JPH0645674Y2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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Publication number
JPH0645674Y2
JPH0645674Y2 JP1985158872U JP15887285U JPH0645674Y2 JP H0645674 Y2 JPH0645674 Y2 JP H0645674Y2 JP 1985158872 U JP1985158872 U JP 1985158872U JP 15887285 U JP15887285 U JP 15887285U JP H0645674 Y2 JPH0645674 Y2 JP H0645674Y2
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JP
Japan
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motor
fan
fan casing
air
mounting portion
Prior art date
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Application number
JP1985158872U
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English (en)
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JPS6266299U (ja
Inventor
幸博 身畑
Original Assignee
松下精工株式会社
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は家庭用のガス機器、石油機器に用いられる電動
送風機に関するものである。
従来の技術 近年、家庭用のガス・石油機器、たとえば給湯器が小型
化の傾向にあり、燃焼補助あるいは排ガス排出用として
使用されている電動送風機も、高静圧、大風量で小型の
ものが要求されている。
従来、この種の電動送風機は設定する文献をあげること
はできないが、一般に第4図および第5図に示すような
構成であった。すなわち、ファン2を内蔵するファンケ
ーシング1の空気吸込側にはインレットリング3がネジ
4等により固着されている。前記ファン2を駆動するモ
ータ5は、モータ脚6を介してファンケーシング1の外
側に固着されている。また前記ファン2は前記モータ5
の回転軸7に固着されている。
以上のように構成された電動送風機において、ファン2
にとり、インレットリング3を通り吸引された空気は、
ファンケーシング1のスクロールにより加圧され、ファ
ンケーシング1の出口部8より吐出される。そのときフ
ァンケーシング1の出口部8に抵抗のない場合は、ファ
ンケーシング1の内部は負圧となり、ファンケーシング
1外部のモータ5側の空気は、ファンケーシング1と回
転軸7の隙間9から矢印ハの方向にファンケーシング1
の内部に吸引される。ファンケーシング1の出口部8の
抵抗を次第に大きくして行くと、風量は次第に減少し、
静圧は増大する。そのときファンケーシング1の内部圧
力は、ファンケーシング1の外部圧力より高くなるた
め、ファンケーシング1の内部の空気は逆にファンケー
シング1と回転軸7の隙間9から矢印ニの方向に、ファ
ンケーシング1外部へ吐出される。出口部8を密閉する
と風量は0となり静圧は最大となってある一定値とな
る。その静圧−風量曲線を第6図のCに示す。
考案が解決しようとする問題点 このような従来の電動送風機においては、モータ周囲を
空気はほとんど流れないためモータの冷却がなされず、
モータも大きなものが必要であり、コストがアップする
とともに、モータがファンケーシングの外部に取付けて
あることも加えて、電動送風機全体の高さが大きくなる
等の問題があった。
本考案は上記従来の問題点に留意し、静圧−風量特性を
低下させることなくモータを小型化し、小型で安価な電
動送風機を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、フアンを内蔵す
るフアンケーシングと、前記フアンを駆動するモータの
モータハウジング外周に空間部が形成される形状で、前
記フアンケーシングの反空気吸込側方向に膨出した円筒
形状のモータ取付部と、前記フアンケーシングの内部の
反空気吸込側に、前記フアンの外径との間にわずかな隙
間が形成される立上り部分を有し、凹形状で中央部には
前記モータ取付部を形成する円筒形状部分より大径の通
気口を形成した立上り板とを備え、前記モータ取付部を
貫通し、モータ取付部内に前記フアンを駆動するモータ
のハウジングのほぼ半分を内蔵した構成としたものであ
る。
作用 この構成により、ファン外径と立上り板の立上り部分と
の隙間が極力小さいため、ファンケーシングの出口部の
抵抗を大きくした時のファンケーシング内からファンケ
ーシング外部へ吐出される空気は、従来とほとんど変わ
らず同等の静圧−風量特性を得ることができ、またファ
ンケーシングの出口部に抵抗のないときにファンケーシ
ングのモータ取付部とモータの隙間を通りファンケーシ
ング内部へ吸引される空気および、ファンケーシングの
出口部の抵抗が大きいときに、ファンケーシングのモー
タ取付部とモータとの隙間を通り、ファンケーシング内
部からファンケーシング外部へ吐出される空気は、ファ
ンと立上り板との隙間が小さいため僅かではあるが、そ
の全空気が、立上り板の大径の通気口を通り、モータ取
付部のモータの外周に形成され空気流路となる空間部に
スムースに流入しモータハウジングに沿ってあるいはモ
ータの内部を流れ、モータを冷却しモータ内の各部の温
度上昇値を低下させることとなる。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図〜第3図にもとずいて説
明する。図において101はファンケーシングで、送風用
のファン102を内蔵し、このファン102を駆動するモータ
103を取付けるために、ファンケーシング101の反空気吸
込側方向に略円筒形状に膨出加工され、前記モータ103
の外周に空間部104aが形成されたモータ取付部104を有
している。また、ファンケーシング101の空気吸込側に
は、インレットリング105がネジ106等により固着されて
おり、ファンケーシング101の内部の反空気吸込側に
は、前記ファン102の外径との間にわずかな隙間が形成
される立上り部分107aを有し、凹形状で中央部には、前
記モータ取付部104を形成する円筒形状部分より大径の
通気口107bを形成した立上り板107がファン102と同心と
なる位置でスポット溶着等にて取付けてある。前記ファ
ン102駆動用モータ103は、前記モータ取付部104に複数
個の風穴108を設けたモータハウジング109のほぼ半分が
前記モータ取付部104を貫通し、モータ取付部104内に内
蔵され形態で、ネジ110等で固着されており、回転軸111
にはファン102が固着されている。
以上のように構成された電動送風機の動作について説明
する。ファン102により、インレットリング105を通り吸
引された空気は、ファンケーシング101のスクロールに
より加圧され、ファンケーシング101の出口部112より吐
出される。そのとき、ファンケーシング101の出口部112
に全く抵抗のない場合は、ファンケーシング101の内部
は負圧となり、ファンケーシング101外部のモータ103周
囲の空気はモータ103と取付部104の隙間からモータハウ
ジング109に沿って、あるいはモータハウジング109に設
けられた複数個の風穴108からモータ103内部を通って空
間部104aに流入し、イの方向に流れ、立上り板107の通
気口107bを通ってファン102と立上り板107の僅かな隙間
からファン102に吸引される。ファンケーシング101の出
口部112の抵抗を大きくして行くと、風量は次第に減少
し、静圧は増大する。そのとき、ファンケーシング101
の内部の圧力は、ファンケーシング101外部の圧力より
大きくなるため、ファンケーシング101内の空気は逆に
ファン102と立上り板107の僅かな隙間から押し出され、
立上り板107の通気口107bを通ってモータ取付部104に形
成された空間部104aに流入し、モータハウジング109に
沿って、あるいはモータハウシング109に設けられた複
数個の風穴108からモータ103と内部を通ってロの方向に
流れ、モータ103と取付部104の隙間よりファンケーシン
グ101の外部へ吐出される。出口部112を密閉すると風量
は0となり静圧は最大となってある一定値になる。その
静圧−風量曲線を第6図のAに示す。前記において立上
り板107がない場合は、ファンケーシング101の出口部11
2の抵抗を大きくした場合に、ファンケーシング101とフ
ァン102の隙間が大きいためファンケーシング101内の圧
力よりモータ103と取付部104の隙間から吐出される空気
量は大幅に増加し、ファンケーシング101の出口部112よ
り吐出する空気の圧力は大幅に低下する。このときの静
圧−風量曲線を第6図のBに示す。
以上のように本実施例によれば、ファンケーシング101
の出口部112の抵抗の大きさにかかわらず、モータハウ
ジング109に沿ってあるいは、モータ103の内部を空気が
流れ、その冷却効果によってモータ103を小型にするこ
とが可能である。表1にモータ103の仕様を同一とし、
静圧0の場合の従来例と本実施例の電動送風機の巻線温
度上昇試験の実験例を示す。なお、モータ103はコンデ
ンサモータとした。
考案の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本考案はファ
ンを駆動するモータのモータハウジングのほぼ半分をモ
ータハウジング外周との間に空間部が形成されるモータ
取付部内に内蔵し、フアンケーシング内部の反空気吸込
側に、前記フアンの外径との間にわずかな隙間が形成さ
れる立上り部分を有し、凹形状で中央部には前記モータ
取付部を形成する円筒形状部分より大径の通気口を形成
した立上り板を設けているので、モータの冷却空気流路
となるモータ取付部とモータハウジング間に形成される
空間部と立上り板に形成される通気口とは何ら抵抗なく
連通し、ファン外径と立上り部分のわずかな隙間を通る
空気の流動が良好となり、冷却空気流を作るために複雑
な構造にしたり専用の部材を設けなくても、少量の空気
流により効率よくモータを冷却しながら性能を向上する
ことができるので、静圧−風量特性を向上させるととも
に、モータの温度上昇を低下させモータおよび電動送風
機全体を小型にすることができ、加えて材料費の低減も
図ることができその実用的効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による電動送風機を示す一部
断面した側面図、第2図は同電動送風機の正面図、第3
図は同電動送風機の立上り板の斜視図、第4図は従来の
電動送風機を示す一部断面した側面図、第5図は同電動
送風機の正面図、第6図は本考案の一実施例および従来
における電動送風機の静圧−風量特性曲線図である。 101……ファンケーシング、102……ファン、103……モ
ータ、104……モータ取付部、104a……空間部、107a…
…立上り部分、107b……通気口、107……立上り板、109
……モータハウジング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フアンを内蔵するフアンケーシングと、前
    記フアンを駆動するモータのモータハウジング外周に空
    間部が形成される形状で、前記フアンケーシングの反空
    気吸込側方向に膨出した円筒形状のモータ取付部と、前
    記フアンケーシングの内部の反空気吸込側に、前記フア
    ンの外径との間にわずかな隙間が形成される立上り部分
    を有し、凹形状で中央部には前記モータ取付部を形成す
    る円筒形状部分より大径の通気口を形成した立上り板と
    を備え、前記モータ取付部を貫通しモータ取付部内に前
    記フアンを駆動するモータのモータハウジングのほぼ半
    分を内蔵した電動送風機。
JP1985158872U 1985-10-17 1985-10-17 電動送風機 Expired - Lifetime JPH0645674Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985158872U JPH0645674Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17 電動送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985158872U JPH0645674Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17 電動送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6266299U JPS6266299U (ja) 1987-04-24
JPH0645674Y2 true JPH0645674Y2 (ja) 1994-11-24

Family

ID=31082768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985158872U Expired - Lifetime JPH0645674Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17 電動送風機

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54170404U (ja) * 1978-05-22 1979-12-01
JPS5928700U (ja) * 1982-08-19 1984-02-22 三菱重工業株式会社 遠心送風機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6266299U (ja) 1987-04-24

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