JPH064808U - 工業用ロボット - Google Patents

工業用ロボット

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Publication number
JPH064808U
JPH064808U JP4085092U JP4085092U JPH064808U JP H064808 U JPH064808 U JP H064808U JP 4085092 U JP4085092 U JP 4085092U JP 4085092 U JP4085092 U JP 4085092U JP H064808 U JPH064808 U JP H064808U
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JP
Japan
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arm
temperature
industrial robot
work
temperature sensor
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Withdrawn
Application number
JP4085092U
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English (en)
Inventor
正紀 大西
Original Assignee
神鋼電機株式会社
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Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
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Publication of JPH064808U publication Critical patent/JPH064808U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工業用ロボットにおいて、温度変化によって
作業具の位置制御に誤差が出ないようにする。 【構成】 アームの温度を測定する温度センサを設け
た。また、制御部が、所定の基準温度におけるアームの
寸法(長さL1,L2等)と、温度センサによって測定さ
れるアームの温度とに基づいて、アームの駆動に使用す
る制御データを補正するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
先端に作業具の取り付けられたアームを有する工業用ロボットが知られてい る。図1はこの種の工業用ロボットのアームの構成例を示す斜視図である。図1 において、M1は上腕部であり、図示しないロボット本体に取り付けられている 。このロボット本体は、モータと、このモータの軸の回転運動を直進運動に変換 して上腕部M1に伝達する機構と、モータの回転に応じて検出信号を出力するエ ンコーダを有している。図示しない制御部は、上記エンコーダからの検出信号に 基づいて上記モータの動作を制御し、上腕部M1のロボット本体からの突出し長 L1が目的とする長さとなるように調整する。また、ロボット本体は、上記モー タとは別に上腕部回転駆動用モータを有すると共にこのモータの軸の回転量を検 出するエンコーダを有しており、これらの各要素および上記制御部により上腕部 M1の回転角度の制御が行われる。
【0003】 以下、この工業用ロボットの動作を説明する。まず、ロボット本体に上腕部M 1 の取り付け位置を原点Oとする直交座標系を想定する。また、この直交座標系 のz軸は上腕部M1の軸方向と一致し、x軸およびy軸は、z軸と直交する平面 内にあり、かつ、相互に直交する軸であるものとする。このような直交座標系に おける制御点Pの目標位置の座標が(xp,yp,zp)であったとすると、 xp=L2cosθ (1) yp=L2sinθ (2) zp=L1 (3) なる関係を成立させる必要がある。なお、上記式(3)におけるθは、下腕部M 2 とXZ平面との間の角度である。そして、上記式(1)〜(3)を成立させる ためには、 L1=zp (4) L2=(xp 2+yp 21/2 (5) θ=tan-1(yp/xp) (6) とする必要がある。制御部は上記式(4)〜(6)に従ってL1,L2およびθを 演算し、これらの演算結果に対応した量だけ各々に対応するモータを回転させる 。この結果、アームの先端の制御点Pが目的位置(xp,yp,zp)へ移動する 。 そして、制御点Pに取り付けられた作業具により作業が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般的に工業用ロボットのアームは、アルミニウムなどの金属から なるものであり、素材の性質上、温度に応じて膨張または収縮する。このため、 従来の工業用ロボットは、アームを同一駆動量だけ駆動したとしても、アームの 温度が低温の時の高温の時とでは作業具の位置が変化してしまう。この変化は、 目で見て分る程の変化ではないが、アームの位置再現精度は1mm以下を要求さ れる場合が殆どであり、従来から改善が望まれていた。 本考案は、このような背景の下になされたものであり、温度の変化によらず正 確にアームを制御することができる工業用ロボットを提供することを目的とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による工業用ロボットは、被作業部に作業を施す作業具と、前記作業具 が取り付けられたアームと、前記アームを駆動することによって前記作業部を移 動させるアーム駆動機構と、前記アームの温度を測定する温度センサと、所定の 基準温度における前記アームの各部の寸法と、温度センサから得られる測定温度 とに基づいて、該測定温度における前記アームの各部の寸法を演算し、該演算結 果に基づいて前記アームを駆動する制御データを作成し出力する制御部とを具備 することを特徴としている。
【0006】
【作用】 上記構成によれば、所定の基準温度における各部の寸法と、温度センサから得 られる現在の測定温度とに基づいて、測定温度におけるアームの各部の寸法が演 算され、この演算結果に基づき、アームを駆動する制御データが作成される。従 って、アームの温度が変化した場合においても、作業具を正確に位置決めするこ とができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 <第1実施例> 以下、本考案の第1実施例による工業用ロボットについて説明する。なお、以 下では、アームとして上述した図1に示す構成のものを使用する場合を想定して 説明する。まず、アームの各部の長さをlとすると、このlは以下に示す式によ って決定される。 L=L0{1+β(t−t0)} ここで、βは線膨張率であり、アームの材質によって決まる。L0は基準温度 t0におけるアームの各部の寸法である。 本実施例による工業用ロボットは、図1に示すアームに対し、温度センサが取 り付けられている。また、本実施例における制御部はこの温度センサによって測 定されたアームの温度に基づき、以下説明する制御を行う。
【0008】 まず、温度センサにより測定されたアームの温度をtとし、基準温度t0にお ける上腕部M1の突出し長をL1、下腕部M2の突出し長をL2とすると、温度tに おける制御点Pの座標(xt,yt,zt)は、 xt=L2{l+β(t−t0)}cosθ =xp+L2β(t−t0)cosθ (7) yt=L2{l+β(t−t0)}sinθ =yp+L2β(t−t0)sinθ (8) zt=L1{l+β(t−t0)} =zp+L1β(t−t0) (9) となる。上式(7)〜(9)の各々の右辺第2項は、アームの温度のt0からt へ変化によって生じた制御点Pの目標位置からのずれ量である。これらの各ずれ は上記式(7)〜(9)から明らかなように温度変化分t−t0および基準温度 t0における上腕部および下腕部の突出し長L1、L2から求めることができる。 本実施例における制御部は、上記式(7)〜(9)の各々の右辺第2項に従って 上記ずれ量を各々演算する。そして、このずれ量を相殺するように上記L1、L2 およびθを基準温度t0における値から増減させる補正を行い、この補正の結果 に従い、アーム各部を駆動するモータの制御を行う。このような補正が行われる 結果、制御点Pはアームの温度によらず常に正確に目標位置に位置決めされる。
【0009】 <第2実施例> 次に本考案をティーチングプレイバック方式の工業用ロボットに適用した実施 例について説明する。本実施例においても、上記第1実施例と同様、アームに温 度センサを取り付ける。ティーチング時、制御部は温度センサによって測定され たアームの温度を記憶すると共に制御点Pの教示位置を記憶する。そして、実際 の作業を行う場合は、温度センサによって測定されるアームの温度とアーム各部 の寸法に基づいて上記教示位置を補正し、補正した教示位置に制御点を移動させ るようにアーム駆動用のモータを制御する。本実施例においても、上記第1実施 例と同様な効果が得られる。 なお、上記実施例においては円筒座標系のアームを例に説明したが、本考案が 垂直多関節アーム等を有する工業用ロボットに適用可能であることは言うまでも ない。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の工業用ロボットによれば、被作業部に作業を施 す作業具と、作業具が取り付けられたアームと、アームを駆動することによって 作業具を移動させるアーム駆動機構と、アームの温度を測定する温度センサと、 所定の基準温度におけるアームの各部の寸法と温度センサから得られる測定温度 とに基づいて、測定温度におけるアームの各部の寸法を演算し、演算結果に基づ いてアームを駆動する制御データを作成し出力する制御部とを設けたので、温度 の変化によらず、常に作業具を正確に位置決めすることができるという効果が得 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な工業用ロボットのアームの構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
LNK……(アーム部の)リンク O……アームの原点 P……アームの制御点 M1……アームの上腕部 M2……アームの下腕部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被作業部に作業を施す作業具と、 前記作業具が取り付けられたアームと、 前記アームを駆動することによって前記作業部を移動さ
    せるアーム駆動機構と、 前記アームの温度を測定する
    温度センサと、 所定の基準温度における前記アームの各部の寸法と、温
    度センサから得られる測定温度とに基づいて、該測定温
    度における前記アームの各部の寸法を演算し、該演算結
    果に基づいて前記アームを駆動する制御データを作成し
    出力する制御部とを具備することを特徴とする工業用ロ
    ボット。
JP4085092U 1992-06-15 1992-06-15 工業用ロボット Withdrawn JPH064808U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4085092U JPH064808U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 工業用ロボット

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JP4085092U JPH064808U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 工業用ロボット

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JPH064808U true JPH064808U (ja) 1994-01-21

Family

ID=12592053

Family Applications (1)

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JP4085092U Withdrawn JPH064808U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 工業用ロボット

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JP (1) JPH064808U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56175832U (ja) * 1980-05-29 1981-12-25
JP2018103310A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社デンソーウェーブ マニプレータの動作判定装置
JP2018103311A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社デンソーウェーブ マニプレータの動作判定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56175832U (ja) * 1980-05-29 1981-12-25
JP2018103310A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社デンソーウェーブ マニプレータの動作判定装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961003