JPH0649264Y2 - 寝 袋 - Google Patents

寝 袋

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JPH0649264Y2
JPH0649264Y2 JP1990001607U JP160790U JPH0649264Y2 JP H0649264 Y2 JPH0649264 Y2 JP H0649264Y2 JP 1990001607 U JP1990001607 U JP 1990001607U JP 160790 U JP160790 U JP 160790U JP H0649264 Y2 JPH0649264 Y2 JP H0649264Y2
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JP
Japan
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sleeping bag
foot
hand
closed
cloth
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990001607U
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English (en)
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JPH0394170U (ja
Inventor
弘 大沢
Original Assignee
弘 大沢
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Publication date
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  • Outer Garments And Coats (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、防寒性に優れ、かつ緊急の場合に歩行する
ことのできる寝袋に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば野外あるいは山小屋等の屋内において用い
られる簡易寝具としていわゆる寝袋が知られている。こ
の種、寝袋は一つの収納室からなる袋状のもので、袋体
の一部に開閉可能のファスナーを備えている。したがっ
て、上記寝袋内には人体が直立状態の姿勢で収容される
ことになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の寝袋は以上説明したように一つの袋体内に人体が
直立姿勢の状態で収容されていたので就寝中に身体を寝
返りする等、体を動かすことが困難であり、ましてや、
寝袋内に入った状態で立ち上がったり、歩行することは
全く不可能である。このため、就寝中に突発的に災害な
どが発生した緊急時においては、寝袋のファスナーを開
放し、その開口部から脱出しなければならない。しか
し、緊急の際にあっては精神的に極めて動揺しているの
で、ファスナーの位置が確保できなかったり、あるいは
ファスナーのランナーが布地等に引掛って開放に手間を
要し、この結果、思わぬ災害にまき込まれるといった生
死に係わる大問題があった。
この考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、寝袋内での就寝中、緊急時において寝袋に入
ったままの状態で歩行し避難することができ、また、就
寝中に体を容易に動かすことのできる寝袋を得ることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記課題を解決するためになされたものであ
り、以下に述べる手段を採用する。
この考案は、防寒性を有する複層体からなる柔軟な生地
から構成された胴体部の上部に頭部が露出する襟部を形
成し、この襟部に着脱可能のフードを設け、前記胴体部
の左右に手部を一体的に延出して設けると共に前記胴体
部の下部に二俣状の足部を一体的に延出して設け、前記
胴体部の前面布を襟部から縦方向に所定の長さに亘って
ファスナーで開閉可能とし、前記手部および足部の先端
を閉塞し、これら閉塞された手部先端部および足部先端
部近傍の前面布に手首および足首が露出可能の切離部を
それぞれ形成し、前記切離部を前面布の裏地に一辺を逢
着した裏当て布で閉止自在としたことを特徴とする。
〔作用〕
この考案における寝袋は、就寝時は身体の手や足は寝袋
の手部や足部にそれぞれ挿入するので、就寝中において
身体はある程度自由に動かすことができる。そして、就
寝中、緊急発生の場合は、寝袋の手部や足部の前面布に
形成してある切離部から手首および足首を露出すること
ができ、したがって寝袋に入ったまま歩行し避難するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図はこの考案による寝袋の平面図を示すもので、図
面において、1は防寒性を有する複層体からなる柔軟な
生地を例えばキルティング等を施こして構成した寝袋の
胴体部で、この胴体部1の上部に頭部が露出する襟部2
が形成してある。3,3は上記胴体部1の左右から一体的
に延出させた手部、4,4は同じく胴体部1の下部から一
体的に延出させた二俣状の足部である。上記手部3およ
び足部4の先端部は閉塞されており、これら閉塞された
手部先端部および足部先端部の近傍の前面布にそれぞれ
切離部5,5および6,6が形成され、この切離部5,6から手
や足を露出させることができる。また、上記切離部5,6
は第2図に示すように前面布aの裏地bに一辺を縫着し
た裏当布7によって閉止されている。
また、上記胴体部1の前面布aは襟部2から縦方向に所
定長さに亘って切離され、ここにファスナー8を縫付
け、身体の出入り口として開閉可能である。また、上記
襟部2にはフード9が図示しないファスナーあるいはホ
ック等により着脱可能に取付けてある。
上記のように構成したこの考案による寝袋は、手部3お
よび足部4の各々の先端部が閉塞されているので、通常
の袖口や裾口のように開口していないためにここから外
気が侵入することも全くなく、したがって手や足が冷え
て寝つかれないということがなく保温効果を高めること
ができる。また、手部3および足部4の近傍に形成した
切離部5や6は広く口が開いているものではないので、
この切離部5や6から外気が侵入しにくく、しかも、切
離部5や6はその内側から裏当布7で閉止されているた
め、外気の侵入は遮断でき、上記した保温効果を損なう
ようなことはない。さらに、襟部2にフード9を取付け
たことで、就寝中において頭部も防寒できるので、身体
全体が寒気から保護できる。また、手や足がそれぞれの
手部3および足部4に独立して収容されているため、就
寝中に手や足を自由に動かすことも可能であり、例えば
寝返りや足を折って寝ることもできるので従来の寝袋の
ように寝疲れるということもない。
さて、この考案による寝袋の特長として、例えば就寝中
に突発的に災害などが発生した緊急のときに速やかに避
難できることである。すなわち、緊急時には手部3およ
び足部4の前面布の近傍に形成した切離部5および6か
らそれぞれ手や足を露出させることができ、これによっ
て、寝袋に入ったまま立ち上がり歩行することが可能
で、寝袋自体がぶ厚く嵩張ったものであっても多少の距
離は歩行して避難することができる。なお、上記切離部
5および6は緊急時以外、手あるいは足を出して本を読
んだり、移動することができることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案による寝袋によれば、全身の保温
効果に優れていると共に、就寝中に手や足を自由に動か
すことができるので寝疲れすることは全くない。特にこ
の考案による寝袋は就寝中において緊急の際、寝袋内に
入ったままの状態で歩行し、速やかに避難することがで
き、災害時における安全性を確保することができるとい
う大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による寝袋の平面図、第2
図は第1図のII-II線における拡大断面図である。 1……胴体部、2……襟部、3……手部、4……足部、
5,6……切離部、7……裏当布、8……ファスナー、9
……フード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防寒性を有する複層体からなる柔軟な生地
    から構成された胴体部の上部に頭部が露出する襟部を形
    成し、この襟部に着脱可能のフードを設け、前記胴体部
    の左右に手部を一体的に延出して設けると共に前記胴体
    部の下部に二俣状の足部を一体的に延出して設け、前記
    胴体部の前面布を襟部から縦方向に所定の長さに亘って
    ファスナーで開閉可能とし、前記手部および足部の先端
    を閉塞し、これら閉塞された手部先端部および足部先端
    部近傍の前面布に手首および足首が露出可能の切離部を
    それぞれ形成し、前記切離部を前面布の裏地に一辺を逢
    着した裏当て布で閉止自在としたことを特徴とする寝
    袋。
JP1990001607U 1990-01-16 1990-01-16 寝 袋 Expired - Lifetime JPH0649264Y2 (ja)

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JP1990001607U JPH0649264Y2 (ja) 1990-01-16 1990-01-16 寝 袋

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JP1990001607U JPH0649264Y2 (ja) 1990-01-16 1990-01-16 寝 袋

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JPH0394170U JPH0394170U (ja) 1991-09-25
JPH0649264Y2 true JPH0649264Y2 (ja) 1994-12-14

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ID=31505504

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013009801A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Daiya Corporation 寝袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB1424516A (ja) * 1972-07-28 1976-02-11

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JP2013009801A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Daiya Corporation 寝袋

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JPH0394170U (ja) 1991-09-25

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