JPH0647553Y2 - 複数液の混合吐出装置 - Google Patents

複数液の混合吐出装置

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JPH0647553Y2
JPH0647553Y2 JP7985392U JP7985392U JPH0647553Y2 JP H0647553 Y2 JPH0647553 Y2 JP H0647553Y2 JP 7985392 U JP7985392 U JP 7985392U JP 7985392 U JP7985392 U JP 7985392U JP H0647553 Y2 JPH0647553 Y2 JP H0647553Y2
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JP
Japan
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liquid
diaphragm pump
air
pump
mixing
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JP7985392U
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JPH0639126U (ja
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和之 小川
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和之 小川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばエポキシ樹脂と
硬化剤、顔料と溶剤等のように複数種の液体を比例的に
混合、吐出するのに用いて好適な複数液の混合吐出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば二液混合吐出装置は、各液
の吐出用ポンプとして各一対の空気駆動式ピストンポン
プ、歯車ポンプ或はチューブポンプを用いている。そし
て、各一対のポンプを同調して作動させるため、ピスト
ンポンプにあっては一対のピストンロッド同志を連動ロ
ッドで連結し、歯車ポンプ及びチューブポンプにあって
は回転軸同志を軸継手で連結した構成にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあっては、ピストンロッドや回転軸が接液する
ためにピストンロッド等とケーシングとの間をパッキン
で密封する必要があり、パッキンの摩耗とこれによる液
漏れの対策が常に問題になっている。特に、引火性、腐
食性の液体を取扱う場合には、この液漏れは極めて危険
であるため、パッキンの点検、交換作業を定期的に行わ
なければならないという欠点がある。
【0004】また、ピストンポンプにあっては連結ロッ
ドの長さにも限界があり、連結ロッドの長さの範囲内で
しか一対のピストンポンプを配置できないために、設置
上の自由度に欠けるという欠点がある。
【0005】更に、複数の吐出ポンプを機械的に連結し
て駆動するため、装置の一部に故障があっても吐出ポン
プは駆動し続けてしまうという欠点がある。
【0006】そこで、駆動軸が接液しない、従って外部
への液漏れがない吐出ポンプとしてダイヤフラムポンプ
を用いると好適であるが、複数のダイヤフラムポンプを
同調駆動させる構成のものは、従来知られていなかっ
た。
【0007】本考案は上述した従来技術の欠点、問題点
に鑑みなされたもので、複数のダイヤフラムポンプを同
調させて駆動することにより、液漏れがなくしかも1部
の液のみを吐出するといった誤作動を防止することがで
き、複数液を比例的に混合、吐出することができる複数
液の混合吐出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本考案の手段は、吸込口に第一液の供
給源が接続された空気駆動式ダイヤフラムポンプと、吸
込口に前記第一液と異なる他の液の供給源が接続された
少なくとも1以上の他のダイヤフラムポンプと、前記空
気駆動式ダイヤフラムポンプと他のダイヤフラムポンプ
の各吐出口に基端側がそれぞれ接続され、前記第一液及
び他の液を混合して吐出する液体混合吐出部と、該液体
混合吐出部に前記第一液及び他の液を比例的に供給すべ
く前記空気駆動式ダイヤフラムポンプの脈動を検出し、
その検出信号により前記他のダイヤフラムポンプを同調
駆動させるポンプ同調手段とからなる。
【0009】
【作用】空気駆動式ダイヤフラムポンプは第一液の供給
源から第一液を吸込み液体混合吐出部側に吐出し、他の
ダイヤフラムポンプは他の液の供給源から他の液を吸込
み液体混合吐出部側に吐出する。この時、空気駆動式ダ
イヤフラムポンプの脈動をポンプ同調手段により検出
し、検出信号を他のダイヤフラムポンプに出力して他の
ダイヤフラムポンプを同調駆動させる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。図において、1は空気駆動式のダイヤフラムポンプ
(以下エア式ダイヤフラムポンプという)を示す。該エ
ア式ダイヤフラムポンプ1はエア供給口1Aがエア配管
2を介して駆動用の圧縮空気を供給する空気圧ポンプ3
と接続されており、該エア配管2の途中にはエア式ダイ
ヤフラムポンプ1の空気供給用電磁弁4が設けてある。
5は例えばエポキシ樹脂等の主剤Aを収容する主剤供給
タンクを示し、該主剤供給タンク5は主剤供給管6を介
してエア式ダイヤフラムポンプ1の吸込口1Bに接続し
てある。
【0011】一方、7は外部から入力されるON信号パ
ルス毎に1ストローク作動する電磁式ダイヤフラムポン
プを示す。該電磁式ダイヤフラムポンプ7は吸込口7A
が混合剤供給管8を介して混合剤供給タンク9と接続さ
れており、該タンク9内には硬化剤等の混合剤Bを収容
してある。
【0012】10は前記主剤Aと混合剤Bの二液を混合
して吐出するための二液混合吐出部を示す。該二液混合
吐出部10は一端側11Aがエア式ダイヤフラムポンプ
1の吐出口1Cに接続された主剤吐出管11と、一端側
12Aが電磁式ダイヤフラムポンプ7の吐出口7Bに接
続された混合剤吐出管12と、該主剤吐出管11及び混
合剤吐出管12の他端側11B、12Bが接続された混
合弁13と、該混合弁13に接続された吐出ノズル14
とから構成してある。
【0013】また、前記混合剤吐出管12の途中には電
気式のフロースイッチ15が設けてある。該フロースイ
ッチ15は混合剤Bが流動するときにONになる常開式
のものからなっており、信号線16を介して前記空気供
給用電磁弁4と接続してある。
【0014】更に、17はポンプ同調手段としての排気
圧センサを示す。該排気圧センサ17はエア式ダイヤフ
ラムポンプの排気口1Dに設けられ、脈動する排気圧毎
にパルス信号を出力するものであって、信号線18を介
して電磁式ダイヤフラムポンプ7の入力信号接続端子7
Cと接続されている。
【0015】本実施例装置は上述の構成からなるが、次
にその作動について説明する。まず、電磁式ダイヤフラ
ムポンプ7の図示しない外部スイッチをONにして該ポ
ンプ7を始動すると、混合剤供給タンク9内の混合剤B
が混合剤供給管8を介して電磁式ダイヤフラムポンプ7
に吸引され、混合剤吐出管12に吐出される。混合剤吐
出管12内を混合剤Bが流動し、フロースイッチが15
がONになると空気供給用電磁弁4が励磁されて開弁
し、エア式ダイヤフラムポンプ1に空気ポンプ3から圧
縮空気が供給される。
【0016】かくして、エア式ダイヤフラムポンプ1が
始動し、主剤供給管6を介して主剤Aを吸引し、主剤吐
出管11側に吐出する結果、主剤Aと混合剤Bが混合弁
13内で混合され、吐出ノズル14から吐出される。
【0017】エア式ダイヤフラムポンプ1は上記吐出作
動中排気口1Dから間欠的に排気するが、この排気圧を
排気圧センサ17が検出して排気毎の脈動信号即ちON
信号パルスを電磁式ダイヤフラムポンプ7に出力する。
このON信号パルスにより電磁式ダイヤフラムポンプ7
はパルス毎の吐出動作を行う。
【0018】かくして、本実施例装置はエア式ダイヤフ
ラムポンプ1、空気供給用電磁弁4、電磁式ダイヤフラ
ムポンプ7、フロースイッチ15及び排気圧センサ17
からなる一種の閉鎖回路を形成し、外部スイッチをOF
Fにしても作動を続ける。
【0019】他方、例えばエア式ダイヤフラムポンプ1
のダイヤフラムが破損した場合には主剤Aの吐出動作を
当然停止すると共に排気動作も停止するから、排気圧セ
ンサ17によるON信号パルスの出力も停止する結果、
電磁式ダイヤフラムポンプ7も吐出動作を停止する。同
様に、電磁式ダイヤフラムポンプ7が吐出動作を停止
し、或は混合剤Bが何等かの理由で減少した場合にはフ
ロースイッチ15がOFFになり、空気供給用電磁弁4
も閉弁する結果、エア式ダイヤフラムポンプ1も吐出動
作を停止する。また、主剤供給タンク5内が空の場合に
は、エア式ダイヤフラムポンプ1は無負荷状態になって
高速運転を行う結果、排気圧センサ17は検出動作を追
従することが不可能になってON信号パルスの出力を停
止してしまうため、電磁式ダイヤフラムポンプ7も吐出
動作を停止する。
【0020】このように、本実施例装置によれば構成機
器の一部が作動不良になった場合には、主剤A及び混合
剤B両方の吐出動作を停止することができるから、主剤
A又は混合剤Bの一方のみを吐出し続けるといった事故
を確実に防止することができる。
【0021】また、実施例装置は構成が簡単であり、ま
た、従来技術の如く複数の吐出ポンプを機械的に接続し
ておく必要がないから設計上の自由度があり、装置全体
を小型化できる共に、可搬性にも優れており、また工場
内の省スペース化も図ることができる。
【0022】なお、本実施例ではエア式ダイヤフラムポ
ンプ1の排気圧を検出するものとして述べたが、ダイヤ
フラム駆動軸の往(復)動を検出するようにしてもよ
い。また、混合剤用吐出ポンプに電磁式ダイヤフラムポ
ンプ7を用いたが、空気駆動式或は油圧式のダイヤフラ
ムポンプを用いてもよいものである。また、実施例は二
液の混合吐出装置として構成したが、3基以上の吐出ポ
ンプを用いて3種以上の液体を混合、吐出するように構
成してもよい。
【0023】
【考案の効果】本考案は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。吐出ポンプには駆動軸が
接液しないダイヤフラムポンプを用いたから、パッキン
の摩耗による液漏れ事故がなく、安全性、耐久性に優れ
た混合吐出装置にできる。上記と同じ理由により、
パッキンの定期的交換作業が不要になるから、部品費、
保守点検費を低減できる。空気駆動式ダイヤフラムポ
ンプの脈動を検出し、この検出信号により他のダイヤフ
ラムポンプを同調駆動するように構成したから、複数の
吐出ポンプを機械的に連結する必要性を解消することが
できる結果、設計上、設置上の自由度を得ることができ
るし、装置全体を小型化できる共に、可搬性、省スペー
ス化に優れた装置にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る二液混合吐出装置の全体
構成図である。
【符号の説明】
1 空気駆動式ダイヤフラムポンプ 5 主剤供給タンク 7 電磁式ダイヤフラムポンプ 9 混合剤供給タンク 10 二液混合吐出部 17 排気圧センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口に第一液の供給源が接続された空
    気駆動式ダイヤフラムポンプと、吸込口に前記第一液と
    異なる他の液の供給源が接続された少なくとも1以上の
    他のダイヤフラムポンプと、前記空気駆動式ダイヤフラ
    ムポンプと他のダイヤフラムポンプの各吐出口に基端側
    がそれぞれ接続され、前記第一液及び他の液を混合して
    吐出する液体混合吐出部と、該液体混合吐出部に前記第
    一液及び他の液を比例的に供給すべく前記空気駆動式ダ
    イヤフラムポンプの脈動を検出し、この検出信号により
    前記他のダイヤフラムポンプを同調駆動させるポンプ同
    調手段とから構成してなる複数液の混合吐出装置。
JP7985392U 1992-10-22 1992-10-22 複数液の混合吐出装置 Expired - Lifetime JPH0647553Y2 (ja)

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JP7985392U JPH0647553Y2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 複数液の混合吐出装置

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JP7985392U JPH0647553Y2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 複数液の混合吐出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0639126U JPH0639126U (ja) 1994-05-24
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ID=13701760

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JP5898367B1 (ja) * 2015-10-06 2016-04-06 昭和電工ガスプロダクツ株式会社 塗装装置

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JPH0639126U (ja) 1994-05-24

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