JPH0647272Y2 - 成分発散マットの電気加熱器 - Google Patents

成分発散マットの電気加熱器

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JPH0647272Y2
JPH0647272Y2 JP3173991U JP3173991U JPH0647272Y2 JP H0647272 Y2 JPH0647272 Y2 JP H0647272Y2 JP 3173991 U JP3173991 U JP 3173991U JP 3173991 U JP3173991 U JP 3173991U JP H0647272 Y2 JPH0647272 Y2 JP H0647272Y2
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JP
Japan
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mat
electric heater
component
battery
case body
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Application number
JP3173991U
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JPH04106987U (ja
Inventor
和男 岡崎
Original Assignee
株式会社ボンビ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば電気蚊取器と
して、ペット小屋などでの使用に適するような、成分発
散マットの電気加熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】成分発散マットとは、加熱することによ
ってその成分を発散させ、所望の効果を果たすためのも
のである。例えば一例として電気蚊取器に使用する蚊取
マットをあげることができる。他に芳香を目的とするも
のもある。
【0003】こうした成分発散マットを加熱する電気加
熱器は、コンセントにその電源を求めるものであった。
コンセントに直接差込んで使用するのものの他にも、長
いコードを介して電源を得る電気加熱器もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、コードがある
ために電気加熱器の移動範囲が広がろうとも、そのコー
ドのプラグがコンセントに差込まれていなければ使用で
きないため、電気加熱器の使用場所は自ずと限定されて
しまう。すなわち、移動に不便で、屋外での使用が不可
能であるという難点があった。
【0005】コンセントのない屋外での使用が必要な一
例として、ペットを蚊から守ることが挙げられる。ペッ
ト小屋に寝るペットにとって蚊は、フィラリヤ菌などを
運ぶ媒体であり、ペットが蚊に刺されないように飼主が
用心してやらねばならない。そのため、蚊取線香をペッ
ト小屋に置くことが考えられるが、火を使用するために
大変危険である。
【0006】そこでこの考案は、屋外でも安全に使用で
き移動にも便利な、成分発散マットの電気加熱器の提供
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、バッテリを
収納するケース本体の上部に該ケース本体を運搬するた
めの把持部を形成し、該把持部の上面に、成分発散マッ
トを収納するマット収納部を外気と連通して形成し、該
マット収納部の底面に、前記バッテリ電源で発熱してマ
ットを加熱する発熱板を設けた成分発散マットの電気加
熱器であることを特徴とする。
【0008】
【作用】この考案における成分発散マットの電気加熱器
は、適宜場所に設置して使用し、ケース本体に収納した
バッテリ電源で発熱板を発熱させ、マット収納部の成分
発散マットを加熱する。加熱された成分発散マットから
は成分が外気中に飛散する。
【0009】移動の際には、ケース本体の上部に形成し
た把持部をもって行なう。
【0010】
【考案の効果】上述のように、この考案によれば、ケー
ス本体の内部には発熱板を発熱させるバッテリを装着し
ているので、他の電源を求めなくとも成分発散マットの
効果を得ることができる。
【0011】また、ケース本体の上部には運搬用の把持
部を形成しているので持運びが容易となり、使用場所の
範囲拡大におおいに貢献する。
【0012】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。
【0013】図1、図2に示したのは成分発散マットを
加熱する成分発散マットの電気加熱器1であり、その形
状を上面に丸みを有するブリーフケース形にして、ペッ
ト小屋内で蚊の退治を行なうようにしたものである。す
なわち図1に示すように、ピナミンを含有する蚊取マッ
ト2を成分発散マットとして収納しているのである。
【0014】ケース本体3は、耐熱性に優れるポリプロ
ピレンなどの合成樹脂を使用して正面視長方形状に成形
し、このとき、上部に適宜高さ残して運搬用の把持部4
を形成し、この下に横長の把持孔5を形成するようにし
ている。適宜高さの把持部4内の中央部には、外気と連
通する凹状のマット収納部6を形成し、収納する蚊取マ
ット2(成分発散マット)に対応する表面積を有した発
熱板の例であるサーミスタ7をマット収納部6の底部に
装着している。
【0015】また、マット収納部6の上部にはこのマッ
ト収納部6よりも幅広にカバー体8を装着するようにし
ている。このカバー体8は一方をケース本体3に対して
固定しており、マット収納部6にかかる部分に、この部
分から先側を開閉するための支点となる肉薄部9を形成
している。
【0016】閉状態の固定は、カバー体8の先側端部に
カバー体8の上面から揺動操作可能な係止フック10を
垂設し、先端の突起11が係止するための被係止部12
をケース本体3に形成している。
【0017】カバー体8のマット収納部6に対応する部
分は、カバー体8の幅方向に掛け渡した複数本のリブ1
3…で構成し、マット収納部6の上面が外気と連通する
ように形成している。また、このリブ13を含むカバー
体8下面の適宜位置には、収納した蚊取マット2を押え
付ける板ばね14,14を適宜数取付けている。
【0018】把持孔5の下方、すなわちケース本体3の
下部には、充電式のバッテリ15を収納しており、この
バッテリ15はケース本体3の一側(図面左側)に装着
したアダプタジャック16から充電され、他側(図面右
側)に装着した回路基板17に構成される制御回路を経
て前述したサーミスタ7へと接続するようにしている。
【0019】回路基板17にはスイッチ18とパイロッ
トランプ19とを接続しており、スイッチ18頭部の押
し釦20とパイロットランプ19の頭部とがケース本体
3の側面に出るようにしている。
【0020】また回路基板17には、バッテリ15を小
型鉛蓄電池で構成するので、その性質上、電力を完全に
使い切らないようにする制御回路を内蔵している。
【0021】なお、上述のアダプタジャック16、スイ
ッチ18、およびパイロットランプ19の装着はゴムキ
ャップ21,22によってなされている。
【0022】このように構成した成分発散マットの電気
加熱器1は、内蔵するバッテリ15をあらかじめ充電し
た状態にし、把持部4内のマット収納部6に蚊取マット
2を収納した後、スイッチ18を操作することよって使
用する。通電によりパイロットランプ19は点灯すると
共に、サーミスタ7は発熱し、表面に接する蚊取マット
2を加熱するのである。熱せられた蚊取マット2は、そ
の成分たるピナミンをカバー体8のリブ13…間の隙間
より外気中に発散して蚊の退治を行なう。
【0023】蚊取マット2の収納および取換えは、把持
部4上面のカバー体8を開放して行なう。係止フック1
0の上端と、この位置よりもカバー体8先側の引掛けリ
ブ23とを抓んで係止フック10の突起11を被係止部
12から外すのである。蚊取マット2を押え付けていた
板ばね14,14はカバー体8とともに上方へ移動し、
蚊取マット2は取外し可能な状態になる。
【0024】バッテリ15の充電はアダプタジャック1
6より行なう。
【0025】また、屋内から屋外のペット小屋へ、とい
うような持運びに当たっては把持孔5に手を差入れるな
ど把持部4を利用して容易に行なう。
【0026】上述のように持運びが簡単であり、またケ
ース本体3自体がバッテリ15を内蔵しているので、屋
外に設置したペット小屋においても使用でき、蚊取マッ
ト2の成分発散作用によって蚊を退治し、ペットを蚊か
ら守ることが確実に行なえる。
【0027】また、この電気加熱器1の形状は占有床面
積が小さいものなので、ペット小屋などの狭い場所であ
っても充分に使用できる。
【0028】さらに、ペット小屋内でペットが動き回っ
てこの電気加熱器1を倒した場合であっても、蚊取マッ
ト2は板ばね14,14で押え付けられているので外れ
るこがなく、確実な作用を期待できる。
【0029】上に示したのはこの考案の一実施例である
から、他の構成を採用することも可能である。
【0030】例えば、成分発散マットとして蚊取マット
2を先の実施例では示したが、他の種類の成分発散マッ
トを使用して芳香などの作用を示すようにするもよい。
したがって使用場所もペット小屋の他キャンプ場など様
々ある。
【0031】また、成分発散マットの電気加熱器1を接
地だけでなく、吊下げて取付けられるように、ケース本
体3にフック状体を形成するもよい。ペット小屋などの
狭い空間では、占有床面積が零となりペットにとって邪
魔にならないように設置すことができる。
【0032】さらに、先の実施例においては発熱板とし
てサーミスタ7を使用したが、これをニクロム線による
ヒータを使用するもよく、また、バッテリ15も充電式
のものでなく乾電池を利用するようにするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】成分発散マットの電気加熱器を示す一部断面
図。
【図2】成分発散マットの電気加熱器を示す斜視図。
【符号の説明】
1…成分発散マットの電気加熱器 2…蚊取マット(成分発散マット) 3…ケース本体 4…把持部 6…マット収納部 7…サーミスタ(発熱板) 15…バッテリ 16…アダプタジャック 17…回路基板 18…スイッチ 19…パイロットランプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリを収納するケース本体の上部に、
    該ケース本体を運搬するための把持部を形成し、該把持
    部の上面に、成分発散マットを収納するマット収納部を
    外気と連通して形成し、該マット収納部の底面に、前記
    バッテリ電源で発熱してマットを加熱する発熱板を設け
    た成分発散マットの電気加熱器。
JP3173991U 1991-02-23 1991-02-23 成分発散マットの電気加熱器 Expired - Lifetime JPH0647272Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3173991U JPH0647272Y2 (ja) 1991-02-23 1991-02-23 成分発散マットの電気加熱器

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JP3173991U JPH0647272Y2 (ja) 1991-02-23 1991-02-23 成分発散マットの電気加熱器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04106987U JPH04106987U (ja) 1992-09-16
JPH0647272Y2 true JPH0647272Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=31914922

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3173991U Expired - Lifetime JPH0647272Y2 (ja) 1991-02-23 1991-02-23 成分発散マットの電気加熱器

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JPH04106987U (ja) 1992-09-16

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