JPH0646628Y2 - スポット溶接ガンのガンアーム - Google Patents

スポット溶接ガンのガンアーム

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JPH0646628Y2
JPH0646628Y2 JP1989079416U JP7941689U JPH0646628Y2 JP H0646628 Y2 JPH0646628 Y2 JP H0646628Y2 JP 1989079416 U JP1989079416 U JP 1989079416U JP 7941689 U JP7941689 U JP 7941689U JP H0646628 Y2 JPH0646628 Y2 JP H0646628Y2
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JP
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gun arm
gun
arm
spot welding
lock member
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JP1989079416U
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Inventor
良夫 佐藤
Original Assignee
株式会社電元社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はXタイプのスポット溶接ガンのガンアームに関
する。
(従来の技術) 従来,スポット溶接ガンのガンアームの軽量化を図るた
めに,アルミニュウムまたはステンレス等の比較的機械
強度のある薄板材を使用し,その薄板材を略U字形また
はコ字形に形成したガンアームの開口側に,電極への電
流通電路と冷却水通路とを兼ねた導体を組付けるか,あ
るいは導体に水冷用銅パイプを銀ロー付け等によって接
合したものが知られている。
また,実開昭62−179177号のようにガンアームに炭素繊
維強化プラスチック材を使用したものも知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら,従来のアルミニュ−ム等のものはガンア
ームの軽量化を促進する上で限界があった。また,炭素
繊維入フアイバー材等は取付に必要な穴加工すると強度
が極端に減少するので実用上穴加工ができないのが実状
である。
(課題を解決するための手段) そこで本考案は,上記のような問題を解決するために,
筒状に形成したガンアーム1の中空間に,電極への電流
通電機能を備えた部材を挿入したXタイプのスポット溶
接ガンにおいて,前記ガンアームの材質として炭素繊維
入り材料又は強化プラスチック材料を用い,そのガンア
ームの支持部材18に設けたボス穴のガイド面20にガンア
ームの根元の部分を挿入し,ボス穴の内部にインナーリ
ングとアウターリングとからなるロック部材21を挿入
し,これを締付け手段により締付けることによって,前
記ロック部材のインナーリングとアウターリング間のテ
ーパ状の加圧面により摩擦力を働かせてガンアームと支
持部材とを固着するようにした。
(作用) そして,本考案は,ガンアームをアルミニュウム等に代
えて炭素繊維入りフアイバー材あるいは強化プラスチッ
ク材などで管状に形成することにより,ガンアームの取
付けがロック部材のクサビ作用による摩擦力を使って支
持部材に固着することができ,最も軽量で比較的機械強
度の高いガンアームを形成することができ,より一層ガ
ンアームの軽量化を促進することができ,ロボットの高
速化に充分に対応し,生産タクトの短縮を図ることがで
きる。
(実施例) 以下,本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
なお,図はXタイプのスポット溶接ガンのガンアームの
構造を示した実施例である。
1はガンアームで,炭素繊維入フアイバー材からなる薄
板パイプをテーパ筒状に形成したものであるが,材質と
しては強化プラスチック材でもよい。このガンアームの
先端開口部2は外側にわずかに広がるように形成されて
いる。3はガンアーム1の中空内aに非接触状態で挿入
された冷却用パイプで,2本の銅パイプの相互間を溶接ま
たはロー付けして電磁反発力の影響を受けないようにし
た電流通電経路を構成したものである。4はガンアーム
の先端開口部2に挿入される電極ホルダで,そのホルダ
の外周には半径方向に押圧するテーパ状の加圧面5が形
成されている。なお,本実施例ではガンアーム1と電極
ホルダ4の相互間を有効に絶縁するために,絶縁材S1
介在されている。前記ホルダ4の軸芯線方向には電極ア
ーム6を嵌入するための挿入孔7と,冷却用パイプ3の
先端を挿入して溶着するための挿入孔8とが形成されて
いる。またこのホルダ4には電極アーム6がクランプさ
れている。前記パイプ3の後端は,ガンアームの後部開
口縁に配置した絶縁板S2と端子板12から突出し,ナット
Nで締付けられている。端子板12は溶接トランスの二次
側導体(図省略)に接続され,しかも前記パイプ3と電
気的に接続されている。したがって,溶接トランスから
の二次電流は前記パイプ3を電流通電路として以下の電
極部品へ流れる。
13は電極アーム6に嵌入したアダプタ,14はアダプタに
挿入されたシャンクである。
15はシャンクに嵌着した電極チップである。
16はガンアーム1の回転軸を示す。
ガンアーム1を前記回転軸17を有する支持部材18に取付
ける場合,支持部材18にボス材19を固着し,このボス穴
のガイド面20にガンアーム1の根元の部分を挿入し,ボ
ス穴の両側からインナーリングとアウターリングとから
なるロック部材21を挿入し,これを外側からボルトまた
はナットにより締付けることによって,ロック部材21の
インナーリングとアウターリング間のクサビ作用により
半円方向に分力として摩擦力が働き,ガンアームとボス
部材を確実に固着する。
〔考案の効果〕
以上で説明したように,本考案はガンアームを支持部材
に取付ける際,繊維を切断することなくロック部材によ
り摩擦力を使って適度の締結力で支持部材に固着するこ
とができるから,ガンアームをアルミニュウムに代えて
炭素繊維入りフアイバー材あるいは強化プラスチック材
などの筒状のものを使用でき,機械強度の高いガンアー
ムを形成することができ,より一層ガンアームの軽量化
を促進し,ロボットの高速動作に対応できるスポット溶
接ガンを実現する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案にかかるガンアームの構造例を示す要部断面
図。 〔符号の説明〕 1……ガンアーム 3……冷却用パイプ 18……支持部材 19……ボス部材 20……ガイド面 21……ロック部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状に形成したガンアーム1の中空間に,
    電極への電流通電機能を備えた部材を挿入したXタイプ
    のスポット溶接ガンにおいて,前記ガンアームの材質と
    して炭素繊維入り材料又は強化プラスチック材料を用
    い,そのガンアームの支持部材18に設けたボス穴のガイ
    ド面20にガンアームの根元の部分を挿入し,ボス穴の内
    部にインナーリングとアウターリングとからなるロック
    部材21を挿入し,これを締付け手段により締付けること
    によって,前記ロック部材のインナーリングとアウター
    リング間のテーパ状の加圧面により摩擦力を働かせてガ
    ンアームと支持部材とを固着するようにしたスポット溶
    接ガンのガンアーム。
JP1989079416U 1989-07-05 1989-07-05 スポット溶接ガンのガンアーム Expired - Lifetime JPH0646628Y2 (ja)

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JPH0318969U JPH0318969U (ja) 1991-02-25
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JPS62179177U (ja) * 1986-04-30 1987-11-13

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