JPH0649926Y2 - 油圧シリンダ装置 - Google Patents

油圧シリンダ装置

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JPH0649926Y2
JPH0649926Y2 JP11700887U JP11700887U JPH0649926Y2 JP H0649926 Y2 JPH0649926 Y2 JP H0649926Y2 JP 11700887 U JP11700887 U JP 11700887U JP 11700887 U JP11700887 U JP 11700887U JP H0649926 Y2 JPH0649926 Y2 JP H0649926Y2
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JP
Japan
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valve
oil
cylinder device
hydraulic cylinder
check valve
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JP11700887U
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JPS6421801U (ja
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泰夫 船見
潤一郎 衛藤
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Showa Corp
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Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパワーステアリング及び油圧ステアリングシス
テム等の一部として用いる油圧シリンダ装置に関する。
(従来の技術) 油圧によってピストンロッドを移動し、この移動によっ
て何らかの作業を行うようにした油圧シリンダ装置とし
て第4図乃至第6図に示すものが知られている。ここで
第4図は従来の油圧シリンダ装置の外観図、第5図はバ
ルブ機構の断面図、第6図は概略構成図である。
即ち、従来の油圧シリンダ装置はシリンダ100にピスト
ンロッド101を両端が突出するように挿通し、このピス
トンロッド101に固着したピストン102(第6図参照)に
てシリンダ100内を油室S1,S2に区画し、更にシリンダ10
0の外側部中央にバルブ機構103を設けている。このバル
ブ103は第2図に示すようにシリンダ100と一体的に鋳造
したハウジング104に左右からドリルによって孔105,105
を穿設し、これら孔105内にスチールボール等のチェッ
クバルブ106を収納し、このチェックバルブ106をスプー
ル107にて開閉することで油路108を介して油室S1,S2
作動油を供給するようにしている。具体的な作用を第6
図に基いて説明すれば、ポンプ109から一方のチェック
バルブ106とスプール107との間に作動油を供給すれば、
油圧によってスプール107は右へ、チェックバルブ106は
開方向(左方)に移動し、油室S1に作動油が流入し、ピ
ストンロッド101を右方向へ移動するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように従来の油圧シリンダ装置にあっては、バ
ルブハウジング104にバルブを収納するための孔105を形
成するには、左右からドリルを用いて加工している。
しかしながら上記の加工を施すにあたり、スピンドル装
置のチャックをシリンダ100の端面よりもバルブハウジ
ング104に近づけることができなくなるため、L1の長さ
の孔を加工するのにL2の長さのロングドリルを用いなけ
ればならず、加工精度を高めることができず、シール性
等の面で不利がある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、複動型シリンダに油
圧を導く二つの油路に介設し、それぞれの逆流を防止し
てシリンダストロークをホールドするチェックバルブ
と、これら両チェックバルブの間でそれぞれの油路が受
ける油圧によって動作するとともに他方側の油路のチェ
ックバルブを開くスプールとからなるバルブ機構を備え
た油圧シリンダ装置において、前記バルブ機構を収納す
るバルブハウジングは前記複動型シリンダの両端近傍に
離間して設けられ、各バルブハウジングにはチェックバ
ルブとこのチェックバルブを開くスプールをそれぞれ備
え、これらスプール間を伝動手段によって連結した。
(作用) 左右に離間したスプールにはロッド等を介して連結して
いるので、左右のスプールは一体的に移動する。したが
ってシリンダ内の一方の油室に作動油が供給されるとき
には他方の油室から作動油が排出され、これによりピス
トンロッドが移動する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る油圧シリンダ装置の全体図、第2
図は同油圧シリンダ装置の要部拡大断面図、第3図は同
油圧シリンダ装置の概略構成図であり、鋳造によって製
作されたシリンダ1の両端部はキャップ2,2にて閉塞さ
れ、このキャップ2,2を貫通してシリンダ1内にピスト
ンロッド3を挿入して、ピストンロッド3に固着したピ
ストン4にてシリンダ1内を左右の油室S1,S2に画成し
ている。
また、シリンダ1と一体的にバルブハウジング5が鋳造
されている。このバルブハウジング5はシリンダ1と略
同長でシリンダ1の一側に膨出して形成され、その両端
部にはドリル加工によってバルブ収納孔6が形成され、
これらバルブ収納孔6,6は鋳造の際に型内にセットした
パイプ7にて連通し、このパイプ7内にはロッド8が摺
動自在に挿入され、パイプ7の両端から収納孔6,6内に
突出するロッド8の端部にはスプール9,9が固着されて
いる。
一方、前記各バルブ収納孔6内にはバルブシート10、チ
ェックバルブとしてのスチールボール11及びこのスチー
ルボール11をスプリング12の弾発力にてバルブシート10
方向に押し付ける押圧ロッド13を組込み、更に両端開口
をキャップ14にて閉塞している。またバルブハウジング
5にはポンプ15とつながる油路16及び油室S1,S2とつな
がる油路17を穿設している。
以上において、第2図で示す左側の油路16を介してポン
プ15から作動油を流入すると、油圧によって左側のスチ
ールボール11は左へ、スプール9は右へそれぞれ移動
し、流路が開成されてポンプ15からの作動油は矢印
(a)の如く油室S1内に入り、ピストン4及びピストン
ロッド3を矢印(b)に示すように右方へ移動せしめ
る。そしてこの時右側のスプール9も右側に移動して右
側のスチールボール11を右側へ押し右側の油路16,17は
連通しているのでピストン4の移動によって縮小した油
室S2の体積分の作動油は矢印(c)に示すように油路1
6,17を介してタンク等に戻される。
以上の如くして油圧によってピストンロッド3を移動せ
しめ、このピストンロッド3の移動により何らかの作業
を行う。
尚、図示例にあってはロッド8によって左右のスプール
9,9を連結せしめているが、ロッド8の代りにパイプ7
内に作動油を充填し油圧によって左右のスプール9,9を
一体的に連動せしめてもよい。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、油圧シリンダ装置
のバルブ機構を納める一対のバルブハウジングをシリン
ダの両端部近傍に離間して設けたため、バルブハウジン
グにドリルによって穿孔加工を施すにあたり、長尺のド
リルを用いずに普通の長さのドリルを用いることがで
き、加工精度を大巾に向上することができる。
そして加工精度が向上することによりシール性が高ま
り、製品の歩留りも向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油圧シリンダ装置の全体図、第2
図は同油圧シリンダ装置の要部拡大断面図、第3図は同
油圧シリンダ装置の概略構成図、第4図は従来の油圧シ
リンダ装置の全体図、第5図は従来の油圧シリンダ装置
の要部拡大断面図、第6図は従来の油圧シリンダ装置の
概略構成図である。 尚、図面中1はシリンダ、3はピストンロッド、5はバ
ルブハウジング、6はバルブ収納孔、7はパイプ、8は
ロッド(伝動手段)、9はスプール、11はスチールボー
ルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複動型シリンダに油圧を導く二つの油路に
    介設し、それぞれの逆流を防止してシリンダストローク
    をホールドするチェックバルブと、これら両チェックバ
    ルブの間でそれぞれの油路が受ける油圧によって動作す
    るとともに他方側の油路のチェックバルブを開くスプー
    ルとからなるバルブ機構を備えた油圧シリンダ装置にお
    いて、前記バルブ機構を収納するバルブハウジングは前
    記複動型シリンダの両端近傍に離間して設けられ、各バ
    ルブハウジングにはチェックバルブとこのチェックバル
    ブを開くスプールをそれぞれ備え、これらスプール間を
    伝動手段によって連結したことを特徴とする油圧シリン
    ダ装置。
JP11700887U 1987-07-30 1987-07-30 油圧シリンダ装置 Expired - Lifetime JPH0649926Y2 (ja)

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JP11700887U JPH0649926Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 油圧シリンダ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6421801U JPS6421801U (ja) 1989-02-03
JPH0649926Y2 true JPH0649926Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31360061

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