JPH0645694B2 - 芳香族スルフィド/スルホンポリマーの製造方法 - Google Patents

芳香族スルフィド/スルホンポリマーの製造方法

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JPH0645694B2
JPH0645694B2 JP63229715A JP22971588A JPH0645694B2 JP H0645694 B2 JPH0645694 B2 JP H0645694B2 JP 63229715 A JP63229715 A JP 63229715A JP 22971588 A JP22971588 A JP 22971588A JP H0645694 B2 JPH0645694 B2 JP H0645694B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芳香族スルフィド/スルホンポリマーの製造に
関する。一つの面に従えば、本発明は高い分子量を示す
芳香族スルフィド/スルホンポリマーの製造に関する。
更に別の面に従えば、本発明は簡単で容易に制御できる
方法で芳香族スルフィド/スルホンポリマーを製造する
ことに関する。
高度の耐熱性あるいは熱安定性を持つ熱可塑性ポリマー
は世界中で多くの研究所において集中的な研究開発の対
象になっている。これらのポリマーからなる熱可塑性物
質は単純な、あるいは複雑なデザインを持った製品に速
やかに且つ効率的に成型できるので多種多様の有用な製
品を提供する為に大量生産の技術が使用できる。このよ
うに耐熱性の熱可塑性ポリマーには重要な利点があるの
で電気部品、電線の被覆、自動車部品、航空機部品など
といった用途に利用することができる。しばしば、その
ようなポリマーは耐熱性の繊維や充填剤を含む複合材料
の形で利用できる。
アリーレンスルフィド/スルホンポリマーは当該技術に
は公知のもので、これらのポリマーの製法がアール・ダ
ブリュー・キャンベル(R.W.Campbell)の種々の
米国特許明細書、例えば第4,016,145号、同
4,102,875号、同4,127,713号、同
4,301,274号各明細書に開示されている。これ
らの特許は当該技術に有意義で重要な進歩をもたらした
が、高い分子量を持った芳香族スルフィド/スルホンポ
リマーを提供できるもっと簡単化された製造方法に対す
るニーズがある。
特に、その調製に用いられた硫黄含有化合物に関して濃
度が広い範囲に亙って変動した時には何度も、十分に高
い分子量を持つ芳香族スルフィド/スルホンポリマーを
得るに際し問題があった。そのような変動は、例えば適
当な重合方法を小さな重合容器からもっと大きい容器に
スケールアップするような時に必要となることがある。
大きな容器には異なる撹拌手段を用いることが多いか
ら、撹拌の効率も容器ごとに相当に変わる場合があり、
そうなると次には効率の劣る撹拌手段に遭遇するような
状況下ではもっと薄い濃度の重合反応混合物を用いる必
要が出てくるかも知れない。はっきりした理由は分から
ないが、硫黄を含有する重合成分の濃度に関して変動が
あると、所望の高分子量の芳香族スルフィド/スルホン
ポリマーを得るのが難しい場合がある。
従って本発明の一つの目的は、高分子量を示す芳香族ス
ルフィド/スルホンポリマーを製造することである。
高分子量の芳香族スルフィド/スルホンポリマーを製造
するための簡単化され、容易に制御できる方法を提供す
るのが本発明の別の目的である。
重合反応混合物の硫黄含有成分に関して広い範囲の濃度
に亙って高分子量の芳香族スルフィド/スルホンポリマ
ーを製造するための簡単化され、容易に制御できる方法
を提供するのが本発明の更に別の目的である。
本発明の他の目的や局面並びに本発明の幾つかの有利な
点は、この明細書を研究することによって自ずと明らか
になるであらう。
本発明によれば、硫黄含有化合物に対する有機アミドの
モル比が特定の範囲内で変動することが許されるなら
ば、水に対する有機アミドのモル比をある特定の範囲内
に保つことによって芳香族スルフィド/スルホンポリマ
ーの分子量の向上という形での改善された結果が達成さ
れる。改善された結果は約0.39から約0.7の内部
粘度によって特徴付けられる芳香族スルフィド/スルホ
ンポリマーが得られることに反映される。
有機アミド対硫黄含有化合物のモル比を約2:1から約
24:1で用いる芳香族スルフィド/スルホンポリマー
の調製において、該有機アミド対水のモル比を約0.
4:1から約1.3:1までの範囲内から選ばれるある
値で使用することによって高分子量の芳香族スルフィド
/スルホンポリマーが容易に得られることが見い出され
た。
特別な面から見れば本発明は、有機アミド対硫黄含有化
合物のモル比が約4:1から約16:1であり、該有機
アミド対水のモル比が約0.5:1から約1:1である
時に、約0.39から約0.7の内部粘度によって特徴
付けられる芳香族スルフィド/スルホンポリマーを製造
するための方法を提供する。
本発明の具体例は、少なくとも一種の有機アミド、アル
カリ金属硫化物とアルカリ金属水硫化物とからなる群か
ら選ばれる少なくとも一種の硫黄含有化合物、水および
少なくとも一種のジハロ芳香族スルホンを、芳香族スル
フィド/スルホンポリマーを製造するに足る時間と温度
の重合条件下に接触させることからなる芳香族スルフィ
ド/スルホンポリマーの製造方法において利用される。
このように本発明は、高い分子量を有する芳香族スルフ
ィド/スルホンポリマーを製造するための簡単化された
方法を提供するものである。
本発明の方法に用いられる有機アミドは、反応の温度と
圧力において実質的に液体でなければならない。アミド
は環式のものでも非環式のものでも良く、また分子当た
り1から約10個の炭素原子を有することができる。適
当なアミドの幾つかの例としては、ホルムアミド、アセ
トアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメイルアセトアミド、N−エ
チルプロピオンアミド、N,N−ジプロピルブチルアミ
ド、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、ε
−カプロラクタム、N−メチル−ε−カプロラクタム、
N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリ
ドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン、N−ドデ
シル−3−オクチル−2−ピロリドン、N,N′−エチ
レンジ−2−ピロリドン、ヘキサメチルホスホラミド、
テトラメチル尿素、等々およびそれらの混合物がある。
本発明に従って用いられる硫黄含有化合物はアルカリ金
属硫化物とアルカリ金属水硫化物からなる群から選ばれ
る。適当なアルカリ金属硫化物には硫化リチウム、硫化
ナトリウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム及び硫化セ
シウムがある。適当なアルカリ金属水硫化物は水硫化リ
チウム、水硫化ナトリウム、水硫化カリウム、水硫化ル
ビジウム及び水硫化セシウムである。アルカリ金属硫化
物とアルカリ金属水硫化物は、本発明に従って、これら
の成分の水溶液または分散液として便利に用いることが
できる。例えば、約60重量パーセントの水硫化ナトリ
ウムを有する水硫化ナトリウムの水溶液が使うのに便利
である。
本発明の方法の中で用いられるジハロ芳香族スルホンは
(式中、各Xは弗素、塩素、臭素および沃素からなる群
から選ばれ;Zは次の各式 及び からなる群から選ばれる二価のラジカルであり;m は0
または1であり;n は0または1であり;Aは酸素、硫
黄、スルホニル及びCR2からなる群から選ばれ;そして
各Rは水素と1から約4個の炭素原子を有するアルキル
基からなる群から選ばれ;分子中のR基のすべてにおけ
る炭素原子の合計数が0〜約12である。好ましくは m
は0である。)によって表わすことができる。
本発明の方法に用いることができるジハロ芳香族スルホ
ンの幾つかの例としてはビス(p−フロロフェニル)スル
ホン、ビス(p−クロロフェニル)スルホン、ビス(p−ブ
ロモフェニル)スルホン、ビス(p−ヨードフェニル)スル
ホン、 p−クロロフェニル p−ブロモフェニルスルホ
ン、 p−ヨードフェニル 3−メチル−4−フロロフェ
ニルスルホン、ビス(2−メチル−4−クロロフェニル)
スルホン、ビス(2,5−ジエチル−4−ブロモフェニ
ル)スルホン、ビス(3−イソプロピル−4−ヨードフェ
ニル)スルホン、ビス(2,5−ジプロピル−4−クロロ
フェニル)スルホン、ビス(2−ブチル−4−フロロフェ
ニル)スルホン、ビス(2,3,5,6−テトラメチル−
4−クロロフェニル)スルホン、2−イソブチル−4−
クロロフェニル 3−ブチル−4−ブロモフェニルスル
ホン、1,4−ビス(p−クロロフェニルスルホニル)ベ
ンゼン、1−メチル−2,4−ビス(p−フロロフェニル
スルホニル)ベンゼン、2,6−ビス(p−ブロモフェニ
ルスルホニル)ナフタレン、7−エチル−1,5−ビス
(p−ヨードフェニルスルホニル)ナフタレン、4,4′
−ビス(p−クロロフェニルスルホニル)ビフェニル、ビ
ス[p−(p−ブロモフェニルスルホニル)フェニル]エーテ
ル、ビス[p−(p−クロロフェニルスルホニル)フェニル]
スルフィド、ビス[p−(p−クロロフェニルスルホニル)
フェニル]スルホン、ビス[p−(p−ブロモフェニルスル
ホニル)フェニル]メタン、5,5−ビス[3−エチル−
4−(p−クロロフェニルスルホニル)フェニル]ノナン、
等々およびそれらの混合物がある。入手のし易さと一般
に良い結果が得られることから、ビス(p−クロロフェニ
ル)スルホンが好ましい。
本発明に従って用いられるジハロ芳香族スルホンの量は
広い範囲に亙って変動し得るが、一般にはジハロ芳香族
スルホン対硫黄含有化合物のモル比が約0.7:1から
1.3:1の時に好結果が得られる。好ましくは、この
モル比は約0.9:1から約1.15:1である。
本発明に従って用いられる有機アミド対硫黄含有化合物
のモル比は約2:1から約24:1、好ましくは約4:
1から約16:1と広範囲に変化し得る。これらのモル
比が用いられる時に、有機アミド対水の割合として約
0.4:1から約1.3:1、好ましくは約0.5:1
から約1:1の範囲内から選ばれたモル比を用いること
によって該ポリマーに対してその内部粘度値によって反
映されるような高分子量の芳香族スルフィド/スルホン
ポリマーが与えられることが見出された。
本発明の方法に従えば、芳香族スルフィド/スルホンポ
リマーを調製するための重合段階で塩基を用いるか用い
ないかは随意である。本発明のこの随意の特徴に従う適
当な塩基はアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸
塩、及びアルカリ金属水酸化物とアルカリ金属炭酸塩と
の混合物からなる群から選ばれる。適当なアルカリ金属
水酸化物としては水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化ルビジウム及び水酸化セシウム
がある。適当なアルカリ金属炭酸塩には炭酸リチウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム及び炭
酸セシウムがある。
本発明のこの随意の特徴に従って塩基が用いられる時は
該塩基対硫黄含有化合物のモル比は約0.5:1から約
4:1、好ましくは約0.5:1から約2.05:1で
ある。
本発明に従えば、重合プロセスの中で一つの成分として
アルカリ金属カルボン酸塩を用いるか用いないかもまた
随意である、本発明のこの第二の随意の特徴に従っても
しも使うとすれば、アルカリ金属カルボン酸塩対硫黄含
有化合物のモル比は約0.5:1から約1.5:1、好
ましくは約0.98:1から約1.02:1となるであ
ろう。
適当なアルカリ金属カルボン酸塩は、式R′CO2
(式中、、R′はアルキル、シクロアルキル、アリール
及び例えばアルカリール、アラルキル等の如きそれらの
組み合わせから選ばれるヒドロカルビル基であり、該
R′中の炭素原子の数は1から約20の範囲内にあり、
Mはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム及び
セシウムから選ばれるアルカリ金属である。)によって
表わすことができる。
本発明の方法の中で用いることができるアルカリ金属カ
ルボン酸塩の幾つかの例としては、酢酸リチウム、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸リチウム、プ
ロピオン酸ナトリウム、2−メチルプロピオン酸リチウ
ム、酢酸ルビジウム、吉草酸リチウム、吉草酸ナトリウ
ム、ヘキサン酸セシウム、ヘプタン酸リチウム、2−メ
チルオクタン酸リチウム、ドデカン酸カリウム、4−エ
チルテトラドデカン酸ルビジウム、オクタデカン酸ナト
リウム、ヘンエイコサン酸ナトリウム、シクロヘキサン
カルボン酸リチウム、シクロドデカンカルボン酸セシウ
ム、3−メチルシクロペンタンカルボン酸ナトリウム、
シクロヘキシル酢酸カリウム、安息香酸カリウム、安息
香酸リチウム、安息香酸ナトリウム、m−トルイル酸カ
リウム、フェニル酢酸リチウム、4−フェニルシクロヘ
キサンカルボン酸ナトリウム、p−トリル酢酸カリウ
ム、4−エチルシクロヘキシル酢酸リチウム等々及びそ
れらの混合物がある。
本発明は重合反応混合物の種々の成分をどのような順序
で添加しても実行することができるが、最良の結果を得
るために差し当たって好ましいのは、予め最初に環式有
機アミドを水の存在下にアルカリ金属水酸化物と反応さ
せて置き次にこの混合物を硫黄含有化合物と接触させて
これらの成分からなる錯体を形成する。次に該錯体を適
当な重合条件下に少なくとも一つのジハロ芳香族スルホ
ンと接触させるために用いて芳香族スルフィド/スルホ
ンポリマーを製造する。
重合が行なわれる反応温度はかなりの範囲に亙って変動
し得るが、一般にその温度は約140℃から約240
℃、好ましくは約185℃から約225℃の範囲内であ
ろう。反応時間も一部は用いられる温度に依存して広く
変化し得るが、しかし一般には約10分から約72時
間、好ましくは約1時間から約4時間の範囲内であろ
う。圧力はジハロ芳香族スルホン及びそこに存在する他
の有機成分を実質的に液相に保つのに足るものでなけれ
ばならない。
いかなる理論にも拘束されることを望むものではない
が、目下のところ上述した本発明の方法によって形成さ
れる芳香族スルフィド/スルホンポリマーは下記の繰り
返し単位を持つものと信じられている。
(式中、各R、Zとm は前に定義した通りである。) 本発明の方法によって製造される芳香族スルフィド/ス
ルホンポリマーは粒子状であり、反応混合物から慣用の
手順、例えば反応混合物を濾過してポリマーを回収し次
いで少なくとも一回水で洗浄することによって分離する
ことができる。差し当たり好ましい回収方法は熱い反応
混合物を水と有機アミドの混合物で希釈し急冷した混合
物を撹拌しながら冷却することである。分離されたポリ
マー粒子は次ぎに水で洗浄、好ましくは洗浄の少なくと
も一部分を約130℃から約250℃の範囲の高められ
た温度で行なうことによって洗浄することがができる。
これによって灰形成物質が少なく色も比較的明かるくて
同時に射出成型のような溶融加工作業の条件下で良好な
溶融流動の安定性を示すポリマーが得られる。更には、
回収された芳香族スルフィド/スルホンポリマーを処理
するに当たって上記の洗浄段階の少なくとも一つにおい
てカルボン酸亜鉛を使用するのが差し当たって好まし
い。
本発明の方法によって製造された芳香族スルフィド/ス
ルホンポリマーは充填剤、繊維、顔料、増量剤、その他
のポリマー等とブレンドすることができる。ポリマーの
架橋および/または連鎖延長によって、例えばフリーの
酸素含有気体の存在下に最高約480℃に達するような
温度で加熱することによって高い熱安定性と良好な耐薬
品性を持つ硬化製品が得られるように硬化することがで
きる。ポリマーは塗被物、フィルム、成型品および繊維
の製造に有用である。ポリマーはこれらの用途に対して
釣り合いのとれた良い性質を示し、中でも熱撓み温度は
傑出している。
実施例 当該技術に熟練した人々に本発明を更に良く理解しても
らうために実施例を提供するが、それらによって本発明
の合理的な範囲を不当に限定するものではない。特定の
反応体、条件、モル比などは、すべて本発明を具体的に
説明することを意図したものであって本発明の合理的で
適当な範囲を制限するものではない。
実施例 I 芳香族スルフィド/スルホンポリマーの典型としてポリ
(p−フェニレンスルフィド/スルホン)(PPSS)を調
製するために、急速撹拌した2ガロン容のステンレス鋼
製反応容器の中で一連の重合実験を行なった。これらの
実験に対する重合処方を下に示す。
各実験において上記の反応体を反応容器に充填し、反応
容器を密閉し、窒素ガスで4回パージした。撹拌機を始
動し回転速度を600rpmに調節した。反応混合物を2
00℃で加熱し3時間保持した。反応容器の最終圧力は
70−135psigに達した。重合の終点で1200mL
のNMPと200mLのH2Oの混合物をゆっくりと反応
容器に添加し、その間反応容器の温度を180℃以上に
保った。加熱を中止し反応混合物を内部冷却コイルに空
気を循環させてゆっくりと冷却した。
反応容器に開いて内容物を取り出し、濾過してPPSS
を回収した。回収したポリマーを脱イオン水を用いて4
回再スラリー化し、90−95℃に加熱し、再度濾過し
室温の脱イオン水ですすいだ。その後ポリマーを電気炉
の中で118℃で最低18時間乾燥した。
得られた結果を表1に示す。
PPSS試料に対する内部粘度(I.V.)は#100キ
ャノン−フェンスケの通常型粘度計を用い、N−メチル
−2−ピロリドン(NMP)を溶剤としてポリマー濃度
0.5g/dL NMPにおいて温度30℃で決定した。
内部粘度は同じタイプのPPSSポリマーの相対的な分
子量の指標を与える。
上の方法によるI.V.測定値の変動は、同じ人間が同
じバッチについて測定した時±0.02〜0.03であ
ることが決定された。バッチ間のI.V.の変動は次の
項目におけるランダム偏差値が原因である:供給試料の
秤量と分析、熱履歴、ポリマーの回収条件、測定および
試薬の変化、特にNaSHにおける変化。
表1の結果は約0.39以上のI.V.を持つPPSS
が、発明実験3〜23によって実証される如くNMP/
2Oのモル比を約0.4:1から約1.3:1の範囲
内に維持することによって調製できることを示してい
る。NMP/H2Oのモル比を約0.5:1から約1.
0:1の範囲内に保つことによって約0.42以上の
I.V.を持つPPSSが得られることは発明実験5〜
20が実証する通りである。NMP/H2Oのモル比を
約1.3:1以上に増加した場合は、比較実験1と2に
よって立証される如くI.V.が約0.39以下のPP
SSをもたらす。
実施例 II PPSSの調製のために実施例Iの手順に従って一連の
重合実験を行なった。これらの実験に対する重合処方は
下記の通りである。
得られた結果を表IIに示す。NaOH/NaSHとNaOAc/NaSHの
モル比はすべての実験中1.0:1に維持された。BCPS/N
aSHのモル比はすべての実験を通して1.01:1に保
たれた。
表IIの結果は、実験14−15と実験24−32が立証
する如くNMP/H2Oのモル比を0.85:1と一定に保ち
ながらNMP/NaSHのモル比を4:1から16:1に変化さ
せる時は内部粘度が約0.4より大きいPPSSが製造
できることを示している。このことは実験室規模から商
業規模へとスケールアップする途中でより大きなNMP/Na
SHモル比を必要とする操業上の困難に遭遇した時にポリ
マーの分子量をコントロールする一つの手段として特に
有用である。
実施例 III PPSSの調製のために90ガロン容の撹拌機付き(5
00rpm)反応器の中で一連の重合実験を行なった。これ
らの実験の重合処方を下に示す。
各実験においてNaOH水溶液とNMPの一部を予め別
の容器中で115−125℃で5時間混合した。次いで
NaSH水溶液を添加し得られた混合物を30分間放置
してNaSH:NaOH:NMP錯化合物を生成させた。重合反応器
中にBCPS、Na2CO3、NaOAcとNMPの一部を添加し、約88℃
まで加熱した。次いで錯化合物を含む混合物を重合反応
器に充填し、続いて残りのNMPを用いてフラッシュし
た。反応混合物を次に1.5−1.8℃/分の速度で昇
温し、48−59分を掛けて200℃まで加熱した。反
応混合物を200℃に210分間保持した。
重合の終わりの時点で、撹拌機の速度を550rpmに上
げ、0.96−1.6ポンド−モルのNMPと1.57
−3.71ポンド−モルの水を予め混合して反応器に加
えた。反応混合物を次いで0.81−1.8℃/分の割
合で105−109℃まで冷却した。得られたポリマー
のスラリーを濾過してNMPを回収した。ポリマーを室
温の脱イオン(DI)水の中で再スラリー化し、熱い(8
2℃)DI水によるすすぎを用いて濾過した。次にポリ
マーを脱気したDI水を用いて二回熱水(176℃)洗浄
し、熱いDI水によるリンスを用いて濾過した。二回目
の熱水洗浄したスラリーを少量(340g)の酢酸亜鉛を
処理した。洗浄段階ではスラリー混合槽を、また洗浄/
リンス液からPPSSを分離するのに可動式の水平ベル
トフィルターの上に張ったナイロン織物の濾過布を使用
した。各実験からの洗浄PPSSを乾燥し、サンプルを
内部粘度測定のために試験した。
得られた結果を表IIIに示す。NaOH/NaSHのモル比の範囲
は0.747〜0.76:1、Na2CO3/NaSHのモル比は0.25〜0.28:
1、BCPS/NaSHのモル比は0.9969〜0.9997:1、NaOAc/NaSH
のモル比は0.997〜1.002:1であった。
表IIIの結果は、NMP/NaSHのモル比が変化するにつれてN
MP/H2Oのモル比を特定の範囲内に制御することによって
ポリマー分子量を制御する方法が実験室からパイロット
プラントへのスケールアップに良く適合することを実証
している。NMP/NaSHのモル比が約6.2:1(実験33
−36)から約8.0:1(実験36−41)に変化する
に従い、I.V.値は約0.42以上に維持された。実
験38の場合のI.V.値が低い理由については現在の
ところ不明である。更に、実験40と41はNMP/H2Oの
モル比を1.0:1から0.85:1に下げた時に高い
I.V.値をもつたPPSSが得られることを実証して
いる。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)少なくとも一種の有機アミド、 (b)アルカリ金属硫化物とアルカリ金属水硫化物とから
    選ばれる少なくとも一種の硫黄含有化合物、 (c)水、および (d)少なくとも一種のジハロ芳香族スルホンを、該有機
    アミド対該硫黄含有化合物のモル比を約2:1〜約2
    4:1の範囲内で変動させ且つ芳香族スルフィド/スル
    ホンポリマーを製造するに足る時間および温度の重合条
    件下で、接触させることからなる芳香族スルフィド/ス
    ルホンポリマーの製造方法において、 約0.4:1〜約1.3:1の該有機アミド対該水のモ
    ル比を使用することを特徴とする前記製造方法。
  2. 【請求項2】該ジハロ芳香族スルホン対該硫黄含有化合
    物を約0.7:1〜約1.3:1のモル比で用いる請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】該有機アミドが分子当たり1〜約10個の
    炭素原子を有する環式および非環式有機アミドから選ば
    れる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】該硫黄含有化合物が硫化リチウム、硫化ナ
    トリウム、硫化カリウム、硫化ルビジウム、硫化セシウ
    ム、水硫化リチウム、水硫化ナトリウム、水硫化カリウ
    ム、水硫化ルビジウム及び水硫化セシウムからなる群か
    ら選ばれる請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】該ジハロ芳香族スルホンが式 (式中、各Xは弗素、塩素、臭素および沃素からなる群
    から選ばれ;Zは次の各式 及び からなる群から選ばれる二価のラジカルであり;m は0
    または1であり;n は0または1であり;Aは酸素、硫
    黄、スルホニル及びCR2からなる群から選ばれ;そして
    各Rは水素および1〜約4個の炭素原子を有するアルキ
    ル基からなる群から選ばれ;分子中のR基のすべてにお
    ける炭素原子の合計数が0〜約12である。)によって
    表わされる請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】該有機アミドがN−メチル−2−ピロリド
    ンであり、該硫黄含有化合物が水硫化ナトリウムである
    請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】mが0であり、該ジハロ芳香族スルホンが
    (式中、各Xは弗素、塩素、臭素および沃素からなる群
    から選ばれ、そして各Rは水素および1〜約4個の炭素
    原子を有するアルキル基からなる群から選ばれ、R基の
    すべてにおける炭素原子の合計数が0〜約12の範囲内
    にある。)によって表わされる請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】該ジハロ芳香族スルホンがビス(4−クロ
    ロフェニル)スルホンである請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】該重合条件として約140℃〜約240℃
    の反応温度と約10分〜約72時間の反応時間を使用す
    る請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】該有機アミドが分子当たり1〜約10個
    の炭素原子を有する環式および非環式有機アミドから選
    ばれ、そしてアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸
    塩およびアルカリ金属水酸化物とアルカリ金属炭酸塩の
    混合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の塩基が
    用いられる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】少なくとも一種のアルカリ金属カルボン
    酸塩が用いられる請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】該塩基対該硫黄含有化合物のモル比が約
    0.5:1〜約4.1であり、該アルカリ金属カルボン
    酸塩対該硫黄含有化合物のモル比が約0.5:1〜約
    1.5:1である請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】該塩基がアルカリ金属水酸化物とアルカ
    リ金属炭酸塩との混合物であり、この場合該アルカリ金
    属水酸化物が水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
    化カリウム、水酸化ルビジウム及び水酸化セシウムから
    なる群から選ばれ、該アルカリ金属炭酸塩が炭酸リチウ
    ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム及
    び炭酸セシウムからなる群から選ばれる請求項12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】該アルカリ金属水酸化物と該アルカリ金
    属炭酸塩との混合物対該硫黄含有化合物のモル比が約
    0.5:1〜約2.05:1であり、該アルカリ金属カ
    ルボン酸塩対該硫黄含有化合物のモル比が約0.98:
    1〜約1.02:1であり、該ジハロ芳香族スルホン対
    該硫黄含有化合物のモル比が約0.9:1〜約1.1
    5:1であり、そして該アルカリ金属カルボン酸塩が式
    R′CO2M(式中、R′がヒドロカルビル基であり、
    該R′中の炭酸原子の数が1〜約20の範囲内にあり、
    そしてMがリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
    ム及びセシウムからなる群から選ばれるアルカリ金属で
    ある。)によって表わされる請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】該ジハロ芳香族スルホンが式 (式中、各Xは弗素、塩素、臭素および沃素からなる群
    から選ばれ;Zは次の各式 及び からなる群から選ばれる二価のラジカルであり;m は0
    または1であり;n は0または1であり;Aは酸素、硫
    黄、スルホニル及びCR2からなる群から選ばれ;そして
    各Rは水素および1〜約4個の炭素原子を有するアルキ
    ル基からなる群から選ばれ、分子中のR基にすべてにお
    ける炭素原子の合計数が0〜約12である。)によって
    表わされる請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】該アルカリ金属水酸化物が水酸化ナトリ
    ウムであり、該アルカリ金属炭酸塩が炭酸ナトリウムで
    あり、該硫黄含有化合物が水硫化ナトリウムであり、該
    有機アミドがN−メチル−2−ピロリドンであり、該ア
    ルカリ金属カルボン酸塩が酢酸ナトリウムであり、m が
    0であり、そして該ジハロ芳香族スルホンが式 (式中、各Xは弗素、塩素、臭素および沃素からなる群
    から選ばれ、そして各Rは水素および1〜約4個の炭素
    原子を有するアルキル基からなる群から選ばれ、R基の
    すべてにおける炭素原子の合計数が0〜約12の範囲内
    にある。)によって表わされる請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】該ジハロ芳香族スルホンがビス(4−ク
    ロロフェニル)スルホンであり、そして該重合条件とし
    て約140℃〜約240℃の反応温度と約10分〜約7
    2時間の反応時間を使用する請求項16記載の方法。
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