JPH0647992A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、印刷動作不可能な状態がオフライ
ン動作モードのみによる場合に、自動的にオンライン動
作モードに設定して、無駄な設定作業時間を削減できる
ことを目的とする。 【構成】 オンライン動作モード及びオフライン動作モ
ードを有したプリンタ装置１において、印刷部３での印
刷動作が可能か否かを監視するエラーステータス２と、
ホストコンピュータ６からの印刷要求入力に応動して動
作モードを判定する動作モード判定部８と、この動作モ
ード判定部８がオフライン動作モードと判定したとき
で、かつ印刷部状態判定部９がエラーステータス２によ
り印刷動作可能と判定した場合、動作モードをオンライ
ン動作モードに変更する自動オンライン設定部１０と、
動作モードがオンライン動作モードに変更された後に印
刷部３で印刷要求に応じた印刷処理を実行する印刷処理
部１２とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、外部装置からの情報の
印刷に利用されるプリンタ装置に係り、特に印刷動作が
不可能な状態がオフライン動作モードのみによる場合
に、自動的にオンライン動作モードに設定して無駄な設
定作業時間を削減し得るようにしたプリンタ装置であ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、外部装置としての、例えばホスト
コンピュータからの情報を印刷する技術として、ホスト
コンピュータに制御されるプリンタ装置が広く用いられ
ている。

【０００３】この種のプリンタ装置は、ホストコンピュ
ータからの印刷要求が入力されると、まず、動作モード
がオンライン動作モード及びオフライン動作モードのう
ち、どちらの動作モードかを判定する。次に、このプリ
ンタ装置は、ホストコンピュータに対してオンライン動
作モードであって、他にエラーもない場合には、印刷部
で当該印刷要求に応じた印刷処理を自動的に行なう。

【０００４】一方、このプリンタ装置は、他にエラーは
ないが、マニアル操作に応動して印刷部で印刷処理を行
なうオフライン動作モードであるために，印刷動作が不
可能な場合には、ホストコンピュータに印刷不可能を通
知して印刷を行なわない。ここで、印刷を行なわせる場
合には、オペレータがマニアル操作によりプリンタ装置
をオンライン動作モードに設定している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなプリンタ装置は、印刷動作不可能な状態がオフラ
イン動作モードのみによる場合に、オペレータがマニア
ル操作によりオンライン動作モードに設定しなければな
らないので、手間が掛かるという問題がある。

【０００６】また、このマニアル操作による設定の際に
は、オペレータがホストコンピュータから離れてプリン
タ装置の配置場所まで行かなければならず、無駄な作業
時間が発生するという問題がある。

【０００７】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、印刷動作不可能な状態がオフライン動作モードのみ
による場合に、自動的にオンライン動作モードに設定し
て、無駄な設定作業時間を削減できるプリンタ装置を提
供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプリンタ装置は、外部装置からの印刷要求入
力に応動して印刷部で印刷要求に応じた印刷処理を自動
的に行うオンライン動作モードと、マニアル操作に応動
して印刷部で印刷処理を行うオフライン動作モードとを
有したものにおいて、印刷部における印刷動作が可能か
否かを監視する印刷部状態監視手段と、外部装置からの
印刷要求入力に応動して動作モードを判定する動作モー
ド判定手段と、この動作モード判定手段がオフライン動
作モードと判定したときで、かつ印刷部状態監視手段が
印刷動作可能と判定した場合、動作モードをオンライン
動作モードに変更する動作モード自動変更手段と、動作
モードがオンライン動作モードに変更された後に印刷部
で印刷要求に応じた印刷処理を実行する印刷処理手段と
を備えたものである。

【０００９】

【作用】従って、本発明のプリンタ装置においては、印
刷部状態監視手段により，印刷部における印刷動作が可
能か否かを監視している際に、外部装置からの印刷要求
が入力された動作モード判定手段では、プリンタ装置の
動作モードが判定され、動作モード自動変更手段では、
プリンタ装置が印刷動作可能な状態で，かつ動作モード
判定手段によりオフライン動作モードと判定された場合
には，動作モードが自動的にオンライン動作モードに変
更され、印刷処理手段では、この動作モード自動変更手
段により動作モードがオンライン動作モードに変更され
た後、印刷部で上記印刷要求に応じた印刷処理が実行さ
れる。

【００１０】これにより、印刷動作不可能な状態がオフ
ライン動作モードのみによる場合には、自動的にオンラ
イン動作モードに設定して印刷処理を実行するので、無
駄な設定作業時間を削減することができる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１２】図１は本発明の一実施例に係るプリンタ装
置の構成を示すブロック図である。このプリンタ装置１
においては、まず、エラーステイタス２が、印刷部３に
おける印刷動作が可能か否かを監視している。また、動
作モード設定部４が、動作モードメモリ５に格納するプ
リンタ装置１の動作モードを、オンライン動作モード又
はオフライン動作モードのいずれかに設定している。

【００１３】この状態で、外部装置としてのホストコン
ピュータ６が、データの印刷を要求する旨の印刷要求信
号、及び印刷要求されたデータをプリンタ装置１内の印
刷要求入力部７に入力する。印刷要求入力部７は、ホス
トコンピュータ６からの印刷要求信号を動作モード判定
手段としての動作モード判定部８に入力する。動作モー
ド判定部８は、印刷要求入力部７からの印刷要求信号の
入力に応動して、動作モードメモリ５を参照することに
よりプリンタ装置１の動作モードを判定する。印刷状態
判定部９は、エラーステイタス２を参照して印刷部３に
おける印刷動作が可能か否かを判定する。動作モード自
動変更手段としての自動オンライン設定部１０は、動作
モード判定部８がオフライン動作モードと判定したとき
で，かつ印刷状態判定部９が印刷動作可能と判定した場
合，このオフライン動作モードをオンライン動作モード
に変更する。

【００１４】一方、印刷不可信号出力部１１は、印刷状
態判定部９が印刷動作不可能と判定した場合、ホストコ
ンピュータ６に対して印刷不可信号を出力する。ここ
で、印刷不可信号は、オフライン動作モード以外の原因
で印刷不可能な状態を示し、例えばプリンタ装置１の用
紙切れ等のエラーを表している。

【００１５】印刷処理処理手段としての印刷処理部１２
は、自動オンライン設定部１０により動作モードがオン
ライン動作モードに変更された後に印刷部３で印刷要求
に応じたデータの印刷処理を実行する。なお、上記エラ
ーステイタス２及び印刷状態判定部９は、印刷部状態監
視手段を構成している。次に、このようなプリンタ装置
の動作を図２を用いて説明する。

【００１６】まず、オペレータにより、ホストコンピュ
ータ６に、印刷要求信号が入力される。ホストコンピュ
ータ６では、この印刷要求信号、及び印刷要求されたデ
ータがプリンタ装置１内の印刷要求入力部７へ送信され
る。印刷要求入力部７では、ホストコンピュータ６から
の印刷要求信号が受信されると（ＳＴ１）、この印刷要
求信号が動作モード判定部８へ入力される。動作モード
判定部８では、印刷要求入力部７から印刷要求信号が入
力されると、動作モードメモリ５の参照によりプリンタ
装置１の動作モードが判定される（ＳＴ２）。

【００１７】動作モード判定部８で動作モードがオンラ
イン動作モードである旨の判定が成された場合（ＳＴ
３）、印刷部状態判定部９では、エラーステータス２が
チェックされ（ＳＴ４）、エラーの有無が判定される
（ＳＴ５）。

【００１８】ＳＴ５でエラーが無いと判定された場合、
この印刷部状態判定部９により、データの印刷を行なう
旨の印刷指令が印刷部３に送出される。印刷部３では、
この印刷指令に基づいて、印刷要求されたデ−タが印刷
要求入力部７に要求されると共に、上記データが印刷処
理されて（ＳＴ６）、処理が終了される。一方、ＳＴ３
でオフライン動作モードであった場合、印刷部状態判定
部９により、印刷部３が印刷中であるか否かが判定され
る（ＳＴ７）。

【００１９】ＳＴ７で印刷部３が印刷中であると判定さ
れた場合、印刷部状態判定部９では、ホストコンピュー
タ６へ、印刷部３が他の印刷処理をしている旨のビジー
信号が送出される（ＳＴ８）と共に、処理が終了され
る。

【００２０】また、ＳＴ７で印刷部３が印刷中でないと
判定された場合、この印刷部状態判定部９では、エラー
ステータス２がチェックされ（ＳＴ９）、エラーの有無
が判定される（ＳＴ１０）。

【００２１】ＳＴ１０でエラーが無いと判定された場
合、自動オンライン設定部１０では、動作モードメモリ
５により格納されているオフライン動作モードがオンラ
イン動作モードに設定変更される（ＳＴ１１）。

【００２２】この自動オンライン設定部１０により動作
モードがオンライン動作モードに変更されると、印刷処
理部１２では、印刷指令が印刷部３に送出される。この
印刷指令により、印刷部３では、ＳＴ６と同様に印刷処
理が行なわれる。

【００２３】また、ＳＴ１０で印刷部状態判定部９によ
り，エラー有り，すなわち印刷が不可能と判定された場
合、印刷不可信号出力部１１では、プリンタ異常のため
に印刷が不可能である旨の印刷不可信号がホストコンピ
ュータ６へ返信される（ＳＴ１２）。

【００２４】なお、ホストコンピュータ６では、印刷不
可信号出力部１１からの印刷不可信号に基づいて、プリ
ンタ装置１が印刷不可能である旨の表示が行なわれる。
そして、この表示を見たオペレータにより、プリンタ装
置１の印刷動作不可能な状態が改善される。

【００２５】上述したように、本実施例のプリンタ装置
は、エラーステータス２が印刷部３における印刷動作が
可能か否かを監視している際に、ホストコンピュータ６
からの印刷要求が入力された動作モード判定部８が、プ
リンタ装置１の動作モードを判定し、自動オンライン設
定部が、印刷部３が印刷動作可能な状態で，かつ動作モ
ード判定部８により，オフライン動作モードと判定され
た場合に、動作モードを自動的にオンライン動作モード
に変更する。

【００２６】これにより、印刷処理部１２が、この自動
オンライン設定部１０により動作モードがオンライン動
作モードに変更された後、印刷部３で上記印刷要求に応
じた印刷処理を実行するので、印刷動作不可能な状態が
オフライン動作モードのみによる場合には、プリンタ装
置１のオフライン動作モードを自動的にオンライン動作
モードに設定して、マニアル操作による無駄な設定作業
時間を削減することができる。

【００２７】また、プリンタ装置１のオフライン状態を
自動的にオンライン状態に設定するので、マニアル操作
でオンライン状態に設定するというオペレータの手間を
省くことができる。その他、本発明は、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施できる。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、印刷部状
態監視手段が印刷部における印刷動作が可能か否かを監
視している際に、外部装置からの印刷要求が入力された
動作モード判定手段が、プリンタ装置の動作モードを判
定し、動作モード判定手段が、プリンタ装置が印刷動作
可能な状態で、かつオフライン動作モードと判定された
場合に、動作モードをオンライン動作モードに変更し、
印刷処理手段が、このオンライン動作モードへの変更後
に印刷部で印刷処理を実行するので、印刷動作不可能な
状態がオフライン動作モードのみによる場合に、自動的
にオンライン動作モードに設定して、無駄な設定作業時
間を削減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るプリンタ装置の構成を
示すブロック図。

【図２】同実施例におけるプリンタ装置の動作を示すフ
ローチャート。

【符号の説明】

１…プリンタ装置、２…エラーステータス、３…印刷
部、４…動作モード設定部、５…動作モードメモリ、６
…ホストコンピュータ、７…印刷要求入力部、８…動作
モード判定部、９…印刷部状態判定部、１０…自動オン
ライン設定部、１１…印刷不可信号出力部、１２…印刷
処理部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部装置からの印刷要求入力に応動して
   印刷部で前記印刷要求に応じた印刷処理を自動的に行う
   オンライン動作モードと、マニアル操作に応動して前記
   印刷部で印刷処理を行うオフライン動作モードとを有し
   たプリンタ装置において、 前記印刷部における印刷動作が可能か否かを監視する印
   刷部状態監視手段と、 前記外部装置からの印刷要求入力に応動して前記動作モ
   ードを判定する動作モード判定手段と、 この動作モード判定手段がオフライン動作モードと判定
   したときで、かつ前記印刷部状態監視手段が印刷動作可
   能と判定した場合、前記動作モードをオンライン動作モ
   ードに変更する動作モード自動変更手段と、 動作モードがオンライン動作モードに変更された後に前
   記印刷部で前記印刷要求に応じた印刷処理を実行する印
   刷処理手段とを備えたことを特徴とするプリンタ装置。