JPH064945U - ディスクのクランプ装置 - Google Patents
ディスクのクランプ装置Info
- Publication number
- JPH064945U JPH064945U JP4508392U JP4508392U JPH064945U JP H064945 U JPH064945 U JP H064945U JP 4508392 U JP4508392 U JP 4508392U JP 4508392 U JP4508392 U JP 4508392U JP H064945 U JPH064945 U JP H064945U
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- Japan
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- holding means
- clamper
- disc
- clamp arm
- turntable
- Prior art date
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- Pending
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランパを一つの部材によって、ディスクと
平行方向に確実に保持することができるディスクのクラ
ンプ装置を提供する。 【構成】 シャーシ1に第1保持手段6、第2保持手段
7を設ける。第2保持手段7はシャーシ1の一部をL字
型に加工し、下方に突出した形状とする。第1保持手段
6下端部と第2保持手段7下端部を同じ高さに設ける。
クランプアーム2に第2保持手段7が挿通する穴2bを
設ける。クランプアーム2を上方に回動させる。クラン
パ3の一端部が第1保持手段6に当接し、反対側端部
が、穴2bから突出した第2保持手段7に当接する。高
さの同じ第1保持手段6と第2保持手段7に両端部が当
接しているクランパ3はシャーシ1と平行方向に保持さ
れる。
平行方向に確実に保持することができるディスクのクラ
ンプ装置を提供する。 【構成】 シャーシ1に第1保持手段6、第2保持手段
7を設ける。第2保持手段7はシャーシ1の一部をL字
型に加工し、下方に突出した形状とする。第1保持手段
6下端部と第2保持手段7下端部を同じ高さに設ける。
クランプアーム2に第2保持手段7が挿通する穴2bを
設ける。クランプアーム2を上方に回動させる。クラン
パ3の一端部が第1保持手段6に当接し、反対側端部
が、穴2bから突出した第2保持手段7に当接する。高
さの同じ第1保持手段6と第2保持手段7に両端部が当
接しているクランパ3はシャーシ1と平行方向に保持さ
れる。
Description
【0001】
本考案は、CDプレーヤなどにディスク支持用に設けられたクランプ装置に関 するものである。
【0002】
CDプレーヤはディスクを回転させながら再生をおこなうため、ディスク下部 を回転可能に支持するターンテーブルを備えている。しかし、ターンテーブルだ けで回転するディスクを支持することは困難なため、通常のCDプレーヤにはデ ィスクを上から支持するクランプ装置が設けられている。このようなクランプ装 置として従来から提案されているものの多くは、上下動可能に設けられたクラン プアーム、ディスク上面を支持するクランパ、クランパのガタつきを押さえる保 持手段から成る。
【0003】 上述のような従来のディスクのクランプ装置の一例を、図面にしたがって以下 に説明する。すなわち、図3に示すように、CDプレーヤ内部のシャーシ1上部 にクランプアーム2が設けられ、そのクランプアーム2にクランパ3が設けられ ている。クランプアーム2は、図4に示すように横長のプレートで、その一端部 の支軸2aを軸として上下に回動可能となっている。このクランプアーム2の反 対側端部に設けられているのがクランパ3である。このクランパ3は円盤状の部 材で、その中心部3aを軸として回動可能に、角度自在に設けられている。さら に、シャーシ1上部にはクランパ3に対応する位置に、長方形状の穴が設けられ ている。この穴の縁の一部はクランパ3の一端部と当接する保持手段1aとなっ ている。
【0004】 一方、シャーシ1の下部には、ターンテーブル4が設けられている。このター ンテーブル4は円盤状の部材で、その中心がモーターの回転軸に接続している。 また、ターンテーブル4はシャーシ1上部と平行になっていて、中心部付近には ディスクの中心穴に係合する係合部4aが設けられている。
【0005】 以上のような構成を有する従来例の作用は以下の通りである。すなわち、ディ スク5を挿入するときは、クランプアーム2を上方に回動させる。このとき、ク ランプアーム2が斜めになり、これに設けられたクランパ3は、その一端部がシ ャーシ1の保持手段1aに当接する。角度自在に設けられているクランパ3は、 その中心部3aを支点として回動し、反対側端部はクランプアーム2に設けられ たクランプホルダー2cに当接する。これにより、クランプアーム2は斜めにな るが、クランパ3はほぼ水平に保持される。
【0006】 次に、ディスク5の再生をおこなうときは、ディスク5をターンテーブル4に 平行に挿入し、クランプアーム2を下方に回動させると共にディスク5を落とし 込む。すると、ディスク5の中心穴がターンテーブル4の係合部4aに係合し、 ディスク5の上面にはクランプアーム2の端部に設けられたクランパ3が乗る。 したがって、ディスク5はクランパ3とターンテーブル4とによって、上下両面 から挟まれて支持される。クランパ3は回動可能に設けられ、ターンテーブル4 はモーターの回転軸に接続しているので、モーターを作動させるとターンテーブ ル4、ディスク5およびクランパ3が一体に回転し、ディスク5の再生をおこな うことができる。
【0007】 なお、通常のクランプ装置は、クランパ3の上部を覆うプレートであるクラン プホルダー2cをクランプアーム2に設けることによって、クランパ3の余分な 揺れを防止している。
【0008】
しかしながら、上述した従来のディスクのクランプ装置には以下の様な欠点が あった。すなわち、クランプアーム2は上方に回動した場合斜めになるので、こ れに当接するクランパ3が斜めになりやすい。つまり、保持手段1aとクランプ アーム2とは全く別の部材である上に、クランプアーム2は上下動するため高さ が変動しやすいので、部材の位置精度を正確に合わせて、クランパ3の平行化を 図ることは困難であるし、組み立て効率も悪くなる。
【0009】 したがって、ディスク5を挿入するときの隙間が小さくなり、ディスク5がク ランパ3に接触する可能性が大きい。よって、ディスク5とクランパ3との間の 隙間を大きくする必要があり、小型化の障害となる。
【0010】 また、ディスク5の表面は傷つきやすいので、クランパ3はディスク5に対し て平行になっていることが望ましい。しかし、前述のようにクランパ3は斜めに 保持されることがあるので、ディスク5を挿入するときにクランパ3の一端部が 先にディスク5に接触してしまい、ディスク5の表面を傷つける恐れがある。と くに、CDプレーヤが振動したときに事故が生じやすい。
【0011】 本考案は、上述のような従来技術のもつ課題を解決するために提案されたもの で、その目的は、クランパを一つの部材によって、ディスクと平行方向に確実に 保持することができるディスクのクランプ装置を提供することである。
【0012】
上記の目的を達成するために、本考案によるディスクのクランプ装置は、ディ スク装置のターンテーブルの上方に、支軸を支点として上下に回動するように設 けられたクランプアーム、前記クランプアームに回転可能に角度自在に設けられ 、前記クランプアームが下方に回動したときに前記ターンテーブルとの間でディ スクをはさむように設けられたクランパ、前記クランプアームが上方に回動した ときに、前記クランパを保持するように設けられた保持手段から成るディスクの クランプ装置において、前記保持手段は、前記ディスク装置のシャーシに設けら れた第1保持手段および第2保持手段によって構成され、第1保持手段は前記ク ランパの一端部に接するように設けられ、前記第2保持手段は前記クランパの反 対側端部に接するように設けられ、前記第1保持手段および前記第2保持手段は 、前記クランパを前記ターンテーブルと平行に支持するように設けられているこ とを特徴とする
【0013】
上記のような構成を有する本考案の作用は以下の通りである。すなわち、クラ ンプアームを上方に回動させると、クランプアームが斜めになり、これに設けら れたクランパは、その一端部が第1保持手段に、反対側端部が第2保持手段に当 接する。
【0014】 次に、ディスクをターンテーブルと平行方向に挿入し、ターンテーブルとクラ ンパによってディスクをはさむ。このとき、クランパは第1保持手段と第2保持 手段によって、ターンテーブルと平行に支持されているので、クランパの一端部 が先にディスクに接することはない。
【0015】
本考案のディスクのクランプ装置の一実施例を、図面にしたがって説明する。 なお、図4の従来例と同一の部材については、同一の符号を付し説明は省略する 。すなわち、図1に示すように、シャーシ1には長方形状の穴1bが設けられ、 この穴1bの縁の一部に第1保持手段6、第1保持手段6と反対側に第2保持手 段7が設けられている。この第1保持手段6は、図2に示すように、シャーシ1 そのままの平板状で、第2保持手段7はシャーシ1の一部をL字型に加工し、下 方に突出した形状をしている。また、第1保持手段6の下端部と第2保持手段7 の下端部は同じ高さに設けられている。
【0016】 一方、クランプアーム2には第2保持手段7に対応する位置に、穴2bが設け られている。この穴2bは下方に突出した第2保持手段7が挿通する大きさにな っている。
【0017】 以上のような構成を有する本実施例の作用は以下の通りである。すなわち、デ ィスク5を挿入するときは、クランプアーム2は上方に回動している。このとき 、クランプアーム2が斜めになり、これに設けられたクランパ3は、その一端部 がシャーシ1の第1保持手段6に当接する。
【0018】 一方、クランパ3の反対側端部には、第2保持手段7が当接する。つまり、第 2保持手段7は、クランプアーム2が上方に回動することによって、その穴2b から突出し、クランパ3に当接する。第1保持手段6の下端部と第2保持手段7 の下端部は同じ高さなので、これに両端部が当接しているクランパ3はシャーシ 1と平行方向に保持される。
【0019】 次に、ディスク5をターンテーブル4と平行方向に挿入し、ターンテーブル4 とクランパ3によってディスク5をはさむ。ターンテーブル4はシャーシ1と平 行に設けられていて、クランパ3はシャーシ1に平行に保持されている。よって 、クランパ3は、ターンテーブルと平行なので、クランパの一端部が先にディス クに接することはない。
【0020】 以上述べたような本実施例の効果は以下の通りである。すなわち、クランパ3 がターンテーブル4に確実に平行に保持されるので、ディスク5を挿入するとき にディスク5がクランパ3に接触する可能性が少ない。よって、ディスク5とク ランパ3との間の隙間を小さくでき、小型化に有利である。したがって、収納ス ペースの限られた車載用のCDプレーヤに適している。
【0021】 また、クランパの一端部が先にディスクに接することはないので、ディスク5 を挟むときに、ディスク5の表面を傷つける恐れがなく、ディスク5のセットを スムーズにおこなうことができる。したがって、振動に強く車載用のCDプレー ヤに適している。
【0022】 さらに、クランパ3を保持する第1保持手段6と第2保持手段7は、シャーシ 1という同一の部材に一体に設けられているので、部材の位置精度を正確に合わ せることが容易であり、組み立て効率が良い。
【0023】 なお、本考案は上述のような実施例に限定されるものではなく、具体的な各部 の材質および形状は適宜変更可能である。例えば、従来例のようにクランパ3の 上部を覆うクランプホルダー2cをクランプアーム2に設けることによって、ク ランパ3の余分な揺れを防止することができる。
【0024】
本考案のディスクのクランプ装置によれば、第1保持手段と第2保持手段を、 クランパがターンテーブルと平行に支持されるように、かつ同一の部材に設ける という簡単な構成によって、クランパをディスクと平行方向に確実に保持するこ とが可能なディスクのクランプ装置を提供することができる。
【図1】本考案によるディスクのクランプ装置の一実施
例を示す正面図。
例を示す正面図。
【図2】本考案によるディスクのクランプ装置の一実施
例におけるディスク挿入時を示す断面図。
例におけるディスク挿入時を示す断面図。
【図3】従来のディスクのクランプ装置の一例を示す正
面図。
面図。
【図4】従来のディスクのクランプ装置の一例における
ディスク挿入時を示す断面図。
ディスク挿入時を示す断面図。
1…シャーシ 1a…保持手段 1b,2b…穴 2…クランプアーム 2a…支軸 2c…クランプホルダー 3…クランパ 3a…中心部 4…ターンテーブル 4a…係合部 5…ディスク 6…第1保持手段 7…第2保持手段
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスク装置のターンテーブルの上方
に、支軸を支点として上下に回動するように設けられた
クランプアーム、前記クランプアームに回転可能に角度
自在に設けられ、前記クランプアームが下方に回動した
ときに前記ターンテーブルとの間でディスクをはさむよ
うに設けられたクランパ、前記クランプアームが上方に
回動したときに、前記クランパを保持するように設けら
れた保持手段から成るディスクのクランプ装置におい
て、 前記保持手段は、前記ディスク装置のシャーシに設けら
れた第1保持手段および第2保持手段によって構成さ
れ、 第1保持手段は前記クランパの一端部に接するように設
けられ、前記第2保持手段は前記クランパの反対側端部
に接するように設けられ、 前記第1保持手段および前記第2保持手段は、前記クラ
ンパを前記ターンテーブルと平行に支持するように設け
られていることを特徴とするディスクのクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4508392U JPH064945U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ディスクのクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4508392U JPH064945U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ディスクのクランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064945U true JPH064945U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12709437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4508392U Pending JPH064945U (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ディスクのクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064945U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267309A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | J&K Car Electronics Corp | ディスククランプ装置 |
US8327393B2 (en) | 2010-06-24 | 2012-12-04 | JVC Kenwood Corporation | Disc-clamping mechanism and disc driving apparatus |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4508392U patent/JPH064945U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010267309A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | J&K Car Electronics Corp | ディスククランプ装置 |
US8327393B2 (en) | 2010-06-24 | 2012-12-04 | JVC Kenwood Corporation | Disc-clamping mechanism and disc driving apparatus |
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