徴とする装置。 11.請求項10記載の装置であって、前記インダクタ及び前記スイッチは直列 回路を形成し、前記キャパシタは前記直列回路に並列接続されていることを特徴 とする装置。 12.請求項10記載の装置であって、前記インダクタ及び前記キャパシタは前 記スイッチに並列接続された直列回路を形成することを特徴とする装置。 13.入力電圧源から負荷に向かって前記入力電圧より大なる負荷電圧にて電力 を転送する昇圧パワーコンバータ装置であって、 磁気的回路と、 前記電圧源及び前記磁気的回路の一部に直列接続したスイッチと、 前記スイッチと前記入力電圧源の接続点と前記磁気的回路との間に接続された第 1キャパシタであって、前記磁気的回路の一部を前記キャパシタ及びスイッチに 直列接続せしめ、前記磁気的回路と協働して前記スイッチが閉成した後に流れる スイッチ電流の正弦波成分の時間的変化の特性時定数を画定する第1キャパシタ と、 前記スイッチを流れる電流が0のときに前記スイッチをターンオン及びターンオ フさせて、前記負荷の両端電圧の前記入力電圧源の両端電圧の平均値に対する比 を1以上に制御するようにターンオン時間を制御するスイッチコントローラと、 前記磁気的回路及び前記負荷の間に接続されて前記負荷の方向に電流を流す方向 に極性が向けられた第1単方向導電素子と、からなることを特徴とする装置。 14.請求項13記載の装置であって、前記磁気的回路は、入力端子、出力端子 及びシャント端子を有し、前記入力電圧源は前記入力端子に接続され、前記スイ ッチは前記シャント端子に接続され、前記第1キャパシタ及び前記第1単方向導 電素子は前記出力端子に接続されていることを特徴とする装置。 15.請求項14記載の装置であって、前記磁気的回路は、前記入力端子及び前 記シャント端子の間に接続した第1ディスクリートコンダクタと、前記シャント 端子及び前記出力端子の間に接続された第2ディスクリートインダクタとからな ることを特徴とする装置。 16.請求項14記載の装置であって、前記磁気的回路は前記入力端子及び前記 出力端子の間に接続された第1ディスクリートインダクタと、前記シャント端子 及び前記出力端子の間に接続された第2ディスクリートインダクタとからなるこ とを特徴とする装置。 17.請求項14記載の装置であって、前記磁気的回路は第1巻線及び第2巻線 を有する結合インダクタからなり、前記第1巻線は前記入力端子及び前記シャン ト端子の間に接続され、前記第2巻線は前記シャント端子及び前記出力端子の間 に接続され、前記巻線の巻き方向は前記入力端子及び前記シャント端子の間に正 の電圧が印加されたとき前記出力端子及び前記シャント端子の間に正の電圧が現 れるようになされていることを特徴とする装置。 18.請求項14記載の装置であって、前記磁気的回路は第1巻線及び第2巻線 からなる結合インダクタからなり、前記第1巻線は前記入力端子及び前記出力端 子の間に接続され、前記第2巻線は前記シャント端子及び前記出力端子の間に接 続され、両巻線の巻き方向は前記入力端子及び前記出力端子の間に正の電圧が印 加されたとき前記出力端子及び前記シャント端子の間に正の電圧が誘起されるよ うになされていることを特徴とする装置。 19.請求項17記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、前記第1巻線 に直列接続したディスクリートインダクタを含むことを特徴とする装置。 20.請求項17記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、前記第2巻線 に直列接続したディスクリートインダクタを有することを特徴とする装置。 21.請求項18記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、前記第1巻線 に直列接続されたディスクリートなインダクタを有することを特徴とする装置。 22.請求項18記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、前記第2巻線 に直列接続したディスクリートなインダクタを有することを特徴とする装置。 23.請求項18記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、第3巻線及び 第4巻線を有する第2結合インダクタからなり、前記第3巻線は前記第1巻線に 直列であり前記入力端子に接続され、前記第4巻線は前記第1及び第2巻線の接 続点と前記出力端子との間に接続されていることを特徴とする装置。 24.請求項23記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、前記第3巻線 に直列接続されたディスクリートなインダクタを有することを特徴とする装置。 25.請求項23記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、前記第4巻線 に直列接続されたディスクリートなインダクタを有することを特徴とする装置。 26.請求項23記載の装置であって、前記磁気的回路は、更に、前記第2巻線 に直列接続されたディスクリートなインダクタを有することを特徴とする装置。 27.入力電圧源から電圧シンク負荷に前記入力電圧源の電圧より大なる負荷電 圧にて電力を転送する昇圧パワーコンバータ装置であって、値Lの入力インダク タンスと、前記入力電圧源に直列接続されたスイッチングと、からなり、前記ス イッチング回路は、 値L1の第1インダクタンスに直列接続されて、前記入力インダクタ及び前記入 力電圧源に直列な直列回路を形成するスイッチと、 値Cを有し前記スイッチ及び前記第1インダクタによって形成される直列回路に 並列接続された第1キャパシタと、前記負荷と前記入力インダクタンス及び前記 スイッチング回路の接続点との間に接続されて前記スイッチが解放された後に前 記入力電圧源から前記負荷に電流を通過せしめる極性を有する第1単方向導電素 子と、前記スイッチを流れる電流が0になったときに前記スイッチをターンオン 及びターンオフさせるスイッチコントローラと、からなり、 前記第1インダクタンス、前記入力インダクタンス及び前記第1キャパシタは、 前記スイッチがターンオンした後に流れるスイッチ電流の正弦波成分の時間的変 化の特性時間スケールTc=pi・sqrt(Lp・C)(ここでLp=(L1 ・L2)/(L1+L2))を画定して、前記入力電圧源の両端電圧の平均値に 対する負荷の両端電圧の比を1以上にするように前記ターンオン時間の開始の頻 度を調整していることを特徴している装置。 28.入力電圧源から電圧シンク負荷に前記入力電圧源の電圧より大なる負荷電 圧にて電力を転送する昇圧コンバータ装置であって、 値Lの入力インダクタンスと、前記入力電圧源に直列接続したスイッチング回路 とからなり、前記スイッチング回路は、 スイッチと、 値Cの第1キャパシタに直列接続されて値L1を有し、前記スイッチに並列接続 される直列回路を形成する第1インダクタンスと、 前記負荷と前記第1インダクタンス及び前記第1キャパシタの接続点との間に接 続されて、前記スイッチが解放された後に前記入力電圧源から前記負荷に電流を 通過させる極性を有する第1単方向素子と、前記スイッチを流れる電流が0の時 前記スイッチをターンオン及びターンオフさせるスイッチコントローラと、から なり、前記第1インダクタンス及び前記第1キャパシタは、前記スイッチがター ンオンした後に流れるスイッチ電流の正弦波成分の時間的変化の特性時間スケー ルTc=pi・sqrt(L1・C)を画定して、前記負荷の両端電圧の前記入 力電圧源の両端電圧の平均値に対する比を1以上とするように前記ターンオン時 間を開始する頻度を変化させることを特徴とする装置。 29.入力電圧源から電圧シンクに前記入力電圧源の電圧より大なる負荷電圧に て電力を転送する昇圧パワーコンバータ装置であって、 スイッチと、巻数N2を有する第2巻線に直列接続した巻数N1を有する第1巻 線を有し、前記第1及び第2巻線の巻方向が前記第1巻線の両端電圧が前記第1 巻線の両端電圧に加算される電圧が前記第2巻線の両端に誘起されるようになっ ている結合インダクタであって、前記第1巻線は前記入力電圧源に接続され、前 記両巻線は、前記入力電圧源及び前記スイッチに直列され、その巻数比a=N1 /N2であり、第1巻線の全インダクタスはLpriであり、第2巻線の全イン ダクタンスはLsecであり、第1及び第2巻線のインダクタンスは各々L11 及びL12であり、磁化インダクタンスはLmであり、Lpri=Lm+L11 及びLsec=L12+Lm/a2となる結合インダクタと、 前記第1巻線及び前記第2巻線の接続点と前記入力電圧源及び前記スイッチの接 続点との接続されて値Cを有する第1キャパシタと、 前記負荷と前記第1巻線及び前記第2巻線の接続点との間に接続されて、前記ス イッチの解放された後に前記入力電圧源から前記負荷に電流を通過せしめる極性 を有する第1単方向導電素子と、 前記スイッチを流れる電流が0になった時前記スイッチをターンオン及びターン オフさせるスイッチコントローラと、からなり、 前記結合インダクタ及び前記第1キャパシタは、前記スイッチのターンオンの後 に流れるスイッチ電流の制限は成分の時間的変化に対する特性時間スケールを画 定して、前記負荷の両端電圧の前記入力電圧源の両端電圧の平均値に対する比が 1以上となるように前記ターンオン時間の開始の頻度を変化させるようになって おり、前記特性時間スケールが次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ となっていることを特徴とする装置。 30.入力電圧源から電圧シンク負荷に前記入力電圧源の電圧より大なる負荷電 圧にて電力を転送する昇圧パワーコンバータ装置であって、 値Cを有する第1キャパシタと、 巻数N2の第巻線に直列接続されて巻数N1を有する第1巻線を有し、前記第1 及び第2巻線の巻方向が前記第1巻線に印加される電圧とは反対向きの電圧を前 記第2巻線に誘起する結合インダクタであって、前記第1巻線が前記入力電圧源 に接続され、前記両巻線が、前記入力電圧源及び前記第1キャパシタに接続され 、卷数比a=N1/N2、第1巻線の全インダクタンスがLpriであり、前記 第2巻線の全インダクタンスがLsecであり、前記1及び第2巻線の漏洩イン ダクタンスがL11及びL12であり磁化インダクタンスがLmであり、Lpr i=Lm+L11及びLsec=L12+Lm/a2となっている結合インダク タと、 前記第1巻線及び前記第2巻線の接続点と前記入力電圧源及び前記第1キャパシ タの接続点との間に接続されたスイッチと、 前記負荷と前記第2巻線及び第1キャパシタの接続点との間に接続されて、前記 スイッチが解放された後前記入力電圧源から前記負荷に電流を通過せしめる極性 の第1単方向導電素子と、前記スイッチを流れる電流が0になる時に前記スイッ チをターンオン及びターンオフさせるスイッチコントローラと、からなり、 前記第1インダクタンス及び前記キャパシタが、前記スイッチのターンオンの後 に流れるスイッチ電流の正弦波成分の時間的変化の特性時間スケールを画定し、 前記負荷の両端電圧の前記入力電圧源の両端電圧の平均値に対する比が1以上と なるように前記ターンオン時間の開始の頻度を調整するようになっており、前記 特性時間スケールが次式▲数式、化学式、表等があります▼ となることを特徴とする装置。 31.請求項13ないし30記載の昇圧パワーコンバータ装置であって、更に前 記入力電圧源及び前記昇圧コンバータ装置の間に直列接続された第2単方向導電 素子を有することを特徴とする装置。 33.請求項13乃至30記載の昇圧パワーコンバータ装置であって前記入力電 源が交流電源であって更に、前記交流電源と前記昇圧パワーコンバータ装置の間 に接続された全波整流回路を有することを特徴とする装置。 33.請求項31記載の装置であって、前記昇圧パワーコンバータ装置の入力と 前記負荷との間に接続された第3単方向導電素子を更に有し、前記第3車方向導 電素子は前記第2単方向導電素子によって阻止される前記入力電源に向かう電流 を前記負荷の方向に導通せしめることを特徴とする装置。 34.請求項32記載の装置であって、前記昇圧パワーコンバータ装置の入力及 び前記負荷との間に接続された第3単方向導電素子を更に有し、前記第3単方向 装置は前記昇圧パワーコンバータ装置の入力から前記入力電源の方向に流れかつ 前記第2単方向導電素子によって前記入力電源に流れ込むことを禁止された電流 を前記負荷に向けて通過せしめる極性を有することを特徴とする装置。 35.請求項13乃至30記載の装置であって、前記スイッチコントローラは、 前記スイッチがターンオンした後に、前記スイッチを流れる亀流が最初にゼロに 戻ったときに前記スイッチをターンオフさせるようになっていることを特徴とす る装置。 36.請求項13乃至30記載の装置であって、前記スイッチコントローラは前 記スイッチがターンオンした後に前記スイッチを流れる電流が2度目にゼロに戻 ったときに前記スイッチをターンオフさせるようになっていることを特徴とする 装置。 37.請求項13乃至30記載の装置であって、前記負荷に並列な出力キャパシ タを更に有し、前記出力キャパシタの容量は前記負荷に供給される出力電流の時 間的変化を平滑するに十分に大きく、コンバータの出力電圧がほぼ直流であるこ とを特徴とする装置。 38.請求項13乃至30記載の装置であって、負荷における出力電圧に応答し てスイッチのターンオン時間の周波数を変化せしめる出力電圧コントローラを更 に有することを特徴とする装置。 39.請求項32記載の装置であって、負荷における出力電圧に応答して前記ス イッチのターンオン時間の周波数を制御する出力電圧コントローラを更に有する ことを特徴とする装置。 40.請求項38記載の装置であって、前記出力電圧コントローラは、 前記コンバータ装置の出力電圧の所望値を示す基準信号と、前記コンバータ装置 の実際の出力電圧を示す第2信号を生成する分圧回路と、前記基準信号と前記第 2信号とを比較して前記コンバータ出力電圧の所望値と前記実際のコンバータ出 力電圧との差を示す出力を生成するエラー増幅器と、前記エラー増幅器の出力を 受けて、スイッチターンオン時間の開始頻度を示して前記実際の出力電圧をコン バータ出力電圧の前記所望値に等しくするような第3信号を前記スイッチコント ローラに供給する可変周波数制御回路と、からなることを特徴とする装置。 41.請求項39記載の装置であって、前記出力電圧コントローラは電力ファク タプリレギュレータコントローラであり、前記電力ファクタプリレギュレータコ ントローラは前記昇圧パワーコンバータに流れ込む入力電流を前記交流電源の時 間変化波形に追従せしめつつ、前記出力電圧を前記交流電源による電圧のピーク 値及び前記負荷の最小動作電圧以上に維持することを特徴とする装置。 42.電流源から電圧シンクへの電力転送を制御する方法であって、スイッチを 流れる電流がゼロの時前記スイッチをターンオフ及びターンオンさせることによ り前記電流源から前記電圧シンクへの電流の流れを交互に許容又は禁止し、前記 ターンオン時間を前記入力電流源の両端電圧の平均値に対する前記電圧シンクの 両端電圧の比を1以上となるように制御する手段として調整することを特徴とす る方法。 43.請求項42記載の方法であって、ゼロ電流の時のスイッチのターンオンの 開始から電流がゼロとなってスイッチがターンオフする終端までの時間における スイッチを流れる電流の時間変化の特性時間スケールを画定する回路素子を前記 スイッチに接続することを含む方法。 44.請求項42記載の方法であって、前記スイッチがターンオンした後に前記 スイッチを流れる電流が最初にゼロになった時に前記スイッチをターンオフさせ る行程を更に有することを特徴とする方法。 45.請求項42記載の方法であって、前記スイッチがターンオンした後に前記 スイッチを流れる電流が2度目にゼロになったときに前記スイッチをターンオフ させる行程を更に含むことを特徴とする方法。 46.請求項1,5,6,9,13,27,28,29又は30記載の装置であ って、前記スイッチはオンのとき双方向電流を運ぶことができかつオフのとき単 極性電圧に耐えることができる双方向2端子スイッチを含み、前記双方向2端子 スイッチは、 ターンオフの時、単極性電圧に耐えることができる単極性スイッチであって、前 記スイッチに対して正及び負の極性を画定し、ターンオンのとき前記正及び負の 極性の間に単極性電流を運ぶことができる単極性スイッチと、前記単極性スイッ チに並列接続して、前記単極性スイッチによって運ばれ得る電流とは反対の方向 の電流を流すような極性になされた第1単方向導電素子と、からなることを特徴 とする装置。 47.請求項1,5,6,9,13,27,28,29又は30記載の装置であ って、前記スイッチはオン状態のとき単極性電流を運ぶことができ且オフ状態の とき単極性電圧に耐えることができる双方向2端子スイッチを有し、双方向2端 子スイッチは、 ターンオフのとき単極性電圧に対向することができ且つ前記スイッチに対して正 及び負極性を画定し、ターンオンのとき前記正及び負極性の間に単極性電流を流 すことができる単極性スイッチと、前記単極性スイッチに直列接続して、前記単 極性スイッチと同じ方向に電流を通過せしめる第1単方向導電素子と、からなる ことを特徴とする装置。 48.請求項46記載の装置であって、前記単極性スイッチはバイポーラトラン ジスタからなることを特徴とする装置。 49.請求項47記載の装置であって、前記単極性スイッチはバイポーラトラン ジスタからなることを特徴とする装置。 50.請求項46記載の装置であって、前記単極性スイッチは電界効果トランジ スタからなることを特徴とする装置。 51.請求項47記載の装置であって、前記単極性スイッチは電界効果トランジ スタからなることを特徴とする装置。 52.請求項46記載の装置であって、前記単極性スイッチは絶縁ゲートバイポ ーラトランジスタからなることを特徴とする装置。 53.請求項47記載の装置であって、前記単極性スイッチは絶縁ゲートバイポ ーラトランジスタからなることを特徴とする装置。 54.請求項46記載の装置であって、前記単極性スイッチは、第2単方向導電 素子に直列な電界効果トランジスタからなり、前記第2単方向導電素子は前記電 界効果トランジスタと同じ方向に電流を通過させる極性を有することを特徴とす る装置。 55.ゼロ電流スイッチング昇圧コンバータの入力回路における望ましからざる 共振を禁止する方法であって、入力電源と前記ゼロ電流スイッチング昇圧コンバ ータとの間の双方向電流の流れを禁止する行程を含むことを特徴とする方法。 56.ゼロ電流スイッチング昇圧パワーコンバータの動作周波数の変動範囲を前 記コンバータの負荷が減少したときに前記ゼロ電流スイッチング昇圧コンバータ の入力回路における望ましからざる共振を防止しつつ抑制する方法であって、前 記方法は、前記コンバータの入力から前記入力電源への逆電流を防止する行程と 、前記負荷への逆電流の通路を提供する行程と、からなることを特徴とする方法 。
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