JPH0646427U - コンバインのグレンタンク - Google Patents

コンバインのグレンタンク

Info

Publication number
JPH0646427U
JPH0646427U JP8858492U JP8858492U JPH0646427U JP H0646427 U JPH0646427 U JP H0646427U JP 8858492 U JP8858492 U JP 8858492U JP 8858492 U JP8858492 U JP 8858492U JP H0646427 U JPH0646427 U JP H0646427U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
glen tank
grain
discharge auger
combine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8858492U
Other languages
English (en)
Inventor
栄 園山
Original Assignee
三菱農機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱農機株式会社 filed Critical 三菱農機株式会社
Priority to JP8858492U priority Critical patent/JPH0646427U/ja
Publication of JPH0646427U publication Critical patent/JPH0646427U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グレンタンクを剛性の高い揚穀筒との間で固
定し、かつその近傍位置で排出オーガを支承することに
より、該排出オーガの搬送振動によるグレンタンクの共
振を可及的に抑制することができるコンバインのグレン
タンクを提供する。 【構成】 脱穀部10の内側壁10bとグレンタンク9
の前面壁15との間に形成される空間部16に揚穀筒1
0aを立設すると共に、上記揚穀筒10aの頂部にグレ
ンタンク9の固定装置17を設け、かつ該固定装置17
に近接して排出オーガ12の支承装置23を配設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、刈取脱穀作業中に脱穀部から揚穀筒を介して搬送された籾を順次堆 積するグレンタンクに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、脱穀した籾を揚穀筒からグレンタンク内に放出して貯留するように構 成したコンバインでは、上記グレンタンク内の籾センサー、横送りラセン等の点 検、保守および清掃を行なうための開口窓あるいは開口ドアをグレンタンクの側 壁に設けた構成となっている。 ところが、上記構成のものでは、点検、保守等の作業を行なう際に作業者が開口 窓から上半身をタンク内に進入させたまま、またはタンク内に作業者が入った状 態で作業を行なわなければならず、不自由かつ煩わしい作業を余儀なくされる、 という欠点を有するものであった。 そこで、上記欠点を改善するために、グレンタンク内の横送りラセンの回転軸 を支点としてグレンタンクを側方に倒伏する構成、あるいは機体の後方を支点と して該機体の側方にグレンタンクを回動する構成、等が提案されている。
【0003】 しかしながら、上記各構成のものでは、機体にグレンタンクを固定する固定装置 を隣接する脱穀部に設け、かつ上記グレンタンクの上方で機体後部から前方に延 出した排出オーガの本体筒部を、固定装置から離間してグレンタンク上面に設け た支承装置で支持するようになっているため、コンバインの刈取脱穀作業および 籾搬送作業中に、排出オーガによる搬送振動がグレンタンクに伝達されて、該グ レンタンクが共振し、不快な騒音源となるばかりでなく、振動が機体全体に伝達 されてしまい、運転席に着座した作業者の疲労を著しく増大させる、という問題 を内包するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、上記の如き実状に鑑み従来の欠点を解消すべく創案されたものであ って、その目的とするところは、グレンタンクを剛性の高い揚穀筒との間で固定 し、かつその近傍位置で排出オーガを支承することにより、該排出オーガの搬送 振動によるグレンタンクの共振を可及的に抑制することができると共に、グレン タンクの固定、解除を簡単な操作で行うことができ、もって揚穀筒を含むグレン タンク周辺の点検、保守作業を効率良く行うことができるコンバインのグレンタ ンクを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段は、脱穀部の内側壁に近接 配置したグレンタンクを、機体の側方に移動自在に配置してなるコンバインであ って、上記脱穀部の内側壁とグレンタンクの前面壁との間に形成される空間部に 揚穀筒を立設すると共に、上記揚穀筒の頂部にグレンタンクの固定装置を設け、 かつ該固定装置に近接して排出オーガの支承装置を配設したことを特徴とするも のである。
【0006】
【作用】
したがって本考案によれば、グレンタンクの固定、解除作業を容易に行なうこ とができると共に、排出オーガの搬送振動を可及的に抑制することができ、機体 振動に伴う作業者の疲労を軽減することができる。
【0007】
【実施例】
本考案の構成を、図面に示した一実施例ついて詳細に説明する。 図1ないし図3において、1はコンバインであって、該コンバイン1はクロー ラ走行装置2を備えた機体3の前部に、穀稈梳起し体4、分草体5等からなる前 処理部6が昇降自在に装着されており、その後方には、運転操作部7を前部およ び側部に設けた運転席8が配設されていると共に、上記運転席8後部の一側には グレンタンク9が配設され、かつ該グレンタンク9の他側には揚穀筒10aを併 設した脱穀部10が配けられている。上記グレンタンク9の後方には、図示しな い縦送りラセンを内装した縦搬送パイプ11が立設されており、脱穀部10で脱 穀選別処理された籾を、揚穀筒10aにより揚上搬送してグレンタンク9に貯留 した後、グレンタンク9の底部に配設した横送りラセン9aから縦搬送パイプ1 1の縦送りラセンを経て、排出オーガ12の排出口12aから機外に放出するよ うに構成されている。
【0008】 上記排出オーガ12は、縦搬送パイプ11の上端部に配設したギヤケース13を 介してグレンタンク9の上方で機体3の前方に延出し、その先端部に排出口12 aを下方に向けて装着すると共に、上記パイプ本体部13aの基端側と縦搬送パ イプ11の上端部との間に後述するステー14aを介してシリンダ機構14が配 設されており、排出オーガ12を上下揺動自在に支持するようになっている。
【0009】 また、グレンタンク9は、横送りラセン9aの回転軸9bを回動支点として機体 3の側方に倒伏自在に支持されていると共に、該グレンタンク9の前部は、運転 席8後部の背当て面8aに沿う前面壁15と脱穀部10側の内側壁10bとの間 に切欠状の空間部16が形成されており、該空間部16には、頂部にグレンタン ク9の固定装置17を装着した揚穀筒10aが立設されている。
【0010】 上記固定装置17は、図4に示す如く、グレンタンク9の上面に装着したブラケ ット18に、長方形状の本体19にフック部20aを切欠形成した固定用フック 20を枢着すると共に、揚穀筒10aの頂部に固定ピン21を突設し、回動レバ ー22の回動操作でグレンタンク9を揚穀筒10aに固定するように構成されて いる。 また、上記固定装置17の近傍位置には、排出オーガ12のパイプ本体部13a を下方から支持する支承装置23が装着されており、該支承装置23は、図5お よび図6に示す如く、グレンタンク9の前面壁15に装着した縦長ブラケット2 4に回動レバー25aを備えた固定フック25を枢着し、かつ上記縦長ブラケッ ト24の上面に、パイプ本体部13aを支承するパイプ受け26を上方拡開状に 固着して構成されており、パイプ本体部13aをパイプ受け26に支承させた状 態で、該パイプ本体部13aの下面に金具27aを介して突設した固定ピン27 に固定フック25を係止させることにより、排出オーガ12をグレンタンク9の 上方で固定するようになっている。
【0011】 なお、28は揚穀筒10aの吐出口、29はグレンタンク9側に形成した籾搬入 口、30は、駆動プーリ31、従動プーリ32および巻回ベルト33からなる横 送りラセン9aの駆動機構であり、上記従動プーリ32は横送りラセン9aの回 転軸9b軸支されて横送りラセン9aを駆動するものである。
【0012】 上記の如き構成において、刈取脱穀作業を行うに当り、機体を立毛穀稈中に進 入させれば、前処理部6で刈取った穀稈を脱穀部10により脱穀処理し、脱穀選 別後の籾は運転席8の後方に配設されたグレンタンク9に貯留され、該グレンタ ンク9の底部に配設した横送りラセン9aから縦搬送パイプ11を経て排出オー ガ12の排出口12aから機外に放出される。 このような刈取脱穀作業中、排出オーガ12の搬送振動がパイプ本体部13aを 支承する支承装置23を介してグレンタンク9に伝達されるが、該グレンタンク 9は、上記支承装置23に近接する固定装置17を介して剛性の高い揚穀筒9a に固定されているため、上記排出オーガ12の搬送振動は、振動伝達の初期段階 で揚穀筒9a側に吸収され、グレンタンク9自体の振動を未然に防止することが できる。
【0013】 また、グレンタンク9内の点検、保守等の作業を行なう場合には、駆動機構30 の巻回ベルト33を取外し、回動レバー22を回動操作して、揚穀筒10a側の 固定ピン21と固定用フック20との係合っを解除し、揚穀筒10aの吐出口2 8とグレンタンク9の籾搬入口29との接続を解除する。次いで、グレンタンク 9を横送りラセン9aを回動支点として側方に倒伏回動すれば、グレンタンク9 内の点検、保守を容易に行なうことができる。
【0014】 なお、本実施例では、グレンタンク9を横送りラセン9aを回動支点として側方 に倒伏回動するように構成したものを示したが、これに限定されることなく、グ レンタンク9の後壁近傍位置に立設した縦搬送パイプ11を回動支点として、該 グレンタンク9を機体3の側方に水平回動するように構成した場合でも、本実施 例と同様の効果を得ることができる。
【0015】
【考案の効果】
これを要するに本考案は、脱穀部の内側壁に近接配置したグレンタンクを、機 体の側方に移動自在に配置してなるコンバインであって、上記脱穀部の内側壁と グレンタンクの前面壁との間に形成される空間部に揚穀筒を立設すると共に、上 記揚穀筒の頂部にグレンタンクの固定装置を設け、かつ該固定装置に近接して排 出オーガの支承装置を配設したから、コンバインの刈取脱穀作業において発生す る排出オーガによる搬送振動を、振動伝達の初期段階で可及的に抑制することが でき、上記搬送振動に伴うグレンタンクの共振を一掃し得て、運転席に着座した 作業者の振動による疲労を軽減することができると共に、グレンタンクの固定、 解除を簡単なレバー操作で行うことができ、もって揚穀筒を含むグレンタンク周 辺の点検、保守等の作業性を向上させつつ、円滑な籾排出作業を効率良く行うこ とができる、という極めて有用な実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】同上要部の一部省略平面図である。
【図3】脱穀部およびグレンタンクの周辺構成を示す同
上一部省略正面図である。グレンタンクの回動移動を示
す同上一部省略作用説明図である。
【図4】固定装置の要部拡大平面図である。
【図5】支承装置の要部斜視図である。
【図6】(a)は支承装置の要部平面図である。(b)
は同上要部正面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 3 機体 9 グレンタンク 10 脱穀部 10a 揚穀筒 10b 内側壁 16 空間部 17 固定装置 23 支承装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀部の内側壁に近接配置したグレンタ
    ンクを、機体の側方に移動自在に配置してなるコンバイ
    ンであって、上記脱穀部の内側壁とグレンタンクの前面
    壁との間に形成される空間部に揚穀筒を立設すると共
    に、上記揚穀筒の頂部にグレンタンクの固定装置を設
    け、かつ該固定装置に近接して排出オーガの支承装置を
    配設したことを特徴とするコンバインのグレンタンク。
JP8858492U 1992-12-01 1992-12-01 コンバインのグレンタンク Pending JPH0646427U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8858492U JPH0646427U (ja) 1992-12-01 1992-12-01 コンバインのグレンタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8858492U JPH0646427U (ja) 1992-12-01 1992-12-01 コンバインのグレンタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0646427U true JPH0646427U (ja) 1994-06-28

Family

ID=13946897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8858492U Pending JPH0646427U (ja) 1992-12-01 1992-12-01 コンバインのグレンタンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0646427U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011172536A (ja) コンバインの穀粒回収部構造
JPH0646427U (ja) コンバインのグレンタンク
WO2015020057A1 (ja) コンバイン、及び、収穫機
JP2019041628A (ja) コンバイン
JP3383557B2 (ja) コンバインの穀粒タンク構造
JP3777675B2 (ja) コンバイン
JPH0639563Y2 (ja) 揚上筒の補強構造
JP3063213B2 (ja) 脱穀装置の穀粒取出装置
JPH1189417A (ja) コンバインの脱穀粒貯留部構造
JPH0646426U (ja) コンバインのグレンタンク
JPH08140463A (ja) コンバインにおける排出筒の支持構造
JPH1189418A (ja) コンバインの穀粒タンク構造
JP3178889B2 (ja) コンバイン
JPH0331146Y2 (ja)
JPS591879Y2 (ja) コンバインの走行装置
JPH1189415A (ja) コンバインの脱穀粒貯留部構造
JPH09224461A (ja) コンバインの穀粒排出筒
JPH10155331A (ja) コンバインのオイルタンク取付装置
JPH1189411A (ja) コンバインの穀粒搬出装置
JPH0639557Y2 (ja) コンバインにおける穀粒処理装置
JP2003265020A (ja) コンバインの穀稈搬送構造
JP2013230111A (ja) コンバインの穀粒排出構造
JPH04365423A (ja) コンバインの穀物排出装置
JP2007252223A (ja) コンバインの脱穀装置
JPH11239412A (ja) コンバイン