JPH0646147U - 地下式焼却炉における灰出し装置 - Google Patents

地下式焼却炉における灰出し装置

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JPH0646147U JP11338691U JP11338691U JPH0646147U JP H0646147 U JPH0646147 U JP H0646147U JP 11338691 U JP11338691 U JP 11338691U JP 11338691 U JP11338691 U JP 11338691U JP H0646147 U JPH0646147 U JP H0646147U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下式焼却炉における被焼却物の焼却後の残
灰を自動的に炉外に排出することができ、この灰出し作
業に必要とする作業員が一人で済み、この作業員が予熱
のある炉内に入る必要がなく、灰出し時に塵灰が舞い上
がることがなくて、灰出し作業が行い易く、炉底の固く
なった残灰も効率良く灰出しすることができ、灰出し作
業後の灰の後処理を容易に行うことができる地下式焼却
炉における灰出し装置を提供する。 【構成】 地下式焼却炉1の上部開口部1aを覆う蓋3
が前後方向にスライド開閉可能に設けられ、この蓋3の
前端部に、下端が地下式焼却炉1の底部付近まで届く吸
引パイプ4が支持部材5を介して蓋3の前端部3aに対
して左右移動可能に取付けられているとともに、吸引パ
イプ4の下部に焼却炉1の底部1bの残灰Hを掻きほぐ
す掻き部材6が回動可能に設けられている灰出し装置2
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、事業場等から出る木材・紙等の雑芥や廃プラスチック、比較的水 分の少ない含水廃棄物、ゴルフ場刈芝等の廃棄物等の被焼却物を焼却して処理す る地下式焼却炉において、焼却後の残灰を、作業員が炉内に入ることなく排出す ることが可能な地下式焼却炉における灰出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びこの考案が解決しようとする課題】
従来、一般に廃棄物等の被焼却物を焼却して処理するには、地上に設けられた 焼却炉によって行われていた。
【0003】 この焼却炉内には、事業場等から出る木材・紙等の雑芥や廃プラスチック、比 較的水分の少ない含水廃棄物、ゴルフ場刈芝等の廃棄物等が投入されて、焼却さ れる。
【0004】 そして、この焼却炉内に残る被焼却物の焼却後の残灰を処理するには、作業員 が焼却後の予熱の残る焼却炉内に入ってシャベル等を用いて残灰を炉外に排出し ていた。
【0005】 ところが、これらの作業には、多くの労力を必要とするといった問題があった 。
【0006】 そこで、近来、炉内の残灰を自動的に炉外に排出する装置が種々提供されるよ うになってきている。
【0007】 この装置として例えば、特開昭57−73319号公報、特開昭48−986 80号公報、特開平2−203109号公報等に開示されたものがある。
【0008】 特開昭57−73319号公報に開示されたものは、焼却炉における焼却後の 残灰を、炉内への圧縮空気の吹き込みにより炉床より舞い上がらせ、これを吸引 して集塵器に補集するものである。
【0009】 ところが、これにおいては、炉内に圧縮空気を吹き込むのに、大量のエアーが 必要であり、しかも、焼却炉の運転中にこの圧縮空気の吹き込みを行うと炉内に おける焼却温度を下げてしまって、被焼却物を焼却するときに、この被焼却物が よく燃えないといった問題があった。
【0010】 また、圧縮空気を炉内に吹き込んで残灰を炉床より舞い上がらせて、これを吸 引することは、焼却直後の残灰には有効なものであるが、焼却後に一定時間以上 炉内に放置されて固まった状態の残灰は、圧縮空気を炉内に吹き込んでも炉床よ り舞い上がらすことはできないので無効なものであるといった問題があった。
【0011】 特開昭48−98680号公報に開示されたものは、炉体内に階段状の火床を 設けて、多段の燃焼面を形成するとともに、これら燃焼面の上部燃焼面の前端と 、下部燃焼面の後端を結ぶ密閉壁には、その裾部に下部燃焼面上に堆積する燃焼 物を噴射攪拌作用により高能率完全燃焼させ、また、残灰を前方に向けて吹き落 とすべき圧力空気の噴出孔を横列開口したものである。
【0012】 ところが、これにおいては、上記のものと同様に噴出孔から炉内に吹き込まれ る圧力空気を吹き込むのに、大量のエアーを必要とし、また、密閉壁の裾部に圧 力空気の噴出孔を形成しなければならないので、焼却炉の構造が複雑になるとい った問題があった。
【0013】 特開平2−203109号公報に開示されたものは、焼却炉の下方に焼却後の 残灰を取り出すための回転円盤を設けたものである。
【0014】 ところが、これにおいては、焼却炉が小さいものについては有効なものである が、焼却炉が大きいものには、対応することができないといった問題があった。
【0015】 一方、近来、被焼却物の投入作業を中心とする省力化、作業性等を向上させる ために、地下式焼却炉が提供されるようになってきている。
【0016】 ところが、この地下式焼却炉においては、焼却炉が地下に位置するために、被 焼却物の焼却後の残灰処理が行い難いといった問題があった。
【0017】 すなわち、この灰出し作業は、予熱の残る炉内に作業員が炉内に入り、シャベ ル等を用いて灰出し口まで炉内の残灰を掻き出し、バッカン及びチェーンブロッ ク等でこの残灰を炉外へ排出しており、これらの作業には、多くの労力を必要と し、しかも残灰を掻き出すときに塵灰が舞い上がるので、炉内で作業している作 業員がこの塵灰を吸い込むことがあって、人体に悪い影響を与える等の問題があ った。
【0018】 しかも、大きい地下式焼却炉においては、この灰出し作業に多数の灰出し作業 員を必要とするといった問題があった。
【0019】 また、前記した各公報に開示された自動的に炉内の残灰を炉外へ排出する装置 は、主に地上に位置する焼却炉に摘要されるものであって、地下式焼却炉には摘 要し難く、もし、摘要したとしても、上記したような各問題があり、炉内の残灰 の排出処理装置としては充分なものではなかった。
【0020】 そこで、地下式焼却炉における作業性の良い便利な灰出し装置の出現が待望さ れていた。
【0021】 この考案は、上記した従来の各種の問題を解決し、地下式焼却炉における被焼 却物の焼却後の残灰を自動的に炉外に排出することができ、しかも、この灰出し 作業に必要とする作業員が一人で済み、この作業員が予熱のある炉内に入る必要 がなく、灰だし時に塵灰が舞い上がることがなくて、灰出し作業が行い易く、更 に、炉底の固くなった残灰も効率良く灰だしすることができ、しかも灰出し作業 後の灰の後処理を容易に行うことができる地下式焼却炉における灰出し装置を提 供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために、地下式焼却炉の上部開口部を覆う蓋 が前後方向にスライド開閉可能に設けられ、この蓋の前端部に、下端が地下式焼 却炉の底部付近まで届く吸引パイプが支持部材を介して前記蓋の前端部に対して 左右移動可能に取付けられているとともに、前記吸引パイプの下部に焼却炉底部 の残灰を掻きほぐす掻き部材が回動可能に設けられているものとした。
【0023】 更に、前記支持部材が前記蓋の前端部に自動移動手段によって、自動的に左右 移動可能に取付けられているものとした。
【0024】 また、前記吸引パイプの下部に設けられた掻き部材周壁に、焼却炉の底部に存 する残灰を側方から吸引するための吸引孔あるいは吸引溝が設けられているもの とした。
【0025】
【作用】
上記したように、地下式焼却炉の上部開口部を覆う蓋が前後方向にスライド開 閉可能に設けられ、この蓋の前端部に、下端が地下式焼却炉の底部付近まで届く 吸引パイプが支持部材を介して前記蓋の前端部に対して左右移動可能に取付けら れているので、この吸引パイプは、地下室焼却炉の前後左右いずれの位置でも移 動させることが可能であり、この吸引パイプによって、地下室焼却炉の全体に渡 って、被焼却物の焼却後の残灰が吸引排出される。
【0026】 しかも、この吸引パイプの下部に焼却炉底部の灰を掻きほぐす掻き部材が回動 可能に設けられているので、焼却炉底部の固くなった残灰も効率良く吸引排出さ れる。
【0027】 更に、前記した支持部材が前記蓋の前端部に自動移動手段によって、自動的に 左右移動可能に取付けられているものでは、吸引パイプの地下式焼却炉内におけ る移動をリモコン操作等によって自動的に行うことが可能である。
【0028】 また、前記した吸引パイプの下部に設けられた掻き部材周壁に、焼却炉の底部 に存する残灰を側方から吸引するための吸引孔あるいは吸引溝が設けられている ものでは、焼却炉の底部に存する残灰が吸引パイプの下端からだけでなく、吸引 パイプの側方からも吸引されるので、残灰の吸引排出灰出し作業が効率良く行わ れる。
【0029】
【実施例】
以下、この考案に係る地下式焼却炉における灰出し装置の実施例について、図 面に基づいて説明する。
【0030】 図1はこの考案に係る灰出し装置を備えた地下式焼却炉の一例を示す部分破断 した概略斜視図、図2はこの考案に係る灰出し装置を備えた他の例の地下式焼却 炉を示す縦断面図、図3はこの考案に係る灰出し装置における掻き部材の部分斜 視図、図4は図3の掻き部材の横断面図である。
【0031】 この考案に係る地下式焼却炉1における灰出し装置2は、地下式焼却炉1の上 部開口部1aを覆う蓋3が前後方向にスライド開閉可能に設けられ、この蓋3の 前端部に、下端が地下式焼却炉1の底部1b付近まで届く吸引パイプ4が支持部 材5を介して蓋3の前端部3aに対して左右移動可能に取付けられているととも に、吸引パイプ4の下部に焼却炉1の底部1bの残灰Hを掻きほぐす掻き部材6 が回動可能に設けられているものである。
【0032】 更に、前記した支持部材5が蓋3の前端部に自動移動手段7によって、自動的 に左右移動可能に取付けられている。
【0033】 また、図3、図4に明示するように、吸引パイプ4の下部に設けられた掻き部 材6の周壁に、焼却炉1の底部に存する残灰Hを側方から吸引するための吸引溝 6aが設けられている。
【0034】 尚、この吸引溝6aの代わりに、掻き部材6の周壁に複数の吸引孔を設けても よい。
【0035】 また、掻き部材6の周壁外周に複数の掻き爪片6bが外方に向けて突設されて いる。
【0036】 蓋3は地下室焼却炉1の上部開口部1aに対して炉蓋開閉用動力源(図示せず )によって、リモコン操作で自動的に前後に開閉されるように構成されている。
【0037】 吸引パイプ4は平板形状の支持部材5に対して軸8によって回転可能且つ脱着 可能に取付けられており、この支持部材5は蓋3に対して前記したように自動移 動手段7によって、自動的に左右前後移動可能に取付けられている。
【0038】 この実施例では、図1に示すように、自動移動手段7が、支持部材5の背部突 出部5aに設けられた雌ねじ孔7aと、この雌ねじ孔7aに螺合され、蓋3の上 面に立設された支持枠3bに支持されて蓋3の前端部3a上方の左右方向に配さ れた長ボルト部材7bと、この長ボルト部材7bの一端部に設けられた大ギア7 cと、蓋3の上面に設置された駆動モータ7dと、この駆動モータ7dの回転軸 に設けられ前記した大ギア7cに噛み合って前記した長ボルト部材7bを回転さ せる小ギア7eとから構成されている。
【0039】 尚、この自動移動手段7は、図示したものに限らず、例えば、ピニオン、ラッ ク等を用いたものであってもよい。
【0040】 吸引パイプ4は、フレキシブルパイプ9で集塵分離タンク10に接続され、更 に、ブロワー等の吸引装置11に接続されている。
【0041】 この吸引パイプ4の上パイプ4aには、垂直方向に向けてモータ12が取付け られ、このモータ12の回転軸が長ボルト部材13に形成されている。
【0042】 そして、前記した掻き部材6を備えた吸引パイプ4の下パイプ4bが上パイプ 4aに対して上下移動可能に挿入されており、この下パイプ4bに、前記した長 ボルト部材13に螺合される雌ねじ部材14が輪状取付部材15を介して取付け られている。
【0043】 したがって、モータ12を駆動することによって、回転軸である長ボルト部材 13を正逆両方向に回転させると、下パイプ4bに輪状取付部材15を介して設 けられた雌ねじ部材14が長ボルト部材13に対して螺進螺退するので、下パイ プ4bは上パイプ4aに対して上下移動される。
【0044】 このことによって、下パイプ4b下端の掻き部材6の位置を、焼却炉1の底部 1bに存する残灰Hの溜まった奥行き方向(残灰Hの深さ方向)のいずれの位置 にでも移動させて配することができるので、焼却炉1の底部1bに存する残灰H を残すことなく全て吸引排出することができる。
【0045】 尚、下パイプ4bは上パイプ4aに対して輪状弾性ゴムからなるシール材等に よって密封状態に挿入されている。
【0046】 また、下パイプ4bは輪状取付部材14に対して、例えば周溝付きベアリング 等を介して回転可能且つ上下移動阻止状態に取付けられており、この輪状取付部 材14には回転軸下端に回転ギア16を有するモータ17が取付けられ、一方、 下パイプ4bの外周に輪状ギア18が設けられていて、この輪状ギア18とモー タ17の回転軸下端の回転ギア16とが噛み合わされている。
【0047】 したがって、このモータ17を駆動して回転軸を回転させることによって、回 転ギア16と輪状ギア18を介して下パイプ4bが回転されるようになっている 。
【0048】 また、この下パイプ4bは、モータ17の簡欠的な正逆回転によって、正転反 転繰り返し作動される。 このことによって、この下パイプ4b下端の掻き部材 6で、炉底に固まった残灰Hが掘り起こされて吸引パイプ4による吸引排出能力 が向上される。
【0049】 上記したように、地下式焼却炉1の上部開口部1aを覆う蓋3が前後方向にス ライド開閉可能に設けられ、この蓋3の前端部3aに、下端が地下式焼却炉1の 底部付近まで届く吸引パイプ4が支持部材5を介して蓋3の前端部3aに対して 左右移動可能に取付けられているので、この吸引パイプ4は、地下式焼却炉1の 前後左右いずれの位置でも移動させることが可能であり、この吸引パイプ4によ って、地下式焼却炉1の全体に渡って、被焼却物の焼却後の残灰Hが吸引排出さ れる。
【0050】 しかも、この吸引パイプ4の下部に焼却炉1の底部1bの残灰Hを掻きほぐす 掻き部材6が回動可能に設けられているので、焼却炉底部の固くなった残灰も効 率良く吸引排出される。
【0051】 更に、支持部材5が蓋3の前端部3aに自動移動手段7によって、自動的に左 右移動可能に取付けられているので、吸引パイプ4の地下式焼却炉1内における 左右移動をリモコン操作等によって自動的に行うことが可能である。
【0052】 また、吸引パイプ4の下部に設けられた掻き部材6の周壁に、焼却炉1の底部 に存する残灰Hを側方から吸引するための吸引溝6aが設けられているので、焼 却炉1の底部に存する残灰Hが吸引パイプ4の下端からだけでなく、吸引パイプ 4の側方からも吸引されるので、残灰Hの吸引排出灰出し作業が効率良く行われ る。
【0053】 更に、吸引パイプ4の下パイプ4bの上下移動の最下降点を規制することによ って、炉床のぐり石Gを吸引することを防止することができる。
【0054】 尚、図2において、符号Bは炉床給気ブロワーであって、この炉床給気ブロワ ーBから通風管Tに給気されて、この通風管Tに設けられた複数個の給気口から 炉床上に給気されて、被焼却物H1の燃焼を効率良く行うように構成されている 。
【0055】 更に、図2において、符号Kは汽水分離器であって、地下式焼却炉1の上縁に 設けられた水冷枠Wの上部に載せられて地下式焼却炉1の上部開口部1aを覆う 蓋3の内部に冷却用の水Mが溜められていて、この汽水分離器Kによって、水M の蒸発が促される。
【0056】 また、図2において、符号Nは二次バーナー、符号Dは煙道、符号Aは煙突、 符号Sはサイクロン、符号Bは消煙バーナー、符号Eはエゼクターファンである 。
【0057】 地下式焼却炉1内で被燃焼物H1が通風管Tからの吸気によって完全燃焼され 、この燃焼ガスが二次バーナーで更に燃焼され、煙動Dを通ってサイクロンS内 に入った燃焼ガスは消煙バーナーBで消煙された後に、エゼクターファンEから 送られたきれいな空気とともに煙突Aから外部に出る。
【0058】 したがって、無煙無公害燃焼がなされて、公害が発生することがない。
【0059】 尚、吸引パイプ4は残灰Hを吸引排した後は、軸8を支点として水平向きに回 動される。したがって、蓋3の前端部3aは障害になるものが無いので、地下焼 却炉の上部開口部1aはこの蓋3によって隙間なく覆われることとなる。
【0060】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、地下式焼却炉における被焼却物の焼 却後の残灰を吸引パイプによる吸引排出によって自動的に炉外に排出することが できる。
【0061】 しかも、地下焼却炉内における前後左右全域に渡る吸引パイプの移動をリモコ ンで遠隔操作して行うことが可能なので、灰出し作業に必要とする作業員が一人 で済み、この作業員が予熱のある炉内に入る必要がない。
【0062】 したがって、灰だし時に塵灰が舞い上がることがなくて、灰出し作業が行い易 い。
【0063】 更に、吸引パイプの下端に設けられた掻き部材の回動によって、炉底の固くな った残灰も効率良く灰だしすることができる。
【0064】 しかも、吸引パイプで吸引した残灰はドラムカン等の専用容器に容易に収容す ることができるので、灰出し作業後の灰の後処理を容易に行うことができる等の 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る灰出し装置を備えた地下式焼却
炉の一例を示す部分破断した概略斜視図である。
【図2】この考案に係る灰出し装置を備えた他の例の地
下式焼却炉を示す縦断面図である。
【図3】この考案に係る灰出し装置における掻き部材の
部分斜視図である。
【図4】図3の掻き部材の横断面図である。
【符号の説明】
1 地下式焼却炉 1a 上部開口部 1b 底部 2 灰出し装置 3 蓋 3a 前端部 4 吸引パイプ 5 支持部材 6 掻き部材 6a 吸引溝 7 自動移動手段 H 残灰
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 熊安 豊治 大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハ ウス株式会社内 (72)考案者 岡屋 卓二 兵庫県神戸市中央区港島中町3−1−2神 戸ポートビレッジ2−519 (72)考案者 江田 之清 兵庫県神戸市灘区本庄町3−7−31メイゾ ン大和401号 (72)考案者 玉田 友厚 大阪府豊中市長興寺北3−3−7ハイツく れない201号

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地下式焼却炉の上部開口部を覆う蓋が前後
    方向にスライド開閉可能に設けられ、この蓋の前端部
    に、下端が地下式焼却炉の底部付近まで届く吸引パイプ
    が支持部材を介して前記蓋の前端部に対して左右移動可
    能に取付けられているとともに、前記吸引パイプの下部
    に焼却炉底部の残灰を掻きほぐす掻き部材が回動可能に
    設けられていることを特徴とする地下式焼却炉における
    灰出し装置。
  2. 【請求項2】前記支持部材が前記蓋の前端部に自動移動
    手段によって、自動的に左右移動可能に取付けられてい
    る請求項1に記載の地下式焼却炉における灰出し装置。
  3. 【請求項3】前記吸引パイプの下部に設けられた掻き部
    材周壁に、焼却炉の底部に存する残灰を側方から吸引す
    るための吸引孔あるいは吸引溝が設けられている請求項
    1乃至請求項2に記載の地下式焼却炉における灰出し装
    置。
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