JPH0646615A - 水田作業機のローリング駆動構造 - Google Patents

水田作業機のローリング駆動構造

Info

Publication number
JPH0646615A
JPH0646615A JP20868392A JP20868392A JPH0646615A JP H0646615 A JPH0646615 A JP H0646615A JP 20868392 A JP20868392 A JP 20868392A JP 20868392 A JP20868392 A JP 20868392A JP H0646615 A JPH0646615 A JP H0646615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rolling
electric motor
normal
electrically
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20868392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Mizota
秀昭 溝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP20868392A priority Critical patent/JPH0646615A/ja
Publication of JPH0646615A publication Critical patent/JPH0646615A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧で高出力高効率である利点を持つDC
モータを使用しながら、ブラシによる電気ノイズによる
電子機器の誤作動おそれやモータ寿命の低下といった不
都合を回避させたい。 【構成】 植付部を駆動ローリング支持するための駆動
装置9を、ネジ軸10とこれに螺装されるコマ11とで
成るネジ送り機構Dとネジ軸回動用の正逆電動モータ1
2,13と自在クラッチ14,15から構成する。第1
電動モータ12は右回転専用であり、第2電動モータ1
3は左回転専用であるが、一方のモータが故障したとき
には、正常なモータ側の自在クラッチを直結状態に、故
障モータ側の自在クラッチを伝動断絶状態に切換え、か
つ、制御ブロックBを臨時制御ブロックに入れ換えるこ
とにより、1個のモータの正逆駆動による臨時ローリン
グ制御が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体にローリング
自在に連結した作業装置と、この作業装置をローリング
駆動する駆動装置とを備えた田植機や直播機といった水
田作業機のローリング駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、植付装置を走行機体に対してロー
リング自在に連結する構造として、特開昭59−348
12号公報や実開昭58−113316号公報に示され
たもののように、ネジ軸とこれに螺装されるナット部材
とを走行機体と植付装置とに振分け配置して成るネジ送
り機構を設け、これを電動モータで駆動回転させるよう
にしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、通
常、電動モータとしては、低電圧で高出力高効率が期待
できる利点から小形のDCモータを用いており、その1
個のDCモータを正逆駆動させることによって左右にロ
ーリング動させるものである。この構造では、ローリン
グ方向の転換時には必ず電動モータの回転方向を転換さ
せるようになるが、元々、DCモータには、ブラシ付き
構造による寿命の限界やブラシ部分等からの電気ノイズ
の発生といった短所があり、これが重量物である植付装
置の慣性を伴っての頻繁な回転方向転換時に顕著に生じ
るようになって、モータ寿命をより低下させるとか電気
ノイズによって付近にある電子機器を誤作動させる等の
不都合が起き易くなる傾向にあり、改善の余地が残され
ているものであった。本発明の目的は、利点の多いDC
モータを使用しながら上記不都合が回避可能なローリン
グ駆動構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、走行機体にローリング自在に連結した作業装
置と、この作業装置をローリング駆動する駆動装置とを
備えた田植機や直播機といった水田作業機のローリング
駆動構造において、モータ駆動されるネジ送り機構を走
行機体に設けるとともに、ネジ送り機構の可動部を作業
装置に連結して駆動装置を構成し、かつ、ネジ送り機構
を正転駆動する第1電動モータと逆転駆動する第2電動
モータとを備えてあることを特徴とする。
【0005】
【作用】つまり、正転用と逆転用の夫々に専用のモータ
を備えることにより、各モータを一定の方向にのみ駆動
回転すれば良いようにでき、回転方向の切換に伴う従来
の不都合を解消することができるようになる。これによ
り、ブラシの早期摩耗や顕著な電気ノイズの発生が抑制
されるようになる。
【0006】
【発明の効果】従って、電動モータを1個使いから2個
使いにするだけの比較的簡単な改造により、モータ寿命
を低下させるとか付近の電子機器を誤作動させる等の不
都合を可及的に解消でき、信頼性に優れたローリング駆
動構造を提供できた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図3に田植機の後部が示され、2は走行機体1
の後部に連結される昇降リンク機構、3は植付装置であ
り、植付装置3は、苗載せ台4と中央の植付ミッション
ケース5、各伝動ケース6、及び伝動ケース6に駆動回
転可能に軸支される植付ケース7等から構成されてい
る。植付装置3は、植付ミッションケース5を介して走
行機体側の部分である昇降リンク機構2の後部フレーム
8に前後軸心P周りでローリング自在に支持されるとと
もに、ローリング制御手段Aによって植付装置3の左右
傾斜姿勢が水平あるいは対地平行となるように植付装置
3を昇降リンク機構2、つまり走行機体1に対して駆動
ローリングさせるようにしてある。
【0008】図1,図2に示すように、ローリング制御
手段Aは、昇降リンク機構2に装備された駆動装置9
と、苗載せ台4の裏面側に装着された傾斜センサ(重垂
式の水平センサ等)Sと、後述するローリング制御ブロ
ックBとから構成されている。駆動装置9は、螺旋溝が
形成されたネジ軸10と、このネジ軸10に螺装される
コマ部材(ナット部材に相当)11とで成るネジ送り機
構Dと、コマ部材11にボルト連結された下向きコ字状
の連結具17と、ネジ軸10を駆動回転させるブラシ付
きDCモータ形式の第1及び第2電動モータ12,13
と、これらモータとネジ軸10との間に介装される第1
及び第2ワンウェイクラッチ14,15とから構成して
ある。第1電動モータ12は、ネジ軸10を図中矢印イ
方向に駆動回転させる正転駆動用モータであり、第1ワ
ンウェイクラッチ14は矢印イ方向の回転力のみ伝達す
るように設定されている。第2電動モータ13は、ネジ
軸10を図中矢印ロ方向に駆動回転させる逆転駆動用モ
ータであり、第2ワンウェイクラッチ15は矢印ロ方向
の回転力のみ伝達するように設定されている。又、連結
具17と、苗載せ台4上部の左右の端部夫々とは、融通
バネ16を介装した連結部材(ロッドやワイヤー等)1
8,18で連結されており、後部フレーム8にボルト連
結される左右の支持板19,19に亘って、ネジ軸10
を回転自在に架設するとともに、コマ部材11を平行に
移動させるためのガイド棒20,20をネジ軸10の上
下位置で架設装備してある。左右の支持板19,19夫
々には、コマ部材11に接当して作動するマイクロスイ
ッチ21が装備してあり、ローリング限界において第1
又は第2電動モータ12又は13を強制停止させるよう
機能する。
【0009】図1に示すように、第1,第2電動モータ
12,13用のオン・オフ型のリレー23,23と傾斜
センサSとを制御装置22に接続するとともに、両リレ
ー23,23にバッテリー24を接続してローリング制
御ブロックBを構成してある。又、第1及び第2電動モ
ータ12,13が回転不能になるといった異常がある
と、それを操縦者に知らせるべく作動する左右一対の警
報装置25が制御ブロックBに備えてある。これは、例
えば、電動モータ12,13に流れる電流値が所定範囲
外になるとブザーが鳴るとか警告ランプが点灯するとい
う具合に設定すると良い。ローリング制御手段Aの作用
を説明すると、制御装置22に入力される傾斜センサS
からの検出情報により、左右いずれかのリレー23を作
動させて第1電動モータ12と第2電動モータ13を択
一的に駆動するのであり、コマ部材11がマイクロスイ
ッチ21に接当する程傾くと電動モータへの通電が絶た
れ、過剰なローリング動を防止するのである。この制御
構造ではリレー23が単純な構造かつ安価なもので済む
利点がある。
【0010】ところで、上記構造においていずれかの電
動モータが故障するとローリング制御不能となり、田植
え作業が続行できないことになるが、この事態を避ける
ために以下に述べる対策を用意してある。すなわち、図
4に示すように、第1及び第2ワンウェイクラッチを、
切換操作によって正逆の両方向とも動力伝達される直結
伝動状態と、いずれの方向とも動力伝達されない断絶伝
動状態とが現出可能な自在クラッチ14A,15Bに構
成するとともに、前述した制御ブロックBを臨時制御ブ
ロックCに交換して臨時ローリング制御手段Aを構成す
るのである。臨時制御ブロックCには、制御ブロックB
に対応した各接点が装備されるとともに、選択スイッチ
26、複接点型のリレー27、臨時制御装置28が内装
されている。つまり、第1電動モータ12が故障した場
合では、第1自在クラッチ14Aを断絶伝動状態に操作
し、かつ、第2自在クラッチ15Aを直結伝動状態に操
作するとともに、付け替えられた臨時制御ブロックCの
選択スイッチ26を、第2電動モータ13の2本のリー
ド線13aが接続され、かつ、第1電動モータ12の2
本のリード線12aが断絶される側に切換操作する。こ
の状態では、傾斜センサSからの情報に基づいて第2電
動モータ13を正逆駆動させるように臨時制御装置28
が機能し、1個のモータでもローリング制御しながらの
田植え作業を続行させることができるのである。
【0011】〔別実施例〕上記実施例では植付装置3側
に取付けられるコマ部材11が、「ネジ送り機構Dの可
動部」に相当するが、走行機体側にモータ駆動されるナ
ット部材11を、かつ、苗載せ台4側に固定配置される
ネジ軸10を夫々設けたネジ送り機構Dを構成し場合に
は、ネジ軸10が「ネジ送り機構Dの可動部」に相当す
るのである。又、苗載せ台4側に電動モータ及びネジ軸
を、かつ、走行機体側にナット部材を夫々配備し、ナッ
ト部材が相対的に固定部となる構造でも良い。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローリング制御手段の系統図
【図2】ローリング支持構造を示す苗載せ台部分の背面
【図3】田植機後部の側面図
【図4】臨時ローリング制御手段を示す系統図
【符号の説明】
1 走行機体 3 作業装置 9 駆動装置 12 第1電動モータ 13 第2電動モータ D ネジ送り機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)にローリング自在に連結
    した作業装置(3)と、この作業装置をローリング駆動
    する駆動装置(9)とを備えた水田作業機のローリング
    駆動構造であって、モータ駆動されるネジ送り機構
    (D)を前記走行機体(1)に設けるとともに、該ネジ
    送り機構(D)の可動部を前記作業装置(3)に連結し
    て前記駆動装置(9)を構成し、かつ、前記ネジ送り機
    構(D)を正転駆動する第1電動モータ(12)と逆転
    駆動する第2電動モータ(13)とを備えてある水田作
    業機のローリング駆動構造。
JP20868392A 1992-08-05 1992-08-05 水田作業機のローリング駆動構造 Pending JPH0646615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20868392A JPH0646615A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 水田作業機のローリング駆動構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20868392A JPH0646615A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 水田作業機のローリング駆動構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0646615A true JPH0646615A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16560344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20868392A Pending JPH0646615A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 水田作業機のローリング駆動構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0646615A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6876554B1 (en) * 1999-09-02 2005-04-05 Ibiden Co., Ltd. Printing wiring board and method of producing the same and capacitor to be contained in printed wiring board

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6876554B1 (en) * 1999-09-02 2005-04-05 Ibiden Co., Ltd. Printing wiring board and method of producing the same and capacitor to be contained in printed wiring board
US7855894B2 (en) 1999-09-02 2010-12-21 Ibiden Co., Ltd. Printed circuit board
US7995352B2 (en) 1999-09-02 2011-08-09 Ibiden Co., Ltd. Printed circuit board
US8107253B2 (en) 1999-09-02 2012-01-31 Ibiden Co., Ltd. Printed circuit board
US8331102B2 (en) 1999-09-02 2012-12-11 Ibiden Co., Ltd. Printed circuit board
US8780573B2 (en) 1999-09-02 2014-07-15 Ibiden Co., Ltd. Printed circuit board
US9060446B2 (en) 1999-09-02 2015-06-16 Ibiden Co., Ltd. Printed circuit board

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1492646B1 (en) A system for grinding floor surfaces
CA2145480A1 (en) Header control for returning to height or float control
JP4817965B2 (ja) 播種機
EP0658404B1 (en) Industrial robot
CN113829384B (zh) 一种机械臂关节模组及其机械臂
JP2003136970A (ja) 電動式動力農機
JPH0646615A (ja) 水田作業機のローリング駆動構造
JPS5897528A (ja) 6ウエイパワシ−ト調整装置
JP2610723B2 (ja) 農作業機のエンジン冷却装置
CN2799192Y (zh) 检线机器人
JPH0739969Y2 (ja) 作業機具取付装置
GB2115090A (en) Electric clutch-brake apparatus for operating planetary reversing gear
JP2702640B2 (ja) 苗植付け装置の操作部
JP2559651Y2 (ja) 田植機の植付部支持構造
CN216163576U (zh) 一种联合收割机的秸秆截断装置
JP3810339B2 (ja) トラクタの昇降制御装置
JP7117008B2 (ja) 自走式作業機及び自走式作業機の制御システム及び制御方法
CN214304519U (zh) 一种可自动调节风速的贯流风叶
MXPA01009850A (es) Dispositivos de ajuste.
JP2002084829A (ja) 作業機のローリング操作装置
CN114845046A (zh) 半自主与定位的老人监护机器人
JP7141715B2 (ja) 自走式作業機及び自走式作業機の制御システム及び制御方法
JPH0687363A (ja) 車両用8−ウエイパワーシートの駆動装置
CN216033583U (zh) 扭力摇臂高度限位器、空气悬架结构及汽车
JPS63505Y2 (ja)