JPH0647630Y2 - Id素子を設けた工具への情報伝達構造 - Google Patents

Id素子を設けた工具への情報伝達構造

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JPH0647630Y2
JPH0647630Y2 JP1988082406U JP8240688U JPH0647630Y2 JP H0647630 Y2 JPH0647630 Y2 JP H0647630Y2 JP 1988082406 U JP1988082406 U JP 1988082406U JP 8240688 U JP8240688 U JP 8240688U JP H0647630 Y2 JPH0647630 Y2 JP H0647630Y2
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JP
Japan
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tool
spindle
head
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piston
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JP1988082406U
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Inventor
光一 重村
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東洋精器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ツールプリセッタや工作機械などのスピンド
ル内に装着される工具のプルスタッドにID素子を取り付
けたID素子を設けた工具への情報伝達構造に関する。
〔従来の技術〕
ツールプリセッタは衆知の如く、工作機械等に使用され
る工具の形状,寸法等を予め測定,調整するものであ
る。従来は工具の工具直径,工具長等の諸元は工具リス
ト,作業票などに記入したり、又は、塗料などで工具自
体に書くなどしているものがほとんどであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
データキヤリア(ID素子)は多くの情報を内部に記憶で
き、かつ記憶内容の読み取り,書き込みが可能に形成さ
れる公知技術であるが、このID素子を工具に一体的に設
けることにより、工具自体に数多くの情報量を保有させ
ることが出来、ツールプリセッタ等によって工具測定お
よび調整する際に極めて便利なものとなる。
一方、ツールプリセッタで測定,調整される工具はその
スピンドル内に装着され、各諸元寸法を測定した後、ス
ピンドルから離脱される。そのため、工具にID素子を取
り付けても、それから情報を引き出したり、更に、新し
い情報を書き入れするリードライトヘッド等とID素子と
の関係が問題となる。すなわち、工具の挿出入に連動し
て工具側に設けられたID素子と前記リードライトヘッド
等の読み取り,書き込み部を係合させる必要がある。
本考案は以上の要請に基づいて創案されたもので、工具
にID素子を取り付けると共に、前記リードライトヘッド
等を工具に容易に、かつ確実に係合せしめるようにし、
情報の伝達を確実にするようにした簡便な構造のID素子
を設けた工具への情報伝達構造を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、以上の目的を達成するために、ツールプリセ
ッタや工作機械のスピンドル内に装着される工具のプル
スタッドに取り付けられるID素子をリードライトヘッド
およびIDコントローラを介してコンピュータ側に連結
し、前記ID素子にデータ書き込みとデータ更新とを行う
ための情報伝達構造において、前記工具を前記スピンド
ルに装着又は離脱すべく前記スピンドルの軸線に沿って
配置される工具着脱用のピストンの往復動と同期して作
動する小ピストンを有する押圧手段を前記軸線に沿って
配置すると共に、前記スピンドル内に装着されたID素子
の近傍に配置される前記リードライトヘッドと前記小ピ
ストンとを連結してなるID素子を設けた工具への情報伝
達構造を構成するものである。
〔作用〕
工具のプルスタッドにID素子が取り付けられ、該ID素子
に係合するリードライトヘッドはスピンドル内に配置さ
れる。工具はスピンドル内に設けられた把持手段により
スピンドル内に装着されるが、前記把持手段に連動して
動作すべく設けられた押圧手段により、前記リードライ
トヘッドがID素子に係合する位置に移動される。それに
よりID素子とリードライトヘッド側との間に情報が双方
向に伝達されることになる。また工具がスピンドルから
離脱すると、これに伴って前記リードライトヘッドとID
素子との係合も解除されることになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図に示す如く、スピンドル8にテーパシャンク9を
挿入して固定される工具10の後端にあるプルスタッド11
には第2図にも示す如く、データキャリア(ID素子)1
が一表面側を露出して埋設される。この場合、ID素子1
の露出面は図示のように、プルスタッドの端面から若干
沈めて埋設することが露出面の保護の面から望ましい。
リードライトヘッド2(以下、R/Wヘッド2という)は
ホルダ6内に挿入され、挿入された工具10のプルスタッ
ド11の近傍に配設される。ホルダ6は前記の如く、R/W
ヘッド2を挿入固定する部分と、後方に向かって伸延す
るパイプ部6a等とからなり、ホルダ6の前端面と挿入さ
れたプルスタッドの後端面間にはR/Wヘッド2に挿着さ
れる薄肉(0、3mm乃至0、5mm)のプラスチック製のブ
ッシュ3が介設され、スピンドル8の回転時における摺
動抵抗の緩和と、金属製のプルスタッド11のR/Wヘッド
2側への電気的影響を防止するようにしている。
ホルダ6のパイプ部6aの後端部は前記押圧手段の1つで
ある小ピストン12に螺合する。小ピストン12はシリンダ
ケース13(回転固定側)内に摺動可能に支持され、シリ
ンダ室14,15を形成する。
一方、スピンドル8内にはスリーブ16が固定され、スリ
ーブ16にはブラケット17を介しシリンダ本体18およびブ
ラケット19が連結し、スピンドル8と同時回転するよう
に構成される。ブラケット19は前記した回転固定側のシ
リンダケース13に支持される。スリーブ16内にはプルス
タッド11に係止するコレット爪20が摺動可能に支持さ
れ、コレット爪20にはスリーブ体21が螺着されると共
に、大ピストン22のロッド23が螺着されナット24で固定
される。ホルダ6はスリーブ体21内の孔部25内に摺動可
能に支持され、ホルダ6側と孔部25の後端部間にはスラ
ストベアリング26が装着されている。ホルダ6のパイプ
部6aはスリーブ体21内を貫通し、更に大ピストン22のロ
ッド23を貫通し、小ピストン12に連結される。またロッ
ド23の後端部と小ピストン12間にはリターンスプリング
27が介設される。
シリンダ本体18は大ピストン22によりシリンダ室28,29
に分けられ、シリンダ室28と小ピストン12のシリンダ室
15とは同時に空気圧が作用し、両室内の圧縮空気は一方
の空気圧系路に連通するように形成される。一方、シリ
ンダ室29はシリンダケース13又はブラケット19等を介し
他方の空気圧系路に連通する。また、シリンダ室14は排
気側に連通する。
第2図および第3図に示すように、ID素子1はR/Wヘッ
ド2とIDコントローラ4を介し、コンピュータ5側に連
結される。
ID素子1はメモリ部,制御回路,変調回路,復調回路,
コンデンサ,コイル等から構成され、各種の情報が記憶
されている。例えば工具直径,工具長,工具形状,工具
刃先材質,寿命,推力,馬力,使用時間,工具番号,工
具名,ID番号等の各種のデータが記憶されると共に、こ
れ等の値を更新し得るように構成される。R/Wヘッド2
はコイル,コンデンサ,LC発振器等から構成され、変調
回路,復調回路,制御回路等とからなるIDコントローラ
4に連結される。IDコントローラ4は前記の如くコンピ
ュータ5に連結される。以上の構成によりID素子から必
要な情報がR/Wヘッド2等により読み取られると共に、
新しいデータ,情報が書き込み更新されるように形成さ
れる。ID素子1の情報の出入を行うためにはID素子1と
R/Wヘッド2と当接又は近接させる必要がある。本実施
例ではID素子1とR/Wヘッド2とが必要時(工具装着
時)に接触し得るように構成される。ID素子1とR/Wヘ
ッド2とはプルスタッド11等の金属の影響を嫌うためと
緩衝効果を含め前記した如く、ブッシュ3を介してホル
ダ6がプルスタッド11側に当接するようにしている。な
お、第1図に示す如く、スピンドル8は固定側に軸受3
0,31を介して枢支およびスラスト支持される。
次に、本実施例の作用を更に詳しく説明する。
スピンドル8内に工具10が装着されるとシリンダ室15,2
8に空気圧が導入され、大ピストン22,ロッド23,コレッ
ト爪20が図の右辺(後方側)に移動し、コレット爪20に
よりプルスタッド11を把持し工具10をスピンドル8内に
固定する。また小ピストン12はスプリング27に抗して逆
に左方(前進側)に移動するためパイプ部6aおよびホル
ダ6も前進し、R/Wヘッド2がID素子1に接触し、これ
により必要情報がR/Wヘッド2側に伝達される。逆にシ
リンダ室29に空気圧が入り、シリンダ室15,28内の空気
圧が排出されると、大ピストン22は左方に移動しプルス
タッド11とコレット爪20との把持が解除されると共に小
ピストン12はスプリング27により右方に移動する。それ
に伴ってホルダ6が右方に移動し、孔部25が埋められホ
ルダ6はスラストベアリング26に当接する。それによ
り、R/Wヘッド2はID素子1から離れる。次いで、大ピ
ストン22の左方への移動により、スリーブ体21およびス
ラストベアリング26を介してホルダ6が左方に移動す
る。ホルダ6の左方の移動によりブッシュ3を介してプ
ルスタッド11が前方に突き出される。以上により、工具
の着脱とID素子1への情報伝達が連動して行われる。な
お、前記は作動流体として空気圧を用いているが、油圧
を用いてもよい。
〔考案の効果〕
(1)ID素子とR/Wヘッドとの情報交換を行う場合に両
者のX,Y,Z方向の位置ずれが問題となるが、本考案で
は、両者は同心状に配置され位置ずれが全くない。ま
た、R/Wヘッドの接続コードはR/Wヘッドを保持するホル
ダを介して固定側に回り止め支持されるため、回転,捩
じれ等が全く発生せず電気的に安定し、正しい情報が伝
達される。
(2)R/WヘッドとID素子とは当接又は近接して係合さ
せる必要があるが、ID素子をプルスタッドに取り付け、
R/Wヘッドをスピンドル内のID素子の近傍に配置するこ
とにより、その要請が満足され、かつコンパクトにまと
められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の軸断面図、第2図はID素子ま
わりの詳細構造を説明するための拡大一部断面図、第3
図はID素子,R/Wヘッド,IDコントローラ等の内部構成の
概要を示す構成図である。 1……データキャリア(ID素子)、2……リードライト
ヘッド(R/Wヘッド)、3……ブッシュ、4……IDコン
トローラ、5……コンピュータ、6……ホルダ、6a……
パイプ部、7……押圧手段、8……スピンドル、9……
テーパシャンク、10……工具、11……プルスタッド、12
……小ピストン、13……シリンダケース、14,15,28,29
……シリンダ室、16……スリーブ、17,19……ブラケッ
ト、18……シリンダ本体、20……コレット爪、21……ス
リーブ体、22……大ピストン、23……ロッド、24……ナ
ット、25……孔部、26……スラストベアリング、27……
スプリング、30,31……軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ツールプリセッタや工作機械のスピンドル
    内に装着される工具のプルスタッドに取り付けられるID
    素子をリードライトヘッドおよびIDコントローラを介し
    てコンピュータ側に連結し、前記ID素子にデータ書き込
    みとデータ更新とを行うための情報伝達構造において、
    前記工具を前記スピンドルに装着又は離脱すべく前記ス
    ピンドルの軸線に沿って配置される工具着脱用のピスト
    ンの往復動と同期して作動する小ピストンを有する押圧
    手段を前記軸線に沿って配置すると共に、前記スピンド
    ル内に装着されたID素子の近傍に配置される前記リード
    ライトヘッドと前記小ピストンとを連結することを特徴
    とするID素子を設けた工具への情報伝達構造。
JP1988082406U 1988-06-23 1988-06-23 Id素子を設けた工具への情報伝達構造 Expired - Lifetime JPH0647630Y2 (ja)

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JPH024744U JPH024744U (ja) 1990-01-12
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JPS6078239U (ja) * 1983-11-02 1985-05-31 中小企業事業団 Atc用工具識別装置
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