JPH0646384A - デジタルビデオ信号処理方法 - Google Patents

デジタルビデオ信号処理方法

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JPH0646384A
JPH0646384A JP5058286A JP5828693A JPH0646384A JP H0646384 A JPH0646384 A JP H0646384A JP 5058286 A JP5058286 A JP 5058286A JP 5828693 A JP5828693 A JP 5828693A JP H0646384 A JPH0646384 A JP H0646384A
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frame
frames
motion
image
input
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Application number
JP5058286A
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Inventor
John W Richards
ウィリアム リチャーズ ジョン
Martin R Dorricott
レックス ドリコット マーチン
Morgan W A David
ウィリアム エイモス デービッド モーガン
Stephen M Keating
マーク キーティング スティーブン
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Sony Broadcast and Communications Ltd
Original Assignee
Sony Broadcast and Communications Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0135Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes
    • H04N7/014Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving interpolation processes involving the use of motion vectors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/144Movement detection
    • H04N5/145Movement estimation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも幾つかの入力フレームのそれぞれ
が、第1の付加特性(例えば60Hz,2:1)となっ
ている第1の画像部分と、第2の付加特性(例えば30
Hz,1:1)となっている第2の画像部分とを含む入
力フレーム(A1、A2、・・・)の連なりを表す入力デ
ジタルビデオ信号を処理して、全体的に同一の付加特性
(例えば24Hz,1:1)となっている出力フレーム
の連なりを表す出力ビデオ信号を形成する。 【構成】 (例えば入力フィールドの対(a1,a2;a
3,a4;・・・)間の差異(列C)を測定するか、また
は入力ビデオ信号に伴うキー信号を検出することによっ
て)入力フレームの第1及び第2の画像部分を識別し、
第1と第2の画像部分を異なる方法にて処理し(列Eか
らG及び列HからJ)出力フレームを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルビデオ信号処理
方法及び装置に関し、特に入力フレームの連なりを表す
入力デジタルビデオ信号を処理し、出力フレームの連な
りを表す出力デジタルビデオ信号を形成する方法及び装
置に関する。本発明は、特に入力フレームの少なくとも
幾つかは、それぞれ第1の付加特性(例えば毎秒60フ
ィールド2:1のインターレース)を有する第1の画像
部分と、第2の付加特性(例えば毎秒30フレーム、
1:1のプログレッシブ走査)を有する第2の画像部分
とを含む場合に関する。更に本発明は、特に次のような
場合に限るわけではないが、出力信号が異なる付加特性
(例えば毎秒24フレーム1:1プログレッシブ走査)
となっているフレームをシミュレートする場合、及び出
力信号が、入力信号(例えば毎秒60フィールド、2:
1のインターレース)の画像部分のひとつの付加特性を
全体的に付加したフレームをシミュレートする場合にも
適用可能である。
【0002】
【従来の技術】英国特許出願GB2231228号Aで
は、毎秒60フィールド、2:1インターレースのフォ
ーマットのデジタルビデオ信号を変換して、毎秒24フ
レーム1:1のプログレッシブ走査フォーマットをシミ
ュレートするようにする。この方法の最も単純な形態で
は、10個の入力フィールドの連なりのうち、プログレ
ッシブ走査フォーマットが時間順序に第1、第3、第
4、第6、第8、及び第9の順序に並べられ、先行する
フィールドと後続するフィールドとの間でフィールド間
補間を行うか、あるいは入力画像の検出された画像の動
きの分量に応じて各入力フィールドでのフィールド内補
間を行う。4個の対応する出力フレームの連なりにおい
て、第1及び第4のプログレッシブ走査変換されたフレ
ームは、第1及び第3の出力フレームとして直接用いら
れる。一方、第2及び第4の出力フレームは、第2及び
第3のプログレッシブ走査変換されたフレーム間で、時
間上中間点での運動補正によって形成されるとともに、
第5及び第6のプログレッシブ走査変換されたフレーム
においても、これらの中間点にて行われる。運動補正さ
れた時間補間の過程は、出力フレームの各ピクセルに対
して、プログレッシブ走査変換フレームの各対の間で、
ピクセルが表している物体の運動を表す運動ベクトルを
形成する過程を含んでいる。中間点における補間の場
合、出力フレームの各ピクセルの値は、運動ベクトルの
中間点だけオフセットされたプログレッシブ走査変換さ
れたフレームの各対に位置するピクセルの値を平均化す
ることによって、それぞれ出力フレームのピクセルの位
置から決定される。
【0003】英国特許出願9024836.0では、英
国特許出願GB2231228Aにて開示されている方
法を発展させた例が多数開示されており、例えば、運動
補正された時間補間によって、毎秒30フレーム1:1
のプログレッシブ走査フォーマットを変換し、毎秒24
フレーム1:1のプログレッシブ走査フォーマットの付
加をシミュレートする。
【0004】英国特許GB2231228A及びGB9
024836.0の方法を用いて十分な変換を行うため
の必要条件は、入力信号が単一の(実際のまたはシミュ
レートされた)時間的付加特性を有することである。し
かしながら、この場合、変換方法が入力信号が2つの異
なる時間特性を有する複合信号である場合に十分な結果
となって知覚されるような一般性をもっていなければな
らない。例えば、ビデオカメラからの毎秒60フィール
ド2:1インターレースの付加特性の素材と、毎秒30
フレームコンピュータグラフィックシステムからの付加
特性の素材(ただし、毎秒60フィールド、2:1イン
ターレースの信号で時間的に位置を共有(co−sit
ed)している各対のフィールドを伴う信号も含む)と
の複合体である入力ビデオ信号を変換することができる
ことが望ましく、毎秒24フレーム1:1のプログレッ
シブ走査フォーマットでの付加特性をシミュレートして
いる出力ビデオ信号を形成し、出力信号が例えば電子ビ
ーム記録機にて用いられ、毎秒24フレームのフィルム
が形成される。この例ではフレームレートが変更され
る。さらに、例えば上述のように生のまま複合された入
力ビデオ信号を変換し、画像全体が毎秒60フィールド
2:1のインターレースフォーマットとなっている付加
特性をシミュレートした出力信号を形成することができ
ることが望ましい。この後者の例はフレームレートの変
更を含んでいない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の事柄に鑑み、本
発明の第1の課題は、入力フレームの少なくとも幾つか
は、第1の付加特性となっている第1の画像部分と第2
の付加特性となっている第2の画像部分とをそれぞれ含
んでいるような入力フレームの連なりを表す入力デジタ
ルビデオ信号を処理し、出力フレームの連なりを表す出
力ビデオ信号を形成するための方法を提案することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上述の要件を満
たすために、本発明の第1の観点による方法は、入力フ
レームの第1及び第2の画像部分を識別するステップ
と、この第1及び第2の画像部分を処理して出力フレー
ムを形成し、この出力フレームが、一般的に同一の付加
特性となっている第1及び第2の画像部分の付加特性を
シミュレートするようにするステップとによって特徴付
けられる。
【0007】この方法のひとつの例では、第1の画像部
分は、第1のフレームレート(例えば30Hz、1:
1)でプログレッシブ走査フレームとして特性が付加さ
れ、第2の画像部分は第1のフレームレート(例えば6
0Hz、2:1)のインターレースフィールドとして特
性付加される。上記の識別ステップは、同一の入力フレ
ームのフィールド間における画像動作の検出過程から成
り、処理ステップは、一般的に比較的大きな検出運動の
領域の中の各入力フィールドのフィールド内補間、及び
運動がないかまたは比較的小さな検出運動しかない領域
の中の各入力フィールドの組合せによって、出力フレー
ムを形成することから成る。この場合、処理ステップ
は、各ピクセルに対して対応するフィールド内補間され
たピクセル値を、このピクセルの検出運動の程度に応じ
て、対応するフィールド結合したピクセル値と結合する
過程を含むことが望ましい。更に、この方法の例では、
運動補正された時間補間を用いて出力フレームを処理
し、(例えば24Hz1:1の)異なる付加特性をシミ
ュレートするステップを更に含んでもよい。
【0008】本発明の比較的直接的な第1の例は、時間
的なサンプリングレートのデシメーション(サンプリン
グレートを下げる動作)及びこれによる画像データの損
失を含んでいる。このことを回避するために、本発明の
方法の第2の例では、第1の画像部分は第1のフレーム
レート(例えば30Hz,1:1)にてプログレッシブ
走査フレームとして特性が付加され、第2の画像部分は
第1フレームレート(例えば60Hz,2:1)のイン
ターレースフィールドの対として特性が付加され、出力
信号は第1のフレームレートにて付加特性をシミュレー
トし、識別ステップは各入力フレームのフィールド間の
差異に対応する差異フレームの第1の連なりを形成する
ことを含んでもよい。さらに、処理ステップは、少なく
とも各フレームの1フィールドのフィールド内補間によ
ってプログレッシブ走査画像フレームの連なりを形成
し、補間された画像フレームが入力フレームの各1個の
第1画像部分によって位置が共有されるようにするステ
ップと、差異フレームの第1の連なりの運動が補間され
た時間補間によって第2の差異フレームの連なりを形成
し、第2の差異フレームが入力フレームの各1個の第1
画像部分に対して時間的に位置を共有するようにするこ
と、及び第2の差異フレームをキー信号として入力フレ
ーム及び補間画像フレームを突合わせることを含んでも
よい。
【0009】本発明の第2の例の変形としては、出力ビ
デオ信号が(例えば24Hz,1:1の)第3の異なる
付加特性をシミュレートする。識別ステップは、各入力
フレームのフィールド間における差異と対応する第1の
差異フレームを形成することを含んでよく、処理ステッ
プは運動補正された補間過程によって第1の中間フレー
ムの連なりを形成し、第1の画像領域を変換して第3の
付加特性をシュミレートすること、時間補間された補間
過程によって第2の中間フレームの連なりを形成し、第
2の画像領域を変換して第3の付加特性をシミュレート
し、各第2の中間フレームは第1の中間フレームの各1
個によって時間的に位置を共有するようにすること、運
動補正された時間補間によって第2の異なるフレームの
連なりを形成し、第1の差異フレームを変換して第3の
付加特性を形成し、各第2の差異フレームが第1の中間
フレームの各1個によって位置を共有するようにするこ
と、及び第1及び第2の中間フレームを第2の差異フレ
ームをキー信号として突合わせるとから成る。
【0010】本発明の第2の例、及びこれの変形例は、
ソースビデオ信号から差異フレームを発生させることを
含む。多くの場合で、ソースビデオ信号はキー信号を用
いて後処理されてもよく、本発明の第3の例ではキー信
号は付加変換過程にて用いられている。一層詳しくいう
と、本発明の方法の第3の例では、第1画像部分が第1
のフレームレート(例えば30Hz,1:1)にてプロ
グレッシブ走査フレームとして特性付加され、第2の画
像部分は、第1のフレームレート(例えば60Hz,
2:1)の中間フィールドの組として特性付加され、入
力信号は第1及び第2の画像部分を示すキーフレームの
連なりを伴ない、さらに、出力信号は(例えば24H
z,1:1の)第3の異なる付加特性をシミュレートす
る。識別ステップは、キーフレームを検出することから
成り、処理ステップは運動補正された時間補間によって
第1の中間フレームの連なりを形成し、第1の画像領域
が第3の付加特性をシミュレートするように変換するこ
と、運動補正された時間補間によって中間フレームの第
2の連なりを形成し、第2の画像領域が第3の付加特性
をシミュレートするように変換し、第2の中間フレーム
が第1の中間フレームの各1個によって時間的に位置を
共有するようにすること、運動補正された時間補間によ
って第2のキーフレームの連なりを形成し、検出された
キーフレームを第3の付加特性に変換し、第2のキーフ
レームが第1の中間フレームの各1個によって時間的に
位置を共有するようにすること、及び第1と第2の中間
フレームを第2のキーフレームをキー信号として用いて
対に組むことからなる。
【0011】本発明の更に別の例では、処理ステップ
は、入力フレームを処理し、運動ベクトルが画像内のピ
クセルに対して形成された(例えば英国特許GB223
1228AまたはGB9024836.0)運動補正さ
れた時間補間を用いて第1の付加特性から出力の付加特
性へと変換し、各運動ベクトルに対し良度指数(fig
ure of merit)を発生させる。また、この
例における識別ステップは、良度指数に応じて行われ
る。この場合、処理手段は、入力フレームを処理して第
2の付加特性から出力の付加特性へと運動が補間され
た、画像のピクセルに対して運動ベクトルが形成された
時間補間を用いて変換する第2の変換過程をシミュレー
トし、各運動ベクトルに対して良度指数を発生させる。
また、識別手段は、第1及び第2の変換の良度指数の比
較結果に応じて行われる。この識別手段は、第1及び第
2の変換の運動ベクトルの比較に応じて行なわれる。
【0012】本発明では、上述の方法を行うのに適した
装置も提案している。以下に本発明の実施例を添付の図
面を参照しながら説明する。
【0013】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1から図4を参
照して説明する。部分的には60Hz,2:1で、部分
的には30Hz1:1で特性付加された素材を、24H
z,1:1の特性付加状態にてシミュレートする変換に
つき説明する。簡単のため、図1では9本の走査線のみ
から成るフレームを示す。実際の高精細度ビデオでは、
1000本単位の走査線がある。60Hz、2:1/3
0Hz、1:1の複合ビデオ信号を変換し、24Hz,
1:1の特性付加状態をシミュレートし、入力信号の時
間サンプルレートは、この例では、入力信号の2つの部
分の付加特性レートの最大公約数、すなわち30Hz、
1:1にサンプリングレートがデシメートされる。
【0014】図1の第1の例では、60Hz、2:1の
入力フィールドの連なりを示し、ここでは画像の上部に
ある正方形の模様が左へ運動し、画像の底部にある矩形
が右へ運動し、背景は静止している。画像の中の点線の
左側の部分(つまり矩形を含んでいる部分)は、30H
z1:1にて作成され、画像の点線の右側部分(つまり
正方形を含む部分)が、60Hz,2:1にて作成され
ている。30Hz,1:1のフィールドの対に画像をデ
シメートするためには、フィールドの対が図1の列Bに
示すように直接結合される。このように行われた場合
は、背景及び30Hz、1:1にて作成された矩形は、
結合図形30Hz,1:1の画像の中で適切に表現され
る。しかしながら、60Hz,2:1にて作成された矩
形は、図1のB列に示すようにインターレースのにじみ
が起こってしまう。このようなインターレースのにじみ
の問題を減少または防止するために、フィールドの対の
間にて大規模な運動が検出された画像領域(したがっ
て、60Hz,2:1の付加特性領域のみにて)にて、
対となっているフィールドの1個のフィールド内補間に
よって画像が形成されるようにする。いくらか小規模の
運動が検出される領域では、画像は対となっているフィ
ールドの1個のフィールド内補間の組合せ及び対となっ
ている2個のフィールドの組合せによって形成される。
さらに、どのような運動も検出されないところでは、結
合によって出来たフレームの全体は対の2個のフィール
ドの組合せによって形成される。図1に示す正方形が大
規模に運動している場合は、図1のC列に示す出力フレ
ームがこの過程によって形成され、これは、図1のB列
によるフレームよりも30Hz1:1のフォーマットの
画像としては良好な画像となる。
【0015】上述の方法を実施するための装置を図2を
参照しながら説明する。ライン10の入力フィールドi
fnは、フィールドメモリ12、フィールド間補間器1
4、運動検出器16、及びフィールド結合器18に供給
される。フィールドメモリ12によって遅延が発生し、
ここからライン20に出力されるフィールドifn-1
は、入力フィールドifnよりも1周期遅れる。遅延し
たフィールドifn-1は、運動検出器16及びフィール
ド結合器に供給される。フィールド内補間されたフレー
ムは、補間器14によって比例結合器22に供給され、
フィールド結合されたフレームはフィールド結合器18
によって比例結合器22に供給される。出力されるべき
フィールド中の各ピクセルに関しては、運動検出器16
は、このピクセルが表す物体の検出された運動を表す例
えば0から255までの範囲の運動予測値Pnを発生さ
せる。また、比例結合器22は、フィールド内補間器1
4及びフィールド結合器18によって形成された対応す
るピクセル値を運動予測値Pnに従って結合させ、出力
ピクセル値を発生させ、これが出力バッファ24に供給
され、さらにこれが30Hz、1:1の付加特性をシミ
ュレートする出力フレームOFn/2を形成する。
【0016】フィールド間補間器14は、ひとつおきの
出力フィールドif2,if4,if6,...から垂直
補間されたフレームIFn/2を形成する。単純な形態で
は、各ラインに対して、補間されたフレームIFn/2 の
中の位置(x,y)におけるピクセル値は、対応する偶
数入力フィールドifnの中の同一位置(x,y)にお
けるピクセル値に等しくなる。一方、奇数のラインに関
しては、補間されたフレームIFn/2 の中の位置(x,
y)におけるピクセル値は、これに対応する偶数入力フ
ィールドifnの中の位置の上方及び下方の位置(x,
y−1)及び(x,y+1)におけるピクセル値の平均
となる。すなわち、偶数ラインに対しては(yが偶
数)、 IFn/2 (x,y)=ifn (x,y); 奇数ラインに対しては(yが奇数)、 IFn/2 (x,y)= (1/2){ifn (x,y−y)+ifn(x,y+1)} となる。
【0017】フィールド結合器18は、結合フレームC
Fn/2を形成し、これが入力フィールドifn-1 及びi
fnの各対の直接的な結合となり、結合フレームCFn/2
の偶数ラインは偶数入力フィールドifnから取られ、
奇数ラインは先行する奇数入力フィールドifn-1 から
取られる。すなわち、偶数ラインに対しては(yが偶
数)、 CFn/2 (x,y)=ifn (x,y); 奇数ラインに対しては(yが奇数)、 CFn/2 (x,y)=ifnー1 (x,y); となる。
【0018】比例結合器22は、フィールド内補間され
たフレームの対応するピクセルの値IFn/2の比例部分
Pn(x,y)と、結合フレームのフィールドの値CFn
/2(x,y)の相補的比例部分255ーPn(x,y)
とを加算することによって、出力フレームOFn/2の各
ピクセルの値OPn/2(x,y)を発生させる。すなわ
ち、 OFn/2=Pn(x,y)*IFn/2(x,y)/256+(256−Pn( x,y))*CFn/2 (x,y)/256.
【0019】運動検出器16について図3を参照して更
に詳しく説明する。運動検出器の動作は、英国特許出願
GB2231228Aの図8から図14を参照して詳し
く説明される対応する装置の動作とある意味で似通って
いる。しかしながら、この場合、同一フレームの2個の
フィールドのフィールド間差異信号が運動を表すために
用いられ、英国特許出願GB2231228Aの場合で
考慮されているように、フィールドのいずれかのサイド
の2個のフィールドの差異信号を用いてはいない。なぜ
なら、対となっているフィールドifn-1,ifnは極性
が逆になっており(すなわち奇数と偶数)、補間器26
が奇数フィールドifn-1に対して使用され、補間され
た偶数極性のフィールドifn-1’が形成され、また、
フィルタ28が偶数入力フィールドifnに対して使用
され、補間器26の応答と整合させ、ろ波された偶数フ
ィールドifn’が形成されるからである。すなわち、
奇数のyに対して ifn-1'(x,y)=(1/2)ifn-1(x,y−1)+(1/2)ifn-1 (x,y+1) 偶数のyに対して ifn'(x,y)=(1/4)ifn(x,y−2)+(1/2)ifn(x ,y)+(1/4)ifn(x,y+2)
【0020】差異モジュラスフィールドdfnは、減算
器30及びモジュラス作動器32によって補間フィール
ド及びろ波フィールドifn-1’、ifn’を作成する。
すなわち、偶数のyに対しては、 dfn(x,y)=|ifn'−ifn-1'(x,y)| となる。差異モジュラス値(difference m
odulus values)を正規化するために、補
間フィールド及びろ波フィールドifn-1’、ifn’対
応するピクセル値の和sfnを加算器34によって作成
する。すなわち偶数のyに対して、 sfn(x,y)=(1/2)ifn-1’(x,y)+(1/2)ifn'(x ,y) となり、また平均強度補正器36は、例えばフォーミュ
ラ(formula)にしたがって正規化された差異値
のフィールドndfn を作成する。すなわち、 ndfn(x,y)=dfn(x,y)*(1−(sfn(x,y)/(ima x+1))) となる。ここで、imaxはピクセル値の最大値である。
正規化された差異フィールドndfnは、例えば1/
4、1/2、1/4を係数とする3タップフィルタを用
いて先行及び後続する正規化された差異フィールドnd
fn-2,ndfn+2とともに垂直方向にろ波され、ろ波さ
れた差異フィールドfdfnを作成する。すなわち、偶
数のyに対して、 fdfn(x,y)=(1/4)fdfN-2(x,y−2)+(1/2)fd fn(x,y)+(1/4)fdfn+2(x,y+2) となる。例えば垂直方向の折り返し歪の問題を減少させ
るため、とりわけ時間的な折り返し歪とかかわる問題を
最小限度にとどめるためにこの方法が用いられる。第1
のろ波された差異フィールドfdfnは、空間フィール
ド内フィルタによってろ波され、差異フレームDFnが
例えば次のように作成される。偶数のyに対して DFn(x,y)=(1/4)fdfn(x,y−2)+(1/2)fdfn (x,y)+(1/4)fdfn(x,y+2); また奇数のyに対して DFn(x,y)=(1/2)fdfn(x,y−1)+(1/2)fdfn (x,y+1) となる。
【0021】空間フィールド内補間器40は、垂直方向
に、さらに水平方向により発展的にろ波を行うように構
成して、一層なめらかな差異値を発生するようにしても
よい。最後に、運動評価値Pnのフレームを作成するた
めに、差異フレームDFnを図4に示すような特性を持
った非線形マッピング関数器42に適用し、ゼロからブ
レイクポイント1までの差異値DFn(x,y)に対し
ては、運動評価値Pn(x,y)はゼロとし、ブレイク
ポイント2を越える差異値DFn(x,y)に対して
は、運動評価値Pn(x,y)は、例えば255のよう
に最大値をとり、ブレイクポイント1からブレイクポイ
ント2の間での差異値DFn(x,y)では、運動評価
値Pn(x,y)は累進的に増加するようにしてもよ
い。
【0022】図1から図4までを参照して説明した構成
では、60Hz2:1及び30Hz1:1にて特性付加
された部分を含む素材を変換し、全体として30Hz
1:1にて特性付加された状態をシミュレートする。変
換された素材を直接用いるか、または運動補正された時
間補間を用いて更に変換し、例えば英国特許出願GB9
024836.0の特に図70を参照して詳細に説明し
ているように、24Hz,1:1のような異なったフォ
ーマットにて特性の付加をシミュレートしてもよい。詳
細については、この先行出願を参照されたい。しかしな
がら、かいつまんでいえば、図5に示すように、列Aは
6個の30Hz、1:1の入力フレームIF1からIF6
の連なりを示しており、列Bは24Hz,1:1の出
力フレームOF1からOF5の連なりを示している。第1
出力フレームOF1は、第1入力フレームIF1から直接
作成される。ただし、第2出力フレームOF2は、第2
及び第3の入力フレームIF2及びIF3 の1/4案分
点にて運動補正するように時間補間される。第3の出力
フレームOF3は、第3及び第4の入力フレームIF3,
IF4中心案分点にて運動補正されるように時間補間さ
れる。さらに、第4の出力フレームOF4は、第4及び
第5の入力フレームIF4及びIF5の3/4案分点にて
運動補正するように時間補間される。このプロセスは次
の5つの入力フレームIF6からIF10 及び次の4個の
出力フレームOF5からOF8に関して繰り返され、同様
に繰り返す。運動補正された時間補間によって、出力フ
レームの各ピクセルに対して、補間されるべき2個の対
応する入力フレーム間に対してピクセルが表す物体の運
動を表現する運動ベクトルが形成されることを意味して
いる。出力ピクセルの値は、2個の入力フレームの中の
ピクセルの値が出力ピクセルの位置から運動ベクトル及
び時間補間比に応じた分量だけ移動することに起因して
決まる。このように、例えば第2出力フレームOF2に
関しては、位置(x,y)における出力ピクセル値OF
2(x,y)は、以下のように与えられる。 OF2(x,y)=0.75*IF2{(x,y)−0.25*M2(x,y )}+0.25*IF3{(x,y)+0.75*M2(x,y)} ここでM2(x,y)は、出力フレームOF2における位
置(x,y)のピクセルに対する運動ベクトルであっ
て、IF2{ }及びIF3{ }は、入力フレームIF
2,IF3 中の適当な位置におけるピクセル値を表して
いる。本発明の構成では、全体的に60Hz、2:1で
特性付加されている素材を24Hz、1:1の特性に変
換させる場合の画質ほどは良好な画質とはならない。な
ぜなら運動補正は1/30秒の時間スペーシングの2倍
にてフレームに対して作用するからである。さらに、本
発明の別の構成では、時間サンプリングレートをデシメ
ートする必要がなく、以下これについて説明する。
【0023】図6の場合、列Aは60Hz,2:1のイ
ンターレース素材の6個のフレームA1からA6の連な
り、または12個のフィールドa1からa12 の連なりを
表している。60Hz,2:1のインターレースの形を
とっているが、画像のある部分は60Hz,2:1のイ
ンターレースにてビデオカメラで特性付加され、従って
各フレームの2個のフィールドは時間的にオフセットさ
れ、一方画像のその他の部分は30Hz,1:1でコン
ピュータグラフィックによって特性付加され、従ってこ
の部分では各フレームの2個のフィールドは時間的に同
期している。入力フィールドa1からa12は、垂直に補
間され、列Bに示すような12個のフルフレームB1か
らB12 を作成し、同一の入力フレームに由来する垂直
補間されたフレームの各対を減算処理して6個の差異フ
レームC1からC6の連なりを作成する。差異フレームは
単純な減算から作成してもよいが、図3を参照して説明
した構成要素30及び36と類似の構成によって差異値
を正規化することがいっそう好ましい。この6個の差異
フレームを運動補正された時間補間によって30Hz,
1:1から24Hz、1:1へと変換し、列Dに示すよ
うな4個のキーフレームD1からD4の連なりを作成す
る。この場合、第1のキーフレームD1は第1及び第2
の差異フレームC1、C2間で3/4の案分点にて補間す
ることによって作成し、第2のキーフレームD2は第3
の差異フレームC3から直接形成され、第3のキーフレ
ームは、第4及び第5の差異フレームC4、C5間で1/
4の案分点にて補間することによって作成する。第4の
キーフレームD4は、第5及び第6の差異フレームC5及
びC6の中心点にて補間することによって作成する。
【0024】図6の列Eも、6個の入力フレームA1か
らA6、あるいは12個の入力フィールドa1からa12
を示している。各フレームの2個のフィールドは列Fに
よって示される6個のフルフレームF1からF6を直接結
合し、列Fに示すような6個のフルフレームF1からF6
の連なりを作成する。30Hz,1:1のフルフレーム
を30Hz,1:1のフォーマットから24Hz,1:
1に運動補正された時間補間を用いて変換し、列Gに示
すような4個のフレームG1からG4 を作成する。第1
の変換フレームG1は、第2の30HzのフレームF2か
ら直接形成される。第2の変換フレームG2は、第3及
び第4の30HzフレームF3、F4の間の1/4案分点
にて補間することによって作成する。第3の変換フレー
ムG3は第4及び第5の30HzフレームF4、F5の中
心点にて補間することによって作成する。第4の変換フ
レームG4は、第5及び第6の30HzフレームF5及び
F6を3/4の案分点にて補間することによって作成す
る。
【0025】図6の列Hも、6個の入力フレームA1か
らA6、あるいは12個の入力フィールドa1からa12
を示している。この場合、フィールドのうちの決まった
幾つかは(英国特許GB2231228Aに詳しく説明
されているように)運動補正されたフィールド内補間及
びフィールド間補間を用いてプログレッシブ走査変換
し、列Iに示すような6個のフルフレームI1からI6を
作成する。特に、第1から第6までのプログレッシブ走
査変換フレームI1からI6を、第3、第5、第6、第
8、第10及び第11それぞれから作成し、選択的に直
前及び直後のフィールドから作成する。6個のプログレ
ッシブ走査変換されたフレームI1からI6 を運動補正
された時間補間を用いて変換し、列Jに示すような4個
の変換フレームJ1、J4を60Hz2:1から24H
z、1:1に変換して作成する。特に、第1及び第3の
24Hz,1:1のフレームJ1、J3は、第1及び第4
のプログレッシブ走査変換フレームI1及びI4から直接
作成する。ただし、第2及び第4の24Hz1:1のフ
レームJ2及びJ4は、運動補正された時間補間を用いて
第2及び第3のプログレッシブ走査変換フレームI2及
びI3中心案分点、及び第5と第6のプログレッシブ走
査変換フレームI5とI6の中心案分点にて補間すること
によってそれぞれ作成する。
【0026】図6からわかることは、列Dにおける4個
のキーフレームD1からD4は、列Gにおける30Hz
1:1から24Hz1:1に変換された4個のフレーム
G1からG4のそれぞれの1個と時間的に位置合わせされ
ており、さらに、列Jにおける60Hz2:1から24
Hz1:1に変換することによって作成される4個のフ
レームJ1及びJ4 の4個のうちのそれぞれの1個とも
時間的に位置合わせされている。
【0027】出力画像信号は、考慮の対象としているピ
クセルの24Hz、1:1のキー信号(列D)の値に応
じて、30Hz,1:1から24Hz1:1へ変換され
た信号(列G)または60Hz,2:1から24Hz
1:1に変換された信号(列J)のいずれかを選択する
ことによって形成される。特に、キー信号が所定のしき
い値よりも小さいときは、30Hz1:1から24Hz
1:1に変換された信号の対応するピクセル値を選択す
る。また、このピクセルに対するキー信号がしきい値よ
りも大きいときは、60Hz,2:1から24Hz1:
1に変換された信号の対応するピクセル値を選択する。
【0028】図7は、上述の装置がどのように動作する
かを説明するものである。図7の列Aは、60Hz,
2:1で入力されたビデオ信号の5個のフィールドa3
からa7を示したものである。画像の上部では、60H
z,2:1にて特性付加された円状の物体が左に向かっ
て運動しているものとする。一方、画像の底部では30
Hz,1:1にて特性付加された矩形の物体が右に運動
しているものとする。背景は静止状態にある。(簡単の
ため、図7ではフレームの偶数ラインと奇数ラインとを
区別する試みはしていない。)円状物体は、60Hz,
2:1にて特性付加されているため、図7の列Aの5つ
のフィールドa3からa7 にわたって物体の位置は漸進
的に運動するようにみえる。しかしながら、矩形の物体
は30Hz1:1にて特性付加されているため、これの
位置は第1及び第2のフィールドa3、a4(第1のフレ
ーム)の中で同一であり、第3及び第4のフィールドa
5、a6(第2フレーム)の中でも同一である。図7の列
Cでは、3個の対応する差異フレームC2、C4が示され
ている。ひとつのフレームの2つのフィールド間の運動
は、円状物体の運動のみであり、差異フレームはひとつ
の対のフィールド間でカバーされ、またはカバーされな
い差異フレームは、円状物体の部分を含む。図7の列D
は、対応するキー信号フレームD1、D2を表し、図7の
列Jは、60Hz,2:1から24Hz,1:1に変換
された対応するフレームJ1、J2を示している。この2
個のフレームのうち第2のフレームJ2では、円状物体
は正確に位置するとともに、列Aの第3及び第4のフィ
ールドa5a6の位置間に時間的に補間される。しかしな
がら、矩形の物体の位置は正しくない。なぜならこれの
位置は、列Aにおける第3及び第4のフィールドa5、
a6の位置に由来するというよりも、列Aにおける第2
及び第3のフレームA3及びA4の間にて補間された位置
であらねばならないからである。図7の列Gは、30H
z,1:1から24Hz,1:1に変換された2個の対
応するフレームG1、G2 を示している。これら2個の
フレームのうちの2番目において、矩形の物体は正しく
位置付けられており、図7の第2及び第3のフレームA
3及びA4における位置の間にて時間補間されている。と
ころが、円形物体は垂直方向の解像度を低下させてお
り、画像が2重になっている。図7の列Kは、列Dのキ
ーフレームに従って列J及びGのフレームを対に組んで
できたフレームを示す。2個の物体は正しく位置付けら
れており、円形物体(60Hz,2:1にて特性付加さ
れている)は、2重画像になっていないし、垂直方向の
解像度も実質的に失われていない。
【0029】図6及び図7を参照して説明した方法を行
うための装置を図8を参照して説明する。ソースデジタ
ルビデオテープレコーダ(DVTR)44は、入力フィ
ールドをキー信号処理器46、フレームメモリ48、及
び60Hz,2:1から24Hz,1:1に運動補正し
て時間補間する補間器50に供給する。
【0030】キー信号処理器46は、偶数入力フィール
ドa2,a4,a6に対してフルフレームBevenを作成す
るための垂直補間器52と、奇数入力フィールドa1,
a3,a5に対してフルフレームBoddを作成するための
フィールドメモリ54及び垂直補間器56とを含んでい
る。偶数及び奇数のフルフレームBeven,Boddは、減
算器30とモジュラス動作器32及び加算器34に供給
され、さらに図3を参照して説明した方法によって動作
する平均強度補正器36に(フィールドではなくフルフ
レームで)供給し、差異フレームCを作成する。差異フ
レームCは、上述した英国特許9024836.0の図
70を参照して更に詳しく説明したように、30Hz,
1:1から24Hz1:1に運動補正して時間補正する
補間器57に供給し、ここで、DVTR56上に記録さ
れるキーフレームDを作成する。
【0031】フレームメモリ48は、入力フィールドの
対a1,a2;a3,a4;a5,a6・・・を結合させ、結
合フレームFを作成し、これが補間器57に供給されて
30Hz,1:1から24Hz,1:1変換されたフレ
ームGに作成され、さらにDVTR58に記録される。
【0032】補間器50は、英国特許GB223122
8Aの図1から図48に説明されているようなものであ
り、60Hz,2:1から24Hz1:1に変換して出
来るフレームJを入力フィールドから作成し、DVTR
60に記録する。
【0033】このDVTR56は、しきい値器62を介
して記録されたキーフレームDをマルチプレクサ64の
制御入力端に入力する。しきい値器62はキーフレーム
の入力信号の最重要ビットを単に通過させ、しきい値を
8ビットビデオデータに対して128に設定してもよ
く、あるいは、さらに複雑な構成を含んでもよい。DV
TR58、60は、30Hz,1:1から24Hz,
1:1に変換されたフレームGと、60Hz,2:1か
ら24Hz,1:1に変換されたフレームJとを同期さ
せてマルチプレクサ64の入力端に供給し、そこでマル
チプレクサ64が対に組まれた出力フレームKを作成
し、これがDVTR66に記録される。図8の構成の要
素は、様々な制御信号C1からC10 の供給を受けてシス
テムコントローラ68によって制御される。
【0034】図6から図8の例において、30Hz,
1:1と60Hz,2:1の複合特性付加された入力ビ
デオ信号は、24Hz,1:1にて特性付加された状態
をシミュレートすべく処理される。出力フレームレート
は、入力フレームレートとは異なっている必要はない。
例えば30Hz,1:1と60Hz,2:1の両方で複
合特性付加されたビデオ信号を、全体的に30Hz,
1:1の特性のようにシミュレートすることに用いても
よい。これを行うためには、運動補正された時間補間
を、入力フィールドの各対に対して適用し、フィールド
の結合によって30Hz,1:1のフルフレームを発生
させたり、運動補正されたフィールド内補間またはフィ
ールド間補間を用いて30Hz,1:1のプログレッシ
ブ走査変換フレームを発生させたり、30Hzの差異フ
レームを発生させてもよい。この場合、3個のフレーム
全部は運動補正された時間補間過程によって3個のフレ
ームはすべて時間的に同期している。
【0035】図6から図8を参照して説明した構成で
は、差異信号を形成することによってキー信号を発生
し、次に運動補正された時間補間によってこのキー信号
を所望の出力フォーマットに変換する。このキー信号は
2個の異なる変換を受けた画像信号を対に組むことに用
いられる。多くの場合において、入力複合ビデオ信号
は、キー信号を用いてポストプロダクション(後処理)
され、本発明の第3の例では、画像信号の後処理に用い
られるキー信号は画像信号とともに用いられる。キー信
号のフォーマットが所望の出力フォーマトとは異なって
いるときは、キー信号は出力フォーマットに変換される
が、キー信号は図8に示すものと類似した装置における
マルチプレクサ64の入力として直接用いる場合もあ
る。
【0036】いっそう詳しくいうと、図9において、列
Aは図7の列Aと同様に60Hz,2:1の入力画像フ
レームA2からA4、すなわちa3からa7を示すものであ
る。列Lは、画像フィールドa3からa7の供給を受けた
対応するキー信号フィールドI3からI7を示すものであ
る。この例では、キー信号は30Hz,1:1というよ
りはむしろ60Hz,2:1となっている。キーフィー
ルドI3からI7において、無垢にて示してある部分は3
0Hz,1:1にて特性付加された画像領域を示し、網
掛けをしてある部分は60Hz,2:1にて特性付加さ
れた画像領域を示している。出力フレームに時間順序で
もっとも近い列Lにおけるキー信号のフィールドは、プ
ログレッシブ走査変換され、図9の列Mに示すように変
換キー信号を形成する。例えば変換されたキー信号フレ
ームM1は、入力キー信号フィールドI3に基づくプログ
レッシブ走査変換によって作成され、変換されたキー信
号フレームM2は、入力キー信号フィールドI5に基づい
てプログレッシブ走査変換によって形成される。列Aに
おける入力画像フィールドは、60Hz,2:1から2
4Hz,1:1に変換されると共に、30Hz,1:1
から24Hz,1:1に変換され、図6及び図7を参照
して説明したのと同様に、それぞれ列J及びGのフレー
ムが作成される。従って、列Jのフレームでは、物体の
位置が間違って決められ、列Gのフレームでは、垂直方
向の解像度が低下するとともに、2重画像現象が起こり
うる。列J及びGのフレームは、列Mの変換キー信号を
用いて対に組み、列Kに示す出力フレームを作成する。
【0037】図9の方法を行うための装置を図10を参
照しながら説明する。ここでは、図8の装置の類似する
対応要素には、同様な参照符号を記す。
【0038】ソースDVTR44は、入力画像フィール
ドをフレームメモリ48に供給し、ここで30Hz,
1:1の画像のフルフレームFが形成される。このフレ
ームは運動補正された時間補間器57によって24H
z,1:1に変換され、30Hz,1:1から24H
z,1:1に変換された画像フレームGは、DVTR5
8に記録される。ソースDVTR44は入力画像フィー
ルドを補間器50に供給し、ここでこれらフィールドは
運動補正された時間補間処理によって60Hz,2:1
から24Hz,1:1へ変換し、この変換画像フレーム
JがDVTR60に記録される。
【0039】60Hz,2:1のキー信号フィールド
は、DVTR44と同期して動作するDVTR68によ
って、英国特許GB2231228Aの図5から図14
によって説明したプログレッシブ走査変換器70に供給
され、ここで各5個の入力フィールドIの第1及び第3
の入力フィールドに基づいてプログレッシブ走査キーフ
レームMを作成するとともにこれら変換キーフレームM
がDVTR56に記録される。この3個のDVTR5
6、68、60は、変換されたキーフレームM及び変換
された画像フレームG、Jを同期して再生し、マルチプ
レクサ64は、変換キー信号Mに応じて30Hz,1:
1から24Hz、1:1に変換されたフレームGか、ま
たは60Hz,2:1から24Hz,1:1に変換され
たフレームJのピクセルを選択し、24Hz,1:1の
フレームKを作成し、これをDVTR66に記録する。
システムコントローラ68は、様々な制御信号C1から
C9を発生させて装置の構成要素を制御する。
【0040】図11及び図12は、本発明の更に別な実
施例を示している。ここでは、キー信号がソースビデオ
の供給を受ける必要がない。
【0041】図11では、スローモーションにて動作す
るDVTR100からのソースビデオ信号は、英国特許
出願GB2231228Aにて説明されている60H
z,2:1から24Hz,1:1への運動補正された時
間補間器102と、英国特許出願9024836.0に
て説明されている30Hz,2:1から24Hz,1:
1への運動補正された時間補間器に供給される。それぞ
れの出力ピクセルに対して、マルチプレクサ106は、
画像の良度指数を比較するための良度指数比較器108
から供給される信号に応じて補間器102または補間器
104の出力を選択し、シリコンフレームレコーダ11
0は、マルチプレクサ106から実時間レートよりは低
いレートにて出力されるフレームを、バーストモードに
て動作する出力DVTR112に記録される前にグルー
プにまとめる。
【0042】一層詳しくいうと、60Hz,2:1から
24Hz1:1に変換する補間器102は、プログレッ
シブ走査変換器114を具え、これが運動適合フィール
ド内補間またはフィールド間補間によって入力フィール
ドのおのおのからプログレッシブ走査フレームを作成す
る。このプログレッシブ走査フレームは、タイムベース
補正器116aに供給され、これが今度はフレームを適
当なタイミングにて直接ブロック突合せ器、運動ベクト
ル選択器120a及び補間器122aに供給する。英国
特許GB2231228Aに詳しく述べられているよう
に、直接ブロック突合せ器118aは相関面を作成し、
これによって運動ベクトル評価器124aは、画像のサ
ンプルブロックの運動を表す運動ベクトルの組と、この
運動ベクトルがどのように推定されたかを示すフラグと
を推定する。この運動ベクトルの組及びこれのフラグ
は、運動ベクトル削減器126aによって処理され、削
減された運動ベクトルの組が作成され、これが運動ベク
トル選択器120aに送られる。運動ベクトル選択器1
20aは、削減されたセットの運動ベクトルの1個をサ
ンプルブロックの各ピクセルに割り当てる。第1段階で
は、運動ベクトルがプログレッシブ走査変換フレームの
各ピクセルに対して割り当てられる。第2段階では、第
1段階にて作成した運動ベクトルを、プログレッシブ走
査変換フレームの対の間で時間的に位置付けられている
出力フレームの各ピクセルに対して運動ベクトルを決定
することに用いられる。英国特許出願GB223122
8Aの図36から図48を参照して詳しく説明したよう
に、各出力フレームが関係した運動ベクトルを決定する
ために、様々な試験が実行され、組合せの程度が評価さ
れる。本発明の場合、各出力ピクセルに対する運動ベク
トルを作成することに加えて、良度指数FOMaが運動
ベクトル選択器120aによって実行される試験の結果
に応じて各運動ベクトルに対して作成され、この良度指
数が良度指数比較器108に供給される。英国特許出願
GB2231228Aにて説明しているように、補間器
122aは、各運動ベクトル及び出力フレームの時間上
の位置に応じた分量だけ出力フレームのピクセルの位置
からずらされたプログレッシブ走査変換フレームの中の
ピクセルの値から、プログレッシブ走査変換フレームの
対間で時間的に位置付けられている出力フレーム中の各
出力ピクセルの値を補間する。
【0043】30Hz,1:1から24Hz,に変換す
る補間器104は、運動適合プログレッシブ走査変換器
114を採用するかわりに、入力ビデオ信号の各フレー
ムのフィールドを補間するフィールド結合器128によ
ってプログレッシブ走査フレームが作成されるという点
を除いて、補間器102と類似している。補間器102
のように、補間器104は、英国特許出願GB2231
228A及びGB9024836.0にて説明した方法
によって動作するタイムベース補正器116b、直接ブ
ロック突合せ器118b、運動ベクトル評価器124
b、運動ベクトル削減器126b、運動ベクトル選択器
120b、及び補間器122bを含んでいる。ただし、
さらに加えて運動ベクトル選択器120aのように、運
動ベクトル選択器120bが各運動ベクトルに対して画
像上のメリットFOMbを作成し、これを良度指数比較
器108の第2の入力に供給している。
【0044】基本的な実施例において、良度指数比較器
108は、良度指数FOMa,FOMbを比較し、FO
Ma≧FOMbのときは値1を発生させてマルチプレク
サ106が60Hz,2:1から24Hz,1:1への
変換の補間器102からのピクセル値を選択するように
し、FOMa<FOMbのときは、値0を発生させマル
チプレクサ106が30Hz,1:1から24Hz1:
1の変換の補間器104を選択するようにする。
【0045】基本となる実施例の改良形では、良度指数
比較器108は、良度指数FOMa,FOMbと関係付
けられた2個の運動ベクトルVa及びVbを用いてどち
らの比較器を選択するか決定してもよい。例えば、両方
の運動ベクトルが殆ど同一のときは、たとえ良度指数が
別のことを表示したとしても、良度指数FOMaの正確
度に対して逆方向に作用するので、60Hz,2:1か
ら24Hz1:1の補間器102を選択することが望ま
しい。良度指数比較器108の動作は、以下のように記
述される。 IF(FOMa≧FOMb)OR(|Va−Vb|<
t)THEN OUTPUT 1, ELSE OUTPUT 0 ここでtはしきい値となるへだたりである。
【0046】英国特許出願GB2231228Aでは、
運動ベクトル選択器と補間器との間に運動ベクトル後処
理器を用い、各運動ベクトルをこれを取り囲んでいるピ
クセルの運動ベクトルと比較し、疑似の不正確な運動ベ
クトルの検出を試み、周囲の運動ベクトルに応じて変形
を加えている。このような運動ベクトル後処理器は、図
11の構成における運動ベクトル選択器102a,12
0b及び補間器122a,122bの間に設けてもよ
い。この場合、運動ベクトル後処理器は、画像のメリッ
トFOMa,FOMbを、それぞれの運動ベクトルが不
正確に決定されたかどうか、及びあらゆる作用が運動ベ
クトルを訂正するためになされたかどうかに応じて変形
してもよい。
【0047】30Hz,1:1にて特性付加され、1フ
レームあたりVピクセルの速度で運動している物体の場
合、この物体を表すピクセルに対して、60Hz、2:
1から24Hz、1:1に変換する補間器によって作成
された運動ベクトルは、プログレッシブ走査変換器によ
って作成された連続するフレームに対して0、V、0、
V・・・となる。このような運動ベクトルの交互の連な
りは、ピクセルが30Hz,1:1にて特性付加された
ことの明確な印となる。従って、図11の実施例の改良
例では、運動ベクトル減縮器126aは、このような交
互にかわる運動ベクトルの流れを検出するように変形し
てもよいし、さらに、運動ベクトル選択器120aを通
過することを抑圧するか、または画像のメリット選択を
支援してもよい。
【0048】図11の構成にて発生するフィールド及び
フレームの時間的関係を、図12を参照して説明する。
【0049】列Aは、60Hz,2:1のフォーマット
にて形成されたインターレースの素材の5個の入力フレ
ームA1からA5、または10個のフィールドa1からa1
0を示したもので、これらの一部は60Hz,2:1の
インターレースにて、また別の部分は30Hz,1:1
にて特性付加されている。入力フィールドa1からa10
は、図11の変換器114によってそれぞれプログレッ
シブ走査変換され、10個のフレームB1からB10が作
成される。60Hz,2:1から24Hz,1:1に変
換されたフレームC1からC10の連なりがここで作成さ
れる。第1及び第3のフレームC1及びC3は、第1及び
第6のプログレッシブ走査変換フレームB1、B6から形
成される。第2及び第4のフレームC2、C4が、第3及
び第4のプログレッシブ走査変換フレームB3及びB4、
第8及び第9のプログレッシブ走査変換フレームB8及
びB9のそれぞれを中心点にて運動補正された時間補間
によって作成される。さらに、画像上のメリットのフレ
ームD2及びD4が、フレームC2及びC4を作成するとき
に用いられる運動ベクトルとの関連で作成される。フレ
ームC1及びC3は、運動補正された時間補間によって形
成される必要はないのであるが、フレームC1及びC3と
関連した運動ベクトルのフレーム、及びそれぞれの画像
上のメリットのフレームD1、D3を作成するために、補
間器102がここでも用いられている。(明瞭さのため
に、プログレッシブ走査変換フレームB2、B5、B7、
B10 は示していないが、これらはフレームC1、C2、
C3、C4と関連する運動ベクトルを作成する前にフレー
ムB1、B3;B4 、B6;B6、B8;B9と関連した運動
ベクトルを作成するために用いられていることに留意さ
れたい。)
【0050】図12における列Iは、やはり5個の入力
フレームA1からA5、または10個の入力フレームa1
からa10の連なりを示している。フィールドの対は、図
11のフィールド結合器128によって用いられ、結合
フレームH1からH5の連なりが作成される。30Hz,
1:1から24Hz、1:1へ変換されたフレームG1
からG4の列がここで作成される。第1の変換フレーム
G1は、第1のフィールド結合フレームH1から直接形成
され、第2及び第4の変換フレームG2、G3、G4は、
それぞれフィールド結合フレームH2とH3、H3 とH
4、H4とH5を、1/4案分点、1/2案分点、3/4
案分点にて運動補正された時間補間によって作成され
る。良度指数のフレームF2からF4は、変換フレームG
2からG4のおのおのから作成される。第1のフレームG
1は、運動補正された時間補間によって作成される必要
はないものであるが、良度指数のフレームは第1のフレ
ームG1のために作成される。
【0051】各ピクセル位置に対して、フレームDiに
おける良度指数及び対応するフレームFiにおける良度
指数が良度指数比較器108によって比較され、(上述
のように)この結果に応じて対応するフレームCiまた
はGiの対応するピクセル値が、マルチプレクサ106
によって、対応する出力フレームEiの対応するピクセ
ル値として選択される。このように、4個の出力フレー
ムE1からE4の連なりが作成される。
【0052】本発明は60Hz,2:1と30Hz,
1:1の複合ソースを処理して、全体的に24Hz,
1:1のフォーマットをシミュレートする場合を例にと
って説明してきたが、下記のようなその他の変換の場合
にも変形して適用できる。 複合ソース 出力シミュレーション 60Hz,2:1/30Hz,1:1 30Hz,1:1 60Hz,2:1/30Hz,1:1 60Hz,2:1 60Hz,2:1/30Hz,1:1 50Hz,2:1 50Hz,2:1/25Hz,1:1 50Hz,2:1 50Hz,2:1/25Hz,1:1 25Hz,1:1 50Hz,2:1/25Hz,1:1 60Hz,2:1 50Hz,2:1/25Hz,1:1 30Hz,1:1
【0053】
【発明の効果】本発明によって、異なるフォーマットの
ビデオ信号からなる複合ソースを処理して、単一のフォ
ーマットにて特性付加されたビデオ信号を形成する方法
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基づくビデオ信号処理方法の第1の実
施例を示す図である。
【図2】図1に示す方法を行うための装置のブロック図
である。
【図3】図2に示す装置の運動検出器を一層詳しく示し
たブロック図である。
【図4】図3の装置の非線形運動マッピング関数の特性
の例を示す図である。
【図5】30Hz,1:1から24Hz,1:1の変換
における入力及び出力フレームの時間的な関係を示す図
である。
【図6】本発明によるビデオ信号処理の第2の例を示す
図。
【図7】図6の方法における画像の例を示す図である。
【図8】図6の方法を行う装置のブロック図である。
【図9】本発明によるビデオ信号処理方法の第3の例に
おける画像の例を示す図である。
【図10】図9の方法を行うための装置のブロック図で
ある。
【図11】本発明の方法の第4の例を行うための装置の
ブロック図である。
【図12】本発明の第4の例を示す図である。
【符号の説明】
12 フィールドメモリ 14 フィールド内補間器 16 運動検出器 18 フィールド結合器 22 比例結合器 24 出力バッファ
フロントページの続き (72)発明者 ジョン ウィリアム リチャーズ イギリス国 SO20 6AP,ハンプシャ ー,ストックブリッジ,チルボルトン,ダ ーンフォード クロース 17 (72)発明者 マーチン レックス ドリコット イギリス国 RG24 0ED,ハンプシャ ー,ベージングストーク,ベージング,リ ングフィールド クロース 6 (72)発明者 モーガン ウィリアム エイモス デービ ッド イギリス国 GU9 8NW,サリー,フ ァーンハム,リッジウエイ ロード 34 (72)発明者 スティーブン マーク キーティング イギリス国 RG6 3AB,バークシャ ー,レディング,ローワー アーリー,ハ ンティングドン クロース 28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力フレームの少なくとも幾つかは、そ
    れぞれ第1の付加特性を有する第1の画像部分と、第2
    の付加特性を有する第2の画像部分とを含む入力ビデオ
    信号を処理して、一連の出力フレームを表す出力ビデオ
    信号を作成する方法であって、 上記入力フレームの第1及び第2の画像部分を識別する
    ステップ及び上記第1及び第2の画像部分を異なる方法
    によって処理して出力フレームを作成し、出力フレーム
    が全体的に同一の付加特性にて上記第1及び第2の画像
    部分の付加特性をシミュレートするステップから成る方
    法。
  2. 【請求項2】 上記第1の画像部分は第1フレームレー
    トのプログレッシブ走査フレームとして特性付加され、
    上記第2の画像部分は第1フレームレートのインターレ
    ースフィールドとして特性付加された請求項1の方法に
    おいて、 上記識別ステップは、同一の入力フレームのフィールド
    間での画像の運動を検出するステップから成り、 上記処理ステップは、比較的大きな運動が検出される領
    域では一般的に各入力フィールドのフィールド内補間に
    よって、また運動が検出されないかまたは比較的小さな
    運動しか検出されない領域では一般的に各入力フィール
    ドの組合せによって出力フレームを作成することから成
    る方法。
  3. 【請求項3】 上記処理ステップは、各ピクセルに対し
    て対応するフィールド内補間ピクセル値を、対応するフ
    ィールド結合ピクセル値と、このピクセルにて検出され
    た運動の程度に比例させて結合させることを含む請求項
    2の方法。
  4. 【請求項4】 上記出力フレームを運動補正された時間
    補間によって更に処理し、異なった付加特性をシミュレ
    ートする請求項2または3の方法。
  5. 【請求項5】 上記第1の画像部分は、第1のフレーム
    レートにてプログレッシブ走査フレームとして特性付加
    され、上記第2の画像部分は第1のフレームレートにて
    インターレースフィールドの対として特性付加され、上
    記出力信号は、第1のフレームレートの付加特性をシミ
    ュレートする請求項1の方法において、 上記識別ステップは、各入力フレームのフィールド間の
    差異に対応する第1の差異フレームの連なりを作成する
    ことを含み、 上記処理ステップは、各フレームの1フィールドの少な
    くともフィールド内補間によってプログレッシブ走査画
    像フレームの連なりを作成し、上記補間された画像フレ
    ームが上記入力フレームの各1個の1画像部分によって
    時間的に位置が共有されるようにすること、上記第1の
    差異フレームの連なりに関して運動補正された時間補間
    によって第2の差異フレームの連なりを作成し、該第2
    の差異フレームが、上記入力フレームの各1個の第1画
    像部分に関して時間的に位置を共有するようにするこ
    と、及び上記入力フレームと上記補間された画像フレー
    ムとを第2の差異フレームをキー信号として用いること
    によって対に組むことを含む方法。
  6. 【請求項6】 上記第1の画像部分は、第1のフレーム
    レートにてプログレッシブ走査フレームとして特性付加
    され、上記第2の画像部分は第1のフレームレートにて
    インターレースフィールドの対として特性付加され、上
    記出力ビデオ信号は、第3の異なる付加特性をシミュレ
    ートする請求項1の方法において、 上記識別ステップは、各入力フレームのフィールド間の
    差異に対応する第1の差異フレームの連なりを作成する
    ことを含み、 上記処理ステップは、運動補正された時間補間によって
    第1の中間フレームの連なりを作成し、上記第1の画像
    部分を変換して上記第3の付加特性をシミュレートする
    こと、運動補正された時間補間過程によって第2の中間
    フレームの連なりを作成し、上記第2の画像部分を変換
    して上記第3の付加特性をシミュレートし、各第2の中
    間フレームが上記第1の中間フレームのそれぞれによっ
    て時間的に位置を共有するようにすること、運動補正さ
    れた時間補間によって第2の差異フレームの連なりを作
    成し、上記第1の差異フレームを変換して第3の付加特
    性を付与し、各第2の差異フレームは上記第1の中間フ
    レームの各1個によって時間的に位置を共有するように
    すること、及び上記第2の差異フレームをキー信号とし
    て用いて上記第1及び第2の中間フレームを対に組むこ
    とから成る方法。
  7. 【請求項7】 上記第1の画像部分は、第1のフレーム
    レートにてプログレッシブ走査フレームとして特性付加
    され、上記第2の画像部分は第1のフレームレートにて
    インターレースフィールドの対として特性付加され、上
    記入力信号は、上記第1及び第2の画像部分を表すキー
    フレームの連なりを伴なっており、上記出力ビデオ信号
    は、第3の異なる付加特性をシミュレートする請求項1
    の方法において、 上記識別ステップは、キーフレームを検出することから
    成り、 上記処理ステップは、運動補正された時間補間によって
    第1の中間フレームの連なりを作成し、上記第1の画像
    部分を変換して上記第3の付加特性をシミュレートする
    こと、運動補正された時間補間によって第2の中間フレ
    ームの連なりを作成し、上記第2の画像部分を変換して
    上記第3の付加特性をシミュレートし、第2の中間フレ
    ームが上記第1の中間フレームの各1個によって時間的
    に位置を共有するようにすること、運動補正された時間
    補間によって第2のキーフレームの連なりを作成し、上
    記検出されたキーフレームを変換して第3の付加特性を
    付与し、各第2のキーフレームは上記第1の中間フレー
    ムの各1個によって位置を共有するようにすること、及
    び上記第2のキーフレームをキー信号として用いて上記
    第1及び第2の中間フレームを対に組むことから成る方
    法。
  8. 【請求項8】 上記処理ステップは、運動ベクトルが画
    像のピクセルに対して形成された運動補正された時間補
    間を用いて、上記入力フレームを処理して上記第1の付
    加特性から上記出力付加特性への変換をシミュレートす
    ること、及び各運動ベクトルに対して良度指数を発生さ
    せることを含み、 上記識別ステップは、上記良度指数に応じて行う請求項
    1の方法。
  9. 【請求項9】 上記処理ステップは、運動ベクトルが画
    像のピクセルに対して形成された運動補正された時間補
    間を用いて、上記入力フレームを処理して上記第2の付
    加特性から上記出力付加特性への変換をシミュレートす
    ること、及び各運動ベクトルに対して良度指数を発生さ
    せることを含み、 上記識別ステップは、上記第1及び第2の変換の上記良
    度指数の比較に応じて行う請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 上記識別ステップは、上記第1及び第
    2の変換における運動ベクトルの比較に応じても行われ
    る請求項9の方法。
JP5058286A 1992-03-18 1993-03-18 デジタルビデオ信号処理方法 Pending JPH0646384A (ja)

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EP0561561A3 (ja) 1994-01-26
GB2265275A (en) 1993-09-22
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