JPH0645923Y2 - レンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素子の作動機構 - Google Patents

レンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素子の作動機構

Info

Publication number
JPH0645923Y2
JPH0645923Y2 JP8359488U JP8359488U JPH0645923Y2 JP H0645923 Y2 JPH0645923 Y2 JP H0645923Y2 JP 8359488 U JP8359488 U JP 8359488U JP 8359488 U JP8359488 U JP 8359488U JP H0645923 Y2 JPH0645923 Y2 JP H0645923Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical element
helicoid
correction optical
zoom lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8359488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH025730U (ja
Inventor
博 野村
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP8359488U priority Critical patent/JPH0645923Y2/ja
Priority to CA000601515A priority patent/CA1331429C/en
Priority to EP94104973A priority patent/EP0609911B1/en
Priority to EP89110047A priority patent/EP0344806B1/en
Priority to DE68918756T priority patent/DE68918756T2/de
Priority to DE1994622433 priority patent/DE69422433T2/de
Priority to AT89110047T priority patent/ATE112862T1/de
Priority to AT94104972T priority patent/ATE188781T1/de
Priority to EP94104980A priority patent/EP0609913B1/en
Priority to US07/361,632 priority patent/US5144493A/en
Priority to EP94104979A priority patent/EP0609912B1/en
Priority to DE1989629135 priority patent/DE68929135T2/de
Priority to DE68929078T priority patent/DE68929078T2/de
Priority to AT94104979T priority patent/ATE188554T1/de
Priority to DE68928864T priority patent/DE68928864T2/de
Priority to AT94104973T priority patent/ATE184996T1/de
Priority to EP94104972A priority patent/EP0609910B1/en
Priority to AT94104980T priority patent/ATE173838T1/de
Priority to KR1019890007642A priority patent/KR970002510B1/ko
Priority to AU36023/89A priority patent/AU631796B2/en
Publication of JPH025730U publication Critical patent/JPH025730U/ja
Priority to US07/829,211 priority patent/US5231449A/en
Priority to US07/829,213 priority patent/US5262898A/en
Priority to US07/829,873 priority patent/US5164757A/en
Priority to US07/831,205 priority patent/US5270868A/en
Priority to AU34045/93A priority patent/AU645926B2/en
Priority to AU34044/93A priority patent/AU650384B2/en
Priority to AU34043/93A priority patent/AU647986B2/en
Priority to AU34046/93A priority patent/AU646196C/en
Priority to CA000616807A priority patent/CA1336656C/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH0645923Y2 publication Critical patent/JPH0645923Y2/ja
Priority to HK98100505A priority patent/HK1001572A1/xx
Priority to HK98104018A priority patent/HK1004867A1/xx
Priority to HK98104016A priority patent/HK1004865A1/xx
Priority to HK98104017A priority patent/HK1004866A1/xx
Priority to HK98104015A priority patent/HK1004864A1/xx
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、マクロ撮影機能を備えたレンズシャッタ式ズ
ームレンズカメラに関し、特にマクロ撮影時に、測距装
置の受光部の前面に近距離補正光学素子を位置させる作
動機構に関する。
「従来技術およびその問題点」 マクロ撮影機能を備えたレンズシャッタ式ズームレンズ
カメラは、マクロ撮影時に測距装置をそのまま作動させ
ても、受光部に内蔵した位置検出素子に、近接位置の被
写体から反射光が入射しないため、測距不能となって測
距データをシャッタブロックに与えることができない。
そのため、測距装置の受光部の前面には、マクロ撮影時
に限り被写体の反射光を屈折させて、受光部に入射させ
る近距離補正光学素子が進出する。この補正光学素子を
作動させる動作機構は従来、たとえばカム環の外周に作
動部材を別設し、カム環がマクロ撮影位置にあるとき、
この作動部材を補正光学素子の連動突起と係合させ、該
補正光学素子を受光部の前面に進出させる構造となって
いる。しかしこの構造では、作動部材が別に必要となっ
て、作動機構の簡素化が図れない。
「考案の目的」 本考案は、特別な作動部材を設けることなく、近距離補
正光学素子を正確に作動させることのできる作動機構を
得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案者は、マクロ撮影機能を有するレンズシャッタ式
ズームレンズカメラにおいて、カム環の回転をリードす
るヘリコイド山を利用して近距離補正光学素子を作動さ
せられないかとの発想の基に本考案に至ったものであ
る。
すなわち本考案は、マクロ撮影が可能なズームレンズ
と;発光部と受光部を備えた三角測距原理に基づく測距
装置と;この測距装置の受光部の前面に進退可能な近距
離補正光学素子と;ズームレンズを通常撮影域とマクロ
撮影域間に移行させる、固定筒にヘリコイド結合された
カム環とを備えたズームレンズカメラにおいて、上記近
距離補正光学素子を、カム環のヘリコイド山と連係させ
て、カム環がズームレンズを通常撮影域に位置させてい
るときには該補正光学素子を測距装置の受光部の前面か
ら退避させ、マクロ撮影域に位置させたときに該補正光
学素子を受光部の前面に進出させることを特徴とする。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。図示実施例
は、マクロ撮影機能を有するレンズシャッタ式ズームレ
ンズカメラの一例で、第5図ないし第8図はそれぞれ、
収納位置、ワイド端撮影位置、テレ端撮影位置およびマ
クロ撮影位置を示しており、ワイド端撮影位置からテレ
端撮影位置までの間が通常撮影域である。
レンズシャッタ式カメラのカメラボディ11には、固定筒
12が固定されている。11a、11bは、カメラボディ11に形
成した、フィルムガイドとしての外レールと内レール
で、本実施例によれば、前後二群の移動レンズL1、L2を
この外レール11aと内レール11bに極めて接近した状態ま
で後退させて収納でき、しかもカム環等の環状部材も短
く収納長が短い。
固定筒12は、その前端部に光軸と直角をなす鏡筒支持板
13を備え、その上部には、軸端にピニオン14を備えたズ
ームモータ15が図示しない固定部材により固定されてい
る。ピニオン14は、固定筒12に形成されたギヤ窓16から
その歯面を固定筒12内に位置させている。また、ギヤ窓
16近傍の鏡筒支持板13上部には、近距離補正光学装置60
を支持する支持凹部17か形成されている。
固定筒12には、外側ヘリコイド(内周ヘリコイド)18が
固定ねじ19を介して固定されている。この外側ヘリコイ
ド18には、内側ヘリコイド(外周ヘリコイド)20が螺合
しており、この内側ヘリコイド20に固定ねじ21(第3図
参照)を介してカム環22が固定されている。内側ヘリコ
イド20には、第3図に示すように、ヘリコイド山20aの
傾斜と同一角度で傾斜するギヤ20bが形成されており、
このギヤ20bにピニオン14が噛み合っている。したがっ
てカム環22は、ギヤ20bに噛み合うピニオン14を介して
ズームモータ16が回転駆動されると、正逆に回転駆動さ
れ、ヘリコイド山20aのリードに従って光軸方向に移動
する。
このカム環22の内周には、レンズ案内環24が嵌ってい
る。このレンズ案内環24は、その後端部に固定ねじ25に
よって直進案内板26を固定しており、この直進案内板26
は、その外周一部を、固定筒12の内面に形成したレンズ
案内環ガイド溝27に係合させている。このレンズ案内環
ガイド溝27は、この実施例では光軸方向の直線溝であ
る。そしてこの直進案内板26とレンズ案内環24の後端と
の間に形成した環状溝28に、カム環22の後端部に形成し
た内方フランジ29が相対回動自在に嵌っている。よって
レンズ案内環24は、レンズ案内環ガイド溝27によって回
転は規制されているが、光軸方向には常にカム環22と一
体に移動し、かつカム環22はこのレンズ案内環24に対し
て回転できる。
前後二群の移動レンズL1、L2は、レンズ案内環24の内側
に位置する前群レンズ枠30、後群レンズ枠31にそれぞれ
固定されている。前群レンズ枠30はシャッタブロック32
に固定されたヘリコイドリング33にヘリコイド結合して
いる。シャッタブロック32は、前群移動枠34に固定され
ており、この前群移動枠34の外周部に少なくとも3本の
ガイドピン35が設けられている。後群レンズ枠31にはそ
の外周に同じく少なくとも3本のガイドピン36が設けら
れている。なおガイドピン35と36は、第5図と第7図で
は図示の便宜上重ねて描いている。
シャッタブロック32は周知のように、測距装置50からの
被写体までの距離信号に応じた角度だけ駆動ピン32aを
回動させ、駆動ピン32aに結合されている前群レンズ枠3
0を共に回動させてヘリコイドに従って光軸方向に移動
させ、焦点調節を行なう。また被写体の輝度信号に応じ
て、シャッタブレード32bを動作させる。
38は前群移動枠34に一体に設けたレンズカバー筒、39は
本体外郭11cから突出するレンズ案内環24およびカム環2
2の外周を覆う化粧筒である。
カム環22には、ガイドピン35と36を挿通させる前群カム
溝41と後群カム溝42がそれぞれ穿設され、レンズ案内環
24には、これらの各前群カム溝41と後群カム溝42に対応
させて、それぞれレンズガイド溝43と44が穿設されてい
る。この実施例では、レンズガイド溝43と44は共に光軸
方向の直線溝である。ガイドピン35は、前群カム溝41と
レンズガイド溝43に渡らせて挿通され、ガイドピン36は
後群カム溝42とレンズガイド溝44に渡らせて挿通されて
いる。
そしてこの前群カム溝41とレンズガイド溝43、および後
群カム溝42とレンズガイド溝44の形状はそれぞれ、カム
環22の回転に伴うカム環22とレンズ案内環24の光軸方向
移動、およびカム環22とレンズ案内環24の相対回転によ
って、移動レンズL1,L2に所定の光軸方向の移動軌跡を
与えることができる様に定められている。第3図におけ
る前群カム溝41と後群カム溝42の区間l1はズーミング区
間、同l2はズーミング区間l1のテレ端に続くマクロ移行
区間、同l3はズーミング区間l1のワイド端に続く収納区
間である。
測距装置50は、固定筒12上にズームモータ15を挟んで固
定されている。この測距装置50は、被写体距離を光電流
を利用して測定するもので、発光部51と受光部52を連結
部53で連結した測距ユニットとなっていて、例えば受光
素子として位置検出素子(例えばPSD)を用いた三角測
距原理に基づくタイプが用いられる。発光部51は、例え
ばLED等の光源と、投光レンズを備え、受光部52は、例
えば光源に対し所定の基線長だけ離れたPSDと、受光レ
ンズを備えている。なお、光源、投光レンズおよび受光
レンズは、いずれもユニット内に内蔵されているが、図
示は省略している。そして、光源を発光させ、被写体で
反射した反射光を受光部52のPSDに入射させると、被写
体の距離によって受光面に当る光の位置が異なり、その
光点の位置に対応して生じる光電流を測定することで、
被写体距離が分かる。この測距データに基づき、前述の
シャッタブロック32に動作信号を与えることで、ズーミ
ング範囲のすべてにおいて、自動焦点調節を行なうこと
ができる。
鏡筒支持板13の支持凹部17には、近距離補正光学装置60
が測距装置50の受光部52に対して進退可能に支持されて
いる。この近距離補正光学装置60は、マクロ撮影時に限
りその補正光学素子(例えばプリズム)61を受光部52の
前面に進出させるもので、被写体からの反射光を屈折さ
せることによって、該反射光のマクロ撮影時における受
光部52への入射位置を変化させ、もってマクロ撮影時に
おける測距制度を向上させるものである。本考案は、こ
の補正光学素子61自体の構造を問うものではないが、図
示例は、特願昭62−42198号において提案したもので、
補正光学素子61は、被写体側の開口62と受光部52側の開
口(図示せず)を有し、マスク63によって必要な光路以
外の光を遮断するように構成されている。開口62は、受
光部52の光軸位置からオフセットさせてスリット状に開
けられている。この補正光学素子61は、支持凹部17に固
定された枢軸64に回動軸65が枢着され、この回動軸65に
アーム66を介して固定されている。この補正光学素子61
を、引張ばね67が、受光部52の前面に進出する方向に回
動付勢している。引張ばね67は、一端がアーム66に、他
端が外側ヘリコイド18側に掛け止めされている。また、
回動軸65には、その後端下部に、支持凹部17の窓17aか
ら先端が固定筒12内に臨む連動突起68が一体に形成され
ている。
本考案は、この連動突起68を介して補正光学素子61を受
光部52の前面に進退させるために、内側ヘリコイド20の
一つのヘリコイド山69を連動ヘリコイド山として利用し
たことを特徴とする。この連動ヘリコイド山69は、多数
のヘリコイド山20aの内の一本をギヤ20bに沿って延長形
成したものである。この連動ヘリコイド山69は、カム環
22がズームレンズをテレ端からワイド端の間に位置させ
ている回動区間に対応した長さに設定されており、マク
ロ撮影位置では連動突起68と係合しない切欠69aとなっ
ている。したがって、補正光学素子61は、カム環22によ
るズームレンズの通常撮影位置、つまりテレ端からワイ
ド端までの間は、連動突起68が連動ヘリコイド山69に係
合して受光部52の前面から退避した位置にあり、カム環
22によるズームレンズのマクロ撮影位置では、連動突起
68が切欠69aに入って連動ヘリコイド山69との係合が解
かれるので、受光部52の前面に進出する。
なおガイドピン35と36(従ってカム溝41、42、およびレ
ンズガイド溝43、44)を少なくとも3本としたのは、後
群レンズ枠31と前群移動枠34のレンズ案内環24に対する
嵌合長を長くとれないことから、これらの光軸に対する
倒れを防ぐためである。よって嵌合長を長くとれる場
合、あるいはガイドポールによってレンズ群を案内する
構造の場合等、倒れの発生のおそれのないときには、ガ
イドピンを1本または2本としても良い。
次に、本近距離補正光学素子の作動機構の動作を、ズー
ムレンズの動作とともに説明する。
ズームモータ15によって内側ヘリコイド20を正逆に回動
させると、これと噛み合っている外側ヘリコイド18が固
定されているため、該内側ヘリコイド20、つまりカム環
22はヘリコイド山20aのリードに従い回動しつつ、光軸
方向に移動し、レンズ案内環24も共に光軸方向に移動す
る。この光軸方向移動に伴い、カム環22はレンズ案内環
24に対して回動し、この相対回動によって、カム溝41、
42と、レンズガイド溝43と44の関係により、移動レンズ
L1とL2が光軸方向に移動する。これによって、移動レン
ズL1とL2を、第5図の収納位置から第8図のマクロ撮影
位置まで移動させることができる。
カム環22がズームレンズを通常撮影位置であるテレ端か
らワイド端までの間に位置させているときは、連動突起
68が内側ヘリコイド20の連動ヘリコイド山69に摺接係合
している(第4図(a))。したがって、補正光学素子
61は、引張ばね67の力に抗して測距装置50受光部52の前
面から退避している。これに対し、カム環22がズームレ
ンズをマクロ撮影位置に位置させると(同図(b))、
それまで連動ヘリコイド山69に係合していた連動突起68
が切欠69aに入るので、補正光学素子61は、引張ばね67
の力によって受光部52の前面に進入する。
ズームレンズの収納位置においては、カム環22およびレ
ンズ案内環24が突出せず、収納長は極めて短くなる。こ
の効果は、カム環22が回転駆動に伴って光軸方向に進退
すること、レンズ案内環24がカム環22と一緒に光軸方向
に移動すること、移動レンズL1とL2がこのカム環22とレ
ンズ案内環24に支持されていること、およびカム環22と
レンズ案内環24の相対回転によって移動レンズL1とL2を
光軸方向に移動させるべく、前群カム溝41と後群カム溝
42、およびレンズガイド溝43と44の形状を定めることが
できることから生じるものである。移動レンズL1とL2の
移動量に比し、カム環22およびレンズ案内環24は短くて
済み、全体として薄型化が図れる。
別言すると、本実施例によると、移動レンズL1とL2の光
軸方向の移動量は、まずカム環22の回転に伴う光軸方向
移動量、つまり内側ヘリコイド20のヘリコイド山20aの
リードによって確保することができ、このリードによる
移動量の不足分を前群カム溝41と後群カム溝42によって
補えば良い。あるいはヘリコイド山20aのリードによる
移動量のほうが大きければ、移動量の過剰分を前群カム
溝41および後群カム溝42によってマイナスすれば良い。
このヘリコイド山20aのリードと前群カム溝41および後
群カム溝42の関係は、後群カム溝42の収納区間l3を参照
すると特に明らかである。この収納区間L3は、カム環22
上では、光軸と直交する方向に向けられており、仮にカ
ム環22が回転のみするとすれば、移動レンズL2を後退さ
せることはできない。ところが本実施例は、カム環22自
体が回転に伴って光軸方向に移動し、このカム環22に移
動レンズL2が支持されているために、後群カム溝42が光
軸と直交する平面内に設けられていても、カム環22の回
転に伴なって、移動レンズL2を収納位置に後退させるこ
とができる。このことは、カム環22に形成する前群カム
溝41と後群カム溝42を全体として寝かせる(光軸方向か
らの傾斜角度を大きくする)ことができることを意味
し、よって前群カム溝41と後群カム溝42の光軸方向長を
短くしてカム環22を短くし、かつ移動レンズL1とL2の移
動精度を上げることができる。
なおカム溝41、42のマクロ移行区間L2は、ヘリコイド山
20aの傾斜方向と同一の方向に傾斜しているが、これは
テレ撮影位置からのレンズ移動量が僅かなためである。
以上の実施例では、レンズ案内環ガイド溝27、およびレ
ンズガイド溝43と44をすべて直線溝として形成してい
る。これらを直線溝から形成すると、これらの溝の加
工、および前群カム溝41と後群カム溝42の形状の設定が
容易という利点があるが、本実施例は、レンズ案内環ガ
イド溝27、およびレンズガイド溝43と44を直線溝以外の
形状にすることを妨げるものではない。要は、カム環22
の回転によって、レンズ案内環24が光軸方向に共に移動
し(この際回転を含んでも良い)、さらにカム環22とレ
ンズ案内環24の相対回転によって、移動レンズL1とL2が
所定の軌跡を描いて光軸方向に移動する様に、これらの
レンズ案内環ガイド溝27、レンズガイド溝43、44、前群
カム溝41、および後群カム溝42の形状を定めれば良い。
なお実施例では、内側ヘリコイド20とカム環22を別部材
から構成し、これらを固定ねじ21で固定するとしたが、
これらは樹脂材料による一体成形が可能である。また実
施例では、移動レンズが前後2群であるが、3群以上の
移動レンズを有するレンズ鏡筒にも勿論適用可能であ
る。この場合には、各移動レンズ用のカム溝をカム環22
に形成すれば良い。このようなレンズ鏡筒は、例えばよ
り高級な一眼レフレックスカメラ用の交換レンズに用い
ることができる。
「考案の効果」 以上のように本考案の近距離補正光学素子の作動機構に
よれば、測距装置の受光部前面に対する補正光学素子の
進出動作を、カム環のヘリコイド山と連係させて行なう
ので、動作が確実となり、かつ進出動作のための特別な
部材を別途形成する必要がなくなって、作動機構の簡素
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による近距離補正光学素子の作動機構を
レンズ鏡筒および測距装置とともに示す分解斜視図、第
2図は第1図の組み付け状態正面図、第3図はカム環、
レンズ案内環およびカム環ヘリコイドの展開図、第4部
は補正光学素子の作動状態図で、同図(a)はカム環の
通常撮影位置の場合、同図(b)はカム環のマクロ撮影
位置の場合をそれぞれ示す図、第5図ないし第8図は本
考案の適用されるレンズシャッタ式カメラの実施例を示
す上半断面図で、第5図は収納位置、第6図はワイド端
撮影位置、第7図はテレ端撮影位置、第8図はマクロ撮
影位置をそれぞれ示す図である。 11……カメラボディ、12……固定筒、13……鏡筒支持
板、17……支持凹部、18……外側ヘリコイド(内周ヘリ
コイド)、20……内側ヘリコイド(外周ヘリコイド)、
20a……ヘリコイド山、22……カム環、24……レンズ案
内環、26……直進案内板、27……レンズ案内環ガイド
溝、30……前群レンズ枠、31……後群レンズ枠、32……
シャッタブロック、33……ヘリコイドリング、34……前
群移動枠、35、36……ガイドピン、41……前群カム溝、
42……後群カム溝、43、44……レンズガイド溝、50……
測距装置、51……発光部、52……受光部、60……近距離
補正光学装置、61……補正光学素子、62……開口、63…
…マスク、64……枢軸、65……回動軸、66……アーム、
67……引張ばね、68……連動突起、69……連動ヘリコイ
ド山、69a……切欠、L1、L2……移動レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9119−2K G03B 3/00 A

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)マクロ撮影が可能なズームレンズ
    と;発光部と受光部を備えた三角測距原理に基づく測距
    装置と;この測距装置の受光部の前面に進退可能な近距
    離補正光学素子と;ズームレンズを通常撮影域とマクロ
    撮影域間に移行させる、固定筒にヘリコイド結合された
    カム環とを備えたズームレンズカメラにおいて、上記近
    距離補正光学素子を、カム環のヘリコイド山と連係させ
    て、カム環がズームレンズを通常撮影域に位置させてい
    るときには該補正光学素子を測距装置の受光部の前面か
    ら退避させ、マクロ撮影域に位置させたときに該補正光
    学素子を受光部の前面に進出させることを特徴とするレ
    ンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素
    子の作動機構。
JP8359488U 1988-06-03 1988-06-24 レンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素子の作動機構 Expired - Lifetime JPH0645923Y2 (ja)

Priority Applications (34)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8359488U JPH0645923Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 レンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素子の作動機構
CA000601515A CA1331429C (en) 1988-06-03 1989-06-01 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
EP89110047A EP0344806B1 (en) 1988-06-03 1989-06-02 Drive mechanism for a zoom lens
DE68918756T DE68918756T2 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Antrieb für ein Zoomobjektiv.
DE1994622433 DE69422433T2 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Vorrichtung zur selektiven Positionierung eines korrigierenden optischen Elements in einer Kamera
AT89110047T ATE112862T1 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Antrieb für ein zoomobjektiv.
EP94104973A EP0609911B1 (en) 1988-06-03 1989-06-02 Zoom lens
EP94104980A EP0609913B1 (en) 1988-06-03 1989-06-02 Flexible printed circuit board for a camera
US07/361,632 US5144493A (en) 1988-06-03 1989-06-02 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
EP94104979A EP0609912B1 (en) 1988-06-03 1989-06-02 Apparatus for selectively positioning a correcting optical element in a camera
DE1989629135 DE68929135T2 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Vorrichtung zur selektiven Öffnung und Schliessung einer photographischen Öffnung einer Linsenabdeckung
DE68929078T DE68929078T2 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Zoomobjektiv
AT94104979T ATE188554T1 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Vorrichtung zur selektiven positionierung eines korrigierenden optischen elements in einer kamera
DE68928864T DE68928864T2 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Flexible Platine für gedruckte Schaltung für eine Kamera
AT94104973T ATE184996T1 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Zoomobjektiv
EP94104972A EP0609910B1 (en) 1988-06-03 1989-06-02 Apparatus for selectively opening and closing a photographic opening in a lens cover
AT94104980T ATE173838T1 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Flexible platine für gedruckte schaltung für eine kamera
AT94104972T ATE188781T1 (de) 1988-06-03 1989-06-02 Vorrichtung zur selektiven öffnung und schliessung einer photographischen öffnung einer linsenabdeckung
KR1019890007642A KR970002510B1 (ko) 1988-06-03 1989-06-03 줌렌즈 경통
AU36023/89A AU631796B2 (en) 1988-06-03 1989-06-05 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
US07/829,211 US5231449A (en) 1988-06-03 1992-01-31 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
US07/829,213 US5262898A (en) 1988-06-03 1992-01-31 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
US07/829,873 US5164757A (en) 1988-06-03 1992-01-31 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
US07/831,205 US5270868A (en) 1988-06-03 1992-01-31 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
AU34045/93A AU645926B2 (en) 1988-06-03 1993-03-08 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
AU34044/93A AU650384B2 (en) 1988-06-03 1993-03-08 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
AU34043/93A AU647986B2 (en) 1988-06-03 1993-03-08 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
AU34046/93A AU646196C (en) 1988-06-03 1993-03-08 Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
CA000616807A CA1336656C (en) 1988-06-03 1994-01-31 Zoom lens camera incorporating correcting optical element
HK98100505A HK1001572A1 (en) 1988-06-03 1998-01-20 Drive mechanism for a zoom lens
HK98104018A HK1004867A1 (en) 1988-06-03 1998-05-08 Apparatus for selectively opening and closing a photographic opening in a lens cover
HK98104016A HK1004865A1 (en) 1988-06-03 1998-05-08 Zoom lens
HK98104017A HK1004866A1 (en) 1988-06-03 1998-05-08 Flexible printed circuit board for a camera
HK98104015A HK1004864A1 (en) 1988-06-03 1998-05-08 Apparatus for selectively positioning a correcting optical element in a camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8359488U JPH0645923Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 レンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素子の作動機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH025730U JPH025730U (ja) 1990-01-16
JPH0645923Y2 true JPH0645923Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31308307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8359488U Expired - Lifetime JPH0645923Y2 (ja) 1988-06-03 1988-06-24 レンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素子の作動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0645923Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH025730U (ja) 1990-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0609912B1 (en) Apparatus for selectively positioning a correcting optical element in a camera
KR940010590B1 (ko) 스토로보조정 줌타입카메라
US4914461A (en) Camera having variable illumination angle strobe device and zoom lens
US4944030A (en) Lens shutter camera including zoom lens
AU646359B2 (en) Zoom lens drive system for lens shutter type of camera
US5475456A (en) Zoom lens drive system for lens shutter type of camera
JPH0453627Y2 (ja)
US5162831A (en) Zoom lens drive system for camera
US5016032A (en) Lens shutter camera including zoom lens
US5280317A (en) Lens shutter camera including zoom lens drive system
US4942414A (en) Front conversion adapter for lens shutter type of zoom lens camera
JPH0645923Y2 (ja) レンズシャッタ式ズームレンズカメラの近距離補正光学素子の作動機構
JP2691562B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH0422332Y2 (ja)
JPH0478974B2 (ja)
KR0131680B1 (ko) 카메라의 파인더 광학 시스템
JPH0753056Y2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH0618325Y2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH0618327Y2 (ja) レンズ鏡筒
KR0156530B1 (ko) 카메라의 캠기구
CA1332527C (en) Lens shutter camera including zoom lens
JPH0618326Y2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH0727451Y2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPS636532A (ja) 近接撮影可能な自動焦点式カメラ
JPH0722660Y2 (ja) レンズシャッタ式ズームレンズカメラ