JPH0646839Y2 - 塗布機能を有するチューブ容器 - Google Patents
塗布機能を有するチューブ容器Info
- Publication number
- JPH0646839Y2 JPH0646839Y2 JP1988070619U JP7061988U JPH0646839Y2 JP H0646839 Y2 JPH0646839 Y2 JP H0646839Y2 JP 1988070619 U JP1988070619 U JP 1988070619U JP 7061988 U JP7061988 U JP 7061988U JP H0646839 Y2 JPH0646839 Y2 JP H0646839Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- head
- cylinder
- pouring
- lead
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- Expired - Lifetime
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- Tubes (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、押し出した粘状物を、そのまま容器頂面を利
用して目的箇所に塗布することのできる機能を有するチ
ューブ容器に関するものである。
用して目的箇所に塗布することのできる機能を有するチ
ューブ容器に関するものである。
粘状物の収納容器としては、粘状物の取出し使用形態が
良好であることからチューブ容器が一般に利用されてい
る。
良好であることからチューブ容器が一般に利用されてい
る。
このチューブ容器に収納保持される内容物としての粘状
物としては種々のものがあるが、薬品とか糊等におい
て、チューブ容器内から押し出した粘状物を目的とする
箇所に塗布する必要がある場合、この押し出された粘状
物を指先で塗布することになっていたが、このように粘
状物を指先で塗布するのでは、粘状物の塗布の毎に指先
に付着した粘状物を洗い落とすと云う面倒さがあった。
物としては種々のものがあるが、薬品とか糊等におい
て、チューブ容器内から押し出した粘状物を目的とする
箇所に塗布する必要がある場合、この押し出された粘状
物を指先で塗布することになっていたが、このように粘
状物を指先で塗布するのでは、粘状物の塗布の毎に指先
に付着した粘状物を洗い落とすと云う面倒さがあった。
この粘状物塗布に伴う面倒を解消するものとして、例え
ば実公昭34−003726号公報とか特開昭63−046175号公報
等に示されているように、チューブ容器の頭部に塗布機
能を付与する手段が提案されている。
ば実公昭34−003726号公報とか特開昭63−046175号公報
等に示されているように、チューブ容器の頭部に塗布機
能を付与する手段が提案されている。
実公昭34−003726号公報に示されたチューブ容器は、胴
部であるチューブ体の先端に形成された口部に、頂面を
傾斜面とした有頂筒形状をした筒体を密に嵌入組付け
し、頂面の中央に内容物である粘状物を注出口である貫
孔を開口形成した構成となっていおり、この貫孔から頂
面上に押し出された粘状物を傾斜した頂面を利用して目
的箇所に塗布するようにしている。また、特開昭63−04
6175号公報に示されたチューブ容器は、チューブ容器本
体部分である胴部に一体設された頭部に頂面を傾斜した
かつ周縁を角取りした平滑面とした筒体を形成し、この
筒体の頂面中央に粘状物押出のためのオリフィスを開口
した構成となっており、このオリフィスから頂面上に押
し出された粘状物を傾斜しかつ角取りした頂面を利用し
て目的箇所に塗布するようにしている。
部であるチューブ体の先端に形成された口部に、頂面を
傾斜面とした有頂筒形状をした筒体を密に嵌入組付け
し、頂面の中央に内容物である粘状物を注出口である貫
孔を開口形成した構成となっていおり、この貫孔から頂
面上に押し出された粘状物を傾斜した頂面を利用して目
的箇所に塗布するようにしている。また、特開昭63−04
6175号公報に示されたチューブ容器は、チューブ容器本
体部分である胴部に一体設された頭部に頂面を傾斜した
かつ周縁を角取りした平滑面とした筒体を形成し、この
筒体の頂面中央に粘状物押出のためのオリフィスを開口
した構成となっており、このオリフィスから頂面上に押
し出された粘状物を傾斜しかつ角取りした頂面を利用し
て目的箇所に塗布するようにしている。
上記した従来技術は、チューブ容器内から押し出した粘
状物を、このチューブ容器の頭部を利用して目的とする
箇所に塗布することができるのであるが、押し出した粘
状物を良好に塗布するためには頂面の面積を比較的大き
いものとする必要があり、また塗布面を形成する頂面を
形成した筒体そのものが粘状物の注出通路を形成してい
るために、この筒体内に比較的大きな容積の空間が形成
されることになり、この空間に高価な内容物としての粘
状物が押し出されることなしに残留することになると云
う問題がある。
状物を、このチューブ容器の頭部を利用して目的とする
箇所に塗布することができるのであるが、押し出した粘
状物を良好に塗布するためには頂面の面積を比較的大き
いものとする必要があり、また塗布面を形成する頂面を
形成した筒体そのものが粘状物の注出通路を形成してい
るために、この筒体内に比較的大きな容積の空間が形成
されることになり、この空間に高価な内容物としての粘
状物が押し出されることなしに残留することになると云
う問題がある。
また、塗布面としての頂面の周縁を角取りすることによ
り、押し出された粘状物の目的箇所への塗布操作を或る
程度達成し易くすることはできるのであるが、塗布面と
しての頂面の大部分が平坦面であるので、粘状物を効率
良く押し拡げることができない不満があった。
り、押し出された粘状物の目的箇所への塗布操作を或る
程度達成し易くすることはできるのであるが、塗布面と
しての頂面の大部分が平坦面であるので、粘状物を効率
良く押し拡げることができない不満があった。
さらに、この種の内容物としての粘状物は、芳香成分と
かアルコール等の揮発成分を含有していることが多く、
また嫌気性を有することが多いため、容器としてのチュ
ーブ容器は、高いガスバリャー性を要求することになっ
ている。この点に関して、従来のチューブ容器は、その
胴部をアルミ積層シートを使用して構成することによ
り、高いガスバリャー性を有する容器本体部分を構成し
ているのであるが、このアルミ積層シート製の胴部に比
べて、胴部上端に合成樹脂材料により一体に成形される
頭部は、胴部との接着性等を考慮してポリエチレン樹脂
で成形されているので、必ずしも充分なガスバリャー性
を発揮することはできず、このため容器全体のガスバリ
ャー性に不満があった。
かアルコール等の揮発成分を含有していることが多く、
また嫌気性を有することが多いため、容器としてのチュ
ーブ容器は、高いガスバリャー性を要求することになっ
ている。この点に関して、従来のチューブ容器は、その
胴部をアルミ積層シートを使用して構成することによ
り、高いガスバリャー性を有する容器本体部分を構成し
ているのであるが、このアルミ積層シート製の胴部に比
べて、胴部上端に合成樹脂材料により一体に成形される
頭部は、胴部との接着性等を考慮してポリエチレン樹脂
で成形されているので、必ずしも充分なガスバリャー性
を発揮することはできず、このため容器全体のガスバリ
ャー性に不満があった。
本考案は、上記した従来技術における不満および問題点
を解消すべく考案されたもので、押し出した粘状物の良
好な塗布機能を発揮すると共に、残留粘状物の量をでき
る限り少なくでき、さらに容器全体に高いガスバリャー
性を持たせることをその目的とするものである。
を解消すべく考案されたもので、押し出した粘状物の良
好な塗布機能を発揮すると共に、残留粘状物の量をでき
る限り少なくでき、さらに容器全体に高いガスバリャー
性を持たせることをその目的とするものである。
上記目的を達成するための本考案における手段は、 アルミ積層シート製の胴部上端に有頂筒形状をした合成
樹脂製の頭部を一体的に溶着した状態で成形し、この頭
部の頂壁上面である頂面を傾斜した球弧面とし、さらに
頂壁の中央に導出筒を垂下設して内容物である粘状物の
押出口としての導出口を開口形成して構成された本体を
有すること、 頭部内に離脱不能に嵌入組付けされ、細管状となった注
出筒の上端を本体の導出筒の下端開口部に密に押接さ
せ、少なくともこの注出筒の下端から連設されたスカー
ト筒を本体の頭部の下部内表面に密接触させたガスバリ
ャー性の高い材料製の注出片を有すること、 にある。
樹脂製の頭部を一体的に溶着した状態で成形し、この頭
部の頂壁上面である頂面を傾斜した球弧面とし、さらに
頂壁の中央に導出筒を垂下設して内容物である粘状物の
押出口としての導出口を開口形成して構成された本体を
有すること、 頭部内に離脱不能に嵌入組付けされ、細管状となった注
出筒の上端を本体の導出筒の下端開口部に密に押接さ
せ、少なくともこの注出筒の下端から連設されたスカー
ト筒を本体の頭部の下部内表面に密接触させたガスバリ
ャー性の高い材料製の注出片を有すること、 にある。
また、本体の頭部の一部に、キャップ組付け用に外周面
に螺条を刻設した直線円筒形状の首筒を形成し、注出片
の注出筒に連設されたスカート筒の上端からこの首筒内
に密嵌入する直線円筒形状の組付き筒を起立設し、この
組付き筒と首筒との間に、本体の頭部に対する注出片の
離脱不能な組付きを達成維持するアンダーカットを形成
するのが良い。
に螺条を刻設した直線円筒形状の首筒を形成し、注出片
の注出筒に連設されたスカート筒の上端からこの首筒内
に密嵌入する直線円筒形状の組付き筒を起立設し、この
組付き筒と首筒との間に、本体の頭部に対する注出片の
離脱不能な組付きを達成維持するアンダーカットを形成
するのが良い。
胴部を押圧すると、この胴部内に収納されている粘状物
が注出片の注出筒から頭部の導出筒を通って頂面上に押
し出される。このようにして頂面上に粘状物を押し出し
たならば、この押し出された粘状物を頂面の球弧面を利
用して目的箇所に押し拡げて塗布する。
が注出片の注出筒から頭部の導出筒を通って頂面上に押
し出される。このようにして頂面上に粘状物を押し出し
たならば、この押し出された粘状物を頂面の球弧面を利
用して目的箇所に押し拡げて塗布する。
頂面を形成する頂壁を上端に有する頭部は、粘状物の注
出通路を形成する必要がないので、粘状物の注出通路構
成を考慮することなしに、粘状物の良好な塗布を達成す
ることのできる大きさおよび形状で頂面を形成すること
のできる。この頭部上目である頂面は、傾斜しているの
で、本体を持っての粘状物の塗布操作が行い易く、また
球弧面となっているので、塗布される粘状物を頂面の周
縁部分である角部でこすり取ることがなく、これらによ
り粘状物の極めて良好な塗布操作を得ることができる。
出通路を形成する必要がないので、粘状物の注出通路構
成を考慮することなしに、粘状物の良好な塗布を達成す
ることのできる大きさおよび形状で頂面を形成すること
のできる。この頭部上目である頂面は、傾斜しているの
で、本体を持っての粘状物の塗布操作が行い易く、また
球弧面となっているので、塗布される粘状物を頂面の周
縁部分である角部でこすり取ることがなく、これらによ
り粘状物の極めて良好な塗布操作を得ることができる。
同様に、注出片は、押し出された粘状物の塗布機能を考
慮することなく、単に粘状物の注出通路を形成するだけ
で良いので、頂面の形状および大きさに制限されること
なしに、充分に小さい通路体積で注出通路を形成するこ
とができる。
慮することなく、単に粘状物の注出通路を形成するだけ
で良いので、頂面の形状および大きさに制限されること
なしに、充分に小さい通路体積で注出通路を形成するこ
とができる。
頭部は、胴部と違って、押し潰し変形できない部分であ
るので、胴部全部を押し潰した後に頭部内に位置してい
る粘状物は、チューブ容器内から押し出すことのできな
い残留粘状物となるため、頭部内に位置する粘状物の量
を少なくすることにより、残留粘状物の量を少なくする
ことができることになる。それゆえ、頭部内で注出片が
形成する粘状物の注出通路の通路体積を充分に小さくす
ることにより、この注出片が形成する注出通路内、すな
わち頭部内に位置する粘状物の量が少なくなり、これに
より残留粘状物の量が少なくなる。
るので、胴部全部を押し潰した後に頭部内に位置してい
る粘状物は、チューブ容器内から押し出すことのできな
い残留粘状物となるため、頭部内に位置する粘状物の量
を少なくすることにより、残留粘状物の量を少なくする
ことができることになる。それゆえ、頭部内で注出片が
形成する粘状物の注出通路の通路体積を充分に小さくす
ることにより、この注出片が形成する注出通路内、すな
わち頭部内に位置する粘状物の量が少なくなり、これに
より残留粘状物の量が少なくなる。
また、この注出片は、本体、特に頭部とは別体物である
ので、胴部との接着性を考慮することなしに、その成形
材料を自由に選択設定することができ、このため極めて
高いガスバリャー性を有する材料で都合良く成形するこ
とができ、このように注出片を高いガスバリャー性を有
する材料で成形することにより、高いガスバリャー性を
有している胴部と組合さってチューブ容器全体として極
めて高いガスバリャー性を発揮することになる。
ので、胴部との接着性を考慮することなしに、その成形
材料を自由に選択設定することができ、このため極めて
高いガスバリャー性を有する材料で都合良く成形するこ
とができ、このように注出片を高いガスバリャー性を有
する材料で成形することにより、高いガスバリャー性を
有している胴部と組合さってチューブ容器全体として極
めて高いガスバリャー性を発揮することになる。
すなわち、胴部上端に合成樹脂により一体的に溶着した
状態で成形される頭部は、従来と同様に、胴部との溶着
性を考慮して、胴部を形成しているアルミ積層シートの
合成樹脂と高い溶着性を発揮する合成樹脂(一般には、
ポリエチレン樹脂)で成形されるので、充分なガスバリ
ヤー性を発揮することができないが、高いガスバリヤー
性を発揮する注出片が、頭部内表面の略全域を覆った形
態で頭部内に組付くので、この注出片により頭部部分の
ガスバリヤー性が高められ、高いガスバリヤー性を有す
る胴部と組合さってチューブ容器全体として高いガスバ
リヤー性を発揮するのである。
状態で成形される頭部は、従来と同様に、胴部との溶着
性を考慮して、胴部を形成しているアルミ積層シートの
合成樹脂と高い溶着性を発揮する合成樹脂(一般には、
ポリエチレン樹脂)で成形されるので、充分なガスバリ
ヤー性を発揮することができないが、高いガスバリヤー
性を発揮する注出片が、頭部内表面の略全域を覆った形
態で頭部内に組付くので、この注出片により頭部部分の
ガスバリヤー性が高められ、高いガスバリヤー性を有す
る胴部と組合さってチューブ容器全体として高いガスバ
リヤー性を発揮するのである。
なお、頭部に首筒を形成すると共に、注出片に組付き筒
を形成することにより、首筒および組付き筒共に直線円
筒形状であるので、相互に極めて強固に嵌合組付きする
ことができると共に、両者間に形成したアンダーカット
による結合を極めて強固なものとすることができ、これ
により注出片の本体に対する離脱不能な組付きを確実に
かつ安定して達成維持させることができる。
を形成することにより、首筒および組付き筒共に直線円
筒形状であるので、相互に極めて強固に嵌合組付きする
ことができると共に、両者間に形成したアンダーカット
による結合を極めて強固なものとすることができ、これ
により注出片の本体に対する離脱不能な組付きを確実に
かつ安定して達成維持させることができる。
本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
本体1は、アルミ積層シートを巻回して成形された胴部
2と、この胴部2の上端に一体的に溶着した状態で成形
された頭部3とから構成されている。
2と、この胴部2の上端に一体的に溶着した状態で成形
された頭部3とから構成されている。
頭部3は、大きなテーパー角度で円錐筒台形状に成形さ
れて胴部2との接続部分を形成する肩筒4と、この肩筒
4の上端から起立設され、外周面にキャップ18組付けの
ための螺条11を刻設した直線円筒形状の首筒5と、この
首筒5上端から段部を介して起立設されたほぼ直線円筒
形状をした頭筒6と、この頭筒6上端に連設され、上面
である頂面8を傾斜した球弧面とし、中央に導出口10を
形成する導出筒9を垂下設した頂壁7とから構成されて
いる。
れて胴部2との接続部分を形成する肩筒4と、この肩筒
4の上端から起立設され、外周面にキャップ18組付けの
ための螺条11を刻設した直線円筒形状の首筒5と、この
首筒5上端から段部を介して起立設されたほぼ直線円筒
形状をした頭筒6と、この頭筒6上端に連設され、上面
である頂面8を傾斜した球弧面とし、中央に導出口10を
形成する導出筒9を垂下設した頂壁7とから構成されて
いる。
この頭部3内に嵌入組付けされる注出片12は、上端開口
部である注出口14開口縁を導出筒9の下端開口部である
導出口10の開口縁に密接触させた細い円錐筒台形状をし
た注出筒13と、この注出筒13の下端に連設され、肩筒4
内表面に外表面を密接触させた大きなテーパー角度の円
錐筒台形状をしたスカート筒16と、このスカート筒16上
端から起立設され、首筒5内に密嵌入すると共に、この
首筒5と強固にアンダーカット結合した組付き筒15とか
ら構成されている。
部である注出口14開口縁を導出筒9の下端開口部である
導出口10の開口縁に密接触させた細い円錐筒台形状をし
た注出筒13と、この注出筒13の下端に連設され、肩筒4
内表面に外表面を密接触させた大きなテーパー角度の円
錐筒台形状をしたスカート筒16と、このスカート筒16上
端から起立設され、首筒5内に密嵌入すると共に、この
首筒5と強固にアンダーカット結合した組付き筒15とか
ら構成されている。
肩筒4およびスカート筒16を大きなテーパー角度の円錐
筒台形状としたのは、頭部3内に位置する粘状物の量を
できるだけ少なくするためで、このように頭部3内に位
置することのできる粘状物の量を少なくすることによ
り、残留粘状物の量をできる限り少なくしている。
筒台形状としたのは、頭部3内に位置する粘状物の量を
できるだけ少なくするためで、このように頭部3内に位
置することのできる粘状物の量を少なくすることによ
り、残留粘状物の量をできる限り少なくしている。
注出筒13と組付き筒15との間には複数のリブ壁17が設け
られており、このリブ壁17により組付き筒15を補強して
剛性を高め、もってこの組付き筒15による注出片12の頭
部3に対する嵌合組付きをより強固にかつ安定したもの
としている。
られており、このリブ壁17により組付き筒15を補強して
剛性を高め、もってこの組付き筒15による注出片12の頭
部3に対する嵌合組付きをより強固にかつ安定したもの
としている。
注出片12は、ガスバリャー性の高い材料で成形されるの
であるが、内容物としての粘状物に対する耐内容物性に
優れたものであることは云うまでもなく、例えばPVDC樹
脂、PAN樹脂等のガスバリャー性の高い合成樹脂で成形
するとか、表面を合成樹脂でコーティングしたアルミ合
金で構成するのが有効である。
であるが、内容物としての粘状物に対する耐内容物性に
優れたものであることは云うまでもなく、例えばPVDC樹
脂、PAN樹脂等のガスバリャー性の高い合成樹脂で成形
するとか、表面を合成樹脂でコーティングしたアルミ合
金で構成するのが有効である。
頭部3に着脱されるキャップ18による注出口14の開閉
は、キャップ18が頭部3に螺合限まで組付けられた際
に、下端部分を注出口14内に密嵌入させるようにキャッ
プ18の頂壁下面に垂下設された栓片19により達成してい
る。
は、キャップ18が頭部3に螺合限まで組付けられた際
に、下端部分を注出口14内に密嵌入させるようにキャッ
プ18の頂壁下面に垂下設された栓片19により達成してい
る。
本考案は上記のごとき構成であるので、次に記載する効
果を発揮することになる。
果を発揮することになる。
粘状物の塗布面である頂面が傾斜した球弧面であるの
で、粘状物を極めて良好な形態で塗布することができる
と共に、粘状物を肌に塗布する際にはその塗布感触が円
滑でかつソフトなものとすることができる。
で、粘状物を極めて良好な形態で塗布することができる
と共に、粘状物を肌に塗布する際にはその塗布感触が円
滑でかつソフトなものとすることができる。
頭部を、粘状物の注出機能を考慮することなしに、粘状
物の塗布に都合の良い構成とすることができるので、粘
状物の良好な塗布に要求される大きさおよび形状の頂面
を形成することができる。
物の塗布に都合の良い構成とすることができるので、粘
状物の良好な塗布に要求される大きさおよび形状の頂面
を形成することができる。
注出片は、粘状物の塗布機能を考慮することなしに、粘
状物の注出だけを考慮して構成すれば良いので、頭部内
に形成される粘状物の通路体積を充分に小さくする構造
とすることができ、これにより高価な粘状物の残留量を
大幅に低減させることができ、粘状物の無駄をなくし、
経済的な使用を達成できる。
状物の注出だけを考慮して構成すれば良いので、頭部内
に形成される粘状物の通路体積を充分に小さくする構造
とすることができ、これにより高価な粘状物の残留量を
大幅に低減させることができ、粘状物の無駄をなくし、
経済的な使用を達成できる。
また、注出片は、本体とは別体物であるのでアルミ積層
シート製の胴部との溶着性を考慮することなしに、高い
ガスバリャー性を有する材料を自由に選択使用すること
ができ、これによりチューブ容器全体のガイバリャー性
を飛躍的に高めることができ、内容物としての粘状物を
長期間にわたり品質を劣化させることなしに収納保持す
ることができる。
シート製の胴部との溶着性を考慮することなしに、高い
ガスバリャー性を有する材料を自由に選択使用すること
ができ、これによりチューブ容器全体のガイバリャー性
を飛躍的に高めることができ、内容物としての粘状物を
長期間にわたり品質を劣化させることなしに収納保持す
ることができる。
第1図は、本考案によるチューブ容器の一実施例を示す
頭部部分の全体斜視図である。 第2図は、第1図図示実施例の、第1図中A−A線に沿
って切断矢視した縦断正面図である。 第3図は、第1図図示実施例の、第1図中B−B線に沿
って切断矢視した縦断側面図である。 符号の説明 1;本体、2;胴部、3;頭部、4;肩筒、5;首筒、6;頭筒、7;
頂壁、8;頂面、9;導出筒、10;導出口、11;螺条、12;注
出片、13;注出筒、14;注出口、15;組付き筒、16;スカー
ト筒、17;リブ壁。
頭部部分の全体斜視図である。 第2図は、第1図図示実施例の、第1図中A−A線に沿
って切断矢視した縦断正面図である。 第3図は、第1図図示実施例の、第1図中B−B線に沿
って切断矢視した縦断側面図である。 符号の説明 1;本体、2;胴部、3;頭部、4;肩筒、5;首筒、6;頭筒、7;
頂壁、8;頂面、9;導出筒、10;導出口、11;螺条、12;注
出片、13;注出筒、14;注出口、15;組付き筒、16;スカー
ト筒、17;リブ壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 角田 健司 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)考案者 遠藤 修三 東京都江東区大島3丁目2番8号 株式会 社吉野工業所内 (56)参考文献 特開 昭63−46175(JP,A) 特開 平1−249006(JP,A) 実開 昭61−86249(JP,U) 実開 昭63−37571(JP,U) 実開 昭53−22759(JP,U) 実公 昭16−17305(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】アルミ積層シート製胴部(2)上端に有頂
筒形状の合成樹脂製頭部(3)を一体的に溶着した状態
で成形し、該頭部(3)の頂壁(7)上面である頂面
(8)を傾斜した球弧面とすると共に、前記頂壁(7)
中央に導出筒(9)を垂下設して導出口(10)を開口し
た本体(1)と、前記頭部(3)内に離脱不能に嵌入組
付けされ、細管状となった注出筒(13)の上端を前記導
出筒(9)下端開口部に密に押接させると共に、少なく
とも該注出筒(13)下端から連設されたスカート筒(1
6)を前記頭部(3)下部内表面に密接触させたガスバ
リヤー性の高い材料製の注出片(12)と、から成る塗布
機能を有するチューブ容器。 - 【請求項2】頭部(3)の一部にキャップ組付け用に外
周面に螺条(11)を刻設した直線円筒形状の首筒(5)
を形成し、注出筒(12)に連設されたスカート筒(16)
の上端から前記首筒(5)内に密嵌入する直線円筒形状
の組付き筒(15)を起立設し、該組付き筒(15)と前記
首筒(5)との間に、前記頭部(3)に対する注出片
(12)の離脱不能な組付きを達成維持するアンダーカッ
トを形成した請求項1に記載の塗布機能を有するチュー
ブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070619U JPH0646839Y2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 塗布機能を有するチューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070619U JPH0646839Y2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 塗布機能を有するチューブ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01176044U JPH01176044U (ja) | 1989-12-14 |
JPH0646839Y2 true JPH0646839Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31295853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988070619U Expired - Lifetime JPH0646839Y2 (ja) | 1988-05-28 | 1988-05-28 | 塗布機能を有するチューブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0646839Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5724690Y2 (ja) * | 1976-08-04 | 1982-05-28 | ||
JPH0356537Y2 (ja) * | 1984-11-09 | 1991-12-19 | ||
ZA873937B (en) * | 1986-06-12 | 1987-12-02 | A.H. Robins Company, Incorporated | Lip medication applicator |
JPS6337571U (ja) * | 1986-08-28 | 1988-03-10 | ||
US4887924A (en) * | 1988-02-19 | 1989-12-19 | 501 Blistex Inc. | Angled tip applicator |
-
1988
- 1988-05-28 JP JP1988070619U patent/JPH0646839Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01176044U (ja) | 1989-12-14 |
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