JPH0646738Y2 - 回転位置検出装置 - Google Patents

回転位置検出装置

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JPH0646738Y2
JPH0646738Y2 JP1989044920U JP4492089U JPH0646738Y2 JP H0646738 Y2 JPH0646738 Y2 JP H0646738Y2 JP 1989044920 U JP1989044920 U JP 1989044920U JP 4492089 U JP4492089 U JP 4492089U JP H0646738 Y2 JPH0646738 Y2 JP H0646738Y2
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文雄 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転位置検出装置に関し、特に、複数回転す
る回転体の回転回数を回転位置として検出する技術に係
り、例えば、自動車に搭載されるサンルーフ駆動装置の
出力軸の回転回数を検出するのに利用して有効なものに
関する。
〔従来の技術〕
自動車に搭載されるサンルーフ駆動装置においては、オ
ート作動させるために出力軸の所定位置からの回転回数
を検出する必要がある。
従来、サンルーフ駆動装置の出力軸の回転回数を検出す
る回転位置検出装置として、この出力軸にカムが間欠作
動機構または減速機構を介して連動されているととも
に、このカムの周りに複数個のリミットスイッチが周方
向に間隔をおいて配設されており、出力軸によって間欠
または減速回転されるカムの1回転中の位置を各リミッ
トスイッチによってそれぞれ検出することにより、複数
回回転した出力軸の回転回数を検出するように構成され
ているものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような回転位置検出装置においては、出力
軸の複数回転を1回転に大幅に減速させるための間欠作
動機構または減速機構が複雑な構造となり、さらに、高
価なリミットスイッチが複数個使用されるため、コスト
アップになる。
本考案の目的は、構造簡単で、コストを低減させること
ができる回転位置検出装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る回転位置検出装置は、被検出回転体と連携
回転される回転板と、この回転板の一端面に回転中心と
同心円にそれぞれ整列されて敷設されている複数条の一
部切欠環状軌道が、径方向内外で隣合う一部切欠環状軌
道同士間において径方向に敷設された連絡軌道によりそ
れぞれ連絡されて成る案内軌道と、この案内軌道に対向
するように配されて、少なくともその一部が径方向内外
に移動自在に設けられているプレートと、このプレート
に一体移動するように設けられ、前記案内軌道に前記回
転板の回転に伴ってこの軌道を移動するように連携され
ているスライダと、このスライダの移動に伴う前記プレ
ートの移動位置を検出する検出手段とを備えていること
を特徴とする。
〔作用〕
回転板の回転に伴って、スライダが案内軌道に沿って相
対的に移動し、スライダが連絡軌道を通って径方向内外
で隣合う環状軌道の一方から他方に移行すると、スライ
ダが固定されているプレートが1ピッチ間欠移動され
る。このプレートの1ピッチの間欠移動は回転板の1回
転分に相当するため、このプレートの間欠移動ピッチ数
を検出することにより、回転板の回転位置に相当する回
転回数を検出することができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である回転位置検出装置を備
えているサンルーフ駆動装置を示す分解斜視図、第2図
はその回転位置検出装置を含む縦断面図、第3図は回転
板を示す模式的平面図、第4図はコンタクトプレートを
示す平面図、第5図はリレープレートを示す模式的平面
図、第6図は回転有無検出装置を示す底面図、第7図は
サンルーフ駆動装置の作動を説明するための説明図、第
8図は回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装
置を示す外観斜視図、第9図は回転位置検出装置が取り
外されたサンルーフ駆動装置を示す部分平面図である。
本実施例において、本考案に係る回転位置検出装置は、
自動車に設備されるサンルーフの開閉位置を検出するた
めに、このサンルーフを駆動するサンルーフ駆動装置に
おける出力軸についての初期状態からの回転位置に相当
する回転回数を検出するように構成されており、サンル
ーフ駆動装置の出力軸周りにオプション設備可能に組み
付けられている。サンルーフ駆動装置は自動車のルーフ
内にルーフに開設された窓孔(図示せず)に近接して配
設され、窓孔にこれを開閉するように摺動自在に建て込
まれたサンルーフ(図示せず)をスライディングケーブ
ル(図示せず)を介して摺動駆動するように設備される
ようになっている。
このサンルーフ駆動装置1は正逆回転可能なモータ2を
備えており、モータ2の出力軸側端部にはウオーム減速
装置4が、モータフレーム3の一端部にギヤボックス5
を固定的に組み付けられて連設されている。ギヤボック
ス5は本体6と蓋体7とを備えており、本体6はモータ
フレーム3に固定的に組み付けられ、この本体6の一端
面(以下、上面とする。)に蓋体7が被せられて複数本
のビス8により着脱し得るように固定されている。ギヤ
ボックス5にはウオーム減速装置4のウオーム軸9が本
体6に回転自在に支承されて挿入されており、このウオ
ーム軸9はモータ2の回転軸(図示せず)により回転駆
動されるようになっている。ウオーム軸9にはウオーム
10が刻設されており、ウオーム10にはウオームホイール
11が減速回転されるように噛合されている。ウオームホ
イール11はギヤボックス5内において本体6の中央部に
形成された軸受部12に嵌合されることにより回転自在に
支承されている。
ウオーム減速装置4のギヤボックス5にはサンルーフ駆
動装置1の出力軸14がウオームホイール11の軸心線上に
配設されており、出力軸14は本体6の軸受部12の内周に
嵌入された軸受メタル13により回転自在に支承されてい
る。出力軸14の下端部は本体6の端面壁から外部へ突出
されており、この出力軸14の突出端部にはケーブル駆動
ギヤ15が一体的に形成されている。このケーブル駆動ギ
ヤ15はサンルーフに連結されたスライディングケーブル
(図示せず)を往復直線運転させることにより、サンル
ーフを開閉作動させるようになっている。
出力軸14の中間部にはクラッチ板16がウオームホイール
11の端面に対向するように配されて回転自在に嵌合され
ており、クラッチ板16はウオームホイール11の係合穴11
aにウオームホイール11と一体回転するように係合され
ている。クラッチ板16の両脇にはワッシャ17、18がそれ
ぞれ当接されており、出力軸14にはリーフスプリング19
がウオームホイール11と反対側の摩擦板18に当接されて
外装されている。リーフスプリング19は出力軸14の上端
部に螺着されたナット20により後記するスパーギヤを介
して押さえられており、出力軸14に反力をとってクラッ
チ板16を出力軸14に押しつけるようになっている。これ
により、ウオームホイール11の回転力はクラッチ板16を
介して出力軸14に伝達されるようになっており、万一、
出力軸14がロックされた場合にはクラッチ板16が出力軸
14周りで空転することにより、ウオーム減速装置4およ
びモータ2が損傷されるのを防止するようになってい
る。
回転位置検出装置31は減速機構4のギヤボックス5にオ
プション設備され得るように組み付けられている。すな
わち、回転位置検出装置31は本体33と蓋体34とから成る
ケース32を備えており、本体33は上面が開口され下面が
閉塞された短尺円筒形状に形成されており、ギヤボック
ス5の蓋体7に一体的に連設され、蓋体7と共にギヤボ
ックス5の本体6に固定されるようになっている。蓋体
34は樹脂等を用いられて構成されており、下面が開口さ
れ上面が閉塞された短尺円筒形状に形成され、本体33に
被せられてビス30により着脱し得るように固定されてい
る。ケース32内には支軸35が本体33の中心線上に配され
て固定されており、支軸35には円板形状に形成された回
転板36が同心的に嵌合されて回転自在に支承されてい
る。回転板36の下半分にはカムギヤ37が一体回転するよ
うに設けられており、このカムギヤ37は前記出力軸14の
リーフスプリング19とナット20との間に挟設されたスパ
ーギヤ38に噛合されている。
回転板36の上端面には案内軌道としての案内溝40が一連
に形成されている。案内溝40は一部切欠環状軌道として
の切欠部付環状溝と、連絡軌道としての連絡溝とを備え
ている。環状溝41は複数条が回転板36の回転中心に同心
円にそれぞれ配されて、一定深さ一定幅に没設されてお
り、その一部には切欠部42が介設されている。径方向の
内外で隣合う環状溝41、41の切欠部42、42間には連絡溝
43が径方向に延在されて両環状溝41、41同士を互いに連
絡するように配されて、環状溝41と同一深さ同一幅に没
設されており、したがって、案内溝40は一連の螺旋溝形
状になっている。各環状溝41、41間にそれぞれ介設され
ている連絡溝43群および切欠部42群は、回転板40の径方
向において円孤線上に並ぶように配設されており、この
円弧は後記するコンタクトプレートの回動半径に略対応
する曲率に設定されている。また、最内部の環状溝41a
および最外部の環状溝41nの切欠部42aおよび42nには、
エンドレス溝44a、44nが環状溝41aおよび41nをエンドレ
ス形状に連絡するように形成されており、このエンドレ
ス溝44a、44nは周方向に適度な傾斜面に形成されてい
る。
他方、ケース32の蓋体34には支軸45が回転板36の上面に
おける回転中心からずれた位置に対向するように配され
て、軸心方向に挿入されており、支軸45にはリード線46
がその蓋体34の外部において電気的に接続されている。
このリード線46はサンルーフ駆動装置のコントローラ
(図示せず)の入力端子に電気的に接続されている。詳
細な説明は省略するが、コントローラはマイクロコンピ
ュータ等から構成されており、後述するような作用を発
揮するようになっている。
支軸45のケース32への挿入端部には、一部が径方向に移
動するプレートとしてのコンタクトプレート47が回転板
36の上面と平行に配され、その中間部を嵌合されて回転
自在に支承されており、コンタクトプレート47は銅系材
料等のような弾性を有する導電材料を用いられて、ボー
ト形の薄板形状にプレス成形されている。コンタクトプ
レート47の一方の自由端部には段付円柱形状に形成され
たスライダ48が垂直下向きに挿入されて固定されてお
り、スライダ48は回転板36の上面に没設された前記案内
溝40に摺動自在に上方から挿入されている。すなわち、
コンタクトプレート47は回転板36の回転に伴ってスライ
ダ48が案内溝40を相対的に摺動し、スライダ48が案内溝
40の環状溝41を径方向の内側または外側に乗り換える毎
に間欠的に回動するようになっている。コンタクトプレ
ート47の他方の自由端部には一対のコンタクトポイント
49、50が互いに径方向内外に離間され、それぞれ垂直上
向きに挿入されて固定されており、両コンタクトポイン
ト49、50は後記するリレープレートに摺接するように構
成されている。
ケース32の蓋体34の天井面には第1リレープレート51、
第2リレープレート52、第3リレープレート53および第
4リレープレート54が、両コンタクトポイント49、50の
円弧軌道に対応するように配されて固定されている。各
リレープレート51〜54は銅系材料等のような耐摩耗性を
有する導電材料を用いられて、第5図に示されている形
状に形成され、かつ、後述するようなスイッチング作用
が発揮されるように配置されているとともに、サンルー
フ駆動装置のコントローラの入力端子に各リード線51a
〜54aを介して電気的にそれぞれ接続されている。
また、ケース32には回転有無検出装置61が、第6図に示
されているように設備されている。すなわち、ケース32
における本体33の底壁には一対のコンタクトプレート6
2、63が互いに周方向および径方向に若干離間され、絶
縁板70を挟設されてそれぞれ固定されており、両コンタ
クトプレート62、63には各リード線62a、63aがケース32
の外部においてそれぞれ電気的に接続されている。両リ
ード線62a、63aはサンルーフ駆動装置のコントローラに
電気的に接続されている。両コンタクトプレート62、63
の自由端部にはコンタクトポイント64、65がそれぞれ垂
直上向きに挿入されて固定されており、両コンタクトポ
イント64、65はカムギヤ37の下面に固着されたリレープ
レート66に摺接されている。このリレープレート66は銅
系材料等のような耐摩耗性を有する導電材料を用いられ
て、第6図に示されているように、内側のリング形状部
67と、外側の十字形状部68とを有する形状に形成されて
いる。第1のコンタクトポイント64はリング形状部67と
常時摺接する円形軌道上に、また、第2のコンタクトポ
イント65は十字形状部68および十字形状部間に形成され
る非導電部69と摺接する円形軌道上にそれぞれ対応され
ている。
そして、この回転有無検出装置61は、第1コンタクトポ
イント64と第2コンタクトポイント65との間がリレープ
レート66を通じて、ONおよびOFFされ続けている場合に
は回転板36が回転状態にあることを、ONまたはOFFの状
態が維持されている場合には回転板36が回転状態にない
ことを検出するようになっている。
次に作用を説明する。
まず、コンタクトプレート47のスライダ48が案内溝40の
最外側の環状溝41nに位置している時、サンルーフ駆動
装置1によって駆動されるサンルーフは、第7図に示さ
れているように、チルトアップの状態にあるとする。ま
た、この時、第5図に示されているように、コンタクト
プレート47はそのコンタクトポイント49、50のいずれも
が第4リレープレート54に接触する位置Aの状態になっ
ている。
サンルーフ駆動装置1のモータ2の駆動電気回路(図示
せず)に介設されたスイッチが、運転者によりフルオー
プンの方向に操作されると、出力軸14はモータ2によ
り、ウオーム軸9、ウオーム10、ウオームホイール11お
よびクラッチ板16を介して正方向に回転される。この出
力軸14の正方向への回転により、スライディングケーブ
ルがギヤ15により正方向に摺動駆動されるため、サンル
ーフは作動し始め、まず、チルトダウンされる。一方、
出力軸14の正方向に回転されると、スパーギヤ38が出力
軸14と共に一体回転されるため、回転板36がスパーギヤ
38に噛合されているカムギヤ37を介して正方向に回転さ
れる。この回転板36の回転に伴って、スライダ48が案内
溝40内を相対的に摺動する。
そして、回転板36が1回転すると、スライダ48は連絡溝
43を通って最外側環状溝41nから、その内側に位置する
環状溝41へ移行する。このスライダ48の移行は径方向の
外から内への1ピッチ移動により実行されるため、スラ
イダ48と一体になっているコンタクトプレート47は支軸
45を中心に1ピッチだけ間欠的に回動する。さらに、回
転板36が1回転すると、スライダ48はさらに内側の環状
溝41へ1ピッチ移行するため、コンタクトプレート47は
さらに1ピッチ間欠的に回動する。
この回転板36の回転に伴うコンタクトプレート47の間欠
回動により、第5図に示されているように、コンタクト
プレート47に設けられた一対のコンタクトポイント49、
50が第3リレープレート53に同時に接触する位置Cに達
すると、リード線46→支軸45→コンタクトプレート47→
コンタクトポイント49、50→第3リレープレート53→リ
ード線53aの経路により、サンルーフ駆動装置1のコン
トローラに通電されることによって検出信号が入力され
るため、第7図に示されているように、コントローラに
は第3リレープレート53の位置に基づいてCの信号が入
力される。
スイッチがさらに投入され続けると、モータ2が回転し
続けるため、回転板36がさらに回転される。そして、回
転板36の回転に伴うコンタクトプレート47の回動によ
り、第5図に示されているように、コンタクトポイント
49、50が第2リレープレート52、および第3リレープレ
ート53にそれぞれ接触する位置Dに達すると、リード線
46→支軸45→コンタクトプレート47→コンタクトポイン
ト49→第2リレープレート52→リード線52aの経路、お
よび、リード線46→支軸45→コンタクトプレート47→コ
ンタクトポイント50→第3リレープレート53→リード線
53aの経路により通電されるため、第7図に示されてい
るように、コントローラは第2リレープレート52と第3
リレープレート53との位置関係に基づいてサンルーフが
チルトダウン状態になったことを検出する。そして、コ
ントローラはこの検出に基づいて、スイッチが投入され
続けている場合であっても、モータ2を自動的に停止さ
せる。
スイッチが再度投入されて、回転板36の回転に伴うコン
タクトプレート47の回動により、第5図に示されている
ように、コンタクトポイント49、50のいずれもが第1リ
レープレート51に接触する位置Gに達すると、第7図に
示されているように、コントローラは第1リレープレー
ト51の位置に基づいてサンルーフがフルオープン状態に
なったことを検出する。そして、コントローラはこの検
出に基づいて、スイッチが投入され続けている場合であ
っても、モータ2を自動的に停止させる。
その後、サンルーフがフルオープンの状態において、ス
イッチがチルトアップの方向に操作されると、出力軸14
はモータ2により、ウオーム軸9、ウオーム10、ウオー
ムホイール11、クラッチ板16を介して逆方向に回転され
る。この出力軸14の逆方向への回転により、スライディ
ングケーブルがギヤ15により逆方向に摺動駆動されるた
め、サンルーフは閉鎖作動し始める。
一方、出力軸14が逆回転されると、スパーギヤ38が出力
軸14と共に一体回転されるため、回転板36がカムギヤ37
を介して逆方向に回転される。この回転板36の回転に伴
って、スライダ48が案内溝40内を前記とは逆方向に相対
的に摺動する。
今度は、回転板36が1回転する毎に、スライダ48が1ピ
ッチ宛内側の環状溝41aから外側の環状溝41へ順次移動
して行くため、コンタクトプレート47は前記とは逆方向
へ1ピッチ宛間欠的に回動して行くことになる。
そして、回転板36の回転に伴うコンタクトプレート47の
回動により、第5図に示されているように、コンタクト
ポイント49、50のいずれもが第2リレープレート52に同
時に接触する位置Eに達すると、コントローラは第2リ
レープレート52の位置に基づいてサンルーフがフルクロ
ーズ手前の状態に達したことを検出する。この検出によ
り、コントローラはサンルーフによる挟み込み事故等を
防止するため、モータ2を自動的に停止させる。
再度、スイッチが運転者によりチルドアップの方向に操
作されると、モータ2が再び回転される。そして、第7
図に示されているように、コントローラにDの信号が入
力され、フルクローズの状態を検出する。この検出によ
りモータ2は自動的に停止される。さらに、スイッチが
運転者によりチルトアップ方向に操作され、コントロー
ラにAの信号が入力されることによりモータが自動的に
停止され、サンルーフをチルトアップの状態に至らしめ
る。このチルトアップの状態は、サンルーフが後上がり
に傾斜されることにより窓孔が若干開放された状態であ
り、高速走行中等において、風を適度に取り込むのに適
している。
このチルトアップの状態において、コンタクトプレート
47はコンタクトポイント49、50のいずれもが第4リレー
プレート54に同時に接触している元の位置Aに戻ってい
る。
ところで、サンルーフ駆動装置においては、機種の多様
化に応ずるため、自動作動しない機種が用意されてお
り、この場合、回転位置検出装置の組み付けは不必要に
なる。しかし、回転位置検出装置が一体的に組み込まれ
ているサンルーフ駆動装置と、回転位置検出装置が全く
組み込まれていないサンルーフ駆動装置とを当初から生
産するのでは、機種の多様化に応ずることができるが、
生産コストの低減にはつながらず、かえって生産コスト
の増加が招来されてしまう。
そこで、本実施例においては、回転位置検出装置31のケ
ース本体32をウオーム減速装置4におけるギヤボックス
5の蓋体7に一体的に成形し、この蓋体7をギヤボック
ス本体6から取り外し、別に用意された回転位置検出装
置31が組み込まれていない蓋体7Aを組み付けることによ
り、第9図に示されているように、回転位置検出装置を
備えていないサンルーフ駆動装置1Aを得るようにしてい
る。
すなわち、第8図に示されているように、回転位置検出
装置を備えているサンルーフ駆動装置1においては、回
転位置検出装置31が一体的に組み込まれている蓋体7が
ウオーム減速装置4のギヤボックス本体6にビス8によ
り組み付けられている。したがって、蓋体7はビス8に
おいてギヤボックス本体6から取り外し可能である。
第9図に示されているように、回転位置検出装置を備え
ないサンルーフ駆動装置1Aに使用される蓋体7Aには、回
転位置検出装置31が組み込まれていない。つまり、この
蓋体7Aには回転位置検出装置31のケース本体33が一体的
に成形されておらず、ウオーム減速装置31のギヤボック
ス本体6を被覆し得る形状に形成されている。そして、
この蓋体7Aは前記回転位置検出装置付きの蓋体7が組み
付けられる前のギヤボックス本体6にビス8により組み
付けられる。
このようにして、本実施例によれば、回転位置検出装置
を備えているサンルーフ駆動装置1と、回転位置検出装
置を備えないサンルーフ駆動装置1Aとの間でモータ2お
よびウオーム減速装置4を共用することができるため、
生産コストを低減することができる。また、回転位置検
出装置31はサンルーフ装置1の組立工程とは別のライン
で独立して製造することができるため、その製造工程を
合理化することができる。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(1)回転板に形成された複数の一部切欠環状溝および
連絡溝から成る案内溝と、この案内溝を相互的に摺動す
るスライダを備えたコンタクトプレートとの組み合わせ
により、回転板の1回転をコンタクトプレートの1ピッ
チ回動に変換することができるため、被検出回転体であ
る出力軸の回転を従来例のように1回転まで減速または
間欠回転させなくて済み、その結果、回転位置検出装置
において間欠回転機構または減速機構を省略することに
より、構造を簡単化することができるとともに、コスト
ダウンを実現することができる。
(2)切欠部を有する環状溝を複数条、互いに同心円に
整列させ、各切欠部において径方向内外で隣合う環状溝
同心を連絡溝により互いに連絡させることにより、案内
溝が構成されているため、コンタクトプレートを1ピッ
チ宛間欠的に節度よく回動させることができる。
(3)前記(2)により、各連絡溝に対応するコンタク
トプレートの切り換え位置を明確化させることができる
ため、リレープレート群による検出位置が設定し易くな
り、設計を簡単化させることができる。
(4)モータ停止時に惰走が発生しても、スライダは同
一の環状溝内で相対移動するだけであるため、コンタク
トプレートの不測の回動を防止することができ、惰走に
よる位置検出ミスが発生するのを回避することができ
る。
(5)また、コンタクトプレートの不測の回動を防止す
ることにより、コンタクトポイントとリレープレートと
の間のチャタリング現象の発生を防止することができ
る。
(6)回転位置検出装置のケース本体をウオーム減速装
置におけるギヤボックスの蓋体に一体的に成形し、この
蓋体をギヤボックス本体から取り外し可能に構成するこ
とにより、回転位置検出装置が組み込まれていない蓋体
を別に用意しておけば、これを前記ギヤボックス本体に
組み付けることができるため、回転位置検出装置を備え
ているサンルーフ駆動装置と、回転位置検出装置を備え
ないサンルーフ駆動装置との間で、モータおよびウオー
ム減速装置を共用することができ、その結果、機種の多
様化を図りつつ、全体としての生産コストを低減するこ
とができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。
例えば、被検出回転体と連携される回転板は、スパーギ
ヤおよびカムギヤにより連携させるに限らず、被検出回
転体に一体的に設けてもよい。
案内軌道は案内溝により構成するに限らず、凸部により
構成し、スライダがこの凸部に摺動自在に跨設されるよ
うに構成してもよい。
径方向に移動するプレートは、回動自在に軸支すること
により径方向内外に移動するように構成するに限らず、
径方向内外に延在するように配設されたガイドにプレー
トを摺動自在に嵌合することにより、径方向内外に移動
するように構成してもよい。
プレートはコンタクトプレートにより構成するに限らな
いし、プレートの回動位置を検出する検出手段も、コン
タクトプレートに固定されたコンタクトポイントとリレ
ープレートとの組み合わせにより構成するに限らない 一部切欠環状軌道の条数および連絡軌道の個数、プレー
トの個数、およびプレート移動位置検出手段の個数は、
検出すべき諸条件に対応して適宜設定することが望まし
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、回転板に形成さ
れた複数の一部切欠環状軌道および連絡軌道から成る案
内軌道と、この案内軌道を相対的に摺動するスライダを
備えたプレートとの組み合わせにより、回転板の1回転
をプレートの1ピッチ移動に変換することができるた
め、被検出回転体の回転を従来例のように1回転まで減
速または間欠回転させなくて済み、その結果、回転位置
検出装置において間欠回転機構または減速機構を省略す
ることにより、構造を簡単化することができるととも
に、コストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例である回転位置検出装置を備
えているサンルーフ駆動装置を示す分解斜視図、第2図
はその回転位置検出装置を含む縦断面図、第3図は回転
板を示す模式的平面図、第4図はコンタクトプレートを
示す平面図、第5図はリレープレートを示す模式的平面
図、第6図は回転有無検出装置を示す底面図、第7図は
サンルーフ駆動装置の作動を説明するための説明図、第
8図は回転位置検出装置を備えているサンルーフ駆動装
置を示す外観斜視図、第9図は回転位置検出装置が取り
外されたサンルーフ駆動装置を示す部分平面図である。 1…サンルーフ駆動装置、2…モータ、3…モータフレ
ーム、4…ウオーム減速装置、5…ギヤボックス、6…
本体、7…蓋体、8…ビス、9…ウオーム軸、10…ウオ
ーム、11…ウオームホイール、12…軸受部、13…軸受メ
タル、14…出力軸、15…駆動ギヤ、16…クラッチ部材、
17、18…ワッシャ、19…リーフスプリング、20…ナッ
ト、31…回転位置検出装置、32…ケース、33…本体、34
…蓋体、35…支軸、36…回転板、37…カムギヤ、38…ス
パーギヤ、40…案内溝(案内軌道)、41…環状溝(一部
切欠環状軌道)、42…切欠部、43…連絡溝(連絡軌
道)、45…支軸、46…リード線、47…コンタクトプレー
ト、48…スライダ、49、50…コンタクトポイント、51、
52、53、54…リレープレート、61…回転有無検出装置、
62、63…コンタクトプレート、64、65…コンタクトポイ
ント、66…リレープレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検出回転体と連携回転される回転板と、
    この回転板の一端面に回転中心と同心円にそれぞれ整列
    されて敷設されている複数条の一部切欠環状軌道が、径
    方向内外で隣合う一部切欠環状軌道同士間において径方
    向に敷設された連絡軌道によりそれぞれ連絡されて成る
    案内軌道と、この案内軌道に対向するように配されて、
    少なくともその一部が径方向内外に移動自在に設けられ
    ているプレートと、このプレートに一体移動するように
    設けられ、前記案内軌道に前記回転板の回転に伴ってこ
    の軌道を移動するように連携されているスライダと、こ
    のスライダの移動に伴う前記プレートの移動位置を検出
    する検出手段とを備えていることを特徴とする回転位置
    検出装置。
JP1989044920U 1989-04-17 1989-04-17 回転位置検出装置 Expired - Lifetime JPH0646738Y2 (ja)

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JP1989044920U JPH0646738Y2 (ja) 1989-04-17 1989-04-17 回転位置検出装置
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JPH02135322U JPH02135322U (ja) 1990-11-09
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JPH02135322U (ja) 1990-11-09
US5147989A (en) 1992-09-15

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