JPH0650278Y2 - ステアリングラツクガイドクリアランスの自動調整装置 - Google Patents

ステアリングラツクガイドクリアランスの自動調整装置

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JPH0650278Y2
JPH0650278Y2 JP18077387U JP18077387U JPH0650278Y2 JP H0650278 Y2 JPH0650278 Y2 JP H0650278Y2 JP 18077387 U JP18077387 U JP 18077387U JP 18077387 U JP18077387 U JP 18077387U JP H0650278 Y2 JPH0650278 Y2 JP H0650278Y2
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JP
Japan
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rack
torque
rack guide
tightening
displacement amount
Prior art date
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JP18077387U
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JPH0183670U (ja
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文彦 小室
純文 小坂
和利 浅野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ラックとピニオン式のステアリングにおい
て、ステアリングラックガイドクリアランスを自動調整
するための装置に関する。
(従来の技術) 自動車の乗り心地あるいは操縦性をよくするために、ス
テアリングラックガイドクリアランスの調整がされる。
そして、そのクリアランスの値が大きいときはラックと
ピニオン間でガタツキ音が発生し、このガタツキ音は車
室内に異音として伝達される。また、そのクリアランス
の値が小さいか、もしくはゼロになるとハンドルの戻り
不良が発生するため、上記クリアランスは適切な値に調
整する必要がある。このステアリングラッククリアラン
スの調整は、ラックとピニオンとの噛み合い状態によっ
て行われる。
そして上記ラックとピニオンとの噛み合い状態の調整
は、ラックガイドキャップの締付量によって調節され
る、ラックガイドクリアランスによって行われる。
その概略構造を第2図を用いて説明すると、ラック8と
ピニオン13との噛み合いは、ラックガイドキャップ6の
ねじ込みによて押し縮められるスプリング14の弾性力
が、ラックガイド7を介してラック8に伝えられ、ラッ
ク8は、この弾性力によって押しつけられた状態でピニ
オン13に噛み合うようになっている。このため、ラック
8とピニオン13のクリアランスが大きいときは、ラック
8とピニオン13との間で異音が発生し、また小さいかも
しくはゼロのときには、ハンドルの戻り不良が発生す
る。ラックガイド7のクリアランスは、ラックガイドキ
ャップ6の締め込み量にて調節される、ラックガイドク
リアランスCにより調整される。
従来の上記ラック8とピニオン13との噛み合いの調整
は、第6図に示すように手作業によってラック8にねじ
りトルクを加え、その時のラック8の上下方向の動き量
を、測定器(ダイヤルゲージ)15の目盛りを目視16にて
読み取り、その動き量が所定の範囲内に入るように、手
動にてラックガイドキャップ6のねじ込み量を調節して
いた。
(考案が解決しょうとする問題点) 上記従来のラックとピニオンとの噛み合い調整は、手作
業にてラックにねじりトルクを加えるので、このねじり
トルクの大きさは、同一作業員でも一定せず、ましてや
作業員が違う場合には、ねじりトルクのバラツキがさら
に大きくなるという問題がある。
また、片方の手でねじりトルクを加えながらもう一方の
手でラックガイドキャップを回し、かつ、測定器を目視
しながら調整するので、そこには何らの基準(例えばね
じりトルクを一定に保つ)はなく、したがって作業員の
感に委ねるしかなく、作業員はこの調整を繰り返し行わ
なければならなかった。
このような理由により、その調整は信頼性に乏しいもの
となり、また長時間を要し、更に個人差もあって調整に
要する時間の制限ができないことから、組立ラインのタ
イムタクトがとれないという問題があった。
また、第5図に示すように、ねじりトルクを利用しない
で、ラックガイドキャップの締付トルクを変曲点P(ラ
ックガイドキャップが着座してラックガイドクリアラン
スCがゼロの点)から規定トルクTまで締めた後にラッ
クガイドキャップを緩める方向に回転角θoだけ回すよ
うにしても、ラックガイドキャップのねじ精度のバラツ
キによって曲線a、bで示すように回転角に対するトル
クが異なる。これにより、ラックガイドクリアランスも
Ca,Cbのようにバラツキが生じ、信頼性の高い調整がで
きないという問題があった。
(問題を解決するための手段) 上記問題を解決するために本考案は、ラックに所定のね
じりトルクを付与するねじりユニットと、該ねじりユニ
ットによりねじりトルクが付与されたラックの変位量を
検出するラック変位量検出器と、ラックガイドキャップ
の締付トルクを検出するトルク検出器と、ラックガイド
キャップを締めつける締込ユニットと、前記トルク検出
器から所定トルクの信号が出力されるまで前記締込ユニ
ットを回転させ、その後前記ラック変位量検出器から所
定の信号が出力されるまで前記締込ユニットを逆回転さ
せる制御装置とを設けたことを特徴とする。
(作用) このように構成することにより、ラックにねじりトルク
を付与しない状態でラックガイドキャップを制御装置に
より所定のトルクまで締めつける。次にねじりユニット
により所定のトルクをラックに与え、制御装置によって
締込ユニットを逆転してラックガイドキャップを緩め
る。そして、トルクが付与されているラックがこれによ
って変位し、その変位量をラック変位量検出器にて検出
し、その変位量が所定の範囲になったときに制御装置に
よって締込ユニットの回転を停止する。
(実施例) 以下本考案の一実施例について詳細に説明する。第1図
において、1はラックガイドキャップ6を締めつけまた
は締め戻しするための締込ユニットである。2は締込ユ
ニット1に連結されていて、ラックガイドキャップ6の
締付トルクを検出するためのトルク検出器である。3は
ラック8の上下方向の移動量を検出するためのラック変
位量検出器である。4はトルク検出器2からの信号によ
り、ラックガイドキャップ6が所定のトルクまで締めつ
けられたときに締込ユニット1を駆動する駆動モータを
停止し、またラック変位量検出器3からの信号により、
ラック8の変位量が所定の値になったときに駆動モータ
5を停止するように締込ユニット1の回転を制御する制
御装置である。10はねじりユニットであり、スプリング
11′を介してアクチュエータ11にてラック8に所定のね
じりトルクを付与するようになっている。9はラックガ
イドキャップ6の回り止めをするロックナット、12はロ
ックナット締付ユニットである。
以上のように構成した本実施例の作用について次に説明
する。先ず、第3図において、ラック変位量とラックガ
イドクリアランスは、ある範囲内において比例関係にあ
り、従ってラックの変位量の調整をすれば、ラックガイ
ドクリアランスが調整されたことになる。
そこで先ず、ラック8のねじりトルクをゼロにして、制
御装置4にて駆動モータ5を駆動し、ラックガイドキャ
ップ6を締めつける。そして、この締付トルクが所定の
トルクになったときトルク検出器2がそのトルクを検出
し、制御装置4にて駆動モータ5が停止される。この状
態が第4図のb点に相当する。また、この状態における
ラック8とピニオン13は圧着された状態にある。そし
て、この状態において、ラック変位検出器3をゼロにセ
ットする。
次にアクチュエータ11によってねじりユニット10を作動
してラック8に一定のねじりトルクが付与されるように
する。そして、制御装置4によって駆動モータ5を逆回
転してラックガイドキャップ6を緩めてゆき、これに伴
って一定のねじりトルクが付与されているラック8は変
位する。この状態は第4図におけるC部分に相当する。
そして、ラック8の変位量が規格相当範囲(設定変位
量)になったときに、ラック変位検出器3がこの変位量
を検出し、制御装置4によって駆動モータ5が停止され
る。この状態は第4図の調整点Pに相当する。
このようにラック変位量とラッククリアランスとの比例
関係を利用して、ラック8に付与するねじりトルクを基
準にラックの変位量が調整させ、ラックガイドキャップ
6のねじ精度による誤差が修正される。これにより、ラ
ックガイドクリアランスCは、規格範囲内に調整され、
ラックガイド7を介してスプリング14の弾性力が付与さ
れた状態でラック8とピニオン13は噛み合うことにな
る。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案によれば、ラックに所定のねじ
りトルクを付与し、トルク検出器とラック変位量検出器
からの信号によって締付ユニットの回転を制御装置にて
制御するようにしたので、ラックに付与されたねじりト
ルクを基準にしたラックガイドクリアランスの調整をす
ることができる。
その結果、ラックガイドキャップのねじ精度にバラツキ
があっても、ラックガイドクリアランスの調整にはバラ
ツキはなくその調整の信頼性を大幅に向上することがで
きる。
また、調整に要する時間が大幅に短縮されると共に、完
全自動化が可能であるので、自動組立ラインへの適用が
可能になり、生産性を大幅に向上するなどの優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるステアリングラックガ
イドクリアランスの自動調整装置の全体斜視図、第2図
は第1図においてラックとピニオン部分を縦断面して示
したブロック図、第3図はラック変位量とラックガイド
クリアランスとの関係を線図で示した説明用図、第4図
は第1図の装置についてラック変位量、ラックガイドキ
ャップ締付トルクおよび回転角との関係を示す線図であ
る。 第5図はラックガイドキャップの規定トルクを基準にし
てラックガイドクリアランスを調整したときのラックガ
イド締付トルク、ラックガイドクリアランスおよび回転
角の関係を線図で示した説明用図である。 第6図は従来のラックガイドクリアランスの調整手段を
示す斜視図である。 1……締込ユニット 2……トルク検出器 3……ラック変位量検出器 4……制御装置 6……ラックガイドキャップ 8……ラックステアリング(ラック) 10……ねじりユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラックに所定のねじりトルクを付与するね
    じりユニットと、該ねじりユニットによりねじりトルク
    が付与されたラックの変位量を検出するラック変位量検
    出器と、ラックガイドキャップの締付トルクを検出する
    トルク検出器と、ラックガイドキャップを締めつける締
    込ユニットと、前記トルク検出器から所定トルクの信号
    が出力されるまで前記締込ユニットを回転させ、その後
    前記ラック変位量検出器から所定の信号が出力されるま
    で前記締込ユニットを逆回転させる制御装置とを設けた
    ことを特徴とするステアリングラックガイドクリアラン
    スの自動調整装置。
JP18077387U 1987-11-27 1987-11-27 ステアリングラツクガイドクリアランスの自動調整装置 Expired - Lifetime JPH0650278Y2 (ja)

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JP18077387U JPH0650278Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27 ステアリングラツクガイドクリアランスの自動調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH0183670U JPH0183670U (ja) 1989-06-02
JPH0650278Y2 true JPH0650278Y2 (ja) 1994-12-21

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JP18077387U Expired - Lifetime JPH0650278Y2 (ja) 1987-11-27 1987-11-27 ステアリングラツクガイドクリアランスの自動調整装置

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