JPH0647694Y2 - ゴム管加硫成形後の芯金離脱装置 - Google Patents

ゴム管加硫成形後の芯金離脱装置

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JPH0647694Y2
JPH0647694Y2 JP12674290U JP12674290U JPH0647694Y2 JP H0647694 Y2 JPH0647694 Y2 JP H0647694Y2 JP 12674290 U JP12674290 U JP 12674290U JP 12674290 U JP12674290 U JP 12674290U JP H0647694 Y2 JPH0647694 Y2 JP H0647694Y2
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JP
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rubber tube
core metal
lever
shaft
fixing cylinder
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JP12674290U
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JPH0483610U (ja
Inventor
武徳 中西
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有限会社中西技術士事務所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、芯金台に一端を固定した複雑な同一形状の曲
りを持つ複数の芯金に、離型剤を塗ってゴム管に嵌め込
んだ後、加硫成形した結果、芯金に密着した複数のゴム
管を全数同時に芯金から離脱させるのを促進するための
装置である。
[従来の技術] 従来試みられたものは、例えば複雑な曲りを持つゴム管
を加硫成形した後、そのゴム管を芯金から離脱させるの
に入力作業にて行うようにした方式や、その人力作業を
ロボット等の機械方式に代えようとしたものなどがあ
り、特にロボット等の機械方式の場合にはゴム管上部を
外側から掴んで芯金上部の軸方向に単純に引き抜くよう
にしたものであった。しかしながら、この方法による
と、ゴム管と芯金の密着力が強いため、ゴム管が切れて
しまうなどの問題があって良好な結果が得られず、未だ
実用化されたものはない。従って、現在でも人力作業に
頼っている状況である。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記の人力作業による離脱方式は、次のような
欠点を有している。
1)加硫成形した後のゴム管は、複数の曲りを有する芯
金の全長に亘って密着しており、ゴム管を芯金から離脱
させるため、ゴム管外面2箇所を手袋を嵌めた手でそれ
ぞれ掴み、力を込めて反復押し回す離脱作業は、最初に
ゴム管の下端とそのすぐ先の曲り部分から始めるが、こ
の最初の一曲り部分までの離脱に最も力を必要とし、屈
強な作業員の手に頼らざるを得ない。しかし、それから
先の方に移るに従って、すでに下方のゴム管が芯金から
離脱しているため、作業は容易になるが、ゴム管の温度
は摂氏160度程度と高温のため、火傷防止の注意も必要
である。また高温な作業環境との兼ね合いで過酷な作業
のため、作業員の定着率も悪く、雇用計画および操業に
も支障をきたしている。
2)一台の芯金台には、一端を固定した芯金が8乃至10
個あるが、一台の芯金台に対して複数の作業員が、ゴム
管を芯金から離脱させる作業に従事するには、芯金の間
隔も狭いので実際には難しく、よって一台の芯金台のゴ
ム管の離脱は一人の作業員が一本ずつ順番に行うように
しているために生産性が悪い。
本考案はこのような欠点を除去し、ゴム管を芯金から離
脱させる際に最も腕力を必要とするゴム管の押し回し作
業を、従来一本ずつ順次手作業で行なっているの、複数
同時に容易に押し回して離脱することができるようにし
たゴム管加硫成形後の芯金離脱装置を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案のゴム管加硫成形後の芯金離脱装置は、下端が固
定された芯金の外周面に密着したゴム管を把持する開閉
可能なゴム管固定筒を一端に有し、他端に軸ボルトを貫
通する長穴を有して一本の芯金に対し少なくとも2個以
上備えたレバーと、前記軸ボルトを固定して空気圧等に
より作動する往復駆動機のピストン軸に接続固定する連
結器と、前記レバーと接続してゴム管を芯金上方に付勢
するスプリング機構とを備えたことを特徴とするもので
ある。
[作用] 往復駆動機が空気圧等によりピストン軸を指定範囲内で
往復させると、ピストン軸に接続固定した連結器の軸ボ
ルトを介して、レバーは長穴部で該軸ボルトと摺動しな
がら、他端に装着されたゴム管固定筒の部分の芯金を中
心とする円弧を前記指定範囲内に画きつつ反復してトル
クを伝達する。これにより、ゴム管固定筒は圧着してい
る部分のゴム管を反復押し回して、ゴム管固定筒近傍を
含むゴム管を芯金から離脱させるとともに、スプリング
機構によりレバーを上方に牽引しているので、ゴム管の
離脱範囲を上方に拡大し、ゴム管を芯金から離脱し易く
することができる。
[実施例] 以下、空気圧、油圧、または電動機により作動する往復
駆動機を用いた場合における本考案の実施例を、図面に
基づいて説明する。
第1図、第2図、第3図および第4図は、本考案の一実
施例を示すもので、1は芯金台2の上に下端を固定され
た芯金で、複数本が一列に配置されている。3はゴム管
で、芯金1の下端部まで嵌め込まれている。
4は内側面の一部に凹部を形成して、その面積の約2分
の1をゴム管外面に接するようにしたゴム管固定筒で、
2分割されたものの一端を開閉可能にヒンジ5で枢着
し、他端はその外面に締め金具6を装着しており、ゴム
管固定筒4を開いた状態でゴム管3に当接し、次いでゴ
ム管固定筒4を閉めた後、締め金具6をワンタッチで締
めることによりゴム管3を把持するようになっている。
7および7′は上下二段に配置したレバーで、一端に前
記ゴム管固定筒4を夫々溶接等によって固着しており、
他端には長穴8を設けて該長穴8の中に軸ボルト9を通
すようになっている。
10は連結器で、芯金台2の芯金1と同ピッチに配置され
た複数の軸ボルト9を備え、一端を空気圧、油圧または
電動機により作動する往復駆動機13のピストン軸11に固
定し、他端を第二軸12とに固定しており、第二軸12は軸
受14に支持されている。往復駆動機13は、連結器10の軸
ボルト9を介してレバー7,7′の他端のゴム管固定筒4
にトルクを伝達し、ゴム管固定筒が把持しているゴム管
3を押し回す効果を与え、ゴム管3を芯金1より離脱さ
せるようになっている。
15はスプリングであり、下段のレバー7に固定したアイ
ボルト16に連結するとともに上段レバー7′の支持板付
き支持金具20とも連結し、かつ、上端を芯金1に着脱可
能に係止されている吊り金具17の下端に係止した鎖線18
と接続金具19を介して結ばれてスプリング機構を構成し
ており、スプリング15はレバー7および7′を上方に牽
引するように取付けられ、ゴム管3の芯金1よりの離脱
範囲を上方に拡大するようになっている。
21はピストン軸11に装着されたストロークセンサーで、
連結器10の移動距離を検知するようになっている。スト
ロークセンサー21の位置検出器22は、連結器10の移動距
離に応じた電気信号を発し、これを制御器23により指定
したレベルの電気信号を指令信号として発するようにな
っている。24は四方切替電磁弁であり、ピストン前後の
空気または油の供給および排出口と配管で結ばれてお
り、制御器23の指令信号によって励磁および消磁して前
記往復駆動機13のピストン軸11の駆動方向およびストロ
ークを変えるようになっている。25は供給空気または油
の圧力調節弁であり、供給圧力を調節することにより、
任意のトルクで、また指定する制限角度αの範囲内の任
意の角度でゴム管固定筒4を回すことができる。
次に、上記実施例の作用を説明する。
芯金1の外周に加硫成形により接着されたゴム管3を離
脱するには、先ずゴム管3が接着された複数の芯金1が
固定されている芯金台2を、前記連結器10と所要の間隔
を有した平行な位置に固定した後、各芯金1に対応して
設けられた2個のレバー7,7′の先端に備えられている
ゴム管固定具4を、締め金具6によってゴム管3の2箇
所に締付固定する。
続いて、芯金1の上端に吊り金具17を装着し、レバー7,
7′に連結されたスプリング15の上端を、鎖18を介して
前記吊り金具17に引掛けて前記レバー7,7′を上方に引
上げるように支持する。
このように取付けた状態で、往復駆動機13を駆動させて
ピストン軸11を指定範囲内で往復させると、ピストン軸
11に接続固定した連結器10の軸ボルト9を介して、レバ
ー7,7′は長穴8部で該軸ボルト9と摺動しながら、他
端に装着されたゴム管固定筒4を、芯金1を中心として
前記指定範囲内に円弧を画きつつ反復して、ゴム管3に
トルクを伝達する。
これにより、ゴム管固定筒4が圧着している部分のゴム
管3が反復押し回されることによって、ゴム管固定筒4
近傍を含むゴム管3は芯金1から離脱されるようにな
り、更に、スプリング機構のスプリング15による引張力
によってレバー7,7′が上方に牽引されていることによ
り、ゴム管3の離脱範囲が上方に拡大され、ゴム管3を
芯金1から取外し易くなる。
この時、前記往復駆動機13による駆動は、最初は少なめ
のゴム管3の押し回し角度に相当する連結器10のストロ
ークと、トルクに相当する駆動圧力を設定して、ピスト
ン軸11を駆動することにより、自動的に少なめの押し回
し力が作用するようにし、ゴム管3の芯金1からの離脱
が開始したら、徐々にトルクとストロークの設定を増加
しながら離脱の上方拡大が飽和するまで、計器を見なが
らの操作を行なうようにする。
また、前記ゴム管固定筒4によるゴム管3の押し回し時
に、レバー7,7′の端部が長孔8を介して軸ボルト11に
接続されているので、レバー7,7′が回動する時ゴム管
固定筒4は常に芯金4の軸心を中心に回動することにな
り、よってゴム管3に無理な力が作用してゴム管3を傷
つけるような問題を生じることがない。
上記操作による離脱を行った後、ゴム管固定筒4の締め
金具6をワンタッチで外すと共に、スプリング15及び吊
り金具17を取外し、その後、離脱したゴム管3を芯金1
から取外す。この時、ゴム管3上部に離脱の不十分な部
分が残っている場合でも、既に下部が離脱しているの
で、残りの部分は僅かな労力で離脱できるため、非力な
作業員でも容易、敏速に作業することができる。
なお、本考案は、これらの実施例に限定されるものでは
なく、本考案の技術思想を逸脱しない範囲で種々変更を
加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 本考案によれば、以下のような優れた効果を奏し得る。
1)芯金台のゴム管にゴム管固定筒を装着し、レバーを
スプリング機構で上方に引張った状態にして往復駆動機
を駆動するのみで、容易にゴム管の離脱作業を行うこと
ができ、他に特別な調整等を必要とすることなく、簡単
な操作で実施できる。
2)往復駆動機の駆動により、連結器の軸ボルトを介し
てレバーが回動し、ゴム管を掴んでいるゴム管固定筒が
ゴム管を押し回しゴム管を芯金から離脱させ、更にスプ
リング機構による引張力によってゴム管の離脱範囲が上
方に拡大される、という一連の作業が自動的に行われ
て、芯金からのゴム管の取外しが容易に行えるようにな
るので、従来のような人手による多大の労力を要するこ
となしに容易、迅速に、しかも複数のゴム管を同時に離
脱させるように高能率に作業を行うことができる。
3)本考案の芯金離脱装置が、固定された芯金の側方に
置かれることになるので、取り扱いが容易である。
4)構造が簡単で、安価に製造でき、故障の発生が少な
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部を切り欠いた側面図、
第2図は第1図のA−A矢視を一部に含む平面図、第3
図はゴム管固定筒の概要図、第4図は制御系統説明図で
ある。 図中、1は芯金、3はゴム管、4はゴム管固定筒、7お
よび7′はレバー、8は長穴、9は軸ボルト、10は連結
器、11はピストン軸、15はスプリング(スプリング機
構)、17は吊り金具(スプリング機構)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:22 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端が固定された芯金の外周面に密着した
    ゴム管を把持する開閉可能なゴム管固定筒を一端に有
    し、他端に軸ボルトを貫通する長穴を有して一本の芯金
    に対し少なくとも2個以上備えたレバーと、前記軸ボル
    トを固定して空気圧等により作動する往復駆動機のピス
    トン軸に接続固定する連結器と、前記レバーと接続して
    ゴム管を芯金上方に付勢するスプリング機構とを備えた
    ことを特徴とするゴム管加硫成形後の芯金離脱装置。
JP12674290U 1990-11-30 1990-11-30 ゴム管加硫成形後の芯金離脱装置 Expired - Lifetime JPH0647694Y2 (ja)

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JP12674290U JPH0647694Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ゴム管加硫成形後の芯金離脱装置

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JP12674290U JPH0647694Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 ゴム管加硫成形後の芯金離脱装置

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Publication Number Publication Date
JPH0483610U JPH0483610U (ja) 1992-07-21
JPH0647694Y2 true JPH0647694Y2 (ja) 1994-12-07

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