JPH0648352Y2 - ベンド流量計 - Google Patents

ベンド流量計

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JPH0648352Y2
JPH0648352Y2 JP8842188U JP8842188U JPH0648352Y2 JP H0648352 Y2 JPH0648352 Y2 JP H0648352Y2 JP 8842188 U JP8842188 U JP 8842188U JP 8842188 U JP8842188 U JP 8842188U JP H0648352 Y2 JPH0648352 Y2 JP H0648352Y2
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JP
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pressure
peripheral wall
pipe portion
curvature
curved
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JP8842188U
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JPH029827U (ja
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益人 高橋
宗平 梅沢
雅彦 秋山
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は管路の曲り管部を利用して流体の流量を測定す
るベンド流量計に関する。
(従来の技術) 従来、混合物や挾雑物等が混入した流体の流量を測定す
るのに好適な流量計として、管路系の曲り管部を利用し
たベンド流量計(エルボ流量計)が知られている。この
種の流量計は、第4図に示すように、所定の曲率半径で
形成された方向変化角度90°の曲り管部A、つまりベン
ドもしくはエルボを利用し、その曲率外周壁Bと曲率内
周壁Dに測圧孔b,dを形成して公知の圧力検出計E,Fを取
付け、流体がベンド内を流れるとき、流体に働く遠心力
の作用によって生じる測圧部の差圧を検出して管内流量
を測定するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第5図に示すように、前記ベンドもしくはエ
ルボ等の曲り管部Aを適用した縦軸斜流ポンプPでは、
曲り管部AがベースプレートGを介してピットHの床部
hに形成されている開口Iの周縁部のソールプレートJ
に取付けられる。つまり、曲り管部Aの曲率内周壁Dに
おける前記圧力検出計Fの取付位置の近傍にベースプレ
ートGが存在しており、このベースプレートGが邪魔に
なって圧力検出計Fを取付けることのできない問題点が
ある。
また、第6図に示すように、曲り管部Aを適用した横軸
斜流ポンプPでも、前述の縦軸斜流ポンプPの場合と同
様に、ベースプレートGが邪魔になって曲率内周壁Dに
圧力検出計Fを取付けることのできない問題点がある。
そこで、第4図に示すように、曲り管部Aの曲率内外周
壁D,Bの内面間の真中の面である中央面Cに対応する位
置或いはその近傍位置に圧力検出計fを取付け圧力検出
計E,fで流体の圧力差を検出して管内流量を測定するこ
とが考えられるけれども、第5図の縦軸斜流ポンプPで
は、下端に羽根車Kを取付けているポンプ主軸Lおよび
これの保護管Mが曲り管部Aの入口部位において中央面
Cに合致しているから、矢印X方向に流れる流体の一部
が圧力検出計fの測圧部との対向位置で保護管Mを横切
らなければならない。そのために、ポンプを運転すると
前記一部の流体に大きい乱れが生じ、この乱れが圧力検
出計fの測圧部に波及して、中央面Cに相当する部位お
よびその付近の圧力を正確に検出することができなくな
る。したがって、圧力差と流量との関係が損なわれ正確
な流量測定ができなくなる。
即ち、第3図のグラフにおいて破線で示す特性によって
明らかなように、口径φ300mmの立軸斜流ポンプでは、
流量が約3m3/min〜7m3/minの領域において圧力差の落
ち込み現象を生じ、この領域では同じ圧力差によって2
位置の流量が測定されることになって実用に供し得な
い。
また、第6図の横軸斜流ポンプPでは、先端に羽根車K
を取付けているポンプ主軸Lが曲り管部Aの出口部位に
おいて中央面Cに合致しているから、流体の一部は測圧
部の直下流側において主軸Lを横切らなければならな
い、そのために横軸斜流ポンプPにおいても、縦軸斜流
ポンプPと同様に測圧部付近で流体の流れが乱れて圧力
差と流量との関係が損なわれ正確な流量を測定できなく
なる。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、ベース
プレート等の障害物によって圧力検出計の取付けが制約
されることのない中央面に対応する位置或いはその近傍
位置に圧力検出計を取付けても、正確な流量測定を行う
ことができるベンド流量計を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、曲り管部の曲率外
周壁内面と、曲り管部の曲率内外周壁内面間の真中の面
である中央面との間に生じる流体の圧力差を検出して管
内流量を測定するベンド流量計であって、前記曲率外周
壁に形成した側圧孔に取付けられた第1の圧力検出計
と、前記中央面に対応して曲り管部の周壁に形成した側
圧孔に取付けられた第2の圧力検出計を具備し、前記中
央面と曲り管部の曲率内周壁との間に円弧状の整流板を
配設したものである。
(作用) 本考案によれば、曲り管部の特に中央面或いはその近傍
を流れる一部の流体に乱れを生じても、この乱れは円弧
状の整流板の整流作用によって整えられるから、中央面
に相当する部位およびその付近の圧力を第2の圧力検出
計によって正確に検出することができ、その結果、第1
および第2の圧力検出計で検出した差圧によって、正確
な流量測定を行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るベンド流量計の一例を示す側面図
であり、図において曲り管部1は所定の曲率半径で形成
され、方向変化角度を90°に設定している。そして、入
口1aから出口1bまでの通路断面を一様な円形または方形
に形成してある。曲り管部1の曲率外周壁2における曲
率方向中央部よりも入口1a側に若干片寄った位置に測圧
孔3が貫通形成され、この測圧孔3に第1の圧力検出計
4がその圧力検出端4Aを液密に嵌合させた状態で取付け
られている。
曲り管部1の曲率内周壁5と曲り管部1の曲率内外周壁
5,2の内面間の真中の面である中央面6との間には、入
口1aの近傍から出口1bの近傍にかけて円弧状の整流板7
が配設されている。即ち、中央面6と曲率内周壁5の間
には中央面6および曲率内周壁5と同心曲率によって曲
成された円弧状の整流板7が配設されている。
第2の圧力検出計8は中央面6における曲率方向中央部
よりも入口1a側に若干片寄った位置、つまり前記第1の
圧力検出計4の取付位置の径内側に対応し、かつ円弧状
の整流板7の曲率外面に接近して取付けられている。即
ち、第2の圧力検出計8は、中央面6に対応する曲り管
部1の周壁1A(第2図参照)に貫通形成された測圧孔9
に圧力検出端8Aを液密に嵌合することによって取付けら
れている。尚、第1図の10はポンプ主軸を示す。
前記構成において、液体が第1図において矢印Xで示す
ように曲り管部1に流入すると、この流体の一部、即
ち、中央面6およびその前後(図面では左右)近傍を流
れる流体の一部が第2の圧力検出計8の測圧部である圧
力検出端8A(第2図参照)との対向位置でポンプ主軸10
(詳しくはポンプ主軸10の外周を取囲んで設けられてい
る保護管)を横切ることになる。したがって、前記一部
の流体に大きい乱れが生じ、この乱れが圧力検出端8Aに
波及せんとするけれども、円弧状の整流板7の整流作用
によって即時整えられるから、第2の圧力検出計8によ
って中央面6に相当する部位およびその付近の圧力を正
確に検出することができる。
即ち、曲り管部1を通過する流体に働く遠心力は曲率外
周壁側が最も大きく、曲率内周壁5側で最も小さく、し
たがって、円弧状の整流板7の外周側の流体に働く遠心
力は前記最大値と最小値の中間値となり、液体圧は各部
の遠心力の大きさに比例した値になる。そのために、正
確な圧力を検出するのには、流体が整流されて流れに変
動がなく、遠心力の変動しない状態を確保することが要
請されるけれども、第2の圧力検出計8の圧力検出端8A
によって測圧される流体の流れは円弧状の整流板7によ
って整流されているから、その圧力を正確に検出するこ
とができる。しかも第1の圧力検出計4では曲率外周壁
2に沿って整流された流体の圧力を検出できるので、両
圧力検出計の差圧を適正に知ることができるから、この
差圧,圧力取出口の断面積および曲り管部1の半径比等
から得た流路係数に基いて管内実流量を正確に測定する
ことができる。このことは、第3図の実験結果を示すグ
ラフにおいて、実線で示す特性によって明確に証明され
ている。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、曲り管部の曲率
外周壁に形成した側圧孔に取付けられた第1の圧力検出
計と、曲り管部の中央面に対応してその周壁に形成した
測圧孔に取付けられた第2の圧力検出計を具備し、前記
中央面と曲り管部の曲率内周壁との間に円弧状の整流板
を配設した構成としているから、中央面近傍を流れる一
部の流体に乱れを生じても、この乱れは円弧状の整流板
の整流作用によって整えられるから、中央面に相当する
部位およびその付近の圧力を第2の圧力検出計によって
正確に検出することができる。したがって、第1の圧力
検出計および第2の圧力検出計で検出した圧力の差圧に
よって正確な流量測定を行うことができる。その結果、
例えば立軸斜流ポンプや横軸斜流ポンプの曲り管部にお
ける中央面に対応する位置或いはその近傍位置に第2の
圧力検出計を取付けることができる、即ち、障害物に邪
魔されない位置への圧力検出計取付が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るベンド流量計の一例を示す側面
図、第2図は第1図におけるII−II線に沿う断面図、第
3図は測圧部の差圧と流量との関係を、本考案と従来例
とを比較して示すグラフ、第4図は従来例の側面図、第
5図は曲り管部を斜流縦軸ポンプに適用した例を示す概
略側面図、第6図は同斜流横軸ポンプに適用した例を示
す概略側面図である。 1…曲り管部 1A…周壁 2…曲率外周壁 3…測圧孔 4…第1の圧力検出計 5…曲率内周壁 6…中央面 7…円弧状の整流板 8…第2の圧力検出計 9…測圧孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲り管部の曲率外周壁内面と、曲り管部の
    曲率内外周壁内面間の真中の面である中央面との間に生
    じる流体の圧力差を検出して管内流量を測定するベンド
    流量計であって、前記曲率外周壁に形成した側圧孔に取
    付けられた第1の圧力検出計と、前記中央面に対応して
    曲り管部の周壁に形成した側圧孔に取付けられた第2の
    圧力検出計を具備し、前記中央面と曲り管部の曲率内周
    壁との間に円弧状の整流板が配設されていることを特徴
    とするベンド流量計。
JP8842188U 1988-07-01 1988-07-01 ベンド流量計 Expired - Lifetime JPH0648352Y2 (ja)

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JP8842188U JPH0648352Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 ベンド流量計

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JP8842188U JPH0648352Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 ベンド流量計

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JPH029827U JPH029827U (ja) 1990-01-22
JPH0648352Y2 true JPH0648352Y2 (ja) 1994-12-12

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