JPH0647339Y2 - 小物吊下具 - Google Patents

小物吊下具

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JPH0647339Y2
JPH0647339Y2 JP1989036565U JP3656589U JPH0647339Y2 JP H0647339 Y2 JPH0647339 Y2 JP H0647339Y2 JP 1989036565 U JP1989036565 U JP 1989036565U JP 3656589 U JP3656589 U JP 3656589U JP H0647339 Y2 JPH0647339 Y2 JP H0647339Y2
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JP
Japan
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reel
shaft member
housing
key
winding
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JP1989036565U
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JPH02127285U (ja
Inventor
木下  清
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有限会社イールドキノシタ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、紛失を防止するために鍵、道具、工具等の
小物を取付ける小物吊下具(以下、単に吊下具という)
に関する。
〔従来の技術〕
鍵等を頻繁に使用する場合、通常は鍵束をベルト等に取
付けておき、必要に応じて取りはずして使用していた。
そのため、鍵束を置き忘れたり、落としたりするなど紛
失することが多かった。
これを防ぐものとして米国特許2732148号の吊下具が提
供されている。この吊下具は、留金を具えたチェーン
と、このチェーンを巻回して巻込力を付与されているリ
ールと、これらを回転自在に収容すると共に上記チェー
ンの繰出口を設けたハウジングとから構成され、上記チ
ェーンの留金に鍵等が取付されている。
そして、鍵等を繰出口の位置からリールの巻込力に抗し
て引張ってチェーンを伸ばし所望の作業を行ったのち鍵
等を離すと、リールの巻込力によって自動的にチェーン
が巻回され、鍵等が繰出口の位置へ戻る。
また、実開昭62−63078号では、鍵を紐の先端に取付け
てケースに内蔵したばねにより紐の巻取りを行うキーホ
ルダーが提供されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような従来の吊下具では、吊下げた鍵等
の小物を引張った状態から離すときに次のような問題が
あった。
軽い小物を吊下げた場合、リールの巻込力が強すぎて小
物が繰出口へ勢いよく当たり、騒音を生じたり繰出口を
破損させたりすることがあった。また、重い小物を吊下
げた場合、リールの巻込力が弱すぎて小物が繰出口の位
置へ戻らなかったり戻るまでの時間がかかり過ぎたりす
ることがあった。
そこで、この考案の課題は、吊下げる小物の重さに応じ
てリールの巻込力を調整できるとともに調整された巻込
力の調整位置を確実に保持できる吊下具を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために本考案に係る吊下具は、鍵等
の小物を吊下げるための紐体と、この紐体を巻回してい
るリールと、リールを回転自在に収容すると共に上記紐
体の繰出口を設けたハウジングと、リール中心を貫通し
てハウジングに回転可能に支持された軸部材と、リール
に一端が係止され他端が軸部材に係止されてリールに巻
込力を付与する巻きばねと、軸部材を回動して巻きバネ
の巻込力を調整する調整機構とを備えたことを特徴とす
る。
〔作用〕
この考案によれば、紐体に取付けられた鍵等が巻込状態
で吊下具の繰出口に位置している。紐体は巻込力を付与
されたリール外周面に巻回されている。そして、鍵等を
リールの巻込力に抗して引張って所望の作業を行ったの
ち鍵等を離すと、調整機構によって適度に調整されたリ
ールの巻込力によって自動的に紐体が巻回され、鍵等は
繰出口の位置へ戻る。
この場合、吊り下げる鍵等の小物の重さに適合するよう
に、調整機構により、リールを巻込方向に付勢している
巻ばねが係止されている軸部材を回転位置調整して巻き
ばねの巻込力の強弱の調整を行なう。
〔実施例〕
図面はこの考案に係る一実施例を示し、第1図は一部切
欠いた吊下具の正面図、第2図は一部切欠いた同側面
図、第3図は同分解斜視図、第4図は同斜視図である。
吊下げられる物として鍵を図示する。
吊下具10は、鍵11を吊下げるための紐体12と、紐体12を
巻回して巻込力を付与されているリール13と、これらを
回転自在に収容すると共に紐体12の繰出口14を設けたハ
ウジング15とから概略構成される。
ハウジング15には、繰出口14に配設されて繰出される紐
体12を案内する送り部材16と、リール13の巻込力を調整
できる調整機構17とハウジング15へ自由な方向性を付与
する継手部材18とベルト24等への取付部材19とを付設す
ることができる。
繰出口14は、ハウジング15の一側に開口され、開口部20
には送り部材16が設けられる。送り部材16は、ハウジン
グ15に回動自在に軸支する送りローラ21と軸22とから構
成される。ハウジング15は、中枠30を中間にして両側の
蓋体31、32とから組立てられる、中枠30の裏面33側には
リール13が収納され、円筒状を呈する表面凹部34には調
整機構17が収納される。また、中枠30の中央には軸受穴
35、蓋体32の中央には軸受穴36がそれぞれ形成されてい
る。
リール13は、係合突片40を有する輪41と係合孔42を有す
る環状板43とから成る。係合突片40と係合孔42とが係合
することにより中央窪部44と外周溝45とが形成される。
中央窪部44には巻きばね46が収納され、外周溝45には紐
体12が巻回されている。48は中央窪部44の外部に形成さ
れたばね係止部、49はばね係止部48に係止されるばね一
端部、50はばね他端部で調整機構17に取付される。
調整機構17は、コイルばね61、軸部材60、ハウジング15
を構成する一側の蓋体31に形成された六角孔68により実
現される。
すなわち、中枠30をねじ51・・で蓋体31に取付けること
によって、軸部材60とコイルばね61とが挟持され、軸部
材60はコイルばね81の張力によって常に蓋体31の方に付
勢されている。
また、軸部材60は軸部62と頭部63とから成る。軸部62の
先端には切割64が形成されている。頭部63は、端面65側
が六角板66で、軸部62側が六角板66に外接する円板67と
なっている、軸部62をコイルばね61を介在させて軸受穴
35、36に枢支させ、頭部63の六角板66を蓋体31の六角孔
68に嵌合させ、円板67の端面69を蓋体31の内面71に当接
させる。そして、軸受穴35から突出する軸部62の切割64
にばね他端部50が係入されることによって調整機構17が
接続構成される。さらに、頭部63の端面65には深さ方向
に円弧状を成す溝70が形成されている。
継手部材18は取付部材19はハウジング15とを連結するた
めに設けられる。例えば、可撓性を有するチューブ80の
両端を取付部材19の収納部81に設けられた貫通孔82、82
に通して蓋体32の挿入孔83、83に入れ、チューブ80の外
径よりも小さい内径を有する挟持孔84、84に位置させ
る。そして、蓋体31と蓋体32とをねじ85・・によって一
体化しハウジング15とすることによって、チューブ80は
挟持孔84、84で固定されると共にその可撓性によりハウ
ジング15に対して回転自在となる。また、取付部材19の
収納部81は板体86とねじ87、87とによって塞がれる。
取付部材19は、板状を呈すると共に、一端部にはチュー
ブ80の収納部81を備え、他端部にはベルト24等に差し込
んだ場合に抜けないようにするための掛り止め片90を備
えている。また、落下防止面91はベルト24等に当接して
吊下具10の落下を防ぐ。
上記構成に基づく作用は以下の通りである。
取付部材19を、例えばベルト24と人体25との間に挿通さ
せ掛り止め片90をベルト24の下まで突き出される。こう
して、吊下具10は、掛り止め片90と落下防止面91とによ
って、抜脱することなくベルト24に固定される。この場
合、鍵11は巻きばね46によって紐体12を介して巻込力が
付与された状態で、ハウジング15の下位に密接して吊下
げられている。
使用に際しては、鍵11を持って巻きばね46に抗して紐体
12を繰出す。すると、紐体12は、送りローラ21のローラ
面23に接触して回転案内されて外方へと繰出される。
また、紐体12の巻き込み方向に交差して紐体12を繰出す
と、継手部材18のチューブ80がチューブ80の有する可撓
性によって交差方向へ回動され、交差角度が小さい状態
で繰出される。紐体12の長さは1m前後で任意に巻回して
おくことができるので、十分な繰出し状態で鍵11を使用
できる。使用後には、鍵11を離せばリール13の巻込力に
よって紐体12が巻込まれる。
さらに、リール13の巻込力は、調整機構17によって調整
できる。つまり、軸部材60の端面65に形成された溝70に
硬貨等を差し込んでコイルばね61の張力に抗してハウジ
ング15内へ軸部材60を押し込むと、軸部材60の六角板66
と蓋体31の六角孔68との嵌合が解かれ、軸部材60の回動
が可能となる。そして、軸部材60を回動すれば巻きばね
46が緊張あるいは弛緩して、リール13の巻込力が調整さ
れる。また、溝70から前記の硬質等を抜くと、コイルば
ね61の張力によって六角板66と六角孔68とが再び嵌合し
て、調整されたリール13の巻込力が保持される。したが
って、鍵11等が軽い場合には、巻きばね46を弛緩させ巻
込力を弱めることにより、鍵11等が繰出口14へ勢いよく
当たることを防ぐことができる。また、鍵11等が重い場
合には、巻きばね46を緊張させ巻込力を強めることによ
り、鍵11等が不都合なく繰出口14の位置へ戻るようにで
きる。
第5図は、この考案の他の実施例の要部分解斜視図であ
る。
この実施例では、リール13の巻込力を調整する調整機構
129がウォーム130とウォームホイール131とで構成され
る。調整機構129以外の部分は、上述の実施例と概略同
じなのでこの図には図示しないが、適宜他の図面に示さ
れている符号により説明する。ウォーム130の軸132がハ
ウジング15の外部に延長されて摘部133が取付され、こ
れにウォームホイール131が咬合されている。ウォーム
ホイール131の一方の支軸134は蓋体31の軸受穴(図示し
ない)に枢支される。また、他方の支軸135は切割136に
ばね他端部50を係入させて蓋体32の軸受穴36に枢支され
る。そして、摘部133を用いてウォーム130を回動してウ
ォームホイール131を回転させれば、巻きばね46が緊張
あるいは弛緩してリール13の巻込力が調整できる。
なお、これらの実施例によれば、吊下げ状態の鍵11を所
望の角度および位置へ滑らかに引出して使用することが
でき、特にパチンコ機の施錠装置用に好適に用いること
ができる。
また、ハウジング15として中枠30と蓋体31、32とから組
立たてたものを例示したが、これに限定するものではな
い。
さらに、送り部材16、継手機構18、および取付部材19を
説明したが、これらは限定する趣旨ではなく十分要件で
ある。
〔考案の効果〕
この考案に係る小物吊下具によれば、吊下げる小物の重
さに適合した巻込力に調整することができ、軽い小物を
吊下げた場合には、リールの巻込力を弱くして小物が繰
出口へ静かに当たるようにでき、重い小物を吊下げた場
合には、リールの巻込力を強くして小物が繰出口の位置
へ迅速に戻るようにできる。
しかも、リールの巻込力の調整を行う調整機構は、リー
ルを巻込方向に付勢している巻ばねが係止されている軸
部材を回転位置調整する構造であるので、従来のこの種
の巻きばねを内蔵した小物吊下具の構成の一部を変更す
るだけで本考案に係る小物吊下具を実現することができ
る。
そのため、本考案に係る小物吊下具は鍵の他、工具等の
ように種々の大きさや重さを持つ小物を吊り下げて携帯
する吊下具として幅広く利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る一実施例を示し、第1図は一部切
欠いた吊下具の正面図、第2図は一部切欠いた同側面
図、第3図は同分解斜視図、第4図は同斜視図、第5図
はこの考案の他の実施例の要部分解斜視図である。 10…吊下具 11…鍵 12…紐体 13…リール 14…繰出口 15…ハウジング 17、129…巻込力の調整機構

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍵等の小物を吊下げるための紐体と、この
    紐体を巻回しているリールと、リールを回転自在に収容
    すると共に上記紐体の繰出口を設けたハウジングと、リ
    ール中心を貫通してハウジングに回転可能に支持された
    軸部材と、リールに一端が係止され他端が軸部材に係止
    されてリールに巻込力を付与する巻きばねと、軸部材を
    回動して巻ばねの巻込力を調整する調整機構とを備えた
    ことを特徴とする小物吊下具。
  2. 【請求項2】前記調整機構が、ハウジングの一側に開口
    された六角孔と、軸部材の一端に設けられ六角孔に内側
    から嵌脱自在な六角板と、軸部材を六角孔側に付勢する
    コイルバネと、六角板の外側の面に形成された軸部材を
    回動するための溝により構成されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載された小物吊下
    具。
  3. 【請求項3】前記調整機構が、軸部材の一側に取付けら
    れたウォームホイールと、ウォームホイールと噛合する
    ウォームと、ハウジングに回転可能に支持され一端に上
    記ウォームが固定されるとともに他端がハウジング外部
    に延長されて軸部材の回動を行う摘部が取付けられた軸
    により構成されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載された小物吊下具。
JP1989036565U 1989-03-31 1989-03-31 小物吊下具 Expired - Lifetime JPH0647339Y2 (ja)

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JPH02127285U JPH02127285U (ja) 1990-10-19
JPH0647339Y2 true JPH0647339Y2 (ja) 1994-12-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US2732148A (en) 1956-01-24 Retracting reel

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6263078U (ja) * 1985-10-05 1987-04-18

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US2732148A (en) 1956-01-24 Retracting reel

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