JPH064965Y2 - ロールシフト式圧延機のロール軸箱装置 - Google Patents

ロールシフト式圧延機のロール軸箱装置

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JPH064965Y2
JPH064965Y2 JP5694489U JP5694489U JPH064965Y2 JP H064965 Y2 JPH064965 Y2 JP H064965Y2 JP 5694489 U JP5694489 U JP 5694489U JP 5694489 U JP5694489 U JP 5694489U JP H064965 Y2 JPH064965 Y2 JP H064965Y2
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JP
Japan
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roll
guide rod
outer peripheral
ring
shaft box
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JP5694489U
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JPH02148706U (ja
Inventor
文平 増田
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はロールシフト式圧延機のロール軸箱装置に関す
るもので、特に、プレーンベアリングによって支承され
るシフトロールのロール軸箱装置に関するものである。
[従来の技術] 圧延板の幅方向の断面を形状制御して平坦な形状の板製
品を得るために、たとえば、ワークロールを支持するバ
ックアップロールあるいは中間ロールをロール軸心方
向、すなわち、圧延板の板幅方向(圧延ラインと直交す
る方向)に適宜シフトさせた状態で、圧延板を圧延する
ことは既に知られている。この場合、上記バックアップ
ロールや中間ロール等のシフトすべきロールの軸端部を
支持する軸箱部は、ロールの回転と軸心方向の移動を許
容しなければならない。
シフトすべきロールを支持する軸箱部としては、従来、
第3図に示す如き構造のものがある(特開昭57-41813
号)。すなわち、シフトすべきロール1の胴端面1aに段
差を付けて連設された先細りのテーパ状のロールネック
部1bに、該ロールネック部1bのテーパと対応するテーパ
を内周面に有するスリーブ2を嵌設してキー3により固
定すると共に、該スリーブ2をジャーナル部としてその
外周面を、ロール軸箱4に固定されたプレーンベアリン
グ5に、潤滑油膜を介し回転自在に且つ軸心方向へ移動
自在に支持させてある。又、上記ロールネック部1bに段
差を付けて連設したロール軸端部1cに、上記スリーブ2
の外端との間に推力環6を挟んで内輪7aが内ねじ筒8で
固定されるようにスラストベアリング7を嵌装し、且つ
該スラストベアリング7の外輪7bを、軸受ホルダ9を介
して軸受ケース10に保持させ、該軸受ケース10の内端側
に張り出させた筒部10aを、上記ロール軸箱4の外端面
に固設したシリンダケース11の内面に、キー12により滑
り嵌め係合させて、上記軸受ケース10をロールシフトの
ストロークに応じて進退できるようにしてある。ロール
1をシフトさせるためのシフトシリンダ13は、上記シリ
ンダケース11に取り付けたエンドカバー14に設置され、
該シフトシリンダ13の進退ロッド13aがコネクタフレー
ム15を介して上記軸受ケース10の外端に接続してある。
更に、ロール1のシフトに伴いジャーナル部が圧延作業
環境内に進出したときの圧延油飛沫や、ミルスケール飛
沫等による表面損傷に対しての防護並びに潤滑油の漏洩
を防止するため、上記ロールネック部1bのロール胴端面
1aとの境界部に、内周リング16aと外周リング16bとから
なるオイルシール(ラビリンスパッキン)16を配置し
て、上記内周リング16aをロール1側に固定すると共
に、上記外周リング16bを、ロール軸箱4にロール軸心
線1dと平行な方向に移動自在に貫通させたガイドロッド
17の一端(内端)に支持させ、且つ上記外周リング16b
を常時ロール胴端面1a側へ向けて押し付けるためのコイ
ルスプリング18を、上記ガイドロッド17の外周部にて外
周リング16bとロール軸箱4との間に介装し、更に上記
オイルシールの外周リング16bとロール軸箱4の内側面
との間に、ジャーナル部を取り囲むようにして耐熱、耐
摩耗性の伸縮自在シールとしてのベローズ19を介在させ
た構成としてある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来方式の場合には、ロール1のシフト
位置は変化してもコイルスプリング18の圧力によりオイ
ルシール16は外周リング16bで内周リング16aをロール胴
端面に押し付けてシール性能を維持できるようにしてあ
るが、ロール胴端面1aとロール軸箱4の内側面との間の
距離が変化すると、上記コイルスプリング18の圧力(強
さ)が変化するので、ロール胴端面1aとロール軸箱4と
の間の距離が狭くなると、オイルシール16は接触力が強
くなることからラビリンスパッキンのラビリンス部等の
摩耗が激しくなり、一方、ロール胴端面1aとロール軸箱
4との間の距離が広くなると、オイルシール16は接触力
が弱められることからシール効果が減少し、常時安定し
たシール性能が得られない問題があった。
そこで、本考案は、ロールのシフト位置が変化しても、
オイルシールの押し付け力(接触力)を常時一定に保持
して安定したシール性能が得られるようにしようとする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、ロールのジャー
ナル部をロール軸箱に固定したプレーンベアリングにて
支持し、上記ジャーナル部のロール胴端面側外周部を、
上記ジャーナル部とロール胴端面の境界部に配した内周
リング及び外周リングからなるオイルシールと、上記外
周リングとロール軸箱の間に設けた伸縮自在シールとに
よってシールするようにしてあるロールシフト式圧延機
のロール軸箱装置において、上記オイルシールの外周リ
ングを、ロール軸箱に移動自在に貫通させ且つロールの
軸心線と平行に配したガイドロッドの一端に支持させる
と共に、該ガイドロッドの他端を、ロールと一体的にロ
ールの軸心方向に移動できる移動部材より張り出させた
アーム部に移動自在に貫入させて支持させ、且つ該アー
ム部と上記ガイドロッドの中途部との間に、上記ガイド
ロッドを介して上記オイルシールの外周リングで内周リ
ングをロール胴端面に押し付けるように付勢するための
スプリングを介装させてなる構成とする。
[作用] ガイドロッドは、アーム部とガイドロッドの中途部との
間に介装させたスプリングによりロール胴端面側へ向か
う移動力が与えられるので、オイルシールは外周リング
で内周リングをロール胴端面に押し付けることができ
る。又、上記アーム部はロールと一体に移動できること
からガイドロッドもロールと一体に移動でき、このた
め、ロール胴端面とロール軸箱との間の距離が変化して
お、スプリングの力は変化せず、オイルシールの接触力
は一定に保たれる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、第
3図に示すものと同様に、シフトすべきロール1を、ロ
ールネック部1bに嵌設したスリーブ2の外周面をジャー
ナル部としてロール軸箱4に固定したプレーンベアリン
グ5に回転自在に支持させると共に、シフトシリンダ13
の作動によりコネクタフレーム15、軸受ケース10、スラ
ストベアリング7等を介しロール1をその軸心方向であ
る圧延材の幅方向にシフトさせられるようにし、又、上
記ジャーナル部とロール胴端面1aの境界部に配した内周
リング16a及び外周リング16bからなるオイルシール16の
うち、上記外周リング16bを、ロール軸箱4に移動自在
に貫通させ且つロールの軸心線1dと平行に配したガイド
ロッド17の一端に支持させ、上記外周リング16bとロー
ル軸箱4の内側面の間に設けたテレスコープ式の伸縮自
在シールにより、上記ジャーナル部のロール胴端面1a側
の外周部をシールするようにしてある構成において、上
記ガイドロッド17の他端を、ロール軸端側、すなわち、
エンドカバー14側へ延長させ、又、シフトシリンダ13と
軸受ケース10とを接続している移動部材としてのコネク
タフレーム15の適宜個所に、上記エンドカバー14に設け
たロールの軸心方向に平行な長孔状の貫通孔を貫通して
エンドカバー14の外方へ張り出すアーム部15aを設け、
且つ該アーム部15aに、上記ガイドロッド17の延長端部
を、アジャストスクリュー20を介してロール軸心方向へ
移動自在に貫通支持させると共に、該アジャストスクリ
ュー20と、アジャストスクリュー20から適宜離間した位
置のガイドロッド17上に固設したフランジ21との間に、
ガイドロッド17を常時一定の力でロール胴端面1a側へ押
し付けるように付勢することによってオイルシール16の
外周リング16bで内周リング16aをロール胴端面1aに押し
付けるようにするためのスプリング22を介装させ、更
に、上記オイルシール16の外周リング16bとロール軸箱
4の内側面との間に、テレスコープ式の伸縮自在シール
としてスライドシール23を設ける。上記スライドシール
23は、第2図に拡大して示す如く、オイルシール16の外
周リング16bの反ロール胴端面1a側に内周面を摺動面25b
とする円筒部25aを突設してあって且つ上記外周リング1
6bとガイドロッド17にナット、座金等の締結部材26によ
り保持させてある筒状体25と、上記筒状体25の円筒部25
aの内径よりも外径を小さくして上記ロール軸箱4のロ
ール胴端面1a側の面にボルト、座金等の締結部材29によ
り取り付けられた筒状体27と、上記筒状体27の外周面27
aのロール胴端面1a側の端部にOリング溝27bを凹設して
該Oリング溝27bに嵌着されたOリング28とからなり、
筒状体25と筒状体27とがOリング28を介して摺動するこ
とにより伸縮自在にシールできる構造としてある。又、
エンドカバー14とシリンダケース11との間には、内周部
にシールリングを備えた仕切り板24を配置し、該仕切り
板24によっても軸受ケース10のロール軸心方向の移動を
支持させられるようにしてある。なお、第1図中、第3
図と同一符号が付してあるものは同一部分を示す。
上記構成において、ロール軸箱4に移動自在に貫通させ
たガイドロッド17は、延長したロール軸端側の端部がコ
ネクタフレーム15より張り出させたアーム部15aにアジ
ャストスクリュー20を介して移動自在に支持されている
ため、アジャストスクリュー20とガイドロッド17の中途
部に固設したフランジ21との間に介装させたスプリング
22の弾力によってガイドロッド17は常時ロール胴端面1a
側へ向かう移動力が与えられる。したがって、ガイドロ
ッド17の上記スプリング22による移動力によりオイルシ
ール16は外周リング16bで内周リング16aがロール胴端面
1aに押し付けられることになる。
シフトシリンダ13の作動によりロール1をロール軸心線
1dの方向、すなわち、圧延材の幅方向へシフトさせる
と、ロール胴端面1aとロール軸箱4の内側面(ロール胴
端面1a側の面)との間の距離が変化するが、この際、ガ
イドロッド17の端部を支持するアーム部15aは、ロール
1と一体的に上記ロールのシフト方向へ移動できるコネ
クタフレーム15から張り出させてあるため、ロール1が
移動してもアーム部15aとガイドロッド17の位置関係は
変化せず、アジャストスクリュー20とフランジ21との間
のスプリング22の圧力も変化しない。したがって、オイ
ルシール16は内周リング16aをロール胴端面1aに外周リ
ング16bを介しての押し付け力が、アジャストスクリュ
ー20により設定されたスプリング22の所期圧力に基づく
圧力のまま保持される。
このように、本考案においては、ロール1のシフト位置
の変化によりオイルシール16の外周リング16bとロール
軸箱4の内側面との間の距離が変化しても、スプリング
22の圧力は変化しないので、オイルシール16の接触力
を、摩耗とシール効果との兼ね合いにより適正に設定す
ることができ、シール効果を安定して保持することがで
きる。
なお、上記実施例においては、ガイドロッド17の端部
を、ロール1と一体的にロールのシフト方向に移動でき
る移動部材であるコネクタフレーム15に設けたアーム部
15aに支持させた場合を示したが、軸受ケース10にアー
ム部を設けて該アーム部に支持させるようにしてもよ
く、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案のロールシフト式圧延機のロー
ル軸箱装置によれば、オイルシールの外周リングを支持
するガイドロッドの他端をロールと一体的に移動できる
部材から張り出させたアームに貫通支持させ、該ガイド
ロッドを介してオイルシールに押し付け力((接触力)
を与えるためのスプリングを上記アームとガイドロッド
の中途部との間に介装させたので、ロールのシフト位置
が変化しても上記スプリングの圧力を変化させることは
なく、これにより、オイルシールの押し付け力が常時一
定に保持することができ、安定したシール性能を得るこ
とができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロールシフト式圧延機のロール軸箱装
置の一実施例を示す断面図、第2図は第1図のII部の拡
大断面図、第3図は従来方式の一例を示す断面図であ
る。 1…ロール、1a…ロール胴端面、2…スリーブ(ジャー
ナル部)、4…ロール軸箱、5…プレーンベアリング、
10…軸受ケース、13…シフトシリンダ、15…コネクタフ
レーム(移動部材)、15a…アーム部、16…オイルシー
ル、16a…内周リング、16b…外周リング、17…ガイドロ
ッド、21…フランジ、22…スプリング(弾性体)、23…
スライドシール(伸縮自在シール)、1d…ロール軸心
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールのジャーナル部をロール軸箱に固定
    したプレーンベアリングにて支持し、上記ジャーナル部
    のロール胴端面側外周部を、上記ジャーナル部とロール
    胴端面の境界部に配した内周リング及び外周リングから
    なるオイルシールと、上記外周リングとロール軸箱の間
    に設けた伸縮自在シールとによってシールするようにし
    てあるロールシフト式圧延機のロール軸箱装置におい
    て、上記オイルシールの外周リングを、ロール軸箱に移
    動自在に貫通させ且つロールの軸心線と平行に配したガ
    イドロッドの一端に支持させると共に、該ガイドロッド
    の他端を、ロールのシフト方向へ控ロールと一体的に移
    動できる移動部材より張り出させたアーム部にロール軸
    心線方向へ移動自在に支持させ、且つ該アーム部と上記
    ガイドロッドの中途部との間に、上記ガイドロッドを介
    して上記オイルシールの外周リングで内周リングをロー
    ル胴端面に常時一定に押し付けるように付勢するための
    弾性体を介装させてなることを特徴とするロールシフト
    式圧延機のロール軸箱装置。
JP5694489U 1989-05-17 1989-05-17 ロールシフト式圧延機のロール軸箱装置 Expired - Lifetime JPH064965Y2 (ja)

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JPH02148706U JPH02148706U (ja) 1990-12-18
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