JPH0647714Y2 - コーヒー用ろ紙の成形装置 - Google Patents

コーヒー用ろ紙の成形装置

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JPH0647714Y2
JPH0647714Y2 JP1989078584U JP7858489U JPH0647714Y2 JP H0647714 Y2 JPH0647714 Y2 JP H0647714Y2 JP 1989078584 U JP1989078584 U JP 1989078584U JP 7858489 U JP7858489 U JP 7858489U JP H0647714 Y2 JPH0647714 Y2 JP H0647714Y2
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達司 上島
基治 北野
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ラッキーコーヒーマシン株式会社
オリジン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、一般にレギユラーコーヒーと呼ばれるコー
ヒー粉を給湯によりろ過抽出するため、ろ紙をろ過抽出
に適した形態、すなわち、下方ほど漸次小径の略截頭円
錐形となつたカツプ状に成型して、所定のコーヒー抽出
体制とするコーヒー用ろ紙の成形装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来から知られているこの種の成形装置は、上下方向の
相対移動により相互に嵌合離脱可能な雌雄一対の型部材
を備えたものであり、この一対の雌雄型部材が相互に離
脱姿勢にある状態で、円形のシート状ろ紙を雌型部材の
上に装填し、次に雄型部材を下降移動させて雌型部材に
嵌合させることにより、上記のシート状ろ紙を略カツプ
状に成形するものであつた。
(考案が解決しようとする課題) 上記した従来の成形装置によるときは、ろ紙を予め一回
のコーヒーろ過抽出に適した大きさの円形状に製作して
おく必要があるばかりでなく、そのように円形状に製作
されたシート状ろ紙の多数枚を積み重ねて収容してお
き、コーヒーのろ過抽出の度に一枚ごとシート状ろ紙を
取り出して雌型部材の上部に装填する必要があるため、
ろ紙自体の製作コストが高くなるとともに、ろ紙の補給
にも手数が掛つて不便であり、さらにシート状ろ紙を一
枚ごと取り出して装填するため、その機構が複雑になる
といつた問題があつた。
この考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、使用ろ
紙の製作コストを低減できるとともに、その補給も容易
迅速に行うことができ、しかも機構的に簡単でろ紙を常
に所期通りのろ過抽出形態に成形することができるコー
ヒー用ろ紙の成形装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案に係るコーヒー
用ろ紙の成形装置は、ロール状に巻装された帯状のコー
ヒー液抽出用ろ紙と、該ろ紙を成形するための雌雄一対
の型部材とを備え、上記雌型部材は円環状の移送路に沿
って断続的に移動すべく構成し、雄型部材は雌型部材の
直上位置から下動すべく構成し、上記ろ紙は両型部材間
の移送経路を断続的に移送すべく構成し、雄型部材の下
動により雌型部材との間でコーヒー液抽出用ろ紙を略カ
ツプ状に賦形するように構成したコーヒー用ろ紙の成形
装置において、上記雄型部材の外周を囲うように上記ろ
紙の切断用カツターを配置するとともに、該カツターの
刃先が雄型部材よりも下方に突出するようにコイルスプ
リングを介して切断用カツターを雄型部材に保持させ、
上記両型部材によるろ紙の賦形作用に先行して切断用カ
ツターによるろ紙の切断作用を行うように構成した点に
特徴を有するものである。
(作用) この考案に係るコーヒー用ろ紙の成形装置によれば、ロ
ール状に巻装された帯状のコーヒー用ろ紙が水平面又は
略水平面の一定経路に沿つて断続的に移送される。この
ような送り装置による移送停止時において、先ずカツタ
ーが移送経路の上方から下降移動することにより、上記
帯状のコーヒー用ろ紙から一つの円形状のろ紙が経路下
方に切り落とされる。次いで、その切り落とされた円形
状ろ紙が雌型部材の上面に載置された状態で、雄型部材
が下降移動して相互に嵌合し、これにより上記円形状ろ
紙が全体的に下方ほど漸次小径となつた略カツプ状に賦
形される。
このように成形されたろ紙の内部に粉コーヒーを投入し
たのち、上方から給湯することにより、コーヒー液をろ
過抽出する。
以上のような一連の帯状ろ紙の切り落とし成形、コーヒ
ー液のろ過抽出が終了したのち、次ぎのコーヒー液のろ
過抽出が必要になつたときは、送り装置の作動によつて
帯状のコーヒー用ろ紙が一定量移送されて、新しい帯状
ろ紙部分が雄型部材の下方に位置して停止される。それ
以降は上記した通り帯状ろ紙の切り落とし、ろ紙の成
形、ろ過抽出が行なわれる。従つて、コーヒー液をろ過
抽出する度に円形のシート状ろ紙を一枚づつ装填する必
要がなく、例えば、多人数の飲用に供するコーヒー液を
ろ過抽出する機器における成形装置として使用する場
合、ろ紙の補給管路が簡単であるとともに、成形装置へ
のろ紙の自動装填のための機構を非常に簡単なものにで
きる。
特に、ろ紙カツターを雄型部材に一体に付設する構成と
することにより、ろ紙の切り落とし作用とろ紙の賦形作
用とを一回の作動で所定の順位通りに行なえるから、そ
れぞれの作動機構を共用化して簡単な構造にできるとと
もに、再作用間における時間的ロスをなくして、所期の
コーヒー液抽出を能率良く遂行することができる。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案に係るコーヒー用ろ紙の成形装置の概
略全体側面図を示し、同図において、(1A)は帯状のコ
ーヒー用ろ紙(10)をロール状に巻装するろ紙供給用ロ
ーラで、全体の図面は省略したコーヒー抽出機における
ケーシングにブラケツト(12A)を介して交換補給自在
に、かつ回転自在に支承されている。(1B)はろ紙巻取
用ローラで、上記したコーヒー抽出機におけるケーシン
グにブラケツト(12B)を介して支承されて、図外のモ
ータにより間欠的に回転駆動されるもので、上記供給用
ローラ(1A)からの帯状のコーヒー用ろ紙(10)を巻取
る。以上の構成により、帯状のコーヒー用ろ紙(10)を
水平面内の一定経路に沿つて定量長さごと断続的に移送
する帯状ろ紙送り装置(1)を構成している。
(2)は後記するシート状ろ紙(10A)の成形装置で、
この成形装置(2)は上記帯状ろ紙(10)の移送経路の
上下に配置された雄型部材(2A)と雌型部材(2B)とか
らなる。この成形装置(2)おける雌型部材(2B)は上
記移送経路の下方部に位置固定されており、この位置固
定状態の雌型部材(2B)に対して雄型部材(2A)を上記
移送経路の上方から経路下方に向かつて移動させること
により、シート状ろ紙(10A)を下方ほど漸次小径のほ
ぼ截頭円錐形に賦形するように相互に嵌合離脱可能に構
成されている。
(3)は帯状ろ紙(10)の切断用カツターで、上記移送
装置(1)による帯状ろ紙(10)の移送停止時に上記移
送経路の上方から下降移動することにより、上記帯状ろ
紙(10)から一つの円形状ろ紙(10A)を経路下方に切
り落とすものであり、このカツター(3)を上記成形装
置(2)における雄型部材(2A)にその円周方向に複数
個配置したコイルスプリング(4)・・・を介して、該
カツター(3)による切り落とし作用がシート状ろ紙
(10A)の賦形作用より先行する状態に、つまり円環状
の刃縁部(3a)が雄型部材(2A)の下端よりも下方に突
出する状態に一体に付設している。
第2図および第3図は上記カツター(3)を付設した成
形装置(2)の具体構造を示す一部切欠斜視図および縦
断面図であつて、同図において、(5)は平面視略小判
形の筒状保持枠で、この保持枠(5)の周縁に沿つて周
方向に適当間隔を隔てて配置された複数本の線材(6)
・・・群の上端部分(6a)・・・を略水平姿勢のままで
内方側に延出させて、それら略水平姿勢の上端部分(6
a)・・・をもつて円形状ろ紙(10A)の受止め載置面を
形成することともに、各線材(6)・・・を下方側ほど
漸次小径となるように斜めに折曲げ、かつそれら折曲げ
傾斜線材部分(6b)・・・の下端部に格子状とした底板
(6c)を固着することにより、略逆截頭円錐形を呈する
雌型部材(2B)の周壁を構成している。この雌型部材
(2B)の周壁を構成する上記複数本の線材(6)・・・
には、その略全長に亘つて成形ろ紙(10B)外面への接
触面積を拡大するためのコイル(7)・・・が巻装され
ており、またこのように構成された雌型部材(2B)は無
底の筒状枠(8)内に嵌合保持されている。
一方、上記雄型部材(2A)の外周壁には、周方向所定間
隔置きに複数の突条部(9)・・・が形成されており、
これら突条部(9)・・・は雄型部材(2A)を雌型部材
(2B)に嵌合させたとき、相隣る線材(6),(6)・
・・間に形成の隙間に入り込んで雌型部材(2B)の周壁
より外方に突出するようになつている。
次ぎに、上記構成の装置によりコーヒー用ろ紙をコーヒ
ーのろ過抽出形態に成形するまでの動作を簡単に説明す
る。
図外のモータを介して巻取用ローラ(1B)を回転駆動さ
せることにより、帯状のコーヒー用ろ紙(10)を送り装
置(1)を介して水平面内の一定経路に沿つて定量ごと
に断続的に移送させる。そして移送停止状態において、
成形装置(2)における雄型部材(2A)を上記移送経路
の上方から下降移動させることにより、先ずろ紙カツタ
ー(3)を上記帯状のコーヒー用ろ紙(10)に作用させ
て一つの円形状ろ紙(10A)を経路下方に切り落とす。
この切り落とされた円形状ろ紙(10A)は第3図に示す
ごとく成形装置(2)における雌型部材(2B)の線材
(6)・・・群の上端部分(6a)・・・で形成される受
止め載置面上に支持される。この状態で続けて、雄型部
材(2A)が下降移動して雌型部材(2B)内に嵌合し、上
記円形状ろ紙(10A)が第4図で示すように、全体的に
は略カツプ状に凹入変形されるとともに、上記雄型部材
(2A)の外周突条部(9)・・・が雌型部材(2B)の周
壁を構成する線材(6)・・・群の隣接隙間に入り込ん
で、該ろ紙部分を外方に突出させ、これによつて略カツ
プ状に凹入変形されたろ紙(10B)の周壁部分をジグザ
グ状に外方に突出変形させ、もつて菊座状のろ紙(10
B)に形成するものである。
以上のごとく成形されたろ紙(10B)内に粉コーヒー
(A)を投入した上で給湯することにより、コーヒー液
をろ過抽出するのであるが、この場合、ろ紙(10B)が
菊座状に成形されてろ過面積の拡大が図られており、ま
たろ紙(10B)外面が複数のコイル(7)・・・に接触
し、その接触部分において強い内圧を受け、内外の圧力
差を大きくするとともに、ろ過液の伝い流れがスムーズ
になるようにしているので、全体としてろ過抽出作用を
短時間で効率的に行わせることが可能である。
この考案に係る装置は雌型部材(2B)を環状の経路に沿
つて間欠的に駆動移動させつつ、その移動経路に沿つて
ろ紙の切り落とし・装填・成形→粉コーヒー供給→給湯
・抽出→使用済みろ紙の排出を順次連続的に行う自動コ
ーヒー抽出機におけるろ紙成形装置として有効に使用で
きる。
第5図は、この考案に係る装置を自動コーヒー抽出機に
おけるろ紙成形装置として適用した場合の自動コーヒー
抽出機の外観斜視図である。
同図において、(11)は机上等に据付け設置可能な箱形
ケーシングであつて、その前面には揺動開閉自在な扉
(12)が取付けられていると共に、前面一側角部には、
前面と側面とに開放する凹入部(13)が形成され、該凹
入部(13)にコーヒーカツプ(14)を差し入れることに
より、抽出したコーヒー液を受容できるようになつてい
る。
第6図は上記開閉扉(12)を開放して箱形ケーシング
(11)内を前方から見た状態を示し、第7図は全体配置
を示す概略平面図であり、同図において、(2)がシー
ト状ろ紙((10A)を下方ほど漸次小径のほぼ截頭円錐
形に成形可能なろ紙成形装置であつて、これは既述した
ように、雌雄一対の型部材(2B),(2A)からなり、か
つ雄型部材(2A)にはカツター(3)が一体に付設され
ている。このろ紙成形装置(2)における雄型部材(2
A)は箱形ケーシング(11)内の定位置において、支持
部材(15)を介して上下に昇降駆動自在に一つだけ設け
られていると共に、雌型部材(2B)は周方向に120度の
回転角間隔を隔てて三つ配置され、これら三つの雌型部
材(2B)は、その周面内側部から内方に向けて突出した
支持軸(2b)を箱形ケーシング(11)内の略中央位置に
固定支持されたモータ(16)の回転腕(17)に回転可能
に挿嵌することにより支持され、またこの雌型部材(2
B)の周面外側部に取り付けたローラ(18)が、箱形ケ
ーシング(11)内で上記モータ(16)の回転軸と同心状
に固定形成された円環状ガイドレール(19)に転動可能
に載設され、モータ(16)の回転により環状経路に沿っ
て回転駆動されるよう構成されている。このろ紙成形装
置(2)における雄型部材(2A)の昇降経路の途中に、
上述した帯状ろ紙送り装置(1)が設けられている。
(20)はコーヒー粉(A)の定量供給装置であつて、こ
れは第8図に示したように、コーヒー豆(A1)を収容す
るタンク(21)と、その収容豆を引出しながら粉砕する
カツター(22)と、このカツター(22)で粉砕されたコ
ーヒー粉(A)を排出する排出部(23)とからなる。ま
た、このカツター(22)の駆動回路には、該カツター
(22)によるコーヒー豆(A1)の粉砕動作、即ち、カツ
ター(22)の駆動時間を制御するためのタイマー(図示
せず)が設けられている。そして、上記排出部(23)の
排出口(23A)が上記ろ紙成形装置(2)における雌型
部材(2B)の環状経路で、上記雄型部材(2A)の位置に
対し120度の回転中心角を隔てた箇所に位置するよう
に、上記箱形ケーシング(11)内に固定配置されてい
る。
(24)は給湯タンクであつて、内部に電気ヒーターを有
し、温度センサーによる検温信号に基づいて湯温を常に
一定に制御できるように構成された自動湯沸かし機能と
貯湯量を設定範囲に保持するためのフロートスチツチな
どを備えている。
このような給湯タンク(24)を上記ケーシング(11)内
に、その注湯口が上記ろ紙成形装置(2)における雌形
部材(2B)の環状経路上で、上記タンク(21)の排出口
(23A)に対して120度の回転中心角を隔てて位置するよ
うに固定配置されていると共に、この給湯タンク(24)
の注湯口直下相当位置で、上記雌型部材(2B)の環状経
路下のケーシング部分には第9図に示すごとく、抽出コ
ーヒーを上記凹入部(13)に向け排出する漏斗状の外部
抽出口(25)が脱着可能に設けられている。この抽出口
(25)は仕切板(26)に受止め支持されている。
(27)は上記した雌型部材(2B)の反転による抽出済み
ろ紙の排出装置で、これは上記漏斗状の外部抽出口(2
5)と雄型部材(2A)との間のガイドレール(19)部分
を回転中心角で略65度の範囲に亘つて切欠除去すること
により構成されている。従つて、回転移動する雌型部材
(2B)のローラ(18)がその切欠き部(28)に至つたと
き、雌型部材(2B)を回転腕(17)とこれに嵌合する支
持軸(2b)とで形成される半径方向の軸心(a)周りで
180度回転、つまり雌型部材(2B)の開口部が下向き開
放となるように反転させて、コーヒー抽出済みのろ紙を
排出すべく構成している。また、この切欠き部(28)に
続くガイドレール(19)の始端部分に、反転した雌型部
材(2B)に接当してこれを上記軸心(a)周りで回動さ
せて元の姿勢に復帰させる反転復帰具(29)を設けて構
成している。なお、上記切欠き部(28)の直下相当箇所
には反転された雌型部材(2B)から排出される抽出済み
ろ紙およびコーヒーかすを受容するかす受け器(30)が
着脱自在に設けられている。
以上の各構成要素を備えたものにおいて、上記モータ
(16)を介して雌型部材(2B)を120度の回転中心角の
間隔で間欠的に回転させることにより、上記成形装置
(2)における雄型部材(2A)の成形動作と、コーヒー
粉定量供給装置(20)からの設定量のコーヒー粉落し込
み供給動作と、給湯タンク(24)からの給湯・抽出動作
ならびに抽出済みろ紙排出装置(27)による抽出ろ紙の
排出動作とを順次連続的に行わせるシーケンス制御機構
(31)を箱形ケーシング(11)内および開閉扉(12)の
内面に装備させたものである。
(考案の効果) 以上の説明からも既に明らかなように、この考案による
ときは、 予め一回のコーヒーのろ過抽出に適した形状、大き
さ(円形状)のろ紙を製作する必要がなく、帯状のろ紙
ロール状に巻装してセツトするだけで、複数回のコーヒ
ー液のろ過抽出が行なえる形態に成形できるので、使用
ろ紙の製作コストの低減を図り得るとともに、流通段階
からコーヒー抽出までの全過程におけるろ紙の取り扱い
が非常に楽である。特に、消耗品であるろ紙の補給をワ
ンタツチ操作にて容易迅速に行ない得る。
しかも、帯状のろ紙から円形状ろ紙を切り落とすと
ともに、略カツプ状に賦形するので、予め円形状に製作
されたシート状ろ紙を一枚づつ取り出して型部材に装填
する型式のような複雑な装填機構を要しないから、装置
全体を簡単な構造で、かつ安価な構成とし易く、しかも
シート状ろ紙の装填時の位置ずれや傾きなどもなく、常
に所期通りのろ過抽出形態に成形することができる。
また、切断用カツターをコイルスプリングを介して
雄型部材に保持させているため、両型部材によるろ紙成
形がろ紙を定位置に押さえ込んだ状態で行われることと
なって、コーヒー液抽出用ろ紙のごとく厚さがきわめて
薄く柔らかい場合にあっても、ろ紙に皺ができたり、傾
いたりすることがなく、ろ紙成形を正確・美麗に行わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るコーヒー用ろ紙の成形装置全体
を示す概略側面図、第2図は成形装置の具体構造を示す
一部切欠き斜視図、第3図は第2図の縦断面図、第4図
は成形作用を説明するための縦断面図、第5図乃至第9
図は自動コーヒー抽出機に組込んだ場合を示し、第5図
は外観斜視図、第6図は扉開放状態の正面図、第7図は
全体の概略平面図、第8図はコーヒー粉定量供給装置の
概略側面図、第9図は要部の縦断面図である。 (1)……送り装置、(1A)……供給用ローラ、(1B)
……巻取用ローラ、(2)……成形装置、(2A)……雄
型部材、(2B)……雌型部材、(3)……ろ紙カツタ
ー、(10)……帯状ろ紙、(10A)……切抜きろ紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻装された帯状のコーヒー液抽
    出用ろ紙と、該ろ紙を成形するための雌雄一対の型部材
    とを備え、上記雌型部材は円環状の移送経路に沿って断
    続的に移動すべく構成し、雄型部材は雌型部材の直上位
    置から下動すべく構成し、上記ろ紙は両型部材間の移送
    経路を断続的に移送すべく構成し、雄型部材の下動によ
    り雌型部材との間でコーヒー液抽出用ろ紙を略カツプ状
    に賦形するように構成したコーヒー用ろ紙の成形装置に
    おいて、上記雄型部材の外周を囲うように上記ろ紙の切
    断用カツターを配置するとともに、該カツターの刃先が
    雄型部材よりも下方に突出するようにコイルスプリング
    を介して切断用カツターを雄型部材に保持させ、上記両
    型部材によるろ紙の賦形作用に先行して切断用カツター
    によるろ紙の切断作用を行うように構成したことを特徴
    とするコーヒー用ろ紙の成形装置。
JP1989078584U 1989-07-03 1989-07-03 コーヒー用ろ紙の成形装置 Expired - Lifetime JPH0647714Y2 (ja)

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