JPH064798A - 都市交通運行支援装置 - Google Patents

都市交通運行支援装置

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JPH064798A
JPH064798A JP16594692A JP16594692A JPH064798A JP H064798 A JPH064798 A JP H064798A JP 16594692 A JP16594692 A JP 16594692A JP 16594692 A JP16594692 A JP 16594692A JP H064798 A JPH064798 A JP H064798A
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JP
Japan
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improvement plan
user
congestion
users
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Withdrawn
Application number
JP16594692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Shinohara
正憲 篠原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH064798A publication Critical patent/JPH064798A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】乗り合いバスなどの利用者にリアルタイムに情
報を提供し利用者へのサービスの向上を図る。 【構成】この都市交通運行支援装置はバスA1、A2を
利用する利用者の待ち情報、都市の道路情報およびバス
の中の混雑情報を取り込む情報入力手段10と、この情
報入力手段10により得られた複数の情報と運行ダイヤ
20とに基づき運行状況の推定を行う運行情報推定手段
30と、この運行情報推定手段30が推定した運行状況
を評価する運行指標評価手段40と、この運行指標評価
手段40の評価結果が許容範囲から外れたとき運行改善
案を作成する運行改善案作成手段50と、この運行改善
案作成手段50により作成された運行改善案に基づき利
用者、管制員および運転者に対して情報の提供を行う情
報提供手段60とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばバスなどの道路
系や、地下鉄およびモノレールなどの鉄道系などさまざ
まな都市交通機関の運行を支援するための都市交通運行
支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市交通機関、例えば乗り合いバスなど
は、異常の発生によりダイヤどおりに運行されないこと
が多くあり、利用者からの不満の声も多くサービスの向
上が望まれている。
【0003】一般に、乗り合いバスなどは、利用者の自
宅近辺の道路に停留所が配置されており、出発地と目的
地とを直接結ぶ交通機関として最も喜ばれるものであ
る。
【0004】ところで、この乗り合いバスは、道路を通
行する上でさまざまな異常が発生することがある。例え
ば道路に交通渋滞が発生したりバス停に待っている利用
者の数が多かったりすると、バスの運行状況がたちまち
悪化してバスはダイヤどおりに運行されなくなる。
【0005】この場合、バスの遅延状況などが利用者に
通知されないため利用者からの不満の声が多い。また、
運転者にも道路の混雑状況や停留所に待っている利用者
の数などの情報が提供されないためバスの運行間隔の調
整ができず、だんご運転などが生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の都市交通機関では、利用者および運転者などに情報
の提供がなく、特に利用者に対するサービスは向上され
ないままであった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、都市交通機関を利用する利用者にリア
ルタイムに情報を提供すると共に、都市交通機関の定時
性を確保してサービスの向上を図ることができる都市交
通運行支援装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の都市交通運行支
援装置は上記した目的を達成するために、都市交通機関
を利用する利用者の待ち情報、都市の道路情報および乗
り物内の混雑情報を取り込む情報入力手段と、この情報
入力手段により得られた複数の情報と予め定められてい
る運行情報とに基づき運行状況の推定を行う運行情報推
定手段と、この運行情報推定手段が推定した運行状況を
評価する運行指標評価手段と、この運行指標評価手段の
評価結果が許容範囲から外れたとき運行改善案を作成す
る運行改善案作成手段と、この運行改善案作成手段によ
り作成された運行改善案に基づき利用者および交通機関
に対して情報の提供を行う情報提供手段とを具備してい
る。
【0009】
【作用】本発明では、情報入力手段により道路情報、待
ち情報および乗り物内の混雑情報が得られ、これらの情
報に基づき運行情報推定手段により運行状況の推定が行
われる。また、この推定結果は運行指標評価手段により
評価され、この評価結果が許容範囲から外れた場合、運
行改善案作成手段により運行改善案が作成される。そし
て、この運行改善案に基づき情報提供手段により利用者
および交通機関に対して各情報の提供が行われる。
【0010】したがって、利用者はリアルタイムに交通
機関の遅延状況を知ることができ、また、交通機関側は
提供された情報を基に運行改善が行え、これにより交通
機関の定時性が確保される。
【0011】この結果、都市交通機関を利用する利用者
へのサービスを向上することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明に係る一実施例の都市交通運
行支援装置の構成を示すブロック図、図2は図1の具体
例である。
【0014】図中、10は情報入力手段である。この情
報入力手段10は、道路情報入力部としての車両センサ
11と、乗り物情報入力部12として各車両、例えばバ
スA1、A2などに設けられている図示しない内部セン
サと、停留所情報入力部としての利用者センサ13とか
ら構成されている。車両センサ11には、道路情報、例
えば道路上に渋滞している車の量などが取り込まれる。
内部センサには、乗り物情報、例えばバスA1、A2な
どに乗車している利用者の人数、各バスA1、A2の走
行位置および走行速度などの情報が取り込まれる。利用
者センサ13には、待ち情報、例えば停留所B1、B
2、B3に待っている利用者の人数などが取り込まれ
る。各停留所B1、B2、B3には、利用者に情報を提
供するための表示部14がそれぞれ配置されている。
【0015】一方、管制局15には、表示部14と中央
処理装置(以下CPUと称す)16とが設けられてお
り、情報入力手段10で得られた各情報はこのCPU1
6に入力され、この表示部14に表示される。
【0016】以下、CPU16の内部構成について説明
する。20は予め定められた運行情報としての運行ダイ
ヤである。30は運行情報推定手段であり、この運行情
報推定手段30は、道路情報から渋滞を検出する渋滞検
出部31と、乗り物情報から乗り物の混雑を検出する混
雑検出部32と、待ち情報から利用者の待ち人数などを
検出する待ち検出部33と、道路情報、乗り物情報、待
ち情報および運行ダイヤに基づき遅延時間を算出する遅
延時間算出部34とから構成されている。40は運行指
標評価手段であり、この運行指標評価手段40は遅延時
間を算出した結果の判定を行う遅延判定部41と、乗り
物の混雑を検出した結果、混雑度の判定を行う混雑判定
部42と、待ち人数が適性であるかの判定を行う待ち判
定部43とから構成されている。50は運行改善案作成
手段であり、この運行改善案作成手段50は遅延改善案
作成部51と、混雑改善案作成部52と、待ち改善案作
成部53とから構成されている。60は情報提供手段で
あり、この情報提供手段60は提供情報作成部61と、
管制員に情報を提供する管制員提供部62と、運転者に
情報を提供する運転者提供部63と、各停留所の利用者
に情報を提供する利用者提供部64とから構成されてい
る。
【0017】次に、図3のフローチャートを参照してこ
の都市交通運行支援装置の動作を説明する。
【0018】この都市交通運行支援装置では、各停留所
B1、B2、B3に配置されている車両センサ11より
停留所付近の道路の渋滞情報が得られ、同時に利用者セ
ンサ13より利用者の待ち情報が得られる。また、道路
上を運行している複数のバスA1、A2からは乗り物情
報が得られる。これらの情報は管制局15に順次入力さ
れてCPU16に取り込まれる(ステップ301 )。
【0019】取り込まれた各情報に基づき、まず、運行
情報推定手段30により運行状況の推定が行われる(ス
テップ302 )。
【0020】ここでは、渋滞検出部31により道路の渋
滞度が検出され、混雑検出部32によりバスの中の人数
と待っている利用者の人数とから混雑度が検出され、待
ち検出部33により停留所の待ち人数から待ち時間が推
定される。そして、各検出結果に基づき遅延時間算出部
34では、運行ダイヤ20を参照しつつ各停留所に到着
するバスの遅延時間が算出される。
【0021】続いて、運行指標評価手段40により上記
検出、推定および算出結果の評価が行われ(ステップ30
3 )、この評価結果がNGの場合に運行改善案作成手段
50により運行改善案が作成される(ステップ304 )。
【0022】遅延判定部41では、バスの遅延時間が許
容範囲内かどうか判定され、許容範囲から外れた場合、
遅延改善案作成部51により改善案が作成される。改善
案の一例として、例えば渋滞区間のショートカットおよ
び迂回などがある。また、混雑判定部42では、同一ル
ートのバスの混雑度の比較が行われ、そのばらつきが大
きい場合には、混雑改善案作成部52により改善案が作
成される。改善案の一例として、例えば混雑しているバ
スよりも後発のバスに余裕があれば、そのバスを先行さ
せるとか、図2に示すように、バスA1が通行するルー
トの道路が渋滞している場合、バスA2にルートの変更
指示を行い停留所B1に向かわせるなどがある。さら
に、待ち判定部43では、待ち人数および待ち時間を評
価し、混雑が予想される場合、待ち改善案作成部53に
より改善案が作成される。改善案の一例として、例えば
バスの増発などがある。
【0023】次に、各改善案作成部で作成された改善案
は、情報提供手段60に転送されて提供情報作成部61
により改善案から提供すべき情報、例えばバスの運行状
況および運行改善情報が各提供部62、63、64に提
供される(ステップ305 )。管制員提供部62に提供さ
れる情報は、運行監視に必要な情報として全ての情報が
表示部14に表示され、管制員はそのガイダンスに従っ
て運行改善を行い、その結果は運行ダイヤ20に反映さ
れる。また、運転者提供部63に提供される情報は、車
の渋滞、遅延時間、運行改善案および各停留所へのバス
の到着予想時刻などであり、利用者提供部64に提供さ
れる情報は、その停留所にバスが到着する予想時刻や到
着するバスの混雑度などである。これらの情報は各表示
部14に表示される。
【0024】このように本実施例の都市交通運行支援装
置によれば、乗り合いバスを利用する利用者に利用者が
望む数々の情報、例えばバスの運行状況およびバスの到
着予想時刻などがリアルタイムに提供されると共にバス
の定時性が確保されるので利用者の満足度が向上し、こ
の結果、バスなどの都市交通機関の利用者に対してサー
ビスの向上を図ることができる。
【0025】また、各停留所に設けられた各センサ1
1、13により自動的に、かつリアルタイムに情報が得
られるので最適な評価および運行ダイヤ変更が行える。
【0026】なお、本実施例では、都市交通機関として
乗り合いバスについて説明したが、例えば地下鉄および
モノレールなどの鉄道系、タクシーなどの道路系などさ
まざまな都市交通機関の運行を支援することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の都市交通運
行支援装置によれば、都市交通機関を利用する利用者に
リアルタイムに交通機関の各情報が提供されると共に交
通機関の定時性が確保されるので利用者に対してサービ
スの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の都市交通運行支援装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の具体例を示す図である。
【図3】この実施例における都市交通運行支援装置の動
作を示すフロ―チャ―トである。
【符号の説明】 10…情報入力手段、11…車両センサ、12…乗り物
情報入力部、13…利用者センサ、14…表示部、15
…管制局、16…CPU、20…運行ダイヤ、30…運
行情報推定手段、40…運行指標評価手段、50…運行
改善案作成手段、60…情報提供手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市交通機関を利用する利用者の待ち情
    報、都市の道路情報および乗り物内の混雑情報を取り込
    む情報入力手段と、 この情報入力手段により得られた複数の情報と予め定め
    られている運行情報とに基づき運行状況の推定を行う運
    行情報推定手段と、 この運行情報推定手段が推定した運行状況を評価する運
    行指標評価手段と、 この運行指標評価手段の評価結果が許容範囲から外れた
    とき運行改善案を作成する運行改善案作成手段と、 この運行改善案作成手段により作成された運行改善案に
    基づき利用者および交通機関に対して情報の提供を行う
    情報提供手段とを具備することを特徴とする都市交通運
    行支援装置。
JP16594692A 1992-06-24 1992-06-24 都市交通運行支援装置 Withdrawn JPH064798A (ja)

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JP16594692A JPH064798A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 都市交通運行支援装置

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 19990831