JPH0647198U - 立形圧力容器 - Google Patents

立形圧力容器

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Publication number
JPH0647198U
JPH0647198U JP8404792U JP8404792U JPH0647198U JP H0647198 U JPH0647198 U JP H0647198U JP 8404792 U JP8404792 U JP 8404792U JP 8404792 U JP8404792 U JP 8404792U JP H0647198 U JPH0647198 U JP H0647198U
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JP
Japan
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vertical pressure
pressure vessel
container body
welding
support
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Withdrawn
Application number
JP8404792U
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English (en)
Inventor
一男 鳴本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0647198U publication Critical patent/JPH0647198U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持部材と容器本体との溶接部に発生する局
部応力や残留応力をなくすことを目的とする。 【構成】 容器本体が環状の支持部材に溶接されずに差
し込まれ円錐胴部を支持されるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば熱交換器などとして適用される立形圧力容器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図4は例えば熱交換器などとして使用されている従来の立形圧力容器の説明図 である。図において、本立形圧力容器は鋼製で上広がりの円錐部に支持構造物が 取付けられており、この支持構造物を介して基礎上に据付けられている。即ち、 図における符号101は円筒胴、102は円錐胴、103は鏡板、104はスカ ートタイプの支持構造物、105はテーブルトップタイプの基礎である。支持構 造物104は円錐胴102に溶接により取付けられ、基礎105上に基礎ボルト 、ナットなどを介して固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来の立形圧力容器においては支持構造物104が容器本体に 溶接により取付けられており、この溶接部には形状不連続による局部応力及び溶 接による残留応力が発生する。また、この溶接部は構造上完全溶け込み溶接が不 可能であるため、溶接上の欠陥や溶け込み不足が生じる可能性が大きく、これら に起因して容器本体に割れなどの損傷が発生する場合がある。特に材料のクリー プ温度以上で運転される場合には、クリープ割れの発生する可能性が非常に高く なる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る立形圧力容器は上記課題の解決を目的にしており、容器本体が溶 接されずに差し込まれ上記容器本体の円錐胴部を支持する環状の支持部材を備え た構成を特徴とする。
【0005】
【作用】
即ち、本考案に係る立形圧力容器においては、容器本体が環状の支持部材に溶 接されずに差し込まれ円錐胴部を支持されるようになっており、環状の支持部材 と容器本体との溶接を廃止することにより支持部材と容器本体との溶接部に発生 する局部応力や残留応力をなくすことができる。
【0006】
【実施例】
図1乃至図3はそれぞれ本考案の第一乃至第三の実施例に係る立形圧力容器の 説明図である。図1において、第一の実施例に係る立形圧力容器は例えば熱交換 器などとして使用されるもので、鋼製で上広がりの円錐部に支持構造物が設けら れており、この支持構造物を介して基礎上に据付けられている。即ち、図におけ る符号1は円筒胴、2は円錐胴、3は鏡板、4はスカートタイプの支持構造物、 5はテーブルトップタイプの基礎で、本立形圧力容器は図に示すように円錐胴2 が支持構造物4内に差し込まれて据付けられており、支持構造物4に溶接はされ ていない。これにより、支持構造物4と容器本体との溶接に起因して発生する容 器本体の割れなどの損傷が防止される。
【0007】 しかしながら、支持構造物4は容器本体の自重など垂直下向きの荷重は支持す ることができるが、地震や風などによる水平方向の荷重や垂直上向きの荷重が大 きい場合にはこれらの荷重を支持しきれないことがある。このような場合には、 図2に示すようにこれら水平方向の荷重や垂直上向きの荷重などを支持するサポ ートを併用することにより対処することができる。即ち、図における符号6は水 平方向の荷重のみを支持するサポートで、容器本体に直接溶接されたラグと基礎 5に固定されたラグとをボルトにより締め付けて水平方向の荷重を支持するよう になっている。また、図3に示すように支持構造物4に代えて基礎5に支持鋼板 を埋め込み、この支持鋼板を介して容器本体を直接基礎5に差し込むようにして もよい。即ち、図における符号7は基礎に埋め込まれたスカートタイプの支持鋼 板で、垂直方向および水平方向の荷重を支持するようになっている。
【0008】 従来の立形圧力容器においては、支持構造物が容器本体に溶接により取付けら れており、溶接部には形状不連続による局部応力及び溶接による残留応力が発生 する。また、この溶接部は構造上完全溶け込み溶接が不可能であるため、溶接上 の欠陥や溶け込み不足が生じる可能性が大きく、これらに起因して容器本体に割 れなどの損傷が発生する場合がある。特に、材料のクリープ温度以上で運転され る場合には、クリープ割れの発生する可能性が非常に高くなるが、上記の各実施 例に係る立形圧力容器においては支持構造物4が容器本体には直接溶接されてお らず、支持構造物4と容器本体との溶接を廃止することによりこの溶接部に発生 する局部応力および残留応力をなくすことができ、溶接上の欠陥や溶け込み不足 に起因する容器本体の割れなどの損傷が防止される。
【0009】
【考案の効果】
本考案に係る立形圧力容器は前記のように構成されており、支持部材と容器本 体との溶接部に発生する局部応力や残留応力をなくすことができるので、溶接上 の欠陥や溶け込み不足に起因する容器本体の割れなどの損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第一の実施例に係る立形圧力容
器の断面図である。
【図2】図2は本考案の第二の実施例に係る立形圧力容
器の断面図である。
【図3】図3は本考案の第三の実施例に係る立形圧力容
器の断面図である。
【図4】図4は従来の立形圧力容器の断面図である。
【符号の説明】
1 円筒胴 2 円錐胴 3 鏡板 4 支持構造物 5 基礎 6 サポート 7 支持鋼板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体が溶接されずに差し込まれ上記
    容器本体の円錐胴部を支持する環状の支持部材を備えた
    ことを特徴とする立形圧力容器。
JP8404792U 1992-12-07 1992-12-07 立形圧力容器 Withdrawn JPH0647198U (ja)

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JP8404792U JPH0647198U (ja) 1992-12-07 1992-12-07 立形圧力容器

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JPH0647198U true JPH0647198U (ja) 1994-06-28

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