JPH06461Y2 - スピンドルの回転駆動、停止装置 - Google Patents

スピンドルの回転駆動、停止装置

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JPH06461Y2
JPH06461Y2 JP1988120031U JP12003188U JPH06461Y2 JP H06461 Y2 JPH06461 Y2 JP H06461Y2 JP 1988120031 U JP1988120031 U JP 1988120031U JP 12003188 U JP12003188 U JP 12003188U JP H06461 Y2 JPH06461 Y2 JP H06461Y2
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JP
Japan
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spindle
pulley
warp
relief
lever
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JP1988120031U
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JPH0242069U (ja
Inventor
洋一 仁禮
一博 三好
Original Assignee
株式会社加地鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、平ベルトでスピンドルを回転駆動すると共
に、糸切れ等のトラブル発生時に当該スピンドルのみを
緊急に停止するための、スピンドルの回転駆動、停止装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
スピンドルは長い機枠上に一列に多数配列され、走行す
る一本の平ベルトにより、その多数のスピンドルが一斉
に回転駆動されるようになっている。そしてボビンの交
換や糸切れ等のトラブル発生時に、個々のスピンドルを
独立して回転を停止するために、各スピンドル毎に走行
する平ベルトをスピンドルワープに押圧接触させ又は離
隔させて、スピンドルを回転駆動或いは停止させる機構
が設けられている。
従来、このスピンドルの回転駆動、停止装置として、特
公昭49−33690号に本願出願人が開示したような
装置が用いられている。
この従来の装置は、第5図及び第6図に示すように、共
通取付盤(1)上にリリーフプーリー(2)が、ガイドプーリ
ー(3)およびブレーキシュー(4)を相互に一定の位置関係
を保って取付け、これらを取付けた取付盤全体を平ベル
ト(5)の走行方向に対して直角方向に平行移動するよう
に、摺動可能に機枠(6)に装着してある。スピンドル運
転時は、圧縮ばね(7)により共通取付盤(1)を一定方向に
押圧して、リリーフプーリー(2)とガイドプーリー(3)の
間を走行する平ベルト(5)をガイドプーリー(3)により、
機枠(6)の一定位置に配置されたスピンドルワープ(8)に
押圧接触させてスピンドルを駆動する。糸切れ等のトラ
ブルの発生時には、糸切れ検出機の作動等により圧縮ば
ね(7)の座を移動させてその押圧力を弱め、圧縮ばね(7)
に抗する引張ばね(9)の引張力により、共通取付盤(1)を
上記押圧方向と逆方向に引き寄せて平行移動させ、リリ
ーフプーリー(2)によって平ベルト(5)の走行位置を変位
させて、平ベルト(5)とスピンドルワープ(8)を離隔させ
ると共に、ブレーキシュー(4)をスピンドルワープ(8)に
押圧してスピンドルを緊急停止するようになっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のスピンドルの回転駆動、停止装置では、リリ
ーフプーリー(2)、ガイドプーリー(3)及びブレーキシュ
ー(4)を取り付けた共通取付盤(1)を機枠(6)に取り付け
たスライドロッドに沿って摺動させて平行移動させるた
め、スライドロッドによる共通取付盤(1)の支持が4点
支持となり、支持部の工作精度の確保が極めて困難であ
り、共通取付盤(1)を軽い力で円滑に摺動させることが
できない。
共通取付盤(1)を円滑に摺動させようとするとスライド
ベース全体に遊びが必要となり、ベルトの走行に蛇行が
生ずる。
共通取付盤(1)の摺動が円滑でないため、平ベルト(5)の
継目等の変形部が走行通過する時に、ガイドプーリー
(3)がベルトの厚みの変動に応じて軽く変位することが
できず、スピンドルワープ(8)及びガイドプーリー(3)に
無理な負荷がかかる。
共通取付盤(1)の摺動が円滑でないため、平ベルト(5)か
らスピンドルワープ(8)へ確実に駆動力を伝達するため
には、スピンドルワープ(8)に対して平ベルト(5)を必要
以上の押圧力で押しつける必要があり、スピンドルの駆
動動力が過大となり、また騒音も大きくなる。
従って本考案は共通取付盤の支持部の工作精度を容易に
上げることができ、リリーフプーリー、ガイドプーリー
及びブレーキシューを取り付けた共通取付盤を軽く円滑
に移動させることにより、ベルトの継目部等の通過時に
もガイドプーリーが軽く追随して移動し、平ベルトとス
ピンドルワープを軽い押圧力で接触走行させるだけで、
確実に動力を伝達することができ、駆動動力の節減、騒
音の軽減も可能となるスピンドルの回転駆動、停止装置
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく、本考案者は鋭意研究を重ねた結
果、従来のスピンドルの回転駆動、停止装置における共
通取付盤を平行移動して摺動させる代わりに、回転運動
させることにより、回転ベアリングを用いて支持部の工
作精度を上げ、軽い力で円滑にリリーフプーリー及びガ
イドプーリーを移動させることが可能となることを見い
だし、本考案を完成するに至った。
即ち、本考案は走行するベルトをスピンドルワープの周
面に圧接もしくは離隔することにより、駆動力の伝達を
制御して、スピンドルを回転駆動及び停止する装置に於
て、スピンドルの駆動時に走行するベルトをスピンドル
ワープに圧接するガイドプーリーと、スピンドルの停止
時にベルトを押圧して走行位置を変位させベルトとスピ
ンドルワープを離隔するリリーフプーリーと、スピンド
ルの停止時にスピンドルワープに圧接するブレーキシュ
ーと、該ガイドプーリー、リリーフプーリー及びブレー
キシューを上面に装着すると共に回動自在に支持されて
ばねにより一方に回動するように付勢されるプーリー取
付レバーと、糸切れ時に糸切れ検出装置の作動に伴う連
結ピンの変位に伴って自動的に該プーリー取付レバーを
上記回動付勢方向と逆方向に回動させる機構とを備え有
することを特徴とするスピンドルの回転駆動、停止装置
を要旨とする。
次に本考案の内容を図面により詳細に説明する。第1図
は本考案のスピンドルの回転駆動、停止装置の平面図、
第2図は同一部断面正面図、第3図は同側面図である。
図面に於て(6)は撚糸装置の機枠であり、これに第4図
に示すブラケット(10)が固定されている。(11)はプーリ
ー取付レバーであって、その下部に固着されたレバース
タッド(12)をブラケット(10)に軸受(13)を介して装着
し、レバースタッド(12)を中心に回動自在に保持されて
いる。
プーリー取付レバー(11)にはリリーフプーリー(2)及び
ガイドプーリー(3)がそれぞれ軸受(14)、(15)を介して
回転自在に取付けられ、更にブレーキシューホルダー(1
6)を介してブレーキシュー(4)が取付けられており、こ
れらのリリーフプーリー(2)、ガイドプーリー(3)及びブ
レーキシュー(4)はプーリー取付レバー(11)が回動する
とき、それぞれ一定の相互関係位置を保って回動するよ
うになっている。
(8)は機枠(6)に回転自在に固定されたスピンドルワープ
であって、ガイドプーリー(3)とリリーフプーリー(2)及
びスピンドルワープ(8)の間を通って平ベルト(5)が略直
線的に走行する。
(17)はブラケット(10)のピン孔(18)、(18)′に嵌合した
連動レバー用ピン(19)を中心に回動自在に取付けられた
連動レバーであって、その基端部の連結孔(20)を介して
連結ロッド(21)に係合する。ブラケット(10)の摺動孔(2
2)、(22)′に沿って摺動可能にブレーキロッド(23)が装
着され、連動レバー(17)の他の腕の先端部の係合孔(24)
がブレーキロッド(23)に遊嵌し、ブレーキロッド(23)に
突設したピン(25)に係合する。ブレーキロッド(23)の基
端には引張ばねよりなるブレーキスプリング(26)の一端
が係合され、ブレーキロッド(23)の上に突設した係合ピ
ン(27)がプーリー取付レバー(11)の翼端(28)に係合す
る。
プーリー取付レバー(11)の他の翼端(23)にテンションス
プリング(29)の一端が取付けられ、そのテンションスプ
リング(29)の他端は調節ねじ(30)の先端の取付けられ、
調節ねじ(30)をブラケット(10)の調節ねじ取付孔(31)に
取付けて、その調節ねじ(30)の突出長さを調節すること
により、テンションスプリング(29)の張力を調節する。
(32)は振動吸収スプリングであって、レバースタッド(1
2)を下方に弾性的に引張り、平ベルト(5)の走行に伴う
プーリー取付レバー(11)の振動を吸収する。
〔作用〕
次に本考案のスピンドルの回転駆動、停止装置の動作に
ついて説明する。第1図及び第2図に於て、撚糸スピン
ドルの運転中はプーリー取付レバー(11)、リリーフプー
リー(2)、ガイドプーリー(3)、ブレーキシュー(4)、連
動レバー(17)等は実線で示す位置にあり、連動レバー(1
7)の係合孔(24)がブレーキロッド(23)のピン(25)に係合
して、ブレーキロッド(23)をブレーキスプリング(26)の
張力に抗して、第2図で左方向に押して、実線で示す位
置に保持する。
プーリー取付レバー(11)はテンションスプリング(29)に
より引っ張られて、矢印b方向に回動するように付勢さ
れ、翼端(28)がブレーキロッド(23)の係合ピン(27)に当
接している。このときガイドプーリー(3)は、テンショ
ンスプリング(29)によるプーリー取付レバー(11)の回動
力により、走行する平ベルト(5)を弾性的に押圧して、
平ベルト(5)は適切な押圧力でスピンドルワープ(8)に押
圧され、動力を伝達する。従ってスピンドルの運転中は
プーリー取付レバー(11)はテンションスプリング(29)の
張力のみにより回動付勢され、その回動力はテンション
スプリング(29)の調節ねじ(30)により自由に調節するこ
とができる。
次に糸切れ等のトラブルが発生すると、糸切れ検出装置
が作動し、その結果連結ロッド(21)が下降して、連動レ
バー(17)がブレーキスプリング(26)の張力により、ブレ
ーキロッド(23)、ピン(25)を介して引っ張られて鎖線で
示す位置まで矢印a方向に回動する。同時にブレーキロ
ッド(23)の係合ピン(27)がプーリー取付レバー(11)の翼
端(28)を引張り、プーリー取付レバー(11)がテンション
スプリング(29)の張力に抗して、矢印b′の方向に回動
し、リリーフプーリー(2)、ガイドプーリー(3)、ブレー
キシュー(4)は鎖線で示す位置に移動する。即ちガイド
プーリー(3)は平ベルト(5)から離れ、これに代わってリ
リーフプーリー(2)が平ベルト(5)を押圧してその走行位
置を変位させるので、平ベルト(5)はスピンドルワープ
(8)から離れて走行するようになり、駆動力の伝達が絶
たれる。同時にブレーキシュー(4)がスピンドルワープ
(8)に押圧摺動して、スピンドルワープ(8)に制動力を加
え、直ちにその回転を停止させる。
〔考案の効果〕
考案明のスピンドルの回転駆動、停止装置によれば、ガ
イドプーリー(3)及びリリーフプーリー(2)を装着したプ
ーリー取付レバー(11)は回転軸受(13)により回動自在に
支持されるので、極めて円滑に、且つ弱い力で回動する
ことができ、平ベルト(5)の継目部等の変形部が通過す
る時でも、プーリー取付レバー(11)と共にガイドプーリ
ー(3)がよく追随してスムーズに移動し、スピンドルワ
ープ(8)、ガイドプーリー(3)に無理な負荷がかかること
がない。
プーリー取付レバー(11)の支持構造が軸受による回転支
持となるため、その支持構造が簡単となり、その加工精
度を容易に極めて高く保ことができる。
平ベルト(5)のスピンドルワープ(8)への押圧力が敏感に
変動要因に追随して働くので、スピンドルワープ(8)へ
の平ベルト(5)の押圧力を小さくしても、確実な動力の
伝達が可能となり、その結果従来の摺動式に比較して、
消費動力が小さくなり、省エネルギー化を図ることがで
きる。
平ベルト(5)の押圧力が小さくて済むこと、またガイド
プーリー(3)の動きが円滑となることにより、騒音も軽
減される。
テンションスプリング(29)を機枠(6)から突出して固定
したブラケット(10)の先端部に設けることができるた
め、その調節ねじ(30)の調節が容易となり、各スピンド
ル毎の押圧調整が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスピンドルの回転駆動、停止装置の平
面図、第2図は同一部断面正面図、第3図は同側面図、
第4図は本考案でもちいられるブラケットの斜視図であ
る。第5図は従来のスピンドルの回転駆動、停止装置の
正面図、第6図は同平面図である。 (2)…リリーフプーリー、 (3)…ガイドプーリー、 (4)…ブレーキシュー、 (5)…平ベルト、 (6)…機枠、 (8)…スピンドルワープ、 (10)…ブラケット、 (11)…プーリー取付レバー、 (12)…レバースタッド、 (13)、(14)、(15)…軸受、 (16)…ブレーキシューホルダー、 (17)…連動レバー、 (18)…ピン孔、 (19)…連動レバー用ピン、(20)…連結孔、 (21)…連結ロッド、 (22)…摺動孔、 (23)…ブレーキロッド、 (24)…係合孔、 (25)…ピン、 (26)…ブレーキスプリング、 (27)…係合ピン、 (28)…翼端、 (29)…テンションスプリング、 (30)…調節ねじ、 (31)…調節ねじ取付孔、 (32)…振動吸収スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行するベルトをスピンドルワープの周面
    に圧接もしくは離隔することにより、スピンドルへの駆
    動力の伝達を制御して、スピンドルを回転駆動、停止す
    る装置に於て、スピンドルの駆動時に走行するベルトを
    スピンドルワープに圧接するガイドプーリーと、スピン
    ドルの停止時にベルトを押圧してその走行位置を変位さ
    せベルトとスピンドルワープを離隔するリリーフプーリ
    ーと、スピンドルの停止時にスピンドルワープに圧接す
    るブレーキシューと、該ガイドプーリー、リリーフプー
    リー及びブレーキシューを上面に装着すると共に回動自
    在に支持されてばねにより一方に回動するように付勢さ
    れるプーリー取付レバーと、糸切れ時に糸切れ検出装置
    の作動に伴う連結ピンの変位に伴って自動的に該プーリ
    ー取付レバーを上記回動付勢方向と逆方向に回動させる
    機構とを備え有することを特徴とするスピンドルの回転
    駆動、停止装置。
JP1988120031U 1988-09-12 1988-09-12 スピンドルの回転駆動、停止装置 Expired - Lifetime JPH06461Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0242069U JPH0242069U (ja) 1990-03-23
JPH06461Y2 true JPH06461Y2 (ja) 1994-01-05

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ID=31365775

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JP1988120031U Expired - Lifetime JPH06461Y2 (ja) 1988-09-12 1988-09-12 スピンドルの回転駆動、停止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567767U (ja) * 1979-06-26 1981-01-23

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JPH0242069U (ja) 1990-03-23

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