JPH0649542B2 - ファジー理論を利用した延反方法およびその装置 - Google Patents

ファジー理論を利用した延反方法およびその装置

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JPH0649542B2
JPH0649542B2 JP3354127A JP35412791A JPH0649542B2 JP H0649542 B2 JPH0649542 B2 JP H0649542B2 JP 3354127 A JP3354127 A JP 3354127A JP 35412791 A JP35412791 A JP 35412791A JP H0649542 B2 JPH0649542 B2 JP H0649542B2
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    • B65H45/06Folding webs
    • B65H45/10Folding webs transversely
    • B65H45/101Folding webs transversely in combination with laying, i.e. forming a zig-zag pile
    • B65H45/103Folding webs transversely in combination with laying, i.e. forming a zig-zag pile by a carriage which reciprocates above the laying station

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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は延反装置の解反ローラー
と送り出しローラーとの回転数を走行モーターによるフ
レームの走行等の延反状態に合せて最適となるようにす
るファジー理論を利用した延反方法およびその装置に関
するもので、特に延反装置の操作に熟練を必要としない
延反方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種延反装置1には図7,図8
に示すように、テーブル10上を前後の車輪3,4によ
り移行するフレーム2を設け、該フレーム2に後車輪4
を駆動する走行モーター5を設備し、フレーム2上に多
数のフリーローラー11を円弧状に軸支し、該フリーロ
ーラー11上に巻き反物12を載置して支持し、解反モ
ーター14により駆動する解反ローラー13で巻き反物
12から生地12aを引き出し、送り出しモーター19
からスプロケット22およびチェーン23を介して送り
出しローラー19側端に固定したスプロケット24を回
転しての或いは前車輪3の車軸3aにスプロケット29
を固定し、チェーン30を介してベルト式変速機31の
入力側のスプロケット32を回動し、該変速機31の出
力側のVプーリー31aからVベルト33を介して送り
出しローラー19側端に固定したVプーリー34を回転
してのそれぞれ送り出しローラー19の回転により、該
生地12aをカッター装置26を経てテーブル10上に
導くものがある。
【0003】図7,図8に示す延反装置では、フレーム
2のテーブル10上での走行は走行モーター5から減速
機6、スプロケット7,9、チェーン8を介して車輪4
を回転させ、テーブル10上を左右に移動する。
【0004】そしてその移動距離の測定はフレーム2に
取付けたエンコーダー車輪28の回転により、エンコー
ダー27でパルスをカウントすることによって行ってい
る。
【0005】この外にエンコーダー27の代わりにリミ
ットスイッチ(図示せず)を付設し、テーブル10上に
リミットカム(図示せず)を付設したものもある。
【0006】また巻き反物12の解反に当たっては、解
反ローラー13を解反モーター14から減速機15、ス
プロケット16,18、チェーン17を介して回転さ
せ、解反ローラー13の回転により多数の円弧状に軸支
したフリーローラー11上に載置支持した巻き反物12
を巻き戻し方向に回転させて解反が行われる。
【0007】そして解反された生地は解反ローラー13
と後述の送り出しローラー19との間でたるみを持た
せ、そのたるみ具合を投光器35aと受光器35bより
成る光センサー35で検知し、生地が光センサー35か
ら外れる(たるみ具合が小)と解反モーター14が回転
し、光センサー35が生地により遮られる(たるみ具合
が大)と解反モーター14が停止するよう制御される。
【0008】この外に多少高度な制御として解反モータ
ー14の回転数を延反装置1の走行速度にほぼ同調さ
せ、センサー35から外れるとやや速く回転させ、セン
サー35が遮られるとゆっくり回転させるものもある。
【0009】さらに生地のカッター装置26を通しての
送り出しに当たっては、送り出しローラー19を送り出
しモーター20から減速機21、スプロケット22,2
4、チェーン23を介して回転させたり、前車輪3の車
輪3aからスプロケット29、チェーン30を介してベ
ルト式変速機31の入力側スプロケット32、出力側の
Vプーリー31aを回転させてVベルト33、Vプーリ
ー34を介して回転させる送り出しローラー19の回転
によりカッター装置26に生地を送り出し、その際の送
り出しローラー19の周速と延反装置の走行速度とは同
調するように制御される。
【0010】また以上の延反装置1のテーブル10上で
の走行、巻き反物12からの生地12aの解反、生地1
2aの送り出しの操作および制御にはそれぞれ走行モー
ター5、解反モーター14、送り出しモーター20等用
の多数のスイッチ、ボタン、摘まみ、ランプ等を操作パ
ネル36上に設け、巻き反物12を延反するに当たって
それぞれの生地12aに合せてオペレーターが適宜に必
要なスイッチ、ボタン、摘まみ等を操作調整して制御す
るものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の生地の送り出し
装置は送り出しローラーの周速と延反装置の走行速度は
同調するように制御されているが、生地の送り出しは送
り出しローラーと生地との摩擦により行っているので、
すべり易い生地や密着し易い生地等の生地の種類によっ
てそれぞれの送り出し量が異なり、所定量の延反が行え
ず、オペレーターがそれぞれの生地に応じて、生地の延
反状態を見ながら操作パネルのボリューム、ダイヤル等
を操作して手動的に調整しなければならないという欠点
があった。
【0012】また操作パネル上には多数のスイッチ、ボ
タン、摘まみ、ランプ等があるため、熟練者以外には前
記調整は困難で、初心者では充分に使いこなせないとい
った欠点があった。
【0013】本発明は生地の種類により送り出し量が異
なる送り出しローラーの後方で、反物送り検出センサー
により延反中の生地の張り状態を検出し、解反ローラー
の場合は解反ローラーと送り出しローラー間にダンサー
ローラーを設け、解反テンション状態を検出し、解反モ
ーター、送り出しモーターの回転数を自動的に調整する
から、オペレーターがそれぞれの生地に合せて前記手動
調整の必要なく、解反モーターおよび送り出しモーター
の回転数を走行モーターによる延反状態が最適となるよ
うにすることができ、初心者でも充分に使いこなせるフ
ァジー理論を利用した延反方法およびその装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は生地の延反中の張り状態を検出する反物送
り検出センサーを送り出しローラーからカッター装置に
生地を導く流し板下面に、該流し板上での生地の張り具
合を検知する複数組の投受光器から成る光センサーとし
て設け、該センサーからの信号を電気信号に変換するセ
ンサー入力解析部、予め定められた乗数テーブルを発生
する乗数テーブル発生部、該センサー入力解析部からの
電気信号を入力し、乗数テーブル発生部の乗数テーブル
から乗数をセレクトする乗数セレクタをそれぞれ設け
る。
【0015】一方、走行モーターの回転数を制御する走
行モーター制御部に電圧を供給する基準速度指令電圧発
生部を設け、前記乗数セレクタよりの乗数と該基準速度
指令電圧発生部からの電圧とを乗算し、走行モーターと
解反モーターとの制御電圧とする二つの乗算器を設け、
該乗算器のそれぞれ出力端に増幅器を介して送り出しモ
ーターの回転数を制御する送り出しモーター制御部と解
反モーターの解反モーター制御部とを結線する。
【0016】また解反モーターにより駆動する解反ロー
ラーと送り出しモーターにより駆動する送り出しローラ
ーとの間にその間の生地の張り状態を検出するダンサー
ローラーを設けてポテンショメーターを作動し、解反テ
ンション状態検出部とし、定められた解反テンション基
準電圧を発生する解反テンション基準電圧発生部を設
け、該検出部の解反テンション状態の検出値と解反テン
ション基準電圧との偏差量を算出する差動アンプを設け
る。
【0017】該差動アンプの出力と前記解反モーター側
の乗算器の解反モーター制御電圧とを乗算して解反モー
ター制御部の増幅器に供給する乗算器を設ける。
【0018】前記走行モーター、送り出しモーターおよ
び解反モーター等を単独或いは組合せて操作する操作パ
ネルをタッチ式の液晶表示パネルとし、延反装置の各種
操作および設定数値を絵或いは文字表示とし、各部をタ
ッチすることによりそれぞれに対応する各種操作が行わ
れたり、延反枚数や延反長さ等の数値の設定や変更が行
われるようにするものである。
【0019】
【作用】反物送り検出センサー37として送り出しロー
ラー19からカッター装置26に生地12aを導く流し
板25下面に延反中の生地の6種類の段階的張り状態I
〜VIに対応する投光器P1〜P6を設け、それぞれの
投光器P1〜P6に対峙する流し板25下面に同数の受
光器T1〜T6より成る光センサー38を設け、6種類
の張り状態I〜VIに対応する光センサー38の信号を
センサー入力解析部39で電気信号とし、該電気信号に
対応する乗数を乗数テーブル発生部40よりの乗数テー
ブルから乗数セレクタ41でセレクトし、走行モーター
5の回転数を制御する走行モーター制御部42に基準速
度指令電圧を供給する基準速度指令電圧発生部43より
の電圧と該乗数セレクタ41でセレクトされた前記張り
状態I〜VIに対応する乗数を乗算器44,45により
乗算し、送り出しモーター20の回転数を制御する送り
出しモーター制御部46に送り出しモーター制御電圧と
して入力するから、送り出しモーター20は送り出しロ
ーラー19と生地12aとの摩擦による送り出し量の違
いがあっても生地の張り状態I〜VIに対応して制御電
圧が供給されるから、回転数を延反状態が最適になるよ
うにできるものである。
【0020】また解反ローラー13による生地12aの
摩擦による送り出し量の違いは解反ローラー13と送り
出しローラー19との間のダンサーローラー47によ
り、ダンサーローラー47の上下移動に応じて回転する
ポテンショメーターでその間の生地の張り状態(解反テ
ンション状態)として検出し、該検出値と解反テンショ
ン基準電圧発生部48よりの基準電圧との偏差量を差動
アンプ49により算出し、該差動アンプ49による出力
と解反モーター14の制御電圧を発生する乗算器45で
の出力とを乗算器50により乗算して前記乗数セレクト
41でセレクトされた乗数を基準速度指令電圧発生部4
3からの基準速度指令電圧とを乗算器45で乗算したも
のを補正するようにし、解反モーター14の回転数を制
御する解反モーター制御部51に増幅器51aを介して
供給するから、解反モーター14の回転数を延反状態が
最適になるようにできる。
【0021】さらに操作パネル52をタッチ式の液晶表
示パネルとし、各種操作や設定数値の絵表示或いは文字
表示部分をタッチすることにより、各種操作を行った
り、数値設定や設定変更が容易にできるものである。
【0022】
【実施例】本発明実施に使用するファジー理論を利用し
た延反装置の一例と従来の延反装置の例を示した添付図
面について詳細に詳細に説明する。図1は本発明の延反
装置のもので、図2は反物送り検出センサーで、図3は
反物送り検出センサーの別の実施例を示すもので、図4
は延反装置の配線図で、図5は延反装置の生地送り出し
自動制御のフロチャートで、図6は操作パネルで、図7
および図8は従来の延反装置を示すものである。
【0023】1は延反装置で、フレーム2の前後に車輪
3,4を車軸3a,4aにより軸支し、走行モーター5
の回転を減速機6からスプロケット7、チェーン8を介
して後車輪4の車軸4aに固定したスプロケット9に伝
達し、後車輪4を駆動してテーブル10上を送行するも
のである。
【0024】11は該延反装置1のフレーム2上面中央
部に下方が凸となった円弧状に多数配列して軸支したフ
リーローラーで、延反する巻き反物12を回転自在に載
置して支持するものである。
【0025】13は多数のフリーローラー11の前方の
フレーム2に軸支した解反ローラーで、解反モーター1
4の回転を減速機15を介してスプロケット16に伝
え、該スプロケット16からチェーン17を介して解反
ローラー13側端に固定したスプロケット18を回転さ
せて駆動するもので、解反ローラー13と巻き反物12
の生地12aとの摩擦により巻き反物12から生地12
aを引き出すものである。
【0026】19は送り出しローラーで、フレーム2の
前端部上方に軸支したもので、送り出しモーター20の
回転を減速機21からスプロケット22に伝え、該スプ
ロケット22からチェーン23を介して送り出しローラ
ー19の側端に固定したスプロケット24を回転させて
駆動するもので、送り出しローラー19と生地12aと
の摩擦により生地12を後述のカッター装置26を経て
テーブル10上に送り出すものである。
【0027】25は流し板で、フレーム2の前端部下方
からカッター装置26に亘って設けたもので、カッター
装置26を経てテーブル10上へ生地12aを導くもの
で、該流し板25先端のカッター装置26に左右方向に
作動するカッター刃26aを設けたものである。
【0028】27はフレーム2に取付けたエンコーダー
で、エンコーダー車輪28をテーブル10上に当接する
ようにし、延反装置1のテーブル10上での移動距離
(変位)をパルスをカウントすることにより測定するも
ので、以上の構成は従来の延反装置1を利用したもので
ある。
【0029】37は反物送り検出センサーで、送り出し
ローラー19からカッター装置26に生地12aを導く
流し板25の下方部下面に図2に示すような6種類の段
階的な張り状態をI(かなり張っている状態)、II
(張り気味)、III,IV(ほぼ正常な延反状態)、
V(弛み気味)、VI(かなり弛んでいる状態)として
検出するように6個の投光器P1〜P6を設け、流し板
25の長孔25aを介してそれぞれの投光器P1〜P6
の光を受光する同数の受光器T1〜T6を流し板25下
面の上方に対峙して設けた光センサー38より成るもの
である。
【0030】39は反物送り検出センサー37と結線し
た入力信号解析部で、該センサー37での状態がIの場
合は発光器P1の光のみが遮られ、状態IIの場合は同
P1,P2のみが遮られ、以下同様にして状態VIの場
合はすべての投光器P1〜P6が遮られる光信号をそれ
ぞれの状態I〜VIに応じて電気信号に変換するもので
ある。
【0031】40は乗数テーブル発生部で、走行モータ
ー5の回転数を1とした場合の前記各状態I〜VIに対
応した相対比率として予め決定された乗数を集めた乗数
テーブルを発生するものである。
【0032】41は乗数セレクタで、前記入力信号解析
部39と結線したもので、該解析部39よりの生地12
aの張り状態I〜VIの電気信号を入力し、各状態I〜
VIに対応した乗数を乗数テーブル発生部40よりの乗
数テーブルよりセレクトするものである。
【0033】42は走行モーター5の回転数を制御する
走行モーター制御部で、基準速度指令電圧発生部43か
らの基準速度指令電圧を入力して走行モーター5を一定
の回転数で回転させるものである。
【0034】44,45は乗算器でそれぞれ前記基準速
度指令電圧発生部43の基準速度指令電圧と前記乗数セ
レクタ41でセレクトされた乗数とを乗じて送り出しモ
ーター20と解反モーター14との制御電圧を直ちに発
生するものである。
【0035】46は送り出しモーター20の回転数を制
御する送り出しモーター制御部で、前記一方の乗算器4
4の出力にゲイン調整のボリュームとバッファとを並列
に結線した増幅器46aを介して結線したものである。
【0036】47は解反ローラー13と送り出しローラ
ー19間に設備したダンサーローラーより成る解反テン
ション状態検出手段で、ダンサーローラー47の支持部
のシャフトにダンサーローラー47の上下移動に応じて
回転するポテンショメーター(図示せず)を取付け、該
ローラー13,19の生地12aの張り状態を検出し、
ダンサーローラー47が上方に移動すると高い電圧を、
下方に移動すると低い電圧を出力するように電気信号と
して出力するものである。
【0037】48は予め定めた解反テンション基準電圧
を発生する解反テンション基準電圧発生部で、該解反テ
ンション基準電圧と前記解反テンション状態検出手段4
7よりの解反ローラー13と送り出しローラー19間の
生地12aの張り状態の検出値とを差動アンプ49に入
力し、該アンプ49より解反テンション基準電圧と両ロ
ーラー13,19間の生地12aの張り状態の検出値と
の偏差量を出力するものである。
【0038】50は前記乗算器45の解反モーター制御
電圧の出力と差動アンプ49との出力を乗算する乗算器
で、該乗算器50の出力を解反モーター14の回転数を
制御する解反モーター制御部51と前記同様の増幅器5
1aを介して乗算器45の出力と結線した増幅器51a
の入力側に結線したものである。
【0039】52は操作パネルで、図6に示すようにタ
ッチ式液晶表示パネルとし、各種操作、延反装置、カッ
ター装置等を文字或いは絵表示とし、操作パネル52上
の画面をかえることによって設定数値画面にも、図6の
*印を押せば図6の画面の説明を表示することもでき、
各部のセンサー等の動作状態をチェックすると共に、異
常発生時にはチェックポイントのメッセージを表示する
自己診断機能を搭載することもできるものである。
【0040】本発明の延反装置を使用するに当たって
は、延反スタートにすると、基準速度指令電圧発生部4
3から発生する基準速度指令電圧に応じて走行モーター
5、解反モーター14、送り出しモーター20はそれぞ
れの制御部42、51、46によって定まった回転数で
回転する。
【0041】同時に反物送り検出センサー37が延反中
の生地12aの張り具合を検出開始し、該検出された生
地の張り状態I〜VIは入力信号解析39で電気信号に
変換され、乗数セレクタ41に入力される。
【0042】乗数セレクタ41は予め定められた乗数テ
ーブル発生部40の乗数テーブルから、生地12aの張
り具合に応じて特定の乗数をセレクトし、その乗数値を
送り出しモーター20用、解反モーター14用の乗算器
44,45にそれぞれ出力する。
【0043】該送り出し、解反回路にそれぞれ独立して
設置された乗算器44,45は基準速度指令電圧に対し
て前記乗数セレクタ41でセレクトした乗数を乗じたそ
れぞれのモーター14,20の制御電圧を直ちに発生す
る。
【0044】更に、図1に示すダンサーローラー47が
解反ローラー13と送り出しローラー19間の生地12
aの張り状態を検出し、定められた解反テンション基準
電圧発生部48の基準電圧に対する偏差量を差動アンプ
49により算出し、該偏差量を解反モーター14の制御
電圧に乗算器50で乗算するようにしたものである。
【0045】以上の手順で算出された送り出しモーター
制御電圧、解反モーター制御電圧は直ちに送り出しモー
ター制御部46、解反モーター制御部51に送り込ま
れ、各ローラー13,19の回転数を延反状態が最適と
なるように制御し、これら一巡のループ制御は延反実行
中に非常に高速で繰り返され、常に延反状態を最適に保
つものである。
【0046】図3は図2の光電式の反物送り検出センサ
ー37の別の実施例を示すもので、Aはレーザー光線の
ように1本のビーム状の光を生地12aに照射し、その
線分の曲率、形状から生地12aの張り、弛み具合を検
出するもので、53は流し板25の前上方に設備したレ
ーザー発振器で、54は流板25の側前方に設置したコ
ンピュータと連結したCCDカメラ等である。
【0047】Bは流し板25の生地12a端部分を照射
する適当な光源55を設け、その前縁の形状を前記CC
Dカメラ54等によりコンピュータに取り込み解析し、
生地端の湾曲状態を算出するものであり、これらのCC
Dカメラ54等による方法は、前述の投受光式センサー
に比べて更に高度で、より木目細かな制御が可能となる
ものである。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上のような構成で、オペレー
ターがそれぞれの生地に合せて生地の延反状態を見なが
ら、各種の調整を手動的に行う手間が省け、作業能率を
向上することができる。また、前記調整を手動的に行う
必要がなく、操作パネル52をタッチ式液晶表示パネル
としたため、熟練者でなくとも熟練者並に操作ができ、
しかもオペレーターが延反装置を常に監視する必要がな
く、また一人で何台も操作が可能となるため、省力化が
達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の延反装置の概略を示す説明図である。
【図2】反物送り検出センサー部の概略側断面図であ
る。
【図3】反物送り検出センサー部のCCDカメラを使っ
た別の実施例を示すもので、(A)はレーザービームを
利用したもの、(B)は適当な光源を利用したものであ
る。
【図4】延反装置の制御部のブロック配線図である。
【図5】同制御部のフローチャートである。
【図6】操作パネルとしてのタッチ式液晶表示パネルの
一例の平面図である。
【図7】従来の延反装置の概略を示す説明図で、送り出
しローラーを送り出しモーターで回転するものである。
【図8】従来の延反装置の概略を示す説明図で、送り出
しローラーを前車輪からベルト式変速機を介して回転す
るものである。
【符号の説明】
1 延反装置 2 フレーム 3 前車輪 3a 車軸 4 後車輪 4a 車軸 5 走行モーター 6 減速機 7 スプロケット 8 チェーン 9 スプロケット 10 テーブル 11 フリーローラー 12 巻き反物 12a 生地 13 解反ローラー 14 解反モーター 15 減速機 16 スプロケット 17 チェーン 18 スプロケット 19 送り出しローラー 20 送り出しモーター 21 減速機 22 スプロケット 23 チェーン 24 スプロケット 25 流し板 25a 長孔 26 カッター装置 26a カッター刃 27 エンコーダー 28 エンコーダー車輪 29 スプロケット 30 チェーン 31 ベルト変速機 31a Vプーリー 32 スプロケット 33 Vベルト 34 Vプーリー 35 光センサー 35a 投光器 35b 受光器 36 操作パネル 37 反物送り検出センサー 38 光センサー 39 センサー入力解析部 40 乗数テーブル発生部 41 乗数セレクタ 42 走行モーター制御部 43 基準速度指令電圧発生部 44,45 乗算器 46 送り出しモーター制御部 46a 増幅器 47 ダンサーローラー(解反テンション状態検出手
段) 48 解反テンション基準電圧発生部 49 差動アンプ 50 乗算器 51 解反モーター制御部 51a 増幅器 52 操作パネル 53 レーザー発振器 54 CCDカメラ 55 光源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル上に前後の車輪により支持した
    フレームを走行モーターにより車輪を駆動して走行さ
    せ、該フレームに軸支した多数のフリーローラー上に巻
    き反物を載置支持し、解反モーターにより駆動する解反
    ローラーで巻き反物から生地を解反して引き出し、送り
    出しモーターにより駆動する送り出しローラーで該生地
    をカッター装置を経てテーブル上に導き、フレームの走
    行と同調して解反ローラー、送り出しローラーおよびカ
    ッター装置を作動して延反を行う延反方法において、カ
    ッター装置内の反物送り検出センサーにより延反中の生
    地の張り具合を検出し、センサー入力解析部により電気
    信号とし、該信号を乗数セレクタ部に入力し、乗数テー
    ブル発生部よりの予め定めた乗数をセレクトし、走行モ
    ーターに供給する基準速度指令電圧発生部からの電圧と
    乗算し、送り出しモーターと解反モーターとの制御電圧
    として送り出しモーターと解反モーターとの制御部に入
    力し、解反ローラーと送り出しローラー間のダンサーロ
    ーラーにより解反テンション状態を検出し、解反テンシ
    ョン基準電圧発生部よりの電圧との差を前記解反モータ
    ー制御電圧に乗じ、解反モーター制御部に入力し、解反
    ローラーと送り出しローラーの回転数を延反状態が最適
    になるようにすることを特徴とするファジー理論を利用
    した延反方法。
  2. 【請求項2】 テーブル上に前後の車輪により支持した
    フレームを走行モーターにより車輪を駆動して走行さ
    せ、該フレームに軸支した多数のフリーローラー上に巻
    き反物を載置支持し、解反モーターにより駆動する解反
    ローラーで巻き反物から生地を解反して引き出し、送り
    出しモーターにより駆動する送り出しローラーで該生地
    をカッター装置を経てテーブル上に導き、フレームの走
    行と同調して解反ローラー、送り出しローラーおよびカ
    ッター装置を作動して延反を行う延反装置において、該
    カッター装置に生地を導く流し板下面に、該流し板上で
    の生地の張り具合を検知する複数組の投受光方式のセン
    サーから成る反物送り検出センサーを設け、該センサー
    よりの信号を電気信号に変換するセンサー入力解析部を
    設け、予め定められた乗数テーブルを発生する乗数テー
    ブル発生部を設け、前記センサー入力解析部からの電気
    信号を入力し、該乗数テーブル発生部の乗数テーブルよ
    り乗数をセレクトする乗数セレクタを設け、走行モータ
    ーの回転数を制御する走行モーター制御部に電圧を供給
    する基準速度指令電圧発生部を設け、該乗数セレクタよ
    りの乗数と基準速度指令電圧発生部からの電圧とを乗算
    する二つの乗算器を設け、該乗算器のそれぞれに増幅器
    を介して送り出しモーターの送り出しモーター制御部と
    解反モーターの解反モーター制御部とを結線し、解反ロ
    ーラーと送り出しローラー間にその間の生地の張り状態
    を検出する解反テンション状態検出部のダンサーローラ
    ーを設け、定められた解反テンション基準電圧を発生す
    る解反テンション基準電圧発生部を設け、解反テンショ
    ン状態の検出値と解反テンション基準電圧との偏差量を
    算出する差動アンプを設け、該偏差量と解反モーター側
    の前記乗算器の出力とを乗算する乗算器を、その出力を
    解反モーター側の増幅器の入力側に結線して設け、操作
    パネルにより解反ローラーと送り出しローラーの回転数
    を延反状態が最適となるよう制御することを特徴とする
    ファジー理論を利用した延反装置。
  3. 【請求項3】 反物送り検出センサーとしてカッター装
    置に生地を導く流し板上方にレーザー発振器、側方等に
    レーザー照射面を撮影するコンピュータと連結したCC
    Dカメラ等を設けたことを特徴とする請求項2記載のフ
    ァジー理論を利用した延反装置。
  4. 【請求項4】 反物送り検出センサーとしてカッター装
    置に生地を導く流し板の生地端部分を照射する光源を設
    け、該生地端部分を撮影するコンピュータと連結したC
    CDカメラ等を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    ファジー理論を利用した延反装置。
  5. 【請求項5】 操作パネルをタッチ式表示パネルとした
    ことを特徴とする請求項2記載のファジー理論を利用し
    た延反装置。
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