JPH0647166U - 瀬戸物の結束構成 - Google Patents

瀬戸物の結束構成

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JPH0647166U
JPH0647166U JP9033892U JP9033892U JPH0647166U JP H0647166 U JPH0647166 U JP H0647166U JP 9033892 U JP9033892 U JP 9033892U JP 9033892 U JP9033892 U JP 9033892U JP H0647166 U JPH0647166 U JP H0647166U
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JP
Japan
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crockery
stacked
stretch film
stretch
binding
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Application number
JP9033892U
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English (en)
Inventor
昌信 林
整 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Kikai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Yamada Kikai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔構成〕瀬戸物の結束構成であって、複数の瀬戸物を積
み重ねて、帯状のストレッチフィルムを前記積み重ねた
瀬戸物の最上面と最下面とでクロスした状態で結束した
ものである。 〔効果〕ストレッチフィルムの自己粘着性、弾力性を利
用したもので、複数積み重ねた瀬戸物2、2…の最上面
3と最下面4とを帯状のストレッチフィルム1によって
クロスした状態で結束することにより、積み重ねた瀬戸
物2、2…全体を一体的に締め付け固定した中ずれのな
い荷姿を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、皿、茶碗等の瀬戸物を積み重ね、ストレッチフィルムで結束した瀬 戸物の結束構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、皿、茶碗等の瀬戸物を搬送或は保管するために、複数の瀬戸物を積み重 ねておき、これらを一纏めにして紐類で結束することが行われている。
【0003】 その例として、図6及び図7に茶碗の結束構成を示してある。
【0004】 これは、複数積み重ねた茶碗10、10…の最下面14で紐11を十字状にク ロスし(図7参照)、それらを最下面14の四方から上方に引き出して最上面1 3で結び合わせたものであり、積み重ねた途中を胴紐12で外周から縛ることに より結束した紐11の緩みを抑えると共に、紐11の結束力を増すようにしてあ る。また、図示はしていないが皿類の結束もこれと同様に行う。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような結束作業は手作業で行われるものであり、最下面の浜1 5で紐11をクロスにして十字状に結束する際、茶碗10のように浜15の外周 が円形であり、その径が小さくなるほど、浜15の周縁で紐11が滑りやすく、 浜15の中央にクロス部16を位置させて結束するには相当の熟練を要するもの であった。
【0006】 また、皿であろうが茶碗であろうが、複数積み重ねた状態で最下面にて紐のク ロスを作り、次に最上面で結ぶには、重ね合わせた状態の瀬戸物を一括して手に 持って作業台から浮かせたり、紐をクロスしたりするという作業を要するため、 その作業自体が非常に厄介であり、作業者の熟練を欠くと瀬戸物の破損を来すと いう問題点があった。
【0007】 特に、皿のように平面形状に近いものは、最上面に配した皿と最下面に配した 皿とで中間の皿のずれをなくしているのであるから、紐を締めすぎると皿に無理 な力がかかり損傷しやすく、緩すぎると皿同士が横ずれして荷姿が崩れるおそれ があり、その結束力の加減には手間と熟練を要するものである。
【0008】 本考案は、上記の問題点を解消するためになされたもので、複数積み重ねた瀬 戸物を容易に結束し、しかもこの結束した荷姿が崩れにくいようにした瀬戸物の 結束構成を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案の瀬戸物の結束構成は、複数の瀬戸物を 積み重ねて、帯状のストレッチフィルムを前記積み重ねた瀬戸物の最上面と最下 面とでクロスした状態で結束したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
自己粘着性を有するストレッチフィルムは、ストレッチフィルム同士、或は物 品に接触して軽く押さえ付けるだけで、相互に付着し合うものである。
【0011】 本考案は、このストレッチフィルムの自己粘着性のみならず弾力性を利用した もので、実施例に対応する図1乃至図5(瀬戸物2として、図1乃至図3には皿 2aを示し、図4及び図5には茶碗2bが示してある)を参照して説明すると、 複数積み重ねた瀬戸物2、2…の最上面3と最下面4とを帯状のストレッチフィ ルム1によってクロスした状態で結束することにより、積み重ねた瀬戸物2、2 …全体を一体的に締め付け固定した中ずれのない荷姿を得るようにしたものであ る。
【0012】 ストレッチフィルム1は、瀬戸物2自体に対しても付着力を有するから、積み 重ねた瀬戸物2、2…の胴部、即ち最上面3と最下面4との間に重ねた瀬戸物2 、2…の周縁に対しても付着し、これにより積み重ねた瀬戸物2、2…のすべて がストレッチフィルム1、1を介して互いに固着しあい、一体的な荷姿として扱 うことができる。
【0013】 また、ストレッチフィルム1は幅を有するものであるから、ストレッチフィル ム1の当たったところは保護される。これは、茶碗2bの浜5の部分においては 、クロスしたストレッチフィルム1がほとんどの部分を覆うようになるので、特 に割れやすい浜5を毀損から保護しうるものである。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
【0015】 図1は本考案の瀬戸物の結束構成に係り、複数積み重ねた皿を帯状のストレッ チフィルムで結束した状態を示す斜視図である。図2は図1のA−A線に沿う縦 断面図である。図3は図1に示す瀬戸物の結束方法を示す縦断面図である。図4 は本考案の瀬戸物の結束構成に係り、複数積み重ねた茶碗を帯状のストレッチフ ィルムで結束した状態を示す斜視図である。図5は図4のB−B線に沿う縦断面 図である。
【0016】 以下に示す実施例では、結束材として、いずれも帯状のストレッチフィルム1 を用いてある。このストレッチフィルム1としては自己粘着性のある塩化ビニル 性フィルム等を帯状の適当な長さに形成する。このようなストレッチフィルム1 は、ストレッチフィルム1、1同士又は瀬戸物2の表面に対して押さえ付けるだ けで付着するものである。使用するストレッチフィルム1の長さ及び幅は積み重 ねる瀬戸物2の高さ及び径により自由にとることができる。
【0017】 図1は、複数の皿2aを積み重ねてストレッチフィルム1で結束した荷姿であ る。このような場合、二枚の帯状ストレッチフィルム1、1を別々に最下面4で 十字状にクロスし、図2の二点鎖線で示すように夫々上方に引上げ、最上面3で 再び重ね合わせて押え付ける。
【0018】 このようなストレッチフィルム1を用いた結束方法の一例は、図3に示すよう に、ストレッチフィルム1の端部を例えば皿2aの最底部に付着させ、先ず一重 巻きにするが、この一重巻きの段階では積み重ねた皿2a、2a…の全体に荷く ずれが生じる場合があり、続く第2回巻きで締めつけて巻き、さらに第3回巻き で補強するようにする。この巻き付け方法を、瀬戸物2、2…の最上面3と最下 面4とでストレッチフィルム1、1同士が相互にクロスするように行う。
【0019】 なお、巻き付けの際は、ストレッチフィルム1の延展性を利用して引き伸しな がら巻き付ける。こうすることにより、巻き付け後のストレッチフィルム1に張 力が働いて、積み重ねた皿2a、2a…全体を締め付けることができ、搬送の際 等においても中ずれのない荷姿を得ることができる。
【0020】 このような巻き付けにより、重ね巻きしたストレッチフィルム1、1同士は強 力に付着し、全体の荷姿をくずさない。また、結束したストレッチフィルム1は 、巻き付けを戻すことにより簡単に取り外すことができる。
【0021】 なお、皿2aの結束の場合、全体の重量が大きくなるおそれがあるので、スト レッチフィルム1の帯幅を広くとれば、結束力及びその後の保持力を増大するこ とができる。 また、上記の図3で示した巻き付け方法は、必ずしもこれに限定されるもので なく、特に巻き付け回数は、積み重ねる瀬戸物の枚数、或は瀬戸物の重量及び広 さ等により決めればよい。
【0022】 図4は、複数の茶碗2b、2b…を積み重ねてストレッチフィルム1で結束し た荷姿である。このような場合においても、帯状ストレッチフィルム1を用いて 結束することは、上記の皿2aの場合と同様であり、その結束方法も図3に示す 方法により行うことができる。
【0023】 特に、この茶碗2bの結束の場合、従来の紐類を用いたときには最下面4にク ロス部を合わせるのが困難であったが、本考案によれば、ストレッチフィルム1 が最下面4の浜5の周縁に付着してずれることがなく、クロス部分を中心位置に 容易に位置合わせできる。
【0024】 なお、この茶碗2bの結束の場合、最下面4におけるストレッチフィルム1の 帯幅を広くすると、このストレッチフィルム1が茶碗2bの浜5の部分を覆って 保護する機能を有するものである。これは、上記の皿2aの場合でも同様のこと が言える。
【0025】 さらに、図1及び図2或は図4及び図5においては、結束した帯状のストレッ チフィルム1の胴部を夫々押さえ付けた状態にしてある。これは各図の胴部にお いて、矢印Cで示すようにストレッチフィルム1が波状に描かれた部分に該当す る。このような状態は、上記のように結束を終えた後、胴部のストレッチフィル ム1を手で押さえ付けるか、クッション性のある部材で押え付けることにより、 ストレッチフィルム1を途中の瀬戸物2、2…の周縁に対して付着したものであ る。こうすることにより、途中の瀬戸物2のすべては、ストレッチフィルム1の 付着部分で横方向に対する拘束を受け、荷姿全体を一体的に固定した状態とし、 中ずれのできにくい荷姿を得ることができる。
【0026】 なお、上記のように必ずしも積み重ねた胴部の周縁にストレッチフィルム1を 押さえ付けなくても、ストレッチフィルム1の延展性を利用して引き伸しながら 巻き付けることにより、ストレッチフィルム1は胴部の周縁に付着し、積み重ね た瀬戸物2、2…全体を締め付け、またストレッチフィルム1を胴部になでつけ る程度で十分に瀬戸物2、2…の周縁に付着するものである。
【0027】 また、上記の結束した荷姿全体を熱処理するか、側面に対して熱処理しても、 各周縁間で収縮方向に縮み、上記と同様に、途中の瀬戸物2、2…の周縁にスト レッチフィルム1が付着し、荷姿全体を一体的に固定した状態とすることができ る。
【0028】 また、上記においては、ストレッチフィルムとして一組の荷姿に対して2枚を 用いてクロスしてあるが、瀬戸物の大きさによっては、3枚或はそれ以上の枚数 のストレッチフィルムを用いてクロス状態に巻き付けてもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ストレッチフィルムの自己粘着性を利 用する結果、従来の紐を使った結束のようにクロス部でのずれがなく、また紐を 結ぶという作業を必要とせず、従って、熟練を要せずに非常に簡単な手順により 瀬戸物の結束が可能となる。
【0030】 また、結束後の荷姿は、ストレッチフィルムの自己粘着性により、最上面及び 最下面のみならず、すべての胴部の周縁に付着するものであるから、荷姿全体が 一体的に固定され、中ずれのないしっかりした結束状態を得ることができる。
【0031】 また、幅を有するストレッチフィルム自体が瀬戸物を保護し、搬送の際などに 好都合である。
【0032】 なお、結束したストレッチフィルムは、簡単に取り外すことができるため、従 来の結束において見られた紐の結び目をほどく、或は切断するという作業を必要 とせずに簡単にほぐすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の瀬戸物の結束構成に係り、複数
積み重ねた皿を帯状のストレッチフィルムで結束した状
態を示す斜視図である。
【図2】図2は図1のA−A線に沿う縦断面図である。
【図3】図3は図1に示す瀬戸物の結束方法を示す縦断
面図である。
【図4】図4は本考案の瀬戸物の結束構成に係り、複数
積み重ねた茶碗を帯状のストレッチフィルムで結束した
状態を示す斜視図である。
【図5】図5は図4のB−B線に沿う縦断面図である。
【図6】図6は従来の紐類を用いた茶碗の結束構成の斜
視図である。
【図7】図7は図6の底面において紐をクロスした状況
を示す部分斜視図である。
【符合の説明】
1…帯状のストレッチフィルム、2…瀬戸物、2a、…
皿、2b…茶碗、…最上面、4…最下面、5…浜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の瀬戸物を積み重ねて、帯状のストレ
    ッチフィルムを前記積み重ねた瀬戸物の最上面と最下面
    とでクロスした状態で結束したことを特徴とする瀬戸物
    の結束構成。
JP9033892U 1992-12-09 1992-12-09 瀬戸物の結束構成 Pending JPH0647166U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9033892U JPH0647166U (ja) 1992-12-09 1992-12-09 瀬戸物の結束構成

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9033892U JPH0647166U (ja) 1992-12-09 1992-12-09 瀬戸物の結束構成

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Publication Number Publication Date
JPH0647166U true JPH0647166U (ja) 1994-06-28

Family

ID=13995740

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9033892U Pending JPH0647166U (ja) 1992-12-09 1992-12-09 瀬戸物の結束構成

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JP (1) JPH0647166U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111185A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Japan Pail Corp ペール缶輸送方法及びペール缶輸送用締結部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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