JPH0649962Y2 - 増速・増ストローク機構 - Google Patents

増速・増ストローク機構

Info

Publication number
JPH0649962Y2
JPH0649962Y2 JP1988110296U JP11029688U JPH0649962Y2 JP H0649962 Y2 JPH0649962 Y2 JP H0649962Y2 JP 1988110296 U JP1988110296 U JP 1988110296U JP 11029688 U JP11029688 U JP 11029688U JP H0649962 Y2 JPH0649962 Y2 JP H0649962Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving element
lead screw
moving
fixed
stroke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988110296U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0231942U (ja
Inventor
進 小谷
勝美 野田
Original Assignee
株式会社ユーシン精機
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユーシン精機 filed Critical 株式会社ユーシン精機
Priority to JP1988110296U priority Critical patent/JPH0649962Y2/ja
Publication of JPH0231942U publication Critical patent/JPH0231942U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0649962Y2 publication Critical patent/JPH0649962Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、駆動要素を動力源とした出力要素の作動(往
復移動)速度及びストローク量を増大させる増速・増ス
トローク機構に係り、特に往復移動要素の軽量化と剛性
の向上とを図る技術に関する。
〈従来の技術〉 従来より、第4図及び第5図に示すように、駆動要素A
と、この駆動要素Aの起動によって往復移動する移動要
素Bと、これら両者A、Bの近傍に配設された静止要素
Cとを有し、移動要素Bに取り付けられるとともに、当
該移動要素Bの移動時に静止要素Cとの係わりで回転す
る回転要素Dと、この回転要素Dに係わって往復移動す
る出力要素Eとを備えた増速・増ストローク機構が知ら
れている。
この種の増速・増ストローク機構の駆動要素Aは電動機
a1と、プーリ及びベルトによって構成される動力電動機
構a2と、この動力電動機構a2を介して回転駆動される親
ねじa3に軸移動可能に螺合したボス部材a4とから構成さ
れ、移動要素Bは連結部材b1を介してボス部材a4に連結
された金属製の板材によってなる。また、静止要素Cは
固定部Fに一端を固定されて移動要素Bに平行にのびる
例えば丸棒によってなり、回転要素Dは、移動要素Bに
取り付けられた例えば一対のタイミングプーリd1、d2
と、これらタイミングプーリd1、d2に掛け渡されたタイ
ミングベルトd3によって構成されている。そして、静止
要素Cの他端がタイミングベルトd3に固着されている。
さらに、出力要素Eは、その一端をタイミングベルトd3
に固着した静止要素Cに平行な長尺部材によって構成さ
れている。
従って、駆動要素Aを起動して移動要素Bを第4図の矢
印y1方向に前進移動させると、回転要素Dを構成してい
るタイミングベルトd3及びタイミングプーリd1、d2がそ
れぞれ矢印y2方向に回転し、これによって移動要素B及
び出力要素Eは第6図に示すストローク終端に移動す
る。つまり、移動要素Bは所定の速度でストローク量1S
tだけ矢印y1方向に前進し、同時に出力要素Eが2倍の
速度と2倍のストローク量2Stをもって矢印y1方向に前
進移動する。すなわち、出力要素Eが増速・増ストロー
クされることになっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、前記従来の増速・増ストローク機構では、移
動要素Bが金属製の板材によって構成されているため、
薄肉状にすると曲げ剛性が低くなり、誤解動作や故障の
発生率が比較的高くなって信頼性を低下させる。そこ
で、厚肉に形成して曲げ剛性を向上させる必要がある。
しかし、厚肉に形成することによって移動要素Bの重量
増加を招き、移動要素B自体が高価格化され、コストア
ップの要因になるとともに、重量の重い移動要素Bを往
復移動させるために、高出力(大容量)の駆動要素Aが
必要になり、これによって一層コストアップされること
になる。
本考案は、このような事情に鑑み創案されたもので、往
復移動要素の剛性を高めて誤動作及び故障の発生を極力
回避して信頼性を高めるとともに、軽量化を図ってコス
トダウンを達成し、しかも低出力(小容量)の駆動要素
による運転を可能にして、一層コストを削減することが
できる増速・増ストローク機構を提供することを目的と
している。
〈課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するために、本考案の増速・増ストロー
ク機構は、駆動要素と、この駆動要素の運動によって往
復移動する移動要素と、駆動要素及び移動要素の近傍に
配設された静止要素とを有し、前記移動要素に取り付け
られるとともに、当該移動要素の移動時に前記静止要素
との係わりで回転する回転要素と、この回転要素に係わ
って往復移動する出力要素とを備えた増速・増ストロー
ク機構において、前記駆動要素は、モータによって長手
方向の軸を中心として回転され、前記機構の固定部に軸
支された棒状の親ねじと、この親ねじに螺合し、親ねじ
の回転によって前記軸方向に移動自在であるボス部材と
を有し、前記移動要素は、両端に開口を有する筒体と、
この筒体の外周面に固定され、筒体とボス部材とを連動
するように連結する連結部材と、筒体の外周面に設けら
れ、この筒体の外部に設けたレールに摺接する1対のリ
ニアガイドとを備え、前記回転要素は、移動要素内の両
端近辺に回転自在に軸支された1対のタイミングプーリ
と、これらタイミングプリーに掛け渡されたタイミング
ベルトとを有し、前記静止要素は、前記親ねじに平行な
棒状であって、一端が前記固定部に固定され、他端が移
動要素の筒体内に導入されてタイミングベルトに固定さ
れており、前記出力要素は、前記親ねじに平行であって
一端が移動要素内においてタイミングベルトに固定され
た長尺部材と、この長尺部材の外周面の一方側に設けら
れ、前記筒体の内部に設けた一方のレールに摺接するリ
ニアガイドと、長尺部材の外周面の他方側に設けられ、
前記筒体の内部に設けた他方のレールに転接する1対の
ガイドローラとを具備している。
〈作用〉 本考案によれば、移動要素が閉断面形状を呈しているの
で、高い曲げ剛性を確保でき、薄肉化によって軽量化を
図ることができる。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案に係る一実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す概略側面図であり、図
において駆動要素1は電動機(例えば、ACサーボモー
タ)1Aと、プーリP1、P2及びベルトbによって構成され
る動力電動機構1Bと、この動力電動機構1Bを介して回転
駆動される親ねじ1C及び当該親ねじ1Cに軸移動可能に螺
合したボス部材1Dとから構成されている。
移動要素2は軸方向の両端を開口し、かつ第2図で明ら
かなように横断面略四角形の筒形に形成されている。そ
して、連結部材6を介してボス部材1Dに連結されてい
る。従って、ボス部材1Dに追従して同じストローク量で
往復移動する。
静止要素3は、一端3Aを固定部7に固定されて、親ねじ
1Cに平行に移動要素2の一端開口側から移動要素2に挿
入された、例えば丸棒によってなる。
回転要素4は、移動要素2の一両端部の内側に回転自在
に軸支された一対のタイミングプーリ4A、4Bと、これら
タイミングプーリ4A、4Bに掛け渡されたタイミングベル
ト4Cによって構成されている。そして、タイミングベル
ト4Cに前記静止要素3の他端部3Bを固着している。すな
わち、静止要素3の他端部3Bには、一対の挟着部材3b
1、3b2が取り付けられ、これら挟着部材3b1、3b2の間に
タイミングベルト4Cを介在させてボルト3b3、3b3でタイ
ミングベルト4Cを挟着している。
出力要素5は、移動要素2内において静止要素3に平行
に設けられた横断面四角形の長尺部材によってなる(た
だし、第1図における出力要素5は図示の便宜上、第2
図に示した出力要素5の適性な配設位置よりも約90°位
相をずらして示している)。そして一端部5Aをタイミン
グベルト4Cに固着している。すなわち、出力要素5の一
端部5Aには、一対の挟着部材5a1、5a2が取り付けられ、
これら挟着部5a1、5a2の間にタイミングベルト4Cを介在
させてボルト5a3、5a3で締めつけ、挟着している。
出力要素5の一側には、第2図に示すようにリニアガイ
ド8を取り付け、他端に一対のガイドローラ9、9を取
り付けている。前記リニアガイド8は移動要素2の内面
に固着したレール10Aに摺接し、一対のガイドローラ
9、9はレール10Bに転接するようになっている。
なお、移動要素2の外面対向位置にもそれぞれリニアガ
イド11、11が取り付けられ、これらリニアガイド11、11
がレール12、12に摺接するようになっている。
次に、前記構成の作用について説明する。
第1図の駆動要素1の電動機1Aを起動(例えば、正転)
させると、動力伝達機構1Bを介して親ねじ1Cが正転し、
ボス部材1Dが矢印y1方向に移動し、連結部材6を介して
移動要素2が同じ方向に前進する。
例えばタイミングベルト4Cは、静止要素3の他端部3Bに
よって固定されているから、移動要素2の前進によって
タイミングベルト4C及びタイミングプーリ4A、4Bがそれ
ぞれ矢印y2方向に回転する。
タイミングベルト4Cの回転によって、出力要素5には移
動要素2の前進が付加されるから、駆動要素1のボス部
材1D及び移動要素2が、第3図に示すストローク終端位
置までストローク量1Stだけ速度Vで移動すると、出力
要素5には速度2Vで2Stのストローク量に相当する前進
が生じてストローク終端に到達する。すなわち、本実施
例では、移動要素2に対して出力要素5を2倍の速度と
2倍のストローク量によって前進させて増速・増ストロ
ークさせる。
移動要素2には、回転要素4が取り付けられるととも
に、出力要素5に取り付けられたリニアガイド8、一対
のガイドローラ9、9等が摺接又は転接するから、前述
の作動時においても比較的大きい荷重、特に横断面方向
に作用する曲げ荷重が負荷されるけれども、移動要素2
を軸方向の両端を開口した筒形に形成しているから、つ
まり閉断面形状に構成しているから、高い曲げ剛性を確
保できる。誤動作や故障の発生が極力回避され、信頼性
を高めることができる。また、その周壁を薄肉化して軽
量化を図ることが可能であるから、移動要素2自体の低
価格化を達成することによって、増速・増ストローク機
構のコストダウンを図ることができる。
さらに、移動要素2の軽量化によって、駆動要素1を低
出力(小容量)に設定できるから、この点によっても一
層のコストダウンを期待できる。
なお、第3図に示すストローク終端位置から、第1図の
ストローク始端位置(スタート位置)への復帰は、駆動
要素1の電動機1Aを逆転させることによって、前記前進
時の逆作用によってなされる。
〈考案の効果〉 以上、説明したように、本考案によれば、移動要素を軸
方向両端開口の筒形に形成した構成としているので、曲
げ剛性が向上する。そのために、比較的大きい、特に横
断面方向に作用する曲げ荷重が負荷されても、ベンディ
ングすることがない。従って、誤動作や故障の発生を極
力回避できるので、信頼性が向上する。しかも、移動要
素の薄肉化による軽量化でコストダウンを達成できると
ともに、低出力(小少量)の駆動要素による運転を可能
にして、一層コストを削減することができる等の利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し、第1図
はストローク始端位置の概略図側面図、第2図は移動要
素の拡大横断面図、第3図はストローク終端位置の概略
側面図、第4図は従来例におけるストローク始端位置の
概略側面図、第5図は同概略拡大横断面平面図、第6図
は同ストローク終端位置概略側面図である。 1……駆動要素、2……移動要素、3……静止要素、4
……回転要素、5……出力要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−26784(JP,A) 実公 昭51−47999(JP,Y2) 実公 昭52−35420(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動要素と、この駆動要素の運動によって
    往復移動する移動要素と、駆動要素及び移動要素の近傍
    に配設された静止要素とを有し、前記移動要素に取り付
    けられるとともに、当該移動要素の移動時に前記静止要
    素との係わりで回転する回転要素と、この回転要素に係
    わって往復移動する出力要素とを備えた増速・増ストロ
    ーク機構において、 前記駆動要素は、モータによって長手方向の軸を中心と
    して回転され、前記機構の固定部に軸支された棒状の親
    ねじと、この親ねじに螺合し、親ねじの回転によって前
    記軸方向に移動自在であるボス部材とを有し、 前記移動要素は、両端に開口を有する筒体と、この筒体
    の外周面に固定され、筒体とボス部材とを連動するよう
    に連結する連結部材と、筒体の外周面に設けられ、この
    筒体の外部に設けたレールに摺接する1対のリニアガイ
    ドとを備え、 前記回転要素は、移動要素内の両端近辺に回転自在に軸
    支された1対のタイミングプリーと、これらタイミング
    プリーに掛け渡されたタイミングベルトとを有し、 前記静止要素は、前記親ねじに平行な棒状であって、一
    端が前記固定部に固定され、他端が移動要素の筒体内に
    導入されてタイミングベルトに固定されており、 前記出力要素は、前記親ねじに平行であって一端が移動
    要素内においてタイミングベルトに固定された長尺部材
    と、この長尺部材の外周面の一方側に設けられ、前記筒
    体の内部に設けた一方のレールに摺接するリニアガイド
    と、長尺部材の外周面の他方側に設けられ、前記筒体の
    内部に設けた他方のレールに転接する1対のガイドロー
    ラとを有することを特徴とする増速・増ストローク機
    構。
JP1988110296U 1988-08-22 1988-08-22 増速・増ストローク機構 Expired - Lifetime JPH0649962Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988110296U JPH0649962Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22 増速・増ストローク機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988110296U JPH0649962Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22 増速・増ストローク機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0231942U JPH0231942U (ja) 1990-02-28
JPH0649962Y2 true JPH0649962Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31347327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988110296U Expired - Lifetime JPH0649962Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22 増速・増ストローク機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0649962Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11737658B2 (en) 2018-12-26 2023-08-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Manipulator arm and patient-side system for surgical system

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5289074B2 (ja) * 2009-01-21 2013-09-11 Nke株式会社 駆動装置
JP6827518B2 (ja) * 2018-12-26 2021-02-10 川崎重工業株式会社 外科手術システムに使用されるマニピュレータアームおよび患者側システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322880Y2 (ja) * 1974-10-08 1978-06-14
JPS5235420U (ja) * 1975-09-05 1977-03-12

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11737658B2 (en) 2018-12-26 2023-08-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Manipulator arm and patient-side system for surgical system
US11744444B2 (en) 2018-12-26 2023-09-05 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Manipulator arm and patient-side system for surgical system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0231942U (ja) 1990-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7143547B2 (en) Spring assisted swing door operator
JPH0649962Y2 (ja) 増速・増ストローク機構
CN113788065A (zh) 一种汽车助力装置
CN207454753U (zh) P挡驻车机构和车辆
AT8283U1 (de) Linearantrieb für eine spritzgiessmaschine
US4959989A (en) Force multiplying press
US6276223B1 (en) Motor-operated cylinder
JPH08318483A (ja) 産業用ロボット
US4787480A (en) Tensioning device for the energy store of an electrical switch
JP2000002309A (ja) アクチュエータ
US5479838A (en) Two-stage drive type lever unit and machine apparatus using the same
JPH10192130A (ja) 電動カーテン装置
CN207454752U (zh) P挡驻车机构和车辆
CN115608809B (zh) 一种金属卷材开卷机
US3862593A (en) Compactor drive system
KR870000764B1 (ko) 직선구동장치
JP2607803Y2 (ja) ベルトコンベア
CN220612743U (zh) 一种道轨大型桶状型物焊接装置
JP3006744B2 (ja) 押出プレスのフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置
JPH08185769A (ja) 開閉器用操作器
JPH05106704A (ja) 行程拡大直線運動機構
CN116104922B (zh) 一种驱动减速机构
JPH072030U (ja) 電動射出成形機のノズル前後進装置
JP2887888B2 (ja) 押出プレスのダミーブロック潤滑装置
SU1027059A1 (ru) Винтовой пресс дл штамповки с кручением