JPH0648624A - 巻取り可能な基材の巻取り方法及び装置 - Google Patents
巻取り可能な基材の巻取り方法及び装置Info
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- JPH0648624A JPH0648624A JP5069339A JP6933993A JPH0648624A JP H0648624 A JPH0648624 A JP H0648624A JP 5069339 A JP5069339 A JP 5069339A JP 6933993 A JP6933993 A JP 6933993A JP H0648624 A JPH0648624 A JP H0648624A
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- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Winding Of Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サンプル染色のための巻取り可能な基材を自
動的に均一な張力で巻き取る方法およびその巻取り装置
を提供する。 【構成】 まず基材(2)を規定の保管位置につける。
基材キャリア(40)を移動させて、基材掛け位置(4
07)につけ、基材と係合させ、基材キャリア(40)
に基材を自動的に掛ける。基材キャリア(40)を巻取
り位置(406)に移動させ、基材(2)を基材キャリ
ア(40)に巻取る。モータにより基材(2)を基材キ
ャリア(40)に移送する送り速度は調整でき、基材キ
ャリア(40)は、制御可能に、均一なトルクでかつ、
基材キャリア(40)に基材(2)が移送される送り速
度に従って、モータで駆動される。その後基材(2)を
切断し、一方の基材の端部を巻取り部に固定し、もう一
方の端部を再び規定の保管位置に保持する。
動的に均一な張力で巻き取る方法およびその巻取り装置
を提供する。 【構成】 まず基材(2)を規定の保管位置につける。
基材キャリア(40)を移動させて、基材掛け位置(4
07)につけ、基材と係合させ、基材キャリア(40)
に基材を自動的に掛ける。基材キャリア(40)を巻取
り位置(406)に移動させ、基材(2)を基材キャリ
ア(40)に巻取る。モータにより基材(2)を基材キ
ャリア(40)に移送する送り速度は調整でき、基材キ
ャリア(40)は、制御可能に、均一なトルクでかつ、
基材キャリア(40)に基材(2)が移送される送り速
度に従って、モータで駆動される。その後基材(2)を
切断し、一方の基材の端部を巻取り部に固定し、もう一
方の端部を再び規定の保管位置に保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取り可能な基材を巻
取るための方法及び装置に関するものである。
取るための方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】染料業界、並びに、染料処理業界の一部
においては、産業的に(生産に)利用される前に、利用
される染料のテストを行い、それらが用いられる条件を
最適化し、色合いを調和させ、経済及び技術上の観点か
ら各種製品の比較及びモニターを行うことに多大の関心
を寄せている。とりわけ、織物の染色、すなわち、生地
及び布地の染色の分野では、所望の織物/染料の組み合
わせにとって最も適した条件を判定し、あるいは、最も
適した染料の選択および/または所望の色合いの調和を
実施するため、広範囲にわたる一連のテストを行うこと
が、しばしば必要になる。そのため、実験室では、多数
のテスト染色(サンプル染色)が実施され、将来の産業
条件に適合するように調整される。この目的のため、例
えばテスト染色される材料(基材)の特定量がいわゆる
サンプル染色スリーブに巻取られる。該スリーブが、そ
れに巻取られる生地と共に、染浴を受ける。スリーブの
壁面には、多数の開口部が設けられており、この結果、
巻取られる全ての生地に、染浴中の循環する染色流体に
よって浸透することになる。
においては、産業的に(生産に)利用される前に、利用
される染料のテストを行い、それらが用いられる条件を
最適化し、色合いを調和させ、経済及び技術上の観点か
ら各種製品の比較及びモニターを行うことに多大の関心
を寄せている。とりわけ、織物の染色、すなわち、生地
及び布地の染色の分野では、所望の織物/染料の組み合
わせにとって最も適した条件を判定し、あるいは、最も
適した染料の選択および/または所望の色合いの調和を
実施するため、広範囲にわたる一連のテストを行うこと
が、しばしば必要になる。そのため、実験室では、多数
のテスト染色(サンプル染色)が実施され、将来の産業
条件に適合するように調整される。この目的のため、例
えばテスト染色される材料(基材)の特定量がいわゆる
サンプル染色スリーブに巻取られる。該スリーブが、そ
れに巻取られる生地と共に、染浴を受ける。スリーブの
壁面には、多数の開口部が設けられており、この結果、
巻取られる全ての生地に、染浴中の循環する染色流体に
よって浸透することになる。
【0003】既述のように、該サンプル染色を利用する
目的は、所望の織物/染料組み合わせに適合する条件の
信頼に足る目安、および/または用いられる染料が生産
条件においていかなる作用をするかの信頼に足る目安を
得ること、すなわち、どの染料が最も適しているかとい
うことおよび/またはどの染料によって、所望の色合い
が最もよく出せるかということを発見することにある。
ただし、信頼に足る情報を得るためには、生産条件下と
同様、スリーブに巻取られる、染色すべき生地が、必
ず、均一な張力で巻取られることを保証しなければなら
ない。
目的は、所望の織物/染料組み合わせに適合する条件の
信頼に足る目安、および/または用いられる染料が生産
条件においていかなる作用をするかの信頼に足る目安を
得ること、すなわち、どの染料が最も適しているかとい
うことおよび/またはどの染料によって、所望の色合い
が最もよく出せるかということを発見することにある。
ただし、信頼に足る情報を得るためには、生産条件下と
同様、スリーブに巻取られる、染色すべき生地が、必
ず、均一な張力で巻取られることを保証しなければなら
ない。
【0004】実験室におけるサンプル染色スリーブに対
する染色すべき生地の巻取りは、次のように実施され
た。まず第1に、巻取るべき生地、または、生地の端部
を基材保管リールから手動で引き出し、該リールから引
き出した生地のストリップを手動でサンプル染色スリー
ブに掛ける、すなわち、生地の端部を手動でサンプル染
色スリーブに固定する。次に、手動式クランクを利用し
て、サンプル染色スリーブを回転させ、掛けられた生地
をスリーブに、すなわち、スリーブのまわりに巻取る。
巻取りが終了すると、例えば、はさみを利用して、生地
を切断し、巻取り部に属する生地の端部を巻取り部に固
定する(例えば、ステープルで留める)。しかし、該方
法によって実施される巻取りは、不均一である、すなわ
ち、スリーブのまわりに巻取られる、染色すべき生地の
個々の層の厚さが、大幅に変動する可能性がある。一
方、とりわけ、手動操作の場合には、染色すべき生地を
スリーブに巻取る張力が、大幅に変動する可能性があ
り、結果として、高張力下で巻取られた生地の部分は、
かなり延びるが、低張力下で巻取られた部分は、あまり
延びない。スリーブに対する生地の巻取りは不均一であ
るため、スリーブに巻取った際、さまざまに延びてしま
った部分は、当然、後続の染色操作時に、染浴によって
染色流体の浸透する程度が異なることになるので、引き
続き生地を染色した後で得られる知覚カラーは、極めて
大幅に変動する可能性がある。こうした環境下では、染
色された生地の知覚カラーが、後で、生産条件下におい
てどうなるかについての、信頼に足る目安を得るのは、
ほぼ不可能である。
する染色すべき生地の巻取りは、次のように実施され
た。まず第1に、巻取るべき生地、または、生地の端部
を基材保管リールから手動で引き出し、該リールから引
き出した生地のストリップを手動でサンプル染色スリー
ブに掛ける、すなわち、生地の端部を手動でサンプル染
色スリーブに固定する。次に、手動式クランクを利用し
て、サンプル染色スリーブを回転させ、掛けられた生地
をスリーブに、すなわち、スリーブのまわりに巻取る。
巻取りが終了すると、例えば、はさみを利用して、生地
を切断し、巻取り部に属する生地の端部を巻取り部に固
定する(例えば、ステープルで留める)。しかし、該方
法によって実施される巻取りは、不均一である、すなわ
ち、スリーブのまわりに巻取られる、染色すべき生地の
個々の層の厚さが、大幅に変動する可能性がある。一
方、とりわけ、手動操作の場合には、染色すべき生地を
スリーブに巻取る張力が、大幅に変動する可能性があ
り、結果として、高張力下で巻取られた生地の部分は、
かなり延びるが、低張力下で巻取られた部分は、あまり
延びない。スリーブに対する生地の巻取りは不均一であ
るため、スリーブに巻取った際、さまざまに延びてしま
った部分は、当然、後続の染色操作時に、染浴によって
染色流体の浸透する程度が異なることになるので、引き
続き生地を染色した後で得られる知覚カラーは、極めて
大幅に変動する可能性がある。こうした環境下では、染
色された生地の知覚カラーが、後で、生産条件下におい
てどうなるかについての、信頼に足る目安を得るのは、
ほぼ不可能である。
【0005】さらに、巻取りの不均一性によって、基材
の巻取られる質量に極めて大きい変動も生じるが、これ
によって、知覚カラーが、後で、生産条件下においてど
うなるかについて評定するのが極度に困難になる。さら
に、既知の実験室での巻取り装置の場合には、巻取り操
作の後、いつも手動で基材を切断し、切断した端部を巻
取り部に固定しなければならない。従って、新たな巻取
り操作の開始前に、生地のストリップのもう一方の端部
を新たに掛けてからでなければ、新たな巻取り操作を開
始することができない。こうした既知の実験室用装置に
は、さらに、動作速度が遅いという欠点がある。
の巻取られる質量に極めて大きい変動も生じるが、これ
によって、知覚カラーが、後で、生産条件下においてど
うなるかについて評定するのが極度に困難になる。さら
に、既知の実験室での巻取り装置の場合には、巻取り操
作の後、いつも手動で基材を切断し、切断した端部を巻
取り部に固定しなければならない。従って、新たな巻取
り操作の開始前に、生地のストリップのもう一方の端部
を新たに掛けてからでなければ、新たな巻取り操作を開
始することができない。こうした既知の実験室用装置に
は、さらに、動作速度が遅いという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の根底
をなす課題の1つは、こうした欠点が解消された、すな
わち、特に、基材の個々の層を均一な厚さになるように
巻取ることを可能にする、また、とりわけ、個々の層が
基材キャリアに均一な張力で巻取られることを保証す
る、巻取り方法及び巻取り装置を提供することである。
巻取られる基材の張力が均一な場合に限って、後続の染
色時における基材の個々の層の浸透も、可能な限り均一
になり、従って、生産条件下で得られることになる知覚
カラーの信頼に足る評定とおよび/または特定の知覚カ
ラーを得るための染料の配合に関する判定が可能にな
る。さらに、こうした装置の操作における経費を低く保
ち、基材掛け、巻取り、切断、及び、固定に必要な時間
を短縮して、効率を高めるためには、自動による基材掛
け、巻取り、切断、及び、基材端部の固定を可能にする
ことが望ましい。
をなす課題の1つは、こうした欠点が解消された、すな
わち、特に、基材の個々の層を均一な厚さになるように
巻取ることを可能にする、また、とりわけ、個々の層が
基材キャリアに均一な張力で巻取られることを保証す
る、巻取り方法及び巻取り装置を提供することである。
巻取られる基材の張力が均一な場合に限って、後続の染
色時における基材の個々の層の浸透も、可能な限り均一
になり、従って、生産条件下で得られることになる知覚
カラーの信頼に足る評定とおよび/または特定の知覚カ
ラーを得るための染料の配合に関する判定が可能にな
る。さらに、こうした装置の操作における経費を低く保
ち、基材掛け、巻取り、切断、及び、固定に必要な時間
を短縮して、効率を高めるためには、自動による基材掛
け、巻取り、切断、及び、基材端部の固定を可能にする
ことが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】先行技術に関する以上の
及びその他の欠点、及び、特に、本発明の課題は、方法
に関して、次のように解決される。まず、巻取る基材を
規定の保管位置に保持し、次に、基材キャリアを移動さ
せて、基材と基材キャリアが係合することになる、基材
掛け位置につける。次に、巻取るべき基材を自動的に基
材キャリアのまわりに掛け、基材掛け操作が完了する
と、基材キャリアを巻取り位置に移動させる。巻取り位
置では、基材を基材キャリアに巻取るが、基材キャリア
に対する基材の移送は、モータを用いた、制御可能な送
り速度による駆動によって行われる。基材キャリア自
体、均一なトルクで、基材キャリアに対する基材の移送
の送り速度に従って、モータで、制御可能に駆動され
る。巻取り操作が完了すると、基材を切断し、基材キャ
リアまわりの巻取り部に属する基材の端部を自動的に巻
取り部に固定し、もう一方の端部を再び規定の保管位置
に保持する。こうして、基材は、均一で、再現可能な張
力下で、基材キャリアに巻取られることになる。この結
果、上記で説明したように、織物サンプルに染色する場
合、特定の配合による染料および/または特定の知覚カ
ラーを得るのに必要な配合を決定する方法を用いること
によって、後で、生産条件下で染色した場合に得られる
ことになる知覚カラーの信頼に足る目安を得ることが可
能になる。同時に、自動基材掛け、巻取り、切断、及
び、固定が可能になり、従って、巻取り操作の効率が高
くなる。
及びその他の欠点、及び、特に、本発明の課題は、方法
に関して、次のように解決される。まず、巻取る基材を
規定の保管位置に保持し、次に、基材キャリアを移動さ
せて、基材と基材キャリアが係合することになる、基材
掛け位置につける。次に、巻取るべき基材を自動的に基
材キャリアのまわりに掛け、基材掛け操作が完了する
と、基材キャリアを巻取り位置に移動させる。巻取り位
置では、基材を基材キャリアに巻取るが、基材キャリア
に対する基材の移送は、モータを用いた、制御可能な送
り速度による駆動によって行われる。基材キャリア自
体、均一なトルクで、基材キャリアに対する基材の移送
の送り速度に従って、モータで、制御可能に駆動され
る。巻取り操作が完了すると、基材を切断し、基材キャ
リアまわりの巻取り部に属する基材の端部を自動的に巻
取り部に固定し、もう一方の端部を再び規定の保管位置
に保持する。こうして、基材は、均一で、再現可能な張
力下で、基材キャリアに巻取られることになる。この結
果、上記で説明したように、織物サンプルに染色する場
合、特定の配合による染料および/または特定の知覚カ
ラーを得るのに必要な配合を決定する方法を用いること
によって、後で、生産条件下で染色した場合に得られる
ことになる知覚カラーの信頼に足る目安を得ることが可
能になる。同時に、自動基材掛け、巻取り、切断、及
び、固定が可能になり、従って、巻取り操作の効率が高
くなる。
【0008】本発明のもう1つの異なる方法の場合、基
材を基材キャリアに移送するモータ駆動装置は、均一な
送り速度に調整されている。結果として、移送駆動装置
が、均一な送り速度に調整されると、送り速度が受ける
変動はわずかになり、従って、これに応じて、制御信号
に対して施す必要のある調整も少なくなるので、もちろ
ん、送り速度に従って制御される基材キャリアの駆動装
置を制御するのに必要な労力も、少なくてすむことにな
る。
材を基材キャリアに移送するモータ駆動装置は、均一な
送り速度に調整されている。結果として、移送駆動装置
が、均一な送り速度に調整されると、送り速度が受ける
変動はわずかになり、従って、これに応じて、制御信号
に対して施す必要のある調整も少なくなるので、もちろ
ん、送り速度に従って制御される基材キャリアの駆動装
置を制御するのに必要な労力も、少なくてすむことにな
る。
【0009】本発明のさらにもう1つの異なる方法の場
合、まず第1に、基材幅及び基材厚さが既知の場合、巻
取られる基材の単位当たり質量を求め、次に、基材キャ
リアに巻取られる基材の所望の質量を指定する。求めら
れた基材の単位当たり質量及び指定された基材の所望の
質量に基づいて、次に、モータ駆動装置の制御および/
または調整を行うための、対応する信号を発生する。結
果として、既知の幅の基材の場合、その単位面積当たり
質量は、未知であるが、この場合、まず、基材キャリア
に所望の(総)質量の基材を巻取ることができるように
するのに必要な、単位面積当たりの質量を求めることが
できる。一方、基材の単位面積当たりの質量を求める能
力は、単位面積当たりの質量が標準値として既知の基材
の場合にも、有利である。というのは、こうした標準的
な基材であっても、標準値から逸脱している可能性があ
り、この方法によって、簡単に「較正」することができ
るからである。
合、まず第1に、基材幅及び基材厚さが既知の場合、巻
取られる基材の単位当たり質量を求め、次に、基材キャ
リアに巻取られる基材の所望の質量を指定する。求めら
れた基材の単位当たり質量及び指定された基材の所望の
質量に基づいて、次に、モータ駆動装置の制御および/
または調整を行うための、対応する信号を発生する。結
果として、既知の幅の基材の場合、その単位面積当たり
質量は、未知であるが、この場合、まず、基材キャリア
に所望の(総)質量の基材を巻取ることができるように
するのに必要な、単位面積当たりの質量を求めることが
できる。一方、基材の単位面積当たりの質量を求める能
力は、単位面積当たりの質量が標準値として既知の基材
の場合にも、有利である。というのは、こうした標準的
な基材であっても、標準値から逸脱している可能性があ
り、この方法によって、簡単に「較正」することができ
るからである。
【0010】単位面積当たり質量は、次のようにして、
有効に求めることが可能である。まず第1に、空の基材
キャリア(既知の直径を備えた)の総重量を求める。次
に、装填した基材キャリアの所定の直径に達するまで、
基材キャリアに基材を巻取る。次に、装填した基材キャ
リアの重量を求める。基材幅及び基材厚さが既知の場
合、これら全ての値に基づいて、基材の単位面積当たり
質量を求めることができる。基材厚さが既知の場合、所
望の質量の基材を基材キャリアに巻取るため、前もっ
て、装填した基材キャリアの直径を求めておいて、モニ
ターし、装填した基材キャリアのあらかじめ計算した直
径に達すると、巻取り操作を停止することが可能であ
る。
有効に求めることが可能である。まず第1に、空の基材
キャリア(既知の直径を備えた)の総重量を求める。次
に、装填した基材キャリアの所定の直径に達するまで、
基材キャリアに基材を巻取る。次に、装填した基材キャ
リアの重量を求める。基材幅及び基材厚さが既知の場
合、これら全ての値に基づいて、基材の単位面積当たり
質量を求めることができる。基材厚さが既知の場合、所
望の質量の基材を基材キャリアに巻取るため、前もっ
て、装填した基材キャリアの直径を求めておいて、モニ
ターし、装填した基材キャリアのあらかじめ計算した直
径に達すると、巻取り操作を停止することが可能であ
る。
【0011】さらにもう1つの異なる方法の場合、基材
キャリアに対する基材の巻取りにかかる所望の張力及び
巻取り操作の所望の持続時間をを指定する。指定の値が
巻取るべき基材に整合する場合、その値に基づいて、モ
ータ駆動装置の制御および/または調整を行うための信
号を発生する。この方法の利点は、全ての基材が、同じ
量の張力に耐えることができるわけではなく、引き裂き
(張力が強すぎる場合)、または、しわ(張力が弱すぎ
る場合)を回避しなければならないので、さまざまな基
材をさまざまな張力で巻取ることができるという点にあ
る。そのため、対応する警告を与えることが可能であ
り、例えば、選択したパラーメータが巻取るべき基材に
整合しないという旨の警告をスクリーンに表示すること
が可能である。これは、基材の巻取り操作の持続時間お
よび/または巻取り速度にも当てはまり、さまざまな基
材をさまざまな最大速度で巻取ることができるし、ある
いは、巻取らなければならない。
キャリアに対する基材の巻取りにかかる所望の張力及び
巻取り操作の所望の持続時間をを指定する。指定の値が
巻取るべき基材に整合する場合、その値に基づいて、モ
ータ駆動装置の制御および/または調整を行うための信
号を発生する。この方法の利点は、全ての基材が、同じ
量の張力に耐えることができるわけではなく、引き裂き
(張力が強すぎる場合)、または、しわ(張力が弱すぎ
る場合)を回避しなければならないので、さまざまな基
材をさまざまな張力で巻取ることができるという点にあ
る。そのため、対応する警告を与えることが可能であ
り、例えば、選択したパラーメータが巻取るべき基材に
整合しないという旨の警告をスクリーンに表示すること
が可能である。これは、基材の巻取り操作の持続時間お
よび/または巻取り速度にも当てはまり、さまざまな基
材をさまざまな最大速度で巻取ることができるし、ある
いは、巻取らなければならない。
【0012】さらにもう1つの異なる方法の場合、いく
つかの基材の準備を整えておき(例えば、マガジンの形
態で)、最初のステップとして(すなわち、較正前
に)、まず、基材群の中から、所望の基材を選択し、あ
るいは、識別する。この方法を利用すると、例えば、基
材保管リールといった、準備の整った基材の労力を要す
る手動交換が回避される。この場合、所望の基材を入力
すると、その基材が完全に自動で選択されるので、結果
として、この方法は、顕著な効率を示すことになる。
つかの基材の準備を整えておき(例えば、マガジンの形
態で)、最初のステップとして(すなわち、較正前
に)、まず、基材群の中から、所望の基材を選択し、あ
るいは、識別する。この方法を利用すると、例えば、基
材保管リールといった、準備の整った基材の労力を要す
る手動交換が回避される。この場合、所望の基材を入力
すると、その基材が完全に自動で選択されるので、結果
として、この方法は、顕著な効率を示すことになる。
【0013】装置に関しては、基材を規定の保管位置に
保持する保持手段と、基材キャリアを移動させて、基材
キャリアが規定の保管位置に保持された基材掛けすべき
基材と係合することになる、基材掛け位置につけ、該基
材を基材キャリアに掛ける手段を設けることによって、
先行技術の欠点は解消され、特に、本発明の課題は解決
される。さらに、基材掛けが済むと、基材の巻取り手段
が掛けられた基材を基材キャリアに巻取ることになる巻
取り位置に、基材キャリアを移動させるための、基材キ
ャリア移動手段も設けられる。準備の整った基材の巻取
り手段は、移送駆動装置が牽引ローラの間をガイドされ
る基材を移送する、送り速度を調整するための手段が設
けられた、モータ駆動による移送駆動装置から構成され
る。基材の巻取り手段には、移送駆動装置が基材を基材
キャリアに移送する送り速度に従って、基材キャリアを
移送し、基材キャリアを均一なトルクで駆動する制御手
段が設けられた、モータ駆動による基材キャリア駆動装
置も含まれている。さらに、巻取り操作の完了後に、巻
取られる基材を切断する手段と、保持手段によって、基
材のもう一方の端部が再び規定の保管位置に保持される
一方で、巻取り部に属する基材の端部を自動的に巻取り
部に固定する手段の両方が設けられている。基材は、こ
うした装置を利用して、均一で、再現可能な張力下にお
いて、基材キャリアに巻取られる。この結果として、最
初に述べたように、織物サンプルを染色する場合、特定
の配合による染料および/または特定の知覚カラーを得
るのに必要な配合を決定する方法を用いることによっ
て、後で、生産条件下で染色した場合に得られることに
なる知覚カラーの信頼に足る目安を得ることが可能にな
る。同時に、自動基材掛け、巻取り、切断、及び、固定
が可能になり、従って、巻取り操作の効率が高くなる。
保持する保持手段と、基材キャリアを移動させて、基材
キャリアが規定の保管位置に保持された基材掛けすべき
基材と係合することになる、基材掛け位置につけ、該基
材を基材キャリアに掛ける手段を設けることによって、
先行技術の欠点は解消され、特に、本発明の課題は解決
される。さらに、基材掛けが済むと、基材の巻取り手段
が掛けられた基材を基材キャリアに巻取ることになる巻
取り位置に、基材キャリアを移動させるための、基材キ
ャリア移動手段も設けられる。準備の整った基材の巻取
り手段は、移送駆動装置が牽引ローラの間をガイドされ
る基材を移送する、送り速度を調整するための手段が設
けられた、モータ駆動による移送駆動装置から構成され
る。基材の巻取り手段には、移送駆動装置が基材を基材
キャリアに移送する送り速度に従って、基材キャリアを
移送し、基材キャリアを均一なトルクで駆動する制御手
段が設けられた、モータ駆動による基材キャリア駆動装
置も含まれている。さらに、巻取り操作の完了後に、巻
取られる基材を切断する手段と、保持手段によって、基
材のもう一方の端部が再び規定の保管位置に保持される
一方で、巻取り部に属する基材の端部を自動的に巻取り
部に固定する手段の両方が設けられている。基材は、こ
うした装置を利用して、均一で、再現可能な張力下にお
いて、基材キャリアに巻取られる。この結果として、最
初に述べたように、織物サンプルを染色する場合、特定
の配合による染料および/または特定の知覚カラーを得
るのに必要な配合を決定する方法を用いることによっ
て、後で、生産条件下で染色した場合に得られることに
なる知覚カラーの信頼に足る目安を得ることが可能にな
る。同時に、自動基材掛け、巻取り、切断、及び、固定
が可能になり、従って、巻取り操作の効率が高くなる。
【0014】該装置の有効な実施例の場合、移送駆動装
置の調整手段が、基材の送り速度を均一な速度に調整す
る。結果として、移送駆動装置が、均一な送り速度に調
整されると、送り速度が受ける変動はわずかになり、従
って、これに応じて、制御信号に対して施す必要のある
調整も少なくなるので、もちろん、送り速度に従って制
御される基材キャリアの駆動装置を制御するのに必要な
労力も、少なくてすむことになる。
置の調整手段が、基材の送り速度を均一な速度に調整す
る。結果として、移送駆動装置が、均一な送り速度に調
整されると、送り速度が受ける変動はわずかになり、従
って、これに応じて、制御信号に対して施す必要のある
調整も少なくなるので、もちろん、送り速度に従って制
御される基材キャリアの駆動装置を制御するのに必要な
労力も、少なくてすむことになる。
【0015】該装置の実施例の1つでは、基材を規定の
保管位置に保持するための保持手段は、基材掛け位置ま
で移動すると、基材キャリアに面することになる、保持
表面を備えた保持レールまたは保持部材から構成され、
保持表面には、吸引口と、弁を介して減圧源に接続され
ている減圧接続部が設けられている。基材掛けが行われ
ると、保持部材と減圧源の間に圧力が伝わることにな
り、この結果、減圧源が、保持表面の吸引口を介して、
減圧を発生すると、吸引力によって、基材が保持表面に
引きつけられることになる。基材キャリアは、外壁に、
外壁からほぼ半径方向の外側に突き出したニードルが設
けられた、その縦軸まわりのいくつかの領域を備えてい
る。該ニードルは、保管位置に保持された基材と係合す
る。基材キャリアの該ニードルに対応する溝が、保持部
材の保持表面に形成されているので、基材キャリアは、
妨げられることなく、駆動する(回転させる)ことが可
能になる。基材掛け操作が完了すると、弁が、保持部材
から減圧源の圧力を遮断し、これによって、基材が保持
表面から解放され、その巻取りが可能になる。
保管位置に保持するための保持手段は、基材掛け位置ま
で移動すると、基材キャリアに面することになる、保持
表面を備えた保持レールまたは保持部材から構成され、
保持表面には、吸引口と、弁を介して減圧源に接続され
ている減圧接続部が設けられている。基材掛けが行われ
ると、保持部材と減圧源の間に圧力が伝わることにな
り、この結果、減圧源が、保持表面の吸引口を介して、
減圧を発生すると、吸引力によって、基材が保持表面に
引きつけられることになる。基材キャリアは、外壁に、
外壁からほぼ半径方向の外側に突き出したニードルが設
けられた、その縦軸まわりのいくつかの領域を備えてい
る。該ニードルは、保管位置に保持された基材と係合す
る。基材キャリアの該ニードルに対応する溝が、保持部
材の保持表面に形成されているので、基材キャリアは、
妨げられることなく、駆動する(回転させる)ことが可
能になる。基材掛け操作が完了すると、弁が、保持部材
から減圧源の圧力を遮断し、これによって、基材が保持
表面から解放され、その巻取りが可能になる。
【0016】有効に開発された装置の場合、基材の移送
方向に見える切断手段は、保持部材のすぐ下流に配置さ
れる。この配置の場合、基材が切断されると、巻取り部
に属さない基材の端部は、既述のように、減圧源に助け
られて、保持部材によって保持することが可能であり、
同様に、次の基材キャリアに対する基材掛けは、既述の
単純で、信頼に足る方法で自動的に実施することができ
る。
方向に見える切断手段は、保持部材のすぐ下流に配置さ
れる。この配置の場合、基材が切断されると、巻取り部
に属さない基材の端部は、既述のように、減圧源に助け
られて、保持部材によって保持することが可能であり、
同様に、次の基材キャリアに対する基材掛けは、既述の
単純で、信頼に足る方法で自動的に実施することができ
る。
【0017】本発明による装置のさらにもう1つの実施
例の場合、巻取り部に属する基材の端部を巻取り部に固
定する手段は、基材キャリアの端部領域において、基材
キャリアの縦軸と同軸をなす個々の基材キャリアに設け
られたリングから構成される。該リングの内表面には、
巻取り時に基材キャリアが自由に回転することができ
る、円周溝が設けられている。リングの外側には、基材
キャリアの縦断面にほぼ垂直に、ピンが設けられてい
て、このピンのまわりには、作動可能な固定スパイクが
取り付けられおり、2つの位置間において旋回するよう
になっている。基材が、基材キャリアに巻取られる際に
は、スパイクは、外側に旋回して、基材キャリアに対す
る基材の巻取りを妨げない巻取り位置につく。一方、固
定位置の場合には、スパイクは、内側に旋回して、基材
キャリアのほぼ縦方向に向くと、巻取られる基材の少な
くとも外側の2層を貫通し、該層を互いに固定すること
になる。該装置のこの実施例によって、巻取り部に属す
る基材の端部を自動的に巻取り部に固定することが可能
になる。同時に、既述のように、基材掛けを施し、巻取
ることが可能になる。
例の場合、巻取り部に属する基材の端部を巻取り部に固
定する手段は、基材キャリアの端部領域において、基材
キャリアの縦軸と同軸をなす個々の基材キャリアに設け
られたリングから構成される。該リングの内表面には、
巻取り時に基材キャリアが自由に回転することができ
る、円周溝が設けられている。リングの外側には、基材
キャリアの縦断面にほぼ垂直に、ピンが設けられてい
て、このピンのまわりには、作動可能な固定スパイクが
取り付けられおり、2つの位置間において旋回するよう
になっている。基材が、基材キャリアに巻取られる際に
は、スパイクは、外側に旋回して、基材キャリアに対す
る基材の巻取りを妨げない巻取り位置につく。一方、固
定位置の場合には、スパイクは、内側に旋回して、基材
キャリアのほぼ縦方向に向くと、巻取られる基材の少な
くとも外側の2層を貫通し、該層を互いに固定すること
になる。該装置のこの実施例によって、巻取り部に属す
る基材の端部を自動的に巻取り部に固定することが可能
になる。同時に、既述のように、基材掛けを施し、巻取
ることが可能になる。
【0018】発展させた実施例の場合、基材掛け操作の
開始前に、固定スパイクを外側に旋回させて、巻取り位
置につけ、巻取り操作の終了時には、固定スパイクを内
側に旋回させて、固定位置につける、独立した作動部材
が設けられている。
開始前に、固定スパイクを外側に旋回させて、巻取り位
置につけ、巻取り操作の終了時には、固定スパイクを内
側に旋回させて、固定位置につける、独立した作動部材
が設けられている。
【0019】該装置のもう1つの実施例の場合、基材幅
及び基材厚さが既知の、基材の単位面積当たり質量を求
めるための手段が、設けられている。また、基材キャリ
アに巻取るべき基材の所望の質量を指定する入力手段
と、求めた基材の単位面積当たり質量及び巻取るべき基
材の所望の質量に基づいて、基材キャリアの駆動装置の
ための制御手段および/または移送駆動装置のための調
整手段に対する対応する信号を発生し、該信号をそれら
に送る計算手段も設けられている。
及び基材厚さが既知の、基材の単位面積当たり質量を求
めるための手段が、設けられている。また、基材キャリ
アに巻取るべき基材の所望の質量を指定する入力手段
と、求めた基材の単位面積当たり質量及び巻取るべき基
材の所望の質量に基づいて、基材キャリアの駆動装置の
ための制御手段および/または移送駆動装置のための調
整手段に対する対応する信号を発生し、該信号をそれら
に送る計算手段も設けられている。
【0020】発展させた実施例の場合、単位面積当たり
質量を求めるため、空の場合、及び、装填された場合の
基材キャリアの重量を求めるための計量手段が、設けら
れている。装填した基材キャリアの直径をモニターし、
装填した基材キャリアの直径が、所定の直径に達する
と、巻取り操作を停止する手段も設けられている。次
に、空の基材キャリアの直径が既知の場合、計算手段
は、その値を利用して、基材の単位面積当たり質量を計
算する。次に、計算手段が、巻取るべき基材の所望の質
量に基づいて、あらかじめ、装填された基材キャリアの
直径を計算しておき、装填した基材キャリアの直径をモ
ニターする手段を配置して、あらかじめ計算した直径に
達すると、それを検出し、その結果、巻取り操作が停止
されるようにする。
質量を求めるため、空の場合、及び、装填された場合の
基材キャリアの重量を求めるための計量手段が、設けら
れている。装填した基材キャリアの直径をモニターし、
装填した基材キャリアの直径が、所定の直径に達する
と、巻取り操作を停止する手段も設けられている。次
に、空の基材キャリアの直径が既知の場合、計算手段
は、その値を利用して、基材の単位面積当たり質量を計
算する。次に、計算手段が、巻取るべき基材の所望の質
量に基づいて、あらかじめ、装填された基材キャリアの
直径を計算しておき、装填した基材キャリアの直径をモ
ニターする手段を配置して、あらかじめ計算した直径に
達すると、それを検出し、その結果、巻取り操作が停止
されるようにする。
【0021】発展させた実施例の場合、基材キャリアに
巻取るべき基材の所望の質量を指定し、基材キャリアに
かかる基材の所望の張力を指定し、巻取り操作の持続時
間を指定するための入力手段も、設けられている。電子
計算手段が、計算を行い、指定の値が巻取るべき基材に
整合する場合には、それらの値に基づいて、駆動モータ
および/またはその制御または調整手段のための対応す
る制御信号を発生する。特定の基材にとって許容できな
いパラメータ(例えば、強すぎて、基材に整合しない張
力)が、入力される場合、電子計算手段は、これを認識
して、ユーザに伝える。
巻取るべき基材の所望の質量を指定し、基材キャリアに
かかる基材の所望の張力を指定し、巻取り操作の持続時
間を指定するための入力手段も、設けられている。電子
計算手段が、計算を行い、指定の値が巻取るべき基材に
整合する場合には、それらの値に基づいて、駆動モータ
および/またはその制御または調整手段のための対応す
る制御信号を発生する。特定の基材にとって許容できな
いパラメータ(例えば、強すぎて、基材に整合しない張
力)が、入力される場合、電子計算手段は、これを認識
して、ユーザに伝える。
【0022】本発明による装置のとりわけ有効な実施例
は、複数の基材保管リールから構成され、各保管リール
毎に、その間に基材をクランプしてガイドする、対をな
す、モータ駆動による、独立した牽引ローラが設けられ
ている。この実施例の場合、基材キャリアに巻取るべき
所望の基材を指定するための入力手段も、設けられてい
る。指定された所望の基材に基づいて、モータ移送駆動
装置が、入力手段を介して選択された基材の牽引ローラ
に向かって、または、対応する基材保管リールに向かっ
て移動し、駆動装置と選択された基材の牽引ローラが結
合することになる。本実施例は、とりわけ、自動基材掛
け、巻取り、切断、及び、固定を実施するための前述の
他の構成部品が設けられている場合には、ほぼ完全に自
動で機能し、従って、とりわけ極めて有効である。
は、複数の基材保管リールから構成され、各保管リール
毎に、その間に基材をクランプしてガイドする、対をな
す、モータ駆動による、独立した牽引ローラが設けられ
ている。この実施例の場合、基材キャリアに巻取るべき
所望の基材を指定するための入力手段も、設けられてい
る。指定された所望の基材に基づいて、モータ移送駆動
装置が、入力手段を介して選択された基材の牽引ローラ
に向かって、または、対応する基材保管リールに向かっ
て移動し、駆動装置と選択された基材の牽引ローラが結
合することになる。本実施例は、とりわけ、自動基材掛
け、巻取り、切断、及び、固定を実施するための前述の
他の構成部品が設けられている場合には、ほぼ完全に自
動で機能し、従って、とりわけ極めて有効である。
【0023】
【実施例】図1に示す実験室の染色ライン1の実施例の
場合、処理を受ける基材、とりわけ、織物2が、織物の
準備が整った保管リール3から繰り出され、加工機構4
に移送される。加工機構4において、織物は、例えば、
サンプル染色スリーブといった基材キャリアに巻取られ
る。実験室の染色ラインは、計量機構6において溶液に
することの可能な染め粉の保管容器5から構成される。
次に、染浴7において、装填されたサンプル染色スリー
ブが、染料の混合物にさらされ、こうして、織物を染色
することが可能になる。
場合、処理を受ける基材、とりわけ、織物2が、織物の
準備が整った保管リール3から繰り出され、加工機構4
に移送される。加工機構4において、織物は、例えば、
サンプル染色スリーブといった基材キャリアに巻取られ
る。実験室の染色ラインは、計量機構6において溶液に
することの可能な染め粉の保管容器5から構成される。
次に、染浴7において、装填されたサンプル染色スリー
ブが、染料の混合物にさらされ、こうして、織物を染色
することが可能になる。
【0024】図2には、保管リール3からサンプル染色
スリーブ40に織物2を移送するための駆動装置300
と、織物2をスリーブに巻取るための駆動装置400か
ら成る基本構成が示されている。本図に示す構成は、そ
の間に織物2をクランプしてガイドする、駆動装置30
0によって駆動可能な、牽引ローラ31及び32から構
成される。こうした駆動装置300の単純なバージョン
は、象徴的に矢印31aで示されるように、牽引ローラ
31に結合可能な駆動シャフトを備えた、モータから構
成される。象徴的に矢印32aで示されるように、牽引
ローラ31の代わりに、牽引ローラ32を等しく駆動す
ることが可能である。従って、牽引ローラは、矢印31
b及び32bの方向に、それぞれ、回転する。織物2を
スリーブ40に掛けてしまうと(織物掛け操作について
は、詳細に後述する)、矢印40aによって示すよう
に、スリーブ40に結合可能な駆動装置400を用いる
ことによって、巻取り操作時に矢印40bの方向に回転
するスリーブ40に、織物2を巻取ることが可能にな
る。駆動装置400は、同様に、単純に、スリーブ40
に結合可能な駆動シャフトを備えたモータから構成する
ことが可能である。
スリーブ40に織物2を移送するための駆動装置300
と、織物2をスリーブに巻取るための駆動装置400か
ら成る基本構成が示されている。本図に示す構成は、そ
の間に織物2をクランプしてガイドする、駆動装置30
0によって駆動可能な、牽引ローラ31及び32から構
成される。こうした駆動装置300の単純なバージョン
は、象徴的に矢印31aで示されるように、牽引ローラ
31に結合可能な駆動シャフトを備えた、モータから構
成される。象徴的に矢印32aで示されるように、牽引
ローラ31の代わりに、牽引ローラ32を等しく駆動す
ることが可能である。従って、牽引ローラは、矢印31
b及び32bの方向に、それぞれ、回転する。織物2を
スリーブ40に掛けてしまうと(織物掛け操作について
は、詳細に後述する)、矢印40aによって示すよう
に、スリーブ40に結合可能な駆動装置400を用いる
ことによって、巻取り操作時に矢印40bの方向に回転
するスリーブ40に、織物2を巻取ることが可能にな
る。駆動装置400は、同様に、単純に、スリーブ40
に結合可能な駆動シャフトを備えたモータから構成する
ことが可能である。
【0025】図3には、図2の基本構成が示されている
が、入力操作卓41aを備えたコンピュータ41が追加
されている。入力操作卓41aの助けで行うことの可能
な入力については、もう1度、さらに詳細に後述するこ
とにする。さらに、図2の構成と比較すると、この構成
には、さらに、牽引ローラ31及び32の駆動装置30
0のための調整手段310、及び、スリーブ40の駆動
装置400のための制御手段410が追加されている。
織物2は、均一な張力でスリーブ40に巻取られるの
で、駆動装置400は、均一なトルクでスリーブ40を
駆動する。このトルクが均一であることを保証するた
め、制御手段410が、設けられており、該制御手段
は、織物2がスリーブ40に移送される瞬時速度に従っ
て、スリーブ40の駆動装置400を制御する。織物2
の張力が均一な場合、スリーブ40に対する巻取りの直
径は、一定して増大するので、スリーブ40の角速度
は、当然、巻取り操作の終了に向かう際よりも、巻取り
操作の開始時において大きくなるはずである。これは、
スリーブ40に対する織物2の均一な送り速度を前提と
している。巻取るべき織物の厚さが、コンピュータ41
にとって既知の場合、コンピュータは、スリーブ用の駆
動装置400を制御して、織物2が均一な張力でスリー
ブ40に巻取られるようにする制御手段410に対する
信号を、瞬時送り速度に従って発生する。計算の労力を
最小限に保つため、牽引ローラ31及び32用の駆動装
置300を調整して、織物2が、均一な送り速度でスリ
ーブ40に移送されるようにする、調整手段310も設
けられている。そのため、織物2が移送される速度をモ
ニターしなければならないが、可能性のある方法が数多
く考えられる。例えば、移送ローラ31及び32は、セ
ンサーでモニターすることが可能である。その可能性
が、図3のドット・ライン311によって象徴的に示さ
れている。もちろん、他のモニター方法も、等しく可能
である。次に、コンピュータ41は、織物2の瞬時送り
速度に基づいて、制御手段410に対する特定の瞬時信
号を計算し、制御手段は、これに従って駆動装置400
を制御する。こうして、均一な張力で、織物2をスリー
ブ40に巻取ることが保証される。同時に、コンピュー
タは、調整手段310に対する信号も計算し、調整手段
は、牽引ローラ31及び32用駆動装置300を調整し
て、織物2がスリーブ40に対して均一な速度で移送さ
れるようにし、この結果、計算に必要な労力が減少す
る。
が、入力操作卓41aを備えたコンピュータ41が追加
されている。入力操作卓41aの助けで行うことの可能
な入力については、もう1度、さらに詳細に後述するこ
とにする。さらに、図2の構成と比較すると、この構成
には、さらに、牽引ローラ31及び32の駆動装置30
0のための調整手段310、及び、スリーブ40の駆動
装置400のための制御手段410が追加されている。
織物2は、均一な張力でスリーブ40に巻取られるの
で、駆動装置400は、均一なトルクでスリーブ40を
駆動する。このトルクが均一であることを保証するた
め、制御手段410が、設けられており、該制御手段
は、織物2がスリーブ40に移送される瞬時速度に従っ
て、スリーブ40の駆動装置400を制御する。織物2
の張力が均一な場合、スリーブ40に対する巻取りの直
径は、一定して増大するので、スリーブ40の角速度
は、当然、巻取り操作の終了に向かう際よりも、巻取り
操作の開始時において大きくなるはずである。これは、
スリーブ40に対する織物2の均一な送り速度を前提と
している。巻取るべき織物の厚さが、コンピュータ41
にとって既知の場合、コンピュータは、スリーブ用の駆
動装置400を制御して、織物2が均一な張力でスリー
ブ40に巻取られるようにする制御手段410に対する
信号を、瞬時送り速度に従って発生する。計算の労力を
最小限に保つため、牽引ローラ31及び32用の駆動装
置300を調整して、織物2が、均一な送り速度でスリ
ーブ40に移送されるようにする、調整手段310も設
けられている。そのため、織物2が移送される速度をモ
ニターしなければならないが、可能性のある方法が数多
く考えられる。例えば、移送ローラ31及び32は、セ
ンサーでモニターすることが可能である。その可能性
が、図3のドット・ライン311によって象徴的に示さ
れている。もちろん、他のモニター方法も、等しく可能
である。次に、コンピュータ41は、織物2の瞬時送り
速度に基づいて、制御手段410に対する特定の瞬時信
号を計算し、制御手段は、これに従って駆動装置400
を制御する。こうして、均一な張力で、織物2をスリー
ブ40に巻取ることが保証される。同時に、コンピュー
タは、調整手段310に対する信号も計算し、調整手段
は、牽引ローラ31及び32用駆動装置300を調整し
て、織物2がスリーブ40に対して均一な速度で移送さ
れるようにし、この結果、計算に必要な労力が減少す
る。
【0026】既述のより一般的な性質の説明に対して、
以下では、図4−12を参照して、巻取り装置の可能性
のある実施例について解説する。そのため、いくつかの
保管リール3を設けることが可能であり、そのうちの3
つが、図4に示されている。各保管リール毎に、その間
に織物2をクランプしてガイドする、対をなす、独立し
た牽引ローラ31及び32が設けられている。織物2の
端部は、図6に示すように保持レール42に保持される
が、もちろん、レール42の代わりに、独立した保持部
材42を設けることも可能である。
以下では、図4−12を参照して、巻取り装置の可能性
のある実施例について解説する。そのため、いくつかの
保管リール3を設けることが可能であり、そのうちの3
つが、図4に示されている。各保管リール毎に、その間
に織物2をクランプしてガイドする、対をなす、独立し
た牽引ローラ31及び32が設けられている。織物2の
端部は、図6に示すように保持レール42に保持される
が、もちろん、レール42の代わりに、独立した保持部
材42を設けることも可能である。
【0027】図4に関連して既述のように、まず、織物
2を保管位置に保持する。図6には、織物2を保持する
やり方が示されている。ここでは、保持部材42または
対応する保持レールについてしか説明しないが、スリー
ブ40も示されている。保持部材または保持レール42
は、吸引口421の設けられた、湾曲した保持表面42
0を備えている。保持表面420の吸引口421を介し
て発生する減圧によって、織物2が湾曲した保持表面4
20に引きつけられ、吸引力によって該表面に保持され
る。この場合、該減圧は、例えば、可制御弁のような弁
432、及び、接続部430を介して、保持部材42に
接続された減圧源431の助けで発生する。さらに、保
持部材42または保持表面420には、溝422が形成
されており、該溝の機能については、織物掛け操作に関
する説明において、さらに詳細に後述するすることにな
る。
2を保管位置に保持する。図6には、織物2を保持する
やり方が示されている。ここでは、保持部材42または
対応する保持レールについてしか説明しないが、スリー
ブ40も示されている。保持部材または保持レール42
は、吸引口421の設けられた、湾曲した保持表面42
0を備えている。保持表面420の吸引口421を介し
て発生する減圧によって、織物2が湾曲した保持表面4
20に引きつけられ、吸引力によって該表面に保持され
る。この場合、該減圧は、例えば、可制御弁のような弁
432、及び、接続部430を介して、保持部材42に
接続された減圧源431の助けで発生する。さらに、保
持部材42または保持表面420には、溝422が形成
されており、該溝の機能については、織物掛け操作に関
する説明において、さらに詳細に後述するすることにな
る。
【0028】従って、入力操作卓41a(図3)を利用
して、巻取るべき所望の織物2を選択することが可能で
ある。牽引ローラ31及び32の駆動装置300は、該
入力に基づいて、対応する保管リール3またはその牽引
ローラ31及び32に向かって移動し、駆動装置と牽引
ローラが結合される。そのため、駆動装置300は、結
合するために、その駆動ヘッド301を移動させて、駆
動すべき牽引ローラのシャフトと軸方向に(すなわち、
図4の場合、図面の平面に)心合せするようにし、次
に、対応する牽引ローラのシャフトに、この場合、牽引
ローラ31のシャフトに結合させる前に、まず、レール
43に沿って、選択された保管ロリール3に向かって移
動する。駆動装置400は、巻取りスリーブ40と共
に、可動駆動装置300に接続されて、構造的単位を形
成し、このため、駆動装置が、選択された特定の保管リ
ール3に共に移動することが可能になり、結果として、
実質的に、加工ステップ全体を節約することができる。
して、巻取るべき所望の織物2を選択することが可能で
ある。牽引ローラ31及び32の駆動装置300は、該
入力に基づいて、対応する保管リール3またはその牽引
ローラ31及び32に向かって移動し、駆動装置と牽引
ローラが結合される。そのため、駆動装置300は、結
合するために、その駆動ヘッド301を移動させて、駆
動すべき牽引ローラのシャフトと軸方向に(すなわち、
図4の場合、図面の平面に)心合せするようにし、次
に、対応する牽引ローラのシャフトに、この場合、牽引
ローラ31のシャフトに結合させる前に、まず、レール
43に沿って、選択された保管ロリール3に向かって移
動する。駆動装置400は、巻取りスリーブ40と共
に、可動駆動装置300に接続されて、構造的単位を形
成し、このため、駆動装置が、選択された特定の保管リ
ール3に共に移動することが可能になり、結果として、
実質的に、加工ステップ全体を節約することができる。
【0029】牽引ローラ31のシャフトに対する駆動装
置300の軸方向の結合は、例えば、図5に示すよう
に、実施することが可能である。そのため、駆動ヘッド
301は、第1のサーボ・モータ302に助けられ、サ
ーボ・モータ302が駆動するピニオン303及びピニ
オン303が係合するラック304によって、牽引ロー
ラ31に向かって、すなわち、図5の場合、左に向かっ
て移動する。駆動ヘッド301は、牽引ローラ31のシ
ャフトに結合されると(図5では、可能性のある結合方
法が、シャフトの六角形、及び、駆動ヘッド301の連
係する六角形のブラインド・ソケットによって象徴的に
示されている)、駆動ヘッド301の駆動及び牽引ロー
ラ31の連係する回転は、同様に、互いに歯(大歯車、
ピニオン)が係合することによって可能になる。
置300の軸方向の結合は、例えば、図5に示すよう
に、実施することが可能である。そのため、駆動ヘッド
301は、第1のサーボ・モータ302に助けられ、サ
ーボ・モータ302が駆動するピニオン303及びピニ
オン303が係合するラック304によって、牽引ロー
ラ31に向かって、すなわち、図5の場合、左に向かっ
て移動する。駆動ヘッド301は、牽引ローラ31のシ
ャフトに結合されると(図5では、可能性のある結合方
法が、シャフトの六角形、及び、駆動ヘッド301の連
係する六角形のブラインド・ソケットによって象徴的に
示されている)、駆動ヘッド301の駆動及び牽引ロー
ラ31の連係する回転は、同様に、互いに歯(大歯車、
ピニオン)が係合することによって可能になる。
【0030】織物掛け操作及び後続の巻取り操作の理解
をより深めるため、以下では、解説の実施例のスリーブ
40がとることのできる形態に関する説明を行うことに
する。そのため、図7及び図8には、それぞれ、こうし
たスリーブ40が示されており、2つの図のスリーブ4
0には、既に、織物2が装填されている。図示のよう
に、スリーブ40の壁面には、開口部402が設けられ
ている。従って、この場合、染色流体は、簡単に開口部
402及び巻取られた織物2を通ることができ、こうし
て、とりわけ、染色流体の循環が可能になるので、図示
のスリーブ40は、後続の染浴による巻取った織物の染
色に適している。さらに、スリーブ40は、その外側
の、その壁面に、外壁からほぼ半径方向に突き出すニー
ドル403を備えている。該ニードル403の機能につ
いては、織物掛け操作に関する説明において、さらに詳
述する。
をより深めるため、以下では、解説の実施例のスリーブ
40がとることのできる形態に関する説明を行うことに
する。そのため、図7及び図8には、それぞれ、こうし
たスリーブ40が示されており、2つの図のスリーブ4
0には、既に、織物2が装填されている。図示のよう
に、スリーブ40の壁面には、開口部402が設けられ
ている。従って、この場合、染色流体は、簡単に開口部
402及び巻取られた織物2を通ることができ、こうし
て、とりわけ、染色流体の循環が可能になるので、図示
のスリーブ40は、後続の染浴による巻取った織物の染
色に適している。さらに、スリーブ40は、その外側
の、その壁面に、外壁からほぼ半径方向に突き出すニー
ドル403を備えている。該ニードル403の機能につ
いては、織物掛け操作に関する説明において、さらに詳
述する。
【0031】図7及び図8から明らかなように、スリー
ブ40は、さらに、ピン450まわりを旋回可能な固定
スパイク44を備えている。ピン450自体は、スリー
ブに配置されたリング45の外側に設けられている。リ
ング45の表面には、円周溝451が設けられており、
固定スパイク44が外側に旋回すると、リング45は、
固定スパイク44と共に、所定位置に保持されるので、
スリーブ40は、巻取り操作時に、この溝を自由に回転
することが可能になる。固定スパイク44が外側に旋回
する方法については、さらに詳細に後述することにす
る。
ブ40は、さらに、ピン450まわりを旋回可能な固定
スパイク44を備えている。ピン450自体は、スリー
ブに配置されたリング45の外側に設けられている。リ
ング45の表面には、円周溝451が設けられており、
固定スパイク44が外側に旋回すると、リング45は、
固定スパイク44と共に、所定位置に保持されるので、
スリーブ40は、巻取り操作時に、この溝を自由に回転
することが可能になる。固定スパイク44が外側に旋回
する方法については、さらに詳細に後述することにす
る。
【0032】固定スパイク44が、リング45によって
ピン450まわりを旋回可能であるという事実は、とり
わけ、図8からよく分かる。この図において、固定スパ
イク44は、2つの異なる位置、すなわち、スリーブ4
0の装着の前後に旋回した結果としての、内側に旋回し
た状態(ドット・ラインで示す固定位置)と、固定位置
に対して外側に90゜旋回した場合の、外側に旋回した
位置で示されている。織物掛けを開始可能になる前に、
固定スパイク44は、まず、例えば、作図の都合上、図
示されていない小形のバネ(例えば、小形のぜんまいバ
ネまたは板バネ)によって、固定位置に保持される。次
に、後述のように、固定スパイクは、固定位置の外側に
旋回して、巻取り位置につくが、この位置においては、
固定位置の場合のように、スリーブ40の装着を妨げな
い。図8に示されている、外側に90゜旋回した固定ス
パイク44は、単に、固定スパイク44が、スリーブ4
0の装着を妨げないようにするのに十分な量だけ、外側
に旋回可能であることを示しているだけである。実際に
は、後述のように、より少ない旋回でも、全く十分であ
るようにすることも可能である。織物2を掛け、スリー
ブ40に巻取ってしまうと、固定スパイク44は、旋回
して、固定位置に戻される。固定スパイクは、少なくと
も織物の外側の2層に貫通するので、織物は巻取り部に
固定される。
ピン450まわりを旋回可能であるという事実は、とり
わけ、図8からよく分かる。この図において、固定スパ
イク44は、2つの異なる位置、すなわち、スリーブ4
0の装着の前後に旋回した結果としての、内側に旋回し
た状態(ドット・ラインで示す固定位置)と、固定位置
に対して外側に90゜旋回した場合の、外側に旋回した
位置で示されている。織物掛けを開始可能になる前に、
固定スパイク44は、まず、例えば、作図の都合上、図
示されていない小形のバネ(例えば、小形のぜんまいバ
ネまたは板バネ)によって、固定位置に保持される。次
に、後述のように、固定スパイクは、固定位置の外側に
旋回して、巻取り位置につくが、この位置においては、
固定位置の場合のように、スリーブ40の装着を妨げな
い。図8に示されている、外側に90゜旋回した固定ス
パイク44は、単に、固定スパイク44が、スリーブ4
0の装着を妨げないようにするのに十分な量だけ、外側
に旋回可能であることを示しているだけである。実際に
は、後述のように、より少ない旋回でも、全く十分であ
るようにすることも可能である。織物2を掛け、スリー
ブ40に巻取ってしまうと、固定スパイク44は、旋回
して、固定位置に戻される。固定スパイクは、少なくと
も織物の外側の2層に貫通するので、織物は巻取り部に
固定される。
【0033】織物2掛け及び巻取りを実際に開始するこ
とが可能になる前に、まず、スリーブ40に設けられた
固定スパイク44(図7、図8)を固定位置から旋回さ
せて、妨げられることなく、織物2を掛けることおよび
/またはスリーブを装着することを可能にする必要があ
る。これについては、既述のところであるが、内側及び
外側の旋回を可能にする方法については、説明されてい
ない。
とが可能になる前に、まず、スリーブ40に設けられた
固定スパイク44(図7、図8)を固定位置から旋回さ
せて、妨げられることなく、織物2を掛けることおよび
/またはスリーブを装着することを可能にする必要があ
る。これについては、既述のところであるが、内側及び
外側の旋回を可能にする方法については、説明されてい
ない。
【0034】固定スパイク44を内側及び外側に旋回さ
せることが可能な方法については、図9及び図11によ
って最も明らかになる。図11には、再び、織物が既に
装填されたスリーブが示されているが、織物掛け操作の
開始前には、織物2は、まだ、スリーブまたはその壁面
に巻取られていない。固定スパイク44は、既述のよう
に、その時点では、固定位置(図7、図8)にある。該
時点では、固定スパイク44は、まだ所定位置に保持さ
れていないので、ピン450が設けられているリング4
5は、固定スパイク44と共に、スリーブによって回転
する。固定スパイク44が作動部材46に係合すること
になるまで、スリーブ40は、矢印40bの方向に(巻
取り方向に)回転する。作動部材46は、桁またはビー
ム460から構成されており、いくつかのほぼU字形の
保持ストップ部材461が、この桁460に形成されて
いるか、あるいは、この桁に接続されている。これにつ
いては、既に図11に示されているが、図9に関連し
て、さらに詳細に説明することにする。保持ストップ部
材461の開口部462は、スリーブ40の回転方向に
対して接線方向に向いており、この結果、スリーブが、
巻取り方向、すなわち、矢印40bの方向に(この場
合、反時計廻り方向に)回転すると、固定スパイク44
は、保持ストップ部材461に滑り込むことになる。
せることが可能な方法については、図9及び図11によ
って最も明らかになる。図11には、再び、織物が既に
装填されたスリーブが示されているが、織物掛け操作の
開始前には、織物2は、まだ、スリーブまたはその壁面
に巻取られていない。固定スパイク44は、既述のよう
に、その時点では、固定位置(図7、図8)にある。該
時点では、固定スパイク44は、まだ所定位置に保持さ
れていないので、ピン450が設けられているリング4
5は、固定スパイク44と共に、スリーブによって回転
する。固定スパイク44が作動部材46に係合すること
になるまで、スリーブ40は、矢印40bの方向に(巻
取り方向に)回転する。作動部材46は、桁またはビー
ム460から構成されており、いくつかのほぼU字形の
保持ストップ部材461が、この桁460に形成されて
いるか、あるいは、この桁に接続されている。これにつ
いては、既に図11に示されているが、図9に関連し
て、さらに詳細に説明することにする。保持ストップ部
材461の開口部462は、スリーブ40の回転方向に
対して接線方向に向いており、この結果、スリーブが、
巻取り方向、すなわち、矢印40bの方向に(この場
合、反時計廻り方向に)回転すると、固定スパイク44
は、保持ストップ部材461に滑り込むことになる。
【0035】図9には、固定スパイク44が、いかにし
て、保持ストップ部材461に滑り込んだかが示されて
いる。ここでは、ストップ部材461の開口部462を
スリーブ40の回転方向に対してほぼ接線方向に向くよ
うに配置する方法も、明確に示されている(上方位置、
固定位置)。この実施例の場合、桁460には、3つの
こうしたステップ部材461が設けられており、その開
口部462は、この場合、図面の平面からそれる方向に
向いている。スリーブ40は、これ以上回転しても、固
定スパイクがストップ部材461に押しつけられるだけ
である。結果として、固定スパイク44が旋回可能に取
り付けられるピン450が設けられているリング45
は、もはや、スリーブ40によって回転することができ
ない。図7及び図8に関連して既述のように、スリーブ
40は、リング45の内側表面の溝451において自由
に回転することができる。
て、保持ストップ部材461に滑り込んだかが示されて
いる。ここでは、ストップ部材461の開口部462を
スリーブ40の回転方向に対してほぼ接線方向に向くよ
うに配置する方法も、明確に示されている(上方位置、
固定位置)。この実施例の場合、桁460には、3つの
こうしたステップ部材461が設けられており、その開
口部462は、この場合、図面の平面からそれる方向に
向いている。スリーブ40は、これ以上回転しても、固
定スパイクがストップ部材461に押しつけられるだけ
である。結果として、固定スパイク44が旋回可能に取
り付けられるピン450が設けられているリング45
は、もはや、スリーブ40によって回転することができ
ない。図7及び図8に関連して既述のように、スリーブ
40は、リング45の内側表面の溝451において自由
に回転することができる。
【0036】次に、スリーブ40に織物2を掛け、巻取
ることができるようにするため、固定スパイク44が、
固定位置(図9の上方位置)から旋回しなければならな
い。固定スパイク44は、該固定位置から旋回して、織
物掛けの妨げにならない巻取り位置につくが、図9に
は、巻取り操作が示されている。桁460の底部には、
縦方向の開口部464が形成されたガイド・シート46
3が設けられている。開口部464には、ピストン・ロ
ッド471に接続されたピン472が通っている。ピン
472が縦方向の開口部464から滑り出さないように
するため、例えば、縦方向の開口部464の各側部に
は、セット・カラー473が設けられている(図1
1)。ピストン・ロッド471は、例えば、油圧または
空気圧で作動させることができ、電気的に制御可能であ
ることが望ましい、ピストン駆動装置474に助けられ
て、上下動することが可能である。固定スパイクが保持
ストップ部材461に滑り込むと(ドット・ラインで示
す上方位置、固定位置)、ピストン駆動装置474が、
ピストン・ロッド471を下方へ移動させる。これによ
って、桁460が同時に下方へ移動し、ピン472は、
縦方向の開口部462に沿ってガイド・シート463に
滑り込むことが可能になる。固定スパイク44が、こう
して外側に旋回し、図9に示すように巻取り位置につく
と、織物掛け操作、さらには、巻取り操作を開始するこ
とが可能になる。この時点で、留意すべきは、固定スパ
イク44が、固定位置から90゜旋回する必要がないと
いうことである。その意図したところは、単に、固定ス
パイク44が、固定位置から外側に旋回可能であるこ
と、及び、スリーブ40に対する織物2掛けおよび/ま
たは巻取りの妨げにならないように、十分離れるまで旋
回可能であることを示すだけである。スリーブ40が、
装着されると、固定スパイク44が、織物2に貫通し、
その固定が行われるまで(図7)、ピストン駆動装置4
74は、再び、ピストン・ロッド471を上方に移動さ
せる。織物2が切断されると、スリーブは、巻取り回転
方向とは逆に、すなわち、矢印40bの方向とは逆に
(すなわち、この場合は、時計廻り方向に)、少し回転
し、固定スパイク44は開口部462から滑り出して、
ストップ部材461に戻ることが可能になる。
ることができるようにするため、固定スパイク44が、
固定位置(図9の上方位置)から旋回しなければならな
い。固定スパイク44は、該固定位置から旋回して、織
物掛けの妨げにならない巻取り位置につくが、図9に
は、巻取り操作が示されている。桁460の底部には、
縦方向の開口部464が形成されたガイド・シート46
3が設けられている。開口部464には、ピストン・ロ
ッド471に接続されたピン472が通っている。ピン
472が縦方向の開口部464から滑り出さないように
するため、例えば、縦方向の開口部464の各側部に
は、セット・カラー473が設けられている(図1
1)。ピストン・ロッド471は、例えば、油圧または
空気圧で作動させることができ、電気的に制御可能であ
ることが望ましい、ピストン駆動装置474に助けられ
て、上下動することが可能である。固定スパイクが保持
ストップ部材461に滑り込むと(ドット・ラインで示
す上方位置、固定位置)、ピストン駆動装置474が、
ピストン・ロッド471を下方へ移動させる。これによ
って、桁460が同時に下方へ移動し、ピン472は、
縦方向の開口部462に沿ってガイド・シート463に
滑り込むことが可能になる。固定スパイク44が、こう
して外側に旋回し、図9に示すように巻取り位置につく
と、織物掛け操作、さらには、巻取り操作を開始するこ
とが可能になる。この時点で、留意すべきは、固定スパ
イク44が、固定位置から90゜旋回する必要がないと
いうことである。その意図したところは、単に、固定ス
パイク44が、固定位置から外側に旋回可能であるこ
と、及び、スリーブ40に対する織物2掛けおよび/ま
たは巻取りの妨げにならないように、十分離れるまで旋
回可能であることを示すだけである。スリーブ40が、
装着されると、固定スパイク44が、織物2に貫通し、
その固定が行われるまで(図7)、ピストン駆動装置4
74は、再び、ピストン・ロッド471を上方に移動さ
せる。織物2が切断されると、スリーブは、巻取り回転
方向とは逆に、すなわち、矢印40bの方向とは逆に
(すなわち、この場合は、時計廻り方向に)、少し回転
し、固定スパイク44は開口部462から滑り出して、
ストップ部材461に戻ることが可能になる。
【0037】織物掛け及び巻取り操作を明らかにするた
め、図10には、再び、牽引ローラ31と32間にクラ
ンプして、ガイドされ、保管位置(図4)に保持された
織物2が示されている。吸引口421(図6)を介して
発生する減圧が、保持部材42の湾曲保持表面420に
織物2を引きつけ、織物2は吸引力によって表面に保持
される。まず第1に、回転軸406によって示された巻
取り位置に、スリーブ40を配置する。スリーブ40が
該位置につくと、固定スパイク44は、解説のように、
固定位置から旋回して、巻取り位置につく。スリーブ4
0は、次に、移動して、織物掛け位置につく(回転軸4
07)。スリーブ40の外壁のいくつかの領域には、外
壁から半径方向の外側に突き出したニードル403が示
されている。図10には、ニードル403が示されてい
る。図6、図7、及び、図8から明らかなように(及
び、図10に示すように)、ニードル403は、掛ける
べき織物2に係合する、すなわち、貫通する。ニードル
403が織物2に貫通する領域において、保持部材42
の保持表面420には、溝422が形成されている。ス
リーブが織物掛け位置についているところを示した図6
には、例として、こうした3つの溝422が示されてい
る。ニードル403が織物2に貫通し、織物2と係合し
ている場合には、減圧源41は、例えば、制御可能な弁
432に助けられて、保持部材42から圧力を遮断され
る。この結果、スリーブは、例えば、回転軸407のま
わりを、巻き込み方向に(この場合、反時計廻り方向
に)、完全に2回回転する。ニードル403は、保持表
面420の溝422に沿って、スリーブ40によって回
転し、保持部材42またはその保持表面420に妨げら
れることなく、織物2と係合することができる。その織
物掛け操作の後、織物2は、スリーブ40のまわりに十
分にしっかりと掛かり、さらに、装填のため、スリーブ
40は移動して、例えば、図10にライン408で示
す、該目的のために設けられたレールのような、巻取り
位置につく(図10の回転軸406)。こうして、織物
掛け操作が行われ、スリーブ40が巻取り位置につく
と、実際の巻取り操作が開始し、織物2は、次に、スリ
ーブ40に巻取られる。変位可能になっていることが望
ましいセンサーSは、スリーブ40及び巻取られた織物
2の全直径を検出すると、駆動装置400用の制御手段
410に対応する信号を送り、該手段が、スリーブ40
用の駆動装置400と、牽引ローラ31及び32用の駆
動装置300の両方をオフにして、巻取り操作を停止さ
せる。
め、図10には、再び、牽引ローラ31と32間にクラ
ンプして、ガイドされ、保管位置(図4)に保持された
織物2が示されている。吸引口421(図6)を介して
発生する減圧が、保持部材42の湾曲保持表面420に
織物2を引きつけ、織物2は吸引力によって表面に保持
される。まず第1に、回転軸406によって示された巻
取り位置に、スリーブ40を配置する。スリーブ40が
該位置につくと、固定スパイク44は、解説のように、
固定位置から旋回して、巻取り位置につく。スリーブ4
0は、次に、移動して、織物掛け位置につく(回転軸4
07)。スリーブ40の外壁のいくつかの領域には、外
壁から半径方向の外側に突き出したニードル403が示
されている。図10には、ニードル403が示されてい
る。図6、図7、及び、図8から明らかなように(及
び、図10に示すように)、ニードル403は、掛ける
べき織物2に係合する、すなわち、貫通する。ニードル
403が織物2に貫通する領域において、保持部材42
の保持表面420には、溝422が形成されている。ス
リーブが織物掛け位置についているところを示した図6
には、例として、こうした3つの溝422が示されてい
る。ニードル403が織物2に貫通し、織物2と係合し
ている場合には、減圧源41は、例えば、制御可能な弁
432に助けられて、保持部材42から圧力を遮断され
る。この結果、スリーブは、例えば、回転軸407のま
わりを、巻き込み方向に(この場合、反時計廻り方向
に)、完全に2回回転する。ニードル403は、保持表
面420の溝422に沿って、スリーブ40によって回
転し、保持部材42またはその保持表面420に妨げら
れることなく、織物2と係合することができる。その織
物掛け操作の後、織物2は、スリーブ40のまわりに十
分にしっかりと掛かり、さらに、装填のため、スリーブ
40は移動して、例えば、図10にライン408で示
す、該目的のために設けられたレールのような、巻取り
位置につく(図10の回転軸406)。こうして、織物
掛け操作が行われ、スリーブ40が巻取り位置につく
と、実際の巻取り操作が開始し、織物2は、次に、スリ
ーブ40に巻取られる。変位可能になっていることが望
ましいセンサーSは、スリーブ40及び巻取られた織物
2の全直径を検出すると、駆動装置400用の制御手段
410に対応する信号を送り、該手段が、スリーブ40
用の駆動装置400と、牽引ローラ31及び32用の駆
動装置300の両方をオフにして、巻取り操作を停止さ
せる。
【0038】巻取り操作が終了すると、固定スパイク4
4は、既述のように移動して、固定位置につき、織物2
の少なくとも外側の2層を貫通することになり、織物が
巻取り部に固定される。織物2は、次に、切断しなけれ
ばならない。巻取り部に固定されていない織物2の切断
端部が、巻上がったり、あるいは、装着すべき次のスリ
ーブ40に、引き続き、自動的に巻取ることができない
位置に移動することのないようにするため、図10に従
って、まず第1に、制御可能な弁432が作動し、この
結果、減圧源431と保持部材42の間に、接続部43
0を介して、再び、圧力が伝わるようになり、保持表面
420の開口部421(図6)を介して、減圧が発生
し、吸引力によって、織物2が、再び、保持表面420
に引きつけられる。次に、織物は、図4に関連して最初
に述べた、規定の保管位置に戻され、次のスリーブの織
物を装着する際には、自動織物掛けが行われる。
4は、既述のように移動して、固定位置につき、織物2
の少なくとも外側の2層を貫通することになり、織物が
巻取り部に固定される。織物2は、次に、切断しなけれ
ばならない。巻取り部に固定されていない織物2の切断
端部が、巻上がったり、あるいは、装着すべき次のスリ
ーブ40に、引き続き、自動的に巻取ることができない
位置に移動することのないようにするため、図10に従
って、まず第1に、制御可能な弁432が作動し、この
結果、減圧源431と保持部材42の間に、接続部43
0を介して、再び、圧力が伝わるようになり、保持表面
420の開口部421(図6)を介して、減圧が発生
し、吸引力によって、織物2が、再び、保持表面420
に引きつけられる。次に、織物は、図4に関連して最初
に述べた、規定の保管位置に戻され、次のスリーブの織
物を装着する際には、自動織物掛けが行われる。
【0039】例えば、織物は、図11及び12に関連し
て後述のように、切断することが可能である。巻取り操
作が終了し、織物2が、保管位置において保持表面42
0に保持されると、切断シート48が、保持表面420
に保持された織物のストリップと、スリーブ40に巻取
られる織物の間、すなわち、保管位置に保持された織物
のストリップと巻取り部の間で旋回する。図12に関連
して、さらに詳細に後述するように、切断シート48
は、はさみの片方の刃の働きをする。切断シートの旋回
は、おそらく、さまざまな方法で実施することが可能で
あり、図11の場合には、旋回の可能性は、切断シート
48が旋回するように取り付けられている、スロット4
81及びシャフト482によって象徴的に示されている
だけである。切断シート48が旋回すると、はさみのも
う片方の刃の働きをするもう1つの切断シート49が、
切断シート48に対して移動し、この結果、織物が切断
される。これについては、図12に関連して、さらに詳
細に後述することにする。
て後述のように、切断することが可能である。巻取り操
作が終了し、織物2が、保管位置において保持表面42
0に保持されると、切断シート48が、保持表面420
に保持された織物のストリップと、スリーブ40に巻取
られる織物の間、すなわち、保管位置に保持された織物
のストリップと巻取り部の間で旋回する。図12に関連
して、さらに詳細に後述するように、切断シート48
は、はさみの片方の刃の働きをする。切断シートの旋回
は、おそらく、さまざまな方法で実施することが可能で
あり、図11の場合には、旋回の可能性は、切断シート
48が旋回するように取り付けられている、スロット4
81及びシャフト482によって象徴的に示されている
だけである。切断シート48が旋回すると、はさみのも
う片方の刃の働きをするもう1つの切断シート49が、
切断シート48に対して移動し、この結果、織物が切断
される。これについては、図12に関連して、さらに詳
細に後述することにする。
【0040】図11のラインXII−XIIに沿った断
面を示す図12の場合、簡略化のため、織物2を装填し
たスリーブ40、及び、はさみの2つの刃の働きをする
2つの切断シート48及び49だけしか、示されていな
い。切断シート48の外側に位置する織物2の層を見る
ことも可能である。該層の切断のため、旋回後の切断シ
ート48(「はさみ」の片方の刃)は、所定位置に保持
され、もう一方の切断シート49(「はさみ」のもう片
方の刃)は、はさみのもう一方の刃と同様に移動する。
これは、例えば、2つのピストン駆動装置491及び4
92、及び、ピストン・ロッド493及び494に助け
られて、図12に示すように実施することができる。ピ
ン495及び496は、それぞれ、ピストン・ロッド4
93及び494のそれぞれに接続されて、そこから突き
出しており、それぞれ、切断シート49の開口部497
及び498に通る、固定スパイク44(図9)を外側に
旋回させる作動部材と同様の、ピン495及び496の
それぞれが、セット・カラー495a及び496a(図
11、図12)によって、それぞれの開口部497及び
498から側方へスライドしないように固定されてい
る。
面を示す図12の場合、簡略化のため、織物2を装填し
たスリーブ40、及び、はさみの2つの刃の働きをする
2つの切断シート48及び49だけしか、示されていな
い。切断シート48の外側に位置する織物2の層を見る
ことも可能である。該層の切断のため、旋回後の切断シ
ート48(「はさみ」の片方の刃)は、所定位置に保持
され、もう一方の切断シート49(「はさみ」のもう片
方の刃)は、はさみのもう一方の刃と同様に移動する。
これは、例えば、2つのピストン駆動装置491及び4
92、及び、ピストン・ロッド493及び494に助け
られて、図12に示すように実施することができる。ピ
ン495及び496は、それぞれ、ピストン・ロッド4
93及び494のそれぞれに接続されて、そこから突き
出しており、それぞれ、切断シート49の開口部497
及び498に通る、固定スパイク44(図9)を外側に
旋回させる作動部材と同様の、ピン495及び496の
それぞれが、セット・カラー495a及び496a(図
11、図12)によって、それぞれの開口部497及び
498から側方へスライドしないように固定されてい
る。
【0041】切断操作時、まず第1に、切断シート49
の上方エッジが、ほぼ切断シート48の下方エッジのレ
ベルに達するまで、すなわち、ほぼ、はさみのもう一方
の刃のレベルまで、ピストン駆動装置491は、ピスト
ン・ロッド493を上方へ移動させる。もう1つのピス
トン・ロッド494は、当初、図12に示す位置に留ま
る。ピン495が通っている開口部497は、通り穴の
形しかとらないので、ピストン493のピン495及び
切断シート49は、互いに縦方向に移動することができ
ないため、切断シート49は、ピストン・ロッドによっ
て、ピン496に対して、すなわち、図12で見て右
に、短い距離を移動する。ピストン・ロッド494のピ
ン496が通る開口部498は、ピン496が滑り込む
ことの可能な縦方向の開口部の形をとっているので、切
断シート49のこの移動は可能である。ピストン駆動装
置491の側の切断シート49の上方エッジが、ほぼ切
断シート48の下方エッジのレベルに達すると、ピスト
ン・ロッド493は、その位置に留まることになる。次
に、ピストン・ロッド494の側の切断シート49の上
方エッジが、ピストン・ロッド493の側と同じレベル
に達するまで、ピストン駆動装置492は、ピン496
を備えたピストン・ロッド494を上方へ移動させる。
同時に、切断シート49は、再び、図12で見て、左に
わずかに移動し、ピン496が、縦方向の開口部498
に滑り込むことになり、この結果、この移動の終了時に
は、縦方向の開口部498に対してピストン・ロッド4
93の移動開始時とほぼ同じ位置につく。切断シート4
9が切断シート48に向かう方向に移動する既述の方法
の場合、切断シート49の上方エッジは、はさみの刃と
同様、切断ラインに沿って、図12の右から左へ、徐々
に織物2を切断することになる。織物2がこうして切断
されると、ピストン駆動装置491及び492は、切断
シート49を逆順に移動させて、図12に示す開始位置
に戻す。もう1つの切断シート48は、再び、外側に旋
回することが可能になり、装填したスリーブ40は、離
されて、例えば、サンプル染浴に送ることが可能にな
る。次に、新たな空のスリーブを導入して、既述のよう
に、保管位置からこの新たなスリーブに織物2を掛ける
ことが可能になる。
の上方エッジが、ほぼ切断シート48の下方エッジのレ
ベルに達するまで、すなわち、ほぼ、はさみのもう一方
の刃のレベルまで、ピストン駆動装置491は、ピスト
ン・ロッド493を上方へ移動させる。もう1つのピス
トン・ロッド494は、当初、図12に示す位置に留ま
る。ピン495が通っている開口部497は、通り穴の
形しかとらないので、ピストン493のピン495及び
切断シート49は、互いに縦方向に移動することができ
ないため、切断シート49は、ピストン・ロッドによっ
て、ピン496に対して、すなわち、図12で見て右
に、短い距離を移動する。ピストン・ロッド494のピ
ン496が通る開口部498は、ピン496が滑り込む
ことの可能な縦方向の開口部の形をとっているので、切
断シート49のこの移動は可能である。ピストン駆動装
置491の側の切断シート49の上方エッジが、ほぼ切
断シート48の下方エッジのレベルに達すると、ピスト
ン・ロッド493は、その位置に留まることになる。次
に、ピストン・ロッド494の側の切断シート49の上
方エッジが、ピストン・ロッド493の側と同じレベル
に達するまで、ピストン駆動装置492は、ピン496
を備えたピストン・ロッド494を上方へ移動させる。
同時に、切断シート49は、再び、図12で見て、左に
わずかに移動し、ピン496が、縦方向の開口部498
に滑り込むことになり、この結果、この移動の終了時に
は、縦方向の開口部498に対してピストン・ロッド4
93の移動開始時とほぼ同じ位置につく。切断シート4
9が切断シート48に向かう方向に移動する既述の方法
の場合、切断シート49の上方エッジは、はさみの刃と
同様、切断ラインに沿って、図12の右から左へ、徐々
に織物2を切断することになる。織物2がこうして切断
されると、ピストン駆動装置491及び492は、切断
シート49を逆順に移動させて、図12に示す開始位置
に戻す。もう1つの切断シート48は、再び、外側に旋
回することが可能になり、装填したスリーブ40は、離
されて、例えば、サンプル染浴に送ることが可能にな
る。次に、新たな空のスリーブを導入して、既述のよう
に、保管位置からこの新たなスリーブに織物2を掛ける
ことが可能になる。
【0042】固定スパイクの内側及び外側への旋回、及
び、織物の巻取り及び切断について既述してきたので、
本発明のもう1つの態様について解説することにする。
大部分の用途では、後続の染浴によるサンプル染色にお
いて、結果としての知覚カラーについて信頼に足る評定
が得られるようにするため、均一な張力下において、一
定した均一な質量の織物を巻取ることが望ましい。巻取
るべき織物の単位面積当たり質量は、未知である場合が
多い。織物の製造業者が、織物の単位面積当たり質量を
表示していたとしても、スリーブに必ず均一な質量の織
物を巻取ることを保証するためには、それにもかかわら
ず、較正の実施が必要になる。す織物を備えたスリーブ
の重量をなわち、巻取るべき織物の実際の単位面積当た
り質量を求めなければならないので、多数の巻取り操作
を実施することになる可能性があり、必ず、均一な質量
の基材が巻取られることになる。保管リールにおける織
物の幅と厚さは、既知のところである。
び、織物の巻取り及び切断について既述してきたので、
本発明のもう1つの態様について解説することにする。
大部分の用途では、後続の染浴によるサンプル染色にお
いて、結果としての知覚カラーについて信頼に足る評定
が得られるようにするため、均一な張力下において、一
定した均一な質量の織物を巻取ることが望ましい。巻取
るべき織物の単位面積当たり質量は、未知である場合が
多い。織物の製造業者が、織物の単位面積当たり質量を
表示していたとしても、スリーブに必ず均一な質量の織
物を巻取ることを保証するためには、それにもかかわら
ず、較正の実施が必要になる。す織物を備えたスリーブ
の重量をなわち、巻取るべき織物の実際の単位面積当た
り質量を求めなければならないので、多数の巻取り操作
を実施することになる可能性があり、必ず、均一な質量
の基材が巻取られることになる。保管リールにおける織
物の幅と厚さは、既知のところである。
【0043】較正は、次のように実施することが可能で
ある。まず、例えば、はかりで計量することによって、
装着すべきスリーブの空の重量を求める。空のスリーブ
の直径は、やはり、既知のところである。次に、上述の
やり方で、スリーブに織物を掛けて、巻取る。この時点
で、もう1度、図10を参照すべきである。巻取り位置
(回転軸406)において、センサーSは、織物2を装
填したスリーブ40が、あらかじめ求められた全直径に
達したことを検出する。あらかじめ求めた全直径に基づ
いて、調整可能なセンサーSは、ごく特定された位置に
配置される。装填されたスリーブの所定の全直径に達す
ると、織物を切断し、織物を備えたスリーブの重量を計
る。装填したスリーブの重量と空のスリーブの間の差
は、スリーブに巻取られた基材の総重量に対応する。
ある。まず、例えば、はかりで計量することによって、
装着すべきスリーブの空の重量を求める。空のスリーブ
の直径は、やはり、既知のところである。次に、上述の
やり方で、スリーブに織物を掛けて、巻取る。この時点
で、もう1度、図10を参照すべきである。巻取り位置
(回転軸406)において、センサーSは、織物2を装
填したスリーブ40が、あらかじめ求められた全直径に
達したことを検出する。あらかじめ求めた全直径に基づ
いて、調整可能なセンサーSは、ごく特定された位置に
配置される。装填されたスリーブの所定の全直径に達す
ると、織物を切断し、織物を備えたスリーブの重量を計
る。装填したスリーブの重量と空のスリーブの間の差
は、スリーブに巻取られた基材の総重量に対応する。
【0044】こうして、較正に必要な織物の全てのパラ
メータ、すなわち、空のスリーブの直径D0(図7)、
センサーSの位置によってあらかじめ求められた装填し
たスリーブの直径D7(図7)、織物の幅B(図12)
及び厚さT(図12)、及び、スリーブに巻取られる織
物の総質量Mが得られる。これら既知のパラメータの全
てを利用して、装填したスリーブの全直径D1に関する
下記の式から織物の単位面積当たり質量を求めることが
できる。 D1=T+[(D0−T)2 +(4MT/πμB)]1/2
メータ、すなわち、空のスリーブの直径D0(図7)、
センサーSの位置によってあらかじめ求められた装填し
たスリーブの直径D7(図7)、織物の幅B(図12)
及び厚さT(図12)、及び、スリーブに巻取られる織
物の総質量Mが得られる。これら既知のパラメータの全
てを利用して、装填したスリーブの全直径D1に関する
下記の式から織物の単位面積当たり質量を求めることが
できる。 D1=T+[(D0−T)2 +(4MT/πμB)]1/2
【0045】この場合μで表示の、織物の単位面積当た
り質量を除けば、この式の全てのパラーメータが既知で
あり、従って、織物の単位面積当たり質量μは、この式
から求めることができる。もちろん、これは、コンピュ
ータ41(図3)を利用して実施するのが望ましい。こ
うして、較正が完了すると、この時点で、織物の単位面
積当たり質量は明らかになる。
り質量を除けば、この式の全てのパラーメータが既知で
あり、従って、織物の単位面積当たり質量μは、この式
から求めることができる。もちろん、これは、コンピュ
ータ41(図3)を利用して実施するのが望ましい。こ
うして、較正が完了すると、この時点で、織物の単位面
積当たり質量は明らかになる。
【0046】これは、多数の順次巻取り操作を実施し
て、同じタイプのスリーブ(すなわち、空の場合、同じ
内径と同じ外径を備えた)に同じ所望の質量だけ繰り返
し巻取る場合には、望ましいことが多い。較正を実施し
て、織物の単位面積当たり質量が分かっている場合、こ
れは、上述の式を用いるだけで実施することができる。
必要な全直径は、コンピュータ41を利用して、計算す
ることができ、この計算に基づいて、全直径の直径を検
出すると、巻取り操作の終了をトリガするセンサーSを
配置することが可能である。センサーSの位置決めも、
自動的に行われるのが望ましい。こうして、モータ駆動
装置300及び400の制御および/または調整につい
て、対応する信号が発生する。
て、同じタイプのスリーブ(すなわち、空の場合、同じ
内径と同じ外径を備えた)に同じ所望の質量だけ繰り返
し巻取る場合には、望ましいことが多い。較正を実施し
て、織物の単位面積当たり質量が分かっている場合、こ
れは、上述の式を用いるだけで実施することができる。
必要な全直径は、コンピュータ41を利用して、計算す
ることができ、この計算に基づいて、全直径の直径を検
出すると、巻取り操作の終了をトリガするセンサーSを
配置することが可能である。センサーSの位置決めも、
自動的に行われるのが望ましい。こうして、モータ駆動
装置300及び400の制御および/または調整につい
て、対応する信号が発生する。
【0047】原理的には、巻取るべき織物の単位面積当
たり質量が既知の場合、やはり、巻取るべき織物の長さ
だけを前もって計算しておき、駆動装置の制御および/
または調整について、対応する信号を発生することで十
分である。
たり質量が既知の場合、やはり、巻取るべき織物の長さ
だけを前もって計算しておき、駆動装置の制御および/
または調整について、対応する信号を発生することで十
分である。
【0048】多くの用途においては、極めて特定された
張力下で、かつ、固定すべき巻取り操作の持続時間にわ
たって、あるいは、いずれかの条件下で、織物をスリー
ブに巻取ることも望ましい。所望の入力は、入力操作卓
41a(図3)を利用して入力することができる。既知
の織物の場合、例えば、選択された張力が強すぎれば、
適合する警告を与えて、入力するユーザが、巻取るべき
織物と整合するまで、所望の張力を弱めることができる
ようにすることも可能である。これは、選択された巻取
り時間が短すぎる、すなわち、過剰に高い巻取り速度が
選択される場合にも、当てはまる。所望のパラメータ
が、巻取るべき特定の織物と整合する場合、モータ駆動
装置300及び400の制御および/または調整のた
め、対応する信号が発生する。最初のステップとして、
図4の説明のおいて既述のように、入力操作卓41aを
利用して、いくつかの基材から巻取るべき所望の基材を
選択することも可能であり、これに基づいて、駆動装置
300及び400が、対応する基材保管リール3に向か
って移動し、駆動装置300が、対応する牽引ローラ3
1及び32に結合される。
張力下で、かつ、固定すべき巻取り操作の持続時間にわ
たって、あるいは、いずれかの条件下で、織物をスリー
ブに巻取ることも望ましい。所望の入力は、入力操作卓
41a(図3)を利用して入力することができる。既知
の織物の場合、例えば、選択された張力が強すぎれば、
適合する警告を与えて、入力するユーザが、巻取るべき
織物と整合するまで、所望の張力を弱めることができる
ようにすることも可能である。これは、選択された巻取
り時間が短すぎる、すなわち、過剰に高い巻取り速度が
選択される場合にも、当てはまる。所望のパラメータ
が、巻取るべき特定の織物と整合する場合、モータ駆動
装置300及び400の制御および/または調整のた
め、対応する信号が発生する。最初のステップとして、
図4の説明のおいて既述のように、入力操作卓41aを
利用して、いくつかの基材から巻取るべき所望の基材を
選択することも可能であり、これに基づいて、駆動装置
300及び400が、対応する基材保管リール3に向か
って移動し、駆動装置300が、対応する牽引ローラ3
1及び32に結合される。
【図1】サンプル染色用の実験室染色ラインに関する実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図2】基材保管リールから基材キャリアに基材(例え
ば、織物)を移送し、基材を基材キャリアに巻取るため
の駆動装置に関する基本構成を示す図である。
ば、織物)を移送し、基材を基材キャリアに巻取るため
の駆動装置に関する基本構成を示す図である。
【図3】入力操作卓を備えたコンピュータ、及び、駆動
装置のための制御手段及び調整手段を追加した、図2の
構成を示す図である。
装置のための制御手段及び調整手段を追加した、図2の
構成を示す図である。
【図4】牽引ローラに結合可能な可動移送駆動装置を備
えた基材保管リールのマガジン状構成に関する実施例を
示す図である。
えた基材保管リールのマガジン状構成に関する実施例を
示す図である。
【図5】牽引ローラに結合可能な移送駆動装置の実施例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】スリーブの形をとる基材キャリアに対して織物
(基材)掛けおよび/または織物巻取りを実施するため
の手段に関する実施例を示す図である。
(基材)掛けおよび/または織物巻取りを実施するため
の手段に関する実施例を示す図である。
【図7】旋回して、固定位置についた固定スパイクを備
える、図6のスリーブを示す図である。
える、図6のスリーブを示す図である。
【図8】巻取り部に属する織物の端部を巻取り部に固定
するために設けられた旋回可能な固定スパイク(内側、
及び、外側に向かって旋回した)を備える、図7のスリ
ーブを示す図である。
するために設けられた旋回可能な固定スパイク(内側、
及び、外側に向かって旋回した)を備える、図7のスリ
ーブを示す図である。
【図9】固定スパイクを内側及び外側に旋回させるため
の作動部材に関する実施例を示す図である。
の作動部材に関する実施例を示す図である。
【図10】スリーブの基材掛け及び巻取り位置を示すこ
とを意図した、巻取り装置に関する図である。
とを意図した、巻取り装置に関する図である。
【図11】織物を切断するための手段、及び、固定スパ
イクを内側及び外側に旋回させる作動部材を備えた、本
発明による装置の実施例に関する図である。
イクを内側及び外側に旋回させる作動部材を備えた、本
発明による装置の実施例に関する図である。
【図12】織物を切断するための手段の実施例を示す図
である。
である。
2 基材 31 牽引ローラ 32 牽引ローラ 40 基材キャリア 42 保持手段 44 固定スパイク 45 リング 46 作動部材 300 モータ駆動装置 310 調整手段 400 モータ駆動装置 403 ニードル 420 保持表面 421 吸引口 430 減圧接続部 431 減圧源 432 弁 450 ピン
Claims (16)
- 【請求項1】 基材キャリア、例えば、サンプル染色ス
リーブに、巻取り可能な基材、特に、織物を移送して、
基材キャリアに巻取り、切断して、巻取り部に属する基
材の端部を基材キャリアにおける巻取り部に固定するこ
とよりなる、基材を基材キャリアに巻取る方法であっ
て;まず、巻取られる基材(2)を規定の保管位置に保
持しそして基材キャリア(40)を基材掛け位置(40
7)まで移動させて、そこで基材(2)を基材キャリア
(40)に係合させおよび巻取られる基材を自動的に基
材キャリア(40)のまわりに掛けること;基材掛け操
作が完了したとき、基材キャリア(40)を巻取り位置
(406)まで移動させ、そこで基材(2)を基材キャ
リア(40)に巻取り〔該基材(2)はモータ駆動によ
って、調整可能な送り速度で、基材キャリア(40)に
移送される〕そして、該基材キャリア(40)は、均一
なトルクで、基材(2)が基材キャリア(40)に移送
される送り速度に従って、制御可能な状態でモータで駆
動すること;ならびに巻取り操作が完了すると、基材
(2)を切断し、基材キャリア(40)のまわりの巻取
り部に属する基材(2)の端部を巻取り部に自動的に固
定し、同時に、基材のもう一方の端部を再び規定の保管
位置に保持することを特徴とする、巻取り方法。 - 【請求項2】 基材キャリア(40)に基材(2)を移
送するためのモータ駆動装置(300)が、均一な送り
速度に調整されていることを特徴とする、請求項1に記
載の巻取り方法。 - 【請求項3】 まず第1に、既知の基材幅(B)で、既
知の基材厚さ(T)について、巻取るべき基材(2)の
単位面積当たり質量(μ)を求め;次に、基材キャリア
(40)に巻取るべき基材(2)の所望の質量(M)を
指定し;さらに、求めた基材の単位面積当たり質量及び
巻取るべき基材の所望の質量に基づいて、モータ駆動装
置(300、400)の制御および/または調整を行う
ための対応する信号を発生させることを特徴とする、請
求項1または2のいずれか1つに記載の巻取り方法。 - 【請求項4】 巻取るべき基材の単位面積当たり質量を
求めるため、空の基材キャリア(40)−その直径(D
0)は既知である−の重量を求め、次に、装填した基材
キャリアの所定の直径(D1)に達するまで、基材キャ
リア(40)に基材(2)を巻取り;次に、装填した基
材キャリアの重量を求め;さらに、これらの値と、既知
の基材幅及び基材厚さに基づく、基材(2)の単位面積
当たり質量(μ)を求めること、ならびに、基材キャリ
アに巻取るべき基材の所望の質量に対しては、装填した
基材キャリアの直径を前もって求めておいて、モニター
して装填した基材キャリアのあらかじめ計算した直径に
達すると、巻取り操作を停止することを特徴とする、請
求項3に記載の巻取り方法。 - 【請求項5】 基材キャリアに巻取るため、基材が受け
る所望の張力を指定すること;巻取り操作の所望の持続
時間を指定すること;及び指定の値が巻取るべき基材に
適合する場合、それらの値に基づいて、モータ駆動装置
(300、400)の制御および/または調整を行うた
めの信号を発生させることを特徴とする、請求項1ない
し4のいずれか1つに記載の巻取り方法。 - 【請求項6】 いくつかの基材の準備を整えること;お
よび最初のステップとして、まず、基材群の中から所望
の基材を選択し、あるいは、識別することを特徴とす
る、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の巻取り方
法。 - 【請求項7】 基材キャリア、例えば、サンプル染色ス
リーブに、巻取り可能な基材、特に、織物を巻取る装置
であって;該巻取り装置は基材の準備を整える基材保管
手段と、準備の整った基材を基材キャリアに巻取る手段
から構成され、ならびに巻取り部に属する基材の端部を
切断して、巻取り部に固定する手段を備えており;基材
(2)を規定の保管位置に保持するための保持手段(4
2)および基材キャリア(40)を移動させて、そこで
規定の保管位置に保持されたそれに掛けられるべき基材
(2)と基材キャリア(40)が係合する基材掛け位置
(407)によって、基材キャリア(40)のまわりに
基材を掛ける、移動手段が設けられており;基材が掛け
が済むと、基材キャリアの移動手段は基材キャリアを移
動させて、そこで巻取り手段が、掛けられた基材(2)
を基材キャリア(40)に巻取ることになる巻取り位置
(406)につけ;該巻取り手段は、牽引ローラ(3
1、32)の間にガイドされる基材を基材キャリア(4
0)まで移送する送り速度の調整を行うための手段(3
10)を備えた、モータによって駆動される移送駆動装
置(300)から成り、該基材の巻取り手段には、さら
に、モータ駆動により駆動装置(400)を含み、該駆
動装置は移送駆動装置(300)が基材を基材キャリア
(40)に移送する送り速度に基づいて、該駆動装置を
制御し、基材キャリア(40)を均一なトルクで駆動す
る制御手段(410)を備えており;巻取り操作の終了
時に、巻取られた基材(2)を切断するための手段と、
保持手段(42)によって、基材のもう一方の端部が再
び規定の保管位置に保持される一方で、巻取り部に属す
る基材の端部を自動的に巻取り部に固定するための手段
の両方が、設けられていることを特徴とする、巻取り装
置。 - 【請求項8】 移送駆動手段(300)の調整手段(3
10)が、基材の送り速度を均一な速度に調整すること
を特徴とする、請求項7に記載の巻取り装置。 - 【請求項9】 基材を規定の保管位置に保持するための
保持手段が、基材掛け位置(407)まで移動すると、
基材キャリアに面する保持表面(420)を備えた保持
レールまたは保持部材(42)から構成され、保持表面
には、吸引口(421)と、基材掛けが行われると、保
持部材(42)との間に圧力が伝わることになる減圧源
(431)に、弁(432)を介して接続されている、
減圧接続部(430)が設けられており、その結果保持
表面(420)の吸引口(421)を介して、減圧が発
生し、吸引力によって、基材が保持表面(420)に引
きつけられること;基材キャリアはその外壁上に、その
縦軸まわりのいくつかの領域に、保管位置に保持された
基材と係合する外壁からほぼ半径方向の外側に突き出し
たニードル(403)が設けられ、およびその領域対し
ては、対応する溝(422)が保持部材(42)の保持
表面(420)に形成されていること;基材掛け操作が
完了すると、弁(432)が、保持部材(42)から減
圧源(431)の圧力を遮断し、これによって、基材
(2)が保持表面(420)から解放され、その巻取り
が可能になるということを特徴とする、請求項7または
請求項8に記載の巻取り装置。 - 【請求項10】 基材(2)の移送方向に見える切断手
段は、保持部材(42)のすぐ下流に配置されるという
ことを特徴とする、請求項9に記載の巻取り装置。 - 【請求項11】 巻取り部に属する基材の端部を巻取り
部に固定する手段が、基材キャリアの端部領域におい
て、基材キャリア(40)の縦軸と同軸上の個々の基材
キャリアに設けられたリング(45)から構成され、該
リングの内表面には、巻取り時に基材キャリアが自由に
回転することができる円周溝(451)が設けられてお
り、リング(45)の外表面には、基材キャリア(4
0)の縦断面にほぼ垂直に、ピン(450)が設けられ
ていて、このピンのまわりには、作動可能な固定スパイ
ク(44)が取り付けられおり、基材(2)が基材キャ
リア(40)に巻取られる際には、スパイクは外側に旋
回して、基材キャリアに対する基材の巻取りを妨げない
巻取り位置につき、また、内側に旋回して、基材キャリ
アのほぼ縦方向に向くと、巻取られる基材(2)の少な
くとも外側の2層を貫通し、これを固定することになる
固定位置につくように、2つの位置間において旋回する
ようになっていることを特徴とする、請求項7ないし1
0のいずれか1つに記載の巻取り装置。 - 【請求項12】 基材掛け操作が開始する前に、固定ス
パイク(44)を外側に旋回させて、巻取り位置につ
け、巻取り操作が終了すると、固定スパイク(44)を
内側に旋回させて、固定位置につける作動部材(46)
が設けられていることを特徴とする、請求項11に記載
の巻取り装置。 - 【請求項13】 基材幅(B)及び基材厚さ(T)が既
知である基材の単位面積当たり質量(μ)を求めるため
の手段が設けられていること;基材キャリアに巻取られ
る基材の所望の質量(M)を指定する入力手段(41
a)も設けられていること;基材の単位面積当たり質量
(μ)及び巻取られる所望の質量(M)に基づいて、基
材キャリアの駆動装置(400)に対する制御手段(4
10)および/または移送駆動装置(300)に対する
調整手段(310)に対応する信号を発生させ、該信号
をそれらに送る計算手段が設けられていることを特徴と
する、請求項7ないし12のいずれか1つに記載の巻取
り装置。 - 【請求項14】 単位面積当たりの質量(μ)を求める
ために、空の場合と装填された場合、基材キャリア(4
0)の重量を求める計量手段が設けられていること;装
填された基材キャリア(40)の直径が所定の直径に達
すると、巻取り操作を停止する、装填された基材キャリ
アの直径をモニターするための手段(S)が設けられて
いることと、空の基材キャリア(40)の直径(D0)
が既知の場合、計算手段(41)が、これらの値を全て
利用して、基材の単位面積当たり質量(μ)を計算し、
巻取られる基材の所望の質量(M)に基づいて、あらか
じめ、装填された基材キャリアの直径を計算しておき、
あらかじめ計算した直径に達すると、それを検出し、巻
取り操作を停止させるように、装填された基材キャリア
の直径のモニター手段(S)を配置することを特徴とす
る、請求項13に記載の巻取り装置。 - 【請求項15】 基材キャリアに巻取られる基材の所望
の質量(M)を指定し、基材キャリア(40)にかかる
基材(2)の所望の張力を指定し、巻取り操作の持続時
間を指定するための入力手段(41a)が、設けられて
いること;および指定値が巻取られる基材に適合する場
合、電子計算手段が、これらの値に基づいて、駆動モー
タ(300、400)またはその制御手段(410)ま
たは調整手段(310)のそれぞれに対応する制御信号
を発生することを特徴とする、請求項7ないし14のい
ずれか1つに記載の巻取り装置。 - 【請求項16】 複数の基材・保管リール(3)を備え
ていて、各リール毎に、独立してモータの駆動を受け
る、基材(2)が、その間に取りつけられ、ガイドされ
る一組の牽引ローラ(31、32)が設けられているこ
と;基材キャリアに巻取られる所望の基材を指定する入
力手段(41a)が設けられていること;ならびに指定
された所望の基材に基づいて、モータ移送駆動装置が、
入力手段を介して選択された基材の牽引ローラに向かっ
て、または、対応する基材保管リールに向かって移動
し、駆動装置が選択された基材の牽引ローラに連結する
ことを特徴とする、請求項7ないし15のいずれか1つ
に記載の巻取り装置。
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