JPH0646171A - ビデオコーデック - Google Patents

ビデオコーデック

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JPH0646171A
JPH0646171A JP5035824A JP3582493A JPH0646171A JP H0646171 A JPH0646171 A JP H0646171A JP 5035824 A JP5035824 A JP 5035824A JP 3582493 A JP3582493 A JP 3582493A JP H0646171 A JPH0646171 A JP H0646171A
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  • Dental Preparations (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にISDNテレビ電話端末に最適なビデオ
コーデックを提供する。 【構成】 一方では、圧縮及びコード化後にディジタル
伝送回線(L)を介して遠隔ビデオデコーディングユニ
ットに送信するためにテレビジョンカメラ(2)からの
画像信号を受信するように構成されており、他方では、
局部的に接続されたテレビジョンスクリーン受信器
(4’)のために圧縮解除及びデコーディングするため
に、前記回線を介して同時に処理された画像信号を受信
するように構成されたビデオコーデック。コーデック
は、単一外部メモリ面(055)と連携して、送信及び
受信に既知の方法を適用するために時間的に分割された
演算エレメントにより送信すべきデータを圧縮及びコー
ディングすると共に、受信データを圧縮解除及びデコー
ディングする処理ユニット(054)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にテレビ電話用、よ
り特定的にはサービス統合ディジタル網端末用ビデオコ
ーデックに係る。
【0002】
【従来の技術】公知のように、テレビ電話通信のために
サービス統合ディジタル網(ISDN)の端末間で通信
するためには、各画像に含まれる情報量を考慮してビデ
オ信号を伝送するために相互に接続された端末間で高速
回線を使用しなければならない。
【0003】このような回線をユーザに提供することは
技術的には可能であるが、莫大な費用がかかるため、今
日では経済的に実施不能である。
【0004】従って、特にできるだけコンパクトな形態
で必須情報のみを伝送し得る画像及び時間予測データの
圧縮技術を使用して、情報伝送量を削減可能な方法が求
められている。
【0005】フランス国、Issy−les−Moul
ineaux刊雑誌“L’Echodes Reche
rches”No.140,1990に発表されたJ.
GUICHARD及びG.EUDESの論文“VISA
GES”は、CCITT勧告H261に従って、64K
bps又はその倍数のビットレートを有するチャネルを
介してテレビ電話間で動画像を伝送できるように構成さ
れた研究プログラムを報告している。これらの研究によ
ると、2つの64KbpsチャネルBと1つの16Kb
psチャネルDとの間に分配される144Kbpsの有
効ビットレートを提供するISDNの基本アクセスのレ
ベルにテレビ電話を個々に接続する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、ISDNを介
して一時的に相互接続されたテレビ電話間で動画像を伝
送するために必要なディジタルビットレートを著しく減
らすことはできるとしても、これらのテレビ電話の各々
が、圧縮形態で伝送する前に圧縮のために局部的に収集
する画像情報全体と、ISDNにより伝送される画像情
報の圧縮解除後に局部的に復元すべき画像情報全体とを
処理できなければならないという問題は依然として解決
されない。
【0007】従って、画像情報バイナリデータ及びこれ
らのバイナリデータの一時保存用メモリ容量の操作が非
常に複雑であり、従来では、多数のエレメントを使用す
る複雑な物理的に別個のユニット(夫々ビデオコーディ
ング又はデコーディングユニット)を使用して圧縮及び
圧縮解除操作を行っている。
【0008】これらのエレメントの構成は最適ではな
く、従って公知コーデックは高価であり、場所をとり、
従って、大量に用いることを前提とするテレビ電話のよ
うな用途には利用できない。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、特にテ
レビ電話用、より特定的にはサービス統合ディジタル網
のテレビ電話端末用ビデオコーデックを提案する。この
コーデックは一方では、公知方法に従って伝送のために
圧縮及びコード化後に特に電話型のディジタル通信回線
を介して特に他のビデオコーデックの遠隔互換性ビデオ
デコーディングユニットに向かって送信するために、局
部テレビジョンカメラからの画像信号を受容するように
構成されており、他方では、ビデオコーデックに局部的
に接続されたテレビジョンスクリーン受信器のために圧
縮解除及びデコーディングするために、ディジタル通信
回線を介して前記別のビデオコーデックの遠隔ビデオコ
ーディングユニットにより同様に圧縮及びコード化され
た画像信号を受信するように構成されている。本発明の
1特徴によるとこのビデオコーデックは、送信及び受信
に公知方法を適用するために時間的に分割された内部演
算エレメントを使用することにより、単一外部メモリプ
レーンと連携して被送信データを圧縮及びコーディング
すると共に、受信データを圧縮解除及びデコーディング
する集積回路型の処理ユニットを備える。
【0010】本発明とその特徴及び利点は、添付図面に
関する以下の説明に明示される。
【0011】図1に示す通常アーキテクチャのビデオコ
ーデック1は、ここでは詳述しない電話網の双方向ディ
ジタル回線Lを介して、撮影画像を表示し得るテレビジ
ョンスクリーン受信器4を有する遠隔装置3の別のコー
デック1’に伝送するために、テレビジョンカメラ2よ
り供給されるビデオ画像信号信号をコーディングできる
ように構成されており、各コーデック1又は1’は通
常、関連するカメラ2又は2’により発生されたビデオ
画像信号を伝送するためにコーディングすると共に、デ
ィジタル回線Lにより伝送された信号をテレビジョンス
クリーン受信器4又は4’により利用可能なビデオ画像
信号にデコーディングすることができる。
【0012】このために、プロセッサ及び外部クロック
(図示せず)に通常依存するこの型のビデオコーデック
は、カメラ2からの信号を受信し、カメラ2により撮影
された画像を復元するために必要な全情報を、回線Lを
介して夫々回線Lにより許容される形態及びビットレー
トに互換性の形態及びビットレートで遠隔装置3の受信
器4のレベルに伝送できるよう処理するように構成され
たビデオコーディングユニット5と、コーデック1’か
らの回線を介して受信した情報に基づいてカメラ2’に
より撮影された画像を受信器4のスクリーン上に復元す
るために必要なビデオ画像信号を復元するように構成さ
れたビデオデコーディングユニット6とを含む。
【0013】ビデオコーディングユニット5は、カメラ
2からの信号を受信し、送信バッファメモリ8に出力側
で接続されたビデオコーダ7から主に構成され、該バッ
ファメモリはエラー訂正コード挿入回路9を介してディ
ジタル回線Lに接続されており、更に、既にこの送信メ
モリ8に含まれているディジタル回線を介して伝送すべ
き情報量に応じてビデオコーダのビットレートを調整で
きるように、送信メモリ8及びビデオコーダ7にはビッ
トレートレギュレータ10が結合している。
【0014】ビデオデコーディングユニット6は、遠隔
装置3のコーデック1’からディジタル回線Lを介して
伝送される情報を受信するビデオコーダ11から主に構
成され、これらの情報は受信バッファメモリ12を介し
て該ビデオコーダに供給され、該バッファメモリは、ビ
デオコーデック1に含まれる挿入回路9に通常対応する
エラー訂正コード挿入回路によりそのために導入された
情報を処理し得るエラー訂正コードフレーム分離(de
tramage)回路13からこれらの情報を受信す
る。
【0015】挿入回路9及びフレーム分離回路13は従
来型のものであり、本発明には直接関係ないので、ここ
では詳述しない。
【0016】コーディングユニット5の一例を図2に示
すが、このユニットはここでは上記勧告H261に合致
するように構成され、従って、標準50Hz、625ラ
イン又は60Hz、525ラインに標準化された輝度及
び色光度アナログ信号としてテレビジョンカメラ2によ
り供給されるビデオ画像信号を受信するように構成され
ている。
【0017】これらの受信信号は一般に、アナログ/デ
ィジタルコンバータ14によりディジタル化された後、
標準コンバータ15に転送され、勧告H261に規定さ
れたCIFフォーマット又は4分の1QCIFフォーマ
ットのような中間共通フォーマットに変換される。
【0018】中間共通フォーマットへのこの変換は、画
像情報を電話回線Lにより伝送するために圧縮処理でき
るようにし、ビデオコーダ7はここでは輝度及び色光度
成分にコード化された非インタレース画像に作用する。
【0019】各画像は処理上、同一数のマクロブロック
から各々構成される同一数のブロック群に分割されると
みなされる。これらの数は、QCIFフォーマット画像
の場合、夫々3及び33である。
【0020】各マクロブロックは16×16型の輝度ブ
ロックと、8×8型の2つの別個の色光度ブロックとに
分割される画像部分の画素に対応する。
【0021】これらの2つの色光度ブロックは、各々8
行×8列を含む4つの輝度マトリックスブロックにより
カバーされる同一画像部分の画素に関連する対応する輝
度ブロックに関してサブサンプリングされる。
【0022】カメラ2から受信されたビデオ画像信号が
画像のライン走査により得られ、これらの画像の処理が
ブロック群のブロックレベルで行われる場合には、標準
コンバータ15からの画像のディジタル化情報を一時的
に保存し、処理が行われるビデオコーダの回路に向かっ
て先に保存された情報を転送できるように、ビデオコー
ダ7の入力に所謂走査変換用アドレス可能メモリ16が
配置される。
【0023】走査変換メモリ16には従来の補助アドレ
ス指定装置17が結合されており、該メモリはコーデッ
ク1の監視用クロック装置(図示せず)の制御下で読み
書きアドレス指定を確保する。
【0024】ビデオコーダ7はここでは予測及び変換ハ
イブリッド型であり、時間の次元でDPCM(diff
erential pulse code modul
ated)信号に適用される画像間予測ループと、ブロ
ックからの順方向離散余弦変換と、順方向変換により得
られた係数の量子化と、可変長コーディングとを組み合
わせ、更に予測は、逆方向量子化と、伝送された画像の
リアルシミュレーションのためにコーダのレベルで逆方
向離散余弦変換とを含む。
【0025】第1の順方向離散余弦変換演算器18は、
マルチプレクサ19を介して標準コンバータ15、走査
変換メモリ16及び後述する予測ループの所定の構成エ
レメントから構成し得るブロック情報ソースに接続され
ている。
【0026】この第1の変換演算器18は、受信したブ
ロックを勧告H261に規定されているように8×8寸
法で二次元変換し、公知のように変換領域内で係数の良
好な相関除去を得ると共に、変換面の制限された領域内
でこれらの係数の統計的集中を得ることができ、更に、
係数に関する演算のいくつか(特に抑圧、変調及び振幅
量子化)は雑音中の線形濾波演算に匹敵する。
【0027】第1の量子化器20は、電話回線Lにより
画像情報を伝送するために必要なビットレートの圧縮を
確保するように変換演算器18の出力に接続され、この
量子化は同様に勧告H261に総括的に定義されてい
る。
【0028】公知のようにブロックには異なるコード化
モードを選択することができ、予測の不在下では所謂内
部(intra)モードが選択され、運動推定及び/又
は濾波を考慮するならば所謂相互(inter)予測モ
ードが選択される。通常、マクロブロックの全伝送ブロ
ックに同一モードが使用される。
【0029】非常に大きい振幅の係数はクリップされ、
非常に小さい振幅の係数は伝送すべきビット数を定義す
るピッチの均一量子化の適用により除去される。上記論
文“Visages”に詳述されているように伝送すべ
きブロックの平均値を明確に定義するために内部モード
でコーディングする場合には、この値を表す連続成分に
異なる量子化を適用するのが一般的である。
【0030】第1の量子化器20の出力には、第2の量
子化器21と、エントロピーコーディング及びビデオ多
重化装置22とが並列に接続されている。
【0031】量子化器20及び21は相互に逆方向であ
り、そのうち第2の量子化器は第1の演算器18に対し
て逆方向に作用する第2の離散余弦変換演算器23に出
力する。
【0032】第2の量子化器及び第2の演算器23によ
り形成されるアセンブリは、コーデック1’により復元
される画像に対応する画像を遠隔テレビジョンスクリー
ン受信器4に表示するために、予測のために復元するこ
とができる。従って、得られる局部的に復元された画像
情報ディジタルデータは、予測の基礎となるように一時
的に保存されなければならない。
【0033】この予測は1つ前の画像に対して画像上に
現れた修飾に対応する情報のみを伝送することができ、
これらの情報はコード化すべき画像と局部的に復元され
た1つ前の画像から得られた予測との間のコード化され
た変換差から設定される。
【0034】第2の演算器23により処理されたディジ
タルデータの一時的保存は所謂画像メモリ24により確
保され、該メモリは例えば、同時に伝送され且つ同時に
局部的にデコードされる画像に関する情報に対応する8
ビットを維持し得る。
【0035】相互又は内部コーディングモードの選択を
考慮するために、第2の演算器23と画像メモリ24と
の間にはマルチプレクサ25が挿入されており、ディジ
タルデータは内部モードを使用する場合には何も介さず
に第2の演算器23からマルチプレクサ25に直接伝送
され、時間予測を使用する相互モードの場合には加算器
26の作用を受ける。
【0036】この時間予測は、1つ前の画像から復元さ
れた画像と区別される点を求めることにより実施され、
画像間の有効差のみが変換及びコーディング後に遠隔装
置に伝送される。
【0037】このために、画像間の差を設定し得るディ
ジタルデータを受信する予測装置が配置され、これらの
データは画像メモリ24及び走査変換メモリ16により
供給される。
【0038】メモリ24及び28には補助アドレス指定
装置29及び30が夫々結合しており、これらの補助ア
ドレス指定装置は上記補助アドレス指定装置17と同様
にコーデック1のクロック装置の制御下におかれてお
り、該クロック装置は画像メモリ24の場合には予測装
置と直列に作用する。
【0039】上述のように、予測は好ましくはハイブリ
ッド型であり、運動推定と所謂時間予測濾波とを組み合
わせたものである。
【0040】運動推定装置31は、復元画像の情報のブ
ロック編成を利用する解析に基づき、1つの画像から次
の画像に移ることにより生じた移動を推定するために、
バス型のリンクBを介して画像メモリ24及び走査変換
メモリ16に接続されている。
【0041】この推定装置31は、予測中の画像の所与
のブロックについて、少なくとも全体的に対応するブロ
ックが1つ前の画像中に存在するか否かを決定し、この
ようなブロックが存在する場合には、所与のブロックが
この1つ前の画像の対応ブロックに対して移動したか否
かを決定する。
【0042】従って、ブロックが画像間で固定している
場合には遠隔装置に向けて何も伝送せず、移動が検出さ
れた場合には運動ベクトルのコード化表示と予測エラー
のコード化した推定のみを伝送し、少なくとも一般に新
しい画像部分に関する1つ前の画像中の非対応ブロック
について内部モードコーディングを行うことができる。
【0043】運動推定装置は通常、単純な並進以外の運
動又は整数の画素数に厳密に対応しないような移動量の
運動に対応するブロックの移動を適切に予測することが
できない。
【0044】更にこの欠点を解決するために、従来では
所定のブロック並進に対応する明確に予測された低周波
しか維持しないように構成された低域ディジタルフィル
タ(所謂ループフィルタ)32がリンクBに接続されて
いる。
【0045】このループフィルタ32の出力は、リンク
Bに接続された別の入力を有するマルチプレクサ33の
入力と、第2の入力によりリンクBに接続された第1の
セレクタ34の第1の入力とに出力し、前記セレクタは
濾波の結果に応じて、マルチプレクサ33により伝送さ
れたディジタルデータがループフィルタ32により伝送
されたデータであるか、リンクB上に存在するデータで
あるかを決定し、このマルチプレクサ33を制御するこ
とができる。
【0046】該マルチプレクサは、ビデオコーダ7内で
マルチプレクサ19及び第1の変換演算器18の上流に
挿入された減算器35の入力と、第2の変換演算器23
の出力に接続された加算器26の補助入力に接続された
出力を有する画像復元ループ遅延補償装置36の入力と
に接続されており、加算器26及び補償装置36を介し
て受信されるディジタルデータ、及び走査変換メモリ1
6からのデータに基づき、減算器35を通り、マルチプ
レクサ19、変換演算器18及び23並びに量子化器2
0及び21を含むアセンブリを介して得られるディジタ
ルデータの両方に、マルチプレクサ33及びマルチプレ
クサ25間の同一通過時間が与えられる。
【0047】ビデオコーダ7は更に第2のセレクタ37
を含んでおり、該セレクタは補助アドレス指定装置17
による画像ブロックの連続したアドレス指定操作の1つ
後に、マルチプレクサ19を介して第1の変換演算器1
8に伝送されるブロックデータが、変調されずに走査変
換メモリ16から直接到着する所謂内部モードのデータ
であるか、運動推定及び/又は参考のために1つ前の画
像の濾波後にマルチプレクサ33からのディジタル情報
の関数として予め処理された所謂相互モードのデータで
あるかを決定することができる。
【0048】このために、第2のセレクタ37は主に走
査変換メモリ16及びマルチプレクサ33の出力に接続
されている。
【0049】上述のように、エントロピーコーディング
及びビデオ多重化装置22は、第1の量子化器20によ
り供給された固定長の量子化変換係数の可変長コーディ
ングと、回線Lを介して遠隔装置3に伝送すべきディジ
タルデータ列の適切な時分割多重化による構成とを確保
する。
【0050】可変長コーディングは例えば本明細書の冒
頭に挙げた論文“Visages”に記載されている型
であるので、ここでは簡単に説明する。この文献中に記
載されているように、画像復元のためには、多くの変換
係数は有意でなく、離散余弦変換の特性の結果として、
係数は大振幅を有する確率が低い。従って可変長コーデ
ィングが有利であり、有効な解決方法は、有効変換係数
の夫々の振幅及びこれらの係数の夫々の位置を伝送する
ことであり、これらの位置は好ましくは、伝送すべきデ
ータ量を減少させるために画像面内のその座標よりもむ
しろ画像走査フレームに因って供給される。ブロックの
内側の位置のコーディング走査は好ましくはジグザグ型
であり、第1の有効変換係数の位置は走査の起点として
選択された点までの距離により識別され、他の有効係数
の夫々の位置は個々に走査順位の1つ前の有効係数の位
置に対する距離により識別される。
【0051】ブロックの各有効変換係数の振幅及び位置
は、遠隔コーデック1’への伝送用装置22によりディ
ジタルコード化される。
【0052】ビデオ多重化は、遠隔装置3による画像復
元に必要なディジタル情報の全体を所定のフレームに従
って伝送できるように通常の方法で行われる。
【0053】これらの多重コード化ディジタル情報は、
データに介在するコーディングユニットの種々の構成要
素により供給され、特にビデオ同期情報、これらのマク
ロブロックに使用されるコーディング型でコード化され
たマクロブロックのアドレスに関する表示、選択された
量子化ピッチに関する表示、運動ベクトル及び係数のコ
ーディングに関する表示等を含む。
【0054】データは例えば夫々画像、ブロック群、マ
クロブロック及びブロックのレベルで時間的に編成され
る。
【0055】装置22から出力されるディジタルデータ
ビットレートがもともと可変であり、ディジタル回線が
場合により限られた範囲のビットレートしかもたないな
らば、装置22の一時的ビットレートがディジタル回線
Lに許容可能なビットレートよりも大きい場合には、伝
送すべきデータを保存し得る送信バッファメモリを備え
ることが必要である。この装置22のビットレートの一
時的減少はディジタル回線L上でこの送信バッファメモ
リ(上記と同様に8で示す)を最大限にダンプするため
に利用される。
【0056】ビットレートの調節は、送信バッファメモ
リ8の充填に応じて装置22のエントロピーコーダ、第
1の量子化器20及び/又は第2のセレクタ37にレギ
ュレータ10を作用させることにより確保される。この
充填のレベルはこのメモリの読み書きアドレス指定補助
装置38によりレギュレータ10に供給され、この補助
装置はリンクHTを介して伝送クロック(図示せず)に
より時間的に管理される。
【0057】図3に示すビデオデコーディングユニット
の例6は、回線Lを介して上記に定義したようなコーデ
ィングユニット5に接続され、回線HTを介して上記伝
送クロックに接続されるように構成されている。
【0058】上記のようにこのデコーディングユニット
6は、ディジタル回線Lを介して接続された遠隔コーデ
ック1’の訂正コード挿入回路により導入され且つこの
コーデック1’のエントロピーコーディング及びビデオ
多重化装置からの画像ディジタル情報以外にこの回線を
通って伝送される付加的ディジタル化情報を利用し得る
フレーム分離回路13を含む。
【0059】デコーディングユニット6は更に、一方で
はディジタル回線Lからフレーム分離回路13を介して
送られる画像コード化情報を含むディジタルデータを一
時的に保存するように構成されており、他方ではビデオ
デコーダ11により許容可能なクロックサイクルでその
情報を復元するように構成された受信バッファメモリ1
2を含む。
【0060】この受信バッファメモリ12は更に、メモ
リアドレス指定と所謂ビデオデコーダ11の処理範囲に
応じてビットレート調節とを確保する補助管理装置40
に至る回線HTを介して伝送クロックにより時間的に管
理される。
【0061】前記ビデオデコーダは、上記コーディング
ユニットのエントロピーコーディング及びビデオ多重化
装置22と逆方向のビデオ多重分離及びエントロピーデ
コーディング装置41を介してビデオ情報の多重分離及
び可変長コードのデコーディングを確保する。
【0062】ビデオ多重分離装置41の出力に現れるデ
ィジタルデータは、画像の可視化に必要なディジタル情
報を復元できるようにビデオデコーダ11で処理しなけ
ればならない。
【0063】ビデオ多重分離装置からのこれらのデータ
は従って、画像復元のためにその種類に従って量子化器
42と逆方向離散余弦変換演算器43とを組み合わせた
処理アセンブリ、又は上記画像復元装置の遅延補償装置
44に伝送される。
【0064】量子化器42は上記に定義したようなビデ
オコーディングユニットの第2の量子化器21に対応
し、逆方向離散余弦変換演算器43は同一のビデオコー
ディングユニット5の第2の演算器23に対応する。
【0065】ある画像ブロックに関して受信バッファメ
モリ12から量子化器42に供給されるディジタル情報
から演算器43の出力で得られるディジタル情報は、同
一画像ブロックに関して演算器23の出力に現れるディ
ジタル情報に対応する。
【0066】復元装置は、連続画像に関するブロックに
使用されるコード化モードに関する伝送情報、即ち連続
的に受信されたマクロブロックを相互モードでコード化
するか又は内部モードでコード化するか、濾波するか否
か、補償するか否かを決定し得る情報を考慮する。
【0067】このために、補償装置44の出力で得られ
るディジタル情報は、場合によりまず最初にビデオコー
ダ7のループフィルタに対応するループフィルタ45に
作用し、次に第3の演算器43及びループフィルタ45
の出力に直接又は共通加算器47を介して接続されたマ
ルチプレクサ46の制御入力に作用し、第3に、画像メ
モリ49の補助アドレス指定装置48に作用する。
【0068】マルチプレクサ46の出力と画像メモリ4
9のデータ入力との間にはビデオコーダ7の中間メモリ
28に対応する遅延中間メモリ50が挿入されており、
該メモリは中間メモリ28と同一の役割を有しており、
通常、メモリ28の補助装置30と同一機能を有する補
助アドレス指定装置51を含む。
【0069】画像メモリ49は中間遅延中間メモリ50
を介してマルチプレクサ46により供給される画像ディ
ジタル情報の登録を確保し、登録中の画像に関する情報
が完全に登録されていない限り、先に受信された画像に
関するディジタル情報を一時的に維持し、ブロック編成
されたデータからラスタ走査画像表示のためにデータを
復元し得る走査変換に利用され、更に、表示のための画
像周波数復元時にも使用され、先に行われたコーディン
グは画像内容及び場合により実施されるサブサンプリン
グに従って画像の出現周波数に作用する。
【0070】中間フォーマットで復元された画像ディジ
タル情報を525本又は625本の通常表示フォーマッ
トに変換するために画像メモリ49の出力には標準コン
バータ52が接続されており、該コンバータは通常、テ
レビジョンスクリーン受信器により利用可能なアナログ
型ビデオ画像信号を得られるようなディジタル/アナロ
グコンバータ53に組み合わせられている。
【0071】図4は本発明のビデオコーデック01のブ
ロック図である。
【0072】このビデオコーデック01は、図1に示す
ようなビデオコーデック1に置き換えることができ、従
って、まず一方では電話回線(図示せず)のディジタル
回線Lを介して撮影画像を表示し得るテレビジョンスク
リーン受信器4を有する遠隔装置3の別のコーデック
1’に伝送するために、テレビジョンカメラ2により供
給されるビデオ画像信号をコーディングするように構成
されており、他方ではディジタル回線Lにより伝送され
たビデオ画像信号をテレビジョンスクリーン受信器4’
により利用可能なビデオ画像信号にデコーディングでき
るように構成されている。
【0073】先述のコーデック1と同様に、ビデオコー
デック01はプロセッサ及び外部クロック(図示せず)
に依存するが、コーディングとデコーディングにいずれ
も利用可能な処理ユニット054及び主メモリ055を
含むという点が異なる。
【0074】この例では処理ユニット054は、主メモ
リ055を除くコーデック01の他の構成エレメントを
含む好ましくはVLSI型の集積回路056の一部を構
成する。
【0075】前記大容量メモリは、例えば少なくとも1
個のビデオRAM型メモリパッケージ又はDRAM型パ
ッケージから構成し得る。
【0076】処理ユニット054はバス型のケーブル回
線LBにより外部主メモリ055に接続されており、該
ケーブル回線は、特に上記ビデオコーデック1のコーデ
ィング装置22及びデコーディング装置41と同一の機
能を有するエントロピーコーディング及びビデオ多重化
装置022並びにビデオ多重分離及びエントロピーデコ
ーディング装置041に接続されている。
【0077】集積回路056にはコーデック1の回路9
及び13と同一機能を有するエラー訂正コード挿入回路
09と、フレーム分離及びエラー訂正回路013とが配
置されており、回路09はコーデック01が接続された
ディジタル回線Lと回線LBとの間に挿入され、フレー
ム分離及びエラー訂正回路013はこのディジタル回線
Lとビデオ多重分離及びエントロピーコーディング装置
041との間に挿入されている。
【0078】相互に逆方向に機能する2つの標準コンバ
ータ015及び052は、バスリンクLBを介して外部
主メモリ055と処理ユニット054に接続され得る。
【0079】標準コンバータ015は、アナログ/ディ
ジタルコンバータ014によるこれらの信号のディジタ
ル化後の処理及び伝送前にビデオ画像信号が選択された
中間フォーマットに変換することができ、標準コンバー
タ052は、コーデック01により受信された中間フォ
ーマットの信号をテレビジョンスクリーン受信器により
利用可能なビデオ画像フォーマットに復元することがで
きる。
【0080】フォーマットコンバータ015及び052
は同様に集積回路056に配置され、該集積回路は1変
形例によると、アナログ/ディジタルコンバータ014
と、該コンバータにより供給されたビデオ画像信号をア
ナログ形で復元するためにフォーマットコンバータ05
2の出力に配置されたディジタル/アナログコンバータ
053とを更に含む。
【0081】図5は本発明のコーデックの処理ユニット
054、即ちこの処理ユニットが組み込まれた集積回路
056と外部主メモリ055とを示す。
【0082】処理ユニット054及び外部主メモリ05
5は、既知のコーデック1のエントロピーコーディング
及びビデオ多重化装置22とエントロピーデコーディン
グ及びビデオ多重分離装置41とにより実施される機能
が集積回路056の夫々類似の装置022及び041に
より実施される点を除き、従来のコーデック1のビデオ
コーダ7及びビデオデコーダ11に通常割り当てられる
機能を確保するように構成されている。
【0083】外部主メモリ055は、従来のビデオコー
ダ1に分配されている種々のメモリ(例えば上記メモリ
8,16,24,28)及び従来のデコーダ11に分配
されている種々のメモリ(例えばメモリ12,49及び
50)に置き換えられるように構成されており、後述す
る所定の利用段階時に好ましくは外部主メモリ055と
処理ユニット054との間の交換を制限するために使用
される追って個別に定義する小型補助バッファメモリに
より局部的に支援される。
【0084】外部主メモリはメモリプレーンとして構成
され、従って、処理ユニットでコーディング又はデコー
ディングするために外部主メモリと種々の関連構成エレ
メントとの間で双方向データ伝送を確保する例えばケー
ブル型のバスリンクLBを介して使用される。
【0085】集積回路056に配置された補助アドレス
指定装置062は、アドレス指定リンクLAを介して外
部主メモリ055に接続されており、コーディング段階
時及びデコーディング段階時に処理ユニット054の後
述するような種々の構成エレメントによりこの外部主メ
モリを使用することができる。このアドレス指定リンク
LAは時間的に分割して使用され、外部主メモリがモジ
ュラー型である場合には単一バス型が選択される。
【0086】外部クロックHEの制御下におかれた時間
軸にシーケンサを関連させる装置063は、当業者に公
知であるためここでは詳述しない補助アドレス指定装置
に作用することにより、コーデック01の特に外部主メ
モリ055のアドレス指定のレベルで実施されるオペレ
ーションの実行を制御する。
【0087】処理ユニット054は、直列に接続された
余弦離散変換演算器064と量子化器065とを含んで
おり、2つとも順方向又は2つとも逆方向に時分割使用
されるように構成されており、従って、夫々従来のコー
デック1の3個の余弦変換演算器18,23及び43並
びに3個の量子化器20,21及び42に置き換えられ
る。
【0088】変換演算器064及び量子化器065によ
り形成されるアセンブリは、変換演算器064を介して
加算器又は減算器として交互に機能するビデオ演算器0
66の第1のポートに接続されており、該ビデオ演算器
の第2のポートはバスリンクLBのブランチ(即ち第1
のブランチ)に接続され、第3のポートはコーデック1
のループフィルタ32に対応するループフィルタ032
の出力に接続されている。
【0089】ビデオ演算器066の第1のポートは、変
換演算器064が該演算器に同様に逆方向に作用する量
子化器065の下流で逆方向に作用するとき、ディジタ
ル回線L上の送信に向けられるオペレーション時に上記
アセンブリが逆方向に使用される場合には第1の補助バ
ッファメモリ即ち参照メモリ067から受信されるディ
ジタルデータ、ビデオコーデック01による受信オペレ
ーション時に上記アセンブリが逆方向に使用される場合
には補助R/Wメモリ即ち走査変換メモリ069から受
信されるディジタルデータに基づいて、該変換演算器に
より供給される結果に対応するディジタルデータを第2
のポートを介してバスLBに伝送することができる。
【0090】この例によると、第1の参照メモリ067
は送信のためにコード化すべき入力又は予測画像のマク
ロブロックの輝度及び色光度データを一時的に記憶する
ために交互に利用されるR/Wメモリであり、補助アド
レス指定装置068を介して制御される。
【0091】一例として、例えば約3Kビットの入力画
像のマクロブロックに関するデータが外部主メモリ05
5により供給され、該外部主メモリ自体は、コーデック
1のコンバータ14及び15と機能的に同一のアナログ
/ディジタルコンバータ014及びコンバータ015を
介してカメラ2からこれらのデータを受信する。
【0092】本発明の一例によると、アナログ/ディジ
タルコンバータ014もフォーマットコンバータ015
と同様に集積回路056に組み込まれている。
【0093】量子化予測画像のマクロブロックに関する
データは同様に量子化器065からバスリンクLBを介
して第1の参照メモリ067に供給され、この量子化器
自体は順方向量子化を実行する際に出力として機能する
ポートによりバスリンクの第1のブランチに接続されて
いる。
【0094】該量子化器により処理されるデータは、第
2の参照メモリ075からバスリンクLB、マルチプレ
クサ078、ループフィルタ032、ビデオ演算器06
6及び変換演算器064を介して伝送される。このメモ
リ自体は外部主メモリ055からこのデータを受け取
る。変換演算器064及び量子化器065が逆方向に使
用される場合に両者により形成されるアセンブリにおい
て走査変換メモリ069から変換演算器064の下流の
量子化器065に供給されるデータは、この場合、上記
量子化器065のポートを介して伝送され、該データは
外部主メモリからバスリンクLBの第2のブランチ及び
デコーディングバッファブロック070を介して伝送さ
れる。
【0095】このために、前記走査変換メモリは外部主
メモリ055により供給される少なくとも1つ、本例で
は2つのコード化ブロックに対応するデータを受け取
り、外部主メモリはディジタル回線Lからフレーム分離
及びエラー訂正回路013、ビデオ多重分離及びエント
ロピーデコーディング装置041並びに受信ビットレー
ト整合メモリ071を介してこのデータを先に受信す
る。前記整合メモリは先入れ先出し方式即ちFIFO型
であり、例えば5×16ビットの容量を有する小容量で
あり、集積回路056の内部の処理ビットレートと受信
回線を介する伝送ビットレートとを一致させることがで
きる。
【0096】この場合、走査変換メモリ069は、ディ
ジタル回線を介して受信されたジグザグ走査に準拠する
位置決め及び振幅のデータからブロックの変換係数を復
元するために使用され、好ましくは制限された容量(例
えば約1Kビット)しかなく、補助アドレス指定装置0
72により管理される。
【0097】走査変換メモリ069は更に、順方向に作
動する量子化器065により供給されるような変換係数
からジグザグ走査で識別したあるブロックの有効変換係
数に関するデータが得られるように逆方向走査変換のた
めに送信段階で使用され、従って、上記のように量子化
器065と、エントロピーコーディング及びビデオ多重
化装置022の入力とに接続されている。
【0098】前記エントロピーコーディング及びビデオ
多重化装置は更に、コーデック1の運動推定装置31及
び相互/内部モードセレクタ37に割り当てられる機能
を実行し、結合する推定及び相互/内部選択装置073
からも情報を受信する。
【0099】エントロピーコーディング及びビデオ多重
化装置022から入力を介して受信された情報から抽出
されたディジタルデータは多重化され、コード化された
後、バスリンクLB上にこのリンクの第3のブランチを
介して伝送され、送信メモリとしても機能する外部主メ
モリ055、バスリンクLBの第5のブランチに接続さ
れた例えば2×16ビットの容量を有するFIFO型の
小容量の送信同期整合メモリ074、及び整合メモリ0
74とディジタル回線Lとの間に挿入されたエラー訂正
コード挿入回路09を介してディジタル回線L上に送信
される。
【0100】推定機能と相互/内部選択機能とを兼備す
る装置073は、第1の入力からバスリンクLBの第1
のブランチを介して第1の参照メモリ067に接続され
ており、更に、第2の入力からバスリンクLBの第6の
ブランチを介して第2の参照メモリ075に接続されて
いる。先に挙げたブランチと同様のこの第6のブランチ
は、集積回路054を外部主メモリ055に接続するバ
スリンクLBの所謂トランクに分離バッファ076を介
して従来通りに接続されている。
【0101】第2の参照メモリ075は例えば約8Kビ
ットの容量を有するR/Wメモリであり、集積回路05
6の他の補助アドレス指定装置と同様にシーケンサ装置
063並びに推定及び相互/内部選択装置073により
制御される補助アドレス指定装置077により管理され
る。
【0102】この第2の参照メモリ075は、各推定段
階で推定するべき運動を有するブロックについてサーチ
ゾーンに関する輝度データを一時的に保存するように、
又は場合により移動している予測ビデオの輝度及び色光
度データを一時的に保存するように構成されており、バ
スリンクLBを介して外部主メモリ055と通信する。
【0103】第2の参照メモリ075を推定し、相互/
内部選択装置073に接続するバスリンクLBの第6の
ブランチは、この例では3×3二次元空間フィルタであ
るループフィルタ032へのアクセスを制御するマルチ
プレクサ078の第1の入力としても機能する。
【0104】マルチプレクサ078の第2の入力は、バ
スリンクLBの第3のブランチと第4のブランチとに接
続されている。
【0105】上述のように外部主メモリ055は、バス
リンクLBに接続された低速データポートP1と、標準
コンバータ015及び052に接続された高速データポ
ートP2と、集積回路056に組み込まれた外部補助ア
ドレス装置062に接続されたアドレス指定入力ADと
を含むVIDEORAM型のパッケージから構成され得
る。
【0106】外部主メモリ055は、バスリンクLBに
接続されたデータポートと外部補助アドレス指定装置0
62からアクセスされるアドレス指定ポートADとを有
するDRAM型のパッケージから構成することもでき
る。
【0107】その場合、標準コンバータ051及び05
2は上記と同様にこれらのコンバータを含む集積回路0
56の内側で夫々FIFO型バッファメモリ079及び
080を介してバスリンクLBに接続される。
【0108】図6は主メモリ055の好適内部編成例を
示す。同時にアクセスされる同一構成のn(8又は1
6)個の平行面の組により構成されるメモリは、ここで
はこれらの面のただ1つにより示し、送信のために保存
すべきデータと局部可視化のために保存すべきデータ、
特にディジタル回線Lを介して受信された画像情報に対
応するデータとに夫々割り当てられる2つの主ゾーンZ
1及びZ2に分割される。
【0109】送信データに関する主ゾーンZ1は、その
機能がコーデック1の送信バッファメモリ8に対応する
送信バッファゾーンZ1Eと、送信のために処理すべき
画像データの一時記憶ゾーンZ1Sとから主に構成され
る。
【0110】画像データ記憶ゾーンZ1Sはそれ自体セ
クタに細分され、第1のセクタZ1S1はカメラ2から
収集中の画像データを受信し、2つの他のセクタZ1S
2及びZ1S3は相互に交換可能であり、一方は予測に
応じて変更された1つ前の画像のデータを一時的に保存
し、他方は予測後に得られるような更に1つ前の画像の
データを一時的に保存し、これらのデータは該データに
より形成される画像の次の画像中で予測のために使用さ
れる。
【0111】セクタZ1S2及びZ1S3の各々はこう
して上記2種の保存を順次且つ周期的に実行する。
【0112】場合により、保存ゾーンZ1Sはある種の
利用の場合に送信中にカメラの画像に置き換えられる予
め記録された画像(例えばテストパターン型の固定画
像)のデータが保存されたセクタZ1S4を含み得る。
このゾーンは更に、送信に結びつけられる処理データ、
例えばセクタZ1S5での調節に使用されるデータに割
り当てられた1又は複数のセクタを含み得る。
【0113】主ゾーンZ2は、その機能がコーデック1
の受信バッファメモリ12に対応する受信バッファゾー
ンZ2Rと、受信器4’のテレビジョンスクリーン上に
局部的に表示されるべき画像に関するデータの一時記憶
ゾーンZ2Sとから主に構成される。
【0114】一時記憶ゾーンZ2Sはセクタに細分さ
れ、これらのセクタの1つZ2S1は受信収集中に1つ
の画像のデータを受け取り、他の2つのセクタZ2S2
及びZ2S3は先に収集された画像のデータと、処理済
みの更に1つ前の画像のデータとを一時的に交互に保存
する。
【0115】3個のセクタZ1S1,Z2S2及びZ2
S3の各々は、上記3種の保存を順次且つ周期的に実行
する。
【0116】場合によっては、記憶ゾーンZ2Sは局部
的に可視化された次の画像に差し込まれるべき画像のデ
ータを保存し得るセクタZ2S4を含むことができ、差
し込むべき画像はディジタル回線Lを介して同時に伝送
されるような画像に対応する。
【0117】更に、例えば必要に応じて画像にテキスト
を挿入するために付加セクタZ2S5を設けてもよい。
【0118】ゾーンZ2Sのレベル又は主メモリに処理
データ(例えば挿入すべきテキストの文字集合の定義デ
ータ、又はビデオコーデック1が組み込まれている装置
でこのコーデックを監視するプロセッサ(図示せず)を
介して供給されるこのときに準備されたビデオコーデッ
ク01の構成データ)のための他のセクタを設けてもよ
い。
【0119】一例では、カメラ2により供給された画像
をビデオコーデック01により処理するには、まず最初
にカメラからのアナログ信号をコンバータ014により
ディジタル変換し、コンバータ014からのディジタル
データに水平及び垂直濾波を実施する標準コンバータ0
15によりQCIFフォーマットに変換する。
【0120】これらの輝度及び色光度ディジタルデータ
は、バスリンクLBにより外部主メモリに伝送され、入
力画像保存用セクタZ1S1に保存される。
【0121】このセクタに保存されたデータがマクロブ
ロック処理を行うために十分な量であるならば、この処
理が開始され、こうしてデータが保存されているセクタ
Z1S1からマクロブロックを収容するために設けられ
た第1の参照メモリ067に2のマクロブロック伝送が
行われる。
【0122】第1の参照メモリ067に一時的に保存さ
れたマクロブロックMA1の運動推定を開始するため
に、第2の参照メモリ075はマクロブロックMA1に
対応するマクロブロックを含み得るゾーンに関する先行
画像のデータを含むように構成されている。
【0123】この例では、これらのデータは、マクロブ
ロックMA1に含まれる画像よりも1つ前の画像から予
測、また、場合により移動後に得られた画像データが記
憶されている外部主メモリ055のセクタの1つ(例え
ばセクタZ1S3)からのデータである。
【0124】この例では、これらのデータは推定のため
に考慮されるマクロブロックの予め定義されたサーチゾ
ーンに関する輝度データであり、このサーチゾーンは上
述のように第2の参照メモリ075に一時的に保存され
たデータを有する。
【0125】マクロブロックの運動推定の結果、このマ
クロブロックのブロックに内部コーディングモードを使
用すべきか又は相互コーディングモードを使用すべきか
を決定することができる。ここでは運動ベクトルが移動
の発生を表し得るので相互モードが選択される。
【0126】確認された移動は、送信のために第2の参
照メモリ075において考慮される。
【0127】運動推定及び予測計算後、マクロブロック
MA1は演算器064により順方向余弦変換され、量子
化器065により順方向量子化される。考慮されるデー
タは、内部モードでは第1の参照メモリ067に内部モ
ードで保存されたデータであり、ループフィルタ032
を介して第2の参照メモリ075から出力され、ビデオ
演算器066において、相互モードで差し引かれる。
【0128】順方向に作用する量子化器065により供
給される量子化予測ビデオに関するデータは、遠隔コー
デックにより観察されるデータに対応するように逆方向
に処理するために第1の参照メモリ067に書き込ま
れ、更に、一時的にこれらのデータを受け取る走査変換
メモリのレベルでジグザグ走査再読み出しによる変換
後、エントロピーコーディング及びビデオ多重化装置0
22に転送される。
【0129】装置022は更に、特に伝送コード化ブロ
ック及び移動したマクロブロックに使用される運動ベク
トルに関するコード化情報も運動推定及び相互−内部選
択装置073から受け取る。
【0130】装置022により供給される多重エントロ
ピーコード化データは、ビットレート整合メモリ074
及びエラーコード挿入回路09を介してディジタル回線
Lの送信チャネルV上に送信される前に送信バッファメ
モリZ1Eに一時的に保存するために、バスリンクLB
を介して外部主メモリ055に転送される。
【0131】同時に、順方向量子化後に第1の参照メモ
リ067に保存された量子化予測データは、量子化器0
65及び余弦変換演算器064により形成されるシリア
ルアセンブリにより復元及び逆方向処理され、伝送マク
ロブロックを局部復元するために第2の参照メモリ07
5に含まれる移動参照ビデオに関するデータとビデオ演
算器066において結合される。
【0132】該マクロブロックは第1の参照メモリ06
7に書き込まれ、バスリンクLBにより外部主メモリ0
55に転送され、このメモリのセクタZ1S2に一時的
に保存され、次の画像を処理するために利用される予測
画像を構成する。
【0133】ディジタル回線Lの受信チャネルを介して
受信された画像のビデオコーデック01による処理は、
まず最初に遠隔コーデック1’からのデータを用いてフ
レーム分離及びエラー訂正回路013により開始され
る。次にビデオ多重分離及びエントロピーデコーディン
グ装置041によりこれらのデータを処理する。
【0134】受信ビットレート整合メモリ071を通過
した後、受信データは外部主メモリ055に転送され、
処理されるまで該メモリの受信バッファゾーンZ2Rに
一時的に保存される。
【0135】ゾーンZ2Rに含まれるデータは次に、2
つのコード化ビデオブロックに各々対応するグループ毎
にデコーディングバッファブロック070に転送され、
次に変換メモリ069に転送され、走査変換される。変
換メモリ069は、あるマクロブロックに関する係数の
全体に関するデータをこのマクロブロックに関して受信
されたデータから復元することができる。変換により得
られたこれらのデータは次に、量子化器065及び離散
余弦変換演算器064により構成されるアセンブリによ
り量子化及び逆方向変換される。
【0136】外部主メモリ055は、ゾーンZ2Sの相
互に交換可能な3つのセクタの1つ(例えばZ2S1)
に保存されている1つ前の受信画像(例えば復元画像)
に関する対応データを、先に受信したこの画像の局部復
元時にマルチプレクサ078の入力に同時に供給する。
【0137】主メモリの着目セクタZ2S1から抽出さ
れた画像データマクロブロックに関するデータは、こう
してループフィルタ032を介して伝送され、次の画像
の対応するブロックに関して変換演算器064からデー
タが発生される場合にはビデオ演算器066によりこの
ブロックと結合される。
【0138】ビデオ演算器066の出力で同時に得られ
た復元画像マクロブロックに関するデータは、このとき
復元中の画像のためにビデオ演算器066により順次生
成されるマクロブロックが保存された外部主メモリ05
5のゾーンZ2Sのセクタの1つ(例えばZ2S2)に
直ちに書き込まれる。
【0139】選択された例によると、局部テレビジョン
スクリーン受信器4により許容される画像周波数(通常
50又は60Hz)が処理周波数に対応せず、この解決
方法がスクロール中のスクリーン上の表示から受信デー
タの処理を分離できる限り、ゾーンZ2Sの第3の交換
可能なセクタ(本例ではZ2S3)は、この受信器に送
信すべき復元画像を保存するために選択される。
【0140】一般に、カメラ2と回線Lとは、決定され
たクロックサイクルで画像データをビデオコーデック0
1に同時に供給することができ、該ビデオコーデックは
所定の時間編成に従って送受信及び処理に分割された時
間で動作しなければならない。これは、CCIR勧告6
01により定義された画像サンプリングクロック信号機
能であり、クロック周波数HEは例えば送受信時に6.
75MHzに選択される。
【0141】処理周波数即ち画素周波数は、主な画像規
格では、整数個の処理クロック周期を1画像に対応させ
ることが好ましいという事実を考慮しなければならな
い。従って、上記のような規格を考慮する場合には最小
処理周波数は2.5MHzである。
【0142】ビデオコーデック01の内部の交換を容易
にするためには、処理周波数とサンプリング周波数を同
期させなければならない。
【0143】好適変形例によると、選択される処理周波
数は4.5MHzであり、従って1秒当たりの画像数が
12.5であるならば、ビデオラインはこの処理周波数
で288サイクルに対応する。このとき、マクロブロッ
クの処理時間は2880サイクル、即ち640μ秒であ
り、10個の等しいライン時間T0〜T9のフレームに
対応し、各ライン時間はそれ自体4つのサブ時間から構
成される。
【0144】実際に、外部主メモリ055のメモリアク
セスのいくつか(例えばカメラ2により供給される画像
データのメモリ書き込みや、受信器4’のテレビジョン
スクリーンに表示すべき画像データの読み取り)は、ビ
デオライン周波数に必ず同期させなければならず、他の
メモリアクセス(例えば処理ユニット054による所謂
画像処理時に使用されるマクロブロックのデータの読み
書き)はブロックの処理周波数に同期させなければなら
ない。他方、他のアクセス(例えば受信バッファセクタ
への書き込みや、送信バッファセクタからの読み取り)
の位置決めは比較的重要でない。
【0145】本例では、グループGの第1の時間T0は
コーデック01による送信プロセス、より特定的には1
つ前のグループの時間T9時に第1の参照メモリ067
に先にロードされた輝度データを含む被処理マクロブロ
ックがサーチされるゾーンに対応する輝度データを第2
の参照メモリ075にロードするプロセスに割り当てら
れ、対応する色光度データは次の時間T5の間にこの同
一の第1のメモリにロードされる。
【0146】グループGの4つの時間T1〜T4は、使
用されるコーデックのエレメントが相互に同一ではな
く、従って別々に作用し得るという事実を利用すること
により、送信プロセスと受信プロセスとに同時に利用さ
れる。ここでは5つのサブ時間にブロック対が1回受信
されるという割合でブロックを2つずつ続けて受信し、
可能な16個のサブ時間のうちの1つは利用されない。
同時に、運動推定及び相互−内部選択は、第2の参照メ
モリ075の内容により第1の参照メモリ067に一時
的に保存されたマクロブロックについて実施され、これ
らのメモリはいずれも受信時には利用されない。
【0147】時間T5は、ここでは詳述しないビットレ
ート調節と順次保存操作、即ちまず運動推定が行われた
マクロブロックに関する移動予測を第2の参照メモリ0
75に保存し、次の4つの時間中に処理されるマクロブ
ロックの色光度データを第1の参照メモリ067に保存
する操作とに部分的且つ順次的に割り当てられる。
【0148】時間T6は、送信のためにコーデック01
の演算器064及び量子化器065により行われるマク
ロブロックの離散余弦変換及び順方向量子化処理に割り
当てられる。
【0149】時間T7及びT8は主に、送信プロセスに
関連する局部復元のために同一演算器064及び同一量
子化器065により行われるマクロブロックの離散余弦
変換及び逆方向量子化処理と、多重化及びエントロピー
コーディング装置022の出力に存在するデータを外部
主メモリ055の送信バッファゾーンZ1Eに書き込む
操作とに割り当てられる。
【0150】グループの最後の時間T9は主に、外部主
メモリの該当セクタで復元されたビデオマクロブロック
の書き込みと、次いで次の10個の時間のグループの間
に送信のために処理すべきマクロブロックに関する輝度
データを第1の参照メモリ067に書き込む操作とに割
り当てられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のビデオコーデックのブロック図である。
【図2】図1のビデオコーデックを構成するコーディン
グユニットのブロック図である。
【図3】図1のビデオコーデックを構成するデコーディ
ングユニットのブロック図である。
【図4】本発明のビデオコーデックのブロック図であ
る。
【図5】本発明のビデオコーデックの処理ユニットのよ
り詳細なブロック図である。
【図6】本発明のビデオコーデックの主メモリの内部物
理的編成例を示す。
【符号の説明】
1’,01 ビデオコーデック 2,2’ テレビジョンカメラ 4,4’ テレビジョンスクリーン受信器 013 フレーム分離及びエラー訂正回路 022 エントロピーコーディング及びビデオ多重化装
置 032 ループフィルタ 041 ビデオ多重分離及びエントロピーデコーディン
グ回路 054 処理ユニット 055 外部主メモリ 056 集積回路 064 離散余弦変換演算器 065 量子化器 073 運動推定装置 L ディジタル回線 LB バスリンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヤン・テイベルビル フランス国、22560・トルブルデン、シユ マン・ドウ・クランガフリク(番地なし) (72)発明者 ジエラール・ドウエ フランス国、67640・フジエルシヤイン、 リユ・ドウ・ラ・シヤペル、26 (72)発明者 クリスチヤン・フルン フランス国、67200・ストラスブール、リ ユ・ドウ・ロザンビレール、34 (72)発明者 イブ・ラセ フランス国、67000・ストラスブール、リ ユ・ドウ・ランス、26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方では、伝送のために公知方法に従っ
    て圧縮及びコード化後に特に電話回線型のディジタル伝
    送回線を介して特に他のビデオコーデックの遠隔互換性
    ビデオデコーディングユニットに向けて送信するため
    に、局部テレビジョンカメラからの画像信号を受信する
    ように構成されており、他方では、ビデオコーデックに
    局部的に接続されたテレビジョンスクリーン受信器のた
    めに圧縮解除及びデコーディングするために、ディジタ
    ル伝送回線を介して特に前記他のビデオコーデックの遠
    隔ビデオコーディングユニットにより同時に圧縮及びコ
    ード化された画像信号を受信するように構成された、特
    にテレビ電話用、より特定的にはサービス統合ディジタ
    ル網テレビ電話端末用のビデオコーデックであって、単
    一外部メモリプレーンと連携して、送信及び受信に既知
    の方法を適用するために時間的に分割された内部演算エ
    レメントにより送信すべきデータを圧縮及びコーディン
    グすると共に、受信データを圧縮解除及びデコーディン
    グする処理ユニットを備えていることを特徴とするビデ
    オコーデック。
  2. 【請求項2】 コーデックに含まれる処理ユニットが、
    相互に直列に接続され且つループフィルタと組み合わせ
    て時分割使用される離散余弦変換演算器及び量子化器を
    含んでおり、該変換演算器及び量子化器を含むアセンブ
    リが、送信時に画像マクロブロックを処理するためにま
    ず順方向、次いで逆方向に使用され、受信時に画像マク
    ロブロックを処理するために逆方向に使用されることを
    特徴とする請求項1に記載のビデオコーデック。
  3. 【請求項3】 処理ユニットに通じるケーブル型のバス
    リンクを介して前記処理ユニットを含む集積回路に外部
    主メモリを接続する単一メモリプレーンを備えており、
    該メモリが、夫々送信、受信及び送信前又は受信後の処
    理のため、更に場合により局部差し込みのために、画像
    を一時的に保存するように構成されており、該メモリ
    が、集積回路に含まれ且つ該メモリに専用に接続された
    補助アドレス指定装置により読み書きアドレス指定され
    ることを特徴とする請求項1に記載のビデオコーデッ
    ク。
  4. 【請求項4】 相互に直列に接続され且つ時分割使用さ
    れる離散余弦変換演算器及び量子化器を含む処理ユニッ
    トが更に、運動評価及び相互−内部選択装置と、前記演
    算器及び量子化器と同様にバスリンクに接続され且つ送
    信時に同時に時分割使用される2つの参照R/Wメモリ
    とを備えており、該メモリのうちの第1のメモリが、外
    部主メモリから得られるような、送信のために処理すべ
    き入力画像マクロブロックと、次いで量子化器の順方向
    作動時に得られる対応する量子化予測とを順次保存し、
    第2のメモリが、外部主メモリにより供給されるよう
    な、被処理マクロブロックが探索される1つ前の画像の
    ゾーンと、次いで第1の入力により第1の参照メモリに
    接続され、第2の入力により第2の参照メモリに接続さ
    れ、出力により該第2の参照メモリの補助アドレス指定
    装置に接続された運動推定装置の作用下で処理されたマ
    クロブロックが移動した場合にはこの後に得られる結果
    とを順次保存することを特徴とする請求項1又は2に記
    載のビデオコーデック。
  5. 【請求項5】 相互に直列に接続され且つ時分割使用さ
    れる離散余弦変換演算器及び量子化器を含む処理ユニッ
    トが走査変換R/Wメモリを備えており、該メモリが、
    一方では送信のために順方向に作動する量子化器から該
    メモリにより受信された変換係数に基づいて、好ましく
    はジグザグ走査で標識したブロックの有効変換係数に関
    するデータを得ることができ、他方ではディジタル回線
    及び外部主メモリの受信バッファセクタを介して受信さ
    れた選択走査に準拠する位置決めデータ及び関連する振
    幅データに基づいて受信時に逆方向に変換できるように
    時分割使用されることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のビデオコーデック。
  6. 【請求項6】 外部主メモリが集積回路に含まれる処理
    ユニットと集積回路に含まれるエントロピーコーディン
    グ及びビデオ多重化装置の出力とにバスリンクを介して
    接続されており、該エントロピーコーディング及びビデ
    オ多重化装置が、ディジタル回線上に送信するために処
    理ユニットからの画像データを受信し、前記処理ユニッ
    トの運動推定及び相互−内部選択装置により制御される
    ことを特徴とする請求項3に記載のビデオコーデック。
  7. 【請求項7】 外部主メモリが更に、送信時にはコード
    挿入及びエラー訂正回路を介して、受信時にはフレーム
    分離及びエラー訂正回路とビデオ多重分離及びエントロ
    ピーデコーディング装置とを介してバスリンクからディ
    ジタル回線に接続され、前記フレーム分離及びエラー訂
    正回路とビデオ多重分離及びエントロピーデコーディン
    グ装置が処理ユニットと共に集積回路に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のビデオコーデック。
  8. 【請求項8】 第1のポートを介してバスリンクに接続
    されたビデオRAM型の外部主メモリが、直列型の第2
    のポートを介して2つのビデオ標準コンバータに接続さ
    れており、一方のコンバータがディジタル回線上に送信
    するために局部カメラから受信したビデオ信号を処理す
    るための中間フォーマットに変換し、他方のコンバータ
    が、該当コーデックに局部的に接続されたテレビジョン
    スクリーン受信器のためにコーデックにより処理された
    信号を逆方向に変換することを特徴とする請求項3に記
    載のビデオコーデック。
  9. 【請求項9】 DRAM型の外部主メモリが、集積回路
    の処理ユニットと2つのビデオ標準コンバータとにバス
    リンクを介して接続されており、一方のコンバータが局
    部カメラから受信されたビデオ信号を処理するための中
    間フォーマットに変換し、他方のコンバータが局部テレ
    ビジョンスクリーン受信器のために処理ユニットにより
    供給された信号を逆方向に変換することを特徴とする請
    求項3に記載のビデオコーデック。
  10. 【請求項10】 外部主メモリが、集積回路に組み込ま
    れた補助アドレス指定装置に接続されており、該補助ア
    ドレス指定装置が一方では、ディジタル回線上に送信す
    べき処理済み画像信号のためのゾーンと、このディジタ
    ル回線により受信された処理すべき信号のためのゾーン
    との2つの固定バッファゾーンに別々に読み書きアドレ
    ス指定を確保し、他方では、収集中のカメラ画像のデー
    タの保存に割り当てられる1つのセクタと、先に処理し
    た画像のデータ及び処理により得られる画像データの保
    存に割り当てられる他の2つの相互に交換可能なセクタ
    とからなる3つの被送信画像記憶セクタに同様に別々に
    アドレス指定を確保し、更に、受信中の画像のデータの
    保存に割り当てられる1つのセクタと、復元中に先に受
    信された画像及び好ましくは先に復元され、局部テレビ
    ジョンスクリーン受信器への送信中の画像のデータの保
    存に割り当てられる他の2つのセクタとの3つの相互に
    交換可能な伝送画像記憶セクタに同様に別々にアドレス
    指定を確保することを特徴とする請求項3に記載のビデ
    オコーデック。
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