JP2004513028A - 塗り広げ可能な製品用の注出蓋装置 - Google Patents
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Abstract
容器から製品を注出する改良された注出蓋装置30,230,330,430,530,630は製品をリボン状に注出するための細長いすなわち長円形の注出オリフィス52,252,552を含む。また、注出蓋装置は、蓋装置デッキ35に対して、かつオリフィス52からの製品の流れ方向に対して或る角度をなす方向の注出オリフィス52を有する注出口を含む。蓋装置30,230,330、430、530、630は製品を急速に「切れ」るようにし、乱すことなくきれいで、制御された仕方で製品を注出する。蓋装置30,230,330,430,530,630はまた、容器の開口から注出オリフィスまで延びている遷移面51,57;251,257;351,357;451,457;551,557;651,657を円錐形にしている。遷移面の円錐形状は、容器の開口から注出オリフィスまで製品の流れを滑らかに遷移させ、一方蓋装置によって画成される容積を最小にし、それによって従来技術による装置と比較して、製品の「吸い戻し」を増大させ、迅速な「切れ」を与える。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は再密封可能な注出蓋装置(注出封止装置)に係り、特に、例えば、スクィーズボトル(内容物を搾り出せる形態の瓶)のような容器から、例えば粘性の食品のような塗り広げ可能な製品をリボン状に、清浄に制御された仕方で注出する再密封可能な注出蓋装置に関するものである。
【0002】
(発明の背景、および従来技術の技術的課題)
例えば、ゼリー、ペースト等の高粘性食品のための注出装置が広く知られている。それらは、典型的には、高粘性食品を通過させることのできる適切な寸法の注出オリフィスを有する蓋装置胴部分(蓋装置本体)を含む。
【0003】
高粘性食品用の周知の注出蓋装置には多数の欠点がある。例えば、そのような蓋装置は食品の量を最大にし、かつ注出後、高粘性食品を塗り広げるために必要な使用者の手間の大きさを軽減するような仕方で食品をリボン状に注出するものではない。高粘性食品用の周知の注出蓋装置に関わる欠点の別の例は、そのような注出蓋装置が典型的に、注出が行われた直後に食品をきれいに「切る」能力が欠如していることである。そのため、そのような注出蓋装置を使用すれば、こぼれたり、食品を無駄にしたり、また可能性としては蓋装置に残った食品が周囲雰囲気に露出して、腐ることになりうるため、不衛生な状態をもたらすことが多い。
【0004】
この問題は、部分的には多くの注出蓋装置に課せられた幾何学的制約から生じる。典型的には、丸型の容器開口である容器の幾何学的形状から注出オリフィスの幾何学的形状への遷移は内部の閉鎖面において急激に遷移することが特徴である。また、蓋装置の幾何学的形状は、蓋装置が製品をきれいに「切る」ことのできる能力に関係する。製品が「切れ」るのは、搾ることのできる容器が、その原形状に復帰するときに発生する真空状態の結果であるため、真空状態が生じる時に発生する「吸い戻し」量を最大になし、したがって、きれいに「切る」ため、食品の被押し出し物に加えられる引き込み力を最大とするべく、蓋装置内の容積を最小にすることが望ましい。したがって、容器の幾何学的形状から注出オリフィスまでの流れの好ましい遷移を提供し、しかも種々の粘度および流れ特性の各種の製品に対してきれいな「切れ」を促進するに十分な「吸い戻し」を可能とする分配蓋装置を提供することが望ましい。
【0005】
また、そのような改良された蓋装置が、各種形状を有し、種々の材料で形成されたボトル、容器、あるいは包装に対応可能であれば有利である。さらに、そのような改良された蓋装置が調和した作動特性を該装置に提供するように、製品の廃棄量を減少させて、効率的で、高品質の、大量生産技術に対応できれば望ましい。
【0006】
(発明の要約)
本発明は、従来技術における前記欠点に対処する改良された注出蓋装置を提供するものである。特に、本発明は、使用者がうまく制御できる方法で容器から製品を注出する装置を提供する。本装置は、粘性液体、クリーム、ペースト、ゼリー等の注出に特に適する。使用者は、製品を注出する位置を容易に確認し、次いで、製品のリボン状の被押し出し物を注出することができる。使用者は製品の流れ方向を容易に制御することができる。更に、製品の流れの開始および終了をより正確に制御することができる。当該装置の外側を殆ど、または、全く汚すことなく、製品の流れがきれいに「切れ」た終端となる。
【0007】
注出蓋装置は、開口を有する容器から製品を注出するために使用するようにされている。注出装置は、そのような容器の端の一体部分として形成するか、または、容器に永続的に、あるいは取り外し可能に取り付けられた別体の組立体であってもよい。本注出蓋装置の具体例を適用できる容器の特徴は、本明細書で説明し、かつ特許請求の範囲に記載された本発明の一部ではない。
【0008】
本発明は、主観点の下で、製品のリボン状体を注出するための横長の注出オリフィスを含む注出蓋装置を提供するものである。詳しく言えば、この観点の下で、本発明は、(1)蓋装置デッキ(棚状部分)と、(2)容器と係合するために前記蓋装置デッキから延びているスカートと、(3)前記蓋装置デッキから延びている注出口であって、横長の注出オリフィスを画成する注出オリフィス周面を含む注出口とを有する蓋装置胴部分を含む注出蓋装置を提供する。
【0009】
別の主観点の下で、本発明は、注出蓋装置デッキに対して、または、オリフィスからの製品の流れ方向に対してある角度をつけて向けられた注出オリフィスを有する注出口を含む注出蓋装置を提供する。好適実施例においては、本発明のこの局面は、(1)注出蓋装置デッキと、(2)容器と係合するように注出蓋装置デッキから延びているスカートと、(3)注出蓋装置デッキから延びている注出口であって、(A)注出オリフィスを画成している注出オリフィス周面と、(B)注出口後端面まで延びている後壁と、(C)注出口前端面まで延びている前壁とを含み、前記後壁が前壁以上に注出蓋装置デッキから延びている注出口とを有する注出蓋装置胴部分を含む注出蓋装置を提供する。本発明のこの局面による注出蓋装置は注出が行われた直後製品が急速に「切れ」、したがって製品を何ら乱すことなくきれいに、かつ制御された仕方で製品を注出する注出蓋装置を提供する。
【0010】
本発明は、別の観点の下で、流れおよび注出特性を改良し、従来技術による装置と比較して製品のきれいな「切れ」を提供するように「吸い戻し」効果を高める注出蓋装置を提供する。本発明のこの観点は極めて予期せぬことであったが、本件出願人が発見したものであって、容器の開口から注出オリフィスまでの途中の少なくとも一部を延びる遷移面に円錐形の幾何学的形状を使用することによって好ましい流れ特性ときれいな「切れ」とが提供される。本明細書で使用する「円錐形の幾何学的形状」という用語は円錐形断面の幾何学的形状を有する軌道を全体的に、あるいは部分的に延びる面を意味する。すなわち、そのような面は断面で見ると、放物線状あるいは双曲線状の幾何学的形状を含む円錐形断面外形を有する。実施例において、本発明は、この観点の下で、(1)注出蓋装置デッキと、(2)容器と係合するように注出蓋装置デッキから延びているスカートと、(3)注出蓋装置デッキから延びる注出口であって、(A)注出オリフィスを画成する注出オリフィス周面と、(B)注出口の後端面まで延びている後壁と、(C)注出口の前端まで延びている前壁とを含み、前期後壁と前壁とが注出蓋装置デッキから注出オリフィス周面まで少なくとも部分的に延びている遷移面を有しており、該遷移面が円錐形の幾何学的形状を有している注出口とを有する注出蓋装置を提供する。本発明は、この観点の下で、注出蓋装置は容器の開口から注出オリフィスまで製品の流れを滑らかに遷移させ、一方蓋装置の注出口によって画成される容積を最小とし、そのため従来技術による装置と比較して、真空を発生させる可撓性の容器と関連して使用すると「吸い戻し」および製品の急速な「切れ」を増大させる。
【0011】
本発明の多数のその他の利点および特徴は、本発明の以下の詳細説明、特許請求の範囲、および添付図面から明らかになるだろう。
【0012】
添付図面は本明細書の一部を形成し、図面を通して同じ部材を指示するために同一符号が付されている。
【0013】
(詳細説明)
本発明は多様な形態で実施しうるが、本明細書および添付図面は本発明の例として若干の特定形態のみを開示している。しかしながら、本発明は、ここで説明する実施例のみに限定されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲で定義されている。
【0014】
説明を容易にするために、本発明を示す図面の殆どは、容器がその基部の上に直立して貯蔵される場合、該容器がその頂部でとる典型的な方向において注出装置を示しており、例えば、上側、下側、水平などの用語はこの位置を基準にして使用される。しかしながら、本発明による注出装置は前記の位置以外の方向においても製造され、貯蔵され、使用され、かつ販売されることが理解される。
【0015】
本発明による注出装置は、図示したり、説明したりしていないが、その詳細は当該技術分野の当業者であり、そのような容器を理解している人には明らかである各種のデザインを有する各種の従来からの、あるいは特殊な容器に対して使用するのに適している。本明細書で説明している容器自体は本発明の一部を構成せず、したがって本発明を限定するものではない。また、当業者には、説明した蓋装置の例だけで新規かつ非自明な本発明の特徴が具現化されていることを理解できるだろう。
【0016】
注出蓋装置30の具体例が図1〜図14に示されている。注出蓋装置30は容器(図示せず)と係合するようにされている。図1から判るように、蓋装置30は、中空で、概ね筒型の基部すなわちスカート34と該スカート34の頂部から半径方向、内方に延びる環状の肩部36とを含む蓋装置胴部分32を有する。注出装置はまた、前記肩部36の内側部分から上方に延びる注出口38を有する。図2から最もよく判るように、スカート34の内部は内側の雌ねじ40を形成している。スカート34は容器の口(図示せず)を受け入れ、ねじ係合するようにされている。スカートのねじ40は容器の口あるいは首部のねじと適合し、係合するようにされている。蓋装置胴部分のスカート34の下縁部は、自動化機械が蓋装置胴部分32を回し、該蓋装置胴部分32を射出成形モールドから外すために利用される多数のスロットあるいはくぼみ37を含む。
【0017】
代替手段として、蓋装置スカート34は容器の首部における容器の溝あるいはビード(図示せず)とそれぞれ係合するためにねじ40の代わりにスナップ嵌合のビーズあるいは溝のような、その他の何らかの容器との接続手段を設けてもよい。蓋装置胴部分32はまた、該蓋装置胴部分32や容器に使用される材料に応じて、誘導溶融、超音波溶融、糊付け等によって容器に永続的に取り付けることができる。蓋装置胴部分32はまた、容器の一体部分、あるいは延長部分として形成してもよい。
【0018】
蓋装置胴部分のスカート34はいずれかの適当な形状としうる。容器は蓋装置胴部分32の特定の形状内に受け入れられる上方に突出した首部あるいはその他の部分を有すればよく、容器の主要部分は容器の首部および蓋装置胴部分のスカート34とは異なる断面形状を有してもよい。
【0019】
蓋装置30は容器の内部およびその中に入っている製品を扱うことができるようにするために口あるいはその他の開口を有する容器に対して使用するようにされている。製品は、例えばペースト、ゼリーあるいはジャムのような食品でよい。蓋装置30はリボン状の押出し物の形で粘性の製品を注出するのに特に適している。しかしながら、蓋装置30は、限定的でなないが、食品、人間のケアー製品、産業用あるいは家庭用洗剤製品、あるいは(例えば製造、商業用あるいは家庭の保守作業、建設、あるいは農業等に使用する成分である)その他の化学成分を構成する比較的低粘度の液体、粒体等を含むその他の多くの材料に対しても使用可能である。
【0020】
前記蓋装置が使用可能な容器は典型的には、可撓性壁を有し、該壁は使用者が掴み、搾り出し、あるいは圧縮して容器内の内圧を増して容器から、かつ蓋装置30を通して製品を押し出すことができる搾り可能な容器である。前記容器は、典型的には、搾り力が解放されると、該容器がその通常の非緊張の形状に戻るような十分な固有の弾発性を有している。そのような搾り可能な壁を有する容器は多くの用途において好ましいものであるが、その他の用途において必ずしも好ましくないこともある。例えば、ある用途において、概ね剛性の大きな容器を採用し、選択した時間にピストンあるいはその他の加圧装置によって容器の内部に加圧することが望ましこともありうる。
【0021】
引き続き図1および図2を見ると、蓋150はスナップ作動(パチッと音を立てて止める動きをすること)のヒンジ152によって蓋装置胴部分32にヒンジ接続することが好ましい。そのようなヒンジは、その開示を参考のために本明細書に含めている米国特許第5642824号に開示されている。別例として、蓋150はスナップ作用のヒンジによって接続する必要はない。その代わりに、フロッピヒンジ(軟質のヒンジ)を使用してもよい。更に、別の実施例(図示せず)において、ヒンジ152は完全に省略してよく、蓋150は蓋装置胴部分から完全に分離し、完全に取り外し可能としうる。ある用途においては、蓋150は完全に省略してもよい。
【0022】
蓋装置30の実施例において、蓋150は側壁すなわちスカート154を含み、そこからヒンジ152が胴部分32まで延びている。蓋のスカート154は蓋の着座面156を有している。蓋150が閉鎖されると、蓋の着座面156は蓋装置胴部分のスカート34の頂部において蓋装置胴部分32に画成された環状肩部36と係合する。
【0023】
更に図3、図11、図12、図14および図14Aを見ると、本発明の主特徴によると、実施例蓋装置30は、リボン状の押出し物の形態で製品を注出しうるように注出口38に形成された横長形状すなわち細長い形状の注出オリフィス52を有する。注出オリフィス52は注出オリフィス周面86によって画成されている。図1および図2に示すように、注出オリフィス周面86は前側部分90と前側部分90に対して概ね平行である後側部分91とを含む。また、注出オリフィス周面86は、一対の丸みをつけた横部分88(図1)を含む。注出オリフィス52のこの独特の形状によって使用者が制御された状態で製品をリボン状に注出できるようにし、製品が容器から注出された後それを広げようとする手間を低減あるいは排除する。
【0024】
図1〜図10、図12に最もよく示されるように、注出口38の外周は着座面33が形成されている蓋装置デッキ35(図4〜図6)を含む。注出口38は4つの壁、すなわち前記蓋装置デッキ35から上方に延びている部分によって形成されている。注出口の前壁44は蓋装置デッキ35から注出口の前壁端面82(図4〜図6および図14A)まで上方に延びている。注出口の後壁46は蓋装置デッキ35から注出口の後壁端面84(図4〜図6、図14A)まで延びている。注出口の前壁44と後壁46とは蓋装置胴部分32の両側に位置している。注出口38はまた、蓋装置デッキ35から横方向の端面まで上方に延びている一対の横壁すなわち側壁を含む。注出口の右側の側壁49は蓋装置デッキ35から横方向の端面87まで上方に延び、注出口の左側の側壁48は蓋装置デッキ35から横方向の端面87(図7)まで上方に延びている。図示実施例において、注出口の前壁の端面82、注出口の後壁の端面84および横方向の端面87とは連続した面を形成している。しかしながら、本発明はその他の端面の形状も考慮しており、端面82,84および87は連続した単一の面を形成する必要はなく、相互に対して異なる高さ、あるいは異なる角度の個別の面であってもよいことが理解される。
【0025】
蓋150は、蓋の端壁158から延び、該蓋150が開放位置(図1に示す)から閉止位置(図10に示す)へ枢動したとき注出オリフィス周面86と密封係合するようにされたオリフィス密封部材または「スパッド」(皮剥き具)160を含む。オリフィス密封部材160は後側部分162と前側部分164とを含む。本明細書で使用する「前」、「後」という用語は、蓋150が閉止位置にある時のオリフィス密封部材160の位置を反映している。オリフィス密封部材160は、注出オリフィス52の形状に対して相補的である。
【0026】
特に図13、図14、図14Aを見ると、注出オリフィス52は注出オリフィス周面86によって画成されており、該周面86の方は、本実施例においては、注出口の上方に延びた面74と、注出口の内部密封ビード78と、注出口の外方にテーパの付いた面80とを含む。図14Aから判るように、注出オリフィス周面86は注出口の前方内部肩部72と注出口の内部後方肩部70とから上方に延びている。
【0027】
特に、図14Bを見ると、オリフィス密封部材160は、その周囲のテーパ付き面170,174を有する。詳しくは、オリフィス密封部材の後側部分162は、その中間面174を含み、オリフィス密封部材の前側部分164はその中間面170を含む。中間面170および174は、オリフィス密封部材160の側方部分にある中間面と共にオリフィス密封部材160の周囲の周りを延びる連続した面を形成している。中間面のテーパのために、蓋150がその閉止位置まで枢動するにつれて、オリフィス密封部材160は不具合な干渉なしに注出オリフィス周面86と密封係合できる。端面160,168は、中心軸あるいはオリフィスの密封部材160の平面に対して鋭角を成すオリフィス密封部材の平面を規定する。図14Bに示す断面図から判るように、オリフィス密封部材の前側部分164と後側部分162とは90度よりも僅かに大きい角度で蓋の端壁158から延び、したがって、両者は互いに外方へ延びている。このことによって、オリフィスの密封部材160に付勢弾発力を与える。この力は注出オリフィス周面85との密封係合を高める上で有用である。蓋装置胴部分の注出口38の内部にある密封ビード(押縁)78はオリフィス密封部材160の外面との密封係合性を向上させる。
【0028】
図14、図14Aを見ると、本発明の別の主要な特徴によれば、注出口前壁の端面82と注出口後壁の端面84とは、蓋装置胴部分32の軸線(A)に対して鋭角を成して延びるか、または蓋装置胴部分の着座面33によって画成される平面に対して平行ではない、オリフィス面(平面)(P)を規定している。軸線(A)はオリフィス52を通る製品の流れ方向によって画成されることが好ましい。注出オリフィス周面86の上方に延びている面74(図14)があるために、注出される製品が注出オリフィス52を通してこれらの面に対して平行に流れようとする。オリフィスに角度をつけているので、注出口の後壁46は注出口の前壁44よりも蓋装置デッキ35から高い位置まで延びている。注出口の横壁の端面87は注出口の前壁の端面82と接合され、オリフィスの平面(P)内で連続した面を形成する。この特徴が本発明製品の「切れ」を高め、したがって製品の漏れの可能性や、無駄を低減化する。
【0029】
本発明の別の主要な特徴によれば、容器の開口から注出オリフィスまでの製品の流れの遷移を向上させ、かつ注出口38の下の容積を減少させて製品の「切れ」を改善するために円錐形の遷移面形状が蓋装置胴部分32に使用されている。図4、図5、図6は、本発明による蓋装置の実施例の上面図である図3のそれぞれ線4−4,5−5および6−6に沿って見た断面図である。図4〜図6から判るように、クラブクロー(蟹の爪)形状の環状シール42が蓋装置胴部分の着座面33から下方へ突出し、蓋装置30が装着される容器の環状縁部(図示せず)の上側環状縁部と密封係合する。本発明によれば、注出口の前壁44は内側遷移面51を含み、該遷移面は、本実施例においては、蓋装置デッキ35から注出オリフィス周面86まで少なくとも部分的に放物線軌道に沿っている。同様に、注出口の後壁46は注出口の後壁の内側遷移面57を含み、該遷移面は、本実施例においては、蓋装置デッキ35から注出オリフィス周面86まで少なくとも部分的に放物線軌道に沿っている。また、図4〜図6から判るように、注出口の前壁44はまた、蓋装置デッキ35から注出口の前壁端面82まで放物線軌道に沿っている外面59を含む。同様に、概ね均一な注出口の肉厚を提供するために、注出口の後壁46は蓋装置デッキ35から注出口の後壁の端面84まで放物線軌道に沿っている外面65を含む。当該技術分野の当業者には注出口の前壁44の外面と注出口の後面46の外面とは必ずしも円錐形でなくともよく、特定の蓋装置の特定の美的および/または機能上の要件から必要に応じてその他の形状としてもよいことが理解される。
【0030】
図7〜図9はそれぞれ、図3の線7−7.8−8および9−9に沿って見た断面図である。この実施例において、注出口38の横部分の内側の遷移面は円錐状の形状を含んでいない。むしろ、注出口の左側の壁48および右側の壁49は、概ね垂直方向に延び、かつ注出オリフィス周面86まで内方に延びるテーパ付き部分を含んでもよい内面を含む。しかしながら、当業者には本発明の精神および範囲から逸脱することなく注出口の左側および右側の壁の内面に円錐形の形状を採用してもよいことが理解される。注出口の左側の壁48は概ね垂直の面と、注出オリフィス周面86に向かって延びている内方にテーパの付いた面とを含む内面68を含む。また、注出口の左側の壁48は、蓋装置デッキ35から注出口の左側の壁の端面87までの円錐形状に従って延びている外面61を含む。同様に、注出口の右側の壁49は概ね垂直の面と内方にテーパの付いた面とを有する内面66を含む。注出口の右側の壁49もまた、円錐形状に従って蓋装置デッキ35から右側の壁の端面87まで延びる外面63を含む。
【0031】
図15、図16は、本発明による蓋装置230の別の実施例を示す。本実施例において、注出口の前壁244は蓋装置デッキ235から前壁の端面282まで円錐形状でより緩い傾斜であるが、図1から図14までに示す実施例よりも更に緩い傾斜で延びている。更に、図1から図14までに示す実施例における対応する面と比較して、前壁の端面282は注出口の外面259対して遥かに大きな角度を形成している。このことによって掃除がし易い滑らかな仕上げを提供する。注出口の前壁244は、円錐形状で、好ましくは放物線状に注出オリフィス周面286まで少なくとも部分的に蓋装置デッキ235から延びる内側の遷移面251を含む。同様に、注出口の後壁246は注出口の前壁の内側遷移面251よりも険しい、したがって、相違する円錐形状に従って延びている内側の遷移面257を含む。図16からよく判るように、オリフィスの密封部材260には、蓋250を閉めた時に、傾斜を付した注出オリフィス252内にオリフィスの密封部材260が進入できるようにするための傾斜付き端面266を設けている。
【0032】
図17、図18は、本発明による蓋装置330の別の実施例を示す。本実施例において、注出口の壁には概ね垂直の部分と、蓋装置デッキ335からのより急な遷移部分とが形成されている。注出口の前壁344は蓋装置デッキ335から注出口の前壁344の垂直部分366まで概ね一定の曲率で延びている内側の遷移面351を含む。同様に、注出口の後壁346は蓋装置デッキ335から垂直部分366まで概ね一定の曲率で延びている内側の遷移面357を含む。外側の遷移面359および365は概ね一定の曲率の湾曲面として形成されている。先に説明した実施例とは対照的に、本実施例におけるオリフィスの密封部材360は注出口338の外面と係合するようにされている。その目的に対して、注出口338には、その周囲の周りを延びているテーパ付きの外面371(図17)が設けられている。同様に、オリフィスの密封部材360には内側のテーパ付き面362が設けられている。またも、前記実施例とは対照的に、オリフィスは蓋装置デッキ335に対して角度が付けられていない。
【0033】
図19、図20は、本発明による蓋装置430の更に別の実施例を示す。本実施例において、注出口の垂直部分466は、図17、 図18に関して説明した実施例と大きく対比される。注出口の前壁444の内側の遷移面451は蓋装置デッキ435から垂直部分466まで概ね一定の曲率の軌道に沿っている。同様に、注出口の後壁446の内側の遷移面457は蓋装置デッキ435から垂直部分456まで概ね一定の曲率の軌道に沿っている。外側の遷移面459、465も一定の曲率を有する。これらの図面から明らかなように、内側および外側の双方のこれらの遷移面の曲率は、図17、図18に示す実施例の遷移面の曲率よりも小さく、そのため蓋装置430のこの実施例を製造するための材料費を低減する。本実施例において、オリフィスの密封部材460は注出口438の内面と係合するようにされている。
【0034】
図21、図22は、本発明による蓋装置530の別実施例を示す。本実施例において、注出オリフィス552は図1〜図14に示す実施例と比較的異なる角度が付けられている。すなわち、注出口の前壁544は蓋装置デッキ535から注出口の後壁546の高さと概ね同じ高さまで延びている。注出口の前壁544と後壁546との双方は内側の遷移面を含む。注出口の前壁の内側の遷移面551は蓋装置デッキ535から注出オリフィス周面586まで円錐形状に延びている。注出口の後壁の内側の遷移面557は蓋装置デッキ535から注出オリフィス周面586まで円錐形状に延びている。外側の遷移面559および560また、それぞれ注出口の前壁544と後壁546とに設けられている。図22から詳細に判るように、注出オリフィス周面586は内方にテーパの付いた面585を含み、該面585は注出口の前壁の端面582および後壁の端面584とから内方に延び、蓋が図22に示す閉止位置にあるとオリフィスの密封部材560と締まり嵌めを形成する。
【0035】
図23、図24は、本発明による蓋装置630の更に別の実施例を示す。本実施例において、蓋装置胴部分には概ね一定の曲率の内側遷移面と、概ね垂直の部分666と角度の付いたオリフィス面を備えた注出口壁とが設けられている。オリフィスの密封部材660は注出口638の外面と係合するようにされているが、テーパ付きの端部を含んでいない。すなわち、オリフィスの密封部材660の周壁662は、オリフィス密封部材660の全周で蓋の端壁658に対して概ね同じ高さまで延びている。注出口の前壁664は、概ね一定の曲率の軌道に沿って蓋装置デッキ635から垂直部分666まで延びる内側の遷移面651を含む。同様に、注出口646の後壁646は概ね一定の曲率の軌道に沿って蓋装置デッキ635から垂直部分まで延びる内側の遷移面657を含む。外側の遷移面659および665蓋装置デッキの厚さから垂直部分の厚さまで遷移するように設けられている。
【0036】
前記説明およびその例示についての前述した詳細説明から、本発明の新規な概念あるいは原理の真正な精神および範囲から逸脱することなく、多数の変更や修正が実行可能であることが直ちに明らかとなる。例えば、本発明の蓋装置組立体は容器に対してねじ係合するものとして例示されているが、本発明は蓋装置組立体を容器に固定するのにその他の固定技術および用具も考慮している。例えば、本発明は仕上った蓋装置組立体と容器とにねじを介して比較的大きな密封力を加える必要性を排除する蓋装置組立体を提供しており、ねじなしに容器に対して蓋装置組立体を固定することも本発明によって考慮されている。そのような固定方法は、仕上がった滑らかな、ねじなし容器と摺動あるいは入れ子式係合を提供する寸法とされた内径を備えたスカートを有する蓋装置組立体によって提供される摩擦嵌合を組み込めばよい。そのような実施例において、装具と蓋装置胴部分とには、例えばバヨネットタイプのインタロックあるいは固定具のような当接面を設け、それらは、蓋装置組立体を容器に装着可能とするが、蓋装置胴部分と容器とを相対回転させることによって、容器に対する蓋装置胴部分の上方運動を抑制できるように構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
開放位置で示し、蓋装置の実施例の全体的に上からの有利な点、すなわち頂部から見た本発明の好適実施例による個別の注出蓋装置の形態の注出封止システムの実施例の斜視図である。
【図2】
閉鎖システムの全体的に下方の有利な点、すなわち蓋装置の下側から見た図1に示す注出蓋装置の実施例の斜視図である。
【図3】
図1に示す注出蓋装置の実施例の上面図である。
【図4】
図3の線4−4に沿って見た断面図である。
【図5】
図3の線5−5に沿って見た断面図である。
【図6】
図3の線6−6に沿って見た断面図である。
【図7】
図3の線7−7に沿って見た断面図である。
【図8】
図3の線8−8に沿って見た断面図である。
【図9】
図3の線9−9に沿って見た断面図である。
【図10】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示した、図3の線4−4に沿って見た断面図である。
【図11】
図1に示す蓋装置胴部分の実施例の側面図である。
【図12】
図1に示す閉鎖体の実施例の拡大した上面図である。
【図13】
図12の線13−13に沿って見た部分断面図である。
【図14】
図13の線14−14に沿って見た断面図である。
【図14A】
図14の拡大した破断図である。
【図14B】
図14の拡大した破断図である。
【図15】
別の好適な噴出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図16】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図15の線16−16に沿って見た断面図である。
【図17】
別の好適な噴出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図18】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図17の線18−18に沿って見た断面図である。
【図19】
別の好適噴出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図20】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図19の線20−20に沿って見た断面図である。
【図21】
別の好適注出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図22】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図21の線22−22に沿って見た断面図である。
【図23】
別の好適な注出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図24】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図23の線24−24に沿って見た断面図である。
(技術分野)
本発明は再密封可能な注出蓋装置(注出封止装置)に係り、特に、例えば、スクィーズボトル(内容物を搾り出せる形態の瓶)のような容器から、例えば粘性の食品のような塗り広げ可能な製品をリボン状に、清浄に制御された仕方で注出する再密封可能な注出蓋装置に関するものである。
【0002】
(発明の背景、および従来技術の技術的課題)
例えば、ゼリー、ペースト等の高粘性食品のための注出装置が広く知られている。それらは、典型的には、高粘性食品を通過させることのできる適切な寸法の注出オリフィスを有する蓋装置胴部分(蓋装置本体)を含む。
【0003】
高粘性食品用の周知の注出蓋装置には多数の欠点がある。例えば、そのような蓋装置は食品の量を最大にし、かつ注出後、高粘性食品を塗り広げるために必要な使用者の手間の大きさを軽減するような仕方で食品をリボン状に注出するものではない。高粘性食品用の周知の注出蓋装置に関わる欠点の別の例は、そのような注出蓋装置が典型的に、注出が行われた直後に食品をきれいに「切る」能力が欠如していることである。そのため、そのような注出蓋装置を使用すれば、こぼれたり、食品を無駄にしたり、また可能性としては蓋装置に残った食品が周囲雰囲気に露出して、腐ることになりうるため、不衛生な状態をもたらすことが多い。
【0004】
この問題は、部分的には多くの注出蓋装置に課せられた幾何学的制約から生じる。典型的には、丸型の容器開口である容器の幾何学的形状から注出オリフィスの幾何学的形状への遷移は内部の閉鎖面において急激に遷移することが特徴である。また、蓋装置の幾何学的形状は、蓋装置が製品をきれいに「切る」ことのできる能力に関係する。製品が「切れ」るのは、搾ることのできる容器が、その原形状に復帰するときに発生する真空状態の結果であるため、真空状態が生じる時に発生する「吸い戻し」量を最大になし、したがって、きれいに「切る」ため、食品の被押し出し物に加えられる引き込み力を最大とするべく、蓋装置内の容積を最小にすることが望ましい。したがって、容器の幾何学的形状から注出オリフィスまでの流れの好ましい遷移を提供し、しかも種々の粘度および流れ特性の各種の製品に対してきれいな「切れ」を促進するに十分な「吸い戻し」を可能とする分配蓋装置を提供することが望ましい。
【0005】
また、そのような改良された蓋装置が、各種形状を有し、種々の材料で形成されたボトル、容器、あるいは包装に対応可能であれば有利である。さらに、そのような改良された蓋装置が調和した作動特性を該装置に提供するように、製品の廃棄量を減少させて、効率的で、高品質の、大量生産技術に対応できれば望ましい。
【0006】
(発明の要約)
本発明は、従来技術における前記欠点に対処する改良された注出蓋装置を提供するものである。特に、本発明は、使用者がうまく制御できる方法で容器から製品を注出する装置を提供する。本装置は、粘性液体、クリーム、ペースト、ゼリー等の注出に特に適する。使用者は、製品を注出する位置を容易に確認し、次いで、製品のリボン状の被押し出し物を注出することができる。使用者は製品の流れ方向を容易に制御することができる。更に、製品の流れの開始および終了をより正確に制御することができる。当該装置の外側を殆ど、または、全く汚すことなく、製品の流れがきれいに「切れ」た終端となる。
【0007】
注出蓋装置は、開口を有する容器から製品を注出するために使用するようにされている。注出装置は、そのような容器の端の一体部分として形成するか、または、容器に永続的に、あるいは取り外し可能に取り付けられた別体の組立体であってもよい。本注出蓋装置の具体例を適用できる容器の特徴は、本明細書で説明し、かつ特許請求の範囲に記載された本発明の一部ではない。
【0008】
本発明は、主観点の下で、製品のリボン状体を注出するための横長の注出オリフィスを含む注出蓋装置を提供するものである。詳しく言えば、この観点の下で、本発明は、(1)蓋装置デッキ(棚状部分)と、(2)容器と係合するために前記蓋装置デッキから延びているスカートと、(3)前記蓋装置デッキから延びている注出口であって、横長の注出オリフィスを画成する注出オリフィス周面を含む注出口とを有する蓋装置胴部分を含む注出蓋装置を提供する。
【0009】
別の主観点の下で、本発明は、注出蓋装置デッキに対して、または、オリフィスからの製品の流れ方向に対してある角度をつけて向けられた注出オリフィスを有する注出口を含む注出蓋装置を提供する。好適実施例においては、本発明のこの局面は、(1)注出蓋装置デッキと、(2)容器と係合するように注出蓋装置デッキから延びているスカートと、(3)注出蓋装置デッキから延びている注出口であって、(A)注出オリフィスを画成している注出オリフィス周面と、(B)注出口後端面まで延びている後壁と、(C)注出口前端面まで延びている前壁とを含み、前記後壁が前壁以上に注出蓋装置デッキから延びている注出口とを有する注出蓋装置胴部分を含む注出蓋装置を提供する。本発明のこの局面による注出蓋装置は注出が行われた直後製品が急速に「切れ」、したがって製品を何ら乱すことなくきれいに、かつ制御された仕方で製品を注出する注出蓋装置を提供する。
【0010】
本発明は、別の観点の下で、流れおよび注出特性を改良し、従来技術による装置と比較して製品のきれいな「切れ」を提供するように「吸い戻し」効果を高める注出蓋装置を提供する。本発明のこの観点は極めて予期せぬことであったが、本件出願人が発見したものであって、容器の開口から注出オリフィスまでの途中の少なくとも一部を延びる遷移面に円錐形の幾何学的形状を使用することによって好ましい流れ特性ときれいな「切れ」とが提供される。本明細書で使用する「円錐形の幾何学的形状」という用語は円錐形断面の幾何学的形状を有する軌道を全体的に、あるいは部分的に延びる面を意味する。すなわち、そのような面は断面で見ると、放物線状あるいは双曲線状の幾何学的形状を含む円錐形断面外形を有する。実施例において、本発明は、この観点の下で、(1)注出蓋装置デッキと、(2)容器と係合するように注出蓋装置デッキから延びているスカートと、(3)注出蓋装置デッキから延びる注出口であって、(A)注出オリフィスを画成する注出オリフィス周面と、(B)注出口の後端面まで延びている後壁と、(C)注出口の前端まで延びている前壁とを含み、前期後壁と前壁とが注出蓋装置デッキから注出オリフィス周面まで少なくとも部分的に延びている遷移面を有しており、該遷移面が円錐形の幾何学的形状を有している注出口とを有する注出蓋装置を提供する。本発明は、この観点の下で、注出蓋装置は容器の開口から注出オリフィスまで製品の流れを滑らかに遷移させ、一方蓋装置の注出口によって画成される容積を最小とし、そのため従来技術による装置と比較して、真空を発生させる可撓性の容器と関連して使用すると「吸い戻し」および製品の急速な「切れ」を増大させる。
【0011】
本発明の多数のその他の利点および特徴は、本発明の以下の詳細説明、特許請求の範囲、および添付図面から明らかになるだろう。
【0012】
添付図面は本明細書の一部を形成し、図面を通して同じ部材を指示するために同一符号が付されている。
【0013】
(詳細説明)
本発明は多様な形態で実施しうるが、本明細書および添付図面は本発明の例として若干の特定形態のみを開示している。しかしながら、本発明は、ここで説明する実施例のみに限定されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲で定義されている。
【0014】
説明を容易にするために、本発明を示す図面の殆どは、容器がその基部の上に直立して貯蔵される場合、該容器がその頂部でとる典型的な方向において注出装置を示しており、例えば、上側、下側、水平などの用語はこの位置を基準にして使用される。しかしながら、本発明による注出装置は前記の位置以外の方向においても製造され、貯蔵され、使用され、かつ販売されることが理解される。
【0015】
本発明による注出装置は、図示したり、説明したりしていないが、その詳細は当該技術分野の当業者であり、そのような容器を理解している人には明らかである各種のデザインを有する各種の従来からの、あるいは特殊な容器に対して使用するのに適している。本明細書で説明している容器自体は本発明の一部を構成せず、したがって本発明を限定するものではない。また、当業者には、説明した蓋装置の例だけで新規かつ非自明な本発明の特徴が具現化されていることを理解できるだろう。
【0016】
注出蓋装置30の具体例が図1〜図14に示されている。注出蓋装置30は容器(図示せず)と係合するようにされている。図1から判るように、蓋装置30は、中空で、概ね筒型の基部すなわちスカート34と該スカート34の頂部から半径方向、内方に延びる環状の肩部36とを含む蓋装置胴部分32を有する。注出装置はまた、前記肩部36の内側部分から上方に延びる注出口38を有する。図2から最もよく判るように、スカート34の内部は内側の雌ねじ40を形成している。スカート34は容器の口(図示せず)を受け入れ、ねじ係合するようにされている。スカートのねじ40は容器の口あるいは首部のねじと適合し、係合するようにされている。蓋装置胴部分のスカート34の下縁部は、自動化機械が蓋装置胴部分32を回し、該蓋装置胴部分32を射出成形モールドから外すために利用される多数のスロットあるいはくぼみ37を含む。
【0017】
代替手段として、蓋装置スカート34は容器の首部における容器の溝あるいはビード(図示せず)とそれぞれ係合するためにねじ40の代わりにスナップ嵌合のビーズあるいは溝のような、その他の何らかの容器との接続手段を設けてもよい。蓋装置胴部分32はまた、該蓋装置胴部分32や容器に使用される材料に応じて、誘導溶融、超音波溶融、糊付け等によって容器に永続的に取り付けることができる。蓋装置胴部分32はまた、容器の一体部分、あるいは延長部分として形成してもよい。
【0018】
蓋装置胴部分のスカート34はいずれかの適当な形状としうる。容器は蓋装置胴部分32の特定の形状内に受け入れられる上方に突出した首部あるいはその他の部分を有すればよく、容器の主要部分は容器の首部および蓋装置胴部分のスカート34とは異なる断面形状を有してもよい。
【0019】
蓋装置30は容器の内部およびその中に入っている製品を扱うことができるようにするために口あるいはその他の開口を有する容器に対して使用するようにされている。製品は、例えばペースト、ゼリーあるいはジャムのような食品でよい。蓋装置30はリボン状の押出し物の形で粘性の製品を注出するのに特に適している。しかしながら、蓋装置30は、限定的でなないが、食品、人間のケアー製品、産業用あるいは家庭用洗剤製品、あるいは(例えば製造、商業用あるいは家庭の保守作業、建設、あるいは農業等に使用する成分である)その他の化学成分を構成する比較的低粘度の液体、粒体等を含むその他の多くの材料に対しても使用可能である。
【0020】
前記蓋装置が使用可能な容器は典型的には、可撓性壁を有し、該壁は使用者が掴み、搾り出し、あるいは圧縮して容器内の内圧を増して容器から、かつ蓋装置30を通して製品を押し出すことができる搾り可能な容器である。前記容器は、典型的には、搾り力が解放されると、該容器がその通常の非緊張の形状に戻るような十分な固有の弾発性を有している。そのような搾り可能な壁を有する容器は多くの用途において好ましいものであるが、その他の用途において必ずしも好ましくないこともある。例えば、ある用途において、概ね剛性の大きな容器を採用し、選択した時間にピストンあるいはその他の加圧装置によって容器の内部に加圧することが望ましこともありうる。
【0021】
引き続き図1および図2を見ると、蓋150はスナップ作動(パチッと音を立てて止める動きをすること)のヒンジ152によって蓋装置胴部分32にヒンジ接続することが好ましい。そのようなヒンジは、その開示を参考のために本明細書に含めている米国特許第5642824号に開示されている。別例として、蓋150はスナップ作用のヒンジによって接続する必要はない。その代わりに、フロッピヒンジ(軟質のヒンジ)を使用してもよい。更に、別の実施例(図示せず)において、ヒンジ152は完全に省略してよく、蓋150は蓋装置胴部分から完全に分離し、完全に取り外し可能としうる。ある用途においては、蓋150は完全に省略してもよい。
【0022】
蓋装置30の実施例において、蓋150は側壁すなわちスカート154を含み、そこからヒンジ152が胴部分32まで延びている。蓋のスカート154は蓋の着座面156を有している。蓋150が閉鎖されると、蓋の着座面156は蓋装置胴部分のスカート34の頂部において蓋装置胴部分32に画成された環状肩部36と係合する。
【0023】
更に図3、図11、図12、図14および図14Aを見ると、本発明の主特徴によると、実施例蓋装置30は、リボン状の押出し物の形態で製品を注出しうるように注出口38に形成された横長形状すなわち細長い形状の注出オリフィス52を有する。注出オリフィス52は注出オリフィス周面86によって画成されている。図1および図2に示すように、注出オリフィス周面86は前側部分90と前側部分90に対して概ね平行である後側部分91とを含む。また、注出オリフィス周面86は、一対の丸みをつけた横部分88(図1)を含む。注出オリフィス52のこの独特の形状によって使用者が制御された状態で製品をリボン状に注出できるようにし、製品が容器から注出された後それを広げようとする手間を低減あるいは排除する。
【0024】
図1〜図10、図12に最もよく示されるように、注出口38の外周は着座面33が形成されている蓋装置デッキ35(図4〜図6)を含む。注出口38は4つの壁、すなわち前記蓋装置デッキ35から上方に延びている部分によって形成されている。注出口の前壁44は蓋装置デッキ35から注出口の前壁端面82(図4〜図6および図14A)まで上方に延びている。注出口の後壁46は蓋装置デッキ35から注出口の後壁端面84(図4〜図6、図14A)まで延びている。注出口の前壁44と後壁46とは蓋装置胴部分32の両側に位置している。注出口38はまた、蓋装置デッキ35から横方向の端面まで上方に延びている一対の横壁すなわち側壁を含む。注出口の右側の側壁49は蓋装置デッキ35から横方向の端面87まで上方に延び、注出口の左側の側壁48は蓋装置デッキ35から横方向の端面87(図7)まで上方に延びている。図示実施例において、注出口の前壁の端面82、注出口の後壁の端面84および横方向の端面87とは連続した面を形成している。しかしながら、本発明はその他の端面の形状も考慮しており、端面82,84および87は連続した単一の面を形成する必要はなく、相互に対して異なる高さ、あるいは異なる角度の個別の面であってもよいことが理解される。
【0025】
蓋150は、蓋の端壁158から延び、該蓋150が開放位置(図1に示す)から閉止位置(図10に示す)へ枢動したとき注出オリフィス周面86と密封係合するようにされたオリフィス密封部材または「スパッド」(皮剥き具)160を含む。オリフィス密封部材160は後側部分162と前側部分164とを含む。本明細書で使用する「前」、「後」という用語は、蓋150が閉止位置にある時のオリフィス密封部材160の位置を反映している。オリフィス密封部材160は、注出オリフィス52の形状に対して相補的である。
【0026】
特に図13、図14、図14Aを見ると、注出オリフィス52は注出オリフィス周面86によって画成されており、該周面86の方は、本実施例においては、注出口の上方に延びた面74と、注出口の内部密封ビード78と、注出口の外方にテーパの付いた面80とを含む。図14Aから判るように、注出オリフィス周面86は注出口の前方内部肩部72と注出口の内部後方肩部70とから上方に延びている。
【0027】
特に、図14Bを見ると、オリフィス密封部材160は、その周囲のテーパ付き面170,174を有する。詳しくは、オリフィス密封部材の後側部分162は、その中間面174を含み、オリフィス密封部材の前側部分164はその中間面170を含む。中間面170および174は、オリフィス密封部材160の側方部分にある中間面と共にオリフィス密封部材160の周囲の周りを延びる連続した面を形成している。中間面のテーパのために、蓋150がその閉止位置まで枢動するにつれて、オリフィス密封部材160は不具合な干渉なしに注出オリフィス周面86と密封係合できる。端面160,168は、中心軸あるいはオリフィスの密封部材160の平面に対して鋭角を成すオリフィス密封部材の平面を規定する。図14Bに示す断面図から判るように、オリフィス密封部材の前側部分164と後側部分162とは90度よりも僅かに大きい角度で蓋の端壁158から延び、したがって、両者は互いに外方へ延びている。このことによって、オリフィスの密封部材160に付勢弾発力を与える。この力は注出オリフィス周面85との密封係合を高める上で有用である。蓋装置胴部分の注出口38の内部にある密封ビード(押縁)78はオリフィス密封部材160の外面との密封係合性を向上させる。
【0028】
図14、図14Aを見ると、本発明の別の主要な特徴によれば、注出口前壁の端面82と注出口後壁の端面84とは、蓋装置胴部分32の軸線(A)に対して鋭角を成して延びるか、または蓋装置胴部分の着座面33によって画成される平面に対して平行ではない、オリフィス面(平面)(P)を規定している。軸線(A)はオリフィス52を通る製品の流れ方向によって画成されることが好ましい。注出オリフィス周面86の上方に延びている面74(図14)があるために、注出される製品が注出オリフィス52を通してこれらの面に対して平行に流れようとする。オリフィスに角度をつけているので、注出口の後壁46は注出口の前壁44よりも蓋装置デッキ35から高い位置まで延びている。注出口の横壁の端面87は注出口の前壁の端面82と接合され、オリフィスの平面(P)内で連続した面を形成する。この特徴が本発明製品の「切れ」を高め、したがって製品の漏れの可能性や、無駄を低減化する。
【0029】
本発明の別の主要な特徴によれば、容器の開口から注出オリフィスまでの製品の流れの遷移を向上させ、かつ注出口38の下の容積を減少させて製品の「切れ」を改善するために円錐形の遷移面形状が蓋装置胴部分32に使用されている。図4、図5、図6は、本発明による蓋装置の実施例の上面図である図3のそれぞれ線4−4,5−5および6−6に沿って見た断面図である。図4〜図6から判るように、クラブクロー(蟹の爪)形状の環状シール42が蓋装置胴部分の着座面33から下方へ突出し、蓋装置30が装着される容器の環状縁部(図示せず)の上側環状縁部と密封係合する。本発明によれば、注出口の前壁44は内側遷移面51を含み、該遷移面は、本実施例においては、蓋装置デッキ35から注出オリフィス周面86まで少なくとも部分的に放物線軌道に沿っている。同様に、注出口の後壁46は注出口の後壁の内側遷移面57を含み、該遷移面は、本実施例においては、蓋装置デッキ35から注出オリフィス周面86まで少なくとも部分的に放物線軌道に沿っている。また、図4〜図6から判るように、注出口の前壁44はまた、蓋装置デッキ35から注出口の前壁端面82まで放物線軌道に沿っている外面59を含む。同様に、概ね均一な注出口の肉厚を提供するために、注出口の後壁46は蓋装置デッキ35から注出口の後壁の端面84まで放物線軌道に沿っている外面65を含む。当該技術分野の当業者には注出口の前壁44の外面と注出口の後面46の外面とは必ずしも円錐形でなくともよく、特定の蓋装置の特定の美的および/または機能上の要件から必要に応じてその他の形状としてもよいことが理解される。
【0030】
図7〜図9はそれぞれ、図3の線7−7.8−8および9−9に沿って見た断面図である。この実施例において、注出口38の横部分の内側の遷移面は円錐状の形状を含んでいない。むしろ、注出口の左側の壁48および右側の壁49は、概ね垂直方向に延び、かつ注出オリフィス周面86まで内方に延びるテーパ付き部分を含んでもよい内面を含む。しかしながら、当業者には本発明の精神および範囲から逸脱することなく注出口の左側および右側の壁の内面に円錐形の形状を採用してもよいことが理解される。注出口の左側の壁48は概ね垂直の面と、注出オリフィス周面86に向かって延びている内方にテーパの付いた面とを含む内面68を含む。また、注出口の左側の壁48は、蓋装置デッキ35から注出口の左側の壁の端面87までの円錐形状に従って延びている外面61を含む。同様に、注出口の右側の壁49は概ね垂直の面と内方にテーパの付いた面とを有する内面66を含む。注出口の右側の壁49もまた、円錐形状に従って蓋装置デッキ35から右側の壁の端面87まで延びる外面63を含む。
【0031】
図15、図16は、本発明による蓋装置230の別の実施例を示す。本実施例において、注出口の前壁244は蓋装置デッキ235から前壁の端面282まで円錐形状でより緩い傾斜であるが、図1から図14までに示す実施例よりも更に緩い傾斜で延びている。更に、図1から図14までに示す実施例における対応する面と比較して、前壁の端面282は注出口の外面259対して遥かに大きな角度を形成している。このことによって掃除がし易い滑らかな仕上げを提供する。注出口の前壁244は、円錐形状で、好ましくは放物線状に注出オリフィス周面286まで少なくとも部分的に蓋装置デッキ235から延びる内側の遷移面251を含む。同様に、注出口の後壁246は注出口の前壁の内側遷移面251よりも険しい、したがって、相違する円錐形状に従って延びている内側の遷移面257を含む。図16からよく判るように、オリフィスの密封部材260には、蓋250を閉めた時に、傾斜を付した注出オリフィス252内にオリフィスの密封部材260が進入できるようにするための傾斜付き端面266を設けている。
【0032】
図17、図18は、本発明による蓋装置330の別の実施例を示す。本実施例において、注出口の壁には概ね垂直の部分と、蓋装置デッキ335からのより急な遷移部分とが形成されている。注出口の前壁344は蓋装置デッキ335から注出口の前壁344の垂直部分366まで概ね一定の曲率で延びている内側の遷移面351を含む。同様に、注出口の後壁346は蓋装置デッキ335から垂直部分366まで概ね一定の曲率で延びている内側の遷移面357を含む。外側の遷移面359および365は概ね一定の曲率の湾曲面として形成されている。先に説明した実施例とは対照的に、本実施例におけるオリフィスの密封部材360は注出口338の外面と係合するようにされている。その目的に対して、注出口338には、その周囲の周りを延びているテーパ付きの外面371(図17)が設けられている。同様に、オリフィスの密封部材360には内側のテーパ付き面362が設けられている。またも、前記実施例とは対照的に、オリフィスは蓋装置デッキ335に対して角度が付けられていない。
【0033】
図19、図20は、本発明による蓋装置430の更に別の実施例を示す。本実施例において、注出口の垂直部分466は、図17、 図18に関して説明した実施例と大きく対比される。注出口の前壁444の内側の遷移面451は蓋装置デッキ435から垂直部分466まで概ね一定の曲率の軌道に沿っている。同様に、注出口の後壁446の内側の遷移面457は蓋装置デッキ435から垂直部分456まで概ね一定の曲率の軌道に沿っている。外側の遷移面459、465も一定の曲率を有する。これらの図面から明らかなように、内側および外側の双方のこれらの遷移面の曲率は、図17、図18に示す実施例の遷移面の曲率よりも小さく、そのため蓋装置430のこの実施例を製造するための材料費を低減する。本実施例において、オリフィスの密封部材460は注出口438の内面と係合するようにされている。
【0034】
図21、図22は、本発明による蓋装置530の別実施例を示す。本実施例において、注出オリフィス552は図1〜図14に示す実施例と比較的異なる角度が付けられている。すなわち、注出口の前壁544は蓋装置デッキ535から注出口の後壁546の高さと概ね同じ高さまで延びている。注出口の前壁544と後壁546との双方は内側の遷移面を含む。注出口の前壁の内側の遷移面551は蓋装置デッキ535から注出オリフィス周面586まで円錐形状に延びている。注出口の後壁の内側の遷移面557は蓋装置デッキ535から注出オリフィス周面586まで円錐形状に延びている。外側の遷移面559および560また、それぞれ注出口の前壁544と後壁546とに設けられている。図22から詳細に判るように、注出オリフィス周面586は内方にテーパの付いた面585を含み、該面585は注出口の前壁の端面582および後壁の端面584とから内方に延び、蓋が図22に示す閉止位置にあるとオリフィスの密封部材560と締まり嵌めを形成する。
【0035】
図23、図24は、本発明による蓋装置630の更に別の実施例を示す。本実施例において、蓋装置胴部分には概ね一定の曲率の内側遷移面と、概ね垂直の部分666と角度の付いたオリフィス面を備えた注出口壁とが設けられている。オリフィスの密封部材660は注出口638の外面と係合するようにされているが、テーパ付きの端部を含んでいない。すなわち、オリフィスの密封部材660の周壁662は、オリフィス密封部材660の全周で蓋の端壁658に対して概ね同じ高さまで延びている。注出口の前壁664は、概ね一定の曲率の軌道に沿って蓋装置デッキ635から垂直部分666まで延びる内側の遷移面651を含む。同様に、注出口646の後壁646は概ね一定の曲率の軌道に沿って蓋装置デッキ635から垂直部分まで延びる内側の遷移面657を含む。外側の遷移面659および665蓋装置デッキの厚さから垂直部分の厚さまで遷移するように設けられている。
【0036】
前記説明およびその例示についての前述した詳細説明から、本発明の新規な概念あるいは原理の真正な精神および範囲から逸脱することなく、多数の変更や修正が実行可能であることが直ちに明らかとなる。例えば、本発明の蓋装置組立体は容器に対してねじ係合するものとして例示されているが、本発明は蓋装置組立体を容器に固定するのにその他の固定技術および用具も考慮している。例えば、本発明は仕上った蓋装置組立体と容器とにねじを介して比較的大きな密封力を加える必要性を排除する蓋装置組立体を提供しており、ねじなしに容器に対して蓋装置組立体を固定することも本発明によって考慮されている。そのような固定方法は、仕上がった滑らかな、ねじなし容器と摺動あるいは入れ子式係合を提供する寸法とされた内径を備えたスカートを有する蓋装置組立体によって提供される摩擦嵌合を組み込めばよい。そのような実施例において、装具と蓋装置胴部分とには、例えばバヨネットタイプのインタロックあるいは固定具のような当接面を設け、それらは、蓋装置組立体を容器に装着可能とするが、蓋装置胴部分と容器とを相対回転させることによって、容器に対する蓋装置胴部分の上方運動を抑制できるように構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
開放位置で示し、蓋装置の実施例の全体的に上からの有利な点、すなわち頂部から見た本発明の好適実施例による個別の注出蓋装置の形態の注出封止システムの実施例の斜視図である。
【図2】
閉鎖システムの全体的に下方の有利な点、すなわち蓋装置の下側から見た図1に示す注出蓋装置の実施例の斜視図である。
【図3】
図1に示す注出蓋装置の実施例の上面図である。
【図4】
図3の線4−4に沿って見た断面図である。
【図5】
図3の線5−5に沿って見た断面図である。
【図6】
図3の線6−6に沿って見た断面図である。
【図7】
図3の線7−7に沿って見た断面図である。
【図8】
図3の線8−8に沿って見た断面図である。
【図9】
図3の線9−9に沿って見た断面図である。
【図10】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示した、図3の線4−4に沿って見た断面図である。
【図11】
図1に示す蓋装置胴部分の実施例の側面図である。
【図12】
図1に示す閉鎖体の実施例の拡大した上面図である。
【図13】
図12の線13−13に沿って見た部分断面図である。
【図14】
図13の線14−14に沿って見た断面図である。
【図14A】
図14の拡大した破断図である。
【図14B】
図14の拡大した破断図である。
【図15】
別の好適な噴出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図16】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図15の線16−16に沿って見た断面図である。
【図17】
別の好適な噴出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図18】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図17の線18−18に沿って見た断面図である。
【図19】
別の好適噴出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図20】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図19の線20−20に沿って見た断面図である。
【図21】
別の好適注出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図22】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図21の線22−22に沿って見た断面図である。
【図23】
別の好適な注出口とオリフィスとの形態を示す本発明の別の好適実施例の斜視図である。
【図24】
蓋装置の実施例における蓋を閉止位置で示す、図23の線24−24に沿って見た断面図である。
Claims (13)
- 容器からリボン状に製品を注出する注出蓋装置において、
デッキ、および、該デッキから延びて容器と係合するようになっているスカートを有する胴部分と、
注出オリフィスを画成する注出オリフィス周面を含む、前記デッキから延びる注出口であり、注出口後壁および注出口前壁を含み、前記デッキに対して前記前壁とは異なる高さ位置まで前記注出口後壁が延びている前記注出口とを含む注出蓋装置。 - 前記注出オリフィス周面が横長の注出オリフィスを画成している請求項1に記載された注出蓋装置。
- 前記注出オリフィス周面がオリフィス面を規定し、前記スカートが中心軸線を規定し、前記オリフィス面が前記中心軸線に対して鋭角を成している請求項1に記載された注出蓋装置。
- 前記注出オリフィス周面が、一定曲率の一対の円弧状横部分と、注出オリフィス首部表面とを含み、
前記注出オリフィス首部表面が、前側首部表面部分と、該前側首部表面部分に対して実質的に平行に延びる後側首部表面部分とを含む請求項1に記載された注出蓋装置。 - 前記注出口の前側部分が、非円形の円錐形状で前記デッキから前記注出オリフィスまで延びている請求項1に記載された注出蓋装置。
- 前記注出口の後側部分が非円形の円錐形状で前記デッキから前記注出オリフィスまで延びている請求項1に記載された注出蓋装置。
- 前記注出口が前記注出オリフィス周面の下位で凹んで内部密封ビードを有し、
注出蓋装置が、さらに、前記蓋装置胴部分に付属して協働する閉鎖蓋を含み、該閉鎖蓋が密封部材を有し、該密封ビードは、前記注出口と係合することによって前記注出オリフィスを密封閉塞するためのものである請求項1に記載された注出蓋装置。 - 前記閉鎖蓋が端壁を含み、前記密封部材が後側部分と前側部分とを有し、前記端壁に対して、前記後側部分よりも高い位置まで前記前側部分が延びている請求項7に記載された注出蓋装置。
- 前記蓋が蓋端壁を含み、前記密封部材が、中空であって、前記蓋の端壁から延び、前記注出オリフィスで前記注出口と係合する閉止位置まで前記蓋が動いた時に前記密封部材が弾発性密封力を与えるようになっている請求項8に記載された注出蓋装置。
- 前記注出口前側部分と前記注出口後側部分がそれぞれ非円形の円錐形状で前記注出オリフィスまで延びており、前記注出口前側部分の円錐形状が前記注出口後側部分の円錐形状とは相違する請求項1に記載された注出蓋装置。
- 前記注出口の前側部分と前記注出口後側部分がそれぞれ放物線状にデッキから前記注出オリフィスまで延びている請求項1に記載された注出蓋装置。
- 前記注出口が、非円形の円錐形状でデッキから分配オリフィスまでそれぞれ延びる注出口左側部分と注出口右側部分とを含む請求項1に記載された注出蓋装置。
- 容器から製品をリボン状に注出する注出蓋装置であって、
(1)蓋装置デッキと、(2)容器と係合するように蓋装置デッキから延びているスカートと、(3)前記蓋装置デッキから延びている注出口とを有する蓋装置胴部分を含み、
前記注出口が、(A)注出口後端面まで延びている後壁と、(B)注出口前端面まで延びている前壁と、(C)注出オリフィスを画成する注出オリフィス周面とを含み、
前記後壁および前記前壁の少なくとも一方が、前記蓋装置デッキから注出オリフィス周面まで少なくとも部分的に延びている円錐形状の遷移面を有する注出蓋装置。
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