JPH0646022U - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JPH0646022U
JPH0646022U JP8177792U JP8177792U JPH0646022U JP H0646022 U JPH0646022 U JP H0646022U JP 8177792 U JP8177792 U JP 8177792U JP 8177792 U JP8177792 U JP 8177792U JP H0646022 U JPH0646022 U JP H0646022U
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snow
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JP8177792U
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忠 宮本
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北海道地場産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バーナーによる排気熱を有効に利用してより効
率的な融雪が行えると共に、バーナーの燃焼初期におけ
る融雪効率に優れた融雪装置を提供する。 【構成】車輪6,ハンドル8を備えた手押式台車1の側
面にバーナー5を装備する。台車1内部にバーナー5に
連絡する加熱槽2を設け、その上位に貯水槽3を設け
る。貯水槽3の上位に雪回収槽4を設け、その側面にシ
ョベル11を連設する。貯水槽3で発生する加熱蒸気の噴
射孔10a を雪回収槽4底部に複数開設する。バーナー5
の排気口5cを雪回収槽4内上部へ向けて開設せしめる。
噴射孔10aからの蒸気噴射熱と排気口5cからの排気熱と
の相乗作用により融雪効率を大幅に向上させる。貯水槽
3内の水が低温状態にあるバーナー5の燃焼初期状態に
おいても前記排気熱によって所定の融雪効果を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は豪雪地帯などにおける融雪作業に使用する手押式,自走式,据置式等 の各種タイプの融雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、雪回収槽内に複数の蒸気噴射孔を開設すると共に、その噴射孔に連 絡する貯水槽と、該貯水槽内の水を加熱するバーナーを備えてなる融雪装置が知 られている。 この融雪装置は、バーナーの作動により貯水槽内の水を加熱して蒸気を発生さ せ、その蒸気が噴射孔を介して雪回収槽内に噴出するをもって回収槽内の雪を融 かすものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍ら上記従来の装置においては、貯水槽内の水の加熱に所定の時間を要 することからバーナーの燃焼初期における融雪効率が悪いと共に、バーナーから の排気熱が無駄になるという欠点があった。 本考案はこのような従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、バーナーによる排気熱を有効に利用してより効率的な融雪が行え、且つ 、バーナーの燃焼初期における融雪効率に優れた融雪装置を提供することにある 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本考案に係る融雪装置は、雪回収槽内に蒸気噴 射孔を開設すると共に、その噴射孔に連絡する貯水槽と、該貯水槽内の水を加熱 するバーナーを備えた融雪装置であって、前記バーナーの排気口を雪回収槽内へ 向けて開設せしめたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
以上の構成によれば、バーナーからの排気が雪回収槽内へ向けて行われ、その 排気熱と、蒸気噴射熱との相乗作用により、融雪効率が大幅に向上する。さらに 、貯水槽内の水が低温状態にあるバーナーの燃焼初期状態においても、バーナー からの排気熱によって所定の融雪効果を得る。
【0006】
【実施例】
以下、本考案に係る融雪装置の一実施例を図面を参照して説明する。図中1は 加熱槽2,貯水槽3,雪回収槽4を備えた手押式台車、5はバーナーを示してい る。
【0007】 台車1は鋼板などを用いて図2に示すような下面を開放する箱形状に成形され るもので、その内部における左右側方部分に車輪6,6を収容状に装備すると共 に、それら車輪6,6,で挟まれる部分に加熱槽2と、該加熱槽2の上位に位置 する貯水槽3を一体的に連設し、さらに台車1上面部分には貯水槽3の上位に位 置する雪回収槽4を設置する。
【0008】 台車1背面側には、前記加熱槽2に連絡するバーナー5と、該バーナー5に連 絡する燃料タンク7を装備すると共に、台車1を手押し操作するためのハンドル 8を連設する。ハンドル8の中途部位と加熱槽2の外底壁には折り畳み式のスタ ンド9a,9bを垂設する。
【0009】 貯水槽3の上面壁、即ち、雪回収槽4との隔壁3aには貫通孔3b,3b…を複数( 本実施例では6箇所)開設し、夫々の貫通孔3bに蒸気噴出筒10を設置する。また 、貯水槽3の側面壁には排水口3cを開設して排水栓3dを取付けると共に、雪回収 槽4に連絡する融雪水の戻り口3eを設ける。
【0010】 蒸気噴出筒10は上面を閉塞した内部中空体で、下面開口を貯水槽3内に連通せ しめて貫通孔3bに装着する。噴出筒10における雪回収槽4内に突出する上端部位 の周壁には複数の蒸気噴射孔10a,10a …を適宜間隔ごとに開穿する。
【0011】 雪回収槽4は上面を開放する逆台形型のもので、台車1前面側の側面を開口し て雪取入れ口4aとすると共に、該取入れ口4aには先端を接地するスロープ状のシ ャベル11を連結してある。また、任意の側面壁には連絡管路4bを介して前記戻り 口3eに連通する融雪水の排水口4cを開設する。排水口4cには濾過網4dを設ける。
【0012】 バーナー5は貯水槽3内の水を加熱して水蒸気を発生させるべく、炎噴射口5a を加熱槽2内へ向けて設置される。また、排気のための排気筒5bを上方に延出す ると共に、その先端部分を雪回収槽4の上面開放部分から槽内へ向けて湾曲せし めて、排気口5cを雪回収槽4内に臨ませる。尚、排気筒5bは雪回収槽4の幅方向 へ長い偏平筒状に形成して、排気口5cから排出される排気熱が雪回収槽4内のほ ぼ全域に渉って行き渡るようにする。
【0013】 以上のような構成からなる本実施例の融雪装置によれば、ハンドル8の手押し 操作で台車を前方へ移動させると、シャベル11先端から取入れられた雪がシャベ ル11を上るようにして雪回収槽4内に回収される。
【0014】 また、バーナー5の作動により加熱槽2が加熱されて貯水槽3内に蒸気が発生 し、その蒸気が夫々の噴射筒10,10…内を上昇して各蒸気噴射孔10a,10a …から 雪回収槽4内へ向けて噴出し、その蒸気熱によって回収槽4内に回収された雪を 融かす。
【0015】 同時に、バーナー5からの排気が排気口5cを介して雪回収槽4内へ向けて行わ れ、その排気熱と、蒸気噴射熱との相乗作用により、融雪効率が大幅に向上する 。しかも、雪回収槽4内に回収された雪の下方側から蒸気熱が、上方側から排気 熱が噴射されるので、融雪効率のさらなる向上が図れる。
【0016】 さらに、貯水槽3内の水が低温状態にあるバーナー5の燃焼初期状態において も、バーナー5からの排気熱によって所定の融雪効果が得られる。 雪回収槽4内に発生する融雪水は、排水口4c,連絡管路4b,戻り口3eを通って 貯水槽3内に回収される。
【0017】 本実施例においては回収された雪の下方側から蒸気熱が、上方側から排気熱が 夫々噴射される構成としたので、融雪効率のさらなる向上が図れる。 また、雪回収槽4内に発生する融雪水を貯水槽3へ戻す構成として、回収され た雪の循環利用を図っている。
【0018】 尚、本実施例においては手押式の融雪装置を示したが、本考案はこれに限定さ れず、例えば車輪6,6に連係するモータを備えた自走式のもの、車輪6,ハン ドル8等を備えない据置式のものなど、各種タイプへの対応が可能である。
【0019】 また、据置式タイプにおいてはシャベル11を設けなくとも良く、その場合は雪 回収槽4の上面部のみを開口せしめて投雪口とする。
【0020】
【考案の効果】
本考案に係る融雪装置は以上説明したように構成したので、バーナーからの排 気熱と蒸気噴射熱との相乗作用により融雪効率を大幅に向上せしめると共に、貯 水槽内の水が低温状態にあるバーナーの燃焼初期状態においてもバーナーからの 排気熱によって所定の融雪効果を得られる。
【0021】 従って、バーナーによる排気熱を有効に利用してより効率的な融雪作業を行え 、且つ、バーナーの燃焼初期における融雪効率にも優れた、新規な融雪装置を提 供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る融雪装置の一実施例を示す縦断側
面図。
【図2】図1の(2)−(2)線に沿う断面図。
【符号の説明】
1:台車 2:加熱槽 3:
貯水槽 4:雪回収槽 5:バーナー 5c:
排気口 10a :蒸気噴射孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雪回収槽内に蒸気噴射孔を開設すると共
    に、その噴射孔に連絡する貯水槽と、該貯水槽内の水を
    加熱するバーナーを備えた融雪装置であって、前記バー
    ナーの排気口を雪回収槽内へ向けて開設せしめたことを
    特徴とする融雪装置。
JP1992081777U 1992-11-26 1992-11-26 融雪装置 Expired - Lifetime JPH0647944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992081777U JPH0647944Y2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 融雪装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992081777U JPH0647944Y2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 融雪装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0646022U true JPH0646022U (ja) 1994-06-24
JPH0647944Y2 JPH0647944Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=13755916

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992081777U Expired - Lifetime JPH0647944Y2 (ja) 1992-11-26 1992-11-26 融雪装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0647944Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151703A (ja) * 1986-12-13 1988-06-24 株式会社 土谷製作所 融雪機
JPS63151703U (ja) * 1987-03-24 1988-10-05

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151703A (ja) * 1986-12-13 1988-06-24 株式会社 土谷製作所 融雪機
JPS63151703U (ja) * 1987-03-24 1988-10-05

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JPH0647944Y2 (ja) 1994-12-07

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